JP2021080498A - 無方向性電磁鋼板及びその製造方法 - Google Patents

無方向性電磁鋼板及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】全周平均(全方向平均)で優れた磁気特性を得ることができる無方向性電磁鋼板を提供する。【解決手段】α−γ変態が生じ得る化学組成を有する無方向性電磁鋼板であって、質量%で、C:0.010%以下、Si:1.5%〜4.0%、sol.Al:0.0001%〜1.0%、S:0.010%以下、N:0.010%以下、Mn、Ni、Co、Pt、Pb、Cu、Auからなる群から選ばれる1種以上:総計で2.5%〜5.0%、を含有し、残部がFe及び不純物からなる化学組成を有し、平均結晶粒径が500μm以下であり、圧延方向から45°傾いた方向のB50をB50D1、135°傾いた方向のB50をB50D2としたときに、1.95T<(B50D1+B50D2)/2<2.04を満たす。【選択図】なし

Description

本発明は、無方向性電磁鋼板及びその製造方法に関する。
無方向性電磁鋼板は、例えばモータの鉄心に使用され、無方向性電磁鋼板には、その板面に平行なすべての方向の平均(以下、「板面内の全周平均(全方向平均)」ということがある)において優れた磁気特性、例えば低鉄損及び高磁束密度が要求される。これまで種々の技術が提案されているが、板面内の全方向において十分な磁気特性を得ることは困難である。例えば、板面内のある特定の方向で十分な磁気特性が得られるとしても、他の方向では十分な磁気特性が得られないことがある。
特許第4029430号公報 特許第6319465号公報
本発明は前述の問題点を鑑み、全周平均(全方向平均)で優れた磁気特性を得ることができる無方向性電磁鋼板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った。この結果、化学組成を適切なものとし、冷延率を上げずに冷延組織を微細化させるために熱間圧延時にオーステナイトからフェライトへの変態で組織を微細化し、張出再結晶(以下、バルジング)を発生させることによって、通常は発達しにくい{100}結晶粒を発達させやすくすることが重要であることが明らかになった。バルジングにより発生した{100}結晶粒は、その後の2回目の冷間圧延及び焼鈍による歪誘起粒界移動(SIBM)により、更に富化されることも明らかになった。
本発明者らは、このような知見に基づいて更に鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
[1]
質量%で、
C:0.0100%以下、
Si:1.50%〜4.00%、
sol.Al:0.0001%〜1.0%、
S:0.0100%以下、
N:0.0100%以下、
Mn、Ni、Co、Pt、Pb、Cu、Auからなる群から選ばれる1種以上:総計で2.50%〜5.00%、
Sn:0.000%〜0.400%、
Sb:0.000%〜0.400%、
P:0.000%〜0.400%、及び
Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、Cdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0000%〜0.0100%を含有し、
Mn含有量(質量%)を[Mn]、Ni含有量(質量%)を[Ni]、Co含有量(質量%)を[Co]、Pt含有量(質量%)を[Pt]、Pb含有量(質量%)を[Pb]、Cu含有量(質量%)を[Cu]、Au含有量(質量%)を[Au]、Si含有量(質量%)を[Si]、sol.Al含有量(質量%)を[sol.Al]としたときに、以下の(1)式を満たし、
残部がFe及び不純物からなる化学組成を有し、
平均結晶粒径が500μm以下である鋼組織を有し、
圧延方向から45°傾いた方向におけるB50の値をB50D1、圧延方向から135°傾いた方向におけるB50の値をB50D2としたときに、以下の(2)式を満たすことを特徴とする無方向性電磁鋼板。
([Mn]+[Ni]+[Co]+[Pt]+[Pb]+[Cu]+[Au])−([Si]+[sol.Al])>0% ・・・(1)
1.95T<(B50D1+B50D2)/2<2.04T・・・(2)
[2]
質量%で、
Sn:0.020%〜0.400%、
Sb:0.020%〜0.400%、及び
P:0.020%〜0.400%
からなる群から選ばれる1種以上を含有することを特徴とする[1]に記載の無方向性電磁鋼板。
[3]
質量%で、
Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、Cdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0005%〜0.0100%を含有することを特徴とする[1]又は[2]に記載の無方向性電磁鋼板。
[4]
[1]〜[3]のいずれかに記載の無方向性電磁鋼板からなる鉄心を有することを特徴とする回転電機。
[5]
質量%で、
C:0.0100%以下、
Si:1.50%〜4.00%、
sol.Al:0.0001%〜1.0%、
S:0.0100%以下、
N:0.0100%以下、
Mn、Ni、Co、Pt、Pb、Cu、Auからなる群から選ばれる1種以上:総計で2.50%〜5.00%、
Sn:0.000%〜0.400%、
Sb:0.000%〜0.400%、
P:0.000%〜0.400%、及び
Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、Cdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0000%〜0.0100%を含有し、
Mn含有量(質量%)を[Mn]、Ni含有量(質量%)を[Ni]、Co含有量(質量%)を[Co]、Pt含有量(質量%)を[Pt]、Pb含有量(質量%)を[Pb]、Cu含有量(質量%)を[Cu]、Au含有量(質量%)を[Au]、Si含有量(質量%)を[Si]、sol.Al含有量(質量%)を[sol.Al]としたときに、以下の(1)式を満たし、
残部がFe及び不純物からなる化学組成を有する鋼材に対して熱間圧延を行う工程と、
前記熱間圧延後の前記鋼材に対して冷間圧延を行う工程と、
前記冷間圧延後に前記鋼材に対して第1の焼鈍を行う工程と、
前記第1の焼鈍後に前記鋼材に対して第2の焼鈍を行う工程と、
を有し、
前記熱間圧延を行う工程において、前記熱間圧延時の仕上げ圧延の最終パスを相変態点Ar1以上の温度で行い、仕上げ圧延の最終パス後の板厚をtf、前記最終パス前の板厚をt1、前記最終パス前の更に一工程前の板厚をt2としたときに、以下の(2)式且つ(3)式を満たし、
前記冷間圧延を圧下率95%以上で行うことを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法。
([Mn]+[Ni]+[Co]+[Pt]+[Pb]+[Cu]+[Au])−([Si]+[sol.Al])>0% ・・・(1)
0.4<tf/t1<0.8 ・・・(2)
0.4<t1/t2<0.8 ・・・(3)
[6]
前記熱間圧延を行う工程において、仕上げ圧延の最終パスの完了から0.1秒間以内に冷却速度が50℃/秒〜500℃/秒の条件で冷却を開始し、前記鋼材の温度を700℃以下まで冷却することを特徴とする[5]に記載の無方向性電磁鋼板の製造方法。
[7]
前記第1の焼鈍と第2の焼鈍は、Ac1未満の温度で行うことを特徴とする[5]又は[6]に記載の無方向性電磁鋼板の製造方法。
[8]
前記鋼材は、
質量%で、
Sn:0.020%〜0.400%、
Sb:0.020%〜0.400%、及び
P:0.020%〜0.400%
からなる群から選ばれる1種以上を含有することを特徴とする[5]〜[7]のいずれかに記載の無方向性電磁鋼板の製造方法。
[9]
前記鋼材は、
質量%で、
Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、Cdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0005%〜0.0100%を含有することを特徴とする[5]〜[8]のいずれかに記載の無方向性電磁鋼板の製造方法。
本発明によれば、全周平均の優れた磁気特性を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、本発明の実施形態に係る無方向性電磁鋼板及びその製造方法で用いられる鋼材の化学組成について説明する。以下の説明において、無方向性電磁鋼板又は鋼材に含まれる各元素の含有量の単位である「%」は、特に断りがない限り「質量%」を意味する。本実施形態に係る無方向性電磁鋼板及び鋼材は、フェライト−オーステナイト変態(以下、α−γ変態)が生じ得る化学組成であって、C:0.0100%以下、Si:1.50%〜4.00%、sol.Al:0.0001%〜1.0%、S:0.0100%以下、N:0.0100%以下、Mn、Ni、Co、Pt、Pb、Cu、Auからなる群から選ばれる1種以上:総計で2.50%〜5.00%、Sn:0.000%〜0.400%、Sb:0.000%〜0.400%、P:0.000%〜0.400%、及びMg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、及びCdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0000%〜0.0100%を含有し、残部がFeおよび不純物からなる化学組成を有する。さらに、Mn、Ni、Co、Pt、Pb、Cu、Au、Si及びsol.Alの含有量が後述する所定の条件を満たす。不純物としては、鉱石やスクラップ等の原材料に含まれるもの、製造工程において含まれるもの、が例示される。
(C:0.0100%以下)
Cは、鉄損を高めたり、磁気時効を引き起こしたりする。従って、C含有量は低ければ低いほどよい。このような現象は、C含有量が0.0100%超で顕著である。このため、C含有量は0.0100%以下とする。C含有量の低減は、板面内の全方向における磁気特性の均一な向上にも寄与する。なお、C含有量の下限は特に限定しないが、精錬時の脱炭処理のコストを踏まえ、0.0005%以上とすることが好ましい。
(Si:1.50%〜4.00%)
Siは、電気抵抗を増大させて、渦電流損を減少させ、鉄損を低減したり、降伏比を増大させて、鉄心への打ち抜き加工性を向上したりする。Si含有量が1.50%未満では、これらの作用効果を十分に得られない。従って、Si含有量は1.50%以上とする。一方、Si含有量が4.00%超では、磁束密度が低下したり、硬度の過度な上昇により打ち抜き加工性が低下したり、冷間圧延が困難になったりする。従って、Si含有量は4.00%以下とする。
(sol.Al:0.0001%〜1.0%)
sol.Alは、電気抵抗を増大させて、渦電流損を減少させ、鉄損を低減する。sol.Alは、飽和磁束密度に対する磁束密度B50の相対的な大きさの向上にも寄与する。ここで、磁束密度B50とは、5000A/mの磁場における磁束密度である。sol.Al含有量が0.0001%未満では、これらの作用効果を十分に得られない。また、Alには製鋼での脱硫促進効果もある。従って、sol.Al含有量は0.0001%以上とする。一方、sol.Al含有量が1.0%超では、磁束密度が低下したり、降伏比を低下させて、打ち抜き加工性を低下させたりする。従って、sol.Al含有量は1.0%以下とする。
(S:0.0100%以下)
Sは、必須元素ではなく、例えば鋼中に不純物として含有される。Sは、微細なMnSの析出により、焼鈍における再結晶及び結晶粒の成長を阻害する。従って、S含有量は低ければ低いほどよい。このような再結晶及び結晶粒成長の阻害による鉄損の増加および磁束密度の低下は、S含有量が0.0100%超で顕著である。このため、S含有量は0.0100%以下とする。なお、S含有量の下限は特に限定しないが、精錬時の脱硫処理のコストを踏まえ、0.0003%以上とすることが好ましい。
(N:0.010%以下)
NはCと同様に、磁気特性を劣化させるので、N含有量は低ければ低いほどよい。したがって、N含有量は0.0100%以下とする。なお、N含有量の下限は特に限定しないが、精錬時の脱窒処理のコストを踏まえ、0.0010%以上とすることが好ましい。
(Mn、Ni、Co、Pt、Pb、Cu、Auからなる群から選ばれる1種以上:総計で2.50%〜5.00%)
これらの元素は、α−γ変態を生じさせるために必要な元素であることから、これらの元素の少なくとも1種を総計で2.50%以上含有させる必要がある。一方で、総計で5.00%を超えると、コスト高となり、磁束密度が低下する場合もある。したがって、これらの元素の少なくとも1種を総計で5.00%以下とする。
また、α−γ変態が生じ得る条件として、さらに以下の条件を満たしているものとする。つまり、Mn含有量(質量%)を[Mn]、Ni含有量(質量%)を[Ni]、Co含有量(質量%)を[Co]、Pt含有量(質量%)を[Pt]、Pb含有量(質量%)を[Pb]、Cu含有量(質量%)を[Cu]、Au含有量(質量%)を[Au]、Si含有量(質量%)を[Si]、sol.Al含有量(質量%)を[sol.Al]としたときに、質量%で、以下の(1)式を満たすことが好ましい。
([Mn]+[Ni]+[Co]+[Pt]+[Pb]+[Cu]+[Au])−([Si]+[sol.Al])>0% ・・・(1)
前述の(1)式を満たさない場合には、α−γ変態が生じないため、磁束密度が低くなる。
(Sn:0.000%〜0.400%、Sb:0.000%〜0.400%、P:0.000%〜0.400%)
SnやSbは冷間圧延、再結晶後の集合組織を改善して、その磁束密度を向上させる。そのため、これらの元素を必要に応じて含有させてもよいが、過剰に含まれると鋼を脆化させる。したがって、Sn含有量、Sb含有量はいずれも0.400%以下とする。また、Pは再結晶後の鋼板の硬度を確保するために含有させてもよいが、過剰に含まれると鋼の脆化を招く。したがって、P含有量は0.400%以下とする。以上のように磁気特性等のさらなる効果を付与する場合には、0.020%〜0.400%のSn、0.020%〜0.400%のSb、及び0.020%〜0.400%のPからなる群から選ばれる1種以上を含有することが好ましい。
(Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、及びCdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0000%〜0.0100%)
Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn及びCdは、溶鋼の鋳造時に溶鋼中のSと反応して硫化物若しくは酸硫化物又はこれらの両方の析出物を生成する。以下、Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn及びCdを総称して「粗大析出物生成元素」ということがある。粗大析出物生成元素の析出物の粒径は1μm〜2μm程度であり、MnS、TiN、AlN等の微細析出物の粒径(100nm程度)よりはるかに大きい。このため、これら微細析出物は粗大析出物生成元素の析出物に付着し、中間焼鈍における再結晶及び結晶粒の成長を阻害しにくくなる。これらの作用効果を十分に得るためには、これらの元素の総計が0.0005%以上であることが好ましい。但し、これらの元素の総計が0.0100%を超えると、硫化物若しくは酸硫化物又はこれらの両方の総量が過剰となり、中間焼鈍における再結晶及び結晶粒の成長が阻害される。従って、粗大析出物生成元素の含有量は総計で0.0100%以下とする。
次に、本実施形態に係る無方向性電磁鋼板の集合組織について説明する。製造方法の詳細については後述するが、本実施形態に係る無方向性電磁鋼板はα−γ変態が生じ得る化学組成であり、熱間圧延での仕上げ圧延終了直後の急冷によって組織を微細化することによって{100}結晶粒が成長した組織となる。これにより、本実施形態に係る無方向性電磁鋼板は例えば{100}<011>方位の集積強度が200超となり、圧延方向に対して45°方向の磁束密度B50が特に高くなる。このように特定の方向で磁束密度が高くなるが、全体的に全方向平均で高い磁束密度が得られる。{100}<011>方位の集積強度が100以下になると、磁束密度を低下させる{111}<112>方位の集積強度が高くなり、全体的に磁束密度が低下してしまう。
{100}<011>方位の集積強度は、X線回折法又は電子線後方散乱回折(electron backscatter diffraction:EBSD)法により測定することができる。X線及び電子線の試料からの反射角等が結晶方位毎に異なるため、ランダム方位試料を基準にしてこの反射強度等で結晶方位強度を求めることができる。
次に、本実施形態に係る無方向性電磁鋼板の厚さについて説明する。本実施形態に係る無方向性電磁鋼板の厚さは、0.50mm以下である。厚さが0.50mm超であると、優れた高周波鉄損を得ることができない。従って、厚さは0.50mm以下とする。
次に、本実施形態に係る無方向性電磁鋼板の磁気特性について説明する。磁気特性を調べる際には、本実施形態に係る無方向性電磁鋼板の磁束密度であるB50の値を測定する。製造された無方向性電磁鋼板において、その圧延方向の一方と他方とは区別できない。そのため本実施形態では、圧延方向とはその一方及び他方の双方向をいう。圧延方向におけるB50の値をB50L、圧延方向から45°傾いた方向におけるB50の値をB50D1、圧延方向から90°傾いた方向におけるB50の値をB50C、圧延方向から135°傾いた方向におけるB50の値をB50D2とすると、B50D1及びB50D2が最も高く、B50L+B50Cが最も低いという磁束密度の異方性がみられる。
ここで、例えば時計回り(反時計回りでもよい)の方向を正の方向とした磁束密度の全方位(0°〜360°)分布を考えた場合、圧延方向を0°(一方向)及び180°(他方向)とすると、B50D1は45°及び225°のB50値、B50D2は135°及び315°のB50値となる。45°のB50値と225°のB50値とは厳密に一致し、135°のB50値と315°のB50値とは厳密に一致する。しかしながら、B50D1とB50D2とは、実際の製造に際して磁気特性を同じにすることが容易でない場合があることから、厳密には一致しない場合がある。本実施形態に係る無方向性電磁鋼板では、B50D1及びB50D2の平均値を用いて、以下の(2)を満たす。
1.95T<(B50D1+B50D2)/2<2.04T・・・(2)
このように、本実施形態において磁束密度を測定すると、(2)式のようにB50D1及びB50D2の平均値が1.95T以上2.04T以下という高い磁束密度が確認される。
なお、上記の45°は、理論的な値であり、実際の製造に際しては45°に一致させることが容易でない場合があることから、厳密には45°に一致していないものも含むものとする。このことは、当該135°,225°,315°についても同様である。
磁束密度の測定は、圧延方向に対して45°方向等から55mm角の試料を切り出し,単板磁気測定装置を用いて行うことができる。
次に、本実施形態に係る無方向性電磁鋼板の製造方法について説明する。本実施形態では、熱間圧延、冷間圧延、仕上げ焼鈍(第1の焼鈍)、歪取焼鈍(第2の焼鈍)等を行う。
まず、上述した鋼材を加熱し、熱間圧延を施す。鋼材は、例えば通常の連続鋳造によって製造されるスラブである。熱間圧延の粗圧延及び仕上げ圧延はγ域(Ar1以上)の温度で行う。つまり、仕上げ圧延の仕上げ温度がAr1以上となるように熱間圧延を行う。これにより、その後の冷却によってオーステナイトからフェライトへ変態することにより組織は微細化する。微細化された状態でその後冷間圧延を施すと、張出再結晶(以下、バルジング)が発生しやすく、通常は成長しにくい{100}結晶粒を成長させやすくすることができる。
また、本実施形態では、更に仕上げ圧延の最終パスを通過する際の温度(仕上げ温度)をAr1以上とし、最終パスでの圧延完了から0.1秒以内に冷却速度が50℃/秒〜500℃/秒の条件で冷却を開始し、700℃以下まで冷却するようにする。オーステナイトからフェライトへ変態することによっても結晶組織は微細化するが、本実施形態では、熱間圧延(仕上げ圧延)を完了して0.1秒以内に急冷することによってさらに結晶組織を微細化するようにしている。このように結晶組織をより微細化させることによって、その後の冷間圧延、中間焼鈍を経てバルジングを発生させやすくすることができる。
冷却速度が50℃/秒未満だと、結晶組織が十分に微細化しないため、その後バルジングも十分に発生せず、{100}結晶粒が十分に成長せず、磁束密度が十分に高くならない。また、冷却速度が500℃/秒よりも大きくすることは、熱間圧延の設備として実現が困難である。冷却方法としては主に水冷が挙げられるが、スラリーなどを混入させて冷却してもよく、上述の冷却速度で制御できれば冷却方法は特に限定されない。
また、上述の冷却速度で700℃以下まで冷却すれば、フェライトへの変態も完了する。
本実施形態では、熱間圧延程において、仕上げ圧延の最終パス後の板厚をtf、最終パス前の板厚をt1、最終パス前の更に一工程前の板厚をt2としたときに、以下の(3)式且つ(4)式を満たす。
0.4<tf/t1<0.8・・・(3)
0.4<t1/t2<0.8・・・(4)
tf/t1、t1/t2のいずれかが0.4以下となると、1つのパスで高い歪を与えることになり、鋼板が反ってしまし、熱間圧延時に鋼板の制御がむずかしくなる。。一方、tf/t1、t1/t2のいずれかが0.8以上であると、歪を十分に与えることができず、動的再結晶という現象によって熱間圧延後の結晶粒径を十分に小さくすることができない。ここで、動的再結晶とは、圧延加工中に再結晶する現象のことである。一般的に熱間圧延では、仕上げ圧延時の圧下率が低いため与える歪量が少なく、加工後に再結晶をする(静的再結晶)。動的再結晶では再結晶の核となる箇所が多い、一方、静的再結晶では再結晶粒の核となる箇所が少ないという特徴がある。そのため、動的再結晶は静的再結晶よりも結晶粒径が小さくなる。具体的には動的再結晶を活用することで10μm以下の平均結晶粒径を熱延板で実現できる。以上のように動的再結晶を利用すると、熱間圧延後の結晶粒径をより微細化することができるため、バルジングが発生しやすくすることができる。
その後、熱間圧延板焼鈍は行わずに巻き取り、酸洗を経て、熱間圧延鋼板に対して冷間圧延を行う。冷間圧延では圧下率を95%とすることが好ましい。圧下率が95%未満では、その後の{100}結晶粒が成長しづらくなるため、磁気特性が低いままか、スキンパス等の増工程が必要となる。なお、圧下率が高いほどその後のバルジングによって{100}結晶粒が成長しやすくなるが、熱間圧延鋼板の巻取りが困難になり、操業が困難になりやすくなる。
冷間圧延が終了すると、次に仕上げ焼鈍を行う。仕上げ焼鈍を経ることにより、無方向性電磁鋼板となる。本実施形態では、仕上げ焼鈍の温度をAc1未満とし、仕上げ焼鈍の時間を1時間以内とする。これにより、高い冷延圧下率で微細にした結晶粒からバルジングを発生させる。なお、Ac1以上ではこれまでの工程で作った微細粒が相変態により粗大な粒となり、{100}方位粒が少なくなる。
仕上げ焼鈍が終了すると、所望の鉄鋼部材とすべく、無方向性電磁鋼板の成形加工等が行われる。そして、無方向性電磁鋼板からなる鉄鋼部材に成形加工等により生じた歪等を除去すべく、鉄鋼部材に歪取焼鈍を施す。
本実施形態に係る無方向性電磁鋼板(鉄鋼部材)では、上述の製造方法のうち、主に、熱間圧延時の大圧下による動的再結晶化、熱間圧延時の仕上げ圧延の最終パスの完了直後からの急冷、強冷延、及び低温焼鈍を組み合わせることにより、鋼組織における平均結晶粒径が500μm以下の微細な値となり、45°方向のB50が1.95T以上2.04T以下(例えば2.0T)という高い磁束密度が得られ、優れた磁気特性が実現する。
以上のように本実施形態に係る無方向性電磁鋼板からなる鉄鋼部材を製造することができる。
本実施形態に係る無方向性電磁鋼板からなる鉄鋼部材は、例えば回転電機の鉄心に適用される。この場合、本実施形態に係る無方向性電磁鋼板から個々の平板状薄板を切り出し、これらの平板状薄板を適宜積層することにより、回転電機に用いられる鉄心が作製される。
この鉄心は、優れた磁気特性を有する無方向性電磁鋼板が適用されているために鉄損が低く抑えられており、優れたトルクを有する回転電機が実現する。
次に、本発明の実施形態に係る無方向性電磁鋼板について、実施例を示しながら具体的に説明する。以下に示す実施例は、本発明の実施形態に係る無方向性電磁鋼板のあくまでも一例にすぎず、本発明に係る無方向性電磁鋼板が下記の例に限定されるものではない。
(第1の実施例)
溶鋼を鋳造することにより、以下の表1に示す成分のインゴットを作製した。ここで、式左辺とは、前述の(1)式の左辺の値を表している。その後、作製したインゴットを1150℃まで加熱して熱間圧延を行った。そして、仕上げ圧延終了後に水冷し熱間圧延鋼板を巻き取った。この時の仕上げ圧延の最終パスの段階での温度(仕上温度)は830℃であり、すべてAr1より大きい温度だった。なお、γ−α変態が起こらないNo.108については、仕上温度を850℃とした。この時、仕上げの板厚tf、仕上げ一つ前のパスでの板厚t1、仕上げ二つ前のパスでの板厚t2は表1に示す。また、仕上げ圧延完了から水冷開始までの時間(s)も表1に示す。ここで、0は最終パス出側ロールに冷却水がかかっている状態であったことを指す。
次に、熱間圧延鋼板において酸洗によりスケールを除去し、冷間圧延を行い、その時の圧下率を表1に示した。そして、無酸化雰囲気中で700℃で30秒の第1の焼鈍を行った。
次に、第1の焼鈍の後に、55mm角の試料を剪断加工で作成した後、第2の焼鈍(歪取焼鈍)を800℃x2Hr.の条件で行った。その後、磁束密度B50を測定した。測定試料は55mm角の試料を圧延方向に45°の方向に採取した。そして、試料を測定し、圧延方向に対して45°、135°の磁束密度B50をそれぞれ測定し、その平均値を表1に示す。
Figure 2021080498
表1中の下線は、本発明の範囲から外れた条件を示している。発明例であるNo.101〜No.107、No.109、No.110、No.112は、いずれも45°方向の磁束密度B50が良好な値であった。一方、比較例であるNo.108はSi濃度が高く、式左辺の値が0以下であり、α−γ変態しない組成であったことから、磁気密度B50は低かった。比較例であるNo.111は、熱延の最終パス、その前のパスで圧下率が低いため、磁束密度B50が低かった。比較例であるNo.113、No.114は熱間圧延における仕上げ圧延〜水冷開始までの時間が推奨条件よりも短いため、磁束密度B50が低かった。比較例であるNo.115、No.116は冷間圧延の圧下率が推奨条件よりも低いため、磁束密度B50が低かった。
(第2の実施例)
溶鋼を鋳造することにより、以下の表2に示す成分のインゴットを作製した。ここで、式左辺とは、前述の(1)式の左辺の値を表している。その後、表3に示すように、作製したインゴットを1150℃まで加熱して熱間圧延を行った。そして、仕上げ圧延終了後に水冷し熱間圧延鋼板を巻き取った。この時の仕上げ圧延の最終パスの段階での温度(仕上温度)は830℃であり、すべてAr1より大きい温度だった。この時、仕上げの板厚tf、仕上げ一つ前のパスでの板厚t1、仕上げ二つ前のパスでの板厚t2は表2に示す。また、仕上げ圧延完了から水冷開始までの時間(s)も表2に示す。ここで、0は最終パス出側ロールに冷却水がかかっている状態であったことを指す。
次に、熱間圧延鋼板において酸洗によりスケールを除去し、冷間圧延を行い、その時の圧下率を表2に示した。そして、無酸化雰囲気中において700℃で30秒の第1の焼鈍を行った。
次に、第1の焼鈍の後に、55mm角の試料を剪断加工で作成した後、第2の焼鈍(歪取焼鈍)を800℃で2時間の条件で行った。その後、磁束密度B50を測定した。測定試料は55mm角の試料を圧延方向に45°の方向に採取した。そして、試料を測定し、圧延方向に対して45°、135°の磁束密度B50をそれぞれ測定し、その平均値を表1に示す。
Figure 2021080498
Figure 2021080498
No.201〜No.214は全て発明例であり、いずれも磁気特性が良好であった。特に、No.202〜No.204はNo.201、No.205〜No.214よりも磁束密度B50が高かった。

Claims (9)

  1. 質量%で、
    C:0.0100%以下、
    Si:1.50%〜4.00%、
    sol.Al:0.0001%〜1.0%、
    S:0.0100%以下、
    N:0.0100%以下、
    Mn、Ni、Co、Pt、Pb、Cu、Auからなる群から選ばれる1種以上:総計で2.50%〜5.00%、
    Sn:0.000%〜0.400%、
    Sb:0.000%〜0.400%、
    P:0.000%〜0.400%、及び
    Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、Cdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0000%〜0.0100%を含有し、
    Mn含有量(質量%)を[Mn]、Ni含有量(質量%)を[Ni]、Co含有量(質量%)を[Co]、Pt含有量(質量%)を[Pt]、Pb含有量(質量%)を[Pb]、Cu含有量(質量%)を[Cu]、Au含有量(質量%)を[Au]、Si含有量(質量%)を[Si]、sol.Al含有量(質量%)を[sol.Al]としたときに、以下の(1)式を満たし、
    残部がFe及び不純物からなる化学組成を有し、
    平均結晶粒径が500μm以下である鋼組織を有し、
    圧延方向から45°傾いた方向におけるB50の値をB50D1、圧延方向から135°傾いた方向におけるB50の値をB50D2としたときに、以下の(2)式を満たすことを特徴とする無方向性電磁鋼板。
    ([Mn]+[Ni]+[Co]+[Pt]+[Pb]+[Cu]+[Au])−([Si]+[sol.Al])>0% ・・・(1)
    1.95T<(B50D1+B50D2)/2<2.04T・・・(2)
  2. 質量%で、
    Sn:0.020%〜0.400%、
    Sb:0.020%〜0.400%、及び
    P:0.020%〜0.400%
    からなる群から選ばれる1種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の無方向性電磁鋼板。
  3. 質量%で、
    Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、Cdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0005%〜0.0100%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の無方向性電磁鋼板。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無方向性電磁鋼板からなる鉄心を有することを特徴とする回転電機。
  5. 質量%で、
    C:0.0100%以下、
    Si:1.50%〜4.00%、
    sol.Al:0.0001%〜1.0%、
    S:0.0100%以下、
    N:0.0100%以下、
    Mn、Ni、Co、Pt、Pb、Cu、Auからなる群から選ばれる1種以上:総計で2.50%〜5.00%、
    Sn:0.000%〜0.400%、
    Sb:0.000%〜0.400%、
    P:0.000%〜0.400%、及び
    Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、Cdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0000%〜0.0100%を含有し、
    Mn含有量(質量%)を[Mn]、Ni含有量(質量%)を[Ni]、Co含有量(質量%)を[Co]、Pt含有量(質量%)を[Pt]、Pb含有量(質量%)を[Pb]、Cu含有量(質量%)を[Cu]、Au含有量(質量%)を[Au]、Si含有量(質量%)を[Si]、sol.Al含有量(質量%)を[sol.Al]としたときに、以下の(1)式を満たし、
    残部がFe及び不純物からなる化学組成を有する鋼材に対して熱間圧延を行う工程と、
    前記熱間圧延後の前記鋼材に対して冷間圧延を行う工程と、
    前記冷間圧延後に前記鋼材に対して第1の焼鈍を行う工程と、
    前記第1の焼鈍後に前記鋼材に対して第2の焼鈍を行う工程と、
    を有し、
    前記熱間圧延を行う工程において、前記熱間圧延時の仕上げ圧延の最終パスを相変態点Ar1以上の温度で行い、仕上げ圧延の最終パス後の板厚をtf、前記最終パス前の板厚をt1、前記最終パス前の更に一工程前の板厚をt2としたときに、以下の(2)式且つ(3)式を満たし、
    前記冷間圧延を圧下率95%以上で行うことを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法。
    ([Mn]+[Ni]+[Co]+[Pt]+[Pb]+[Cu]+[Au])−([Si]+[sol.Al])>0% ・・・(1)
    0.4<tf/t1<0.8 ・・・(2)
    0.4<t1/t2<0.8 ・・・(3)
  6. 前記熱間圧延を行う工程において、仕上げ圧延の最終パスの完了から0.1秒間以内に冷却速度が50℃/秒〜500℃/秒の条件で冷却を開始し、前記鋼材の温度を700℃以下まで冷却することを特徴とする請求項5に記載の無方向性電磁鋼板の製造方法。
  7. 前記第1の焼鈍と第2の焼鈍は、Ac1未満の温度で行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の無方向性電磁鋼板の製造方法。
  8. 前記鋼材は、
    質量%で、
    Sn:0.020%〜0.400%、
    Sb:0.020%〜0.400%、及び
    P:0.020%〜0.400%
    からなる群から選ばれる1種以上を含有することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の無方向性電磁鋼板の製造方法。
  9. 前記鋼材は、
    質量%で、
    Mg、Ca、Sr、Ba、Ce、La、Nd、Pr、Zn、Cdからなる群から選ばれる1種以上:総計で0.0005%〜0.0100%を含有することを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の無方向性電磁鋼板の製造方法。
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