JP2021079680A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポリゴンミラーの成形精度を低くした場合は、ポリゴンミラーの各反射面を特定し、反射面に応じたレーザ制御を行う精度も低くなってしまうと可能性があった。【解決手段】 光源と、光源から照射された光を反射する複数の反射面を有する回転多面鏡と、回転多面鏡に反射された光を検知して同期信号を出力する検知手段と、複数の同期信号に基づき、複数の同期信号周期を測定する制御手段と、回転多面鏡の各反射面にそれぞれ応じた同期信号周期を記憶する記憶手段と、を備え、制御手段は、記憶手段に記憶された第1の反射面に応じた第1の同期信号周期に基づき、第1の反射面への光の照射を制御し、記憶手段に記憶された第1の反射面とは異なる第2の反射面に応じた第1の同期信号周期とは長さの異なる第2の同期信号周期に基づき、第2の反射面への光の照射を制御する。【選択図】 図5

Description

本発明は、例えばレーザビームプリンタや複写機などの電子写真方式により画像形成を行う技術に関する。
従来の画像形成装置の一例として、光源から射出されたレーザ光を一定速度で回転するポリゴンミラー(回転多面鏡)に反射させることで、感光ドラム上をレーザ光で走査して静電潜像を形成する方式が知られている。このような画像形成装置においては、ポリゴンミラーの各反射面の回転軸に対する傾きにより、感光ドラム上を走査する走査線が主走査方向のばらつきを持つことが知られている。このようなばらつきを補正するために、各反射面の特性に応じてレーザ光を補正することが知られている。このような補正を行うためには、まずポリゴンミラーの各反射面を特定し、レーザ光を反射する反射面に対応した補正をかけることが必要となる。
そのために、各反射面を特定する方法として、特許文献1で示すように射出されたレーザ光をポリゴンミラーに反射させ、BDセンサで反射光を検知して水平同期信号として出力する。そして、水平同期信号の出力間隔を反射面ごとに測定し、基準となる出力間隔とを比較し、ポリゴンミラーの各反射面を特定するという手段が提案されている。
特開2011−148142
特許文献1のような方法により、ポリゴンミラーの各反射面を特定できるものの、各反射面の特定を精度よく行うためには、ポリゴンミラーの成形精度を高くしなければならなかった。しかしながら、ポリゴンミラーのコストダウンのためには、ある程度成形精度を下げることも望まれている。このようなポリゴンミラーの成形精度を低くした場合は、ポリゴンミラーの各反射面を特定し、反射面に応じたレーザ制御を行う精度も低くなってしまう可能性があった。
本出願に係る発明は、上記のような状況を鑑みてなされたものであり、ポリゴンミラーの反射面に応じたレーザ制御の精度の低下を抑制する方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、光源と、前記光源から照射された光を反射する複数の反射面を有する回転多面鏡と、前記回転多面鏡に反射された光を検知して同期信号を出力する検知手段と、複数の前記同期信号に基づき、複数の同期信号周期を測定する制御手段と、前記回転多面鏡の各反射面にそれぞれ応じた同期信号周期を記憶する記憶手段と、を備え、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された第1の反射面に応じた第1の同期信号周期に基づき、前記第1の反射面への光の照射を制御し、前記記憶手段に記憶された前記第1の反射面とは異なる第2の反射面に応じた第1の同期信号周期とは長さの異なる第2の同期信号周期に基づき、前記第2の反射面への光の照射を制御することを特徴とする。
本発明の構成によれば、ポリゴンミラーの反射面に応じたレーザ制御の精度の低下を抑制することができる。
画像形成装置の構成概略図 画像形成装置のハードウェア構成図 スキャナユニットの概略構成図 レーザ光に関する制御に係わる機能ブロック図 レーザ光の制御を示した図 レーザ制御のシーケンスを示したフローチャート スキャナ制御に係わる機能ブロック図 スキャナ制御を示した図 スキャナ制御のシーケンスを示したフローチャート
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲の発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組合せの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置としてのレーザビームプリンタ101の概略構成図である。なお、以下の説明では、画像形成装置の一例としてモノクロ方式のプリンタを挙げて説明するが、カラー方式のプリンタであってもよい。また、カラー方式のプリンタは、中間転写方式であっても、直接転写方式であってもよい。
レーザビームプリンタ101は、ビデオコントローラ140からプリント指示を受けると、プリントの前準備を開始する。プリントの前準備は、各アクチュエータ、露光装置としてのスキャナユニット120、画像形成部110、定着装置107の起動を行う。前準備が完了すると、例えば紙である記録材Sは給紙カセット102から給紙される。給紙カセット102から記録材Sを給紙する場合には給紙ローラ103により記録材Sを給紙する。給紙された記録材Sは、分離ローラ対104a、104bにより1枚に分離され、レジストローラ対105a、105bに搬送される。搬送された記録材Sはレジストセンサ106に到達する。レジストセンサ106に記録材Sの先端が検知されると、記録材Sは画像形成に応じて画像形成部110に搬送される。
画像形成部110は、感光体としての感光ドラム111、転写ローラ114、帯電ローラ112、現像装置113を備える。感光ドラム111は帯電ローラ112によって表面に均一な帯電がなされる。そして、スキャナユニット120より照射された、画像信号としてのVIDEO信号に対応したレーザ光Lが走査されることで、表面に静電潜像が形成される。感光ドラム111に形成された静電潜像は現像装置113によってトナーが付着させられてトナー像として現像され可視化される。
そして、感光ドラム111が回転することで、トナー像が感光ドラム111と転写ローラ114にて形成される転写位置まで搬送される。感光ドラム111の回転に同期して、レジストセンサ106まで搬送された記録材Sも転写位置に搬送される。転写位置では、転写ローラ114にトナー像と逆極性の転写電圧が印加されて、感光ドラム111上のトナー像が記録材Sに転写される。トナー像が転写された記録材Sは、定着装置107へ搬送され、そこで加熱、加圧されて、記録材Sにトナー像が定着される。トナー像が定着された記録材Sは、定着排紙センサ108により定着後も正常に搬送が行われているか検知される。トナー像が定着された記録材Sは、排紙ローラ109a、109bにより搬送され、排紙トレイに排紙されることで一連の印字動作を終える。これら一連の処理は後述するエンジンコントローラ130によって制御される。
図2は、画像形成装置の制御システムの一例としてのハードウェア構成図である。なお、図2においては、スキャナユニット120、エンジンコントローラ130、ビデオコントローラ140を抜粋して示している。
スキャナユニット120は、以下の部材を備える。回転多面鏡としてのポリゴンミラー122を回転駆動させる駆動手段としてのスキャナモータ125。スキャナモータ125に駆動力を供給するスキャナ駆動回路126。レーザ光を照射するレーザダイオード121(以下、LDとも称する)。レーザダイオード121に駆動力を供給するレーザ駆動回路127。レーザダイオード121から照射されたレーザ光を検知する検知手段としてのBDセンサ123。なお、ここでは一例として、シングルビームの構成を説明するが、これに限られるものではない。2つ以上のビームを用いた構成においても、以下の制御を適応することが可能である。
スキャナ駆動回路126は、後述するエンジンコントローラ130からスキャナモータ125への制御信号である加速指示信号、又は減速指示信号を受信する。受信した制御信号に基づき、スキャナモータ125に駆動力を供給する。レーザ駆動回路127は、後述するエンジンコントローラ130からレーザダイオード121への制御信号である発光指示信号、又は消光指示信号を受信する。受信した制御信号に基づき、レーザダイオード121に駆動力を供給する。BDセンサ123は、後述するエンジンコントローラ130に、レーザ光の検知結果を出力する。
ビデオコントローラ140は、以下の部材を備える制御ICである。PC等のホストからのプリント指示や画像処理にかかわる各種動作を制御するCPU141。各種動作に必要となる制御データを一時的に記憶するRAM142。プログラムや各種動作に必要となる制御テーブルを不揮発で記憶するROM143。エンジンコントローラ130との通信処理を行う通信モジュール144。ホストから受信した画像データや画像処理に必要となる情報を記憶する画像メモリ146。画像データに対し各種補正を施したのちラスタデータ化し、後述するエンジンコントローラ130から送信される静電潜像の書き出しタイミング信号に同期して、VIDEO信号をレーザ駆動回路127へ送信する画像制御モジュール145。なお、書き出しタイミング信号とは、TOP信号(垂直同期信号)、及びBD信号(水平同期信号)である。
エンジンコントローラ130は、以下の部材を備える制御ICである。プリンタの各種動作を制御するCPU131。プリンタ動作に必要となる制御データを一時的に記憶するRAM132。プログラムやプリンタ動作に必要となる制御テーブルを不揮発で記憶するROM133。ビデオコントローラ140との通信処理を行う通信モジュール134。BDセンサ123により検知された信号に基づき回転制御信号、及びレーザ制御信号をスキャナユニット120に通知し、静電潜像の書き出しタイミング信号をビデオコントローラに通知するスキャナ制御モジュール135。なお、エンジンコントローラ130とビデオコントローラ140を個別のICとして説明したが、機能を集約し一つのICにしてもよい。
図3は、スキャナユニット120の概略構成図である。矢印hはレーザダイオード121から照射されたレーザ光の走査方向を、矢印vは感光ドラム111の回転方向を示している。また、回転多面鏡としてのポリゴンミラー122上に記載の矢印はポリゴンミラー122の回転方向を示している。なお、本実施形態においては、ポリゴンミラー122の面数は4面であるが、これに限られるものではなく、多面を有する構成であればよい。
エンジンコントローラ130は、プリント要求を受けると準備動作として感光ドラム111とポリゴンミラー122の回転開始を指示する。回転開始の指示を受けて不図示の感光ドラム111を駆動するための駆動部が、感光ドラム111の回転を開始する。また、スキャナ制御モジュール135がポリゴンミラー122の回転を開始する。スキャナ制御モジュール135はポリゴンミラー122の回転とともにレーザ光の発光を開始する。
レーザダイオード121から照射されたレーザ光は、回転するポリゴンミラー122の各面で反射し、図中白抜き矢印の方向に走査される。走査されたレーザ光は、レーザ光を検知するためのBDセンサ123、および反射ミラー124に照射される。レーザ光を検知したBDセンサ123は、レーザ光に応じてBD信号(水平同期信号)をスキャナ制御モジュール135に出力する。反射ミラー124はレーザ光を回転する感光ドラム111に向けて反射する。
スキャナ制御モジュール135は、BDセンサ123から出力されるBD信号の間隔からポリゴンミラー122の回転速度を判断し、予め決められた回転速度で安定するように回転指示(加速あるいは減速)をプリント終了まで継続する。また、スキャナ制御モジュール135はBDセンサ123からのBD信号に基づき、レーザ光の発光タイミングと消光タイミングを制御する。具体的には、レーザ光がBDセンサ123に照射される直前でレーザ光の発光を指示し、BDセンサ123によりBD信号が検知されたら、レーザ光の消光を指示する。さらに、感光ドラム111上に潜像画像の形成が必要なタイミングで、再度VIDEOデータに応じたレーザ光の発光を指示し、潜像画像の形成が終了するタイミングで、レーザ光の消光を指示する。
次に、レーザ光に関する制御を図4、図5を用いて詳細に説明する。図4は、レーザ光に関する制御に係わる機能ブロック図を示している。図5は、レーザ光の制御中におけるBD信号とレーザ光の発光状態、及びレーザ光の発光に関するタイミング情報を示した図である。図5(a)はポリゴンミラー122の走査面、BD信号、レーザ状態、BD信号をマスクするためのマスク信号の関係を表した図である。図5(b)は図5(a)の一部分を拡大し、BD周期(水平同期信号周期)間で行う、レーザ光の発光モードの切替えを示した図である。図5(c)はROM133に記憶されたレーザ制御に係わるタイミング情報を示している。
レーザ発光タイミング制御部162は、レーザ発光タイミングを導出する複数の機能ブロックからなる。スキャナ速度情報151は、ROM133に格納されたポリゴンミラー122の回転速度情報である。レーザ制御タイミング情報154は、レーザ制御に必要なタイミング情報で図5(c)のテーブルに示された情報である。スキャナ回転制御手段153は、回転速度情報とBD信号に基づきポリゴンミラー122を定常回転するべく、駆動回路へ加速あるいは減速指示を通知する。
ノイズフィルタ159は、受信したBD信号のノイズを除去する。ノイズフィルタ159によりノイズを除去することにより、スキャナ制御モジュール135はBDセンサ123から受信したBD信号に基づき、スキャナの回転、及びレーザ制御を行う。カウンタ156は、BDセンサから受信したBD信号に応じて、カウントアップあるいはクリアするカウンタである。カウンタ156により、図5(a)に示すようにカウンタの値からレーザ光を走査しているポリゴンミラー122の反射面(以下、ポリゴン面とも称する)を一意に判断することができる。
周期測定手段150は、BDセンサから受信したBD信号からBD周期、すなわちポリゴンミラー122の回転速度を測定する。周期記憶手段157は、BD周期をカウンタ値と紐付けて記憶する。周期記憶手段157により前回取得した各ポリゴン面のBD周期を一次記憶することができる。つまり、n面の反射面を有するポリゴンミラー122のそれぞれに対応するn個のBD周期(水平同期周期)を記憶するともいえる。
レーザ発光制御手段155は、BDセンサから受信したBD信号と、レーザ制御に必要なタイミング情報と、周期記憶手段157に記憶された同一ポリゴン面のBD周期からレーザ制御タイミングを決定する。そして、レーザ駆動回路127に、レーザ光の発光あるいは消光を指示する。また、レーザ発光制御手段155は、BDセンサから受信したBD信号と、レーザ制御に必要なタイミング情報と、周期記憶手段157に記憶された同一ポリゴン面のBD周期に基づき、BD信号のノイズ除去区間(マスク区間)を決定する。そして、マスク信号をノイズフィルタ159に送信する。
以下、図5を用いてレーザ制御のタイミングに関してさらに詳しく説明する。図5(a)、及び図5(b)で示すように、スキャナ起動中においてBD信号−BD信号間でレーザ光の発光モードを切り替える。図中白抜きの四角は、常時発光モードでレーザ光を発光させ続ける区間である。これはBDセンサによりレーザ光の走査位置を検知させるため、またレーザ光の光量を調整して安定させるためのAPC(Auto Power Control)発光を実施するために行っている。
図5(a)における、点々でハッチングされた四角はマスクモードでレーザ光を消光させる区間である。斜線でハッチングされた四角はVIDEO発光モードの区間である。これは、感光ドラム111にVIDEO信号に応じて発光、消光をきりかえることで静電潜像を形成するために行っている。前述の発光モード、及び発光のタイミングは、スキャナユニットの構成(例えば、迷光が発生する区間では消光するなど)や、レーザダイオード121等の電気的特定(APC発光に必要な時間など)により決められる。
図5(a)に示すポリゴン面A〜Dはカウンタ156の値0〜3に対して一意に対応づけたポリゴン面を示す。T(1)はポリゴン面(A面)のBD周期を示す。なお、括弧内の数字は取得番号を示す。T(1)〜T(1)はそれぞれB面〜D面でのBD周期を示す。以降、T(2)→T(2)…と続いていく。
図5(b)を用いて、詳細なレーザ制御のタイミングについて説明する。図5(b)は、ポリゴン面(A面)のBD周期(T(2))を走査中のレーザ制御のタイミングを示している。レーザ発光制御手段155は、周期記憶手段157から前回取得した同一ポリゴン面(ここではA面)のBD周期(T(1))と、レーザ制御タイミング情報を受け取る。そして、常時発光モード終了タイミング、VIDEO発光モード開始タイミング、VIDEO発光モード終了タイミング、常時発光モード開始タイミング、ノイズマスク終了タイミングをそれぞれ算出する。それぞれのタイミングは、以下の式から求められる。
常時発光モード終了タイミング=(p/1024)*T(1)・・・(1)
VIDEO発光モード開始タイミング=(q/1024)*T(1)・・・(2)
VIDEO発光モード終了タイミング=(r/1024)*T(1)・・・(3)
常時発光モード開始タイミング=(s/1024)*T(1)・・・(4)
ノイズマスク終了タイミング=(t/1024)*T(1)・・・(5)
なお、本実施形態においては参照するBD周期(ここではT(1))を1024分割し、その何番目かで所定のタイミングを決定するようにしている。何番目(p〜t)であるかをタイミング情報として記憶している。なお、タイミング情報の記憶方法は、例えば百分率(%)情報として記憶するなどしてもかまわない。
レーザ発光制御手段155は、BDセンサから受信したBD信号を基準に、各タイミングに同期してレーザ駆動回路に所定の発光モードとノイズマスク解除を指示する。図5(b)では、ポリゴン面(A面)にのみ対して説明をしたが、ポリゴン面(B面〜D面)に関しても同様にタイミング算出と発光モードとノイズマスク解除の指示を行う。
次に、図6のフローチャートを用いて、レーザ制御のシーケンスを説明する。S101において、スキャナ制御モジュール135はスキャナの起動を行う。S101において、スキャナが起動されると、S102において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ156をクリアし、記憶する各ポリゴン面のBD周期を初期化する。S103において、スキャナ制御モジュール135はBD信号を取得する。さらに、S104において、スキャナ制御モジュール135はBD信号を取得する。つまり、S103、S104において、BD信号を2回取得する。
S105において、スキャナ制御モジュール135はBD信号を2回取得すると、BD信号に基づきBD周期を算出する。S106において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ値に応じた面番号のBD周期として記憶する。S107において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ156をインクリメントする。S108において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ156のクリア条件となったかを判断する。つまり、カウンタ156がポリゴン面数になった場合は、S109において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ156をクリアする。
S110において、スキャナ制御モジュール135は記憶したカウンタ値に応じた面番号のBD周期に基づき、レーザ制御タイミングを算出する。算出したレーザ制御タイミングに応じて、画像形成における常時発光モード終了タイミング、VIDEO発光モード開始タイミング、VIDEO発光モード終了タイミング、常時発光モード開始タイミング、ノイズマスク終了タイミングをそれぞれ算出する。S111において、スキャナ制御モジュール135は、スキャナ停止の指示を受けると、スキャナを停止する。スキャナ停止の指示が無い場合は、S104に戻り、BD信号の取得、BD周期の算出などを繰り返す。
このように、同一ポリゴン面で取得したBD周期に基づき、BD信号取得制御(ノイズマスク制御)や、レーザ制御(発光モード制御)を行う。よって、ポリゴン面毎にBD周期がばらつくような特性を有する異形のポリゴンミラーによって、レーザ光を走査する場合においても、ポリゴン面ごとにレーザの発光、消光を制御することができる。これにより、異形のポリゴンミラーを用いた場合においても、レーザ光量の不安定化、ノイズマスク設定のばらつきによるBD信号に対するノイズ耐性劣化などを抑制し、安定したスキャナ回転制御を行うことができる。また、異形のポリゴンミラーも用いた場合においても、VIDEO発光モード開始、終了設定のばらつきによる主走査画像端のばらつき等を抑制し、画像品質の低下を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態においては、予め記憶されたポリゴン面を特定するための情報に基づき、回転するポリゴンミラーのポリゴン面を特定する。そして、特定した各ポリゴン面に応じて固有の回転速度を指示しポリゴンミラーの回転制御を行う。なお、画像形成装置等の先の第1の実施形態と同様の構成については、本実施形態においての詳しい説明は省略する。
レーザ光に関する制御を図7、図8を用いて詳細に説明する。図7は、スキャナ制御に係わる機能ブロック図を示している。図8は、スキャナ制御中のBD信号とスキャナ加減速信号のタイミングと各ポリゴン面に応じたスキャナ速度情報を示した図である。図8(a)は、ポリゴンミラー122の走査面、BD信号、スキャナ加速信号、スキャナ減速信号の関係を表した図である。図8(b)は、図8(a)の一部分を拡大し、BD周期間で行う、スキャナの加速、減速制御の切替えを示した図である。図8(c)は、ROM133に記憶されたスキャナ回転制御に係わる速度情報を示している。
スキャナ速度及びレーザ発光タイミング制御部163は、スキャナ回転速度及びレーザ発光タイミングを導出する複数の機能ブロックからなる。スキャナ速度情報151は、ROM133に格納されたポリゴン面毎の回転速度情報である。スキャナ速度選択手段152は、ポリゴン面の面特定情報と、カウンタ156と、回転速度情報から所望の回転速度情報を選択し、スキャナ制御手段へ回転速度を通知する。
周期記憶手段157は、BD周期をカウンタ値と紐付けて記憶する。周期記憶手段157により、取得した各ポリゴン面のBD周期を一次記憶することができる。ポリゴン面情報160は、回転中のポリゴンミラー122の各ポリゴン面を特定するために予め記録された、ポリゴン面固有のBD周期である。ポリゴン面特定手段158は、周期記憶手段157により記憶された各ポリゴン面のBD周期と、ポリゴン面情報160により記憶された各ポリゴン面のBD周期とをパターン比較することで一意に面を特定する。
次に、図8を用いてスキャナ回転制御に関してさらに詳しく説明する。図8(a)、又は図8(b)に示すように、スキャナモータ制御では取得したBD周期に応じて、スキャナモータへの加減速指示を制御する。ここでは、図8(c)に記載の各ポリゴン面に対する基準BD周期と、BDセンサから受信したBD信号に基づき取得したBD周期との比較から、加速あるいは減速の必要性を判断する。具体的には、取得したBD周期よりも基準BD周期の方が短い場合は加速を、取得したBD周期よりも基準BD周期の方が長い場合は減速を、スキャナ駆動回路へ指示する。なお、本実施形態においては、ポリゴン面特定手段によりレーザ走査中のポリゴン面を特定することができる。そのため、レーザ走査中のポリゴン面に最適な回転速度(すなわち、基準BD周期)を選択することができる。
図8(b)を用いて、詳細なスキャナ回転制御について説明する。図8(b)は、ポリゴン面(A面)のBD周期(T(2))とスキャナモータの加速信号および減速信号を示している。スキャナ回転制御手段153はスキャナ速度選択手段152から同一ポリゴン面(ここではA面)のスキャナ速度情報を受け取る。そして、スキャナモータに加速指示を行うか、又は減速指示を行うかを判断している。なお、ポリゴン面(A面)に関して説明を行ったが、ポリゴン面(B面〜D面)においても同様の制御を行うことができる。
次に、図9のフローチャートを用いて、レーザ制御のシーケンスを説明する。S201において、スキャナ制御モジュール135はスキャナの起動を行う。S201において、スキャナが起動されると、S202において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ156をクリアし、記憶する各ポリゴン面のBD周期を初期化する。S203において、スキャナ制御モジュール135はBD信号を取得する。さらに、S204において、スキャナ制御モジュール135はBD信号を取得する。つまり、S203、S204において、BD信号を2回取得する。
S205において、スキャナ制御モジュール135はBD信号を2回取得すると、BD信号に基づきBD周期を算出する。S206において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ値に応じた面番号のBD周期として記憶する。S207において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ156をインクリメントする。S208において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ156のクリア条件となったかを判断する。つまり、カウンタ156がポリゴン面数になった場合は、S209において、スキャナ制御モジュール135はカウンタ156をクリアする。
S210において、スキャナ制御モジュール135は記憶したカウンタ値に応じた面番号のBD周期に基づき、レーザ制御タイミングを算出する。S211において、スキャナ制御モジュール135はポリゴン面の面特定を実行する指示を受けたか否かを判断する。面特定を実行する指示を受けると、S212において、スキャナ制御モジュール135は各面のBD周期と予め記憶されたポリゴン面情報から、走査中の面特定を行う。なお、面特定は、スキャナ起動中に一度行う。ただし、スキャナ起動中に、BD信号にノイズ等が混入するなどで、面特定がうまくいかなかった場合には、再度面特定を行う。S213において、スキャナ制御モジュール135は面特定が完了した後、面特定情報に応じてスキャナ回転速度を選択する。S214において、スキャナ制御モジュール135は、スキャナ停止の指示を受けると、スキャナを停止する。スキャナ停止の指示が無い場合は、S204に戻り、BD信号の取得、BD周期の算出などを繰り返す。
このように、ポリゴン面を特定し、特定した面固有のスキャナ回転速度情報に基づき、スキャナモータの回転制御を行う。これにより、ポリゴン面毎にBD周期がばらつくような特性を有する異形のポリゴンミラーによって、レーザ光を走査する場合においても、安定した回転制御を行うことが可能となる。
121 レーザダイオード
122 ポリゴンミラー
123 BDセンサ
135 スキャナ制御モジュール

Claims (10)

  1. 光源と、
    前記光源から照射された光を反射する複数の反射面を有する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡に反射された光を検知して同期信号を出力する検知手段と、
    複数の前記同期信号に基づき、複数の同期信号周期を測定する制御手段と、
    前記回転多面鏡の各反射面にそれぞれ応じた同期信号周期を記憶する記憶手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された第1の反射面に応じた第1の同期信号周期に基づき、前記第1の反射面への光の照射を制御し、前記記憶手段に記憶された前記第1の反射面とは異なる第2の反射面に応じた第1の同期信号周期とは長さの異なる第2の同期信号周期に基づき、前記第2の反射面への光の照射を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の反射面に光を照射する場合は、前記第1の同期信号周期に基づき、前記光源から照射する光の発光の開始、及び終了を制御し、
    前記第2の反射面に光を照射する場合は、前記第2の同期信号周期に基づき、前記光源から照射する光の発光の開始、及び終了を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の反射面に光を照射する場合は、前記第1の同期信号周期に基づき、前記検知手段により前記同期信号を検知するために、前記検知手段に光が到達する前に光の発光を開始し、前記検知手段に光が到達した後に光の発光を終了させ、
    前記第2の反射面に光を照射する場合は、前記第2の同期信号周期に基づき、前記検知手段により前記同期信号を検知するために、前記検知手段に光が到達する前に光の発光を開始し、前記検知手段に光が到達した後に光の発光を終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の反射面に光を照射する場合は、前記第1の同期信号周期に基づき、前記光源から照射する光の光量を調整するために、前記光源から照射する光の発光を開始し、光量の調整が終了した後に前記光源から照射する光の発光を終了させ、
    前記第2の反射面に光を照射する場合は、前記第2の同期信号周期に基づき、前記光源から照射する光の光量を調整するために、前記光源から照射する光の発光を開始し、光量の調整が終了した後に前記光源から照射する光の発光を終了することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記検知手段により、第1の同期信号が検知されてから続く第2の同期信号が検知されるまでの間に、前記第1の反射面に光を照射する場合は、前記第1の同期信号周期に基づき、前記第1の同期信号が検知されてから画像信号に応じた照射を行うまでの間で前記光源から照射される光を発光しないように制御し、
    前記第2の反射面に光を照射する場合は、前記第2の同期信号周期に基づき、前記第1の同期信号が検知されてから画像信号に応じた照射を行うまでの間で前記光源から照射される光を発光しないように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記検知手段により、第1の同期信号が検知されてから続く第2の同期信号が検知されるまでの間に、前記第1の反射面に光を照射する場合は、前記第1の同期信号周期に基づき、画像信号に応じた照射が終了してから前記第2の同期信号が検知されるまでの間で前記光源から照射される光を発光しないように制御し、
    前記第2の反射面に光を照射する場合は、前記第2の同期信号周期に基づき、画像信号に応じた照射が終了してから前記第2の同期信号が検知されるまでの間で前記光源から照射される光を発光しないように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 光源と、
    前記光源から照射された光を反射する複数の反射面を有する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡に反射された光を検知して同期信号を出力する検知手段と、
    複数の前記同期信号に基づき、複数の同期信号周期を測定する制御手段と、
    前記回転多面鏡の各反射面にそれぞれ応じた同期信号周期を記憶する記憶手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された第1の反射面に応じた第1の同期信号周期に基づき、前記第1の反射面への光の照射する場合の前記回転多面鏡の回転速度を制御し、前記記憶手段に記憶された前記第1の反射面とは異なる第2の反射面に応じた第1の同期信号周期とは長さの異なる第2の同期信号周期に基づき、前記第2の反射面への光の照射する場合の前記回転多面鏡の回転速度を制御することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、基準の同期信号周期よりも測定した前記同期信号周期が短い場合は、前記回転多面鏡を加速させ、基準の同期信号よりも測定した前記同期信号周期が長い場合は、前記回転多面鏡を減速させるように制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記回転多面鏡は、n面の反射面を有し、
    前記記憶手段は、n面の反射面のそれぞれに対応するn個の同期信号周期を記憶し、
    前記n個の同期信号周期は、それぞれ長さが異なることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記同期信号周期の長さに応じて、前記回転多面鏡の複数の反射面のいずれに対応した同期信号周期であるかを判断することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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