JP2021070577A - 記録装置及び記録装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き芯から剥がれたロール状記録媒体の粘着テープが搬送不良や画像不良を引き起こさない範囲で可能な限り多くの画像記録を記録媒体へ行うことを可能にする。【解決手段】終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体を引き込み搬送する搬送手段により搬送されている状態の記録媒体に記録手段により記録を行うと共に、記録媒体の終端が検出された場合、前記記録媒体の終端が前記搬送手段に到達するまでの前記記録媒体の到達残量に基づいて前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を行う。【選択図】 図4

Description

本発明は、搬送されるロール状の記録媒体に記録を行う記録装置及びその制御方法に関するものである。
従来、ロール状の記録媒体であるロール紙を搬送し、記録ヘッドにより画像を記録するプリンタにおいては、ロール紙の最終端の中央部分が巻き芯に粘着テープで接着されているのが一般的である。
しかしながら、ロール紙の残量が無くなり、この粘着テープが巻き芯から剥がれて搬送されると、ロール紙を搬送するための搬送ベルトや、画像を記録する為の記録ヘッド、またはその周辺に貼り付くことにより搬送不良を引き起こしたり、粘着テープの粘着剤により画像不良を招いたりすることがあった。
そこで、従来は、特許文献1に示されるように、ロール紙の最終端をセンサが検出すると搬送を停止し、ロール紙の交換をユーザへ促すことで、剥がれた粘着テープが搬送不良や画像不良を引き起こさないようにしていた。
特開2007−161362号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、ロール紙の終端を検出すると同時に搬送と画像記録を停止していた為に、画像記録が途中まで行われた状態の記録媒体が存在し、記録媒体とインクを無駄してしまうことになっていた。
本発明は、以上の事情に鑑みなされたもので、巻き芯から剥がれたロール状記録媒体の粘着テープが搬送不良や画像不良を引き起こさない範囲で可能な限り多くの画像記録を記録媒体へ行うことを可能にする記録装置及び記録装置の制御方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために本発明は 終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体を引き込み搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されている状態の記録媒体に記録を行う記録手段と、前記搬送手段により搬送される記録媒体の終端を検出する検出手段と、前記検出手段により前記記録媒体の終端が検出された場合、前記記録媒体の終端が前記搬送手段に到達するまでの前記記録媒体の到達残量に基づいて前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を行う制御手段とを有することを特徴とする記録装置とするものである。
また、本発明は、終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体を引き込み搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されている状態の記録媒体に記録を行う記録手段と、前記搬送手段により搬送される記録媒体の終端を検出する検出手段と、 前記検出手段により前記記録媒体の終端が検出された場合、前記搬送手段の搬送方向上流側の前記記録媒体の終端が前記搬送手段に引き込まれない所定位置で前記搬送手段の搬送動作を停止させる制御手段と、前記搬送手段により前記所定位置で停止した前記記録媒体から前記粘着テープをカットすることを指示する指示手段とを有し、前記制御手段は、前記指示手段により指示された前記粘着テープのカットが行われた後、前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を再開する記録装置とするものである。
また、本発明は、終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体を引き込み搬送する搬送手段により搬送されている状態の記録媒体に記録手段により記録を行うと共に、記録媒体の終端が検出された場合、前記記録媒体の終端が前記搬送手段に到達するまでの前記記録媒体の到達残量に基づいて前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を行う記録装置の制御方法とするものである。
また、本発明は、終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体を引き込み搬送する搬送手段により搬送されている状態の記録媒体に記録手段により記録を行うと共に、記録媒体の終端が検出された場合、前記搬送手段の搬送方向上流側の前記記録手段の終端が前記搬送手段に引き込まれない所定位置で前記搬送手段の搬送動作を停止させて記録媒体から前記粘着テープをカットすることを指示し、前記粘着テープのカットが行われた後、前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を再開する記録装置の制御方法とするものである。
本発明によれば、巻き芯から剥がれたロール状記録媒体の粘着テープが搬送不良や画像不良を引き起こさない範囲で可能な限り多くの画像記録を記録媒体へ行うことを可能にする記録装置及び記録装置の制御方法を提供できるものである。
本発明の第1実施形態に係る画像記録装置の内部構造の概略を示す概略正面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る制御系のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る記録媒体の外観図である。 本発明の第1実施形態に係るロール紙の粘着テープが巻き芯から剥がれた際の動作を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態に係るロール紙の種類と寸法を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態に係る図2に示されるCPU201のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るロール紙の粘着テープが巻き芯から剥がれた際の動作を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係るロール紙の粘着テープが巻き芯から剥がれたあとの状態を示す外観正面図である。 本発明の第2実施形態に係る図2に示されるCPU201のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において本発明が適用される装置の構成や各種条件は適宜修正又は変更可能であり、以下の実施形態に限定されるものではない。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像記録装置の内部構造の概略を示す概略正面断面図である。本実施形態では、画像記録装置の例として、インクジェット方式でロール状の記録媒体に画像情報を記録するプリンタを用いて説明する。
図1において、記録媒体Pに記録する記録データは、ホストコンピュータ(以下、ホストPCともいう)300から、プリントケーブル301を介してプリンタ100に送信される。
プリンタ100は、記録媒体Pを搬送しながら画像の記録を行う記録部101と、ロール状の記録媒体Pを保持し、記録部101に記録媒体Pを供給する供給部102とから構成されている。
供給部102では、終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体Pが供給ユニット14にセットされ、記録部101に供給される。また、供給部102には、記録媒体Pの残量を検出するための残量検出エンコーダセンサ16と、記録媒体Pの終端を検出するための終端検出センサ17が設けられている。
本実施形態における終端検出センサ17は、反射型光学センサにより構成され、終端検出センサ17の検出可能な範囲内に記録媒体Pが存在する場合は反射光が検出され、終端検出センサ17の検出可能な範囲内に記録媒体Pが存在しない場合は反射光が検出されず、反射光が検出されなくなることで記録媒体Pの終端を判定する。
また、本実施形態における残量検出エンコーダセンサ16は、供給ユニット14の回転に同期して回転するエンコーダホイールと、このエンコーダホイールの回転を検出するエンコーダセンサから構成され、これらにより供給ユニット14にセットされている記録媒体Pの残量を検出する。
具体的には、記録媒体Pの残量が多い場合は、残量が少ない場合と比較すると、記録媒体Pが供給部102から記録部101へ同じ搬送速度で送られるのに対し、供給ユニット14の回転速度は低速になる。つまり、記録媒体Pの残量が少なくなるにつれ、記録媒体Pの外径が小さくなることから、同じ搬送速度で搬送される記録媒体Pに対し、供給ユニット14の回転速度が徐々に速くなって、残量検出エンコーダセンサ16が検出するパルス信号の間隔が短くなることから記録媒体Pの残量を検出する。
なお、記録媒体Pの残量検出方法については、その他に記録媒体Pの残量を重さの違いで検出するようにしてもよい。
記録部101には、記録媒体Pの幅全体に亘って複数の吐出口を配列した4色の記録ヘッド10が備えられており、記録媒体Pに対してフルカラーで画像を記録することができる。記録ヘッド10の下には、記録ヘッド10の吐出口を保護するキャップユニット11が設けられている。
供給ユニット14からの記録媒体Pが記録媒体検出センサ18で検出されると、記録媒体Pは搬送モータ13の駆動力により回転駆動される搬送ベルト12により引き込まれて記録ヘッド10の記録位置へと搬送される。そして、先端検出センサ19によって検出される記録媒体Pの搬送位置に基づいてインク吐出タイミングが制御される記録ヘッド10により、搬送されている記録媒体Pへ記録(印刷)が行われる。
なお、搬送ベルト12には吸着孔が設けられており、搬送ベルト12の下に設けられた不図示の吸着ファンに吸気されることで記録媒体Pが搬送ベルト12上に吸着される。
また、搬送ベルト12の回転に同期して回転する搬送エンコーダセンサ15により、記録媒体Pの搬送位置が制御され、印刷された記録媒体Pは矢印Eで示される排紙口より排紙される。
図2は、図1のプリンタ100の制御系のブロック図である。
図2において、制御部200は、プリンタ全体を制御するCPU201を備えており、CPU201は,ROM202、RAM203を内蔵している。ROM202は、画像記録を行うための各種プログラムやデータが書き込まれた読み取り専用の記憶素子である。RAM203は、書き込み、消去が可能な記憶素子であって、ROM602から読み出したプログラムが保持され、画像記録の過程で発生する処理データや演算結果が随時書き込み、消去される。EEPROM204は、装置や操作者の設定値を保存するための記憶領域である。
CPU201は、ホストPC300から入力された記録データを、画像処理回路205で記録ヘッド10から吐出するインクの吐出情報に変換する。そしてヘッド駆動回路206により記録ヘッド10を駆動し、記録媒体P上にインクを吐出させる。
CPU201は、記録媒体Pが記録媒体検出センサ18で検知されると、モータドライバ607により搬送モータ13を駆動し、搬送ベルト12により記録媒体Pを引き込み記録ヘッド10の記録位置へと搬送する。
そして、CPU201は、搬送エンコーダセンサ15及び先端検出センサ19からの信号に基づいて、記録媒体Pが記録ヘッド10に到達するタイミングでヘッド駆動回路206により記録ヘッド10からインクを吐出させて記録を行う。
さらに、CPU201には、入力操作、表示を行うためのオペレーションパネル20を駆動するための操作表示駆動回路208並びに図1で示した残量検出エンコーダセンサ16及び終端検出センサ17が接続されている。
図3は、本実施形態に係る記録媒体Pの外観図で、図3の(A)は、記録媒体Pの終端部が巻き芯に留められている状態を示す外観斜視図、図3の(B)は、記録媒体Pの終端部が巻き芯から剥がされたあとの状態を示す外観正面図である。
図3の(A)、(B)において、記録媒体Pは、ラベル紙と呼ばれる粘着性を持った記録紙P1とその記録紙の粘着性を保護または保持するための台紙である剥離紙P2とで構成されるロール紙であり、剥離紙P2の終端部が巻き芯Lに中央部分で粘着テープTにより留められている。
図4は、プリンタ100におけるロール紙Pの残量が無くなり、ロール紙Pの粘着テープTが巻き芯Lから剥がれた際の動作を説明する説明図である。
図4において、破線X2は搬送ベルト12によりロール紙Pが引き込まれて搬送が開始される位置を示し、終端検出センサ17がロール紙Pの終端を検出する破線X1の位置から破線X2の位置までの距離は、製品の構成から求めることができる。
ここで、破線X1の位置から破線X2の位置までの距離を110mmとし、破線X2の位置から4色の記録ヘッド10を通過する破線X3の位置までの距離を115mmとし、供給ユニット14にセットされているロール紙Pの種類が図5の(A)の表に示す、ロール紙大である場合、従来の技術では、終端検出センサ17がロール紙Pの終端を検出した時点でロール紙の搬送を停止していた為、図4の(1)に示されるように印刷途中の記録紙P1−1を廃棄することになり、記録紙とインクが無駄になっていた。
これに対し、本実施形態では、供給ユニット14にセットされているロール紙Pの種類が図4の(1)の表に示すロール紙大である場合、ロール紙の終端を検出した後、さらに60mmを搬送することで、図4の(2)に示されるように終端検出時に印刷途中であった記録紙P1−1への印刷を完了させ、且つ、搬送不良や画像不良を引き起こす粘着テープTが搬送ベルト12に引き込まれることなく印刷を完了させることが可能となる。
また、供給ユニット14にセットされているロール紙Pの種類が図5の(A)の表に示すロール紙小である場合、本実施形態では、図4の(4)に示されるようにロール紙Pの終端を検出した後、さらに90mmを搬送することで、図4の(3)に示される終端検出センサ17がロール紙の終端を検出した時点でロール紙Pの搬送を停止していた従来技術に対し、本実施形態では図4の(4)に示されるように終端検出時に印刷途中であった記録紙P1−1と未印刷の記録紙Pi−2、P1−3の合計3枚多く、且つ、搬送不良や画像不良を引き起こす粘着テープTが搬送ベルト12に引き込まれることなく印刷することが可能となる。
つまり、ロール紙Pの終端が終端検出センサ17に検出される位置から搬送ベルト12に引き込まれる位置までの距離に対し、図5の(B)の巻き芯から剥がされたあとのロール紙Pの外観正面図に示す記録紙P1のサイズαと、その記録紙P1間の間隔βから、終端検出センサ17においてロール紙Pの終端を検出した後、何mm搬送することで粘着テープTが搬送ベルト12に引き込まれることなく記録データの印刷が完了する最大量の搬送になるかを算出し、または、図5の(A)の表のようにあらかじめテーブルとして設けるようにする。
次に、以上のことを実現する本実施形態の動作を、図6に示す図2のCPU201のフローチャートに従って説明する。なお、以下の動作は、CPU201がROM202に記憶された処理プログラムを実行することで実施される。
ホストPC300より画像記録の指令を受けると、CPU201はステップS101において、ホストPC300から記録する画像データを受信する。
次に、CPU201はステップS102において、ホストPC300より受信した画像データを解析して、使用するロール紙Pの情報を取得する。ここで取得、解析する情報の中には、記録紙P1の縦横のサイズと、記録紙P1間の間隔が含まれる。
次に、CPU201はステップS103において、終端検出センサ17がロール紙Pの終端を検出してからの搬送量を上述で説明したように算出する。つまり、この搬送量の算出は、ステップS102で取得したロール紙Pの記録紙P1のサイズと記録紙P1間の間隔から、ロール紙Pの終端が終端検出センサ17に検出される位置から搬送ベルト12に引き込まれる位置までの距離の範囲内において、終端検出後に印刷可能な最大搬送量を算出する。なお、終端検出後に印刷可能な最大搬送量については、上述したように、ロール紙Pの種類と終端検出後の搬送量に関するテーブルを設け、これをホストPC300から、ステップS102におけるロール紙Pの情報に付与し取得するようにしてもよい。
次に、CPU201はステップS104において、モータドライバ207により搬送モータ21を駆動し、搬送ベルト12によりロール紙Pの搬送を行いながらヘッド駆動回路206により記録ヘッド10を駆動して一連の印刷動作を開始する。
次に、CPU201はステップS105において、ロールユニット105にセットされているロール紙Pの残量を検出するための残量検出エンコーダセンサ16の信号の取得を開始する。
次に、CPU201はステップS106において、前記ステップS105で取得した残量検出エンコーダセンサ16の信号から、ロール紙Pの残量が所定の量より少なくなったか否かを判定する。ここで、ロール紙Pが所定の量より少なくなっていない場合は、ステップS105に戻り、再度、残量検出エンコーダセンサ16の信号を取得し、ステップS106でロール紙Pの残量が所定の量より少なくなるまで監視する。
ステップS106において、ロール紙Pの残量が所定の量より少なくなった場合、ステップS107に進み、モータドライバ207によりロール紙Pの搬送速度を遅くする。これは、図3の(A)で示したロール紙Pを巻き芯Lに留めている粘着テープTが巻き芯Lから剥がれる際に生じる衝撃によって発生する印刷不良を低減するためである。本実施形態においては、この搬送速度を50mm/secとする。
次にCPU201はステップS108において、ロール紙Pの終端を検出する為、終端検出センサ17の信号の取得を開始する。
次に、CPU201はステップS109において、ステップS108の終端検出センサ17の信号から、ロール紙Pの終端を検出したか否かを判定する。ここで、ロール紙Pの終端が検出できない場合は、ステップS108に戻り、再度、終端検出センサ17の信号を取得し、ステップS109でロール紙Pの終端を検出するまで監視を続ける。
ステップS109において、ロール紙Pの終端を検出した場合、ステップS110に進み、ロール紙PをステップS103で算出した最大搬送量分搬送させて印刷動作を継続した後、モータドライバ207により搬送モータ21の駆動を停止して搬送動作を停止すると共に、ヘッド駆動回路206による記録ヘッド10の駆動を停止して、一連の印刷動作を終了する。
次に、CPU201はステップS111において、ロール紙Pが無くなったことを操作表示駆動回路208によりオペレーションパネル20に表示してロール紙Pの交換をユーザへ告知し、一連の動作を終了する。なお、オペレーションパネル20と共に、或いはオペレーションパネル20に代えてLED等の他の告知手段により、ロール紙Pの交換をユーザへ告知するようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態において、基本的な構成等、第1実施形態と同様の構成についてはそれらを援用するものとし、説明を省略する。また、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成及び同様のフローチャートのステップには同一の符号を付してある。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るロール紙Pの終端検出後の動作を説明する説明図である。
図7において、破線X2は搬送ベルト12によりロール紙Pが引き込まれて搬送が開始される位置を示し、破線X1は終端検出センサ17がロール紙Pの終端を検出する位置を示す。
本実施形態では、終端検出センサ17がロール紙Pの終端を検出した後、粘着テープTをユーザがカットし易い位置(図7中、一点鎖線で示されるカット領域C)まで搬送させる。
図8は、記録媒体Pの終端部が巻き芯から剥がされたあとの状態を示す外観正面図である。図において、通常、巻き芯から剥がれた粘着テープTは図8の(A)に示されるように、ロール紙Pからはみだした状態にあるため、このはみだした部分が搬送ベルト12に引き込まれると、搬送ベルト12や記録ヘッド10、またはその周辺に貼り付くことにより搬送不良を引き起こしたり、粘着テープの粘着剤により画像不良を招いたりする原因となる。
これに対し、本実施形態では、図8の(B)に示されるように、このはみだした粘着テープTをユーザが破線のようにカットすることで、搬送不良や画像不良を引き起こすことなく、且つ、記録紙とインクを無駄にすることなく、ロール紙Pを最後まで印刷できるようにするものである。
具体的には、図7(1)に示すように、終端検出センサ17がロール紙Pの終端を検出すると、図7の(2)に示すように、ロール紙Pの終端がカット領域Cに入るようにロール紙Pの終端検出後に必要な搬送量を算出し、その搬送量に基づきロール紙Pを搬送しながら記録データの印刷が完了可能な記録紙P1−1、P1−2(記録データの印刷が完了可能な最大量)を印刷した後、停止させるようにする。
そして、ロール紙Pを図7の(2)に示す位置に停止させた後、ユーザへロール紙Pからはみだした粘着テープTをカットするように、オペレーションパネル20、または、LED等の他の告知手段により告知する。
その後、ユーザによりロール紙Pからはみだした粘着テープTのカットが行われると、図7の(3)に示すように、未印刷の記録紙P1−3を印刷開始位置まで逆搬送させた後印刷を再開し、記録紙P1−3と、さらに残りの全ての未印刷の記録紙P1−4からP1−7に印刷して印刷動作を終了し、必要に応じてロール紙Pが無くなったことをユーザへと告知するようにする。
次に、以上のことを実現する本実施形態の動作を、図9に示す図2のCPU201のフローチャートに従って説明する。
ホストPC300より画像記録の指令を受けると、CPU201はステップS101において、ホストPC300から記録する画像データを受信する。
次に、CPU201はステップS102において、ホストPC300より受信した画像データを解析して、使用するロール紙Pの情報を取得する。ここで取得、解析する情報の中には、記録紙P1の縦横のサイズと、記録紙P1間の間隔が含まれる。
次に、CPU201はステップS103aにおいて、終端検出センサ17がロール紙Pの終端を検出してから、ロール紙Pの終端にある粘着テープがカット領域Cで停止する搬送量を算出する。カット領域Cは本装置の構成においてユーザがカットし易い位置とし、例えば、ロール紙Pの終端が終端検出センサ17に検出される位置から搬送ベルト12に引き込まれる位置までの距離を110mmとした場合、その中間にあたる55mmの位置をカット位置と定める。
次に、CPU201は第1実施形態と同様にステップS104〜ステップS109までの動作を行う。
CPU201はステップS109でロール紙Pの終端が検出されたことを判定すると、ステップS110aにおいて、記録データの印刷が完了可能な記録紙への印刷動作を継続しながらロール紙PをステップS103aで算出した搬送量分搬送させた後、モータドライバ207により搬送モータ21の駆動を停止し、ロール紙Pの後端をカット領域Cに停止させる。
次に、ステップS111において、ユーザへロール紙Pからはみだした粘着テープTをカットするように操作表示駆動回路208によりオペレーションパネル20に表示して、ユーザへ告知する。なお、オペレーションパネル20と共に、或いはオペレーションパネル20に代えてLED等の他の告知手段により、ユーザへロール紙Pからはみだした粘着テープTをカットするように告知してもよい。
次に、CPU201はステップS201において、ユーザによって粘着テープTのカットが行われたか否かを判定する。カットが行われたか否かについては、例えば、ユーザによってカット操作を行った後、オペレーションパネル20に設けられたスイッチ操作や、ホストPC300からの操作によってカット操作が行われたことを判定できるようにする。
次に、CPU201はステップS202において、カット操作が行われた判定すると、ステップS203に進み、モータドライバ207により搬送モータ21を逆転駆動し、未印刷の先頭の記録紙P1を搬送ベルト12により印刷位置まで逆搬送させた後、ステップS204にて印刷動作を再開し、全て印刷が行われると印刷動作を終了する。
そして、ステップS111に進み、ロール紙Pが無くなったことをユーザへ告知する。
以上の実施形態では、記録媒体を記録紙と剥離紙で構成されるロール紙としているが、本発明は他の構成のロール状記録媒体であっても同様に適用できるものである。
また、以上の実施形態では、搬送手段として搬送ベルトを用いているが、本発明は他の構成の搬送手段であっても同様に適用できるものである。
10…記録ヘッド
12…搬送ベルト
13…搬送モータ
14…供給ユニット
15…搬送エンコーダセンサ
16…残量検出エンコーダセンサ
17…終端検出センサ17
18…記録媒体検出センサ
19…先端検出センサ
20…オペレーションパネル
100…プリンタ
101…記録部
102…供給部
200…制御部
201…CPU
300…ホストコンピュータ
L…巻き芯
P…記録媒体(ロール紙)
P1…記録紙
P2…剥離紙
T…粘着テープ
C…カット領域

Claims (18)

  1. 終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体を引き込み搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されている状態の記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録媒体の終端を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記記録媒体の終端が検出された場合、前記記録媒体の終端が前記搬送手段に到達するまでの前記記録媒体の到達残量に基づいて前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記到達残量に基づいて前記搬送手段の搬送方向上流側の前記記録手段の終端が前記搬送手段に引き込まれない位置で前記搬送手段の搬送動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記到達残量に対して前記記録媒体に記録される記録データの記録サイズが収まる範囲で前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記記録データの記録サイズを取得する取得手段を有し、前記取得手段により取得される前記記録データの記録サイズから前記到達残量で記録できる前記記録サイズ単位での記録データの最大量に達するまで前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を行うことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記搬送手段の搬送方向における前記記録媒体の記録領域の長さと該記録領域間の間隔から前記到達残量で記録できる前記記録サイズ単位での記録データの前記最大量を判定することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記搬送手段の搬送方向における前記記録媒体の記録領域の長さと該記録領域間の間隔から判定される前記到達残量で記録できる前記記録サイズ単位での記録データの最大量に基づいて前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記制御手段は、前記検出手段が前記記録媒体の終端を検出する前に、前記記録媒体の残量が所定量より少なくなったことを判定するための判定手段を有し、前記判定手段が前記記録媒体の残量が前記所定量より少なくなったことを判定することに応答して前記搬送手段の搬送速度を遅くすることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体を引き込み搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されている状態の記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録媒体の終端を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記記録媒体の終端が検出された場合、前記搬送手段の搬送方向上流側の前記記録媒体の終端が前記搬送手段に引き込まれない所定位置で前記搬送手段の搬送動作を停止させる制御手段と、
    前記搬送手段により前記所定位置で停止した前記記録媒体から前記粘着テープをカットすることを指示する指示手段とを有し、
    前記制御手段は、前記指示手段により指示された前記粘着テープのカットが行われた後、前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を再開することを特徴とする記録装置。
  9. 前記所定位置は、ユーザが前記粘着テープをカットし易い位置であることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記制御手段は、前記記録媒体が前記検出手段により前記記録媒体の終端が検出されて前記所定位置に到達する間に前記記録手段により記録動作を行うことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の記録装置。
  11. 前記制御手段は、前記記録媒体が前記検出手段により前記記録媒体の終端が検出されて前記所定位置に到達する間に前記記録媒体に記録される記録データの記録サイズが収まる範囲で前記記録手段による記録動作を行うことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の記録装置。
  12. 前記制御手段は、前記記録データの記録サイズを取得する取得手段を有し、前記取得手段により取得される前記記録データの記録サイズから前記記録媒体が前記検出手段により前記記録媒体の終端が検出されて前記所定位置に到達する間に記録できる前記記録サイズ単位での記録データの最大量に達するまで前記記録手段による記録動作を行うことを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  13. 前記制御手段は、前記搬送手段の搬送方向における前記記録媒体の記録領域の長さと該記録領域間の間隔から前記記録媒体が前記検出手段により前記記録媒体の終端が検出されて前記所定位置に到達する間に前記記録サイズ単位での記録データの最大量を判定することを特徴とする請求項12に記載の記録装置。
  14. 前記制御手段は、前記搬送手段の搬送方向における前記記録媒体の記録領域の長さと該記録領域間の間隔から判定される前記記録媒体が前記検出手段により前記記録媒体の終端が検出されて前記所定位置に到達する間に記録できる前記記録サイズ単位での記録データの最大量に基づいて前記記録手段による記録動作を行うことを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか1項に記載の記録装置。
  15. 前記制御手段は、前記指示手段により指示された前記粘着テープのカットが行われた後、前記搬送手段により前記記録手段を未記録位置まで逆搬送した後前記記録手段による記録動作を再開することを特徴とする請求項8乃至請求項14のいずれか1項に記載の記録装置。
  16. 前記制御手段は、前記検出手段が前記記録媒体の終端を検出する前に、前記記録媒体の残量が所定量より少なくなったことを判定するための判定手段を有し、前記判定手段が前記記録媒体の残量が前記所定量より少なくなったことを判定することに応答して前記搬送手段の搬送速度を遅くすることを特徴とする請求項8乃至請求項15のいずれか1項に記載の記録装置。
  17. 終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体を引き込み搬送する搬送手段により搬送されている状態の記録媒体に記録手段により記録を行うと共に、記録媒体の終端が検出された場合、前記記録媒体の終端が前記搬送手段に到達するまでの前記記録媒体の到達残量に基づいて前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を行うことを特徴とする記録装置の制御方法。
  18. 終端部が粘着テープにより巻き芯に接着されたロール状の記録媒体を引き込み搬送する搬送手段により搬送されている状態の記録媒体に記録手段により記録を行うと共に、記録媒体の終端が検出された場合、前記搬送手段の搬送方向上流側の前記記録手段の終端が前記搬送手段に引き込まれない所定位置で前記搬送手段の搬送動作を停止させて記録媒体から前記粘着テープをカットすることを指示し、前記粘着テープのカットが行われた後、前記記録手段による記録動作と前記搬送手段による搬送動作を再開することを特徴とする記録装置の制御方法。
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