JP2021079841A - 乗物用内装材と備品との取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】備品が取り付けられていない状態の内装材の見栄えを向上させる。また、内装材の表面に異物が付着することを抑制し、強い係合力を実現しつつも容易に取り外すことが可能な備品の取付構造を提供する。【解決手段】ロアボード22と備品40との取付構造であって、ロアボード22は、車内側におけるロアボード22の表面22Aから凹んでなる凹部30と、凹部30内に配され、ロアボード22の表面22Aよりも車外側に配される磁性材料からなる取付部33と、を有し、備品40は、磁性材料からなる被取付部41を有するとともに、凹部30の周縁である周縁部36に当接してなり、取付部33との間に空隙Gが形成された形で取付部33と被取付部41とが磁力により引き付けられることで、ロアボード22に取り付けられていることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、乗物用内装材と備品との取付構造に関する。
車室内における備品の取付構造として、特許文献1に開示されているものが知られている。特許文献1に開示されている構成では、車室を構成する面のうち、備品が取り付け可能な面を覆う内装材の表面と、その内装材に取り付けられる備品の表面は、互いに係合する面ファスナーで覆われている。このような構成によれば、車室内で利用される様々な備品を、利用者の好みの場所に簡単に取り付け、又は取り外すことができるとのことである。
特開2003−165395号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている構成では、内装材の表面を面ファスナー等の、表面繊維がループ状になっている表皮材で覆う必要がある。面ファスナーは、微細なフック部を多数有する一方の面と、微細なループ部を多数有する他方の面とが互いに押し付けられ、フック部がループ部をひっかけることにより2つの面が係合するものである。そのため、内装材として適用可能な素材が限定されてしまい、備品が取り付けられていない状態における内装材の見栄えを良くすることが困難である。また、このような構造に起因して、フック部及びループ部に埃が絡みつきやすくなり、また、その除去が困難でもある。さらに、内装材と備品との係合力を向上させるためには、面ファスナー同士の係合力をより強くする必要がある。この場合、備品の取り外しを行う際により大きな力で引きはがさなければならず、不便が生じるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、備品が取り付けられていない状態の内装材の見栄えを向上させることを目的の一つとする。また、内装材の表面に埃が付着しにくい備品の取付構造、及び強い係合力を実現しつつ容易に取り外すことが可能な備品の取付構造を示すことをさらなる目的とする。
本明細書によって開示される乗物用内装材と備品との取付構造は、前記乗物用内装材は、乗物室内側の表面から凹んでなる凹部と、前記凹部内に配され、前記乗物用内装材における乗物室内側の表面よりも乗物室外側に配される磁性材料からなる取付部と、を有し、前記備品は、磁性材料からなる被取付部を有するとともに、前記凹部の周縁である周縁部に当接してなり、前記取付部との間に空隙が形成された形で前記取付部と前記被取付部とが磁力により引き付けられることで、前記乗物用内装材に取り付けられていることを特徴とする。
このような構成の乗物用内装材と備品との取付構造では、ともに磁性材料からなる取付部と被取付部は引き付け合い、相対変位が規制される。ここで、取付部は凹部内であって乗物用内装材における乗物室内側の表面より乗物室外側に配されている。そのため、取付部と被取付部が引き付け合って接近しても、まず凹部の周縁部が備品と当接して、更なる接近が妨げられ、取付部と被取付部の当接には至らず、両者の間には空隙が形成される。この空隙により、取付部には被取付部との当接に起因する傷はつかない。なお、空隙に指等を差し込んで備品を摘み上げれば、乗物用内装材から備品を容易に分離することができる。
また、取付部の形状や配置を適宜変更すれば、取付部自体に乗物用内装材を加飾する機能を持たせることができる。さらに、取付部は磁性材料からなり、その表面は平坦である。そのため、取付部の表面に埃等の異物が付着しにくく、乗物用内装材を清浄に保つことができる。
上記構成において、前記凹部には、前記乗物用内装材を貫通する貫通孔が形成され、前記取付部は、前記貫通孔の深さよりも長い突起部を有する磁性材料体を、前記凹部に対し乗物室内側から前記突起部が前記貫通孔に挿入される形で配し、前記貫通孔から前記凹部の裏面側にはみ出た部分を折り曲げることで、前記乗物用内装材に組み付けられていることを特徴とする。
このような構成では、磁性材料体が有する突起部を乗物室内側から乗物用内装材の貫通孔に挿入し、突起部のうち裏面側にはみ出た部分を折り曲げることで、磁性材料体を乗物用内装材に組み付けて取付部とすることができる。これにより、取付部が乗物用内装材の所定の位置に固定され、脱落することを抑制できる。
上記構成において、前記備品は、乗物室内を加飾する加飾部を有するものとすることができる。このような構成では、加飾部を有する備品を乗物用内装材に取り付けることで、乗物用内装材の見栄えをよくすることができる。
上記構成において、前記乗物用内装材は、前記凹部が所定パターンで複数形成されてなり、前記備品は、前記被取付部を複数有し、その被取付部の形成パターンが、前記凹部の形成パターンの少なくとも一部と同一であることを特徴とするものとすることができる。このような構成による備品の取付構造では、1つの備品を2以上の取付部によって保持できるため、備品をより安定的に保持することができ、備品の脱落や位置ずれを抑制できる。
本発明によれば、備品が取り付けられていない状態の内装材の見栄えを向上させることができる。また、内装材の表面に異物が付着しにくく、かつ、強い係合力を実現しつつ容易に取り外すことが可能な乗物用内装材と備品との取付構造を実現できる。
本発明の一実施形態に係るロアボードが取り付けられた車両を、車内側からの視点により示す図 ドアトリム全体を車内から視た斜視図 図2における取付部付近の拡大斜視図 図2におけるA−A断面図 備品が取り付けられた凹部を室内側から視た正面図 図5におけるB−B断面図 加飾部又は機能部を有する備品の例 図7におけるC−C断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1から図8に基づいて説明する。本実施形態では、車両が備えるサイドドア11の車内側(乗物室内側)を構成するドアトリム20における備品40の取付構造について例示する。なお、各図に示した矢印FR及びRRの方向はそれぞれ前方(車両進行方向)及び後方を示し、矢印IN及びOUTの方向はそれぞれ車両内側及び外側の方向を示し、矢印UP及びDWの方向はそれぞれ上方及び下方を示す。
サイドドア11は、図1に示すように、車両の運転席側と助手席側にそれぞれ設けられ、前方側にヒンジ部12を有している。サイドドア11は、ヒンジ部12を軸として車幅方向外側に回動することでドア開口を開けることが可能な構成とされている。サイドドア11の上部には、ウィンドウ13が設けられている。以下の説明では、右側(運転席側)の構成について説明するが、左側(助手席側)にも同様の構成が備えられているものとする。
ドアトリム20は、サイドドア11の車内側部分を構成するものであり、ドアインナパネルに対して車内側から取り付けられるものである。ドアトリム20は、図1に示すように、車両のウィンドウ13の下方に配されており、アッパーボード21と、ロアボード22(乗物用内装材)と、を含んで構成されている。アッパーボード21の前方側にはドアハンドル24が備えられており、ロアボード22の上端にはアームレスト23が形成されている。
ロアボード22は、図2に示すようにドアトリム20の下半分を構成し、ポリプロピレン等の合成樹脂材からなる全体として板状の部材である。ロアボード22の車内側の面には凹部30が、前後方向に3列、上下方向に2列の合計6つ、等間隔に形成されている。図3に示すように、凹部30はロアボード22の車内側の表面22A(凹部以外の部分であってトリム意匠を構成する面)から車外方向に向かってザグリ状に凹んでいる部分であり、その形状は、車内側から視て正方形である。凹部30の底面31は正方形の平坦な面であり、その各辺の中央には、後述する突起部34を差し込むことができる貫通孔32が車外側(乗物室外側)に向かって4つ貫設されている。なお、これらの貫通孔32は、4つの突起部34とそれぞれ対応する位置に配されている。
凹部30の底面31には、磁性材料(例えば鉄又はステンレス鋼)からなる板状の取付部33が配される。取付部33は、凹部30の底面31に嵌め込まれる大きさの正方形部35と、その正方形部35の各辺の中央から垂直に立設される4つの突起部34と、を有する磁性材料体33Aにより構成される。突起部34の長さは、貫通孔32の深さ、つまりロアボード22の厚みより大きいものとされる。そのため、図4に示すように、折り曲げる前の各突起部34が車外側を向くようにして磁性材料体33Aを凹部30に嵌め込み、突起部34をそれぞれ対応する貫通孔32に挿入すると、各突起部34の先端は貫通孔32を抜けてロアボード22の車外側(裏面)にはみ出ることになる。そして、このはみ出た部分を折り曲げると、凹部30の底面31に対して取付部33が固定され、取付部33の、ロアボード22からの脱落を防ぐことができる。また、ロアボード22の表面22Aのうち、凹部30を囲む部分を周縁部36とする。なお、凹部30の底面31に取付部33が固定された状態では、取付部33の表面33Bは周縁部36よりも車外側に配されており、周縁部36と取付部33の表面33Bとの間には段差Dが生じている。
図3及び図4に示すように、備品40は、ロアボード22に対向する側、つまり車外側に配される被取付部41と、車内側に配される本体部42と、から構成されている。被取付部41は、厚さがTである板状の磁性材料(例えばフェライト磁石やネオジム磁石等の永久磁石)からなり、本体部42と分離しないように接着剤等により接合されている。なお、厚さTは、上述した段差Dよりも小さい値とされる。
被取付部41は平面に視て正方形の形状で、その平面視の大きさは凹部30の開口面積(周縁部36で取り囲まれた部分の面積)よりも小さく、凹部30に嵌め込むことができようになっている。また、被取付部41の端部には半円状の切り欠きが設けられ、これは第1切り欠き部43とされる。
また、被取付部41の厚みTは段差Dよりも小さい値であるため、被取付部41を凹部30に嵌め込んで、取付部33と被取付部41を重ね合わせた場合に、両者間には空隙Gが形成される。
本体部42は、車室内の加飾を目的とした加飾部44と、被取付部41が取り付けられる平滑部45からなる。加飾部44は加飾の態様に応じて合成樹脂、金属、木材等様々な材料、又はこれらを組み合わせることにより構成されている。平滑部45は、板状の被取付部41との密着性を高めるために平滑に加工された面であり、平滑部45の大きさは被取付部41及び凹部30よりも大きく、車内から視て被取付部41及び凹部30を覆い隠すようになっている。
本体部42には、図5に示すように、被取付部41の第1切り欠き部43と重畳する位置に第2切り欠き部46が設けられており、両者が重畳する部分がガイド部47を形成している。このようにすれば、磁力によって備品40がロアボード22に取り付けられた場合であっても、図6に示すように、ガイド部47に指等を差し込んで備品40を摘みあげれば取付部33と被取付部41とを引き離せるため、備品40をロアボード22から容易に分離することができる。
また、本体部42のうち被取付部41とは反対側、つまり車内側の部分は車室内の加飾を目的とする加飾部44とされ、内装の見栄えを向上させるために任意の形状、模様等とされる。図7に示すように、加飾部44は、例えば草花を模したアクセサリー50やメッキパーツ51等のような形状等にすることができる。また、加飾を目的とする加飾部44を有する備品40に代えて、又はそのような備品40とともに、例えば小物入れ52やフック53等、乗員の利便性を高めるような機能部48を有する備品40を取り付けることも可能である。図8に示すように、取付部33と被取付部41が磁力により引き付け合うことで、各備品40(小物入れ52、フック53、本体部加飾部44)はロアボード22の表面22Aにおいて保持される。
ここで、図7に示すように、小物入れ52を有する備品40は上下に間隔を空けて配される2つの被取付部41を有しており、その間隔は、対向するロアボード22側に配されている取付部33の間隔と等しくなっている。すなわち、複数の凹部30の形成パターン(図1参照)に倣ったパターンにて2つの被取付部41が設けられている。そのため、小物入れ52を有する備品40がロアボード22に取り付けられる際には、2対の被取付部41及び取付部33が磁力により引き付け合うことになる。これにより、1対の被取付部41及び取付部33により取り付けられる場合と比べて、ロアボード22における備品40の位置ずれや脱落を抑制できる。また、小物入れ52の耐荷重をより大きくすることができる。
次に、本実施形態に係る構成の作用及び効果について説明する。本実施形態に係るロアボード22と備品40との取付構造では、ロアボード22は、車内側の表面22Aから凹んでなる凹部30と、凹部30内に配され、ロアボード22における車内側の表面22Aよりも車外側に配される磁性材料からなる取付部33と、を有し、備品40は、磁性材料からなる被取付部41を有するとともに、凹部30の周縁である周縁部36に当接してなり、取付部33との間に空隙Gが形成された形で取付部33と被取付部41とが磁力により引き付けられることで、ロアボード22に取り付けられていることを特徴とする。
このような構成のロアボード22と備品40との取付構造では、ともに磁性材料からなる取付部33と被取付部41は引き付け合い、相対変位が規制される。ここで、取付部33は凹部30内であってロアボード22における車内側の表面22Aよりも段差Dだけ車外側に配されているが、段差Dよりも被取付部41の厚さTの方が小さいとされる。さらに、平面に視て平滑部45の大きさは凹部30よりも大きい。
そのため、磁力により取付部33と被取付部41が引き付け合い、ロアボード22と備品40が接近しても、まず周縁部36と平滑部45が当接することになり、取付部33と被取付部41のさらなる接近は妨げられる。その結果、取付部33と被取付部41は接触せずに空隙G(段差Dと厚さTの差)だけ離れて配されることになる。これにより、取付部33が被取付部41との接触により傷つけられることはなくなるため、傷や破損による取付部33の意匠性の低下を抑制することができる。また、ロアボード22と備品40の相対変位が磁力により規制された状態であっても、空隙Gに指等を差し込んで備品40を摘み上げれば、備品40をロアボード22から容易に引き離すことができる。
また、ロアボード22の表面22Aと取付部33との間には段差Dが設けられており、取付部33の表面33Bは、ロアボード22の表面22Aよりも車外側に配されている。そのため、備品40が取り付けられていない状態において、周縁部36に乗員が触れたとしても、乗員が直接取付部33に触れにくくなっている。したがって、金属製(本実施形態では鉄又はステンレス鋼)の取付部33に体や衣服を引っ掛けたり、熱さや冷たさを感じる等の刺激を受けたりすることを抑制できる。
また、取付部33に備品40が取り付けられていない場合には、車内側にいる乗員は、ロアボード22の表面22Aに並ぶ凹部30及びその内部に配されている取付部33を直接視認することができる。上述したように、ロアボード22は合成樹脂製(ポリプロピレン等)であるのに対し、取付部33は金属製(鉄、ステンレス鋼等)であって金属光沢を有するものであるため、両者の外観や質感は大きく異なる。したがって、ロアボード22を設計するにあたり、凹部30及び取付部33の形状、数量、位置等を適切にデザインすることで、備品40を取り付けなくても、凹部30及び取付部33自体に内装を加飾する機能を持たせることができる。したがって、このような構成では、備品40がなくともロアボード22の意匠性を高めることができる。また、取付部33の車内側の面を所望の色や模様になるように塗装することもできるため、さらに意匠性を高めることができる。
さらに、取付部33は板状の磁性材料(本実施形態では鉄又はステンレス鋼)からなり、その表面33Aにループ状の繊維等はなく平坦である。そのため、取付部33の表面33Aに埃等の異物が付着しにくく、清浄に保つことができる。
また、本実施形態に係るロアボード22と備品40との取付構造では、凹部30には、ロアボード22を貫通する貫通孔32が形成され、取付部33は、貫通孔32の深さよりも長い突起部34を有する磁性材料体33Aを、凹部30に対し車内側から突起部34が貫通孔32に挿入される形で配し、貫通孔32から凹部30の裏面側にはみ出た部分を折り曲げることで、ロアボード22に組み付けられていることを特徴とする。
このような構成では、磁性材料体33Aが有する突起部34を、車内側からロアボード22の貫通孔32に挿入し、突起部34のうち車外側にはみ出た部分を折り曲げることで、磁性材料体33Aをロアボード22に組み付けて取付部33とすることができる。これにより、取付部33がロアボード22の所定の位置に固定されるため、脱落することを抑制できる。
また、本実施形態に係るロアボード22と備品40との取付構造では、備品40は、車室内を加飾する加飾部44を有するものとすることができる。加飾部44は、その加飾の態様に応じて樹脂、金属、木材、布地等の所望の材料又はこれらの組み合わせにより構成される。このような加飾部44を有する備品40をロアボード22に取り付けることで、ロアボード22の見栄えを向上させ、意匠性を高めることができる。
また、本実施形態に係るロアボード22と備品40との取付構造では、ロアボード22は、凹部30が所定パターンで複数形成されてなり、備品40は、被取付部41を複数有し、その被取付部41の形成パターンが、凹部30の形成パターンの少なくとも一部と同一であることを特徴とする。このような構成では、1つの備品40を2以上の取付部33によって保持できるため、備品40をより安定的に保持することができ、備品40の脱落や位置ずれを防止できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上述した実施形態では、被取付部はロアボード側の凹部の中に嵌め込むことができるようになっているが、被取付部の大きさが凹部よりも大きく、凹部を覆う大きさであっても、被取付部と取付部との間に空隙が形成されていれば、本発明は適用可能である。
(2)上述した実施形態では、取付部が鉄又はステンレス鋼、被取付部が永久磁石の場合について例示したが、これとは逆に、取付部を永久磁石とし、被取付部を鉄又はステンレス鋼としても本発明は適用可能である。
(3)上述した実施形態では、備品が取り付けられる乗物用内装材としてドアトリムのロアボードを例示したが、これに限らず、面を有する内装材であれば本発明は適用可能である。内装材としては、例えば、ドアトリムのアッパーボード、天井材、シートバック、ダッシュボード、サンバイザ、ピラーガーニッシュ等が挙げられる。
(4)上述した実施形態では、凹部及び取付部はその形状が正方形であり、縦横に等間隔に配されてなる場合について例示したが、これに限らず、凹部及び取付部は、長方形や多角形、円形や星形等任意の形状及び任意の配置とすることができる。
(5)上述した実施形態では、被取付部及び本体部にそれぞれ重畳する切り欠きを設けてガイド部とし、ガイド部に指等を差し込み、備品を持ち上げることで取り外しを容易にしていた。しかし、備品の取り外し方法はこれに限らず、あらかじめ本体部にツマミや取手を形成しておき、このツマミ等を用いれば、ガイド部を設けなくても備品の取り外しは容易となる。
22…ロアボード(乗物用内装材)、30…凹部、33…取付部、36…周縁部、40…備品、41…被取付部、G…空隙

Claims (4)

  1. 乗物用内装材と備品との取付構造であって、
    前記乗物用内装材は、乗物室内側の表面から凹んでなる凹部と、前記凹部内に配され、前記乗物用内装材における乗物室内側の表面よりも乗物室外側に配される磁性材料からなる取付部と、を有し、
    前記備品は、磁性材料からなる被取付部を有するとともに、前記凹部の周縁である周縁部に当接してなり、前記取付部との間に空隙が形成された形で前記取付部と前記被取付部とが磁力により引き付けられることで、前記乗物用内装材に取り付けられていることを特徴とする、乗物用内装材と備品との取付構造。
  2. 前記凹部には、前記乗物用内装材を貫通する貫通孔が形成され、
    前記取付部は、前記貫通孔の深さよりも長い突起部を有する磁性材料体を、前記凹部に対し乗物室内側から前記突起部が前記貫通孔に挿入される形で配し、前記貫通孔から前記凹部の裏面側にはみ出た部分を折り曲げることで、前記乗物用内装材に組み付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の、乗物用内装材と備品との取付構造。
  3. 前記備品は、乗物室内を加飾する加飾部を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の、乗物用内装材と備品との取付構造。
  4. 前記乗物用内装材は、前記凹部が所定パターンで複数形成されてなり、
    前記備品は、前記被取付部を複数有し、その被取付部の形成パターンが、前記凹部の形成パターンの少なくとも一部と同一であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の、乗物用内装材と備品との取付構造。
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