JP3783729B1 - 操作検出装置またはドア開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作手段の操作を確実に検出することができる操作検出装置またはドア開閉装置を提供すること。
【解決手段】機器本体9を操作する操作手段1と、操作手段1の操作により変位する変位体2と、変位体2の変位を感知する圧電ケーブルセンサ4と信号処理部5と、圧電ケーブルセンサ4の出力により前記操作を検知し機器本体9を制御する制御手段8とを備え、圧電ケーブルセンサ4は変位体2の一部に固定部6を設け固定すると共に、固定部6の両側に圧電ケーブルセンサ4の動きを抑制する位置規制部7を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】機器本体9を操作する操作手段1と、操作手段1の操作により変位する変位体2と、変位体2の変位を感知する圧電ケーブルセンサ4と信号処理部5と、圧電ケーブルセンサ4の出力により前記操作を検知し機器本体9を制御する制御手段8とを備え、圧電ケーブルセンサ4は変位体2の一部に固定部6を設け固定すると共に、固定部6の両側に圧電ケーブルセンサ4の動きを抑制する位置規制部7を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ハンドル等の操作を感知する感知手段を備えた操作検出装置またはドア開閉装置に関するのである。
ハンドル等の操作を検出する手段としてハンドル部に接触検知センサーを配設し、ハンドルに触れたことを感知しドアの開閉やドアロックの開錠あるいは施錠機能を有する操作検出装置やドア開閉装置が知られている。この種の従来例として、例えば特許文献1では車両のドアハンドル部に静電容量型のタッチセンサを配設し、車両との通信手段を有する運転者がドアハンドル部に触れたことを検知し、ドアロックの開錠または施錠を行うものが開示されている。
また、例えば特許文献2にはハンドル内部に接触検知センサーとしての圧電ケーブルセンサを配設してドアハンドルの操作を検出する構成も開示されている。
特開2003−221947号公報
特開2005−98016号公報
しかしながら、上記特許文献1で用いられたセンサの構成では、ハンドル部に設けられた静電容量型の静電センサの電極部に人が触れることにより電極間の静電容量の変化を検知するため、例えば手袋をつけた状態では容量変化が乏しく操作の検知が難しい。また、静電センサ部が雨で濡れたような状況でハンドルに触れた場合や、人による静電容量の個人差の影響を受けやすく検知がしにくくなる欠点を有していた。更に静電センサの場合、センサの電極部が露出するため、外乱の影響を受けやすい欠点も有していた。
このため、静電容量型のタッチセンサの代わりに接点式のスイッチを利用し、ハンドルの作動に対応して接点を開閉することで検知信号を出力することは可能ではあるが、前記接点の開閉による信頼性ならびに耐久性が課題となっていた。
また、上記特許文献1や、特許文献2にあるように、ハンドルへの接触を検知するセンサをハンドルに設ける構成についは次のような課題がある。ハンドル内部の接触面に対向する部分やハンドルの把持部にセンサの検知部が配設されるためには、ハンドル本体内部または、手が挿入される部分のスペース、または把持部にセンサを設けられるだけの十分なスペースがあって取付けができるものに限られる。これではハンドル自体の構成や配設場所を限定してしまい、多様なハンドル構成には対応できないという課題があった。
上記従来の課題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、人が操作手段を操作した際に確実に感知し、耐久性にすぐれ、配設場所の自由度の高い操作検出装置やドア開閉装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の操作検出装置は機器本体を操作する操作手段と、前記操作手段の操作により変位する変位体と、前記変位体の変位にともなって変位するように前記変位体の一部に固定した感知手段と、前記感知手段の動きを抑制する位置規制部と前記感知手段の出力を信号処理する信号処理部とを備え、前記感知手段は前記変位体
に固定された部分と離れた位置で前記位置規制部により動きを抑制されつつ、前記変位体の変位に基づき変形して信号を出力する構成としたものである。
に固定された部分と離れた位置で前記位置規制部により動きを抑制されつつ、前記変位体の変位に基づき変形して信号を出力する構成としたものである。
また、本発明のドア開閉装置は開閉操作用のハンドルを有するドアと、前記ドアの開閉操作をロックするドアロック手段と、前記ハンドルの操作により変位する弾性体からなる変位体と、前記変位体の変位にともなって変位するように前記変位体の一部に固定した感知手段と、前記感知手段の動きを抑制する位置規制部と前記感知手段の出力を信号処理する信号処理部とを備え、前記感知手段は前記変位体に固定された部分と離れた位置で前記位置規制部により動きを抑制されつつ、前記変位体の変位に基づき変形して信号を出力する構成としたものである。
これによって、操作形態、操作環境の変化があっても確実に機器本体の操作、ドアハンドルの開閉操作を感知することができるとともに、操作に応じてフレキシブルに動き感知効率を高めることができる。
本発明の操作検出装置またはドア開閉装置は、感知手段が操作手段の操作により位置規制部により動きを抑制されつつ、変位体の変位に基づき変形して信号を出力する構成としたので、確実に検出信号を出力するので、配設自由度と、信頼性と耐久性を向上させることができる。
第1の発明は、機器本体を操作する操作手段と、前記操作手段の操作により変位する変位体と、前記変位体の変位にともなって変位するように前記変位体の一部に固定した感知手段と、前記感知手段の動きを抑制する位置規制部と前記感知手段の出力を信号処理する信号処理部とを備え、前記感知手段は前記変位体に固定された部分と離れた位置で前記位置規制部により動きを抑制されつつ、前記変位体の変位に基づき変形して信号を出力する構成としたものである。
これにより、操作手段の操作の際に手袋を着用していたり、操作手段の周囲が濡れているような場合であっても、変位体の変位を感知する構成であるため、その影響を受けることなく感知することができる。また、感知手段は変位体の変位にともなって変位するように前記変位体の一部に固定し、変位体に固定された部分と離れた位置で前記位置規制部により動きを抑制されつつ、前記変位体の変位に基づき変形して信号を出力する構成としたので、変位体の動きに応じてフレキシブルに動くことができ、確実に変位体の変位を感知することが可能となり、感知効率を高めることが可能となる。
第2の発明は、開閉操作用のハンドルを有するドアと、前記ドアの開閉操作をロックするドアロック手段と、前記ハンドルの操作により変位する弾性体からなる変位体と、前記変位体の変位にともなって変位するように前記変位体の一部に固定した感知手段と、前記感知手段の動きを抑制する位置規制部と前記感知手段の出力を信号処理する信号処理部とを備え、前記感知手段は前記変位体に固定された部分と離れた位置で前記位置規制部により動きを抑制されつつ、前記変位体の変位に基づき変形して信号を出力する構成としたことにより、ドアロック手段を有するドア開閉装置のハンドル操作に対応したドアロックの制御手段として、第1の発明と同様の効果を実現することが可能となる。
第3の発明は、第2の発明において、信号処理部の出力によりドアロック手段を制御する制御手段をドア本体に備え、変位体と感知手段と位置規制部とはハンドルと一体的に前記ドア本体と着脱可能な構成とし、前記信号処理部の前記制御手段への接続には着脱可能な接続具付きのリード線を設けるものであり、ハンドルユニットの性能検査をしやすくす
るとともに、装置のレイアウトの自由度を高めることが可能となる。
るとともに、装置のレイアウトの自由度を高めることが可能となる。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれか1つの発明の感知手段を、可撓性を有する圧電ケーブルセンサで形成したことにより、変位体と位置規制部の作用により、圧電ケーブルセンサが適切に動いて変位体の変位を確実に感知できる。
第5の発明は、第4の発明において、位置規制部は、変位体の変位にともなう圧電ケーブルセンサの変形を、軸方向の動きを妨げないでかつ規制することを特徴としたものである。そして、圧電ケーブルセンサが固定部で変位体に連動して変形する際に、位置規制部が固定部以外の圧電ケーブルセンサの動きを抑制するので、変位体に連動した変形のみを効率よく検出することができて、
検出精度がよくなる。
検出精度がよくなる。
以下に図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、本実施の形態の説明において、同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して重複した説明を行わないものとする。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態の操作用検出装置を図1から図4を参照して説明する。図1は同装置を裏面側から見た平面図で、図2は同装置の要部断面図で、図3は同装置の圧電ケーブルセンサの断面図で、図4は同装置の位置規制部の拡大図である。
本発明の第1の実施の形態の操作用検出装置を図1から図4を参照して説明する。図1は同装置を裏面側から見た平面図で、図2は同装置の要部断面図で、図3は同装置の圧電ケーブルセンサの断面図で、図4は同装置の位置規制部の拡大図である。
操作手段1は押しボタン1aとその復帰バネ1bから構成され、押しボタン1aの先端部には機器本体9のボス部9aに一端部2aをネジ等で固定された弾性体から成る変位体2の他端部が相対向して配置されている。そして、変位体2は復帰バネ1bに抗して押された押しボタン1aにより、固定された一端部を支点に他端部側が変位する。
感知手段3としては所定長さで可撓性を有する圧電ケーブルセンサ4が使用され、圧電ケーブルセンサ4が変位体2の変位を検知し、出力する信号を増幅等の信号処理を行う信号処理部5に接続して構成され、圧電ケーブルセンサ4の一部は変位体2の他端部側に設けた固定部6に固定されるとともに、固定部6の両側に配置された位置規制部7により動きが抑制されている。
圧電ケーブルセンサ4は、図3に示すように同軸状に配置された中心電極4aと複合圧電体4bと外側電極4cと被覆層4dの4層構造から成り可撓性を有し、ケーブル部を変
形させるような加速度が印加されると数10mVの電圧を発生する。
形させるような加速度が印加されると数10mVの電圧を発生する。
位置規制部7は、図4に示すように、圧電ケーブルセンサ4の外径に対し内径が大きめに設定された環状部7aに形成され、圧電ケーブルセンサ4の固定部6に固定された部分を真中にして、これより離れた位置の圧電ケーブルセンサ4の部分を遊嵌状態に支持して、軸方向への動きを妨げないようにし、かつ軸方向への動きと交差する方向への動きを抑制(位置規制ともいう)する構成にしている。
すなわち、位置規制部7は、図1に示すように押しボタン1aにより変位体2が押されて、紙面上で手前側方向へ変位した時に、直線的に配置されている圧電ケーブルセンサ4の位置規制部7に遊嵌状態に支持されている、固定部6の部分の両側に位置している部分が位置規制部7によって紙面上から手前方向へ動けないようにして、圧電ケーブルセンサ4が軸方向への動きをしながら若干、固定部6の部分を中心にして手前方向側への動きを妨げないように構成している。
信号処理部5は、本発明の操作検出装置を設置した機器本体9を制御する制御手段8と電気的に接続されている。また、機器本体9には、操作部1と変位体2と圧電ケーブルセンサ4、信号処理部5と位置規制部7ならびに制御手段8がそれぞれ配設されている。なお、信号処理部5は圧電ケーブルセンサ4と一体化して構成し、感知手段3として配設する本実施の形態のような構成も成しえる一方、制御手段8の回路部に組み込む構成も可能である。信号処理部5を感知手段3として圧電ケーブルセンサ4と一体化してしまうと、圧電ケーブルセンサ4単体の特性に合わせた信号処理をあらかじめ設定できて、安定した信号を制御手段へ出力可能となる利点がある。また、制御手段8の回路部と一体にすることで、電子部品の場所を統一して、これらに対する防水処理等の手間をまとめることも出来る。
以上のように構成された操作検出装置について、以下その動作、作用を説明する。
押しボタン1aが押されると変位体2が変形する。その際、圧電ケーブルセンサ4は変位体2の両側に位置した位置規制部7によって位置規制されており、変位体2が変位すると変位体2の両側において圧電ケーブルセンサ4に変位が生じ、電圧が発生する。そして、圧電ケーブルセンサ4が発した電圧は信号処理部5を介して、最終的に機器本体を制御する制御手段8に伝達され機器本体が制御される。
このように構成された本発明の操作検出装置では、操作手段1の操作を変位体2の変位により圧電ケーブルセンサ4の変位として検出するため、背景技術で説明したように操作者が手袋をして操作したり、操作手段1が濡れている場合においても確実に操作を検出することができる。
また、操作時に圧電ケーブルセンサ4は固定部6を真中にして変位体2の両側における位置規制部7に位置規制され、すなわち図1において紙面上から手前側への移動は環状部7aに当たって阻止され、一方、圧電ケーブルセンサ4の軸方向への動きは自由に動いて、全体として固定部6の部分を中心にして手前方向側へ動いた変形が生ずるため、発生電圧が増加し検知感度が高まる。
例えば、圧電ケーブルセンサ4が変位体2の固定部6に固定され、また固定部6の両側に位置する位置規制部7でも固定してしまうと、変位体2の変位により、その固定部6において圧電ケーブルセンサ2が変位を受けるとともに、位置規制部7の部分で軸方向へ動けないので圧電ケーブルセンサ2に張力も加わってしまう。そして、圧電ケーブルセンサ2からは、固定部6を中心とした変位及び張力による両信号が発生し、これら信号の波形が加算される形態の時は大きな信号が得られるが、逆に両信号の波形が減算される形態の時は小さな信号となり、変位体2の変位を感知できなくなる恐れがある。すなわち、位置規制部7の位置や形状は、変位体2が変位する際に連動して圧電ケーブルセンサ4の変形が複雑に生じてしまわないような、単純に変位体2の変位を受けて変形する構成とすることが望ましい。
さらに、固定部6が変位体2とともに変位することにともなって圧電ケーブルセンサ4の変形が生じるが、位置規制部7を設けない場合を考えると圧電ケーブルセンサ4全体が同じように変位する可能性がある。この場合では出力信号は固定部6に固定された部分の圧電ケーブルセンサ4が変形した場合と比較して、変形量が小さくなるため、小さな出力信号しかでない。変位体2が変位する際に位置規制部7によって圧電ケーブルセンサ4の動きを規制することで、固定部6における圧電ケーブルセンサ4の局部的な変形をより強調して生じさせられるような構成とすることで、変位体2の変位に基づいた信号出力のみを、大きな出力で得られる構成となる。
然るに本実施の形態では、上記したように圧電ケーブルセンサ4が変位体2の固定部6に固定され、一方、固定部6の両側に位置する位置規制部7の部分では圧電ケーブルセンサ4の軸方向へ自由に動き、かつ変位体2の変位方向と交差する方向に動かないよう抑制されているので、固定部6を中心とした変位により発生する信号だけとなり、常に安定した信号を発して確実に操作手段1による変位体2の変位を確実に感知できる。
更に、圧電ケーブルセンサ4と信号処理部5は、背景技術で説明した静電容量型センサのように電極部の露出もなく、外乱の影響が受けにくい。また、圧電ケーブルセンサ4は無接点構成であり、装置の信頼性ならびに耐久性の向上が図れる。
なお、本実施の形態では位置規制部7を環状部7aに形成して圧電ケーブルセンサ4とは大きな隙間があるように図示しているが、押しボタン1aに押された変位体2による圧電ケーブルセンサ4が固定部6を中心として圧電ケーブルセンサ4の軸方向へ動きうるのであれば、僅少の隙間でもよい。
なお、位置規制部7は固定部6には近いほうが信号出力が大きくなり望ましい構成である。これは、位置規制部7が固定部6との距離を大きくすると、位置規制部7を設けない場合に近い構成となり、望んだ信号出力が得られないことになる。圧電ケーブルセンサ4の信号出力が確実に得られる、つまりは圧電ケーブルセンサ4が変位体2が変位する際に連動して変形して十分な電圧を出力するような距離であって、圧電ケーブルセンサ4と位置規制部7との距離を必要最低限の距離にすることで圧電ケーブルセンサ4の長さも短く出来、全体の構成もコンパクトになる。
また、本実施の形態の位置規制部7は環状部7aに限定されるものでなく、圧電ケーブルセンサ4の軸方向へ動き、変位体2の変位方向に動かない構成であれば、鉤状、その他のいかなる構成でもよい。
さらに、本実施の形態では位置規制部7を、変位体2の固定部6の両側に配置したが、これに限定されるものでなく、いずれか一方の片側にだけ位置規制部を配置しても本発明の所期の目的を達成でき、かつ本実施の形態と同等の作用効果を期待できる。そして、上記のなお書きした実施の形態は、以下に詳述する各実施の形態にも適用できるものである。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態のドア開閉装置を図5から図7を参照して説明する。図5は実施の形態1で説明した操作検出装置を搭載したドア開閉装置を裏面側から見た平面図で、図6は同装置の要部断面図で、図7は同装置のハンドル操作時の要部断面図である。
本発明の第2の実施の形態のドア開閉装置を図5から図7を参照して説明する。図5は実施の形態1で説明した操作検出装置を搭載したドア開閉装置を裏面側から見た平面図で、図6は同装置の要部断面図で、図7は同装置のハンドル操作時の要部断面図である。
ドア10には開閉操作用のハンドル11と、ドアの開閉操作をロックするドアロック手段12と、ドアロック手段12を制御する制御手段13と、弾性体から成り一端部14aがドア10のボス部10aに固定され、ハンドル11の操作に連動して他端部側が変形する変位体14が配置されている。
さらに、感知手段15として圧電ケーブルセンサ16が使用され、圧電ケーブルセンサ16がハンドル11の操作を、変位体14を介して検知し出力する信号を増幅等の信号処理を行う信号処理部17に接続され、圧電ケーブルセンサ16の一部は変位体14に設けた固定部18に固定されるととともに、固定部18の両側に位置して配置した位置規制部19により位置規制されている。
位置規制部19は、図4に示す実施の形態1の発明と同様に、圧電ケーブルセンサ114の外形に対し内径が大きめに設定された環状部(図示せず)に形成され、圧電ケーブルセンサ16の固定部18に固定された部分を真中にして、これより離れた位置の圧電ケーブルセンサ16の部分を遊嵌状態に支持して、軸方向への動きを妨げないようにし、かつ軸方向への動きと交差する方向への動きを抑制(位置規制ともいう)する構成にしている。
信号処理部17は制御手段13に接続され、制御手段13はハンドル操作時に圧電ケーブルセンサ16が検知した信号を受けてドアロック手段12の解除あるいはロック等の制御を行う。ハンドル11は、一対の支持軸20aならびに20bと、復帰バネ21によってドア10に回転自在に取付けられており、ハンドル操作後は復帰バネ21によって所定位置に復帰する。
以上のように構成されたドア開閉装置について、以下その動作、作用を説明する。図6はハンドル11が復帰バネ21の復帰力で所定位置にあって、変位体14の他端部側に当たり変位体14が変位し、これにより変位体14を介して圧電ケーブルセンサ16が変位して出力した信号により制御手段13がドアロック手段12をロック状態に制御している。
続いて、ロック状態にあるドア10を開くため図7に示す矢印方向にハンドル11が引かれると変位体14が変位し、それに伴い圧電ケーブルセンサ16が変位する。この時、圧電ケーブルセンサ16は変位体14の両側に設けた位置規制部19によって位置規制されながら変位するため電圧が発生する。圧電ケーブルセンサ16が発した電圧は、信号処理部17を介して最終的に制御手段13に伝達され、ドアロック手段12の制御を行う。よって、ドアハンドルを有するドア開閉装置においても、実施の形態1の発明で説明したと同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態のドア開閉装置を図8から図9を参照して説明する。
本発明の第3の実施の形態のドア開閉装置を図8から図9を参照して説明する。
図8は同装置の操作用のドアハンドルを裏面側から見た平面図、図9は同装置の要部断面図である。本実施の形態は、ドア開閉装置の基本的な構成と動作は、実施の形態2の発明と同じなので、同じ構成で同じ作用効果を奏するところには実施の形態2と同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
ハンドル支持部22は、変位体14と圧電ケーブルセンサ16と信号処理部17と位置規制部19、ハンドル11を一体的に取付けており、そしてドア本体10に着脱可能に取付けられている。また、圧電ケーブルセンサ16の信号処理部17とドア本体10側に設けた制御手段13とは、着脱自在な一対の接続具23a、23b付のリード線24により中継している。
なお、ドア本体22側には開閉操作の解除やロックを行うドアロック手段12と、ドアロック手段12を制御する制御手段13が設けられている。ハンドル支持部22には、ハンドル11の操作に連動して変形する変位体14と、ハンドル11の操作時の圧電ケーブルセンサ16と、圧電ケーブルセンサ16がハンドル11の操作を検知し出力する信号を増幅等の信号処理を行う信号処理部17と、変位体14の両側に配置された圧電ケーブルセンサ16の位置規制部19とが設けられている。また、圧電ケーブルセンサ16の一部は変位体14の一部に設けた固定部18で固定され、さらに前記位置規制部19で位置規制される。
以上のように構成されたドア開閉装置では、動作と作用効果は実施の形態2の発明で説明した動作、作用と同じである。特に、本実施の形態ではハンドル11と変位体14と圧電ケーブルセンサ16、信号処理部17と位置規制部19とがハンドル支持部222に一体的に取付けれられ、このハンドル支持部22がドア本体10に一体的に着脱可能に取付けているから、ハンドル支持部22へのハンドル11、変位体14、圧電ケーブルセンサ16、信号処理部17等の取り付けが容易であるとともに、ドア本体10にハンドル支持部22を取付けるだけで一度に取付けられ、作業効率がよくなる。
また、信号処理部17と制御手段13とは接続具23a、23bによる接続で分離可能なため、ハンドル支持部22であるハンドルユニットとしての性能検査を独立して実施することができる。また、前記ハンドルユニットと制御手段13とは接続具23a、23b付のリード線24で接続する構成のため、信号処理部17と制御手段13との取付け位置が離れている場合や、各々の配設箇所に制約がある場合においても接続具23a、23b付リード線24により容易に接続が可能となり、装置のレイアウトの自由度を高めることができる。
なお、上記実施の形態では感知手段として所定長さで可撓性の同軸状の圧電ケーブルセンサを使用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、所定長さで可撓性を有する帯状の圧電ケーブルセンサ、所定長さで可撓性を有する光ファイバーセンサ、誘電体同軸ケーブルセンサ等の他の検知方式の長尺状のセンサなどでもよい。
以上のように、本発明にかかる操作検出装置またはドア開閉装置は、背景技術で説明した静電容量型センサを有するドア開閉装置、その他装置に比較し外乱の影響が受け難く耐久性と信頼性の向上が図れるもので、自動車のドア、住宅のドア、その他のドア等に広く適用できる。
1 操作手段
2、14 変位体
3、15 感知手段
4、16 圧電ケーブルセンサ
6、18 固定部
7、19 位置規制部
8、13 制御手段
9 機器本体
10 ドア
11 ハンドル
12 ドアロック手段
22 ハンドル支持部
23a、23b 接続具
24 リード線
2、14 変位体
3、15 感知手段
4、16 圧電ケーブルセンサ
6、18 固定部
7、19 位置規制部
8、13 制御手段
9 機器本体
10 ドア
11 ハンドル
12 ドアロック手段
22 ハンドル支持部
23a、23b 接続具
24 リード線
Claims (5)
- 機器本体を操作する操作手段と、前記操作手段の操作により変位する変位体と、前記変位体の変位にともなって変位するように前記変位体の一部に固定した感知手段と、前記感知手段の動きを抑制する位置規制部と前記感知手段の出力を信号処理する信号処理部とを備え、前記感知手段は前記変位体に固定された部分と離れた位置で前記位置規制部により動きを抑制されつつ、前記変位体の変位に基づき変形して信号を出力する構成とした操作検出装置。
- 開閉操作用のハンドルを有するドアと、前記ドアの開閉操作をロックするドアロック手段と、前記ハンドルの操作により変位する弾性体からなる変位体と、前記変位体の変位にともなって変位するように前記変位体の一部に固定した感知手段と、前記感知手段の動きを抑制する位置規制部と前記感知手段の出力を信号処理する信号処理部とを備え、前記感知手段は前記変位体に固定された部分と離れた位置で前記位置規制部により動きを抑制されつつ、前記変位体の変位に基づき変形して信号を出力する構成としたドア開閉装置。
- 信号処理部の出力によりドアロック手段を制御する制御手段をドア本体に備え、変位体と感知手段と位置規制部とはハンドルと一体的に前記ドア本体と着脱可能な構成とし、前記信号処理部の前記制御手段への接続には着脱可能な接続具付きのリード線を設けてなる請求項2に記載のドア開閉装置。
- 感知手段は、可撓性を有する圧電ケーブルセンサを使用してなる請求項1から3のいずれか一項に記載の操作検出装置またはドア開閉装置。
- 位置規制部は、変位体の変位にともなう圧電ケーブルセンサの変形を、軸方向の動きを妨げないでかつ規制することを特徴とした請求項4記載の操作検出装置またはドア開閉装置。
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