JP2024053323A - 無人航空機の制御システム、及び無人航空機の制御プログラム - Google Patents
無人航空機の制御システム、及び無人航空機の制御プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2024053323A JP2024053323A JP2022159508A JP2022159508A JP2024053323A JP 2024053323 A JP2024053323 A JP 2024053323A JP 2022159508 A JP2022159508 A JP 2022159508A JP 2022159508 A JP2022159508 A JP 2022159508A JP 2024053323 A JP2024053323 A JP 2024053323A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unmanned aerial
- aerial vehicle
- relative distance
- movement
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 claims description 59
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 34
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 19
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 32
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 31
- 238000000034 method Methods 0.000 description 23
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 10
- RZVHIXYEVGDQDX-UHFFFAOYSA-N 9,10-anthraquinone Chemical compound C1=CC=C2C(=O)C3=CC=CC=C3C(=O)C2=C1 RZVHIXYEVGDQDX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 7
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 6
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 5
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
Description
図1~図4を参照して、本実施形態における無人航空機の制御システム100の一例を説明する。図1は、本実施形態における無人航空機の制御システム100の一例を示す模式図である。図2は、本実施形態における無人航空機の制御システム100の変形例を示す模式図である。図3は、本実施形態における無人航空機1の構成の一例を示す模式図である。図4は、本実施形態における無人航空機1の詳細な構成の一例を示す模式図である。
無人航空機1は、いわゆる小型でかつ無人飛行が可能なドローン(マルチコプター)や無人ヘリコプターである。なお、無人航空機1は、航空法が定める重量200g以上の無人航空機を含むほか、同法が定める重量200g未満のいわゆる小型無人機を含んでもよい。
対象物2は、例えば無人航空機1の進路上または進路近傍に存在する有体物である。対象物2の例としては、例えば建物、鉄塔、立木等の定着物、鳥類等の生物、車両、船舶、飛行機等の移動体が挙げられる。本実施形態では、対象物2が移動せず静止した状態を例にとり説明する。
サーバ3は、例えば無人航空機1の移動の制御に必要な情報が記憶される。サーバ3は、例えば無線通信網4を介して無人航空機1と接続され、無人航空機1と任意のデータを互いに送受信してもよい。サーバ3は、例えば対象物2の位置、移動速度、及び移動方向を示す情報が予め記憶され、無人航空機1の要求に応じて、記憶された対象物2の情報を無人航空機1に対して送信してもよい。
無線通信網4は、例えば無人航空機1と、情報通信が可能な対象物2と、サーバ3と、が通信回路を介して接続されるインターネット網等である。無線通信網4は、LTE(Long term evolution)を含む無線通信網等の公知の通信技術で実現してもよい。
フライトコントローラ50は、無人航空機1の機体の姿勢や、自律飛行等の移動を制御するための装置である。フライトコントローラ50は、ESC55を介してローター用モーター12を制御し、無人航空機1の機体の移動を制御する。フライトコントローラ50は、例えば無線通信網4を介して無線通信部54が受信した情報に基づいて、無人航空機1の移動を制御してもよい。
情報取得部51は、無人航空機1の移動を制御するための情報を、時系列的に順次取得する。情報取得部51は、例えば飛行制御センサ群511と、GNSS受信部512と、を含む。
飛行制御センサ群511は、例えば加速度センサ、角速度センサ、気圧センサ(高度センサ)、地磁気センサ(方位センサ)に加え、飛行高度を検出するための高度計、風速や風向を検出するための風向風速計、機体の傾斜角度や傾斜方向を検出するための加速度センサ、ジャイロセンサ等を始めとした各種センサで構成され得る。
GNSS受信部512は、人工衛星から送られてくる衛星測位信号に基づき、無人航空機1の移動時において、無人航空機1の位置を示す位置情報をリアルタイムに取得する。
相対距離判定部52は、情報取得部51が時系列的に順次取得した情報を、順次判定する。相対距離判定部52は、例えば情報取得部51が取得した無人航空機1の位置情報と他の無人航空機の位置情報と、から得られる相対距離と、予め設定されたパラメータ(例えば後述の下限相対距離、予防相対距離等)とを比較し、その判定結果を出力する。
移動制御部53は、相対距離判定部52の判定結果に応じて、無人航空機1の移動を制御する。移動制御部53は、例えばPWM((Pulse Width Modulation))コントローラである。移動制御部53は、CPU141による制御の下、ESC55を介してローター用モーター12の回転数、及び回転速度等を制御する。
無線通信部54は、無線通信網4を介して、対象物2及びサーバ3との間で無線通信を行う上で必要な周波数変換やその他各種変換処理を行い、電気信号を電波に変換し、あるいは電波を電気信号に変換するアンテナも含まれる。この無線通信部54は、例えば無線航空機1の操縦端末から送信されてきた電波に重畳されてきた操縦情報を電気信号に変換した上で、フライトコントローラ50へ出力する。その結果、操縦端末からの操縦情報に基づいたフライトコントローラ50の制御が実現されることとなる。
ESC55は、移動制御部53による制御の下、ローター用モーター12の回転数、回転速度等を制御する。ESC55は、ローター用モーター12を制御することで、無人航空機1の移動速度及び移動方向を制御することができる。
次に、図5~図8を参照して、本実施形態における無人航空機の制御システム100の動作の一例を説明する。図5は、本実施形態における無人航空機の制御システム100の動作の一例を示すフローチャートである。図6は、本実施形態における無人航空機1及び対象物2の一例を示す模式図である。図7(a)は、本実施形態における無人航空機1の情報の一例を示す模式図であり、図7(b)は、本実施形態における対象物2の情報の一例を示す模式図である。図8(a)~図8(d)は、本実施形態における無人航空機1の制御方法の一例を示す模式図である。
相対距離Lは、例えば無人航空機1の位置16と、対象物2の位置26と、から得られる距離である。無人航空機の制御システム100は、時系列的に順次取得した位置16,26を示す各情報に基づいて、順次相対距離Lを算出する。
下限相対距離Rは、無人航空機1の下限相対距離R1と、対象物2の下限相対距離R2とを含む。下限相対距離R1は、無人航空機1が対象物2と接触することを回避するために、無人航空機1の移動を制御するか否かを判定するための指標である。無人航空機の制御システム100は、相対距離Lが下限相対距離R1以下であることを判定した場合、無人航空機1が対象物2と接触することを回避するために、無人航空機1の移動を制御する。
情報取得ステップS11において、情報取得部51は、例えば図7(a)~図7(b)に示すように、無人航空機1の情報D1と、対象物2の情報D2と、を取得する。情報取得部51は、例えば無人航空機1の情報D1と、対象物2の情報D2と、を同時に取得する。ここで、同時とは、無人航空機1と対象物2との接触リスクを考慮する上で支障のない範囲で、現実的に生じ得るタイミングのずれを含んでもよい。現実的に生じ得るタイミングのずれとは、例えば各情報D1、D2に対応する各センサでの情報の生成に必要な所要時間や、各センサから情報取得部51へ情報が送受信される際の所要時間等に起因する。無人航空機1と対象物2との接触リスクを考慮する上で必要な相対距離を算出するために、情報取得部51が各情報D1、D2を取得するタイミングのずれは、例えば誤差が約1秒以内であることが好ましく、この誤差が少ないほど、正確な相対距離が得られる。
第1位置情報D11は、無人航空機1の位置16を示す。第1位置情報D11は、例えば無人航空機1の位置16を、二次元の座標で示し、例えば緯度と経度の組み合わせで示す。第1位置情報D11は、例えば無人航空機1の位置16を、三次元の座標で示し、例えば緯度と経度と高度との組み合わせで示す。
第1移動速度情報D12は、無人航空機1の移動速度を示す。第1移動速度情報D12は、情報取得部51が取得した、無人航空機1の速度を示す情報を用いてもよく、情報取得部51が取得した、無人航空機1の加速度に基づいて算出された、無人航空機1の速度を示す情報を用いてもよい。第1移動速度情報D12は、例えば無人航空機1のローター用モーター12の回転数等から推計される、移動方向を含まない速さのみを示す情報を取得してもよく、3軸加速度センサ等で取得される、移動方向を含む情報を取得してもよい。
第1移動方向情報D13は、無人航空機1の移動方向を示す。第1移動方向情報D13は、無人航空機1の移動方向を、前後方向X成分及び左右方向Y成分を含む2次元ベクトルで示す。第1移動方向情報D13は、無人航空機1の移動方向を、前後方向X成分、左右方向Y成分、及び高さ方向Z成分を含む3次元ベクトルで示す。第1移動方向情報D13は、例えば第1移動速度情報D12とは独立して取得される。第1移動方向情報D13は、移動方向を含む第1移動速度情報D12が取得される場合、第1移動速度情報D12が取得された時点で、取得されたものとみなしてもよい。
第2位置情報D21は、対象物2の位置17を示す。第2位置情報D21は、例えば対象物2の位置17を、二次元の座標で示し、例えば緯度と経度の組み合わせで示す。第1位置情報D11は、例えば対象物2の位置17を、三次元の座標で示し、例えば緯度と経度と高度との組み合わせで示す。
第2移動速度情報D22は、対象物2の移動速度を示す。第2移動速度情報D22は、情報取得部51が取得した、対象物2の速度を示す情報を用いてもよく、情報取得部51が取得した対象物2の加速度に基づいて算出された、対象粒2の速度を示す情報を用いてもよい。第2移動速度情報D22は、例えばモーターの回転数等から推計される、移動方向を含まない速さのみを示す情報を取得してもよく、3軸加速度センサ等で取得される、移動方向を含む情報を取得してもよい。
第2移動方向情報D23は、対象物2の移動方向を示す。第2移動方向情報D23は、対象物2の移動方向を、前後方向X成分及び左右方向Y成分を含む2次元ベクトルで示す。第2移動方向情報D23は、対象物2の移動方向を、前後方向X成分、左右方向Y成分、及び高さ方向Z成分を含む3次元ベクトルで示す。第2移動方向情報D23は、第2移動速度情報D22とは独立して取得されてもよい、第2移動方向情報D23は、移動方向を含む第2移動速度情報D22が取得される場合、第2移動速度情報D22が取得された時点で、取得されたものとみなしてもよい。
相対距離判定ステップS12において、相対距離判定部52は、情報取得部51で取得された第1位置情報D11と第2位置情報D21とから得られる相対距離Lが、予め設定された下限相対距離R以下であることを順次判定する。また、相対距離判定部52は、情報取得ステップS11において情報取得部51により取得された第1移動速度情報D12に基づいて算出された、下限相対距離Rを用いて順次判定してもよい。
移動制御ステップS13において、移動制御部53は、相対距離判定ステップS12において相対距離判定部52による、相対距離Lが下限相対距離R以下である判定結果に応じて、情報取得ステップS11において情報取得部51で取得された第1移動速度情報D12と、第1移動方向情報D13と、第2移動速度情報D22と、第2移動方向情報D23と、に基づいて、無人航空機1の移動を制御する。この場合、相対距離Lの判定を行わずに常に移動制御のための計算を行う必要のある従来技術に比べて、無人航空機1において移動の制御に必要な計算を行わない時間を確保することができる。これにより、無人航空機1と対象物2との接触リスクを考慮しつつ、無人航空機1のCPUへの負荷を低減することで、無人航空機1のバッテリー消費量の低減を図ることができる。また、移動制御部53は、相対距離判定ステップS12において相対距離判定部52による相対距離Lが、情報取得ステップS11において情報取得部51により取得された第1移動速度情報D12に基づいて算出された、下限相対距離R以下である判定結果に応じて、上記と同様に無人航空機1の移動を制御してもよい。この場合、無人航空機1の移動速度に応じた下限相対距離Rを確保でき、無人航空機1が対象物に接触する前に、より確実に減速及び停止等を実行することができる。これにより、無人航空機1の接触リスクの低減を図ることができる。
次に、図9~図11を参照して、本実施形態における無人航空機の制御システム100の動作の変形例を説明する。図9は、本実施形態における無人航空機の制御システム100の動作の変形例を示すフローチャートである。図10(a)~図10(b)は、本実施形態における無人航空機1の制御方法の変形例を示す模式図である。図11は、本実施形態における他の対象物2’の情報の一例を示す模式図である。
情報取得ステップS11’において、情報取得部51は、例えば図10(a)に示すように、変更速度v’aが用いられて無人航空機1の移動を制御された状態で、他の対象物2’の情報を取得する。情報取得ステップS11’において、情報取得部51は、無人航空機1の情報D1と、他の対象物2’の情報D2’と、を時系列的に順次取得する。情報取得部51は、例えば無人航空機1の情報D1と、対象物2’の情報D2’と、を同時に取得する。
相対距離判定ステップS12’において、相対距離判定部52は、相対距離判定ステップS11’において情報取得部51で取得された第1位置情報D11と第2位置情報D21’とから得られる相対距離L’が、予め設定された下限相対距離R以下であることを順次判定する。
移動制御ステップS13’において、移動制御部53は、相対距離判定ステップS12’において相対距離判定部52による、相対距離L’が下限相対距離R以下である判定結果に応じて、情報取得ステップS11’において情報取得部51で取得された第1移動速度情報D12と、第1移動方向情報D13と、第2移動速度情報D22’と、第2移動方向情報D23’と、に基づいて、無人航空機1の移動をさらに制御する。
本実施形態は、対象物2が他の無人航空機20であり、情報取得部51が、他の無人航空機20から情報を取得する点で、第1実施形態とは異なる。なお、上述の内容と同様の構成については、説明を省略する。
対象物2は、他の無人航空機20である。以降、本実施形態の説明において、他の無人航空機20に関する情報は、上述の対象物2に関する情報のうち「対象物2」を「他の無人航空機20」と読み替えた内容とし、同様の内容については説明を割愛する。
他の無人航空機20は、無人航空機1とは異なる無人航空機である。他の無人航空機20は、例えば無人航空機1と同様の機能を備える無人航空機である。他の無人航空機20は、他の無人航空機20の情報を発信する。無線航空機1は、他の無人航空機20から発信される、他の無人航空機20の情報を、無線通信網4及び無線通信部54を介して受信することができる。
図12~図14を参照して、本実施形態における無人航空機の制御システム100の一例を説明する。図12は、本実施形態における無人航空機1及び他の無人航空機20の一例を示す模式図である。図13は、本実施形態における他の無人航空機20の情報の一例を示す模式図である。図14(a)~図14(d)は、本実施形態における無人航空機1の制御方法の一例を示す模式図である。
情報取得ステップS11において、情報取得部51は、例えば図13に示すように、無人航空機1の情報D1と、他の無人航空機20から発信される、他の無人航空機20の情報D2と、を取得する。情報取得部51は、例えば無人航空機1の情報D1と、他の無人航空機20から発信される、他の無人航空機の情報D2と、を同時に取得する。
第1優先度情報D14は、無人航空機1の移動を、他の無人航空機20の移動に優先させるかどうかを、無人航空機1の優先度として、相対的に示す。第1優先度情報D14は、例えば無人航空機1に設定される。第1優先度情報D14は、例えば無人航空機1の優先度が数値で示される。第1優先度情報D14は、例えば時系列的に順次取得される無人航空機1の情報D1に毎回含まれ、第1優先度情報D14に含まれる数値等に変化がない場合においても、時系列的に順次取得され続ける。
第2優先度情報D24は、他の無人航空機20の移動を、他の無人航空機20以外の無人航空機(無人航空機1を含む)の移動に優先させるかどうかを、他の無人航空機20の優先度として、相対的に示す。第2優先度情報D24は、例えば他の無人航空機20に設定される。第2優先度情報D24は、例えば対象物2の優先度が数値で示され、第1優先度情報D14と同様に数値が設定又は更新される。第2優先度情報D24は、例えば時系列的に順次取得される他の無人航空機20の情報D2に毎回含まれ、第2優先度情報D24に含まれる数値に変化がない場合においても、時系列的に順次取得され続ける。
例えば図14(a)~図14(d)に示すように、移動方向p0を含む移動速度v0で移動する、第1優先度m0が設定された無人航空機1と、移動方向p1を含む移動速度v1で移動する、第2優先度m1が設定された他の無人航空機20と、を含む無人航空機の制御システム100の場合を説明する。図14(a)の例では、移動方向p0及び移動方向p1は、前後方向Xに沿った方向を示している。なお、位置16a~16dは無人航空機1の位置の時系列的な変化を示し、位置26a~26dは他の無人航空機20の位置の時系列的な変化を示し、相対距離La~Ldは相対距離Lの時系列的な変化を示す。
移動制御ステップS13において、移動制御部53は、相対距離判定部52による、相対距離Lが下限相対距離R以下である判定結果に応じて、情報取得部51で取得された第1移動速度情報D12と、第1移動方向情報D13と、第1優先度情報D14と、第2移動速度情報D22と、第2移動方向情報D23と、第2優先度情報D24と、に基づいて、無人航空機1の移動を制御する。この場合、緊急性の高い無人航空機1や、到着が予定より遅れる見込みの無人航空機1を、他の無人航空機20に優先させやすい。これにより、無人航空機1が所定時間内に目的地に到着できないリスクの低減を図ることができる。
図15~図16を参照して、本実施形態における無人航空機の制御システム100の動作の一例を説明する。図15は、本実施形態における無人航空機1及び対象物2の一例を示す模式図である。図16(a)~図16(d)は、本施形態における無人航空機1の制御方法の一例を示す模式図である。本実施形態は、相対距離判定部52が、下限相対距離Rよりも大きい予防相対距離Sに基づいて相対距離Lを判定する点で、第1実施形態とは異なる。なお、上述の内容と同様の構成については、説明を省略する。
予防相対距離Sは、無人航空機1の予防相対距離S1と、対象物の予防相対距離S2とを含む。予防相対距離S1は、無人航空機1が対象物2と接触することを回避するために、無人航空機1の移動を制御するか否かを判定するための指標である。予防相対距離S1は、下限相対距離R1よりも大きいため、下限相対距離R1に基づく判定よりも先に、予防相対距離S1に基づく判定がなされる。無人航空機の制御システム100は、相対距離Lが予防相対距離S1以下であることを判定した場合、無人航空機1が対象物2と接触することを回避するために、無人航空機1の移動を制御する。予防相対距離S1は、予め無人航空機1に設定される定数でもよく、情報取得部51が取得する情報に含まれる無人航空機1の移動速度に基づいて設定される変数でもよい。
相対距離判定ステップS12において、相対距離判定部52は、情報取得部51で取得された第1位置情報D11と第2位置情報D21とから得られる相対距離Lが、下限相対距離Rよりも大きい予め設定された予防相対距離S以下であることを順次判定する。
移動制御ステップS13において、移動制御部53は、相対距離判定ステップS12において相対距離判定部52による、相対距離Lが予防相対距離S以下である判定結果に応じて、情報取得ステップS11において情報取得部51で取得された第1位置情報D11と、第2位置情報D21と、に基づいて、無人航空機1の移動を制御する。すなわち、相対距離Lが下限相対距離R以下となる前に、無人航空機の移動が制御される。この場合、下限相対距離R以下である判定結果に応じた移動の制御よりも、無人航空機1の移動方向の変化を抑えやすい。詳しくは、例えば図16(b)は、図8(c)と比べて、移動方向p’aに含まれる前後方向X成分の変化が小さい。これにより、無人航空機1が所定時間内に目的地に到着できないリスクの低減を図ることができる。また、この場合、無人航空機1が対象物2との接触を回避するために余分に移動する距離を低減しやすい。これにより、無人航空機1のバッテリー消費量のさらなる低減を図ることができる。
図17を参照して、本実施形態における無人航空機の制御システム100の動作の変形例を説明する。図17(a)~図17(b)は、本実施形態における無人航空機の制御方法の変形例を示す模式図である。
情報取得ステップS11において、情報取得部51は、例えば図17(a)に示すように、変更速度v’aが用いられて無人航空機1の移動を制御された状態で、対象物2の情報を取得する。情報取得ステップS11’において、情報取得部51は、無人航空機1の情報D1と、対象物2の情報D2と、を時系列的に順次取得する。
相対距離判定ステップS12’において、相対距離判定部52は、相対距離判定ステップS11’において情報取得部51で取得された第1位置情報D11と第2位置情報D21とから得られる相対距離Lが、予め設定された下限相対距離R以下であることを順次判定する。
移動制御ステップS13’において、移動制御部53は、相対距離判定部52による、相対距離Lが下限相対距離R以下である判定結果に応じて、情報取得ステップS11’において情報取得部51で取得された第1移動速度情報D11と、第1移動方向情報D12と、移動速度情報D22と、移動方向情報D23と、に基づいて、無人航空機1の移動をさらに制御する。
1 無人航空機
11 ローター
12 ローター用モーター
13 アーム
14 制御ユニット
141 CPU
142 ROM
143 RAM
144 保存部
145 I/F
146 内部バス
15 バッテリー
16 (無人航空機の)位置
17 (無人航空機の)下限相対距離
18 (無人航空機の)予防相対距離
2、2’ 対象物
20 他の無人航空機
26 (対象物の)位置
27 (対象物の)下限相対距離
28 (対象物の)予防相対距離
3 サーバ
4 無線通信網
50 フライトコントローラ
51 情報取得部
52 相対距離判定部
53 移動制御部
54 無線通信部
55 ESC
L 相対距離
R 下限相対距離
S 予防相対距離
S11 情報取得ステップ
S12 相対距離判定ステップ
S13 移動制御ステップ
D1 無人航空機の情報
D11 第1位置情報
D12 第1移動速度情報
D13 第1移動方向情報
D13 第1優先度情報
D2 対象物の情報
D21 第2位置情報
D22 第2移動速度情報
D23 第2移動方向情報
D24 第2優先度情報
また、第1発明~第3発明によれば、情報取得手段は、他の無人航空機から発信される、第2位置情報と、第2移動速度情報と、第2移動方向情報と、を時系列的に順次取得する。このため、他の無人航空機が無人航空機の制御システムに制御されない未知の無人航空機であっても、無人航空機の移動を制御することができる。これにより、無人航空機の接触リスクの低減を図ることができる。
また、第1発明~第3発明によれば、情報取得手段は、第1優先度情報と、他の無人航空機から発信される第2優先度情報と、を時系列的に順次取得し、移動制御手段は、情報取得手段で取得された情報に基づいて算出される変更速度を用いて、無人航空機の移動を制御する。このため、緊急性の高い無人航空機や、到着が予定より遅れる見込みの無人航空機を、他の無人航空機に優先させやすい。これにより、無人航空機が所定時間内に目的地に到着できないリスクの低減を図ることができる。
Claims (6)
- 無人航空機の移動を制御するための無人航空機の制御システムにおいて、
前記無人航空機の位置を示す第1位置情報と、前記無人航空機の移動速度を示す第1移動速度情報と、前記無人航空機の移動方向を示す第1移動方向情報と、前記無人航空機とは異なる対象物の位置を示す第2位置情報と、前記対象物の移動速度を示す第2移動速度情報と、前記対象物の移動方向を示す第2移動方向情報と、を時系列的に順次取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段で取得された前記第1位置情報と前記第2位置情報とから得られる相対距離が、予め設定された下限相対距離以下であることを順次判定する相対距離判定手段と、
前記相対距離判定手段による、前記相対距離が前記下限相対距離以下である判定結果に応じて、前記情報取得手段で取得された前記第1移動速度情報と、前記第1移動方向情報と、前記第2移動速度情報と、前記第2移動方向情報と、に基づいて、前記無人航空機の移動を制御する移動制御手段と、を備えること
を特徴とする無人航空機の制御システム。 - 前記下限相対距離は、予め設定された、少なくとも前記情報取得手段で取得された前記第1移動速度情報に基づく算出方法により算出される変数であること
を特徴とする請求項1に記載の無人航空機の制御システム。 - 前記対象物は、他の無人航空機であり、
前記情報取得手段は、前記他の無人航空機から発信される、前記第2位置情報と、前記第2移動速度情報と、前記第2移動方向情報と、を時系列的に順次取得すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の無人航空機の制御システム。 - 前記情報取得手段は、
前記無人航空機の移動を、前記他の無人航空機の移動に優先させるかどうかを相対的に示す第1優先度情報と、
前記他の無人航空機から発信され、前記他の無人航空機の移動を、前記他の無人航空機以外の無人航空機の移動に優先させるかどうかを相対的に示す第2優先度情報と、
をさらに時系列的に順次取得し、
前記移動制御手段は、前記情報取得手段で取得された情報に基づいて算出される変更速度を用いて、前記無人航空機の移動を制御すること
を特徴とする請求項3に記載の無人航空機の制御システム。 - 前記相対距離判定手段は、前記情報取得手段で取得された、前記第1位置情報と前記第2位置情報とから得られる相対距離が、前記下限相対距離よりも大きい予め設定された予防相対距離以下であることを順次判定し、
前記移動制御手段は、前記相対距離判定手段による、前記相対距離が前記予防相対距離以下である判定結果に応じて、前記情報取得手段で取得された前記第1位置情報と前記第2位置情報と、に基づいて、前記無人航空機の移動を制御すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の無人航空機の制御システム。 - 無人航空機の移動を制御するための無人航空機の制御プログラムにおいて、
前記無人航空機の位置を示す第1位置情報と、前記無人航空機の移動速度を示す第1移動速度情報と、前記無人航空機の移動方向を示す第1移動方向情報と、前記無人航空機とは異なる対象物の位置を示す第2位置情報と、前記対象物の移動速度を示す第2移動速度情報と、前記対象物の移動方向を示す第2移動方向情報と、を時系列的に順次取得する情報取得ステップと、
前記情報取得ステップで取得された前記第1位置情報と前記第2位置情報とから得られる相対距離が、予め設定された下限相対距離以下であることを順次判定する相対距離判定ステップと、
前記相対距離判定ステップによる、前記相対距離が前記下限相対距離以下である判定結果に応じて、前記情報取得ステップで取得された前記第1移動速度情報と、前記第1移動方向情報と、前記第2移動速度情報と、前記第2移動方向情報と、に基づいて、前記無人航空機の移動を制御する移動制御ステップと、をコンピュータに実行させること
を特徴とする無人航空機の制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022159508A JP7231298B1 (ja) | 2022-10-03 | 2022-10-03 | 無人航空機の制御システム、及び無人航空機の制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022159508A JP7231298B1 (ja) | 2022-10-03 | 2022-10-03 | 無人航空機の制御システム、及び無人航空機の制御プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7231298B1 JP7231298B1 (ja) | 2023-03-01 |
JP2024053323A true JP2024053323A (ja) | 2024-04-15 |
Family
ID=85380652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022159508A Active JP7231298B1 (ja) | 2022-10-03 | 2022-10-03 | 無人航空機の制御システム、及び無人航空機の制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7231298B1 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160293018A1 (en) * | 2015-04-01 | 2016-10-06 | Korea University Research And Business Foundation | Method of controlling fleet of drones |
JP2018165931A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 株式会社ゼンリンデータコム | ドローン用管制装置、ドローン用管制方法及びドローン用管制プログラム |
WO2020209255A1 (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-15 | 株式会社ナイルワークス | ドローンシステム、ドローン、管制装置、ドローンシステムの制御方法、および、ドローンシステム制御プログラム |
CN112230676A (zh) * | 2020-10-21 | 2021-01-15 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司大理局 | 一种无人机飞行航线矫正系统、方法及相关装置 |
JP2021070413A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 井関農機株式会社 | 無人飛行体を利用した作業車両の自律走行システム |
JP2021113005A (ja) * | 2020-01-21 | 2021-08-05 | アルパイン株式会社 | 無人航空機システムおよび飛行制御方法 |
-
2022
- 2022-10-03 JP JP2022159508A patent/JP7231298B1/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160293018A1 (en) * | 2015-04-01 | 2016-10-06 | Korea University Research And Business Foundation | Method of controlling fleet of drones |
JP2018165931A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 株式会社ゼンリンデータコム | ドローン用管制装置、ドローン用管制方法及びドローン用管制プログラム |
WO2020209255A1 (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-15 | 株式会社ナイルワークス | ドローンシステム、ドローン、管制装置、ドローンシステムの制御方法、および、ドローンシステム制御プログラム |
JP2021070413A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 井関農機株式会社 | 無人飛行体を利用した作業車両の自律走行システム |
JP2021113005A (ja) * | 2020-01-21 | 2021-08-05 | アルパイン株式会社 | 無人航空機システムおよび飛行制御方法 |
CN112230676A (zh) * | 2020-10-21 | 2021-01-15 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司大理局 | 一种无人机飞行航线矫正系统、方法及相关装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7231298B1 (ja) | 2023-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11530921B2 (en) | Method of generating a collision free path of travel and computing system | |
CN109478068B (zh) | 动态地控制运载工具的方法、装置和存储介质 | |
JP5688700B2 (ja) | 移動体制御装置及び移動体制御装置を搭載した移動体 | |
US20180350086A1 (en) | System And Method Of Dynamically Filtering Depth Estimates To Generate A Volumetric Map Of A Three-Dimensional Environment Having An Adjustable Maximum Depth | |
WO2018058442A1 (zh) | 路径规划的方法、装置、飞行控制系统、全方位避障系统与无人机 | |
EP3128386B1 (en) | Method and device for tracking a moving target from an air vehicle | |
EP3531223B1 (en) | Obstacle avoidance method and aircraft | |
US11014650B2 (en) | Moving body, moving body control system, moving body control method, interface device, and recording medium having program recorded thereon | |
US10386857B2 (en) | Sensor-centric path planning and control for robotic vehicles | |
JP2014149622A (ja) | 自律飛行ロボット | |
US11982758B2 (en) | Relay point generation method and apparatus, and unmanned aerial vehicle | |
US20210122466A1 (en) | Aerial vehicle with differential control mechanisms | |
US20210394781A1 (en) | Dual lidar sensor for annotated point cloud generation | |
JP7106417B2 (ja) | 飛行計画算出装置及びプログラム | |
CN109073747A (zh) | 一种无人飞行器及无人飞行器的避障控制方法 | |
CN116830057A (zh) | 无人机(uav)集群控制 | |
KR20210075647A (ko) | 깊이 카메라를 이용한 무인 비행체의 비행 제어를 위한 학습 방법 및 장치 | |
WO2022126397A1 (zh) | 传感器的数据融合方法、设备及存储介质 | |
JP6900029B2 (ja) | 無人航空機、位置推定装置、飛行制御装置、位置推定方法、制御方法及びプログラム | |
JP2019191888A (ja) | 無人飛行体、無人飛行方法及び無人飛行プログラム | |
JP7231298B1 (ja) | 無人航空機の制御システム、及び無人航空機の制御プログラム | |
EP4010738A2 (en) | A lidar device, system and a control method of the same | |
KR102368734B1 (ko) | 드론 및 드론 제어 방법 | |
WO2022004385A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム | |
WO2019193811A1 (ja) | 制御装置、制御方法、および、プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221101 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20221101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7231298 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |