JP2021076072A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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【課題】インジェクション冷媒が吐出圧室や吐出空間内部の冷媒および固定スクロールと熱交換して生じるインジェクション冷媒の密度低下を抑制し、高効率な圧縮機を提供する。【解決手段】中間圧室147内部のインジェクション冷媒と固定スクロール135およびマフラ138との間に断熱材150,152を設け、中間圧室147内部のインジェクション冷媒と、このインジェクション冷媒より高温な、隣接する吐出圧室145、吐出空間149内部の冷媒および固定スクロール135との熱交換を低減する構成としている。これにより、インジェクション冷媒と吐出圧室、吐出空間内部の冷媒および固定スクロールとの熱交換を低減してインジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度の低下を抑制でき、冷媒循環量の低下を抑制し、高効率な圧縮機を提供することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、インジェクション機構を有するスクロール圧縮機に関するものである。
特許文献1はインジェクション機能を持つスクロール圧縮機を開示する。このスクロール圧縮機は、固定スクロールの背面上にマフラを配置し、中間圧のインジェクション冷媒が圧縮機の側面から固定スクロールの背面とマフラによって形成された中間圧室を通過し、固定スクロールに設けられたインジェクションポートを介して圧縮工程中の圧縮室内に流入する。
また、固定スクロールの鏡板の中心部に、圧縮室で圧縮した冷媒を吐出する吐出ポートと、圧縮室が吐出ポートと連通する前に吐出圧に達した冷媒を吐出する吐出バイパスポートが設けられており、吐出ポートおよび吐出バイパスポートから吐出された冷媒が、固定スクロールの背面とマフラによって形成された吐出圧室を介して、密閉容器内の吐出空間へと排出される。
国際公開第2018/150540号
本開示は、上記インジェクション冷媒が吐出圧室や吐出空間内部の冷媒および固定スクロールとの熱交換により生じるインジェクション冷媒の密度低下を抑制し、高効率な圧縮機を提供する。
本開示におけるスクロール圧縮機は、中間圧室内部のインジェクション冷媒と固定スクロールおよびマフラとの間に断熱材を設け、中間圧室内部のインジェクション冷媒と、このインジェクション冷媒より高温な、隣接する吐出圧室、吐出空間内部の冷媒および固定スクロールとの熱交換を低減する構成としている。
本開示におけるスクロール圧縮機は、中間圧室内部のインジェクション冷媒と、このインジェクション冷媒より高温な、隣接する吐出圧室、吐出空間内部の冷媒および固定スクロールとの熱交換を低減することで、インジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度の低下を抑制でき、冷媒循環量の低下を抑制し、高効率な圧縮機を提供することができる。
実施の形態1によるスクロール圧縮機を備えた冷凍サイクル図 実施の形態1におけるスクロール圧縮機の縦断面図 実施の形態1におけるスクロール圧縮機の要部拡大図 実施の形態1におけるスクロール圧縮機の変形例を示す要部拡大図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、特許文献1に示すインジェクション機構付きのスクロール圧縮機が知られていた。このスクロール圧縮機は、中間圧室内部のインジェクション冷媒が、当該インジェクション冷媒より高温な、隣接する吐出圧室、吐出空間内部の冷媒および固定スクロールと熱交換することで温度が上昇する。その結果、インジェクション冷媒の密度が低下して冷媒循環量が低下し、圧縮機の効率が低下してしまう、と言う課題がある。発明者らはこのような課題を発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで本開示は、中間圧室内部のインジェクション冷媒と固定スクロールおよびマフラとの間に断熱材を設けてインジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度低下を抑制し、高効率な圧縮機を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図3を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1によるスクロール圧縮機100を備えた冷凍サイクル図である。
図1に示すように、冷凍サイクル装置は、スクロール圧縮機100、凝縮器101、膨張弁102a、102b、気液分離器103、蒸発器104、および、インジェクション管105から構成されている。
凝縮器101から流出した高圧の冷媒は、上流側に設けられた膨張弁102aによって減圧されて、一部液体冷媒が混じった中間圧の気体冷媒となり、気液分離器103において液体冷媒と気体冷媒に分離される。気液分離器103によって分離された中間圧の液体冷媒は、下流側の膨張弁102bによって更に減圧され、低圧の液体冷媒となって、蒸発器104に流入する。
蒸発器104において、低圧の液体冷媒は、蒸発して気体冷媒もしくは、一部液体冷媒が混じった気体冷媒として流出し、スクロール圧縮機100に吸入される。
スクロール圧縮機100は、蒸発器104から流入してくる低圧の冷媒を圧縮する。加えて、圧縮過程の途中で、前述の気液分離器103で分離された中間圧の気体冷媒をインジェクション管105を介して圧縮室にインジェクションさせて圧縮し、高圧となった冷媒を凝縮器101へと送り出す。
図2は、同実施の形態におけるスクロール圧縮機100の縦断面図である。図3は、同実施の形態におけるスクロール圧縮機100の要部拡大図である。
図2において、スクロール圧縮機100は、圧縮機本体110と、圧縮機本体110を収容する密閉容器112とを備えている。密閉容器112の底部にはオイル114が貯留されている。圧縮機本体110はモータ要素120とモータ要素120によって駆動される圧縮要素130とからなる。
モータ要素120は、密閉容器112に、溶接や焼き嵌めによって固定した固定子121と、固定子121の内周側に配置された永久磁石を内蔵した回転子122とを備えている。
圧縮要素130は、モータ要素120の上方に配置される。
クランクシャフト132は、回転子122を圧入固定した主軸部132aと主軸部132aに対し偏心して形成された偏心軸部132bとからなる。
また、クランクシャフト132は、内部に給油穴132cが軸方向に貫通して設けられており、下端にオイルポンプ133を備えている。オイルポンプ133は、吸い込み口が確実にオイル114内に入る位置に配置されている。
クランクシャフト132は、密閉容器112に溶接や焼き嵌めによって固定した主軸受部材134で軸支される。
主軸受部材134上には、主軸受部材134にボルト止めされた固定スクロール135と、固定スクロール135と噛み合う旋回スクロール136とマフラ138が備えられている。
固定スクロール135および旋回スクロール136は、鋳鉄やアルミニウム合金から形成することができ、マフラ138は、炭素鋼や鋳鉄から形成することができる。
旋回スクロール136と主軸受部材134との間には、旋回スクロール136の自転を防止するオルダムリングのような自転拘束機構137が設けられている。
固定スクロール135と旋回スクロール136との間には、圧縮室139が形成される。
固定スクロール135は、外周に吸入ポート140を、中央に吐出ポート141を設けている。
吸入管142と吐出管143とインジェクション管105とは、密閉容器112外の冷凍サイクルに通じている。
吸入管142は、吸入ポート140を経由して、圧縮室139と連通している。
圧縮室139は、吐出リード弁144が設けられている吐出ポート141を経由してマフラ138内の吐出圧室145と連通している。
インジェクション管は、マフラ138内の中間圧室147と接続され、逆止弁148を備えたインジェクションポート146を経由して、閉じ込み後の圧縮室139に連通している。
吐出圧室145および中間圧室147は、固定スクロール135の背面とマフラ138に囲まれることで形成されている。
図3に示すように、マフラ138の内壁表面は、断熱材150で被覆されている。断熱材150は、耐油性や耐熱性に優れた材料で、熱伝導率が0.1W/(m・K)以下、さらに好ましくは熱伝導率が0.05W/(m・K)以下の材料、例えば、中空セラミックやニトリル系発泡ゴム(NBR)を用いることができる。断熱材150をマフラ138の内壁表面に設ける方法としては、例えば、中空セラミックを含む塗料をマフラ138の内壁表面に塗布したり、ニトリル系発泡ゴム(NBR)を接着剤を介してマフラ138の内壁表面に接着させたりする方法などがある。
固定スクロール135と中間圧室147の間には、断熱材152を介在させている。断熱材152は、断熱材150と同様の材料を用いることができる。中空セラミックを用いる場合、シール性の観点から、固定スクロール135において、マフラ138とともに中間圧室147を形成している面にのみ介在させ、締結面となる部分を避けることが望ましい。弾性が高い高分子材料を用いる場合、断熱材152は、ガスケットの役割も担うことができるので、固定スクロール135とマフラ138の間に挟んで締結することで、シール性を同時に向上させることができる(図示せず)。
[1−2.動作]
以上のように構成されたスクロール圧縮機100について、以下その動作、作用を説明する。
モータ要素120に通電されると、固定子121に発生する磁界により回転子122はクランクシャフト132とともに回転する。
クランクシャフト132の回転に伴い、オイルポンプ133が駆動し、密閉容器112の底部に貯留されているオイル114が圧力条件や運転速度に関係なく、確実に吸い上げられる。これによって、オイル切れの心配が解消される。オイルポンプ133によって吸い上げられたオイル114は、給油穴132cを通じて、圧縮要素130に供給される。なお、オイルポンプ133でオイル114を吸い上げる前後に、オイルフィルタ等でオイル114から異物を除去すると、圧縮要素130に異物が混入することを防ぐことができ、信頼性の向上を図ることができる。
圧縮要素130に供給されるオイル114は、スクロール圧縮機100から吐出される冷媒の圧力とほぼ同等であり、旋回スクロール136に対する背圧源ともなる。これにより、旋回スクロール136は、固定スクロール135から離れたり、片当たりすることなく、所定の位置で旋回することができるため、安定して圧縮機能を発揮することができる。
また、クランクシャフト132の回転に伴い、クランクシャフト132の偏心軸部132bは偏心回転する。
旋回スクロール136は、偏心軸部132bにより偏心駆動し、自転拘束機構137によって円軌道運動することで、圧縮室139の容積を変化させる。
吸入管142から吸入される冷媒は、吸入ポート140を経由して、圧縮室139に導かれる。圧縮室139に吸入された冷媒は、外周側から中央に向かって容積を減じながら移動し、所定の圧力に達すると、吐出ポート141に設けられている吐出リード弁144を押し開いて、マフラ138と固定スクロール135の背面とで囲まれた吐出圧室145に吐出される。吐出圧室145に吐出された冷媒は、吐出空間149を介して吐出管143から密閉容器112外に吐出される。
一方、インジェクション管105から導かれた中間圧の冷媒は、マフラ138と固定スクロール135の背面とで囲まれた中間圧室147に流入し、インジェクションポート146に設けられている逆止弁148を押し開き、閉じ込み後の圧縮室139にインジェクションされる。インジェクションされた冷媒は、吸入ポート140から吸入された冷媒と共に圧縮され、吐出管143から密閉容器112外に吐出される。
以上の圧縮行程において、圧縮機内では、吐出圧室145、吐出空間149内の冷媒が固定スクロール135、中間圧室147内の冷媒より温度が高くなっているが、中間圧室147を形成しているマフラ138の内壁表面は、断熱材150で覆われているから、圧縮機内で最も高温状態にある吐出圧室145および吐出空間149から中間圧室147への熱侵入を抑制することができる。これにより、インジェクション管105から中間圧室147内に流入した冷媒が、吐出圧室145、吐出空間149内の高温の冷媒との熱交換により加熱されることを抑制できる。
さらに、本実施の形態においては、固定スクロール135と中間圧室147の間も、断熱材152で覆われている。そのため、固定スクロール135から中間圧室147内への熱侵入も抑制することができる。これにより、インジェクション管105から中間圧室147内に流入した冷媒が、固定スクロール135との熱交換により加熱されることを抑制することができる。
以上により、インジェクション管105から中間圧室147内に流入した冷媒の温度上昇が最小限に抑えられ、冷媒の密度が低下することによる冷媒循環量の低下を抑制できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態の一つを例示する。
実施の形態1では、中間圧室147と吐出圧室145を一つのマフラ138内に形成したものを例示した。しかしこれら中間圧室147及び吐出圧室145はそれぞれ独立した別々のマフラで形成してもよい。
例えば、図4に示すように、中間圧室147は第1マフラ238で形成し、吐出圧室145は第1マフラ238とは別の第2マフラ240で形成するようにしてもよい。
このようにすれば、中間圧室147を形成する第1マフラ238は実施の形態のマフラ138或いは本実施の形態の第2マフラ240よりも熱伝導率が低い材料で形成することができ、吐出圧室145および吐出空間149から中間圧室147への熱侵入をより強力に抑制でき、吐出圧室145、吐出空間149内の高温の冷媒との熱交換による加熱抑制効果を高めることができる。
上記第1マフラ238は、具体的には、耐油性や耐熱性に優れた材料で、熱伝導率が0.5W/(m・K)以下の材料、例えば、中空セラミックやポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やポリブチレンテレフタレート(PBT)を成型して用いることができる。
なお、固定スクロール135と中間圧室147の間には、実施の形態1と同様断熱材152を介在させている。この断熱材152は、実施の形態1の断熱材150と同様の材料を用いることができる。中空セラミックを用いる場合、シール性の観点から、固定スクロール135において、第1マフラ238とともに中間圧室147を形成している面にのみ介在させ、締結面となる部分を避けることが望ましい。弾性が高い高分子材料を用いる場合、断熱材152は、ガスケットの役割も担うことができるので、固定スクロール135と第1マフラ238の間に挟んで締結することで、シール性を同時に向上させることができる。
なお、上述の各実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態におけるスクロール圧縮機は、鏡板から立ち上がる渦巻状のラップを有する固定スクロールおよび旋回スクロールを備え、固定スクロールと旋回スクロールのラップを噛み合わせることで、固定スクロールと旋回スクロールの間に圧縮室を形成し、前記固定スクロールの背面上には、吐出圧室と中間圧室を区画いるマフラを配置するとともに、前記中間圧室には前記圧縮室へ冷媒をインジェクションするインジェクションポートを設け、且つ、前記マフラ上に吐出圧室から吐出管へと繋がる吐出空間を設けたスクロール圧縮機において、前記中間圧室内部のインジェクション冷媒と固定スクロールおよびマフラとの間に断熱材を設けた構成としてある。
これにより、中間圧室内部のインジェクション冷媒と、インジェクション冷媒より高温な、隣接する吐出圧室、吐出空間内部の冷媒および固定スクロールとの間で熱交換が生じるのを抑制して、インジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度低下を抑制でき、冷媒循環量の低下を抑制し、高効率な圧縮機を提供することができる。
また、上記断熱材は、中間圧室を形成するマフラの内壁をマフラより熱伝導率の低い材料で被覆することにより形成している。
これにより、吐出圧室および吐出空間から中間圧室への熱伝導を抑制し、インジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度の低下を抑制できる。
また、上記断熱材は、固定スクロールと中間圧室との間に固定スクロールより熱伝導率の低い材料を介在させることで形成している。
これにより、固定スクロールから中間圧室への熱伝導を抑制でき、インジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度の低下を抑制できる。
また、上記熱伝導率の低い材料を高分子材料で構成している。
これにより、吐出圧室、吐出空間および固定スクロールと中間圧室との間の断熱効果を高めることができ、インジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度の低下をより効果的に抑制できる。
また、熱伝導率の低い材料を中空セラミックで構成している。
これにより、吐出圧室、吐出空間および固定スクロールと中間圧室との間の断熱効果を高めることができ、インジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度の低下をより効果的に抑制できる。
また、中間圧室を第1マフラで形成し吐出圧室を第2マフラで形成する構成とし、第1マフラを第2マフラよりも熱伝導率の低い材料で形成とてもよい。
これにより、中間圧室内部のインジェクション冷媒と、インジェクション冷媒より高温な、隣接する吐出圧室、吐出空間内部の冷媒との間で生じる熱交換をより強力に抑制して、インジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度低下を抑制でき、冷媒循環量の低下を抑制して、高効率な圧縮機を提供することができる。
また、中間圧室を第1マフラで形成し吐出圧室を第2マフラで形成する構成としたものでは、第1マフラを高分子材料で構成している。
これにより、吐出圧室、吐出空間および固定スクロールと中間圧室との間の断熱効果をより強力に高めることができ、インジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度低下を抑制して高効率化できるとともにスクロール圧縮機の軽量化を図ることができる。
本開示にかかるスクロール圧縮機は、インジェクション冷媒の温度上昇に伴う密度の低下を抑制して、高効率な圧縮機とすることができる。よって、給湯機、温水暖房装置、空気調和装置や、冷凍機などの冷凍サイクル装置のスクロール圧縮機として有用である。
100 スクロール圧縮機
101 凝縮器
102a、102b 膨張弁
103 気液分離器
104 蒸発器
105 インジェクション管
110 圧縮機本体
112 密閉容器
114 オイル
120 モータ要素
121 固定子
122 回転子
130 圧縮要素
132 クランクシャフト
132a 主軸部
132b 偏心軸部
132c 給油穴
133 オイルポンプ
134 主軸受部材
135 固定スクロール
136 旋回スクロール
137 自転拘束機構
138 マフラ
139 圧縮室
140 吸入ポート
141 吐出ポート
142 吸入管
143 吐出管
144 吐出リード弁
145 吐出圧室
146 インジェクションポート
147 中間圧室
148 逆止弁
149 吐出空間
150 断熱材
152 断熱材
238 第1マフラ
240 第2マフラ

Claims (7)

  1. 固定スクロールの背面上に、吐出圧室と中間圧室を区画するマフラを配置し、前記中間圧室には冷媒をインジェクションするインジェクションポートを備えたスクロール圧縮機において、前記中間圧室内の冷媒と前記固定スクロールおよび前記マフラとの間に断熱材を設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記断熱材は、前記中間圧室を形成する前記マフラの内壁を前記マフラより熱伝導率の低い材料で被覆することで形成した請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記断熱材は、前記固定スクロールと前記マフラとの間に前記固定スクロールより熱伝導率の低い材料を介在させることで形成した請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記熱伝導率の低い材料を高分子材料で構成した請求項2または請求項3に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記熱伝導率の低い材料を中空セラミックで構成した請求項2または請求項3に記載のスクロール圧縮機。
  6. 固定スクロールの背面上に、中間圧室を形成する第1マフラと吐出圧室を形成する第2マフラを配置し、前記第1マフラを第2マフラよりも熱伝導率の低い材料で形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  7. 前記第1マフラは高分子材料で構成した請求項6に記載のスクロール圧縮機。
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