JP2021080651A - 屋根構造体及びその構成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋根の耐風圧性や耐久性が向上する屋根構造体及びその構成方法を提供する。【解決手段】 屋根構造体1は、屋根2の傾斜に沿ってその屋根下地に対し複数の屋根材4が葺かれて構成されている。屋根材4の各々は、屋根下地に取り付けられた屋根材保持具に屋根材4の下方端部6が係止されることで、その位置が固定されている。又、屋根2の周端部領域10に配置された屋根材4には、その横方向端部7に、屋根材4の保持を補強する補強具31が係止している。このように構成することで、屋根材が強固に固定されるため、屋根の耐風圧性や耐久性が向上する。【選択図】 図2

Description

この発明は屋根構造体及びその構成方法に関し、特に、スレートの屋根材を用いた屋根構造体及びその構成方法に関するものである。
従来、スレートの屋根材を用いた屋根構造体に関し、以下のような技術が提案されている。
特許文献1には、スレート等の屋根材で屋根を葺く作業を効率良く行うことのできる屋根材保持具として、下部で屋根下地に取り付けられる取付部と、該取付部の上端部から屋根傾斜方向下位側へ延びる屋根材載置部と、該屋根材載置部の下位側の端部から上方へ屋根材の厚み分だけ延び、その上端部が屋根の傾斜方向上位側に屈曲した屋根材係止部とを具備するものが開示されている。又、スレート等の屋根材の各々の下位側端部に対し、上述した屋根材保持具を係止させることで屋根材を保持し、屋根の構造を構築している。
これによって、屋根材が下位側にずり落ちることや上方に浮き上がることを防止し、通常の使用においては十分に屋根材が屋根下地に固定されていた。
国際公開第2005/088023号
近年、大型の台風等により強風が家屋に吹き付ける事態が発生している。このような強風による屋根材のずれや剥離等が懸念され、屋根の耐風圧性や耐久性を向上させる構造の要請が強くなった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、屋根の耐風圧性や耐久性が向上する屋根構造体及びその構成方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、屋根下地の傾斜に沿って複数の屋根材が葺かれた屋根構造体であって、屋根下地に取り付けられ、屋根材の下方端部に係止し屋根材を保持する屋根材保持具と、屋根の周端部領域において屋根下地に取り付けられ、屋根材の横方向端部に係止し屋根材の保持を補強する補強具とを備えるものである。
このように構成すると、屋根材が強固に固定される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、補強具は、下方に延び、屋根下地に取り付けられる垂下部と、その一方端部が垂下部の上方端部に接続され、垂下部の延びる方向と直交する方向に延びる載置部と、載置部の他方端部に接続され、上方に屋根材の厚さに対応した長さ延び、その上方端部が垂下部側に屈曲する係止部と、垂下部の一部から係止部側に突出する返し部とを備えたものである。
このように構成すると、補強具は返し部を含む垂下部により強固に屋根下地に取り付けられると共に、補強具の係止部に屋根材の横方向端部が係止する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、周端部領域は、屋根の各面における周縁の各々から中央側に向けて屋根全体の短辺方向平面視長さの1割以内の領域であり、補強具は、周端部領域に配置される屋根材の各々に対して係止するものである。
このように構成すると、補強に効果的な領域に補強具が配置される。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、長手方向に屋根材の傾斜方向長さに対応した長さ延びる矩形板状の平坦部と、平坦部の短手方向両端から内方斜め上方に延びる羽根部とを備え、横方向に隣接する屋根材同士の継ぎ目の位置において屋根下地に取り付けられるスペーサを更に備えたものである。
このように構成すると、スペーサにより屋根下地と屋根材の間に空間が形成される。
請求項5記載の発明は、屋根下地の傾斜に沿って複数の屋根材が葺かれた屋根構造体の構成方法であって、下方に延び、屋根下地に取り付けられる垂下部と、その一方端部が垂下部の上方端部に接続され、垂下部の延びる方向と直交する方向に延びる載置部と、載置部の他方端部に接続され、上方に屋根材の厚さに対応した長さ延び、その上方端部が垂下部側に屈曲する係止部と、垂下部の一部から係止部側に突出する返し部とを備えた補強具を準備する工程と、補強具の垂下部を屋根の周端部領域において屋根下地に取り付ける工程と、屋根材の横方向端部を補強具の係止部に係止させる工程とを備えるものである。
このように構成すると、屋根材が強固に固定された屋根構造体が構成される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、屋根材が強固に固定されるため、屋根の耐風圧性や耐久性が向上する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、補強具は返し部を含む垂下部により強固に屋根下地に取り付けられると共に、補強具の係止部に屋根材の横方向端部が係止するため、屋根材がより強固に固定される。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、補強に効果的な領域に補強具が配置されるため、安定して屋根の耐風圧性や耐久性が向上する。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、スペーサにより屋根下地と屋根材の間に空間が形成されるため、水切り機能及び遮熱機能が向上する。
請求項5記載の発明は、屋根材が強固に固定された屋根構造体が構成されるため、屋根の耐風圧性や耐久性が向上する。
この発明の実施の形態による屋根構造体の全体外観を示す概略斜視図である。 図1で示した屋根構造体における屋根片面を示す平面図である。 図2で示したA部分の拡大図である。 この発明の実施の形態の屋根構造体に用いられるスペーサの外観を示す斜視図である。 図3で示したV−Vラインの断面図である。 この発明の実施の形態の屋根構造体に用いられる補強具の外観を示す斜視図である。 この発明の実施の形態の屋根構造体における補強具周辺の構造を示す断面図である。
図1はこの発明の実施の形態による屋根構造体の全体外観を示す概略斜視図であり、図2は図1で示した屋根構造体における屋根片面を示す平面図である。
これらの図を参照して、屋根構造体1は、切妻屋根である屋根2の傾斜に沿ってその屋根下地に対し複数の屋根材4が葺かれて構成されている。屋根材4は、天然の粘板岩からなる厚さ7mm〜15mm、縦横500mmの正方形平板状のスレートであり、図2に示すように傾斜方向における同位相においては横一列に並べられると共に、傾斜方向の上位側及び下位側に隣接する位相においては屋根材4同士の継ぎ目5が互い違いの位置となるように配置される。又、屋根材4の各々は、図3及び図5にて後述するように、屋根下地に取り付けられた屋根材保持具(図示せず)に屋根材4の下方端部6(傾斜方向に下方の端部)が係止されることで、その位置が固定されている。
更に、図1及び図2にハッチングで示した屋根2の周端部領域10に配置された屋根材4には、その横方向端部7(傾斜方向に直交する方向の端部)に、屋根材4の保持を補強する補強具31が係止している。
具体的には、屋根2の周端部領域10は、屋根2を構成する各面における周縁3の各々からその面の中央側に向けて、図1に示す屋根2全体の短辺方向平面視長さWの1割以内の領域である。即ち、図2に示す周端部領域10の周縁3からの左方幅W、右方幅W、上方幅W、下方幅Wはいずれも、上記Wの1/10の長さに設定されている。この周端部領域10にその少なくとも一部が含まれる屋根材4の各々に対し、補強具31が係止している。
次に、屋根構造体1の単位構造について詳細に説明する。
図3は図2で示したA部分の拡大図であり、図4はこの発明の実施の形態の屋根構造体に用いられるスペーサの外観を示す斜視図である。
まず図3を参照して、屋根材4aは、その左方端部13が、屋根材4aに対し左方に隣接する屋根材4bの右方端部14と継ぎ目5でほぼ接するようにして配置されている。又、屋根材4a、4b同士の継ぎ目5の位置の屋内方向内部において、スペーサ16が屋根下地にビス又は釘(図示せず)を用いて取り付けられている。
次に図4を併せて参照して、スペーサ16は、ステンレス製であって、長手方向に屋根材4a、4bの傾斜方向長さに対応した長さ(同一長さ又はこれよりも長い長さ)である600mm延びる矩形板状の平坦部17と、平坦部17の短手方向両端から内方斜め上方に延びる羽根部18a、18bとから構成されている。これによって、降水時には屋根材4a、4bの継ぎ目5から平坦部17に雨水が流れ、平坦部17に沿って下方に排出されるため、屋内に雨水が浸入することが防止される。又、スペーサ16により屋根下地と屋根材4a、4bの間に空間が形成されることから、晴天時には屋内から温められ上ってきた空気が屋根材4a、4bに塞がれることなく屋外に排出され換気が行われる。このようにしてスペーサ16により屋根構造体1の水切り機能及び遮熱機能が向上している。
戻って図3を参照して、屋根材4aの下方端部6aには、3個の屋根材保持具21a〜21cが係止している。又、屋根材4aは、その上方端部8が、屋根材4aに対し上方に隣接する屋根材4c、4dの下方端部6b、6cにより平面視において覆われるように配置されている。このような構造について説明する。
図5は図3で示したV−Vラインの断面図である。
図3及び図5を参照して、屋根下地41は、野地板42の上に桟木43が組まれ、隣接する桟木43同士の間を断熱用の炭化コルク層44で充填することで構成されている。
又、屋根材保持具21は、上述した特許文献1における屋根材保持具と同様の構成である。即ち、屋根材保持具21は、下部で屋根下地41に取り付けられる取付部22と、該取付部22の上端部から屋根傾斜方向下位側へ延びる屋根材載置部23と、該屋根材載置部23の下位側の端部から上方へ屋根材4cの厚み分だけ延び、その上端部25が屋根傾斜方向上位側に屈曲した屋根材係止部24とから構成されている。
屋根の構築方法としてはまず、屋根材載置部23が下位側の屋根材4aの上方端部8の上面に位置するようにして取付部22を屋根下地41の桟木43にハンマー等で打ち込んで取り付ける。次に、上位側の屋根材4cを屋根材載置部23の上に載置し、屋根材係止部24に屋根材4cの下位側の端面が当接するようにハンマー等で打ち込んで固定する。これらの工程を屋根の下位側から上位側へ順に行うことで複数の屋根材4を葺いていく。これにより、屋根材4に直接ビスや釘等を打ち込むことなく屋根材4を設置することが可能となる。
そして、この発明の実施の形態にあっては、上述した屋根2の周端部領域10(図2等を参照)に位置する屋根材4aの横方向端部7に対し、更に補強具31を取り付けることによって屋根構造体1を構成する。
図6はこの発明の実施の形態の屋根構造体に用いられる補強具の外観を示す斜視図であり、図7はこの発明の実施の形態の屋根構造体における補強具周辺の構造を示す断面図である。
まず図6を参照して、補強具31は、下方に延び、上述した屋根下地41(図5を参照)に取り付けられる垂下部32と、その一方端部35が垂下部32の上方端部33に接続され、垂下部32の延びる方向と直交する方向(水平方向)に延びる載置部34と、載置部34の他方端部36に接続され、上方に屋根材4の厚さに対応した長さ(同一長さ又はこれよりも長い長さ)である15mm延び、その上方端部38が垂下部32側に屈曲する係止部37と、垂下部32の一部から係止部37側に突出する返し部39とから構成されている。
図7を併せて参照して、垂下部32の先端は鋭利に構成されているため、垂下部32を屋根下地41にハンマー等で打ち込むことにより容易に取り付けることができる。更に、垂下部32に形成された返し部39が上方に向かって先広がりの形状となっており、屋根下地41の形状復元力により垂下部32周辺が埋まるため、補強具31が不用意に外れる虞が減少している。次に、屋根下地41に取り付けた補強具31の載置部34に対し、屋根材4をその横方向端部7の下面が接するように載置する。そして、補強具31の係止部37をハンマー等で打ち込むことで屋根材4の横方向の端面9と接するようにして、屋根材4の横方向端部7を補強具31の係止部37に係止させる。これによって、屋根材4が強固に固定された屋根構造体1が構成される。又、垂下部32側に屈曲する係止部37の上方端部38により、屋根に強風が吹き付けた場合にも屋根材4が浮き上がることを防止する。
この発明の実施の形態による屋根構造体にあっては、このような補強具31が、強風の吹き付けによる屋根材4の剥離や割れ欠け等の問題が比較的生じやすい屋根2の周端部領域10(図2等を参照)において設けられることにより、屋根材4の保持を補強している。これによって、屋根材4が強固に固定されるため、屋根2の特に強風が吹き付けた際の耐風圧性や、長期間の使用に耐え得る耐久性が向上する。
又、屋根2の周端部領域10を上述した特定領域としていることで、補強に効果的な領域に補強具31が配置されるため、安定して屋根2の耐風圧性や耐久性が向上する。
更に、補強具31を上述した特定の構成としていることで、補強具31は返し部39を含む垂下部32により強固に屋根下地41に取り付けられると共に、補強具31の係止部37に屋根材4の横方向端部7が係止するため、屋根材4がより強固に固定される。
尚、上記の実施の形態では、屋根材、スペーサ、屋根材保持具や補強具は特定の素材からなるものであったが、他の素材からなるものであっても良い。屋根材は例えば他の天然石、セメントや金属からなるものが挙げられる。又、スペーサ等は例えばアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板からなるものが挙げられる。
又、上記の実施の形態では、切妻屋根を例に挙げて説明したが、片流れ屋根、寄棟屋根等の他の種類の屋根であっても良い。
更に、上記の実施の形態では、屋根材が特定形状のスレートであったが、屋根材保持具及び補強具と係止可能なものであれば他の形状のスレートであっても良いし、スレート以外の種類の屋根材であっても良い。
更に、上記の実施の形態では、屋根下地が特定の構成であったが、他の構成であっても良い。例えば野地板の上にルーフィングや波板を設けても良いし、炭化コルク層が無くとも良い。又、屋根材保持具や補強具が取り付けられるのは桟木でなく垂木等であっても良い。
更に、上記の実施の形態では、補強具が直接的に屋根下地に取り付けられていたが、屋根下地の上にケラバ用や軒先用の水切り金具等を設けてから補強具を取り付けても良い。
更に、上記の実施の形態では、補強具が特定の構成であったが、屋根材の横方向端部に係止して屋根材の保持を補強することができるものであれば他の構成であっても良い。
更に、上記の実施の形態では、横方向に隣接する屋根材同士が継ぎ目においてほぼ接するように配置されていたが、数mm〜数cmの間隔を設けて配置されていても良い。
更に、上記の実施の形態では、周端部領域が特定の数値範囲内の領域であったが、他の数値範囲に設定しても良い。
更に、上記の実施の形態では、周端部領域の全ての範囲において補強具が設けられていたが、一部に補強具が設けられない箇所があっても良い。例えば、谷周りには補強具を取り付けなくとも良い。
更に、上記の実施の形態では、特定の構造のスペーサを備えていたが、スペーサを備えていなくとも良い。又、スペーサを備える場合、他の構造のものであっても良い。
更に、上記の実施の形態では、屋根材1個あたり屋根材保持具3個及び補強具1個(屋根材が周端部領域にある場合)が設けられていたが、屋根材1個あたりの個数は適宜調整することが可能である。
更に、上記の実施の形態では、特定の構成方法により屋根構造体を構成していたが、他の方法により構成しても良い。
1…屋根構造体
2…屋根
3…周縁
4…屋根材
5…継ぎ目
6…下方端部
7…横方向端部
10…周端部領域
16…スペーサ
17…平坦部
18…羽根部
21…屋根材保持具
31…補強具
32…垂下部
33…上方端部
34…載置部
35…一方端部
36…他方端部
37…係止部
38…上方端部
39…返し部
41…屋根下地
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、屋根下地の傾斜に沿って複数の屋根材が葺かれた屋根構造体であって、屋根下地に取り付けられ、屋根材の下方端部に係止し屋根材を保持する屋根材保持具と、屋根の周端部領域において屋根下地に取り付けられ、屋根材の横方向端部に係止し屋根材の保持を補強する補強具とを備え、補強具は、下方に延び、屋根下地に取り付けられる垂下部と、その一方端部が垂下部の上方端部に接続され、垂下部の延びる方向と直交する方向に延びる載置部と、載置部の他方端部に接続され、上方に屋根材の厚さに対応した長さ延び、その上方端部が垂下部側に屈曲する係止部と、垂下部の一部から係止部側に突出する返し部とを備えたものである。
このように構成すると、屋根材が強固に固定される。又、補強具は返し部を含む垂下部により強固に屋根下地に取り付けられると共に、補強具の係止部に屋根材の横方向端部が係止する。
請求項2記載の発明は、屋根下地の傾斜に沿って複数の屋根材が葺かれた屋根構造体であって、屋根下地に取り付けられ、屋根材の下方端部に係止し屋根材を保持する屋根材保持具と、屋根の周端部領域において屋根下地に取り付けられ、屋根材の横方向端部に係止し屋根材の保持を補強する補強具とを備え、周端部領域は、屋根の各面における周縁の各々から中央側に向けて屋根全体の短辺方向平面視長さの1割以内の領域であり、補強具は、周端部領域に配置される屋根材の各々に対して係止するものである。
このように構成すると、屋根材が強固に固定される。又、補強に効果的な領域に補強具が配置される。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、周端部領域は、屋根の各面における周縁の各々から中央側に向けて屋根全体の短辺方向平面視長さの1割以内の領域であり、補強具は、周端部領域に配置される屋根材の各々に対して係止するものである。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、屋根材が強固に固定されるため、屋根の耐風圧性や耐久性が向上する。又、補強具は返し部を含む垂下部により強固に屋根下地に取り付けられると共に、補強具の係止部に屋根材の横方向端部が係止するため、屋根材がより強固に固定される。
請求項2記載の発明は、屋根材が強固に固定されるため、屋根の耐風圧性や耐久性が向上する。又、補強に効果的な領域に補強具が配置されるため、安定して屋根の耐風圧性や耐久性が向上する。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、補強に効果的な領域に補強具が配置されるため、安定して屋根の耐風圧性や耐久性が向上する。

Claims (5)

  1. 屋根下地の傾斜に沿って複数の屋根材が葺かれた屋根構造体であって、
    前記屋根下地に取り付けられ、前記屋根材の下方端部に係止し前記屋根材を保持する屋根材保持具と、
    屋根の周端部領域において前記屋根下地に取り付けられ、前記屋根材の横方向端部に係止し前記屋根材の保持を補強する補強具とを備える、屋根構造体。
  2. 前記補強具は、
    下方に延び、前記屋根下地に取り付けられる垂下部と、
    その一方端部が前記垂下部の上方端部に接続され、前記垂下部の延びる方向と直交する方向に延びる載置部と、
    前記載置部の他方端部に接続され、上方に前記屋根材の厚さに対応した長さ延び、その上方端部が前記垂下部側に屈曲する係止部と、
    前記垂下部の一部から前記係止部側に突出する返し部とを備えた、請求項1記載の屋根構造体。
  3. 前記周端部領域は、前記屋根の各面における周縁の各々から中央側に向けて前記屋根全体の短辺方向平面視長さの1割以内の領域であり、
    前記補強具は、前記周端部領域に配置される前記屋根材の各々に対して係止する、請求項1又は請求項2記載の屋根構造体。
  4. 長手方向に前記屋根材の傾斜方向長さに対応した長さ延びる矩形板状の平坦部と、前記平坦部の短手方向両端から内方斜め上方に延びる羽根部とを備え、横方向に隣接する前記屋根材同士の継ぎ目の位置において前記屋根下地に取り付けられるスペーサを更に備えた、請求項1から請求項3のいずれかに記載の屋根構造体。
  5. 屋根下地の傾斜に沿って複数の屋根材が葺かれた屋根構造体の構成方法であって、
    下方に延び、前記屋根下地に取り付けられる垂下部と、その一方端部が前記垂下部の上方端部に接続され、前記垂下部の延びる方向と直交する方向に延びる載置部と、前記載置部の他方端部に接続され、上方に前記屋根材の厚さに対応した長さ延び、その上方端部が前記垂下部側に屈曲する係止部と、前記垂下部の一部から前記係止部側に突出する返し部とを備えた補強具を準備する工程と、
    前記補強具の前記垂下部を屋根の周端部領域において前記屋根下地に取り付ける工程と、
    前記屋根材の横方向端部を前記補強具の前記係止部に係止させる工程とを備える、屋根構造体の構成方法。
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