JP2021070456A - 船舶 - Google Patents

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清一 猪狩
Seiichi Igari
清一 猪狩
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Abstract

【課題】航行中にプラスチックゴミや水草等がプロペラに巻き付くことを防止し、安全で快適な航行を可能とする船舶を提供する。【解決手段】船舶において、船外機20又は内燃機のプロペラ3を囲う円筒状の保護カバー4を水流方向に向けて設けたこと、前記保護カバー4の船首側入口であって前記プロペラ3の直前に係止ネット7を取り付ける。係止ネット7は取り外し自在とし、保護カバー4に対して前傾して取り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、プロペラの回転を推力とする船外機や内燃機を含む船舶において、水中の障害物を要因として発生する機械的なトラブル等を防止するように工夫した船舶に関する。
プロペラの回転で推進する船舶の場合、近年増加しているプラスチックゴミや水草等がプロペラに巻き付くと、航行不能等のトラブルの原因となるため、それらをプロペラに巻き込まないようにする必要があるが、実際の航行において水面や水中に漂うゴミ等のプロペラへの巻き込みを回避することは非常に困難である。
そのため、従来はプロペラの状態を確認し、プロペラを船舶本体から取り外した後、プロペラが巻き込んでしまったゴミや水草等を人の手で除去していたが、この作業は大変な手間と労力を必要とするものであった。
また、航行中、常にプロペラの状態を気にしなければならないことは操縦士にとって大きなストレスとなっていた。
本発明は、航行中にプラスチックゴミや水草等の障害物がプロペラに巻き付くことを防止し、安全で快適な航行を可能とする船舶を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、船舶において、船外機又は内燃機のプロペラを囲う円筒状の保護カバーを水流方向に向けて設けたこと、前記保護カバーの船首側入口であって前記プロペラの直前に係止ネットを取り付けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の船舶において、前記係止ネットは取り外し自在であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の船舶において、前記係止ネットは保護カバーに対して前傾して取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の船舶において、前記係止ネットは後方に向かって凹曲面が形成されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の船舶において、前記係止ネットは平面視で中央から左右に傾斜が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の船舶において、前記プロペラ及び保護カバー及びプロペラは船底に形成された溝内に収容されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、水面や水中に漂うゴミや水草等の障害物が船舶のプロペラに接近しても、それらはプロペラに巻き付く前に係止ネットに付着するか、水流によって保護カバーの左右や船外機の下方、船底方向に押し流されるため、推進効率が低下したり航行不能となることなく安全で快適な航行が可能となる。
船外機に保護カバー及び係止ネットを取り付けた状態を示す側面図である。 船外機に保護カバー及び係止ネットを取り付けた状態を示す背面図である。 船外機に保護カバー及び係止ネットを取り付けた状態を拡大して示す側面図である。 船外機に保護カバー及び係止ネットを取り付けた状態を拡大して示す背面図である。 船外機に保護カバーを取り付けると共に、係止ネットを保護カバーに対して平面視で中央から左右に傾斜を設けて取り付けた状態を拡大して示す平面図である。 船外機に保護カバーを取り付けると共に、係止ネットを保護カバーに対して平面視で中央から左右に傾斜を設けて取り付けた状態を拡大して示す側面図である。 船外機に保護カバー及び係止ネットを取り付けていない従来例を示す平面図である。 船外機に保護カバー及び係止ネットを取り付けていない従来例を示す側面図である。 内燃機に保護カバー及び係止ネットを取り付けた状態を示す説明図である。 内燃機に保護カバー及び係止ネットを取り付けた状態での水流や障害物を示す説明図である。 内燃機に保護カバー及び係止ネットを取り付けた状態を示す船舶の背面図である。
以下、図1〜11を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜4において、符号の20は船外機、1はエンジンであって、このエンジン1により発生した駆動力は伝達機構2を経由してプロペラ3に伝達される。
符号の4は、プロペラ3を囲うように設けられた円筒状の保護カバーであって、この保護カバー4は水流方向に向けて位置され、取付板5を介して固定具6により船体11に固定される。
保護カバー4の船首側入口には、係止ネット7が後方に向かって凹曲面を形成しながら取り付けられており、航行中に船首側から水中や水面に漂うプラスチックゴミや水草等の障害物40がプロペラ3に接近した場合、障害物40は係止ネット7に流着した後、係止ネット7の凹曲面に蓄積されるか、水流の力により係止ネット7の面に沿って保護カバー4や船外機20の下方に押し流される。
図5,6は、係止ネット7が平面視で中央から左右に傾斜を設けて保護カバー4の船首側入口に取り付けられた例であり、航行中に船首側から障害物40がプロペラ3に接近した場合、障害物40は係止ネット7の傾斜に沿って保護カバー4の左右側面から船尾方向へ押し流される。
係止ネット7は保護カバー4に対して前傾して取り付けられてもよい。
また、障害物40が上下左右からプロペラ3に接近した場合は、保護カバー4により遮られるため、障害物40がプロペラ3に巻き付くことはない。
図7,8は、プロペラ3の周囲に保護カバー4及び係止ネット7を設けない従来例を示すものであり、船首側から接近する障害物40は遮られることなくプロペラ3に巻き付くため、トラブルの原因となる。
図9〜11において、符号の30は船底において水流方向に向けて形成された溝9内に設置された内燃機であって、エンジン12により発生した駆動力は、伝達機構10を経由してプロペラ3に伝達される。
符号の8はプロペラ3の後方に設置された舵である。
保護カバー4の船首側入口には、係止ネット7が前傾して取り付けられており、航行中に船首側から障害物40がプロペラ3に接近した場合、障害物40は係止ネット7に流着した後、水流の力により係止ネット7の面に沿って保護カバー4や船底方向に押し流される。
また、上述の船外機と同様、係止ネット7を平面視で中央から左右に傾斜を設けて保護カバー4の船首側入口に取り付けた場合、航行中に船首側から障害物40がプロペラ3に接近した場合、障害物40は係止ネット7の傾斜に沿って保護カバー4の左右側面から船尾方向へ押し流される。
係止ネット7は保護カバー4に対して後方に向かって凹曲面を形成しながら取り付けられてもよい。
なお、押し流されずに係止ネット7に付着した障害物40は、係止ネット7を保護カバー4から取り外すことにより容易に除去することができ、またプロペラ3を逆転させることにより、係止ネット7を取り付けたままの状態で除去することもできる。
1 エンジン
2 伝達機構
3 プロペラ
4 保護カバー
5 取付板
6 固定具
7 係止ネット
8 舵
9 溝
10 伝達機構
11 船体
12 エンジン
20 船外機
30 内燃機
40 障害物

Claims (6)

  1. 船外機又は内燃機のプロペラを囲う円筒状の保護カバーを水流方向に向けて設けたこと、
    前記保護カバーの船首側入口であって前記プロペラの直前に係止ネットを取り付けたこと、を特徴とする船舶。
  2. 前記係止ネットは取り外し自在であること、を特徴とする請求項1に記載の船舶。
  3. 前記係止ネットは保護カバーに対して前傾して取り付けられていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の船舶。
  4. 前記係止ネットは後方に向かって凹曲面が形成されていること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の船舶。
  5. 前記係止ネットは平面視で中央から左右に傾斜が設けられていること、を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の船舶。
  6. 前記プロペラ及び保護カバーは船底に形成された溝内に収容されていること、を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の船舶。
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