JP2021070909A - 操作検知装置及びドアハンドル - Google Patents

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譲 川名
Yuzuru Kawana
譲 川名
高井 大輔
Daisuke Takai
大輔 高井
尚 佐々木
Takashi Sasaki
尚 佐々木
俊季 中村
Toshiki Nakamura
俊季 中村
義之 菊地
Yoshiyuki Kikuchi
義之 菊地
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Abstract

【課題】操作検知装置の筐体に手が接触しても、筐体内に設けられている制御ユニットには、応力が加わることはなく、信頼性の高い操作検知装置を提供する。【解決手段】アウターケースと、インナーケースと、前記アウターケースと前記インナーケースにより形成されるケースの内部に設置される静電センサと、前記静電センサに接続された制御部と、を有し、前記制御部により、前記静電センサに電圧を印加し、静電容量を測定するものであって、前記インナーケースには、操作体が接触する検知面とは異なる部分に貫通穴が設けられており、前記貫通穴内には、弾性を有する材料により形成された取付部材が取り付けられており、前記取付部材に設けられた設置穴内に前記制御部が取り付けられていることを特徴とする操作検知装置により上記課題を解決する。【選択図】 図17

Description

本発明は、操作検知装置及びドアハンドルに関するものである。
自動車等のドアには、ドアを開閉するためのドアハンドルが設けられており、近年は、ドアハンドルに手を近づけてタッチ操作やジェスチャ操作をすることにより、ドアの開閉のロックまたはロックの解除を行うことのできるものも登場している。このようなドアハンドルには、手の操作を検知するための静電センサ等が設けられており、このような静電センサは、ケースに入れられた状態で、ドアハンドルの内部に設置されている。
特開2003−221948号公報
上記のようなドアハンドルには、ドアをロックするためのロック用静電センサと、ドアのロックを解除するドアをアンロックするためのアンロック用静電センサとが設けられている。アンロック用静電センサは、ドアハンドルの内部に設置されており、人の手の指がドアハンドルに近づきアンロック用静電センサにより検知されると、ドアのロックが解除される。また、ロック用静電センサは、ドアハンドルの内部に設置されており、人の手の指がドアハンドルのロック用静電センサが設置されている領域の近傍に近づき、検知されると、ドアがロックされる。
ロック用静電センサ及びアンロック用静電センサは、ドアハンドルケースの内部に設けられた制御ユニットに接続されており、制御ユニットにおいて、ロック用静電センサ及びアンロック用静電センサの制御や、信号検出等が行われる。このような制御ユニットは、例えば、ドアハンドルケースに固定されていたり、アンロック用静電センサ等と一体となっている場合がある。
ところで、ドアのロックを解除する際の手の操作としては、ドアハンドルとドアの間に手が入った後に手がドアハンドルが近づき、ドアハンドルの内側と接触することによりなされる場合が多い。このように、ドアハンドルの内側に手が接触した場合には、ドアハンドルに力がかかり、ドアハンドルケースが変形し、制御ユニット内における電子部品が搭載されている回路基板に応力が加わり、回路基板が変形し特性に影響を与えたり、電子部品と接合されているハンダがとれたりする場合がある。
このため、ドアハンドルの内側に手が接触し、ドアハンドルに力がかかり、筐体となるドアハンドルケースが変形した場合であっても、制御ユニットに応力が加わることのない信頼性の高い操作検知装置となるドアハンドルが求められている。
本実施の形態の一観点によれば、アウターケースと、インナーケースと、前記アウターケースと前記インナーケースにより形成されるケースの内部に設置される静電センサと、前記静電センサに接続された制御部と、を有し、前記制御部により、前記静電センサに電圧を印加し、静電容量を測定するものであって、前記インナーケースには、操作体が接触する検知面とは異なる部分に貫通穴が設けられており、前記貫通穴内には、弾性を有する材料により形成された取付部材が取り付けられており、前記取付部材に設けられた設置穴内に前記制御部が取り付けられていることを特徴とする。
開示の操作検知装置によれば、操作検知装置の筐体に手が接触しても、筐体内に設けられている制御ユニットには、応力が加わることはなく、操作検知装置の信頼性を向上させることができる。
ドアハンドルの分解斜視図 ドアハンドルが取り付けられているドアの説明図 第1の実施の形態におけるドアハンドルの斜視図 第1の実施の形態におけるドアハンドルの上面図 第1の実施の形態におけるドアハンドルの分解斜視図 第1の実施の形態におけるアンロック用静電センサの斜視図 第1の実施の形態におけるアンロック用静電センサの上面図 第1の実施の形態におけるアンロック用静電センサの正面図 第1の実施の形態におけるインナーケースの斜視図 アンロック用静電センサがインナーケースに入れられた状態の斜視図 第1の実施の形態における制御ユニットの外観図 第1の実施の形態における制御ユニットの内部の説明図 第1の実施の形態におけるインナーケースの説明図(1) 第1の実施の形態におけるインナーケースの説明図(2) 第1の実施の形態における取付部材の説明図(1) 第1の実施の形態における取付部材の説明図(2) 第1の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(1) 第1の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(2) 第1の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(3) 第1の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(4) 第2の実施の形態における取付部材の説明図(1) 第2の実施の形態における取付部材の説明図(2) 第2の実施の形態における取付部材の説明図(3) 第2の実施の形態における制御ユニットの外観図 第2の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(1) 第2の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(2) 第2の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(3) 第2の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(4) 第3の実施の形態におけるアウターケースの説明図(1) 第3の実施の形態におけるアウターケースの説明図(2) 第3の実施の形態におけるアウターケースの説明図(3) 第3の実施の形態におけるアウターケースの説明図(4) 第3の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(1) 第3の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(2) 第3の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(3) 第3の実施の形態におけるドアハンドルの説明図(4)
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。また、本願においては、X1−X2方向、Y1−Y2方向、Z1−Z2方向を相互に直交する方向とする。また、X1−X2方向及びY1−Y2方向を含む面をXY面と記載し、Y1−Y2方向及びZ1−Z2方向を含む面をYZ面と記載し、Z1−Z2方向及びX1−X2方向を含む面をZX面と記載する。
一般的に、静電センサを用いたドアハンドルでは、ドアハンドルに操作体である手が近づき、静電センサとなる電極と手の距離が短くなり、この間における静電容量が増加し、静電容量が所定の値を超えた場合に手による操作として検知される。
例えば、図1に示すように、ドアハンドル900は、アウターケース910、インナーケース920、静電センサ930、制御ユニット950等を有している。このドアハンドル900では、アウターケース910とインナーケース920により、ドアハンドルケースとなる筐体が形成され、このドアハンドルケースの内部に、静電センサ930と制御ユニット950とが一体に形成されたものが設置されている。
ドアハンドル900では、インナーケース920の内側の面921が操作面となり、操作面に手が接触することにより検知がなされる。よって、静電センサ930と手との距離が近い方が検知されやすいため、静電センサ930は、インナーケース920の内部において、内側の面921の近くに取り付けられている。従って、ドアハンドル900の内側の面921に手が接触すると、ドアハンドル900のインナーケース920に力が加わり変形し、これに伴い静電センサ930や、静電センサ930と一体に形成されている制御ユニット950に力が加わる場合がある。このように制御ユニット950に力が加わると、制御ユニット950内の電子部品が搭載されている回路基板に応力が加わり、回路基板が変形し特性に影響を与えたり、電子部品と接合されているハンダがとれたりする場合がある。このような場合には、ドアハンドルによるロック操作、アンロック操作の検知に支障が生じ、信頼性の低下を招く。
このため、ドアハンドル900の内側に手が接触して力がかかり、ドアハンドルケースが変形した場合であっても、制御ユニット950に応力が加わることのない信頼性の高い操作検知装置となるドアハンドルが求められている。
〔第1の実施の形態〕
(ドアハンドル及び操作検知装置)
次に、第1の実施の形態における車両のドアハンドル及び操作検知装置について、図2から図5に基づき説明する。図2は本実施の形態におけるドアハンドル100が取り付けられている自動車等の車両のドアの説明図であり、図3はドアハンドル100の斜視図であり、図4は上面図であり、図5は分解斜視図である。
図2に示されるように、本実施の形態におけるドアハンドル100は、自動車等のドア10に取り付けられており、本実施の形態における操作検知装置は、ドアハンドル100の内部に内蔵されている。
ドアハンドル100の筐体部分となるドアハンドルケースは、アウターケース110とインナーケース120により形成されており、アウターケース110とインナーケース120に覆われたケースの内部に、アンロック用静電センサ130、ロック用静電センサ140、制御ユニット150、中蓋160等が設けられている。
ドアハンドル100は、ドア10と対向する側である内側のZ2側がインナーケース120側、ドア10と対向する側とは反対側の外側のZ1側がアウターケース110側となるように取り付けられている。ドアハンドル100においてロックを解除する際には、一般的に、ドアハンドル100の内側に手を入れ、ドアハンドル100の内側の面121に手を接触させる操作が行われる。従って、ドアのロックを解除する際には、ドアハンドル100に対し、手をZ2側よりZ1側に向かって動かし、ドアハンドル100の内側の面121となるZ2側の面に手を接触させる。尚、ドアハンドル100の内側の面121は、人の手により握りやすいように、中央部分がZ1側に凹んでいる。本願においては、ドアハンドル100において、ドアハンドル100の内側の面121を検知面と記載する場合がある。
(アンロック用静電センサ)
本実施の形態におけるアンロック用静電センサ130は、図6から図8に示されるように、平行ケーブルと呼ばれる2本のアンロック用導線、即ち、第1のアンロック用導線131と第2のアンロック用導線132とにより形成されており、第1のアンロック用導線131がZ1側、第2のアンロック用導線132がZ2側となっている。尚、第1のアンロック用導線131及び第2のアンロック用導線132は、外周が絶縁材料により覆われている。従って、ドアハンドル100の内側の面121に対し、第1のアンロック用導線131と第2のアンロック用導線132は、略垂直に並んでおり、第1のアンロック用導線131よりも、第2のアンロック用導線132が、検知面側となる内側の面121側となるように配置されている。即ち、Y1−Y2方向に略平行な内側の面121に対し、第1のアンロック用導線131と第2のアンロック用導線132は、Z1−Z2方向に並んでおり、第1のアンロック用導線131よりも、第2のアンロック用導線132がZ2側となるように配置されている。尚、図6は、アンロック用静電センサ130の斜視図であり、図7は上面図であり、図8は正面図である。
アンロック用静電センサ130となる2本のアンロック用導線を形成している平行ケーブルは、比較的自由に折り曲げることができるため、アンロック用静電センサ130の形状を比較的容易に所望の形状にすることができる。本実施の形態においては、第1のアンロック用導線131と第2のアンロック用導線132により形成されるアンロック用静電センサ130は、XY面に平行な面において、らせん状に巻かれている。このように、アンロック用静電センサ130をらせん状に巻くことにより、特にXY平面に垂直なZ方向からの手の接触や近接に対して検出される静電容量の値が大きくなる。
本実施の形態におけるインナーケース120の内側には、図9に示されるように、アンロック用静電センサ130を収納するための溝122が設けられており、図10に示されるように、この溝122にアンロック用静電センサ130を入れることにより、第1のアンロック用導線131がZ1側に第2のアンロック用導線132がZ2側となるように配置されている状態が維持される。
本実施の形態においては、アンロック用静電センサ130の外側の端となる第1のアンロック用導線131の一方の端部及び第2のアンロック用導線132の一方の端部は、図11及び図12に示される制御ユニット150に各々接続されている。制御ユニット150の内部には、制御部となる制御回路151が搭載された回路基板152が設けられており、制御回路151が搭載された回路基板152は、外から水が浸入しないように、制御ユニット筐体に覆われている。制御ユニット筐体は、ケース153、蓋部154により形成されており、ケース153と蓋部154との間にOリング155が入れられた状態で固定されており、制御ユニット150の制御ユニット筐体の外側からは、内側に水が浸入しないような構造となっている。尚、図11は、制御ユニット150の上面側の拡大図であり、図12は、蓋部154を取り除いた制御ユニット150の内部の拡大図である。
本実施の形態においては、制御ユニット150には信号伝達や電源供給のためのコネクタ156が接続されており、制御ユニット150の外側となるケース153及び蓋部154のZX面に平行な面には、Z1側に上側突起部157が2つ設けられており、Z2側に下側突起部158が1つ設けられている。尚、コネクタ156は、内部に制御ユニット150に電気的に接続された導電ピンが設けられているコネクタであり、ドア側からくるケーブルのコネクタが差し込まれる。
(操作検知装置による検知)
次に、本実施の形態における操作検知装置による検知について説明する。本実施の形態における操作検知装置においては、制御ユニット150における制御部となる制御回路151より、アンロック用静電センサ130における第1のアンロック用導線131及び第2のアンロック用導線132の各々に電圧を印加し、第1のアンロック用導線131及び第2のアンロック用導線132における静電容量を測定する。
アンロック用静電センサ130に操作体である手が近づいた場合、手の近づく方向により、第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値と、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値とは異なる。
具体的に、図6から図8に基づき説明する。アンロック用静電センサ130に、手がZ2側からZ1側に向かって近づく場合、手と第1のアンロック用導線131の距離よりも、手と第2のアンロック用導線132の距離は短くなる。従って、この場合には、第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値よりも、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値は大きく、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値から第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値を引いた値は正となる。
また、アンロック用静電センサ130に、手がZ1側からZ2側に向かって近づく場合、手と第2のアンロック用導線132の距離よりも、手と第1のアンロック用導線131の距離は短くなる。従って、この場合には、第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値よりも、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値は小さく、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値から第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値を引いた値は負となる。
また、アンロック用静電センサ130に、手がY1側から近づく場合やY2側から近づく場合には、手と第1のアンロック用導線131の距離と、手と第2のアンロック用導線132の距離とは略等しい。従って、この場合には、第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値と、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値は略等しく、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値から第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値を引いた値は略0となる。
上述したように、ドア10のロックを解除する際には、手はZ2側からZ1側に向かってドアハンドル100に近づき、ドアハンドル100のZ2側の面に接触する。従って、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値から第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値を引いた値が正である場合には、手はドアハンドル100のZ2側に存在しているものと判断することができ、この場合にのみドアのロックを解除する。
また、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値から第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値を引いた値が0である場合には、手はドアハンドル100のY1側、または、Y2側に存在しているものと判断することができ、この場合にはドアのロックを解除しない。
また、第2のアンロック用導線132により検出される静電容量の値から第1のアンロック用導線131により検出される静電容量の値を引いた値が負である場合には、手はドアハンドル100のZ1側に存在しているものと判断することができ、この場合にもドアのロックを解除しない。
このような制御を行うことにより、手がドアハンドル100のZ2側の面に接触するドアロックの解除を意図する操作の場合のみドアのロックが解除されるため、ドアのロックの解除を意図しない手の動きによりドアロックが解除されることを防ぐことができ、ドアロックの解除の誤検出を防ぐことができる。
(制御ユニットの取り付け)
次に、本実施の形態におけるドアハンドル及び操作検知装置における制御ユニット150の取り付けについて説明する。本実施の形態におけるドアハンドルにおいては、制御ユニット150は、インナーケース120に図5等に示される取付部材170を介して取り付けられている。
具体的には、図10、図13及び図14等に示されるように、インナーケース120のX1側の端部には、制御ユニット150を設置するための貫通穴123が形成されている。貫通穴123は、インナーケース120において、手が接触する検知面となる内側の面121よりもX1側の端部近傍であって、手による力が加わらない領域に設けられている。
図13及び図14に示されるように、インナーケース120において、X1側の端部近傍に設けられている貫通穴123は、略長方形の形状であり、インナーケース120のZ1−Z2方向、即ち、表側から裏側まで貫通している。尚、図13は、インナーケース120の貫通穴123の設けられている部分を拡大した斜視図であり、図14は、正面図である。
また、図15及び図16に示されるように、取付部材170は、インナーケース120の貫通穴123に入れられるように略長方形の形状であって、ロの字状に形成されており、中央部分にはZ1−Z2方向に貫通する略長方形の形状の設置穴171が形成されている。取付部材170は、発泡ウレタン、ゴム、エラストマ等の弾性を有する樹脂材料により形成されており、弾性を有している。また、取付部材170の周囲の4つの面、即ち、X1側の面、Y1側の面、X2側の面、Y2側の面においては、Z1側には外側に突き出た上側突起部172が設けられており、Z2側には外側に突き出た下側突起部173が設けられている。尚、図15は、取付部材170の斜視図であり、図16は、正面図である。
本実施の形態におけるドアハンドルにおいては、図17から図20に示されるように、インナーケース120の貫通穴123には取付部材170が入れられており、取付部材170の設置穴171には、制御ユニット150が入れられた状態で取り付けられている。具体的には、取付部材170は、インナーケース120の貫通穴123に入れられており、インナーケース120の貫通穴123の周囲のZ1側のXY面に平行な面と、取付部材170の上側突起部172とが接触しており、貫通穴123の周囲のZ2側のXY面に平行な面と、取付部材170の下側突起部173とが接触している状態で保持されている。
また、制御ユニット150は、取付部材170の設置穴171内に入れられており、取付部材170の設置穴171の周囲のZ1側のXY面に平行な面と、制御ユニット150の上側突起部157とが接触しており、設置穴171の周囲のZ2側のXY面に平行な面と、制御ユニット150の下側突起部158とが接触している状態で保持されている。
本実施の形態においては、取付部材170は弾性を有する材料により形成されているため、ドアハンドル100のインナーケース120の内側の面121に手が接触し、インナーケース120に力が加わり変形しても、取付部材170は弾性を有しているため、取付部材170が変形するため応力は緩和され、制御ユニット150に応力が加わることを防いでいる。
よって、本実施の形態におけるドアハンドル100においては、ドアハンドル100のインナーケース120の内側の面121に手が接触しても、制御ユニット150内の制御回路151に応力が加わることを防ぐことができ、ドアハンドルの信頼性等を向上させることができる。尚、図17は、インナーケース120の貫通穴123に、取付部材170を介し制御ユニット150が取り付けられている状態の要部を拡大した斜視図であり、図18は正面図であり、図19は上面図であり、図20は側面図である。ここで、下側突起部158または下側突起部173の代わりに、アウターケース110をインナーケース120に取り付けたときに、アウターケース110から延設された部位が制御ユニット150の上面に接触することで制御ユニット150を保持する構成としてもよい。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態と同じインナーケース120を用いたドアハンドルであって、取付部材等が異なるものである。
本実施の形態においては、図21及び図23に示されるように、取付部材270は、インナーケース120の貫通穴123に入るように、略長方形の形状であって、ロの字状に形成されており、中央部分にはZ1−Z2方向に貫通する略長方形の形状の貫通穴271が形成されている。取付部材270は、樹脂材料等により形成されており、取付部材270の周囲の4つの面、即ち、X1側の面、Y1側の面、X2側の面、Y2側の面においては、Z1側には外側に突き出た上側突起部272が設けられており、Z2側には外側に突き出た下側突起部273が設けられている。
また、貫通穴271の周囲のZ1側の面には、Z1側に飛び出た支持部274が設けられている。支持部274は、貫通穴271よりもY1側とY2側の双方に設けられており、支持部274には、Y1−Y2方向に貫通する支持穴275が各々設けられている。尚、図21は、取付部材270の斜視図であり、図22は正面図であり、図23は上面図である。
また、本実施の形態においては、図24に示されるように、制御ユニット150の外側となるケース153及び蓋部154のZX面に平行な面には、Y1側及びY2側に凸となる支持突起部257が設けられている。支持突起部257は、取付部材270の支持部274の支持穴275に対応する位置に設けられている。
本実施の形態におけるドアハンドルにおいては、図25から図28に示されるように、インナーケース120の貫通穴123に、取付部材270が入れられており、取付部材270の貫通穴271には、制御ユニット150が入れられて取り付けられている。具体的には、取付部材270は、インナーケース120の貫通穴123に入れられており、インナーケース120の貫通穴123の周囲のZ1側のXY面に平行な面と、取付部材270の上側突起部272とが接触しており、貫通穴123の周囲のZ2側のXY面に平行な面と、取付部材270の下側突起部273とが接触している状態で保持されている。
また、制御ユニット150は、全体が取付部材270の貫通穴271内に入れられており、更に、制御ユニット150のY1側及びY2側に凸となる支持突起部257が、取付部材270の支持部274に設けられた支持穴275に入れられている。取付部材270の支持部274に設けられた支持穴275の大きさは、制御ユニット150に設けられた支持突起部257よりも若干大きく、例えば、支持突起部257の外形よりもX1−X2方向及びZ1−Z2方向がにともに約1mm大きく形成されており、支持突起部257は、支持穴275内を自由に動くことができる。
従って、ドアハンドル100のインナーケース120の内側の面121に手が接触し、インナーケース120に力が加わり変形しても、支持突起部257は、支持穴275内を自由に動くことができるため、制御ユニット150に応力が加わることを防いでいる。
よって、本実施の形態におけるドアハンドルにおいては、ドアハンドル100のインナーケース120の内側の面121に手が接触しても、制御ユニット150内の制御回路151に応力が加わることを防ぐことができ、ドアハンドルの信頼性等を向上させることができる。尚、図25は、インナーケース120の貫通穴123に、取付部材270を介し制御ユニット150が取り付けられている状態の要部を拡大した斜視図であり、図26は正面図であり、図27は上面図であり、図28は側面図である。ここで、支持突起部が取付部材270側に、支持穴が制御ユニット150に設けられていてもよい。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、アウターケースの内部に設けられた支持部により、制御ユニット150を支持する構造のものである。
本実施の形態においては、図29から図32に示されるように、アウターケース310の内側に2つの支持部311が設けられている構造のものである。アウターケース310は、内側に2つの支持部311が設けられていることを除き、アウターケース110と同じである。尚、図29はアウターケース310の要部を拡大した斜視図であり、図30は、背面図であり、図31はZX面に平行な断面図であり、図32はYZ面に平行な断面図である。
本実施の形態においては、制御ユニット150のケース153及び蓋部154には、突起部等は設けられてはいない。本実施の形態においては、図33から図37に示すように、制御ユニット150は、2つの支持部311の間に挟まれて支持されている。このように、本実施の形態におけるドアハンドルでは、制御ユニット150は、2つの支持部311の間に挟まれて支持されているため、インナーケース120の内側の面121に手が接触し、インナーケース120に力が加わり変形しても、制御ユニット150に影響を与えることはない。尚、制御ユニット150は、インナーケース120の貫通穴123内に入れられているが、制御ユニット150に比べて貫通穴123は大きいため、インナーケース120が応力を受け変形しても、制御ユニット150に影響を与えることはない。
本実施の形態においては、第2の実施の形態と同様に、制御ユニット150に支持突起部、支持部311に支持突起部より少し大きい支持穴があって、支持穴に支持突起部が入ることにより支持される。図では、支持突起部及び支持穴は、各々2つであるが、回転等を考慮し、各側面に2ヶ所設けてもよく、また、X1側の側面等に設けてもよく、支持部は複数箇所に設けられていてもよい。また、支持突起部と支持穴との関係は、逆であってもよい。
よって、本実施の形態におけるドアハンドルにおいては、ドアハンドルのインナーケース120の内側の面121に手が接触しても、制御ユニット150内の制御回路151に応力が加わらないため、ドアハンドルの信頼性等を向上させることができる。尚、図33はアウターケース310の2つの支持部311の間に制御ユニット150が挟まれて支持されている状態の要部を拡大した斜視図であり、図34は、背面図であり、図35はZX面に平行な断面図であり、図36はYZ面に平行な断面図である。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
10 ドア
100 ドアハンドル
110 アウターケース
120 インナーケース
121 内側の面
123 貫通穴
130 アンロック用静電センサ
131 第1のアンロック用導線
132 第2のアンロック用導線
140 ロック用静電センサ
150 制御ユニット
151 制御回路
152 回路基板
153 ケース
154 蓋部
155 Oリング
156 コネクタ
157 上側突起部
158 下側突起部
160 中蓋
170 取付部材
171 設置穴
172 上側突起部
173 下側突起部

Claims (6)

  1. アウターケースと、
    インナーケースと、
    前記アウターケースと前記インナーケースにより形成されるケースの内部に設置される静電センサと、
    前記静電センサに接続された制御部と、
    を有し、
    前記制御部により、前記静電センサに電圧を印加し、静電容量を測定するものであって、
    前記インナーケースには、操作体が接触する検知面とは異なる部分に貫通穴が設けられており、
    前記貫通穴内には、弾性を有する材料により形成された取付部材が取り付けられており、
    前記取付部材に設けられた設置穴内に前記制御部が取り付けられていることを特徴とする操作検知装置。
  2. アウターケースと、
    インナーケースと、
    前記アウターケースと前記インナーケースにより形成されるケースの内部に設置される静電センサと、
    前記静電センサに接続された制御部と、
    を有し、
    前記制御部により、前記静電センサに電圧を印加し、静電容量を測定するものであって、
    前記インナーケースには、操作体が接触する検知面とは異なる部分に貫通穴が設けられており、
    前記貫通穴内には、設置穴を有する取付部材が取り付けられており、
    前記取付部材の前記設置穴の周囲には、支持穴が形成された支持部が設けられており、
    前記制御部の筐体の外側に設けられた支持突起部が、前記支持穴に入ることにより、前記制御部が支持されていることを特徴とする操作検知装置。
  3. アウターケースと、
    インナーケースと、
    前記アウターケースと前記インナーケースにより形成されるケースの内部に設置される静電センサと、
    前記静電センサに接続された制御部と、
    を有し、
    前記制御部により、前記静電センサに電圧を印加し、静電容量を測定するものであって、
    前記インナーケースには、操作体が接触する検知面とは異なる部分に貫通穴が設けられており、
    前記貫通穴内には、設置穴を有する取付部材が取り付けられており、
    前記取付部材の前記設置穴の周囲には、支持突起部が形成された支持部が設けられており、
    前記制御部の筐体の外側に設けられた支持穴に、前記支持突起部が入ることにより、前記制御部が支持されていることを特徴とする操作検知装置。
  4. アウターケースと、
    インナーケースと、
    前記アウターケースと前記インナーケースにより形成されるケースの内部に設置される静電センサと、
    前記静電センサに接続された制御部と、
    を有し、
    前記制御部により、前記静電センサに電圧を印加し、静電容量を測定するものであって、
    前記アウターケースの内側には、複数の支持部が設けられており、
    前記制御部は、前記アウターケースの内側の複数の支持部に挟まれた状態で支持されていることを特徴とする操作検知装置。
  5. 前記静電センサは、導線により形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかの記載の操作検知装置。
  6. 前記ケースはドアハンドルケースであって、
    請求項1から5のいずれかに記載の操作検知装置を有し、
    車両のドアに取り付けられるものであることを特徴とするドアハンドル。
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