JP2021081049A - 締結構造体および締結方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の被締結部を容易に位置合わせする締結構造体および締結方法を提供する。【解決手段】頭部8から軸部9が延びるように形成されると共に軸部9に雄ねじ部分9aと首部9bが形成され、首部9bが雄ねじ部分9aと頭部8との間に配置されて雄ねじ部分9aより細く形成された締結部1と、雄ねじ部分9aに対応する雌ねじ部分が形成された螺合穴2aを有し、首部9bに対応する幅で螺合穴2aから延びるように第1の挿入穴2bが形成された第1の被締結部2と、第1の被締結部2に重なるように配置され、雄ねじ部分9aに対応する幅で形成された第2の挿入穴3aを有する第2の被締結部3と、第1の挿入穴2bおよび第2の挿入穴3aに挿入された軸部9の雄ねじ部分9aに螺合し、頭部8との間で第1の被締結部2および第2の被締結部3を挟持する螺合部4とを備える。【選択図】図1
Description
本開示は、締結構造体および締結方法に関する。
従来から、例えばトラックなどの車両において、複数の被締結部を締結する締結構造体が実用化されている。例えば、締結構造体は、車両フレームに固定された被締結部に対して、制御装置などの電子部品が固定された被締結部をスタッドボルトで締結する。一般的に、スタッドボルトは、一方の被締結部に固定されており、2つの被締結部の位置を互いに調節して電子部品などを所定の位置に配置することが困難であった。
そこで、特許文献1には、ブラケットに形成された長孔にボルトを挿入して、ブラケットの位置を長孔に沿って調節する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術を複数の被締結部の締結に応用しても、ボルトを台座部に仮留めして被締結部を位置合わせするなど、容易に位置合わせすることが困難であった。
本開示は、複数の被締結部を容易に位置合わせする締結構造体および締結方法を提供することを目的とする。
本開示に係る締結構造体は、頭部から軸部が延びるように形成されると共に軸部に雄ねじ部分と首部が形成され、首部が雄ねじ部分と頭部との間に配置されて雄ねじ部分より細く形成された締結部と、雄ねじ部分に対応する雌ねじ部分が形成された螺合穴を有し、首部に対応する幅で螺合穴から延びるように第1の挿入穴が形成された第1の被締結部と、第1の被締結部に重なるように配置され、雄ねじ部分に対応する幅で形成された第2の挿入穴を有する第2の被締結部と、第1の挿入穴および第2の挿入穴に挿入された軸部の雄ねじ部分に螺合し、頭部との間で第1の被締結部および第2の被締結部を挟持する螺合部とを備えるものである。
本開示に係る締結方法は、締結部において頭部から延びるように形成された軸部を、軸部の雄ねじ部分に対応する雌ねじ部分が形成された第1の被締結部の螺合穴に挿入し、軸部において雄ねじ部分と頭部との間に配置されて雄ねじ部分より細く形成された首部が螺合穴に到達すると、首部に対応する幅で螺合穴から延びるように第1の被締結部に形成された第1の挿入穴に沿って締結部を移動させ、雄ねじ部分に対応する幅で形成された第2の被締結部の第2の挿入穴に軸部を挿入して、第2の被締結部を第1の被締結部に重なるように配置し、第1の挿入穴および第2の挿入穴に挿入された軸部の雄ねじ部分に螺合部を螺合して、頭部と螺合部との間で第1の被締結部および第2の被締結部を挟持するものである。
本開示によれば、複数の被締結部を容易に位置合わせすることが可能となる。
以下、本開示に係る実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1(a)および(b)に、本開示の実施の形態1に係る締結構造体の構成を示す。取付構造体は、締結部1と、被締結部2および3と、螺合部4と、固定部5と、連結部6と、支持部7とを有する。
図1(a)および(b)に、本開示の実施の形態1に係る締結構造体の構成を示す。取付構造体は、締結部1と、被締結部2および3と、螺合部4と、固定部5と、連結部6と、支持部7とを有する。
締結部1は、被締結部2および3を締結させるためのもので、頭部8および軸部9を有する。締結部1は、例えばボルトなどから構成することができる。
頭部8は、被締結部2の表面に沿って軸部9より幅広く拡がるように形成されている。また、頭部8は、スパナなどの締め付け工具に係合するように、例えば六角形の外形を有するように形成されている。
軸部9は、円柱形状を有し、基端部が頭部8の中央部に一体に接合されると共に先端部が被締結部2および3を貫通して被締結部3の外側まで延びるように形成されている。ここで、軸部9は、雄ねじ部分9aと、首部9bとを有する。雄ねじ部分9aは、軸部9の先端部近傍に配置され、その一部が被締結部3の外側に突出するように形成されている。首部9bは、雄ねじ部分9aと頭部8との間において雄ねじ部分9aより細く形成、すなわち雄ねじ部分9aの呼び径より細く形成されている。また、首部9bは、被締結部2の厚みより長く且つ被締結部2と被締結部3の厚みを足し合わせた長さより短くなるように形成されている。
被締結部2は、車両フレームに取り付けるためのもので板状に形成されている。被締結部2は、螺合穴2aと、挿入穴2bとを有する。螺合穴2aは、軸部9の雄ねじ部分9aに応じた大きさで形成され、その内面には雄ねじ部分9aに対応する雌ねじ部分、すなわち螺合可能な雌ねじ部分が形成されている。また、挿入穴2bは、首部9bに対応する幅、すなわち首部9bより僅かに広い幅で螺合穴2aから方向D1に延びるように形成されている。すなわち、挿入穴2bは、螺合穴2aより小さい幅で形成されることになる。
被締結部3は、車両に搭載される電子機器などを固定するもので、板状に形成されている。被締結部3は、被締結部2に重なるように配置されて、その表面同士が当接されている。また、被締結部3において被締結部2の反対側の表面には、車両の排気装置を制御する制御装置Cが固定され、その制御装置CがハーネスHを介して排気装置に接続されている。また、被締結部3は、軸部9の雄ねじ部分9aに対応する幅、すなわち雄ねじ部分9aより僅かに広い幅で、挿入穴2bに直交する方向D2に延びるように形成された挿入穴3aを有する。
螺合部4は、締結部1の頭部8に対して被締結部2および3を挟むように配置され、被締結部3の表面に沿って挿入穴3aの幅より大きく拡がるように形成されている。螺合部4は、挿入穴2bおよび挿入穴3aに挿入された軸部9の雄ねじ部分9aに螺合する螺合穴4aを有する。この螺合穴4aに軸部9の雄ねじ部分9aが螺合することにより、螺合部4が頭部8との間で被締結部2および3を挟持することになる。また、螺合部4は、頭部8と同様に、スパナなどの締め付け工具に係合するように、例えば六角形の外形を有するように形成されている。螺合部4は、例えばナットなどから構成することができる。
固定部5は、被締結部2に対して連結部6を固定するもので、例えばボルトおよびナットなどから構成することができる。
連結部6は、被締結部2に対して支持部7を連結するためのもので、支持部7が固定されている。また、連結部6は、車両フレームからの振動を吸収するように、例えば、ゴムなどの弾性材料から構成されている。
支持部7は、車両フレームに対して締結構造体の各部を支持するもので、長尺形状を有し、一端部が連結部6に固定されると共に他端部が車両フレームに固定されている。
なお、締結部1、被締結部2および3、螺合部4、固定部5および支持部7は、例えば、金属などの剛性材料から構成することができる。
次に、実施の形態1に係る締結方法について説明する。
まず、車両フレームに対して支持部7が固定されると共に、被締結部2が連結部6を介して支持部7に固定部5により連結される。続いて、図2(a)および(b)に示すように、被締結部2の螺合穴2aに締結部1の軸部9が挿入される。このとき、螺合穴2aの内面には、軸部9の雄ねじ部分9aに対応する雌ねじ部分が形成されており、螺合穴2aに雄ねじ部分9aを螺合させつつ軸部9が挿入される。このようにして、締結部1の軸部9は、雄ねじ部分9aと頭部8との間に配置された首部9bが螺合穴2aに到達するまで挿入される。
ここで、締結部1は、雄ねじ部分9aが螺合穴2aに螺合しつつ挿入されるため、螺合穴2aから抜け落ちることを抑制することができる。また、首部9bが螺合穴2aに到達した後も、雄ねじ部分9aが螺合穴2aの雌ねじ部分に当接して、締結部1が螺合穴2aから抜け落ちることを抑制することができる。一般的に、締結部1は、被締結部2に形成された穴に挿入された状態で頭部8が被締結部2の表面に溶着されているが、上記のように雄ねじ部分9aと頭部8との間に首部9bを配置することにより、締結部1が螺合穴2aから抜け落ちることを容易に抑制することができる。
このようにして、首部9bが螺合穴2aに到達すると、図3(a)および(b)に示すように、首部9bに対応する幅で螺合穴2aから延びるように形成された挿入穴2bに首部9bを進入させる。これにより、締結部1を挿入穴2bに沿って相対的に移動させることができる。
このとき、雄ねじ部分9aは、挿入穴2bより大きな幅を有するため、締結部1が挿入穴2bから抜け落ちるのを抑制しつつ挿入穴2bに沿って移動させることができ、被締結部2を容易に位置合わせすることができる。
また、首部9bは、滑らかな円柱状の表面を有するため、締結部1を挿入穴2bに沿ってスムーズに移動させることができる。
また、首部9bは、滑らかな円柱状の表面を有するため、締結部1を挿入穴2bに沿ってスムーズに移動させることができる。
また、挿入穴2bは、雄ねじ部分9aではなく、首部9bの大きさに応じた幅で形成できるため、首部9bの大きさを変えることで挿入穴2bの幅を容易に変更することができる。これにより、例えば挿入穴2bを非常に細く形成することができ、挿入穴2bの幅が無用に大きくなることを抑制することができる。
さらに、首部9bは、滑らかな円柱状の表面を有するため、挿入穴2bとの間の隙間が小さくなるように形成することができ、被締結部2の位置ずれを抑制することができる。
さらに、首部9bは、滑らかな円柱状の表面を有するため、挿入穴2bとの間の隙間が小さくなるように形成することができ、被締結部2の位置ずれを抑制することができる。
ここで、首部9bは被締結部2の厚みより長く形成されているため、軸部9の雄ねじ部分9aは、その全体が挿入穴2bの外側に露出した状態となる。そこで、図4(a)および(b)に示すように、挿入穴2bから突出した軸部9を被締結部3の挿入穴3aに挿入して、被締結部3を被締結部2に重なるように配置する。このとき、挿入穴3aは、雄ねじ部分9aに対応する幅で形成されているため、軸部9を挿入穴3aにスムーズに挿入することができる。
これにより、図5に示すように、締結部1を挿入穴3aに沿って方向D2に被締結部3に対して相対的に移動させることができる。このとき、挿入穴3aは、雄ねじ部分9aに対応する幅で形成されているため、締結部1をスムーズに移動させることができる。また、締結部1は、挿入穴2bに沿って方向D1に被締結部2に対して相対的に移動させることもできる。このようにして、被締結部2と被締結部3を容易に位置合わせすることができる。
例えば、制御装置Cに接続されたハーネスHの長さが所定の範囲に収まる長さであっても、寸法上の多少のばらつきが存在するため、被締結部2および3の位置を変えずに車両に配置すると、ハーネスHに撓みあるいは張りなどの不要な負荷がかかるおそれがある。そこで、上記のように被締結部2と被締結部3の位置を調節することにより、寸法上のばらつきを吸収し、不要な負荷を抑制した状態でハーネスHを配置することができる。また、連結部6は、一般的に、車両フレームからの振動を吸収するために、ある程度位置が移動するように形成されている。連結部6が規定の位置からずれていた場合に、被締結部2と被締結部3の位置を調節することにより、連結部6に対して被締結部2を固定することができる。
なお、被締結部2および3は、締結部1の軸部9の周りに向きを変えることもできる。例えば、挿入穴3aが挿入穴2bに対して斜め方向に延びるように被締結部3の向きを変えることができる。これにより、締結部1を挿入穴3aに沿って斜め方向に移動させることができる。
このようにして、被締結部2と被締結部3が位置合わせされると、図1に示すように、挿入穴2bおよび挿入穴3aに挿入された軸部9の雄ねじ部分9aに螺合部4が螺合される。これにより、締結部1の頭部8と螺合部4との間で被締結部2および3が挟持されて、被締結部2と被締結部3の位置が固定される。
このとき、雄ねじ部分9aは、軸部9において挿入穴3aの内側から外側にわたる部分に形成されている。このため、雄ねじ部分9aに螺合部4を螺合して被締結部2および3を強固に固定することができる。
本実施の形態によれば、被締結部2が、雄ねじ部分9aに対応する雌ねじ部分が形成された螺合穴2aを有し、首部9bに対応する幅で螺合穴2aから延びるように挿入穴2bが形成されている。このため、締結部1は、螺合穴2aおよび挿入穴2bから抜け落ちるのを抑制しつつ挿入穴2bに沿って移動させることができ、被締結部2および3を容易に位置合わせすることができる。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1では、被締結部2の挿入穴2bおよび被締結部3の挿入穴3aは、互いに直交する方向に延びるように形成されたが、互いに交差する方向に延びるように形成されていればよく、これに限られるものではない。
上記の実施の形態1では、被締結部2の挿入穴2bおよび被締結部3の挿入穴3aは、互いに直交する方向に延びるように形成されたが、互いに交差する方向に延びるように形成されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、図6に示すように、実施の形態1の被締結部3に換えて被締結部21を配置することができる。この被締結部21は、被締結部2の挿入穴2bに対して斜め方向に延びる挿入穴21aを有する。挿入穴21aは、実施の形態1の挿入穴3aと同様に、軸部9の雄ねじ部分9aに対応する幅で形成されている。
これにより、締結部1を挿入穴21aに沿って挿入穴2bに対して斜め方向に移動させることができる。例えば、挿入穴21aは、被締結部2および21の位置ずれが生じやすい方向に延びるように形成することができる。これにより、被締結部2および21をより容易に位置合わせすることができる。
本実施の形態によれば、被締結部21の挿入穴21aが、雄ねじ部分9aに対応する幅で挿入穴2bに交差する方向に延びるように形成されるため、被締結部2および21を容易に位置合わせすることができる。
(実施の形態3)
上記の実施の形態1および2において、被締結部の挿入穴は、所定の位置を避けて延びるように形成することができる。
上記の実施の形態1および2において、被締結部の挿入穴は、所定の位置を避けて延びるように形成することができる。
例えば、図7に示すように、実施の形態2の被締結部21に挿入穴31aをさらに形成することができる。挿入穴31aは、挿入穴21aに接続されて、挿入穴21aから連続して延びるように形成されている。ここで、挿入穴31aは、挿入穴21aが延びる方向に対して、排気装置Eが配置された位置を避けて延びるように形成されている。すなわち、挿入穴31aは、排気装置Eから離れる方向へ延びるように形成される。
これにより、締結部1を挿入穴21aに沿って斜めに排気装置Eの方向へ移動させると、締結部1が排気装置Eに到達する前に、挿入穴31aに沿って排気装置Eの方向とは異なる方向へ移動させることができる。例えば、挿入穴31aは、締結構造体の各部が排気装置Eに対して所定の距離以上近づかないように形成することができる。これにより、被締結部2および21などの各部が、排気装置Eに接近して、例えば制御装置Cが故障することを抑制することができる。
本実施の形態によれば、挿入穴31aが、所定の位置を避けて延びるように形成されるため、被締結部2および21に対する締結部1の移動方向を所定の位置を避けるように誘導することができる。
(実施の形態4)
上記の実施の形態1〜3では、被締結部2、3および21に所定の方向に長く延びる挿入穴が形成されたが、被締結部2に挿入穴が形成されていればよく、これに限られるものではない。
上記の実施の形態1〜3では、被締結部2、3および21に所定の方向に長く延びる挿入穴が形成されたが、被締結部2に挿入穴が形成されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、図8に示すように、実施の形態1の被締結部3に換えて被締結部41を配置することができる。被締結部41は、締結部1の雄ねじ部分9aに対応する幅で形成された挿入穴41aを有する。この挿入穴41aは、円形の横断面を有し、その内面には雄ねじ部分9aに対応する雌ねじ部分が形成されている。
このため、締結部1は、挿入穴2bに沿って方向D1のみに移動される。このとき、締結部1は、螺合穴2aおよび挿入穴2bから抜け落ちるのを抑制しつつ挿入穴2bに沿って移動させることができ、被締結部2および41を容易に位置合わせすることができる。また、締結部1は、螺合部4に加えて被締結部41の挿入穴41aにも螺合されるため、被締結部2および41を螺合部4との間で強固に挟持することができる。
本実施の形態によれば、被締結部2が、雄ねじ部分9aに対応する雌ねじ部分が形成された螺合穴2aを有し、首部9bに対応する幅で螺合穴2aから延びるように挿入穴2bが形成されている。このため、締結部1は、螺合穴2aおよび挿入穴2bから抜け落ちるのを抑制しつつ挿入穴2bに沿って移動させることができ、被締結部2および41を容易に位置合わせすることができる。
なお、上記の実施の形態1〜4では、締結部1は、頭部8と軸部9が一体に接合されたが、頭部8から軸部9が延びるように形成されていればよく、これに限られるものではない。例えば、頭部8と軸部9が螺合するように形成することもできる。
また、上記の実施の形態1〜4では、締結部1の首部9bは、円柱形状に形成されたが、雄ねじ部分9aより細く形成されていればよく、この形状に限られるものではない。例えば、実施の形態1において、首部9bは、楕円の横断面を有するように形成することができる。このとき、首部9bの最も長い幅、すなわち長軸方向の幅が雄ねじ部分9aより細く形成されることになる。また、被締結部2の挿入穴2bは、首部9bの最も短い幅、すなわち短軸方向の幅に対応する幅で延びるように形成することができる。これにより、締結部1の強度を維持しつつ挿入穴2bの幅を細く形成することができる。
また、上記の実施の形態1〜4では、2つの被締結部を位置合わせしたが、複数の被締結部を位置合わせできればよく、2つに限られるものではない。例えば、実施の形態1において、被締結部2に対して被締結部3を挟むように新たな被締結部を配置することができる。この被締結部には、締結部1の雄ねじ部分9aに対応する幅で挿入穴2bおよび3aに交差する方向に延びるように挿入穴を形成することができる。そして、締結部1の軸部9が3つの被締結部を貫通するように延びて、螺合部4が雄ねじ部分9aに螺合される。これにより、螺合部4と頭部8との間で3つの被締結部を挟持することができる。
本開示に係る締結構造体は、締結部と螺合部で2つの被締結部を挟持する構造体に利用できる。
1 締結部
2,3,21,41 被締結部
2a 螺合穴
2b,3a,21a,31a,41a 挿入穴
4 螺合部
4a 螺合穴
5 固定部
6 連結部
7 支持部
8 頭部
9 軸部
9a 雄ねじ部分
9b 首部
D1,D2 方向
C 制御装置
H ハーネス
E 排気装置
2,3,21,41 被締結部
2a 螺合穴
2b,3a,21a,31a,41a 挿入穴
4 螺合部
4a 螺合穴
5 固定部
6 連結部
7 支持部
8 頭部
9 軸部
9a 雄ねじ部分
9b 首部
D1,D2 方向
C 制御装置
H ハーネス
E 排気装置
Claims (4)
- 頭部から軸部が延びるように形成されると共に前記軸部に雄ねじ部分と首部が形成され、前記首部が前記雄ねじ部分と前記頭部との間に配置されて前記雄ねじ部分より細く形成された締結部と、
前記雄ねじ部分に対応する雌ねじ部分が形成された螺合穴を有し、前記首部に対応する幅で前記螺合穴から延びるように第1の挿入穴が形成された第1の被締結部と、
前記第1の被締結部に重なるように配置され、前記雄ねじ部分に対応する幅で形成された第2の挿入穴を有する第2の被締結部と、
前記第1の挿入穴および前記第2の挿入穴に挿入された前記軸部の前記雄ねじ部分に螺合し、前記頭部との間で前記第1の被締結部および前記第2の被締結部を挟持する螺合部とを備える締結構造体。 - 前記第2の挿入穴は、前記雄ねじ部分に対応する幅で前記第1の挿入穴に交差する方向に延びるように形成される請求項1に記載の締結構造体。
- 前記第1の挿入穴および前記第2の挿入穴は、所定の位置を避けて延びるように形成される請求項2に記載の締結構造体。
- 締結部において頭部から延びるように形成された軸部を、前記軸部の雄ねじ部分に対応する雌ねじ部分が形成された第1の被締結部の螺合穴に挿入し、
前記軸部において前記雄ねじ部分と前記頭部との間に配置されて前記雄ねじ部分より細く形成された首部が前記螺合穴に到達すると、前記首部に対応する幅で前記螺合穴から延びるように前記第1の被締結部に形成された第1の挿入穴に沿って前記締結部を移動させ、
前記雄ねじ部分に対応する幅で形成された第2の被締結部の第2の挿入穴に前記軸部を挿入して、前記第2の被締結部を前記第1の被締結部に重なるように配置し、
前記第1の挿入穴および前記第2の挿入穴に挿入された前記軸部の前記雄ねじ部分に螺合部を螺合して、前記頭部と前記螺合部との間で前記第1の被締結部および前記第2の被締結部を挟持する締結方法。
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WO2023090949A1 (ko) * | 2021-11-19 | 2023-05-25 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전지 모듈 및 이를 포함하는 전지팩 |
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