JP2021074109A - 医療用デバイスキットおよび医療用管状部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】管状部材がシャフトに沿って意図せずに移動して手技の邪魔になることを抑制する。【解決手段】医療用デバイスキットは、医療用デバイスと、管状部材と、を備える。医療用デバイスは、シャフトと、シャフトの基端部に固定されたプロテクタと、を備える。管状部材は、医療用デバイスのシャフトを挿通可能な貫通孔が形成されている。さらに、管状部材は、貫通孔に挿通された医療用デバイスにおけるプロテクタに着脱可能に保持される保持部を有する。【選択図】図2
Description
本明細書に開示される技術は、医療用デバイスキットに関する。
血管等における狭窄部、閉塞部や異常血管等(以下、「病変部」という。)を治療または検査する方法として、カテーテルを用いた方法が広く行われている。カテーテルは、シャフトと、シャフトの基端部に固定されたプロテクタとを備える長尺状の医療用デバイスである。カテーテルは、例えば先に血管等に挿入されたシースの基端に開口したカテーテル挿入孔から挿入される。
ここで、カテーテルをシースのカテーテル挿入孔に挿入する際、管状部材が用いられることがある。管状部材には、カテーテルのシャフトを挿通可能な貫通孔が形成されている。管状部材の貫通孔とシースのカテーテル挿入孔とが連通するように配置して、カテーテルのシャフトの先端部を、管状部材の貫通孔に挿入する。これにより、例えば非直線状に形状付けられたシャフトや、柔軟性が高く直線状の形状を維持できないシャフトの先端部を、シースのカテーテル挿入孔に円滑に挿入することができる。
ところで、カテーテルのシャフトの先端部をシースのカテーテル挿入孔に挿入した後、管状部材は不要となる。このため、手技中に管状部材がシャフトに沿って意図せずに移動して手技の邪魔になることがある。そこで、従来、管状部材に全長にわたって延びるスリットを形成する技術が知られている(特許文献1参照)。管状部材は、該スリットを介して、シャフトや該シャフトに挿入されたガイドワイヤから取り外すことができる。
管状部材にスリットを形成する上記従来の技術では、管状部材をシャフト等から取り外す際、管状部材のスリットを構成する部位がシャフト等の表面に干渉し、例えば、シャフトが損傷したり、シャフトの表面に形成されたコーティングが剥がれたりする等の問題が生じるおそれがある。
このような課題は、カテーテルに限らず、血管等に挿入される長尺状の医療用デバイスと管状部材とを備える医療用デバイスキットに共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
(1)本明細書に開示される医療用デバイスキットは、医療用デバイスキットであって、シャフトと、前記シャフトの基端部に固定されたプロテクタと、を備える医療用デバイスと、前記医療用デバイスの前記シャフトを挿通可能な貫通孔が形成された管状部材と、を備え、前記管状部材は、前記貫通孔に挿通された前記医療用デバイスにおける前記プロテクタに着脱可能に保持される保持部を有する。
本医療用デバイスキットでは、例えば医療用デバイスのシャフトの先端部を、管状部材を介してシースの内筒等に挿入する。これにより、シャフトの先端部は、管状部材によって直線状に矯正された状態でシースの内筒内へと円滑に挿入される。その後、不要となった管状部材を、医療用デバイスの基端部に取り付けられたプロテクタに着脱可能に保持させる。これにより、シースへの医療用デバイスの挿入後、手技中に管状部材がシャフトに沿って意図せずに自由に移動して手技の邪魔になることが抑制できる。また、医療用デバイスをシースに挿入させた状態で管状部材を取り外し可能な構成とは異なり、管状部材を紛失することを抑制できる。
(2)上記医療用デバイスキットにおいて、前記プロテクタの外周面には、前記プロテクタの軸周りに螺旋状に形成された凸状または凹状の第1の螺旋部が形成されており、前記管状部材の内周面には、前記管状部材の軸周りに螺旋状に形成され、かつ、前記第1の螺旋部に螺合可能な凸状または凹状の第2の螺旋部が形成されている構成としてもよい。本医療用デバイスキットでは、管状部材をプロテクタに螺合させるだけで簡単に管状部材をプロテクタに保持させることができる。また、例えば管状部材にプロテクタを圧入して保持させる構成に比べて、管状部材やプロテクタの変形を要することなく、管状部材をプロテクタに保持させることができる。
(3)上記医療用デバイスキットにおいて、前記第1の螺旋部は、前記プロテクタの外周面に形成された螺旋状の凹部であり、前記第2の螺旋部は、前記管状部材の内周面に形成された螺旋状の凸部である構成としてもよい。本医療用デバイスキットでは、プロテクタの外周面に螺旋状の凹部が形成されているため、この凹部が形成されていない構成に比べて、プロテクタの柔軟性が高く、例えば曲げ応力によってプロテクタが破損することを抑制できる。また、管状部材の内周面に螺旋状の凸部が形成されているため、例えば管状部材の内周面に螺旋状の凹部が形成された構成に比べて、管状部材の径が大きくなったり、薄肉になったりすることが抑制される。
(4)本明細書に開示される医療用管状部材は、医療用管状部材であって、医療用デバイスが有するシャフトを挿通可能な貫通孔が形成されており、前記貫通孔に挿通された前記医療用デバイスにおける前記シャフトの基端部に設けられたプロテクタに着脱可能に保持される保持部を有する。本医療用管状部材によれば、シース等への医療用デバイスの挿入後、手技中に管状部材がシャフトに沿って意図せずに自由に移動して手技の邪魔になることが抑制できる。
本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、医療用デバイスキット、カテーテルキット、医療用管状部材、医療用デバイスの使用方法等の形態で実現することができる。
A.実施形態:
A−1.カテーテルキット10の全体構成:
図1は、本実施形態におけるカテーテルキット10の外観構成を示す斜視図である。図1において、Z軸負方向側(後述のプロテクタ220の側)が、医師等の手技者によって操作される基端側(近位側)であり、Z軸正方向側(プロテクタ220とは反対側)が、体内に挿入される先端側(遠位側)である。
A−1.カテーテルキット10の全体構成:
図1は、本実施形態におけるカテーテルキット10の外観構成を示す斜視図である。図1において、Z軸負方向側(後述のプロテクタ220の側)が、医師等の手技者によって操作される基端側(近位側)であり、Z軸正方向側(プロテクタ220とは反対側)が、体内に挿入される先端側(遠位側)である。
図1に示すように、カテーテルキット10は、ストレーナ100とカテーテル200とを備える。なお、図1では、カテーテル200が全体としてZ軸方向に平行な直線状となった状態を示しているが、カテーテル200は湾曲させることができる程度の柔軟性を有している。カテーテルキット10は、特許請求の範囲における医療用デバイスキットの一例である。
A−1−1.カテーテル200の構成:
カテーテル200は、血管等における病変部を治療または検査するために、血管等に挿入される医療用デバイスである。図1に示すように、カテーテル200は、長尺状のシャフト210と、シャフト210の基端部に取り付けられたプロテクタ220と、プロテクタ220の基端部に取り付けられたコネクタ230と、を備えている。カテーテル200は、医療用デバイスの一例である。
カテーテル200は、血管等における病変部を治療または検査するために、血管等に挿入される医療用デバイスである。図1に示すように、カテーテル200は、長尺状のシャフト210と、シャフト210の基端部に取り付けられたプロテクタ220と、プロテクタ220の基端部に取り付けられたコネクタ230と、を備えている。カテーテル200は、医療用デバイスの一例である。
シャフト210は、先端と基端とが開口した筒状(例えば円筒状)の部材であり、ガイドワイヤ等を挿通可能なルーメン(図示しない)が形成されている。なお、本明細書において「筒状(円筒状)」とは、完全な筒形状(円筒形状)に限らず、全体として略筒状(略円筒形状、例えば、若干、円錐形状や、一部に凹凸がある形状など)であってもよい。また、本実施形態では、シャフト210の先端部は、非直線状(例えばフック状)に形状付けられている(図1参照)。シャフト210の形成材料としては、例えば、熱可塑性樹脂、より具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリウレタン等が挙げられる。
プロテクタ220は、全体として円筒状であり、シャフト210のルーメンと連通し、ガイドワイヤ等を挿通可能なルーメン(図示しない)と、プロテクタ220の先端に近づくに連れて外径が小さくなっているテーパ部222を有する。プロテクタ220のテーパ部222の先端開口部にシャフト210の基端部が挿入され固定されている。テーパ部222の外周面には、螺旋溝224が形成されており、螺旋溝224は、プロテクタ220の軸周りに螺旋状に形成されている。プロテクタ220は、例えば、シャフト210より硬い材料(例えばポリエチレンまたはポリプロピレン等の樹脂)により形成されている。螺旋溝224は、特許請求の範囲における第1の螺旋部の一例である。
A−1−2.ストレーナ100の構成:
図2は、ストレーナ100の縦断面図である。ストレーナ100の縦断面とは、ストレーナ100の軸方向(長手方向 図1および図2のZ軸方向)に平行な断面(図1のYZ断面)をいう。図2には、ストレーナ100におけるX1部分の断面構成が拡大して示されている。ストレーナ100は、特許請求の範囲における管状部材である。
図2は、ストレーナ100の縦断面図である。ストレーナ100の縦断面とは、ストレーナ100の軸方向(長手方向 図1および図2のZ軸方向)に平行な断面(図1のYZ断面)をいう。図2には、ストレーナ100におけるX1部分の断面構成が拡大して示されている。ストレーナ100は、特許請求の範囲における管状部材である。
図1および図2に示すように、ストレーナ100は、カテーテル200のシャフト210を挿通可能な貫通孔102が形成された管状の部材である。ストレーナ100は、基端部110と中間部120と先端部130とを有する。基端部110は、該基端部110の全長にわたって外径が略同一である同径部である。中間部120は、中間部120の全長にわたって外径が略同一であり、かつ、外径が基端部110の外径より小さい同径部である。先端部130は、外径が先端部130(ストレーナ100)の先端に近づくほど連続的に小さくなっているテーパ部である。基端部110の径方向の厚さは、他の部分(中間部120、先端部130)の厚さより厚くなっている。ストレーナ100の貫通孔102の径は、シャフト210の外径より大きく、かつ、プロテクタ220の最大の外径より小さい。貫通孔102の径は、ストレーナ100の基端から先端に近づくほど連続的に小さくなっている。
図2に示すように、ストレーナ100における基端部110の内周面には、螺旋リブ112が形成されており、螺旋リブ112は、ストレーナ100の軸周りに螺旋状に形成されている。具体的には、螺旋リブ112は、複数(図2では一対)のリブがストレーナ100の軸周りに螺旋に延びる仮想線(図示しない)に沿って並ぶように配置されている。ストレーナ100の螺旋リブ112は、カテーテル200の螺旋溝224に螺合可能である(後述の図4参照)。ストレーナ100は、例えば、シャフト210より硬い材料(例えばポリエチレンまたはポリプロピレン等の樹脂)により形成されている。螺旋リブ112は、特許請求の範囲における保持部、第2の螺旋部の一例である。
螺旋リブ112は、ストレーナ100において内径が比較的に大きい基端側(基端部110)だけに形成されている。このため、カテーテル200のシャフト210の先端部をストレーナ100の貫通孔102に挿入する際、螺旋リブ112がシャフト210の先端部と干渉する等の障害になることを抑制することできる。また、螺旋リブ112の延長方向(螺旋方向)に垂直な断面形状は、円弧状である。このため、シャフト210と螺旋リブ112との接触により、シャフト210が損傷等することを抑制することができる。
A−2.ストレーナ100の使用例:
図3は、カテーテル200の挿入工程を示す説明図であり、図4は、ストレーナ100の保持状態を示す説明図である。図3には、シース300が体内1の血管2に挿入された状態が模式的に示されている。
図3は、カテーテル200の挿入工程を示す説明図であり、図4は、ストレーナ100の保持状態を示す説明図である。図3には、シース300が体内1の血管2に挿入された状態が模式的に示されている。
例えば、カテーテル200のシャフト210におけるフック状に形状付けられた先端部を、ストレーナ100の貫通孔102に挿入する。これにより、シャフト210の先端部は、ストレーナ100によって直線状に矯正された状態になる。そして、図3(A)に示すように、ストレーナ100の貫通孔102とシース300の基端に形成されたカテーテル挿入孔302とが連通するように配置して、シャフト210の先端部をシース300側に押し込む。これにより、シャフト210の先端部は、直線状に矯正された状態でシース300のカテーテル挿入孔302内へと円滑に挿入される。
カテーテル200の先端部がシース300を介して血管2内に挿入されると、ストレーナ100は役割を終えて、不要となる。ストレーナ100の内径は、シース300の外径より小さく、かつ、上述したようにプロテクタ220の外径より小さい。このため、ストレーナ100を、シース300に重なるように移動させたり、カテーテル200の基端側から引き抜いたりすることができず、また、シャフト210の途中や該シャフト210に挿入されたガイドワイヤの途中で取り外すことができない。また、ストレーナ100の貫通孔102内にシャフト210を円滑に挿入可能とするために、ストレーナ100の貫通孔102の径は、シャフト210の外径より大きい。その結果、図3(B)に示すように、不要となったストレーナ100は、シャフト210に沿って意図せずに自由に移動するため、手技の邪魔になる。なお、ストレーナ100の先端部を、シース300のカテーテル挿入孔302に保持させる構成が考えられる。しかし、この構成では、シース300の大型化や構造の複雑化を招くという問題が生じる。
これに対して、本実施形態では、不要となったストレーナ100を、シャフト210の基端部に取り付けられたプロテクタ220に保持させることができる。具体的には、図4に示すように、ストレーナ100をシャフト210に沿ってプロテクタ220側に移動させ、ストレーナ100の螺旋リブ112とプロテクタ220の螺旋溝224とを螺合させる。これにより、ストレーナ100は、プロテクタ220に着脱可能に保持される。
A−3.本実施形態の効果:
本実施形態に係るカテーテルキット10では、カテーテル200のシャフト210におけるフック状に形状付けられた先端部を、ストレーナ100を介して、シース300の内筒等に円滑に挿入することができる。その後、不要となったストレーナ100を、カテーテル200の基端部に取り付けられたプロテクタ220に着脱可能に保持させることができる。これにより、シース300へのカテーテル200の挿入後、手技中にストレーナ100がシャフト210に沿って意図せずに自由に移動して手技の邪魔になることが抑制できる。また、カテーテル200をシース300に挿入させた状態でストレーナ100を取り外し可能な構成とは異なり、ストレーナ100を紛失することを抑制できる。
本実施形態に係るカテーテルキット10では、カテーテル200のシャフト210におけるフック状に形状付けられた先端部を、ストレーナ100を介して、シース300の内筒等に円滑に挿入することができる。その後、不要となったストレーナ100を、カテーテル200の基端部に取り付けられたプロテクタ220に着脱可能に保持させることができる。これにより、シース300へのカテーテル200の挿入後、手技中にストレーナ100がシャフト210に沿って意図せずに自由に移動して手技の邪魔になることが抑制できる。また、カテーテル200をシース300に挿入させた状態でストレーナ100を取り外し可能な構成とは異なり、ストレーナ100を紛失することを抑制できる。
本実施形態では、ストレーナ100をプロテクタ220に螺合させるだけで簡単にストレーナ100をプロテクタ220に保持させることができる。また、例えばストレーナ100にプロテクタ220を圧入して保持させる構成に比べて、ストレーナ100やプロテクタ220の変形を要することなく、ストレーナ100をプロテクタ220に保持させることができる。
本実施形態は、プロテクタ220の外周面に螺旋状の凹部である螺旋溝224が形成されているため、この凹部が形成されていない構成に比べて、プロテクタ220の柔軟性が高く、例えば曲げ応力によってプロテクタ220が破損することを抑制できる。また、ストレーナ100の内周面に螺旋状の凸部である螺旋リブ112が形成されているため、例えばストレーナ100の内周面に螺旋状の凹部が形成された構成に比べて、ストレーナ100の径が大きくなったり、薄肉になったりすることが抑制される。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態におけるカテーテルキット10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態において、シャフト210は、ルーメンを有しない中実の部材であってもよい。また、シャフト210の先端部は、所定の形状を維持できない程度の柔軟性を有する構成であってもよい。また、プロテクタ220は、例えばテーパ部222を有さず、全長にわたって外径が略同一である形状であってもよい。また、プロテクタ220の軸方向視での形状は、円形に限らず、矩形状等であってもよい。
ストレーナ100の貫通孔102の径は、ストレーナ100の全長にわたって略同一であってもよい。ストレーナ100は、外径が全長にわたって略同一である部材であってもよい。
上記実施形態では、第1の螺旋部として螺旋溝224を、第2の螺旋部として螺旋リブ112を、それぞれ例示したが、第1の螺旋部が螺旋状の凸部であり、第2の螺旋部が螺旋状の凹部であってもよい。また、螺旋リブ112は、ストレーナ100の全長にわたって形成されていてもよいが、ストレーナ100の基端側だけに形成されていることが好ましい。また、螺旋リブ112の延長方向に垂直な断面形状は、例えば矩形状や三角状等であってもよい。
上記実施形態では、保持部は、ストレーナ100をプロテクタ220に螺合させる構造により実現されていたが、例えば、プロテクタ220が第1の螺旋部を有さず、ストレーナ100が第2の螺旋部を有さない場合においても、プロテクタ220の最大の外径が、ストレーナ100の最大の内径より大きく、プロテクタ220またはストレーナ100のいずれかを樹脂等の弾性材料により構成することで、プロテクタ220をストレーナ100に挿入した際に、弾性力によりお互いを固定することができる。このように、ストレーナ100にプロテクタ220を圧入する構造により実現してもよいし、ストレーナ100をプロテクタ220に係合させる構造により実現してもよい。
上記実施形態のストレーナ100やカテーテル200における各部材の材料は、あくまで一例であり、種々変形可能である。
上記実施形態では、医療用デバイスとして、カテーテル200を例示したが、ガイドワイヤ等であってもよい。要するに、医療用デバイスは、血管等に挿入される長尺状の医療用デバイスであればよい。
1:体内 2:血管 10:カテーテルキット 100:ストレーナ 102:貫通孔 110:基端部 112:螺旋リブ 120:中間部 130:先端部 200:カテーテル 210:シャフト 220:プロテクタ 222:テーパ部 224:螺旋溝 230:コネクタ 300:シース 302:カテーテル挿入孔
Claims (4)
- 医療用デバイスキットであって、
シャフトと、前記シャフトの基端部に固定されたプロテクタと、を備える医療用デバイスと、
前記医療用デバイスの前記シャフトを挿通可能な貫通孔が形成された管状部材と、を備え、
前記管状部材は、前記貫通孔に挿通された前記医療用デバイスにおける前記プロテクタに着脱可能に保持される保持部を有する、
医療用デバイスキット。 - 請求項1に記載の医療用デバイスキットであって、
前記プロテクタの外周面には、前記プロテクタの軸周りに螺旋状に形成された凸状または凹状の第1の螺旋部が形成されており、
前記管状部材の内周面には、前記管状部材の軸周りに螺旋状に形成され、かつ、前記第1の螺旋部に螺合可能な凸状または凹状の第2の螺旋部が形成されている、
医療用デバイスキット。 - 請求項2に記載の医療用デバイスキットであって、
前記第1の螺旋部は、前記プロテクタの外周面に形成された螺旋状の凹部であり、
前記第2の螺旋部は、前記管状部材の内周面に形成された螺旋状の凸部である、
医療用デバイスキット。 - 医療用管状部材であって、
医療用デバイスが有するシャフトを挿通可能な貫通孔が形成されており、
前記貫通孔に挿通された前記医療用デバイスにおける前記シャフトの基端部に設けられたプロテクタに着脱可能に保持される保持部を有する、
医療用管状部材。
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