JP2021070413A - 無人飛行体を利用した作業車両の自律走行システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 自律走行時に作業車両の周囲に存在する鳥などの動物を、作業車両の周囲から退かせることのできる作業車両の自律走行システムを提供する。【解決手段】測位衛星システムを利用して圃場を自律走行可能に構成された作業車両と、前記作業車両に随伴して飛行する無人飛行体とを備え、前記無人飛行体は、障害物検知手段と、障害物を除去する障害物除去手段とを備え、前記障害物検知手段は、障害物の生体情報を取得可能に構成され、前記生体情報から障害物が人以外の動物であるか判断し、障害物が人以外の動物であると判断した場合に、前記無人飛行体を、障害物の位置まで飛行させ、障害物除去手段によって障害物を除去させる制御を行うことを特徴とする自律走行システムの提供によって、上記課題が解決される。【選択図】 図1

Description

本発明は、圃場を自律走行しながら農作業を行う作業車両の自律走行システムに関するものであり、特に、作業車両の自律走行時に障害物を検知する障害物検知手段を備えた自律走行システムに関する。
従来、衛星測位システムを利用して位置情報を取得することによって、農作業時に圃場内を自律走行するように構成された作業車両の自律走行システムが知られている。例えば、特許文献1には、自律走行中の作業車両が障害物と接触することを防止するため、赤外線レーダやカメラ等の障害物検知手段によって、作業車両の周囲に存在する障害物を検知し、障害物の手前で停止や迂回等の回避動作を行うように作業車両を制御する技術が開示されている。
このように障害物検知手段を設けて障害物を回避する技術手段を講じた自律走行システムは、作業車両と障害物の接触を防止できるメリットがある一方で、作業車両に回避動作を行わせることで農作業が中断され、作業効率が低下してしまうデメリットがある。特に、鳥などの動物が障害物検知手段の検知範囲を一時的に往来し、作業効率の低下の原因となっている。
そこで、この問題に対し、特許文献1に記載の自律走行システムは、障害物検知手段としてカメラを採用し、カメラが撮像した画像を画像処理することにより、検知された障害物が人以外の動物であると判断した場合に、作業車両に回避動作をさせないことによって、農作業を続行し、作業効率の低下を防止する工夫がなされている。
特開2015−191592号公報
しかしながら、現実には、自律走行中にカメラが撮像した画像を画像処理することによって、回避すべき動物か否かを迅速かつ確実に判断することは、画像処理の処理速度や障害物の検出精度の点から難しい場合がある。そのため、鳥などの動物に対して、作業車両が回避動作を行い、作業効率が低下する問題が依然として存在する。
そこで、本発明は、自律走行時に作業車両の周囲に存在する鳥などの動物を、作業車両の周囲から退かせることのできる作業車両の自律走行システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、
測位衛星システムを利用して圃場を自律走行可能に構成された作業車両と、
前記作業車両に随伴して飛行する無人飛行体とを備え、
前記無人飛行体は、障害物検知手段と、障害物を除去する障害物除去手段とを備え、
前記障害物検知手段は、検知した障害物の生体情報を取得可能に構成され、
前記生体情報から障害物が人以外の動物であるか否かを判断し、障害物が人以外の動物であると判断した場合に、前記無人飛行体を、障害物の位置まで飛行させ、障害物除去手段によって障害物を除去させる制御を行うことを特徴とする作業車両の自律走行システムを提供する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の自律走行システムにおいて、前記障害物除去手段は、巻回自在かつ空気の供給により膨張自在な膨張体を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の自律走行システムにおいて、さらに前記作業車両及び/または前記無人飛行体に設けられた撮像装置から撮像画像を取得し、これを表示する情報端末を備え、
前記障害物検知手段によって障害物が検知されると、前記障害物除去手段によって障害物を除去させる制御を行うか否かを、前記情報端末の操作によって指示可能としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、障害物から取得した生体情報から障害物が人以外の動物であるか判断し、障害物が人以外の動物であると判断した場合に、前記無人飛行体を、障害物の位置まで飛行させ、障害物除去手段によって障害物を除去させる制御を行うことによって、障害物が鳥などの人以外の動物か否かを良好に判断でき、自律走行時に作業車両の周囲を往来する鳥などの動物を作業車両の周囲から退かせることができるため、作業効率の低下を防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、障害物が人以外の動物である場合に、空気の供給により膨張自在な膨張体によって動物を傷つけることなく退かせることが可能であり、さらに、膨張体が巻回自在に構成されていることにより、非使用時はコンパクトに収納することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加え、作業者が情報端末によって、障害物が動物であるか否かを視覚的に確認でき、前記情報端末の操作によって、障害物除去手段により障害物を除去させる制御を行うか否かを指示可能としたことで、誤検知による作業車両の回避動作を防止して、効率よく作業を行うことができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る自律走行システムの全体的な構成を示す説明図である。 図2は、図1の作業車両の制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、圃場における作業車両の予定走行経路を説明するための説明図である。 図4は、図1の無人飛行体の構成例を説明するための図である。 図5は、図1の無人飛行体の無人飛行体制御装置の構成を示すブロック図である。 図6(a)及び図6(b)は、図1の無人飛行体の障害物除去装置の構成例を説明するための図である。 図7は、障害物検知時の制御装置の処理を示すフローチャートである。 図8は、障害物検知時の無人飛行体制御装置の処理を示すフローチャートである。 図9は、本発明の第1の実施形態に係る自律走行システムの情報の流れを示す模式図である。 図10は、本発明の第2の実施形態に係る自律走行システムの全体的な構成を示す説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい複数の実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、第1の実施形態につき、図1から図9を用いて、詳細に説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の番号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
<1−1.全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る自律走行システム1の全体的な構成を示す説明図である。
本発明に係る自律走行システム1は、図1に示されるように、作業車両Aと、無人飛行体Uと、情報端末Bとを備えている。作業車両Aは、圃場を自律走行しながら農作業を行う役割を果たし、無人飛行体Uは、作業車両Aの周囲の障害物を除去する役割を果たし、情報端末Bは、作業者の操作を受け付けて作業車両A及び無人飛行体Uに指示を送る役割を果たすものである。それぞれの具体的な構成について、以下に詳細を説明する。
<1−2.作業車両の構成>
作業車両Aは、自律走行手段を備えた走行車体a1の後部に、農作業手段である作業機WMが着脱可能に装着された、所謂ロボットトラクタの構成を有するものである。なお、走行車体a1及び作業機WMは、必ずしもトラクタの構成に限定されるものではなく、例えば、コンバイン等の構成であってもよい。
図1に示されるように、走行車体a1は、ボンネットa11内に、駆動源となるエンジンEN及び燃料タンク(図示せず)が配設され、このエンジンENからの動力が、ミッションケースa12の変速装置TR(図2参照)により変速され、前輪a13及び後輪a14にそれぞれ伝達されて走行する。燃料タンクには、燃料残量センサNS(図2参照)が配設され、燃料の残量を検知可能となっている。
ボンネットa11後部には、作業者が乗車可能なキャビンa15が配設され、キャビンa15内のダッシュボード上に、走行操作手段であるステアリングハンドルSTが設けられている。
ステアリングハンドルSTを回動操作すると、操舵装置(図示せず)を介し、その回動方向及び操作量に応じて、前輪a13が回動されるよう構成されており、これにより、作業車両Aの進行方向の操舵が可能となっている。図示しないが、このステアリングハンドルSTの回動基部には、ステアリングハンドルSTの操舵角(回転角度)を検出可能な操舵角検出手段が設けられている。この操舵角検出手段は、例えば、ロータリエンコーダ等の角度センサによって構成される。
また、ステアリングハンドルSTの回転軸(ステアリングシャフト)には、ステアリングハンドルSTを回転制御して自動操作を可能とする操舵アクチュエータAC(図2参照)が設けられている。これにより、作業車両Aは、ステアリングハンドルSTの操舵角を判断し、操舵アクチュエータACによって、ステアリングハンドルSTを回転制御することで、作業車両Aの自律走行時における進行方向の制御が可能となっている。
また、図示しないが、ミッションケースa12内には、PTOクラッチやPTO変速装置や制動装置が収容され、PTO軸への動力の伝達を制御可能となっている。これにより、作業車両Aは、作業機WMの駆動制御が可能となっている。
作業機WMは、走行車体a1の後部と連結されており、PTO軸を介して、エンジンENから動力の伝達を受けて駆動し、圃場に対して耕耘等の農作業を行う。なお、この作業機WMとしては、圃場を耕耘する耕耘機が装着されているが、これに限られず、施肥機、草刈機、播種機等の種々のものを選択して装着可能となっている。
また、図1には図示されていないが、走行車体a1には、走行の妨げとなる障害物を検知するための障害物検知手段である障害物検知センサCS1(図2参照)が設けられている。
この障害物検知センサCS1は、走行車体a1の適宜の箇所に超音波を放射するソナーが配設されて構成されており、障害物検知センサCS1が検知可能な障害物検知可能領域Ar内における障害物の有無や、障害物の位置及び方向を検知することが可能となっている。なお、障害物検知可能領域Arは、走行車体a1の周囲の所定範囲の領域に設定される。障害物検知センサCS1は、検知した情報を後述する自律走行ECU(C1)に出力する。
キャビンa15の上面には、走行車両Aの現在地を測定するための測位アンテナANと、無人飛行体Uの相対位置を測定するための測位レーダ装置LDが配設されている。また、上面前部には、撮像装置(カメラ)KMが設けられている。
測位アンテナANは、測位衛星であるGPS衛星からの電波信号であるGPS信号を受信する受信装置である。測位アンテナANは、受信したGPS信号を受信情報として後述する位置情報処理ECU(C2)に出力する。
測位レーダ装置LDは、作業車両Aの周囲にミリ波帯の高周波(ミリ波)を放射して、その反射信号を受信することで、作業車両Aに対する無人飛行体Uの相対位置を測定する装置である。測位レーダ装置LDの測定情報は、作業車両Aを基準として特定の一方向を前方と規定した場合の左右方向相対位置dx、前後方向相対位置dy、上下方向相対位置dzの情報が含まれる。測位レーダ装置LDは、測定情報を後述する位置情報処理ECU(C2)に出力する。
キャビンa15の上部には、無人飛行体Uの駆動電源であるバッテリ(図示せず)を充電する充電装置BCが配設されている。この充電装置BCは、スパイラル型の送電コイルによって送電し、受電コイルを内蔵する無人飛行体Uに対し、非接触給電をすることが可能となっている。充電装置BCは、キャビンa15の上面に配設されている。これにより、キャビンa15上面の所定位置(充電ポート)に着陸した無人飛行体に充電可能となっている。
<1−3.作業車両の制御装置>
図2は、図1の作業車両Aの制御装置Cの構成を示すブロック図である。作業車両Aは、制御装置Cによって作業車両Aの農作業に係る動作を制御するよう構成されている。
作業車両Aの制御装置Cは、図2に示されるように、複数のECU(Electronic Control Unit)を備えて構成されており、通信バスBAを介して相互に情報を送受可能に構成された、作業車両Aの走行等を制御する自律走行ECU(C1)、位置情報等を処理する位置情報処理ECU(C2)、エンジンENを制御するエンジンECU(C3)、変速装置TRを制御するトランスミッションECU(C4)、ブレーキBRを制御するブレーキECU(C5)、作業機WMの駆動・停止・昇降等の動作を制御する作業機ECU(C6)、ネットワークNWに接続して無人飛行体U及び情報端末Bと通信可能とする通信部CDを備えている。
それぞれのECUは、演算処理を行うCPUと、演算処理に必要な情報を読み書き可能なメモリとを備えて構成されており、メモリに記憶された各種制御プログラムに従ってCPUが動作することにより、それぞれのECUのブロック中に示す各種の機能が実現される。なお、後述する無人飛行体制御装置Cuについても同様である。
ネットワークNWは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)、専用通信網、VPN(Virtual Private Network)等によって構築されたものである。
位置情報処理ECU(C2)は、現在位置処理部c21、相対位置処理部c22、障害物処理部c23、位置情報記憶部c24を備え、測位アンテナAN、測位レーダ装置LD、障害物検知センサCS1が接続されている。
現在位置処理部c21は、測位アンテナANの受信情報を所定の時間間隔(例えば、1秒毎)で取得して、作業車両Aの現在位置を算出し、作業車両Aの現在位置を示す現在位置情報DAPを作成する。現在位置情報DAPには、緯度・経度等の位置情報及び測位アンテナANが測定した時刻情報が含まれる。そして、作成された現在位置情報DAPは、位置情報記憶部c24に経時的なデータとして記憶される。
相対位置処理部c22は、測位レーダ装置LDの測定情報を所定の時間間隔で取得し、測位レーダ装置LDの測定情報から、作業車両Aと無人飛行体Uの相対位置を算出し、無人飛行体Uの相対位置を示す相対位置情報DAUを作成する。相対位置情報DAUには、無人飛行体Uの相対位置d(すなわち、左右方向相対位置dx、前後方向相対位置dy、上下方向相対位置dz)と測位レーダ装置LDが測定した時刻情報を含んでいる。そして、作成された相対位置情報DAUは、位置情報記憶部c24に記憶される。
障害物処理部c23は、障害物検知センサCS1の検知情報を所定の時間間隔で取得し、障害物検知センサCS1の検知情報から、障害物検知可能領域Ar内における障害物の有無を判断し、障害物があると判断した場合に、位置情報記憶部c24に記憶された現在位置情報DApと障害物検知センサCS1の検知情報から障害物の位置を示す障害物位置情報DAOを作成する。障害物位置情報DAOには、緯度・経度等を含む障害物の位置情報、障害物のサイズ情報、障害物検知センサCS1が検知した時刻情報が含まれる。作成された障害物位置情報DAOは、位置情報記憶部c24に記憶される。また、障害物処理部c23は、障害物があると判断すると、障害物が検知された旨を伝達する通知とともに、障害物位置情報DAOを自律走行ECU(C1)に送信する。
位置情報記憶部c24は、各種情報を記憶可能とするため、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置を含んで構成される。
通信部CDは、無人飛行体U及び情報端末Bとそれぞれ無線通信により各種情報の送受が可能な通信ユニットであり、例えば、無線LANを用いた通信機能を備えてネットワークNWに接続可能に構成されている。
自律走行ECU(C1)は、撮像装置(カメラ)KM、ジャイロセンサJI、方位センサHI、充電装置BC、燃料残量センサNSが各種情報を取得可能に接続されており、また、操舵アクチュエータAC、エンジンECU(C3)、トランスミッションECU(C4)、ブレーキECU(C5)、作業機ECU(C6)等の制御対象Sに対し、制御命令を送信可能に構成されている。さらに、自律走行ECUは、圃場データDを生成する圃場データ作成部c11、圃場データDを記憶する圃場データ記憶部c12、予定走行経路データDを作成する予定走行経路データ作成部c13、予定走行経路データDを記憶する予定走行経路データ記憶部c14、障害物検知時の回避動作を決定する回避動作決定部c15、自律走行及び農作業に係る各機構を制御する自律走行制御部c16を備えている。
撮像装置(カメラ)KMは、撮像画像を作業車両Aの自律走行ECU(C1)に出力し、自律走行ECU(C1)は、取得した撮像画像を、通信部CDを介して情報端末Bに送信して表示させることが可能となっている。
ジャイロセンサJIは、作業車両Aの機体前後方向の傾斜(ピッチ)、機体左右方向の傾斜(ロール)及び旋回(ヨー)の角速度を検出し、方位センサHIは、作業車両Aの進行方向を検出する。これらは、作業車両Aの適宜の箇所に設けられている。
燃料残量センサNSは、エンジンENの燃料の残量を検出するセンサであり、自律走行ECU(C1)は、燃料残量センサNSの検出情報を取得して、エンジンENの燃料の残量を判断可能となっている。
圃場データ作成部c11は、圃場の形状を示す圃場データDを作成する機能を有し、圃場データDを作成する所定のプログラム等を含んで構成される。圃場データ作成部c11は、作業者の操作により、作業車両Aが圃場の内周を一周することによって、現在位置情報DApから、圃場の内周の位置情報を把握し、圃場の形状を示す圃場データDを作成可能となっている。圃場データDには、圃場の形状情報と緯度・経度等の位置情報が含まれる。作成された圃場データDは、圃場データ記憶部c12に記憶される。なお、圃場の形状情報は、圃場を2次元形状としてデータ化しても3次元形状としてデータ化してもよいが、3次元形状とすれば、高さ(高低)に関する情報を含めたより詳細な形状の把握が可能となる。
予定走行経路データ作成部c13は、圃場データ記憶部c12に記憶された圃場データDから作業車両Aの予定走行経路Yを算出し、この予定走行経路Yを示す予定走行経路データDを生成する。作業車両Aの自律走行ECU(C1)は、予定走行経路データDを参照し、予定走行経路Yに沿って作業車両Aを自律走行するよう構成されている。
図3は、圃場における作業車両の予定走行経路Yを説明するための説明図である。
予定走行経路Yは、例えば、図3に示されるように、圃場内において所定間隔で平行に隣接して並ぶ直線状の作業経路Y1と、直線路の端同士を交互に繋いだ旋回経路Y2、圃場の内周に沿う枕地経路Y3を含んで構成される。自律走行システム1は、作業開始前に、予定走行経路データ作成部c13が算出した予定走行経路Yを画像化して情報端末Bに表示し、作業者は、情報端末Bの操作によって、農作業の開始前に、作業経路Y1の間隔調整等を行う指示情報を作業車両Aに送信して、予定走行経路Yを変更することが可能となっている。
回避動作決定部c15は、障害物位置情報DAOや情報端末Bからの指示情報を取得し、作業車両Aが障害物に対し回避動作するか否かを決定する。具体的には、回避動作決定部c15は、取得した障害物位置情報DAOから、作業車両Aと障害物との距離を判断し、作業車両Aと障害物との距離が所定値より小さいとき、すなわち、作業車両Aと障害物との距離が極めて近いと判断される場合に、障害物との衝突を回避するため、回避動作を行うよう自律走行制御部c16に制御命令を送信する。作業車両Aと障害物との距離が所定値以上のとき、作業者から、障害物を回避するか否かの指示を受けるため、通信部CDからネットワークNWを介して、作業端末Bに障害物が検知された旨を通知するとともに、必要な情報を送信する。
自律走行制御部c16は、予定走行経路データ記憶部c14から予定走行経路データDを、圃場データ記憶部c12から圃場データDをそれぞれ取得し、自律走行時に、所定の時間間隔(例えば、数秒毎)で、位置情報処理ECU(C2)から現在位置情報DApを取得することによって、圃場における作業車両Aの現在位置をリアルタイムで特定し、予定走行経路Yに沿って作業車両Aが走行するよう、制御対象Sに制御指令を送信する。また、作業機WMを予め設定された適宜のタイミングで駆動して農作業を行うように作業機ECU(C6)に制御命令を送信する。このとき、走行制御部c16は、ジャイロセンサJI、方位センサHIから取得した検出情報を姿勢・方位演算手段により演算し、作業車両Aの姿勢や進行方向を判断することで自律走行時における走行方向の制御が可能となっている。
<1−4.無人飛行体の構成>
図4は、図1の無人飛行体の構成例を説明するための図である。
無人飛行体Uは、無人で自律飛行可能な小型飛行体(UAV(Unmanned aerial vehicle))であり、所謂ドローンと呼ばれる構成を有する。無人飛行体Uは、台座部u1と、台座部u1から延出する4つのアームu2と、台座部u1の下方に延出して設けられた脚部u3とを備える。
4つのアームu2には、それぞれ、プロペラu4、プロペラu4を回転駆動する動力モータu5が設けられている。
台座部u1には、無人飛行体Uの動作を制御する無人飛行体制御装置Cuが内蔵されている。また、台座部u1の上部には、測位衛星であるGPS衛星からの電波信号であるGPS信号を受信する第2測位アンテナAN2が設けられている。
同図に示すように、台座部u1の下部には、筐体u6が取り付けられており、筐体u6には、無人飛行体Uに駆動電源を供給するバッテリ(図示せず)と、作業車両Aの充電装置BCから非接触給電により送られる電力を受電してバッテリを充電可能な受電装置BC2(図5参照)とが内蔵され、さらに、第2撮像装置(カメラ)KM2と、作業車両Aの相対位置を検出するためのミリ波の電波を放射する第2測位レーダ装置LD2と、障害物を検知するための第2の障害物検知手段である障害物検知センサCS2と、障害物を除去するための障害物除去装置OMが配設されている。
第2測位レーダ装置LD2は、無人飛行体Uの周囲にミリ波帯の高周波(ミリ波)を放射して、その反射信号を受信することで、無人飛行体Uに対する作業車両Aの相対位置を測定する装置である。第2測位レーダ装置LD2の測定情報は、無人飛行体Uを基準として特定の一方向を前方と規定した場合の左右方向相対位置dx、前後方向相対位置dy、上下方向相対位置dzの情報が含まれる。第2測位レーダ装置LD2は、測定情報を後述する第2位置情報処理ECU(Cu2)に出力する。
第2障害物検知センサCS2は、無人飛行体Uの周囲に電波(ミリ波)を放射して、その反射信号を受信し、第2障害物検知センサCS2が検知可能な障害物検知可能領域Ar内における障害物の有無や、障害物の位置及び方向を検知することが可能となっている。さらに、障害物検知用の電波にミリ波を用いることにより、第2障害物検知センサCS2は、検知した障害物から脈や呼吸等の生体情報を取得することが可能となっている。なお、障害物検知可能領域Arは、無人飛行体Uの周囲の所定範囲の領域に設定される。第2障害物検知センサCS2は、検知した情報を後述する第2位置情報処理ECU(Cu2)に出力する。このように、無人飛行体Uも障害物検知可能領域Arを有することにより、作業車両Aの障害物検知可能領域Arに加えて広範囲かつ柔軟な障害物の検知が可能となり、その結果、作業効率が向上する。
<1−5.無人飛行体の制御装置>
図1の無人飛行体Uの無人飛行体制御装置Cuの構成を示すブロック図である。無人飛行体Uは、無人飛行体制御装置Cuによって無人飛行体Uの動作を制御するよう構成されている。
無人飛行体制御装置Cuは、通信バスBA2を介して相互に情報を送受可能に構成された、無人飛行体Uの自律飛行を制御する自律飛行ECU(Cu1)、位置情報等を処理する第2位置情報処理ECU(Cu2)、ネットワークNWに接続して作業車両A及び情報端末Bと通信可能とする通信部CD2を備えている。
第2位置情報処理ECU(Cu2)は、第2現在位置処理部cu21、第2相対位置処理部cu22、第2障害物処理部cu23、生体判定部cu24、第2位置情報記憶部cu25を備え、第2測位アンテナAN2、第2測位レーダ装置LD2、第2障害物検知センサCS2が接続されている。
第2現在位置処理部cu21は、第2測位アンテナAN2の受信情報を所定の時間間隔(例えば、数秒毎)で取得して、無人飛行体Uの現在位置を算出し、無人飛行体Uの現在位置を示す現在位置情報DUPを作成する。現在位置情報DUPには、緯度・経度等の位置情報及び第2測位アンテナAN2が測定した時刻情報が含まれる。そして、作成された現在位置情報DUPは、第2位置情報記憶部cu25に経時的なデータとして記憶される。
第2相対位置処理部cu22は、第2測位レーダ装置LD2の測定情報を所定の時間間隔で取得し、第2測位レーダ装置LD2の測定情報から、無人飛行体Uと作業車両Aの相対位置を算出し、作業車両Aの相対位置を示す相対位置情報DUAを作成する。相対位置情報DUAには、無人飛行体Uの相対位置d2(すなわち、左右方向相対位置dx、前後方向相対位置dy、上下方向相対位置dz)と第2測位レーダ装置LD2が測定した時刻情報を含んでいる。そして、作成された相対位置情報DUAは、第2位置情報記憶部cu24に記憶される。
第2障害物処理部cu23は、第2障害物検知センサCS2の検知情報を所定の時間間隔で取得し、第2障害物検知センサCS2の検知情報から、障害物検知可能領域Ar内における障害物の有無を判断し、障害物があると判断した場合に、第2障害物検知センサCS2の検知情報から、障害物に関する障害物情報DUOを作成する。障害物情報DUOには、無人飛行体Uに対する障害物の相対位置情報、障害物のサイズ情報、障害物の生体情報、第2障害物検知センサCS2が検知した時刻情報が含まれる。作成された障害物情報DUOは、第2位置情報記憶部cu25に記憶される。また、第2障害物処理部cu23は、障害物があると判断すると、障害物が検知された旨を伝達する通知とともに、障害物情報DUOを自律飛行ECU(Cu1)及び生体判定部cu24に送信する。
生体判定部cu24は、障害物情報DUOを取得すると、障害物情報DUOに含まれる生体情報から、検知された障害物が、動物か否か、動物であれば、人か否か判定する。具体的には、生体情報から障害物の心拍の有無または呼吸の有無、あるいは心拍及び呼吸の有無を判断することによって、障害物が動物か否か判定する。次に、障害物が動物であると判定された場合に、生体情報から得られる心拍パターンを解析することによって、人か否か判定する。生体判定部cu24は、検知された障害物の判定結果を、自律飛行ECU(Cu1)に送信する。
第2位置情報記憶部cu25は、各種情報を記憶可能とするため、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置を含んで構成される。
第2通信部CD2は、作業車両A及び情報端末Bとそれぞれ無線通信により各種情報の送受が可能な通信ユニットであり、例えば、無線LANを用いた通信機能を備えてネットワークNWに接続可能に構成されている。
自律飛行ECU(Cu1)には、慣性センサ(加速度センサ、ジャイロセンサ)KC、撮像装置(カメラ)KM2、バッテリ残量検出部BS、受電装置BC2が各種情報を取得可能に接続されており、また、障害物除去装置OM、動力モータu5に対し、制御命令を送信可能に構成されている。さらに、自律飛行ECU(Cu1)は、圃場データDを記憶する第2圃場データ記憶部cu11、予定走行経路データDを記憶する第2予定走行経路データ記憶部cu12、無人飛行体Uの飛行位置を決定する飛行位置決定部cu13、無人飛行体Uの充電動作を決定する充電動作決定部cu14、障害物除去動作を決定する障害物除去動作決定部cu15、自律飛行を制御する自律走行制御部cu16を備えている。
慣性センサ(加速度センサ、ジャイロセンサ)KCは、無人飛行体Uの自律飛行ECU(Cu1)に検出情報に出力し、これにより、自律飛行ECU(Cu1)は、機体のバランスや進行方向を判断可能となっている。
第2撮像装置(カメラ)KM2は、撮像画像を無人飛行体Uの自律飛行ECU(Cu1)に出力し、自律飛行ECU(Cu1)は、取得した撮像画像を、第2通信部CD2を介して情報端末Bに送信して表示させることが可能となっている。
バッテリ残量検出部BSは、無人飛行体Uのバッテリ残量を検出する装置であり、バッテリの残量に関する情報を自律飛行ECU(Cu1)に出力する。また、受電装置BC2は、受電状態か否か等の情報を自律飛行ECU(Cu1)に出力する。
第2圃場データ記憶部c11は、圃場データDを記憶可能とするものであり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置を含んで構成され、農作業の開始前に、予め圃場データDが記憶されている。なお、第2圃場データ記憶部c12に記憶される圃場データDは、作業車両Aの圃場データ記憶部c12から取得する構成としても、無人飛行体Uが観測により作成する構成としてもよく、その他の外部サーバ等からネットワークNWを介して取得する構成としてもよい。
第2圃場予定走行経路データ記憶部cu12は、予定走行経路データDを記憶可能とするものであり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置を含んで構成され、農作業の開始前に、予め予定走行経路データDが記憶されている。なお、第2圃場予定走行経路データ記憶部cu12に記憶される予定走行経路データDは、作業車両Aの予定走行経路データ記憶部cu12や情報端末Bから取得する構成としても、その他の外部サーバ等からネットワークNWを介して取得する構成としてもよい。
飛行位置決定部cu13は、農作業時における作業車両Aに対する無人飛行体Uの飛行する相対位置を決定し、無人飛行体Uが決められた相対位置を維持して飛行するようにするよう自律飛行制御部cu16に制御命令を送信する。この農作業時における作業車両Aに対する無人飛行体Uの飛行する相対位置は、情報端末Bの操作により指定されて、適宜変更が可能となっている。農作業時に、無人飛行体Uが飛行する相対位置として、例えば、図3に示されるように、トラクタ1の前方位置P1、右側方位置P2、左側方位置P3、後方位置P4、上方位置P5のいずれか、あるいは作業車両Aの周囲(前方位置P1〜右側方位置P2〜左側方位置P3〜後方位置P4)を周回して飛行するように相対位置を指定することができる。
充電動作決定部cu14は、バッテリの電力が所定の閾値を下回ると、無人飛行体Uを作業車両Aのキャビンa15の上面に配設された充電装置BCまで飛行させて着陸させるよう自律飛行制御部cu16に制御命令を送信する。このとき、無人飛行体Uは、作自律飛行制御部cu16の制御により、作業車両Aの障害物検知センサCS1に検知されないよう、第2測位レーダ装置LD2によって作業車両Aとの位置関係を把握しながら、作業車両Aの障害物検知可能領域Arを回避して、充電装置BC上(充電ポート)まで飛行するよう構成されている。
障害物除去動作決定部cu15は、第2障害物処理部cu23から障害物が検知された旨を伝達する通知とともに、障害物情報DUOを取得し、生体判定部cu24から検知された障害物の判定結果を取得し、障害物への対応動作を決定する。具体的には、障害物が人以外の動物の場合、障害物を除去する障害物除去動作を行うよう障害物除去装置OM及び自律飛行制御部cu16に制御命令を送信する。ここで、障害物除去動作とは、無人飛行体Uの自律飛行時において、障害物除去動作決定部cu15の制御命令によって、障害物の位置まで無人飛行体Uを飛行させ、障害物の位置の近傍で後述する障害物除装置OMのブロワom1を起動して、障害物の除去を行うことをいう。なお、障害物除去動作において障害物が除去できなかった場合、または、障害物が動物でない場合、情報端末Bにその旨を伝達する通知を行い、情報端末Bから指示情報を取得する。
自律飛行制御部cu16は、動力モータu5に制御命令を送信してプロペラu4の回転を制御し、無人飛行体Uの自律飛行を可能とする。この自律飛行において、自律飛行制御部cu16は、第2圃場データ記憶部c12から圃場データDを取得し、第2位置情報記憶部cu24から、現在位置情報DUPを及び相対位置情報DUAを取得することで、圃場における無人飛行体Uの現在位置を把握しながら、同時に、作業車両Aとの相対位置を把握する。これにより、自律飛行制御部cu16は、農作業時は、無人飛行体Uが、飛行位置決定部cu13によって決定された相対位置を保ちながら、作業車両Aに随伴飛行するよう制御し、障害物の除去作業時は、障害物に向かって飛行するよう動力モータu5を制御する。
第2通信部CD2は、作業車両A及び情報端末Bとそれぞれ無線通信により情報の送受が可能な通信ユニットであり、例えば、無線LANを用いた通信機能を備えて電気通信回線2に接続可能に構成されている。
このように構成された無人飛行体制御装置Cuは、作業車両Aによる農作業時において、第2測位レーダ装置LD2によって作業車両Aの相対位置を把握し、無人飛行体Uを、作業車両Aと所定の相対距離を保ちながら随伴するようにして作業車両Aの上空を自律飛行するよう制御する。自律飛行中、第2障害物検知センサCS2により、作業車両Aの周囲に存在する障害物を検知し、障害物が検知されると、障害物が人か否か判断し、人以外の動物であると判断したときに障害物除装置OMによって障害物除去動作を行うよう無人飛行体Uを制御する。
<1−6.無人飛行体の障害物除去装置>
図6(a)及び図6(b)は、図1の無人飛行体の障害物除去装置の構成例を説明するための図である。無人飛行体Uは、障害物除装置OMを備えており、障害物除去装置OMは、障害物除去動作決定部cu14によって、駆動制御可能に構成されたブロワom1と、当該ブロワの噴出口に接続されたインフレータブルバルーンom2を備えている。なお、インフレータブルバルーンom2の生地は、例えば、ナイロンタフタ、ターポリン等を用いることができる。
このように構成された障害物除去装置OMは、障害物除去動作において、ブロワom1のファンom3が回転駆動して、インフレータブルバルーンom2に空気を注入して膨張させる仕組みとなっている。インフレータブルバルーンom2の内部には、巻回状態が記憶された長尺の薄板状の金属弾性体om4が配設されており、インフレータブルバルーンom2に空気が注入されない状態においては、図6(a)に示されるように、金属弾性体om4とともに巻回状態で筐体u6内に収納されている。一方、ファンom3の回転駆動中は、図6(b)に示されるように、インフレータブルバルーンom2の膨張とともに、金属弾性体om4が伸長する。これにより、無人飛行体Uは、障害物除去動作時において、インフレータブルバルーンom2を膨張させた状態で障害物に押し当てることで、障害物の除去が可能となっている。
そして、インフレータブルバルーンom2が膨張した状態から、ファンom3を停止すると、インフレータブルバルーンom2から空気が抜けて収縮するとともに、金属弾性体om4の付勢力により、インフレータブルバルーンom2が巻回状態となって、筐体u6内に収納される。これにより、障害物除去動作時以外は、インフレータブルバルーンom2を筐体u6に収納してコンパクト化することが可能となっている。このような構成された障害物除去装置OMによれば、障害物が人以外の動物である場合に、空気の供給により膨張自在な膨張体であるインフレータブルバルーンom2によって動物を傷つけることなく退かせることが可能であり、膨張体が巻回自在に構成されていることにより、非使用時はコンパクトに収納することができる。
なお、障害物除去動作によって障害物の除去が成功したか否かは、例えば、インフレータブルバルーンom2に図示しない接触センサ等を配設することにより判断することができる。
<1−7.情報端末の構成>
情報端末Bは、作業車両Aや無人飛行体Uによって取得した各種情報を作業者に提示する機能と、作業車両A及び無人飛行体Uを操作する機能を有する遠隔操作装置である。情報端末Bは、専用のコンピュータであっても良いし、例えば、汎用的なパーソナルコンピュータや、所謂スマートフォン又はタブレット端末等の高機能携帯端末であっても良い。
情報端末Bは、図1に示されるように、情報端末制御部b1、第3通信部b2、モニタb3、操作部b4を有する。第3通信部b2、モニタb3、及び操作部b4は、それぞれ情報端末制御部b1に電気的に接続されている。
情報端末制御部b1は、例えば図示しないCPUや、ROM、RAM、及び書き換え可能なフラッシュメモリ等の記憶領域を有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。情報端末制御部b1の図示しない記憶領域は、情報端末Bを自律走行システム1に適用させるためのプログラムを記憶している。
第3通信部b2は、作業車両A及び無人飛行体Uとそれぞれ無線通信により情報の送受が可能な通信ユニットであり、例えば、無線LANを用いた通信機能を備えてネットワークNWに接続可能に構成されている。
モニタb3は、例えば一般的な液晶モニタ等であって、ネットワークNWを介して無人飛行体Uから取得した生体情報や、無人飛行体UのカメラKMで撮影された画像又は映像を表示する機能を有している。
操作部b4は、作業車両Aや無人飛行体U作業者の操作を受け付ける機能を有し、操作部b4によって受け付けた操作は、指示情報として、第3通信部b2によって作業車両A及び無人飛行体Uに送信される。
<1−8.作業車両Aの障害物検知時の処理>
図7は、障害物検知時の制御装置Cの処理を示すフローチャートである。
障害物処理部c23は、障害物検知センサCS1から検出情報を取得し、障害物検知可能領域Ar内に障害物があると判断すると、障害物検知センサCS1の検知情報から障害物の位置を示す障害物位置情報DAOを作成する(ステップS101でYes)。
次に、障害物処理部c23は、障害物位置情報DAOを回避動作決定部c15に送信する。回避動作決定部c15は、取得した障害物位置情報DAOから、作業車両Aと障害物との距離を判断し、作業車両Aと障害物との距離が所定値より小さいとき、すなわち、作業車両Aと障害物との距離が極めて近いと判断される場合に(ステップS102でNo)、障害物との衝突を回避するため、回避動作を行うよう自律走行制御部c16に制御命令を送信する(ステップS105)。
一方、回避動作決定部c15は、取得した障害物位置情報DAOから、作業車両Aと障害物との距離が所定値以上のとき(ステップS102でYes)、作業者から、障害物を回避するか否かの指示を受けるため、通信部CDからネットワークNWを介して、情報端末Bに障害物が検知された旨を通知する。通知を受けた作業端末Bは、操作部b4から作業者の操作を受け付けて、障害物を回避する回避動作を行うか否かの指示情報を取得し、これを制御装置Cに送信する(ステップS103)。
制御装置Cの回避動作決定部c15は、作業端末Bから指示情報を取得し、障害物を回避する旨の指示を受けた場合(ステップS105でYes)、自律走行制御部c16に回避動作を行う旨の制御命令を送信する。障害物を回避しない旨の指示を受けた場合、または、所定時間内に指示情報が得られなかった場合は、ステップS101に戻る。
自律走行制御部c16は、回避動作決定部c15から回避動作を行う旨の制御命令を取得すると、制御対象Sを制御し、障害物の回避動作を行う。この回避動作は、例えば、走行の停止や、障害物を避けるように進行方向に対して左方または右方に迂回してから予定走行経路Y上に復帰して走行する等の動作を作業者が予め設定することができる。
制御装置Cは、障害物が検知されなかった場合(ステップS101でNo)、または、回避動作が完了した場合(ステップS105)、農作業が終了か否かを判断し、農作業が終了の場合は、処理を終了し(ステップS106でYes)、農作業が終了でない場合は、ステップS101に戻る。
<1−9.無人飛行体の障害物検知時の処理>
図8は、障害物検知時の無人飛行体制御装置Cuの処理を示すフローチャートである。
第2障害物処理部cu23は、第2障害物検知センサCS2から検出情報を取得し、障害物検知可能領域Ar内に障害物があると判断すると、障害物に関する障害物情報DUOを作成し、障害物が検知された旨を伝達する通知とともに、障害物情報DUOを自律飛行ECU(Cu1)及び生体判定部cu24に送信する(ステップS201でYes)。
障害物除去動作決定部cu15は、第2障害物処理部cu23から障害物が検知された旨を伝達する通知とともに、障害物情報DUOを取得し、生体判定部cu24から検知された障害物の判定結果を取得すると、障害物が動物でない場合(ステップS202でNo)、作業者から、障害物を回避するか否かの指示を受けるため、第2通信部CD2からネットワークNWを介して、作業端末Bに障害物が検知された旨を通知するとともに、第2撮像装置KM2によって取得された撮像画像を送信する。通知を受けた情報端末Bは、撮像画像をモニタb3に表示し、操作部b4から作業者の操作を受け付けて、障害物除去動作を行うか否かの指示情報を取得し、これを無人飛行体制御装置Cuに送信する(ステップS206)。
障害物除去動作決定部cu15は、障害物が動物である場合であって(ステップS202でYes)、生体判定部cu24の判定結果が人以外である場合(ステップS203でYes)、障害物の除去動作を行うよう障害物除装置OM及び自律飛行制御部cu16に制御命令を送信する。これにより、無人飛行体Uは、自律飛行制御部cu16の制御によって障害物の位置まで飛行し、障害物除装置OMの制御によって障害物除去動作を行う(ステップS204)
第2障害物検知センサCS2の検知情報から、障害物に関する障害物情報DUOを作成する。障害物情報DUOには、無人飛行体Uに対する障害物の相対位置情報、障害物のサイズ情報、障害物の生体情報、第2障害物検知センサCS2が検知した時刻情報が含まれる。作成された障害物情報DUOは、第2位置情報記憶部cu25に記憶される。また、第2障害物処理部cu23は、障害物があると判断すると、障害物が検知された旨を伝達する通知とともに、障害物情報DUOを自律飛行ECU(Cu1)及び生体判定部cu24に送信する。
障害物除去動作決定部cu15は、第2障害物処理部cu23から障害物が検知された旨を伝達する通知とともに、障害物情報DUOを取得し、生体判定部cu24から検知された障害物の判定結果を取得し、障害物除去動作を行うか否かを決定する。具体的には、障害物が人以外の動物の場合、障害物を除去する障害物除去動作を行うよう障害物除去装置OM及び自律飛行制御部cu16に制御命令を送信する。
障害物除去動作において所定時間内に障害物が除去できなかった場合(ステップS205でYes)、または、障害物が動物でない場合(ステップS202でNo)、障害物除去動作決定部cu15は、圃場データD、予定走行経路データD、障害物情報DUOを参照し、障害物が予定走行経路Y上にあるか否か判断する。障害物が予定走行経路Y上にあると判断した場合(ステップS206でYes)、情報端末Bにその旨を伝達する通知とともに撮像画像等の必要な情報を送信し、情報端末Bから指示情報を取得する(ステップS207)。
無人飛行体制御装置Cuは、情報端末Bから指示情報を取得し、情報端末Bから、障害物除去動作を行う旨の指示を受けた場合(ステップS208でYes)、障害物除去動作を行うよう、障害物除去動作決定部cu15が制御命令を送信し、障害物除装置OM及び自律飛行制御部cu16によって、障害物除去動作を行う(ステップS209)。
無人飛行体制御装置Cuは、情報端末Bから指示情報を取得し、情報端末Bから、障害物除去動作を行わない旨の指示を受けた場合、または、所定時間内に情報端末Bから指示情報を取得できなかった場合(ステップS208でNo)、農作業が終了か否かを判断し、農作業が終了の場合は、処理を終了し(ステップS210でYes)、農作業が終了でない場合は、ステップS201に戻る。このように、障害物から取得される生体情報を利用することで、障害物が鳥などの動物か否かを良好に判断でき、自律走行時に作業車両の周囲を往来する鳥などの動物を作業車両の周囲から退かせることができるため、作業効率の低下を防止できる。また、作業者は、情報端末Bによって、障害物が動物であるか否かを視覚的に確認でき、情報端末Bを操作して障害物除去手段によって障害物を除去させる制御を行うか否かを指示可能としたことで、誤検知による作業車両Aの回避動作を防止して、さらに効率よく作業を行うことができる。
<1−10.障害物の位置の特定方法>
図9は、本発明の第1の実施形態に係る自律走行システムの情報の流れを示す模式図である。図9に示されるように、作業車両Aの撮像装置KM及び無人飛行体Uの第2撮像装置KM2で取得された撮像画像は、ネットワークNWを介して、リアルタイムで情報端末Bに送信され、情報端末Bのモニタb3に表示可能となっており、これにより、作業者が障害物を視覚的に確認可能となっている。自律走行システム1は、障害物を作業車両Aが検知した場合、現在位置情報DAP、障害物位置情報DAO、圃場データDを利用することより、作業車両A及び情報端末Bが、圃場における作業車両及び障害物の位置を特定することを可能としている。また、情報端末Bは、これらの情報を取得することにより、圃場における障害物の位置をモニタb3に表示して、作業者に認識させることが可能となっている。
障害物を無人飛行体Uが検知した場合、自律走行システム1は、障害物情報DUO、相対位置情報DAU、現在位置情報DAP、圃場データDを利用することより、作業車両A及び情報端末Bが、圃場における作業車両A及び障害物の位置を特定することを可能としている。すなわち、障害物情報DUOによって障害物と無人飛行体Uの相対位置を把握し、相対位置情報DAUによって、無人飛行体Uと作業車両Aとの相対位置を把握し、さらに、圃場データD及び現在位置情報DAPを利用することにより、圃場における作業車両Aと障害物の位置を把握する。なお、作業車両Aに対する無人飛行体Uの位置を示す相対位置情報DAUは、無人飛行体Uに対する作業車両Aの位置を示す相対位置情報DUAを用いることも可能である。情報端末Bは、これらの情報を取得することにより、圃場における障害物の位置をモニタb3に表示して、作業者に認識させることが可能となっている。
(第2実施形態)
<2−1.全体構成>
図10は、本発明の第2の実施形態に係る自律走行システム1´の全体的な構成を示す説明図である。第1の実施形態においては、一つの無人飛行体Uを用いる例を示したが、図10に示されるように、複数の無人飛行体U(U、U、U、・・・U)によって構成することもできる。
<2−2.第2の実施形態に係る充電動作>
本発明の第2の実施形態に係るキャビンa15の上部の充電装置BC(充電ポート)は、複数の無人飛行体Uを充電可能に構成されており、第2の実施形態に係る充電動作決定部cu14は、特定の無人飛行体Uが充電中の間、他の無人飛行体Uを稼働させ、無人飛行体Uのバッテリの残量に応じて稼働させる無人飛行体Uを切り替えることで、連続的に農作業を継続することができるよう構成されている。これにより、1台で稼働させる場合と比較し、バッテリ容量を抑えることができ、コストダウンや軽量化が図られる。
<2−3.第2の実施形態に係る障害物検知方法>
また、第2の実施形態に係る自律走行システム1´は、複数の無人飛行体Uに圃場データDをそれぞれ記憶させ、複数の無人飛行体Uを同時に稼働させて、圃場全体の障害物を検知することにより、圃場全体の障害物の検知を迅速に行うことができるよう構成されている。さらに、検知された障害物に対しては、情報端末Bの操作により、任意の無人飛行体Uを選択して障害物除去動作を行うよう、指示情報を無人飛行体Uに送信することが可能となっている。また、複数の無人飛行体Uによって圃場全体の障害物を検知する際、充電済みの無人飛行体Uを1機、キャビンa15の上部の充電装置BC(充電ポート)上に待機させておくよう構成することで、圃場全体の障害物の検知の用いた複数の無人飛行体Uがバッテリを消耗しても、充電済みの無人飛行体Uを利用して速やかに農作業を開始することが可能である。
1 自律走行システム
A 作業車両
a1 走行車体
a11 ボンネット
a12 ミッションケース
a13 前輪
a14 後輪
a15 キャビン
C1 自律走行ECU
C2 位置情報処理ECU
C3 エンジンECU
C4 トランスミッションECU
C5 ブレーキECU
C6 作業機ECU
CD 通信部
S 制御対象
c11 圃場データ作成部
c12 圃場データ記憶部
c13 予定走行経路データ作成部
c14 予定走行経路データ記憶部
c15 回避動作決定部
c16 自律走行制御部
c21 現在位置処理部
c22 相対位置処理部
c23 障害物処理部
c24 位置情報記憶部
AC 操舵アクチュエータ
AN 測位アンテナ
LD 測位レーダ装置
CS1 障害物検知センサ
KM 撮像装置(カメラ)
JI ジャイロセンサ
HI 方位センサ
BC 充電装置
NS 燃料残量センサ
EN エンジン
WM 作業機
TR 変速装置
BR ブレーキ
ST ステアリングハンドル
NW ネットワーク
BA 通信バス
B 情報端末
b1 情報端末制御部
b2 第3通信部
b3 モニタ
b4 操作部
U 無人飛行体
u1 台座部
u2 アーム
u3 脚部
u4 プロペラ
u5 動力モータ
u6 筐体
Cu1 自律飛行ECU
Cu2 第2位置情報処理ECU
CD2 第2通信部
S 制御対象
cu11 第2圃場データ記憶部
cu12 第2予定走行経路データ記憶部
cu13 飛行位置決定部
cu14 充電動作決定部
cu15 障害物除去動作決定部
cu16 自律飛行制御部
cu21 第2現在位置処理部
cu22 第2相対位置処理部
cu23 第2障害物処理部
cu24 生体判定部
cu25 第2位置情報記憶部
AN2 第2測位アンテナ
LD2 第2測位レーダ装置
CS2 第2障害物検知センサ
BA2 第2通信バス
KM 第2撮像装置(カメラ)
KC 慣性センサ
OM 障害物除去装置
om1 ブロワ
om2 インフレータブルバルーン
om3 ファン
om4 金属弾性体

Claims (3)

  1. 測位衛星システムを利用して圃場を自律走行可能に構成された作業車両と、
    前記作業車両に随伴して飛行する無人飛行体とを備え、
    前記無人飛行体は、障害物検知手段と、障害物を除去する障害物除去手段とを備え、
    前記障害物検知手段は、障害物の生体情報を取得可能に構成され、
    前記生体情報から障害物が人以外の動物であるか否かを判断し、障害物が人以外の動物であると判断した場合に、前記無人飛行体を、障害物の位置まで飛行させ、障害物除去手段によって障害物を除去させる制御を行うことを特徴とする自律走行システム。
  2. 前記障害物除去手段は、巻回自在かつ空気の供給により膨張自在な膨張体を備えることを特徴とする請求項1に記載の自律走行システム。
  3. さらに前記作業車両及び/または前記無人飛行体に設けられた撮像装置から撮像画像を取得し、これを表示する情報端末を備え、
    前記障害物検知手段によって障害物が検知されると、前記障害物除去手段によって障害物を除去させる制御を行うか否かを、前記情報端末の操作によって指示可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自律走行システム。
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