JP2019148392A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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雅裕 鈴木
Masahiro Suzuki
雅裕 鈴木
智之 舟木
Tomoyuki Funaki
智之 舟木
大貴 ▲高▼雄
大貴 ▲高▼雄
Daiki Takao
智哉 井藤
Tomoya Ito
智哉 井藤
聡史 後藤
Satoshi Goto
聡史 後藤
好亮 高橋
Yoshiaki Takahashi
好亮 高橋
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Abstract

【課題】ベースの荷重に対する強度を確保しつつ、ドレン水の氷結による伝熱管の破損を抑制する空気調和機の室外機を提供する。【解決手段】空気調和機1の室外機2は、伝熱管500を有する室外熱交換器23と、底板315と底板315の周囲に立設するフランジ312a(312)を有し、室外機2の底部を形成するベース300と、を備え、フランジ312aは、ベース300の荷重に対する強度を確保するための高さh1を有するとともに、その上端の少なくとも一部が伝熱管500のうちの最下段に位置する伝熱管500aの下端よりも距離h2だけ低い位置となるように形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機の室外機、特に寒冷地向けの空気調和機の室外機に関するものである。
空気調和機を寒冷地において暖房運転する際、寒冷地向けの室外機では、ドレン水が内部で凍結してしまうことからドレン水の排水にドレンホースを使用できず、また、室外機の筐体の底部となるベースの底板に設けた排水穴を用いる場合もドレン水の一部が排水穴から排水し切れずに室外熱交換器の下方で氷結し成長することがある。ベースは、組み上げられた状態で落下や過圧縮などによる上方からの荷重に対する強度を確保するため、底板の端部に底板に垂直なフランジ部を設けている。フランジ部上端の高さが、室外熱交換器の最下段に位置する伝熱管より高いと、排水穴が氷結によって塞がった場合に、ベース上でドレン水がフランジ部上端の高さを超えるまで氷結して成長し、成長した氷が伝熱管に到達して圧迫、破損させる恐れがある。
従来、この問題に対しては、ベースのフランジ部に排水穴を空けることで排水性を向上させている例がある(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この対策の場合、表面張力等で排水できなかった水が氷結し成長することで排水穴を塞ぐと、氷は上方向に成長して伝熱管を圧迫し、伝熱管を破損させる恐れが存在する。
これに対し、ベースのフランジ部の高さを伝熱管下端よりも下げることで、除霜運転時に熱交換器で発生していた霜が融けてベースに溜まるドレン水を伝熱管に到達する前にフランジ部から溢れさせ、伝熱管の破損を遅らせることができる。しかし、この場合、フランジ部の高さを低くするとベースの荷重に対する強度が低下するという問題があった。
特開2006−153331号公報
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、ベースの荷重に対する強度を確保しつつ、ドレン水の氷結による伝熱管の破損を抑制する空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の第1の観点は、空気調和機の室外機であって、伝熱管を有する室外熱交換器と、底板と前記底板の周囲に立設するフランジを有し、前記室外機の底部を形成するベースと、を備え、前記フランジは、前記ベースの荷重に対する強度を確保するための高さを有するとともに、その上端の少なくとも一部が前記伝熱管のうちの最下段に位置する伝熱管の下端よりも低い位置となるように形成されていることを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記フランジは、その下端である基端部の少なくとも一部が前記底板よりも低い位置となるように接続部を介して前記底板と接続されている。
(3)上記(2)の構成において、前記接続部は、前記底板から前記基端部に向かって下り勾配状に接続する傾斜部から形成されている。
(4)上記(2)の構成において、前記接続部は、前記底板から前記基端部に向かって下方に段違い状に接続する凹部から形成されている。
上記のように構成した本発明の空気調和機によれば、ベースの荷重に対する強度を確保しつつ、ドレン水の氷結による伝熱管の破損を抑制する空気調和機の室外機を提供することができる。
本発明の実施形態の空気調和機を説明する図であって、(A)は冷媒回路図、(B)は室外機制御手段のブロック図である。 本発明の実施形態に係る室外機の内部構造を例示的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る室外機とベースの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る室外機とベースの関係を示す横断面図である。 図3のベースと排水穴との関係を模式的に説明する図である。 変形例におけるベースと排水穴との関係を模式的に説明する図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
<冷媒回路の構成>
まず、図1(A)を参照して、室外機2を含む空気調和機1の冷媒回路について説明する。図1(A)に示すように、本実施形態における空気調和機1は、屋外に設置される室外機2と、室内に設置され、室外機2に液管4及びガス管5で接続された室内機3を備えている。詳細には、室外機2の液側閉鎖弁25と室内機3の液管接続部33が液管4で接続されている。また、室外機2のガス側閉鎖弁26と室内機3のガス管接続部34がガス管5で接続されている。以上により、空気調和機1の冷媒回路10が形成される。
<<室外機の冷媒回路>>
まずは、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機21と、油分離器28と、四方弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁24と、液管4が接続された液側閉鎖弁25と、ガス管5が接続されたガス側閉鎖弁26と、室外ファン27を備えている。そして、室外ファン27を除くこれら各装置が後述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路10aを形成している。なお、圧縮機21の冷媒吸入側には、アキュムレータ(不図示)が設けられてもよい。
圧縮機21は、図示しないインバータにより回転数が制御されることで、運転容量を変えることができる容量可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出側は、四方弁22のポートaと吐出管61で接続されている。また、圧縮機21の冷媒吸入側は、四方弁22のポートcと吸入管66で接続されている。
油分離器28は、吐出管61に設けられ、冷媒流入口が吐出管61を介して圧縮機21に接続され、冷媒流出口が吐出管61を介して四方弁22のポートaに接続されている。また、圧縮機21の冷媒吐出側すなわち高圧側に位置する油分離器28の油流出口と、圧縮機21の冷媒吸入側すなわち低圧側に位置する吸入管66は、電磁弁29及び減圧器91(キャピラリチューブ)を有する返油管65で接続されている。この返油管65は、圧縮機21から冷媒とともに吐出され油分離器28で冷媒から分離された潤滑油を、圧縮機21に送るためのものである。返油管65、電磁弁29、減圧器91を含む一連の回路を返油回路という(なお、本明細書では、返油管65で代表させて返油回路ということがある。また、ここで示す返油回路は一例であって、他の態様であってもよい)。
電磁弁29は、返油管65の開閉手段として設けられ、圧縮機21で分離された潤滑油の戻りを規制する。減圧器91は、油分離器28から吸入管66へ流入する潤滑油の減圧と流量制御を行う。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り替えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機21の冷媒吐出側と吐出管61で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管62で接続されている。ポートcは、上述したように圧縮機21の冷媒吸入側と吸入管66で接続されている。そして、ポートdは、ガス側閉鎖弁26と室外機ガス管64で接続されている。
室外熱交換器23は、冷媒と、後述する室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気を熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は、上述したように四方弁22のポートbと冷媒配管62で接続され、他方の冷媒出入口は液側閉鎖弁25と室外機液管63で接続されている。室外熱交換器23は、後述する四方弁22の切り替えによって、冷房運転時は凝縮器として機能し、暖房運転時は蒸発器として機能する。
膨張弁24は、図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁である。具体的には、パルスモータに加えられるパルス数によりその開度が調整される。
室外ファン27は樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン27は、その中心部が図示しないファンモータの回転軸に接続されている。ファンモータが回転することで室外ファン27が回転する。室外ファン27の回転によって、室外機2の図示しない吸込口から室外機2の内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を、室外機2の図示しない吹出口から室外機2外部へ放出する。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管61には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力を検出する吐出圧力センサ71と、圧縮機21から吐出される冷媒の温度(上述した吐出温度)を検出する吐出温度センサ73が設けられている。吸入管66には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力を検出する吸入圧力センサ72と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度センサ74が設けられている。
室外熱交換器23の図示しない冷媒パスの略中間部には、室外熱交換器23の温度である室外熱交温度を検出する熱交温度センサ75が設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ76が備えられている。
また、室外機2には、室外機制御手段200が備えられている。室外機制御手段200は、室外機2の図示しない電装品箱(後述する図2の200a参照)に格納されている制御基板に搭載されている。図1(B)に示すように、室外機制御手段200は、CPU210と、記憶部220と、通信部230と、センサ入力部240を備えている(なお、本明細書では、室外機制御手段200を単に制御手段ということがある)。
記憶部220は、フラッシュメモリで構成されており、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21や室外ファン27等の制御状態等を記憶している。
通信部230は、室内機3との通信を行うインターフェイスである。センサ入力部240は、室外機2の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU210に出力する。
CPU210は、前述した室外機2の各センサでの検出結果を、センサ入力部240を介して取り込む。さらには、CPU210は、室内機3から送信される制御信号を、通信部230を介して取り込む。CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号等に基づいて、圧縮機21や室外ファン27の駆動制御を行う。また、CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、四方弁22の切り替え制御を行う。さらには、CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、膨張弁24の開度調整、電磁弁29の開閉制御を行う。
<<室内機の冷媒回路>>
次に、図1(A)を用いて、室内機3について説明する。室内機3は、室内熱交換器31と、室内ファン32と、液管4の他端が接続された液管接続部33と、ガス管5の他端が接続されたガス管接続部34を備えている。そして、室内ファン32を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路10bを形成している。
室内熱交換器31は、冷媒と後述する室内ファン32の回転により室内機3の図示しない吸込口から室内機3の内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものである。室内熱交換器31の一方の冷媒出入口は、液管接続部33と室内機液管67で接続されている。室内熱交換器31の他方の冷媒出入口は、ガス管接続部34と室内機ガス管68で接続されている。室内熱交換器31は、室内機3が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機3が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。
室内ファン32は樹脂材で形成されており、室内熱交換器31の近傍に配置されている。室内ファン32は、図示しないファンモータによって回転することで、室内機3の図示しない吸込口から室内機3の内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器31において冷媒と熱交換した室内空気を室内機3の図示しない吹出口から室内へ吹き出す。
以上説明した構成の他に、室内機3には各種のセンサが設けられている。室内機液管67には、室内熱交換器31に流入あるいは室内熱交換器31から流出する冷媒の温度を検出する液側温度センサ77が設けられている。室内機ガス管68には、室内熱交換器31から流出あるいは室内熱交換器31に流入する冷媒の温度を検出するガス側温度センサ78が設けられている。そして、室内機3の図示しない吸込口付近には、室内機3の内部に流入する室内空気の温度、すなわち室温を検出する室温センサ79が備えられている。
<冷媒回路の動作>
次に、本実施形態における空気調和機1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1(A)を用いて説明する。以下では、図中、実線で示した冷媒の流れに基づいて、室内機3が暖房運転を行う場合について説明する。なお、破線で示した冷媒の流れが冷房運転を示している。
室内機3が暖房運転を行う場合、CPU210は、図1(A)に示すように四方弁22を実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdが連通するよう、また、ポートbとポートcが連通するよう、切り替える。これにより、冷媒回路10において実線矢印で示す方向に冷媒が循環し、室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに、室内熱交換器31が凝縮器として機能する暖房サイクルとなる。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて油分離器28に流入する。圧縮機21から吐出された冷媒には、圧縮機21に滞留していた潤滑油が含まれている。この潤滑油は、油分離器28で冷媒から分離され、油分離器28から四方弁22のポートaへは冷媒のみが流出する。なお、油分離器28で冷媒から分離された潤滑油は、油分離器28から返油管65に流出し、電磁弁29が「開」状態のときに減圧器91を経由して吸入管66に流入し、そして、圧縮機21の電動機室の下部空間(油溜め)へ流入する。四方弁22のポートaに流入した冷媒は、四方弁22のポートdから室外機ガス管64を流れて、ガス側閉鎖弁26を介してガス管5に流入する。ガス管5を流れる冷媒は、ガス管接続部34を介して室内機3に流入する。
室内機3に流入した冷媒は、室内機ガス管68を流れて室内熱交換器31に流入し、室内ファン32の回転により室内機3の内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する。このように、室内熱交換器31が凝縮器として機能し、室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行った室内空気が図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、室内機3が設置された室内の暖房が行われる。
室内熱交換器31から流出した冷媒は、室内機液管67を流れ、液管接続部33を介して液管4に流入する。液管4を流れ、液側閉鎖弁25を介して室外機2に流入した冷媒は、室外機液管63を流れて膨張弁24を通過する際に減圧される。
膨張弁24を通過して室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から冷媒配管62に流出した冷媒は、四方弁22のポートb及びポートc、吸入管66を流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
<室外機の構成>
次に、室外機2の構成について、説明する。図2は、本実施形態に係る空気調和機1の室外機2の内部構造を例示的に示す斜視図である(図2は、室外熱交換器23で冷媒と熱交換した外気が吹き出される前方から室外機2を見ている)。図2に示すように、室外機2は、室外機2の筐体の底部となるベース300上に搭載された、圧縮機21と、室外熱交換器23と、室外ファン27と、圧縮機21及び室外ファン27を駆動制御する室外機制御手段200と、を備えている。室外機2は、配管及びケーブル(図示せず)により室内機3に接続されている。
室外熱交換器23は平面視でL字状に形成されており、その内部には、伝熱管500(ヘアピン)が水平方向に折り返しながら設けられている。室外機2の室外機制御手段200は、室内機3からの指示に従い、圧縮機21及び制御弁等を制御し、圧縮機21から吐出される冷媒を後述する冷媒回路10に循環させるとともに、室外ファン27により室外熱交換器23に外気を流通させ、冷暖房運転を行なう。
室外ファン27は、室外熱交換器23側から外気を吸い込んで反対側(室外機2の前面側)に吹き出す。室外ファン27と圧縮機21との間には、仕切板401が設置され、仕切板401は、筺体400内を、送風機室402と機械室403とに区画している。機械室403には、圧縮機21、アキュムレータ(図示せず)、各種の冷媒配管等が設置、収容されている。
室外機制御手段200の電装部品(インバータ制御装置等)は、送風機室402と機械室403とに跨る電装品箱200aに収容され、仕切板401の上部に設置されている。インバータ制御装置等の電装部品は、電装品箱200aに設置されたヒートシンクにより、冷却される。また、雨天時には、室外ファン27から弾かれた水滴が室外機制御手段200内に浸入しないように設計されている。
<ベース>
次に、図3から図6を参照して、ベース300の構造について説明する。図3は、室外機2とベース300の分解斜視図であり(図3は、外気を取り込む吸入口2aが設けられた後方から室外機2を見ている)、図4は、室外機2の室外熱交換器23とベース300の位置関係を示す図3の仮想面Bにおける矢視A−A断面図であり、図5は、図4のベース300を模式的に説明する図であり、図6は、ベース300の変形例を模式的に説明する図である。
図3に示すように、ベース300は、室外機2の室外熱交換器23が少なくとも部分的に載置される底板315と、底板315の周囲に立設するフランジ310とから構成される。このフランジ310は、底板315の端部である四辺にそれぞれ、第1フランジ311、第2フランジ312、第3フランジ313、第4フランジ314が立設されている。
これらフランジ310のうち、室外機2の内部に設けられている平面視でL字状の室外熱交換器23に対応する第1フランジ311及び第2フランジ312(前記室外熱交換器に沿って立設する箇所)のそれぞれの一部は、下方に向かって段下がりとなっており、それぞれ、第1フランジ段下がり部311a及び第2フランジ段下がり部312aを形成している。ここで、「段下がり」とは、第1フランジ311及び第2フランジ312のそれぞれの一部が、第3フランジ313及び第4フランジ314に対して下方に位置することを意味する。そして、第1フランジ段下がり部311a及び第2フランジ段下がり部312aの上方は、第1フランジ切欠き部311b及び第2フランジ切欠き部312bとなっている。
底板315は、その所定位置から第1フランジ段下がり部311a及び第2フランジ段下がり部312aのそれぞれの基端部311c、312c(図4参照)に向かって下り勾配状に接続する接続部を有しており、それぞれ、第1底板傾斜部315a及び第2底板傾斜部315bを形成している。これらの傾斜部315a,315bは、底板315と第1フランジ段下がり部311a及び第2フランジ段下がり部312aのそれぞれの基端部311c、312cを接続する接続部を形成する。これを図3の仮想面Bの矢視A−A断面図で見ると、図4に示すように、第2フランジ段下がり部312aの基端部312cは底板315よりも低い位置となるように形成されている。氷は、気流が流れ込んでくる室外熱交換器23側に成長する(図4中、左側)。第2フランジ段下がり部312aの基端部312cを下げることにより、第2フランジ段下がり部312aの上端と最下段の伝熱管500までの距離h2を取ることができる。
また、ベース300の第2フランジ段下がり部312aの高さh1は、室外機2を組み上げた状態で落下や過圧縮などによる上方からの荷重に対する強度を確保するために必要な高さ(例えば、素材が亜鉛メッキ鋼板で板厚が1.2mmのとき、30mm)となっている。これにより、第2フランジ段下がり部312aは、ベース300の荷重に対する強度を確保するために必要な高さh1としつつ、氷が成長して室外熱交換器23の最下段の伝熱管500a(伝熱管)破損させる事を抑制できる。
一方、前述のように、第2フランジ段下がり部312aの上端(第2フランジ切欠き部312bの下端)は、室外熱交換器23に設けられている伝熱管500(伝熱管)のうち最下段の伝熱管500aの下端よりも距離h2だけ低い位置となるように形成されている。これによって、ベース300に設けられている排水穴316が氷結によって塞がれたとしても、第2フランジ段下がり部312aの上端から除霜運転時に生じてベースに溜まるドレン水が溢れ出すため、最下段の伝熱管500aにまで成長した氷が及ぶことを防止し、その破損を回避することができる。
以上の第2フランジ段下がり部312aについての特徴は、第1フランジ段下がり部311aについても同様である。なお、第1フランジ311及び第2フランジ312において、第1フランジ段下がり部311a及び第2フランジ段下がり部312aを設ける横方向の区間(距離)や、第1底板傾斜部315a及び第2底板傾斜部315bの角度及び面積等の寸法については、当該室外機2に要求される、ベース300の荷重に対する強度やベース300を床上に置く際の安定性、ドレン水の水位上昇の量的、時間的な許容範囲などを考慮して設定すればよい。
図5は、図4について、室外ファン27及び排水穴316を付加して図示したものであるが、このように、第2フランジ段下がり部312aの基端部312cと底板315が底板315から第2フランジ段下がり部312aの基端部312cに向かって下り勾配状の第2底板傾斜部315bをもって接続されており、排水穴316は、最下部の第2フランジ段下がり部312aの基端部312cと第2底板傾斜部315bの接続部に開口している。ドレン水が氷結して排水穴316からの排水量が低下するに連れ、ドレン水の水位が上昇するが、最下段の伝熱管500aに到達する前に、第2フランジ段下がり部312aの上端から除霜運転時に生じてベースに溜まる多くのドレン水が溢れ出すことによって排水される。
ここで、変形例として、接続部としての第2底板傾斜部315bは、底板315から第2フランジ段下がり部312aの基端部312cに向かって下方に段違い状に平行する第2底板凹部315cとして設定されてもよい。図6は、この変形例のベース300を示している。ベース300においては、第2フランジ段下がり部312aの基端部312cと底板315が底板315に平行な面を有した第2底板凹部315cを介して下方に段違い状に接続されており、排水穴316は、底板315に対して平行する第2底板凹部315cに開口している。この態様においても、ドレン水が氷結して排水穴316からの排水量が低下するに連れ、ドレン水の水位が上昇するが、成長した氷が最下段の伝熱管500a(伝熱管)に到達する前に、第2フランジ段下がり部312aの上端から溢れ出すことによって排水される。以上の第2フランジ段下がり部312aについての変形は、第1フランジ段下がり部311aについても同様である。
1 空気調和機
2 室外機
2a 吸込み口
3 室内機
4 液管
5 ガス管
10 冷媒回路
10a 室外機冷媒回路
10b 室内機冷媒回路
21 圧縮機
22 四方弁
23 室外熱交換器
24 膨張弁
25 液側閉鎖弁
26 ガス側閉鎖弁
27 室外ファン
28 油分離器
29 電磁弁
31 室内熱交換器
32 室内ファン
33 液管接続部
34 ガス管接続部
61 吐出管
62 冷媒配管
63 室外機液管
64 室外機ガス管
65 返油管
66 吸入管
67 室内機液管
68 室内機ガス管
71 吐出圧力センサ
72 吸入圧力センサ
73 吐出温度センサ
74 吸入温度センサ
75 熱交温度センサ
76 外気温度センサ
77 液側温度センサ
78 ガス側温度センサ
79 室温センサ
91 減圧器
200 室外機制御手段
210 CPU
220 記憶部
230 通信部
240 センサ入力部
300 ベース
310 フランジ
311 第1フランジ
311a 第1フランジ段下がり部
311b 第1フランジ切欠き部
311c 第1フランジ基端部
312 第2フランジ
312a 第2フランジ段下がり部
312b 第2フランジ切欠き部
311c 第2フランジ基端部
313 第3フランジ
314 第4フランジ
315 底板
315a 第1底板傾斜部
315b 第2底板傾斜部
316 排水穴
400 筺体
401 仕切板
402 送風機室
403 機械室
500 伝熱管
500a 最下段の伝熱管
h1 第1及び第2フランジ段下がり部の高さ
h2 第1及び第2フランジ段下がり部上端と最下段の伝熱管下端との距離

Claims (5)

  1. 空気調和機の室外機であって、
    伝熱管を有する室外熱交換器と、
    底板と前記底板の周囲に立設するフランジを有し、前記室外機の底部を形成するベースと、を備え、
    前記フランジは、前記ベースの荷重に対する強度を確保するための高さを有するとともに、その上端の少なくとも一部が前記伝熱管のうちの最下段に位置する伝熱管の下端よりも低い位置となるように形成されていることを特徴とする室外機。
  2. 前記フランジは、前記室外熱交換器に沿って立設する箇所においてその上端のうち少なくとも一部が伝熱管のうちの最下段に位置する伝熱管の下端よりも低い位置となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の室外機。
  3. 前記フランジは、その基端部の少なくとも一部が前記底板よりも低い位置となるように接続部を介して前記底板と接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の室外機。
  4. 前記接続部は、前記底板から前記フランジの基端部に向かって下り勾配状に接続する傾斜部から形成されていることを特徴とする請求項3に記載の室外機。
  5. 前記接続部は、前記底板から前記フランジの基端部に向かって下方に段違い状に接続する凹部から形成されていることを特徴とする請求項3に記載の室外機。
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WO2023135945A1 (ja) * 2022-01-14 2023-07-20 東芝キヤリア株式会社 冷凍サイクル装置の室外ユニット

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