JP2017120048A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間圧冷媒のインジェクションに伴う脈動を低減するスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】スクロール圧縮機構60の固定スクロール30は、圧縮室Scに連通するインジェクションポート31aを有する。また、マフラ部材200は、インジェクション冷媒供給管27の排出口27bよりも流路面積の大きい、第1通路201及び第2通路202を有する。第1通路201は、排出口27bから流入する中間圧冷媒をインジェクションポート31aから遠ざけるものである。第2通路202は、第1通路201から流入する中間圧冷媒をインジェクションポート31aに近づけるものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、スクロール圧縮機に関する。
近年、インジェクション冷媒供給管を介して中間圧冷媒が供給される形態のスクロール圧縮機が知られている。この形態のスクロール圧縮機では、中間圧冷媒のインジェクション量が多くなると、インジェクション冷媒供給管に冷媒が逆流し、脈動を生じることがある。そして、このようなインジェクション時の脈動に起因して、室外機内の配管に振動が生じたり、放射音による騒音が生じたりすることがある。また、振動が特に大きい場合には配管が折れるという事態も生じ得る。そこで、圧縮機からの脈動を低減するために、インジェクション冷媒供給管にマフラ部材が設けられることがある(例えば、特許文献1(特開2010−185406号公報)参照)。
しかしながら、スクロール圧縮機と周囲に配置された機器及び配管との位置関係によっては、インジェクション冷媒供給管にマフラ部材を設置することが困難なことがある。仮にインジェクション冷媒供給管にマフラ部材を設置できたとしても、導入コストの上昇が引き起こされることになる。
本発明の課題は、中間圧冷媒のインジェクションに伴う脈動を低減するスクロール圧縮機を提供することである。
本発明の第1観点に係るスクロール圧縮機は、ケーシングと、圧縮機構と、インジェクション冷媒供給管と、マフラ部材と、を備える。圧縮機構は、ケーシング内に配置され、圧縮室に導入される低圧冷媒を圧縮して高圧冷媒にする。インジェクション冷媒供給管は、ケーシングに外側から接続され、中間圧冷媒を供給する。マフラ部材は、ケーシング内に配置され、インジェクション冷媒供給管と圧縮室とに連通する。ここで、圧縮機構は、圧縮室に連通するインジェクションポートを有する。また、マフラ部材は、インジェクション冷媒供給管の排出口よりも流路面積の大きい、第1通路及び第2通路を有する。第1通路は、排出口から流入する中間圧冷媒をインジェクションポートから遠ざけるものである。第2通路は、第1通路から流入する中間圧冷媒をインジェクションポートに近づけるものである。
第1観点に係るスクロール圧縮機によれば、マフラ部材が、インジェクション冷媒供給管の排出口から流入する中間圧冷媒をインジェクションポートから遠ざけてから、インジェクションポートに近づける。これにより、インジェクションされる中間圧冷媒の流入距離を長くすることができ、中間圧冷媒のインジェクションに伴う脈動を低減できる。
本発明の第2観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点のスクロール圧縮機において、マフラ部材が、弾性を有する非金属部材である。
第2観点に係るスクロール圧縮機によれば、マフラ部材が弾性を有する非金属部材であるので、脈動の吸収率を高くすることができる。
本発明の第3観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点または第2観点のスクロール圧縮機において、マフラ部材が金属部材である。
第3観点に係るスクロール圧縮機によれば、マフラ部材が金属部材であるので、マフラ部材を他の部材に容易に固定できる。
本発明の第4観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点から第3観点のスクロール圧縮機において、マフラ部材が、圧縮機構の周囲に配置される。
第4観点に係るスクロール圧縮機によれば、マフラ部材が圧縮機構の周囲に配置されるので、中間圧冷媒のインジェクションによる脈動のみならず、圧縮機構による低圧冷媒の圧縮動作に伴う振動も吸収できる。
本発明の第5観点に係るスクロール圧縮機は、第4観点のスクロール圧縮機において、マフラ部材が、圧縮機構に密着して配置される。
第5観点に係るスクロール圧縮機によれば、マフラ部材が圧縮機構に密着して配置されるので、圧縮機構による低圧冷媒の圧縮動作に伴う振動の吸収率を高くすることができる。
本発明の第6観点に係るスクロール圧縮機は、第1観点から第3観点のスクロール圧縮機において、マフラ部材が、ケーシングの内壁と圧縮機構との間に配置され、上下に折り返し通路を有する。
第6観点に係るスクロール圧縮機によれば、マフラ部材が、ケーシングの内壁と圧縮機構との間に配置され、上下に折り返し通路を有するので、インジェクションされる中間圧冷媒の流入距離を長くすることができ、マフラ部材により脈動が吸収されるスクロール圧縮機を提供できる。
本発明に係るスクロール圧縮機によれば、マフラ部材が、インジェクション冷媒供給管の排出口から流入する中間圧冷媒をインジェクションポートから遠ざけてから、インジェクションポートに近づける。これにより、インジェクションされる中間圧冷媒の流入距離を長くすることができ、中間圧冷媒のインジェクションに伴う脈動を低減できる。
第1実施形態に係るスクロール圧縮機10が採用される空気調和装置1の冷媒回路図である。 同実施形態に係るスクロール圧縮機10の縦断面の構成を示す模式図である。 同実施形態に係るスクロール圧縮機10の構成の一部拡大図である。 同実施形態に係るスクロール圧縮機10の横断面の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る逆止弁50の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る弁本体51の構成を示す模式図である。 変形例1Aに係る逆止弁50の構成を示す模式図である。 第2実施形態に係るスクロール圧縮機10Aの縦断面の構成を示す模式図である。 同実施形態に係るスクロール圧縮機10Aの構成の一部拡大図である。 同実施形態に係るスクロール圧縮機10Aの横断面の構成を示す模式図である。 同実施形態に係るマフラ部材210の構成を単純化して示した図である。 変形例2Aに係るスクロール圧縮機10Aの縦断面の構成を示す模式図である。 同変形例2Aに係るスクロール圧縮機10Aの構成の一部拡大図である。 同変形例2Aに係るスクロール圧縮機10Aの横断面の構成を示す模式図である。 同変形例2Aに係るマフラ部材210の構成を単純化して示した図である。
<第1の実施形態>
本発明の圧縮機の第1実施形態に係るスクロール圧縮機10を、図面を参照しながら説明する。なお、下記の実施形態に係るスクロール圧縮機10は、本発明の圧縮機の一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(1)冷媒回路の概要
本発明の第1実施形態に係るスクロール圧縮機10は、空気調和装置1に用いられる。図1は、スクロール圧縮機10が採用される空気調和装置1の冷媒回路図である。ここでは、冷房運転専用の空気調和装置が示されているが、スクロール圧縮機10が採用される空気調和装置は、暖房運転専用であってもよく、冷房運転および暖房運転の両方が実施可能なものであってもよい。
空気調和装置1は、主として、スクロール圧縮機10を有する室外ユニット2と、室内ユニット3と、室外ユニット2及び室内ユニット3を接続する液冷媒連絡配管4およびガス冷媒連絡配管5とを有する。室内ユニット3は、室内熱交換器3aを有する。室外ユニット2は、アキュムレータ6と、スクロール圧縮機10と、室外熱交換器7と、膨張弁8と、エコノマイザ熱交換器9と、インジェクション弁26とを主に有する。これらの機器が、冷媒配管により図1のように接続されて、冷媒回路100が構成される。
スクロール圧縮機10は、吸入管23を介して吸入した冷媒を、後述する圧縮室Scで圧縮し、圧縮後の冷媒を吐出管24から吐出する。また、このスクロール圧縮機10では、室外熱交換器7から膨張弁8に向かって流れる冷媒の一部を圧縮途中の圧縮室Scに供給する、いわゆる中間インジェクションが行われる。
(2)スクロール圧縮機の詳細説明
図2は本発明の第1実施形態に係るスクロール圧縮機10の縦断面の構成を示す模式図である。また、図3は同実施形態に係るスクロール圧縮機10の構成の一部拡大図である。また、図4は、同実施形態に係るスクロール圧縮機10の横断面の構成を示す模式図である。図4のIII−III矢視が図3の構成に対応する。
スクロール圧縮機10は、ケーシング20と、固定スクロール30を含むスクロール圧縮機構60と、駆動モータ70と、クランクシャフト80と、下部軸受90と、マフラ部材200と、を備える。また、スクロール圧縮機10は、図5に示されるような、固定スクロール30のインジェクション通路31に設けられる逆止弁50を備える。
スクロール圧縮機10について以下に詳述する。なお、以下の説明では、構成部材の位置関係等を説明するため、「上」、「下」等の表現を用いる場合があるが、ここでは図2の矢印Uの方向を上、矢印Uと逆方向を下と呼ぶ。また、以下の説明では、「垂直」、「水平」、「縦」、「横」等の表現を用いる場合があるが、上下方向を垂直方向かつ縦方向とする。
(2−1)ケーシング
スクロール圧縮機10は、縦長円筒状のケーシング20を有する。ケーシング20は、上下が開口した略円筒状の円筒部材21と、円筒部材21の上端および下端にそれぞれ設けられた上蓋22aおよび下蓋22bとを有する。円筒部材21と、上蓋22aおよび下蓋22bとは、気密を保つように溶接により固定される。
ケーシング20には、スクロール圧縮機構60、駆動モータ70、クランクシャフト80、および下部軸受90を含むスクロール圧縮機10の構成機器が収容される。また、ケーシング20の下部には油溜まり空間Soが形成される。油溜まり空間Soには、スクロール圧縮機構60等を潤滑するための冷凍機油Oが溜められる。
ケーシング20の上部には、ガス冷媒を吸入し、スクロール圧縮機構60にガス冷媒を供給する吸入管23が、上蓋22aを貫通して設けられる。吸入管23の下端は、スクロール圧縮機構60の固定スクロール30に接続される。吸入管23は、後述するスクロール圧縮機構60の圧縮室Scと連通する。吸入管23には、スクロール圧縮機10による圧縮前の、冷凍サイクルにおける低圧冷媒が流れる。
ケーシング20の円筒部材21の中間部には、ケーシング20外に吐出される冷媒が通過する吐出管24が設けられる。具体的には、吐出管24は、ケーシング20の内部の吐出管24の端部が、スクロール圧縮機構60のハウジング61の下方に形成された高圧空間S1に突き出すように配置される。吐出管24には、スクロール圧縮機構60による圧縮後の、冷凍サイクルにおける高圧冷媒が流れる。
ケーシング20の上蓋22aの側面には、インジェクション接続口27aが設けられる。このインジェクション接続口27aは、図2に示されるように、インジェクション冷媒供給管27が接続される。
(2−2)スクロール圧縮機構
スクロール圧縮機構60は、図2,3に示されるように、主に、ハウジング61と、ハウジング61の上方に配置される固定スクロール30と、固定スクロール30と組み合わされて圧縮室Scを形成する可動スクロール40と、を有する。
(2−2−1)固定スクロール
固定スクロール30は、図2,3に示されるように、平板状の固定側鏡板32と、固定側鏡板32の前面(図2,3における下面)から突出する渦巻状の固定側ラップ33と、固定側ラップ33を囲む外縁部34とを有する。
固定側鏡板32の中央部には、スクロール圧縮機構60の圧縮室Scに連通する非円形形状の吐出口32aが、固定側鏡板32を厚さ方向に貫通して形成される。圧縮室Scで圧縮された冷媒は、吐出口32aから吐出され、固定スクロール30およびハウジング61に形成された図示しない冷媒通路を通過して、高圧空間S1へ流入する。
また、固定側鏡板32には、固定側鏡板32の側面において開口し、後述するマフラ部材200と圧縮室Scとに連通するインジェクション通路31が形成される。このインジェクション通路31により、マフラ部材200に供給された中間圧冷媒が圧縮室Scに供給される。
インジェクション通路31は、図2,3に示されるように、固定側鏡板32の側面の開口から固定側鏡板32の中央側に向けて水平方向に延びる水平通路部31bを有する。水平通路部31bには、固定側鏡板32の側面の開口から、逆止弁50の弁押さえ部材52が挿入される(図5参照)。弁押さえ部材52は、水平通路部31bに圧入されることで、固定スクロール30に固定される。
水平通路部31bは、場所によって内径が異なる円形の孔である。水平通路部31bは、固定側鏡板32の側面の開口付近において最も大きな内径を有する。水平通路部31bには、図5に示されるように、逆止弁50の弁本体51がスライドする区域Zが含まれる。水平通路部31bの区域Zの内径と円板状の弁本体51の外径とは、ほぼ同じ径になるように形成される。ただし、水平通路部31bの区域Zの内径は、弁本体51が区域Zをスライド可能なように、弁本体51の外径よりやや大きく形成される。また、水平通路部31bの、区域Zより固定側鏡板32の中央側の部分の内径(弁着座面30aより固定側鏡板32の中央側の部分の内径)は、区域Zの内径よりも小さく形成される。なお、弁本体51は、図6に示されるように、厚みの薄い円形平板である。弁本体51は、円形の中央孔51aと、環状に形成された周縁部51bとを有する。
また、インジェクション通路31は、水平通路部31bの、弁着座面30aよりも固定側鏡板32の中央側の部分(水平通路部31bの、固定側鏡板32の中央側の端部近傍)から圧縮室Scに向かって延び、圧縮室Scと直接連通するインジェクションポート31aを有する(図5参照)。インジェクションポート31aは、インジェクション配管25から圧縮室Scに冷媒が供給される際の冷媒の流れ方向において、弁着座面30aよりも下流側に配置される。インジェクションポート31aは、円形の孔である。なお、弁本体51の中央孔51aは、インジェクションポート31a(図4参照)の流路面積よりも大きくなるように形成される。
(2−2−2)可動スクロール
可動スクロール40は、図2,3に示されるように、平板状の可動側鏡板41と、可動側鏡板41の前面(図2における上面)から突出する渦巻状の可動側ラップ42と、可動側鏡板41の背面(図2における下面)から突出する、円筒状に形成されたボス部43とを有する。
固定スクロール30の固定側ラップ33と、可動スクロール40の可動側ラップ42とは、固定側鏡板32の下面と可動側鏡板41の上面とが対向する状態で組み合わされる。隣接する固定側ラップ33と可動側ラップ42との間には、圧縮室Scが形成される。可動スクロール40が後述するように固定スクロール30に対して公転することで、圧縮室Scの体積が周期的に変化し、スクロール圧縮機構60において、冷媒の吸入、圧縮、吐出が行われる。
ボス部43は、上端の塞がれた円筒状部分である。ボス部43の中空部に、後述するクランクシャフト80の偏心部81が挿入されることで、可動スクロール40とクランクシャフト80とが連結される。ボス部43は、可動スクロール40とハウジング61との間に形成される偏心部空間62に配置される。偏心部空間62は、後述するクランクシャフト80の給油経路83等を介して高圧空間S1と連通しており、偏心部空間62には高い圧力が作用する。この圧力により、偏心部空間62内の可動側鏡板41の下面は、固定スクロール30に向かって上方に押される。この力により、可動スクロール40は、固定スクロール30に密着する。
可動スクロール40は、「オルダムリング空間Sr」に配置されたオルダムリングを介してハウジング61に支持される。オルダムリングは、可動スクロール40の自転を防止し、公転させる部材である。オルダムリングを用いることで、クランクシャフト80が回転すると、ボス部43においてクランクシャフト80と連結された可動スクロール40が、固定スクロール30に対して自転することなく公転し、圧縮室Sc内の冷媒が圧縮される。
(2−2−3)ハウジング
ハウジング61は、円筒部材21に圧入され、その外周面において周方向の全体に亘って円筒部材21に固定されている。また、ハウジング61と固定スクロール30とは、ハウジング61の上端面が、固定スクロール30の外縁部34の下面と密着するように、図示しないボルト等により固定されている。
ハウジング61には、上面中央部に凹むように配置される凹部61aと、凹部61aの下方に配置される軸受部61bとが形成される。
凹部61aは、可動スクロール40のボス部43が配置される偏心部空間62の側面を囲む。
軸受部61bには、クランクシャフト80の主軸82を軸支する軸受63が配置される。軸受63は、軸受63に挿入された主軸82を回転自在に支持する。
また、ハウジング61には、オルダムリングが配置されるオルダムリング空間Srが形成される。
(2−3)駆動モータ
駆動モータ70は、円筒部材21の内壁面に固定された環状のステータ71と、ステータ71の内側に、僅かな隙間(エアギャップ通路)を空けて回転自在に収容されたロータ72とを有する。
ロータ72は、円筒部材21の軸心に沿って上下方向に延びるように配置されたクランクシャフト80を介して可動スクロール40と連結される。ロータ72が回転することで、可動スクロール40は、固定スクロール30に対して公転する。
(2−4)クランクシャフト
クランクシャフト80は、駆動モータ70の駆動力を可動スクロール40に伝達する。クランクシャフト80は、円筒部材21の軸心に沿って上下方向に延びるように配置され、駆動モータ70のロータ72と、スクロール圧縮機構60の可動スクロール40とを連結する。
クランクシャフト80は、円筒部材21の軸心と中心軸が一致する主軸82と、円筒部材21の軸心に対して偏心した偏心部81とを有する。
偏心部81は、前述のように可動スクロール40のボス部43に挿入される。
主軸82は、ハウジング61の軸受部61bの軸受63、および、後述する下部軸受90により、回転自在に支持される。主軸82は、軸受部61bと下部軸受90との間で、駆動モータ70のロータ72に連結される。
クランクシャフト80の内部には、スクロール圧縮機構60等に冷凍機油Oを供給するための給油経路83が形成される。主軸82の下端は、ケーシング20の下部に形成された油溜まり空間So内に位置し、油溜まり空間Soの冷凍機油Oは、給油経路83を通じてスクロール圧縮機構60等に供給される。
(2−5)下部軸受
下部軸受90は、駆動モータ70の下方に配置される。下部軸受90は、円筒部材21に固定される。下部軸受90は、クランクシャフト80の下端側の軸受を構成し、クランクシャフト80の主軸82を回転自在に支持する。
(2−6)マフラ部材
マフラ部材200は、ケーシング20内に配置され、インジェクション冷媒供給管27と圧縮室Scとに連通する。詳しくは、図4に示されるように、マフラ部材200は、固定スクロール30の周囲に密着して配置される。そして、マフラ部材200は、インジェクション冷媒供給管27の排出口27bよりも流路面積の大きい、第1通路201及び第2通路202を有する。第1通路201は、排出口27bから流入する中間圧冷媒をインジェクションポート31aから遠ざけるものである。第2通路202は、第1通路201から流入する中間圧冷媒をインジェクションポート31aに近づけるものである。
なお、マフラ部材200は、弾性を有する非金属部材により構成される。具体的には、マフラ部材200は、ポリアミド(PA)、ポリトリメチレンテレフタレート(PPT)、ポリアセタール(POM)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、フッ化樹脂(PTFE,PFA,ETFE,PVDF)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などの材料により構成される。
(3)スクロール圧縮機の動作
次に、スクロール圧縮機10の動作について説明する。
駆動モータ70が起動すると、ロータ72がステータ71に対して回転し、ロータ72と固定されたクランクシャフト80が回転する。クランクシャフト80が回転すると、クランクシャフト80に連結された可動スクロール40が固定スクロール30に対して公転する。そして、冷凍サイクルにおける低圧のガス冷媒が、吸入管23を通って、圧縮室Scの周縁側から、圧縮室Scに吸引される。可動スクロール40が公転するのに従い、吸入管23と圧縮室Scとは連通しなくなる。そして、圧縮室Scの容積が減少するのに伴って、圧縮室Scの圧力が上昇し始める。
圧縮途中の圧縮室Scには、インジェクションポート31aから中間圧冷媒がインジェクションされる。インジェクション冷媒供給管27からマフラ部材200に供給される冷媒の圧力が、インジェクションポート31aが開口する圧縮室Scの圧力よりも高い場合、マフラ部材200からインジェクション通路31を経て圧縮室Scに冷媒が供給される。すなわち、冷媒が、マフラ部材200、水平通路部31b、およびインジェクションポート31aを、この順番で通過して圧縮室Scに供給される。一方、インジェクション冷媒供給管27からマフラ部材200に供給される冷媒の圧力が、インジェクションポート31aが開口する圧縮室Scの圧力より低くなると、逆止弁50が機能し、圧縮室Scからマフラ部材200への冷媒の流れが逆止される(遮断される)。
圧縮室Scは、冷媒の圧縮が進むにつれ、インジェクションポート31aと連通しなくなる。圧縮室Sc内の冷媒は、圧縮室Scの容積が減少するのに伴って圧縮され、最終的に高圧のガス冷媒となる。高圧のガス冷媒は、固定側鏡板32の中心付近に位置する吐出口32aから吐出される。その後、高圧のガス冷媒は、固定スクロール30およびハウジング61に形成された図示しない冷媒通路を通過して、高圧空間S1へ流入する。高圧空間S1に流入した、スクロール圧縮機構60による圧縮後の、冷凍サイクルにおける高圧のガス冷媒は、吐出管24から吐出される。
(4)特徴
上述したスクロール圧縮機10における一連の動作中に、中間圧冷媒のインジェクションに伴う脈動が生じることがある。そこで、このような脈動を低減するために、本実施形態に係るスクロール圧縮機10は、以下の特徴を有している。
(4−1)
本実施形態に係るスクロール圧縮機10は、ケーシング20と、スクロール圧縮機構60と、インジェクション冷媒供給管27と、マフラ部材200と、を備える。スクロール圧縮機構60は、ケーシング20内に配置され、圧縮室Scに導入される低圧冷媒を圧縮して高圧冷媒にする。インジェクション冷媒供給管27は、ケーシング20に外側から接続され、中間圧冷媒を供給する。マフラ部材200は、ケーシング20内に配置され、インジェクション冷媒供給管27と圧縮室Scとに連通する。ここで、スクロール圧縮機構60の固定スクロール30は、圧縮室Scに連通するインジェクションポート31aを有する。また、マフラ部材200は、インジェクション冷媒供給管27の排出口27bよりも流路面積の大きい、第1通路201及び第2通路202を有する。第1通路201は、排出口27bから流入する中間圧冷媒をインジェクションポート31aから遠ざけるものである。第2通路202は、第1通路201から流入する中間圧冷媒をインジェクションポート31aに近づけるものである。
このようなスクロール圧縮機10によれば、中間圧冷媒のインジェクションの際に、インジェクション接続口27aから供給される中間圧冷媒が、マフラ部材200を経由して固定スクロール30のインジェクション通路31に導入されるので、圧縮室Scによって生じる脈動がインジェクション冷媒供給管27に直接伝達されるのを防ぐことができる。すなわち、スクロール圧縮機10は、マフラ部材200が、インジェクション冷媒供給管27の排出口27bから流入する中間圧冷媒をインジェクションポート31aから遠ざけてから、インジェクションポート31aに近づける。このように、スクロール圧縮機10では、インジェクションされる中間圧冷媒の流入距離を長くしているので、中間圧冷媒のインジェクションに伴う脈動を低減できる。
なお、従来の、重量のあるマフラ部材を配管系に設けるスクロール圧縮機では、マフラ部材を中心に振動が生じることがある。このマフラ部材の振動を抑制するためには、配管の固定位置を増やす等の対策が必要となる。これに対し、本実施形態に係るスクロール圧縮機10では、ケーシング内にマフラ部材が配置されるので、マフラ部材の導入コストを低減することができる。また、本実施形態に係るスクロール圧縮機10では、加振源であるインジェクションポート31aの近傍にマフラ部材200が配置されるので、ケーシング20の外側にマフラ部材を配置する構成に比して、脈動の減衰効果を高くすることができる。
(4−2)
本実施形態に係るスクロール圧縮機10は、マフラ部材200が弾性を有する非金属部材である。したがって、本実施形態に係るスクロール圧縮機10は、脈動の吸収率が高いものとなっている。ただし、マフラ部材200は、これに限らず、金属部材であってもよい。
(4−3)
本実施形態に係るスクロール圧縮機10は、マフラ部材200がスクロール圧縮機構60の周囲に配置される。この際、マフラ部材200はスクロール圧縮機構60の周囲に密着して配置される。このような構成により、スクロール圧縮機10は、中間圧冷媒のインジェクションによる脈動のみならず、スクロール圧縮機構60による低圧冷媒の圧縮動作に伴う振動も吸収できる。
(5)変形例
以下に上記実施形態の変形例を示す。各変形例は、互いに矛盾のない範囲で複数組み合わされてもよい。
(5−1)変形例1A
上記実施形態のスクロール圧縮機10の構成に加え、図7に示されるように、弁着座面30aと弁本体51との間に、弾性体が配置されてもよい。例えば、弁着座面30aと弁本体51との間に、弁本体51を弁押さえ部材52に向かって押圧するバネ53が配置されてもよい。バネ53は、マフラ部材200側の圧力が、インジェクションポート31aが連通する圧縮室Scの圧力よりも所定の値だけ大きくなるまで、弁本体51を弁押さえ部材52に押し付けるように構成される。なお、ここでは、バネ53を支持するバネ座54が、バネ53と弁着座面30aとの間に配置される。また、水平通路部31bの、バネ座54と弁押さえ部材52とに挟まれた区間Z’を弁本体51がスライド可能に構成される。また、弁本体51は弁着座面30aと直接接触しない。弁着座面30aは、マフラ部材200から圧縮室Scに冷媒が供給される際に、弁着座面30aに固定されたバネ座54を介して、冷媒の流れ方向に弁本体51が移動することを規制する。なお、バネ座54には、弁本体51が押し付けられた際に、弁本体51の中央孔51aと対向する円形の通路孔54bが形成される。
変形例1Aに係るスクロール圧縮機では、バネ53により弁本体51が弁押さえ部材52に向かって押圧されるため、弁本体51のチャタリングが抑制されやすい。また、バネ53により弁本体51が弁押さえ部材52に向かって押圧されるため、インジェクションポート31aが連通する圧縮室Scの圧力が、マフラ部材200側の圧力よりわずかだけ大きい場合にも、逆止弁50を機能させることができる。つまり、マフラ部材200側と、インジェクションポート31aが連通する圧縮室Scと、の圧力差がほとんどない場合にも、圧縮室Scから、弁押さえ部材52よりもマフラ部材200側に、冷媒が逆流することを抑制することが容易である。そのため、死容積の増加が抑制されやすく、効率のよいスクロール圧縮機10を実現可能である。
(5−2)変形例1B
上記実施形態における弁本体51および弁押さえ部材52の形状は、例示であって、これに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、弁本体51は、断面が円形に形成されたインジェクション通路31に配置される円形の平板であるが、弁本体は、楕円形や多角形等の形状の平板であってもよく、インジェクション通路の断面は、弁本体の形状に対応する形状に形成されてもよい。弁押さえ部材52の形状についても同様である。
また、弁本体51の中央孔51aの断面形状および弁押さえ部材52の周囲孔52aの形状も、上記実施形態に示した形状に限定されるものではない。
(5−3)変形例1C
上記実施形態では、弁本体51は厚みの薄い平板であるが、これに限定されるものではない。弁本体51は、水平通路部31bにおいて傾きにくいよう、厚みのある円筒状の部材であってもよい。ただし、逆止弁50を迅速に切り換える(インジェクションされる冷媒を圧縮室Scに導入する状態と、圧縮室Scから逆流する冷媒の流れを逆止する状態とを切り換える)ためには、弁本体51の厚みは薄い方が望ましい。
(5−4)変形例1D
上記実施形態では、弁押さえ部材52には、4箇所に周囲孔52aが形成されているが、これに限定されるものではなく、弁押さえ部材52の中心Cに点対称に配置されるように2箇所、あるいは6箇所以上の周囲孔52aが形成されてもよい。
また、弁押さえ部材の周囲孔は、弁押さえ部材の中心Cを取り囲むように周方向に延びる、環状の孔であってもよい。
また、弁押さえ部材52には、弁押さえ部材52の中心Cに点対称に配置されるように周囲孔52aが形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、弁押さえ部材52には、中心Cの周囲に、奇数箇所に周囲孔52aが形成されてもよい。ただし、周囲孔52aは、弁本体51の周縁部51bを偏りなく押すことが可能となるように配置されることが望ましく、周囲孔52aは弁押さえ部材52の中心Cに点対称に配置されることが望ましい。
(5−5)変形例1E
上記実施形態のスクロール圧縮機10では、弁押さえ部材52は、水平通路部31bに圧入されることで固定スクロール30と固定されているが、固定方法は例示であり、これに限定されるものではない。例えば、固定スクロール30に形成された雌ネジに、弁押さえ部材52に形成された雄ネジをねじ込むことで、固定スクロール30と弁押さえ部材52とが固定されるように構成されてもよい。
(5−6)変形例1F
上記実施形態のスクロール圧縮機10では、インジェクションポート31aの孔の形状は円形であるが、これに限定されるものではなく、インジェクションポート31aの孔の形状は円形以外であってもよい。この場合にも、弁本体51の中央孔51aの流路面積は、インジェクションポート31aの流路面積よりも大きいことが望ましい。また、弁押さえ部材52の周囲孔52aの流路面積(周囲孔52aの流路面積の合計)は、インジェクションポート31aの流路面積よりも大きいことが望ましい。
(5−7)変形例1G
上記実施形態のスクロール圧縮機10では、インジェクション冷媒供給管27がケーシングの上蓋22aに対して側方から接続されていたが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態のスクロール圧縮機10は、インジェクション冷媒供給管27が、ケーシングの上蓋22aに対して上方から接続されてもよいものである。
<第2実施形態>
以下、既に説明した部分と同一の部分には略同一の符号を付し、重複した説明を省略する。他の実施形態と区別するために、本実施形態では添え字Aを付すことがある。
図8は本発明の第2実施形態に係るスクロール圧縮機10Aの縦断面の構成を示す模式図である。また、図9は同実施形態に係るスクロール圧縮機10Aの構成の一部拡大図である。また、図10は、同実施形態に係るスクロール圧縮機10Aの横断面の構成を示す模式図である。図10のIX−IX矢視が図9の構成に対応する。
第2実施形態に係るスクロール圧縮機10Aは、第1実施形態とは異なる第2のマフラ部材210を有している。このマフラ部材210は、ケーシング20内に配置され、インジェクション冷媒供給管27と圧縮室Scとに連通する。詳しくは、マフラ部材210は、図9に示されるように、ケーシング20の内壁とスクロール圧縮機構60との間に配置される。また、図10に示されるように、マフラ部材210は、吐出口32aが形成される吐出チャンバ39に隣接して配置される。そして、マフラ部材210は、インジェクション冷媒供給管27の排出口27bよりも流路面積の大きい、第1通路211及び第2通路212を有する。第1通路211は、排出口27bから流入する中間圧冷媒をインジェクションポート31aから遠ざけるものである。第2通路212は、第1通路201から流入する中間圧冷媒をインジェクションポート31aに近づけるものである。そして、第1通路211及び第2通路212が、上下に折り返し通路を形成する。なお、マフラ部材210は金属部材により構成される。
上述した構成により、第2実施形態に係るスクロール圧縮機10Aは、マフラ部材210が、ケーシング20の内壁とスクロール圧縮機構60との間に配置され、上下に折り返し通路を有する。具体的には、図11に単純化されて示されるように、マフラ部材210は、第1通路211を上段に有し、第2通路212を下段に有する。第1通路211は、インジェクション冷媒供給管27の排出口27bに第1位置X1で接続し、第2位置X2で第2通路212に接続する。第2通路212は、第2位置X2より第1位置X1に近い第3位置X3でインジェクションポート31aと連通する。これにより、上段の第1位置X1から流入した中間圧冷媒が、第2位置X2で下段に折り返されて、下段の第3位置X3に流出される。
要するに、第2実施形態に係るスクロール圧縮機10Aでは、インジェクションされる中間圧冷媒の流入距離を長くすることができる。それゆえ、このスクロール圧縮機10Aは、中間圧冷媒のインジェクションに伴う脈動を低減できる。
また、本実施形態に係るスクロール圧縮機10Aは、マフラ部材210が金属部材である場合には、他の部材に容易に固定できる。ただし、本実施形態において、マフラ部材210が非金属部材で構成されることを排除するものではない。
(6)変形例2A
本実施形態のスクロール圧縮機10Aでは、インジェクション冷媒供給管27がケーシング22に対して側方から接続されていたが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態のスクロール圧縮機10Aは、図12〜15に示されるように、インジェクション冷媒供給管27が、ケーシングの上蓋22aに対して上方から接続されてもよいものである。
ここで、図12は変形例2Aに係るスクロール圧縮機10Aの縦断面の構成を示す模式図である。また、図13は同変形例2Aに係るスクロール圧縮機10Aの構成の一部拡大図である。また、図14は、同変形例2Aに係るスクロール圧縮機10Aの横断面の構成を示す模式図である。図14のXIII−XIII矢視が図13の構成に対応する。
変形例2Aに係るスクロール圧縮機10Aでも、図15に単純化されて示されるように、マフラ部材210が、ケーシング20の内壁とスクロール圧縮機構60との間に配置され、上下に折り返し通路を有する。それゆえ、変形例2Aに係るスクロール圧縮機10Aでも、インジェクションされる中間圧冷媒の流入距離を長くすることができ、中間圧冷媒のインジェクションに伴う脈動を低減できる。
なお、第1実施形態の構成及び各変形例の構成は、そのまま本実施形態でも適用可能である。
<付記>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではない。本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、本発明は、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できるものである。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素は削除してもよいものである。さらに、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよいものである。
10 スクロール圧縮機
10A スクロール圧縮機
20 ケーシング
27 インジェクション冷媒供給管
30 固定スクロール
31a インジェクションポート
40 可動スクロール
50 逆止弁
60 スクロール圧縮機構
200 マフラ部材
201 第1通路
202 第2通路
210 マフラ部材
211 第1通路
212 第2通路
Sc 圧縮室
特開2010−185406号公報

Claims (6)

  1. ケーシング(20)と、
    前記ケーシング内に配置され、圧縮室(Sc)を有し、前記圧縮室に導入される低圧冷媒を圧縮して高圧冷媒にする圧縮機構(60)と、
    前記ケーシングに外側から接続され、中間圧冷媒を供給するインジェクション冷媒供給管(27)と、
    前記ケーシング内に配置され、前記インジェクション冷媒供給管と前記圧縮室とに連通するマフラ部材(200,210)と、
    を備えたスクロール圧縮機(10,10A)であって、
    前記圧縮機構は、前記圧縮室に連通するインジェクションポート(31a)を有し、
    前記マフラ部材は、前記インジェクション冷媒供給管の排出口よりも流路面積の大きい、第1通路(201,211)及び第2通路(202,212)を有し、
    前記第1通路は、前記排出口から流入する前記中間圧冷媒を前記インジェクションポートから遠ざけ、
    前記第2通路は、前記第1通路から流入する前記中間圧冷媒を前記インジェクションポートに近づける、
    スクロール圧縮機。
  2. 前記マフラ部材は、弾性を有する非金属部材である、
    請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記マフラ部材は、金属部材である、
    請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記マフラ部材は、前記圧縮機構の周囲に配置される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記マフラ部材は、前記圧縮機構に密着して配置される、
    請求項4に記載のスクロール圧縮機。
  6. 前記マフラ部材は、前記ケーシングの内壁と前記圧縮機構との間に配置され、上下に折り返し通路を有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
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