JP2021070173A - ウエハの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】単結晶の切断加工後に形成される複数のウエハの倒れによるウエハ割れ等の破損を防止する。【解決手段】ウエハの製造方法は、単結晶Cを切断して複数のウエハを製造する方法であって、単結晶Cの周面の一部を接着剤10により台座7に接着することと、ワイヤーソー装置1を用いて、加工液Lを供給しつつワイヤー3及び砥粒により、台座7に接着された単結晶Cを切断して、台座7に接着された複数のウエハを形成することと、単結晶Cの切断により形成された台座7に接着された複数のウエハに加工液Lが付着した状態で保持した後、台座7に接着された複数のウエハを台座7から剥離することと、を含み、加工液Lは、硬化した接着剤10の接着力を低下させる液である。【選択図】図2

Description

本発明は、ウエハの製造方法に関する。
ウエハは、単結晶を切断して製造される。例えば、特許文献1に記載のワイヤーソー装置による単結晶の切断方法においては、3本の主軸ローラーを有し、主軸ローラー外周には目標とするウエハの厚みに合わせたピッチで溝が形成され、一本のワイヤーを主軸ローラーの溝に沿って巻き回しされたワイヤーソー装置を用いる。そして、主軸ローラーを回転させてワイヤーを走行させると共に、複数の単結晶が固定された本体テーブルを動作させて単結晶をワイヤーに押し付けることにより、複数の単結晶を同時に切断して、多数のウエハを形成する。この切断の方法では、所定の間隔で並行する複数の極細のワイヤー列に単結晶を押し当て、ワイヤー列を線方向に送りながら、単結晶とワイヤー列との間に砥粒を含む加工液(スラリーともいう)を供給することによって研磨切断する方式、あるいは、ダイヤモンドを電着もしくは接着剤によって固定したワイヤーを線方向に送りながら、単結晶を研磨切断する方式を用いて、一定の厚さの多数のウエハを同時に形成する。
単結晶を切断してウエハを形成する従来の手順では、まず、接着剤により単結晶を固定した台座を、スライス台に固定し、このスライス台をワイヤーソー装置に設置する。次に、ワイヤーソー装置による切断を開始して、スライス台を加工位置に移動させることにより、単結晶を切断する。この切断では、台座を5mm程度まで切断する。この切断加工により形成されるウエハは、厚みが0.2mm〜2mm程度になり、その周面が部分的に接着剤のみで台座に保持されている。そして、この状態のまま、ワイヤーソー装置から、ウエハが台座を介して保持されるスライス台を取り出し、台座とウエハとの接着を剥がす剥離作業が行われることにより、ウエハが個々に取り出される。例えば、特許文献2には、切断後のウエハの取り扱い中や、台座とウエハとの接着を剥がす剥離作業中におけるウエハの割れ等の破損の防止のため、押さえ治具を用いることが記載されている。
特開2001−001248号公報 特開2018−192750号公報
上記の方法の場合、ワイヤーソー装置による単結晶の切断加工により形成されたウエハは、ウエハの円周面の一部が台座に接着剤で固定されているため、その後、台座とウエハとの接着剤を剥がす剥離作業が行われている。剥離作業は、例えば、特許文献2に記載されるように、単結晶と台座との固定及び台座とスライス台との固定をエポキシ系接着剤により固定している場合、ワイヤーソー装置による単結晶の切断加工後の剥離作業は、ワイヤーソー装置からスライス台を取り外し、これを、剥離槽内に満たした剥離液(温水)内に浸漬し数時間保持して、接着剤の接着力が低下したことを確認した後、切断加工により形成されたウエハを1枚ずつ回収している。ワイヤーソー装置から取り外したスライス台を剥離槽内の剥離液に浸漬する際、スライス台を剥離槽まで運搬する作業や、スライス台を剥離槽内で浸漬する作業が必要とされる。切断加工により形成されたウエハは、台座で保持するための接着面積が小さくなり、ウエハの倒れによるウエハ割れ等の破損が顕著に起こりやすい状態になっている。
特に、最近は、ウエハの薄型化と大口径化により、ウエハを台座で保持するために必要な接着面積が不足する傾向にある。例えば、ウエハの厚みが0.6mm以下でウエハ径が6インチ以上の製品等の場合、小さな振動や衝撃でもウエハが倒れてしまい、生産性を悪化させる原因となっていた。
そこで、本発明は、上記状況を鑑みなされたものであり、単結晶の切断加工後に形成される複数のウエハの倒れによるウエハ割れ等の破損を防止することができるウエハの製造方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明者が鋭意研究を重ねたところ、単結晶を切断加工する際に、所定の加工液及び所定の接着剤を使用することで、単結晶の切断加工により形成された複数のウエハを台座から剥がす剥離作業を簡略化できることを見出すに至った。本発明はこのような技術的発見に基づき完成されている。
すなわち、本発明の態様によれば、単結晶を切断して複数のウエハを製造する方法であって、単結晶の周面の一部を接着剤により台座に接着することと、ワイヤーソー装置を用いて、加工液を供給しつつワイヤー及び砥粒により、台座に接着された単結晶を切断して、台座に接着された複数のウエハを形成することと、単結晶の切断により形成された台座に接着された複数のウエハに加工液が付着した状態で保持した後、台座に接着された複数のウエハを台座から剥離することと、を含み、加工液は、硬化した接着剤の接着力を低下させる液である、ウエハの製造方法が提供される。
また、単結晶の切断により形成された複数のウエハを固定することを含んでもよい。また、加工液は、pHが8以上10以下であり、接着剤は、エポキシ系接着剤であってもよい。また、剥離することは、台座に接着された複数のウエハに加工液が付着した状態で2時間以上保持することを含んでもよい。また、剥離することは、ウエハが台座に対して上方に配置された状態で保持(放置)することを含んでもよい。
本発明の態様のウエハの製造方法によれば、切断装置による単結晶の切断加工後に形成されたウエハに切断加工時に用いた加工液が付着した状態で保持(放置)することにより、台座とウエハとの接着に用いた接着剤の接着力を加工液により低下させて、台座からウエハを剥離させるため、容易に実施することができると共に、ワイヤーソー装置から取り外したスライス台を剥離槽内の剥離液に浸漬する際に必要であったスライス台の運搬の作業、及び、スライス台を剥離槽内の剥離液に浸漬する作業を必要としないので、生産性を向上させることができ、且つ、これら作業中の衝撃等によって生じる単結晶の切断加工後に形成される複数のウエハの倒れによるウエハ割れ等の破損を防止することができる。
第1実施形態に係るウエハの製造方法を示すフローチャートである。 ワイヤーソー装置の概略図である。 台座に接着された単結晶を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、ワイヤーソー装置により単結晶を切断加工する際の動作を示す斜視図である。 切断加工後に形成されたウエハ等を示す斜視図である。 剥離工程におけるウエハ、加工液及び接着剤等の状態を示す断面図である。 剥離工程におけるウエハ、加工液及び接着剤等の状態を示す断面図である。 第2実施形態に係るウエハの製造方法を示すフローチャートである。 押さえ治具の一例を示す斜視図であり、押さえ治具をスライス台に取り付けた状態を示す図である。 押さえ治具を用いた剥離工程の一例を示す斜視図である。
以下の説明において、適宜、図1などに示すXYZ直交座標系を参照する。このXYZ直交座標系は、X方向及びY方向が水平方向であり、Z方向が、X方向及びY方向に垂直な鉛直方向である。また、各方向において、適宜、矢印の先端と同じ側(方向)を+側(方向)(例、+Z側)、矢印の先端と反対側(方向)を−側(方向)(例、−Z側)と称す。例えば、鉛直方向(Z方向)において、上方が+Z側であり、下方が−Z側である。なお、各図面においては、適宜、一部又は全部が模式的に記載され、縮尺が変更されて記載される。
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るウエハの製造方法を示すフローチャートである。本実施形態のウエハの製造方法(以下、単に「ウエハの製造方法」と称すこともある)は、単結晶C(図2参照)を切断してウエハW(図5参照)を製造する方法である。ウエハの製造方法は、図1に示すように、接着工程(ステップS1)、切断工程(ステップS2)、及び剥離工程(ステップS3)を含む。なお、本明細書において、「ウエハ」とは、単結晶を切断して形成された板状の単結晶を意味する。本実施形態では、一例として、円柱状のインゴットの単結晶C、及び、円板状のウエハWを示すが、単結晶Cは円柱状以外の形状でもよく、ウエハWも同様に円板状でなくてもよい。例えば、単結晶Cは、矩形柱状であり、ウエハWは矩形状の板状でもよい。また、単結晶Cの組成は、特に限定されず、任意である。また、単結晶Cは、識別のために、円周面Scの一部を平面状に研削したオリエンテーションフラット(オリフラとも呼ぶ)、円周面Scの一部を切り欠いたノッチ等が加工される場合もある。本実施形態のウエハの製造方法では、オリフラ、ノッチ等の加工が施された単結晶C、及び、オリフラ、ノッチ等の加工が施されていない単結晶Cのいずれも用いることができる。なお、本明細書において、円柱状の単結晶Cにオリフラあるいはノッチが加工された形状は、円柱状に含まれるものとする。
まず、ウエハの製造方法で用いる単結晶を切断する切断装置(以下、単に「切断装置」と称す)について説明する。図2は、ウエハの製造方法で用いるワイヤーソー装置の概略図である。ウエハの製造方法では、切断装置として、例えば、公知のワイヤーソー装置を用いることができる。図2には、公知のワイヤーソー装置の一例として、いわゆるマルチワイヤーソー装置の例を示す。なお、図2に示すワイヤーソー装置1は一例であって、他の構成のワイヤーソー装置を用いてもよい。また、本実施形態では、切断装置として、図2に示す公知のワイヤーソー装置の例を説明するが、一例であり、ウエハの製造方法を実施可能であればワイヤーソー装置以外の切断装置を用いてもよい。例えば、切断装置は、ブレードソー等の切断装置などでもよい。
図2に示すワイヤーソー装置1は、複数の回転ローラー2a〜2cと、ワイヤー3(ワイヤー列4)と、装着部5と、液体供給部8と、ノズル9と、を備えている。回転ローラー2a〜2cは、駆動ローラーである。回転ローラー2a〜2cのそれぞれの外周には、目標とするウエハWの厚みに合わせた間隔で溝(図示せず)が形成されている。一本のワイヤー3が回転ローラー2a〜2cの溝に沿って巻き回しされ(図2参照)、所定の間隔を介して張設された複数のワイヤー3(図4参照)からなるワイヤー列4が形成される。
液体供給部8は、加工液Lをノズル9に供給する。ノズル9は、ワイヤー3と単結晶Cが接触する部分に加工液Lを供給する。ノズル9は、回転ローラー2a側、及び、回転ローラー2c側に、2つ設けられている。装着部5は、被切断物(単結晶C)を固定する。装着部5は、駆動装置(図示せず)により、上下方向に移動する。
ワイヤーソー装置1は、単結晶Cが固定されたスライス台6を、装着部5に装着し(図2参照)、装着部5に装着したスライス台6をワイヤー列4に対して、鉛直方向に相対的に移動させることにより、ワイヤー列4で単結晶Cを切断する(図4(A)、(B)参照)。単結晶Cは、スライス台6に、台座7(スライスベッド)を介して固定される。台座7は板状であり、上面及び下面が水平面である(図3参照)。台座7の一方の水平面(本実施形態では下面)には単結晶Cが接着剤10により固定され、台座7の他方の水平面(本実施形態では上面)は接着剤13によりスライス台6に固定される(図3参照)。スライス台6は、ワイヤーソー装置1の装着部5に装着され、装着部5に固定される。この装着部5は、装着したスライス台6の位置及び角度を調整可能であり、この調整により、装着部5に装着した単結晶Cを位置決めできる。スライス台6は、装着部5から取り外しが可能である。この構成により、ワイヤーソー装置1から取り外したスライス台6に台座7を介して単結晶Cを固定することができ、また、ワイヤーソー装置1により単結晶Cを切断して形成された複数のウエハW(図5参照)を、スライス台6及び台座7とともに、ワイヤーソー装置1から取り外すことができる。
ワイヤーソー装置1は、3組の回転ローラー2aと2cとの間に設けられたワイヤー列4を、円柱状の単結晶Cに対し相対的に移動させて、ワイヤー列4と単結晶Cとが接触する部分に加工液Lをノズル9により供給しつつ、装着部5に装着された単結晶Cを切断方向(図ではZ方向)へ押し付けながら、各ワイヤー3(ワイヤー列4)を一方向あるいは往復方向へ走行させることにより、単結晶Cの切断加工を行い、複数のウエハWが形成される。マルチワイヤーソー装置を用いて単結晶Cを切断する場合、1回の切断工程により、単結晶Cの多くの部位を切断できるので、単結晶Cを効率よくウエハWとして切断することができる。
ワイヤーソー装置1による切断方法では、単結晶Cを切断する方法には、単結晶Cとワイヤー3との間に砥粒を含む加工液L(スラリーともいう)を供給することによって研磨切断する方式(遊離砥粒方式)と、砥粒を電着もしくは接着剤によって固定したワイヤー3(ワイヤー列4)を線方向に送りながら、単結晶Cを研磨切断する方式(固定砥粒方式)がある。本実施形態のウエハの製造方法においては、上記のいずれの切断方式を用いることができる。
次に、図1に示す本実施形態のウエハの製造方法について詳細に説明する。ウエハの製造方法は、接着工程(ステップS1)、切断工程(ステップS2)、及び、剥離工程(ステップS3)を備える。ウエハの製造方法は、切断工程(ステップS2)において、硬化した接着剤10の接着力を低下させる加工液Lを使用し、剥離工程(ステップS3)において、切断されたウエハWに加工液Lが付着した状態で放置(保持)することを特徴としている。なお、加工液Lは、単結晶Cを切断加工する際に、単結晶Cの切断に用いる部材(例、ワイヤーソー装置1の場合はワイヤー3、ブレードソー等の場合は刃)に供給する液である。加工液Lが硬化した接着剤10の接着力を低下させる例としては、例えば、加工液Lが接着剤10を軟化、溶解、分解、膨潤、剥離させること等が挙げられる。
接着工程(ステップS1、図1参照)について説明する。図3は、台座7に接着された単結晶Cを示す斜視図である。接着工程(ステップS1)では、図3に示すように、単結晶Cの円周面Scの一部を接着剤10により台座7に接着する。接着により、単結晶Cは、台座7に固定される。単結晶Cは、中心軸AX1が水平面と平行になるように台座7の上面に配置される。台座7と単結晶Cとの接着に用いられる接着剤10は、硬化した後に、加工液Lにより接着力が低下するものが用いられる。接着剤10については後にさらに説明する。
単結晶Cを接着した台座7は、接着剤13により、スライス台6に固定される(図3参照)。台座7とスライス台6との接着に用いる接着剤は、台座7と単結晶Cとの接着に用いられる接着剤10と同じでもよいし、異なっていてもよい。
スライス台6と台座7との接着、及び、台座7と単結晶Cとの接着は、それぞれ、強固に接着されている。台座7と単結晶Cとの接着部12は、接着部12の外周部の側面(厚み)のみが外部に露出している(図3参照)。また、スライス台6と台座7との接着部13も、上記と同様に、接着部13の外周部の側面(厚み)部分のみが外部に露出している(図3参照)。なお、接着部12及び接着部13は、それぞれ、接着剤が硬化して形成された部分である。
次に、切断工程(ステップS2)について説明する。切断工程(ステップS2)では、ワイヤーソー装置1を用いて、加工液Lを供給しつつワイヤー3(ワイヤー列4)及び砥粒により、台座7に接着された単結晶Cを切断して、台座7に接着された複数のウエハWを形成する。
図4(A)及び(B)は、ワイヤーソー装置1により単結晶Cを切断加工する際の動作を示す斜視図である。切断工程(ステップS2)では、図4(A)及び(B)に示すように、ワイヤーソー装置1は、ワイヤー列4を、円柱状の単結晶Cに対し相対的に移動させて、ワイヤー列4と単結晶Cとが接触する部分に加工液Lをノズル9により供給しつつ、台座7に接着された単結晶Cを切断方向(図ではZ方向)へ押し付けながら、各ワイヤー3(ワイヤー列4)を一方向あるいは往復方向へ走行させることにより、単結晶Cの切断加工を行い、台座7に接着され且つ間隔をおいて並ぶ複数のウエハWが形成される。
本実施形態では、ワイヤーソー装置1により単結晶CをウエハWに切断している時、加工液Lはワイヤー3における切断部(ワイヤー3と単結晶Cとが接触する部分)の近傍に供給される(かかる)ようにノズル9の向きが設定されており、加工液Lが、直接接着部12にかかることが少なくなっている。また、上述したように、台座7と単結晶Cとの接着部12において、外部に露出している部分は、接着部12の外周部の側面部分のみであり、外周部の側面部分の一部が加工液Lによって接着力が低下したとしても単結晶Cの接着力に影響することは少ない。
上記したように、単結晶Cを切断加工する方法には、単結晶Cとワイヤー3との間に砥粒を含む加工液Lを供給することによって研磨切断する方式(遊離砥粒方式)と、砥粒を電着もしくは接着剤によって固定したワイヤー3(ワイヤー列4)を線方向に送りながら、単結晶Cを研磨切断する方式(固定砥粒方式)がある。固定砥粒方式の場合も、ワイヤー3(ワイヤー列4)と単結晶Cとが接触する部分に加工液Lを供給しつつ、単結晶Cの切断加工が行われる。
遊離砥粒方式に用いられる加工液Lとしては、油性の加工液Lに砥粒を混合させたスラリーを使用することが多い。
なお、近年は、遊離砥粒方式に用いられる加工液Lとして、水溶性の加工液Lを用いる場合もある。このような水溶性の加工液Lとして、例えば、アミン系やグリコール系成分を含む水性スラリーを用いることができる。水溶性の加工液Lが、グリコール系成分を含む場合、親和性(界面活性)や浸透性を向上させることができる。また、水溶性の加工液Lを用いる場合、油性の加工液Lを用いる場合と比べて、使用後のリサイクルや廃液処理などの問題が軽減され、引火も防止できる。
固定砥粒方式の加工液Lとしても、水溶性の加工液Lの使用が主流となっている。このような水溶性の加工液Lは、親和性(界面活性)や浸透性を向上させる目的でグリコール系成分を含むものを用いることができる。水溶性の加工液Lは、耐錆性等の観点から、pHがアルカリ側に設定され、例えば、水溶性の加工液Lは、pHが8以上10以下に設定される。水溶性の加工液LのpHが8以上10以下の範囲である場合、pHが10を超える加工液Lを用いる場合と比べて、アルカリ度が低いため扱いやすい。
固定砥粒方式及び遊離砥粒方式に用いる油性又は水溶性の加工液Lは、硬化した接着剤10の接着力を低下させるものであれば、特に限定されない。
ここで、接着工程(ステップS1)で用いる接着剤10について説明する。接着剤10は、硬化後の接着力が加工液Lにより低下するものを用いることができる。加工液Lにおける硬化した接着剤10の接着力を低下させる特性(特性の有無、接着力を低下させる速度等)は、接着剤10と加工液Lとの組み合わせに依存するものであるが、予備実験を行うことにより、加工液Lにおける硬化した接着剤10の接着力を低下させることができる接着剤10と加工液Lとの組み合わせを選択することができる。
例えば、加工液Lが、水性でありアルカリ性(pHが8以上10以下)である場合、接着剤10は、アルカリ性で接着剤10の接着力が低下するものを用いることができる。アルカリ性で接着剤10の接着力が低下する接着剤10としては、例えばエポキシ系の接着剤10等が挙げられる。エポキシ系の接着剤10は、アルカリ性で軟化する。上記のように、接着剤10と加工液Lとの組み合わせとして、例えば、アルカリ性の水溶性の加工液Lとエポキシ系の接着剤10とを選定することで、加工液Lで接着剤10を軟化させて接着力を低下させることができ、本実施形態の効果を得ることができる。
本実施形態では、切断工程(ステップS2)において、ワイヤー3(ワイヤー列4)により、単結晶Cを確実に切断するため、図4(B)に示すように、台座7の一部まで切断する。図4(B)に示す状態では、ウエハWと台座7の接着部12も切断されるため、接着部12の側面が露出し(図7参照)、かつ、切断されたウエハWの接着面積は、切断されたウエハWの厚み(図7ではX方向の寸法)に応じた面積となる。ウエハWの厚みは、年々、薄化されてきており、例えば0.6mm以下である。このため、ウエハWの接着面積が小さい部分に、切断によりウエハWの個々の接着部12の側面が外部に露出しており、側面が軟化(溶解、分解)した場合、接着剤10の接着力は低下する(図7参照)。
切断工程(ステップS2)において、図4(B)に示す状態の後、単結晶Cからワイヤー列4が抜かれ、切断工程が終了となる。
切断工程(ステップS2)に続き、剥離工程(ステップS3、図1参照)を行う。剥離工程(ステップS3)では、切断加工により形成された台座7に接着された複数のウエハWに加工液Lが付着した状態で保持した後、台座7に接着された複数のウエハWを台座7から剥離する。
以下、剥離工程(ステップS3)を、図5から図7を参照し、詳細に説明する。図5は、切断加工後に形成されたウエハを示す斜視図である。図6及び図7は、剥離工程におけるウエハ、加工液及び接着剤等の状態を示す断面図である。
剥離工程(ステップS3)では、まず、切断工程(ステップS2)の終了後、図5に示すように、ワイヤーソー装置1よりスライス台6を取り外し、加工液Lが付着した状態でウエハWが台座7に対して上方になるように配置された状態で保持(放置)する。保持(放置)は、ウエハWに対して衝撃を与えることを抑制してウエハWの破損を防止する観点から、ワイヤーソー装置1の近傍で静置することにより、行われることが好ましい。
通常、切断加工の終了後、切断加工時に使用した加工液Lが、ウエハWに付着している。加工液Lが付着した状態でウエハWが台座7に対して上方になるように配置された状態で放置(保持)することにより、図6に示すように、加工液Lが下方に移動する。加工液Lが下方に移動することで、加工液Lと接着剤10(接着部12)とが接触しやすくなるため、加工液Lによる接着剤10の接着力の低下をより確実に実施することができる。
上記の保持は、例えば、ウエハWが転倒せずに台座7に保持され、且つ、加工液Lにより接着剤10の接着力が低下し、人間の手の力によりウエハWを台座7から剥離が可能な状態となるまで行われる。
上記の保持は、作業の容易性の観点からは室温で行うのが好ましいが、放置する際の温度は特に制限されない。また、放置の時間は、特に制限はないが、作業の容易性の観点から、2時間以上であるのが好ましく、2時間以上5時間以下であるのがより好ましい。
なお、ウエハWに加工液Lの付着が少ない場合等において、接着剤10(接着部12)の近辺に加工液Lを供給してもよい。この加工液Lの供給は、ワイヤーソー装置1のノズル9から供給してもよいし、また、ノズル9から加工液Lを供給するのではなく、ユーザが手作業で供給してもよい。
上記の保持の後、加工液Lは、硬化した接着剤10の接着力を低下させる。例えば、アルカリ性の水溶性の加工液Lは、図7に示すように、硬化したエポキシ系の接着剤10を軟化させ、接着力を低下させる。
上記の保持によって接着剤10の接着力が低下した後、図7に示すように、ウエハWを台座7から容易に剥離することが可能となる。例えば、ウエハピンセット等の把持具を用いて、ウエハWを上方に引き上げることにより、ウエハWを台座7から容易に剥離することができる。台座7から回収したウエハWは、例えば、収納容器(ウエハケース)等に収納される。
以上のように、本実施形態のウエハの製造方法は、単結晶Cを切断して複数のウエハWを製造する方法であって、単結晶Cの周面の一部を接着剤10により台座7に接着することと、ワイヤーソー装置1を用いて、加工液Lを供給しつつワイヤー3及び砥粒により、台座7に接着された単結晶Cを切断して、台座7に接着された複数のウエハWを形成することと、切断により形成された台座7に接着された複数のウエハWに加工液Lが付着した状態で保持した後、台座7に接着された複数のウエハWを台座7から剥離することと、を含み、加工液Lは、硬化した接着剤10の接着力を低下させる液である。なお、これら以外の構成は、ウエハの製造方法において、任意の構成である。
上記のウエハの製造方法によれば、ワイヤーソー装置1(切断装置)による単結晶Cの切断加工後に形成されたウエハWに切断加工時に用いた加工液Lが付着した状態で放置することにより、台座7とウエハWとの接着に用いた接着剤10の接着力を加工液Lにより低下させて、台座7からウエハWを剥離させるため、容易に実施することができると共に、ワイヤーソー装置1から取り外したスライス台6を剥離槽内の剥離液に浸漬する際に必要であったスライス台6の運搬の作業、及び、スライス台6を剥離槽内の剥離液に浸漬する作業を必要としないので、生産性を向上させることができ、且つ、これら作業中の衝撃等によって生じる単結晶の切断加工後に形成される複数のウエハの倒れによるウエハ割れ等の破損を防止することができる。
なお、本実施形態のウエハの製造方法は、単結晶Cの組成が、タンタル酸リチウム(LiTaO(LT))、ニオブ酸リチウム(LiNbO(LN))等の脆性材料である場合、上記したウエハWの割れ等を抑制する効果が、従来の方法に対して、より顕著となる。したがって、本実施形態のウエハの切断方法は、タンタル酸リチウム(LiTaO(LT))、ニオブ酸リチウム(LiNbO(LN))等の脆性材料の単結晶CからウエハWを形成する際に、好適に用いることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。図8は、第2実施形態に係るウエハの製造方法を示すフローチャートである。
図8に示す第2実施形態のウエハの製造方法は、接着工程(ステップS1)、切断工程(ステップS2)、固定工程(ステップS4)、及び、剥離工程(ステップS3)を備える。第2実施形態のウエハの製造方法において、接着工程(ステップS1)、切断工程(ステップS2)、及び、剥離工程(ステップS3)は、第1実施形態と同様である。以下、第1実施形態と異なる固定工程(ステップS4)を中心に説明する。
固定工程(ステップS4)では、切断工程(ステップS2)の切断加工により形成された複数のウエハWを固定する。この固定では、例えば、図5に示した台座7に形成された複数のウエハWの位置がずれないように固定する。本実施形態では、特許文献2(特開2018−192750号公報)に開示される押さえ治具を用いた例を説明する。
図9は、押さえ治具の一例を示す斜視図である。図9では、切断工程(ステップS2)により形成された台座7に接着された複数のウエハWを、押さえ治具Zにより固定している状態を示している。
本実施形態の押さえ治具Zは、図9に示すように、取り付け部32、端面押さえ部33、及び、押さえ部34を備える。図9には、取り付け部32、端面押さえ部33、及び、押さえ部34を組立てた状態を示しているが、取り付け部32、端面押さえ部33、及び、押さえ部34は、分離可能に形成されている。
取り付け部32は、図9に示すように、ワイヤーソー装置1のスライス台6に取り付け可能に形成されている。+X側及び−X側の取り付け部32は、それぞれ、スライス台6を挟みこむクランプ部32aを備える。押さえ治具Zは、各取り付け部32のクランプ部32aでスライス台6の下部を挟みこむことで、ワイヤーソー装置1のスライス台6に取り付けられる。
端面押さえ部33は、複数のウエハWの+X側及び−X側に設けられる。+X側及び−X側の端面押さえ部33は、それぞれ、複数のウエハWにおいて両端に配置されるウエハWの端面を支持する。端面押さえ部33は、ウエハWに接触する部分に弾性体が設けられる。端面押さえ部33は、複数のウエハWにおいて、両端のウエハWの倒れを抑制する。各端面押さえ部33は、接続部37a及び接続部37bを介して、取り付け部32に接続される(図9参照)。接続部37bは、X方向に移動可能であり、端面押さえ部33をX方向における所定位置に固定する。
押さえ部34は、第1押さえ部34a、及び第2押さえ部34bを備える。第1押さえ部34a及び第2押さえ部34bは、L字状の部材である。第1押さえ部34aは、端面押さえ部33に対してZ方向に移動可能に接続される。第1押さえ部34aは、自身(第1押さえ部34a)と台座7とにより、複数のウエハWの円周面Scを挟みこんで、複数のウエハWを固定する。第1押さえ部34aは、ウエハWに接触する部分に弾性体が設けられる。第1押さえ部34aは、Z方向に移動可能であり、ウエハWに接触させる強さを調整できる。
第2押さえ部34bは、複数のウエハWの+Y側及び−Y側に設けられる。+Y側及び−Y側の第2押さえ部34bは、端面押さえ部33に対してY方向に移動可能に接続される。+Y側及び−Y側の第2押さえ部34bは、複数のウエハWの円周面Scを+Y側及び−Y側から挟みこんで、複数のウエハWを固定する。第2押さえ部34bは、ウエハWに接触する部分に弾性体が設けられる。+Y側及び−Y側の第2押さえ部34bは、それぞれ、Y方向に移動可能であり、ウエハWに接触させる強さを調整できる。
固定工程(ステップS4)では、図9に示すように、上記の押さえ治具Zにより、複数のウエハWが形成された台座7がスライス台6に固定された状態で、複数のウエハWを固定する。
図10は、押さえ治具Zを用いた剥離工程の一例を示す斜視図である。本実施形態の剥離工程(ステップS3)では、図10に示すように、押さえ治具Zにより複数のウエハWを固定した状態で、ワイヤーソー装置1よりスライス台6を取り外し、加工液Lが付着した状態でウエハWが台座7に対して上方になるように配置された状態で保持(放置)する。この際、複数のウエハWが押さえ治具Zで固定されているので、ウエハWの倒れによるウエハ割れ等の破損を、より確実に防止することができる。
上記保持の後、複数のウエハWを台座7から剥離する。押さえ治具Zの第1押さえ部34aを取り外した後、ウエハWを上方に移動させることにより、ウエハWを台座7から剥離する。複数のウエハWは、+Y側及び−Y側の第2押さえ部34bによって固定されている。複数のウエハWを固定した状態で上記の剥離を行うことができるので、剥離を行う際に生じるウエハWの倒れによるウエハ割れ等の破損を、より確実に防止することができる。
なお、本実施形態の固定工程(ステップS3)は、ワイヤーソー装置1よりスライス台6を取り外し、加工液Lが付着した状態でウエハWが台座7に対して上方になるように配置した後に行ってもよい。この固定は、上記した押さえ治具Zを用いて実施することができる。また、本実施形態の固定工程(ステップS3)は、台座7に形成された複数のウエハWの位置がずれないように固定することが可能であれば、上記以外の方法を用いてもよい。
以上のように、本実施形態のウエハの製造方法は、切断工程(ステップS2)の切断加工により形成された複数のウエハWを固定することを含む。この構成によれば、剥離を行う際に生じるウエハWの倒れによるウエハ割れ等の破損を、より確実に防止することができる。
以下、本発明の実施例を用いて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例によって何ら限定されるものではない
実施例は、第2実施形態のウエハの製造方法と同様に実施した。まず、タンタル酸リチウム(以下LT)の大きさφ150mm長さ100mmの単結晶Cを用意した。厚さ20mmの台座7を、エポキシ系の接着剤13によりスライス台6に固定した。そして、スライス台6に固定した台座7に、単結晶Cをエポキシ系接着剤により固定した。単結晶Cは、オリフラ部を台座7の載置面(上面)に合わせ、上記の接着剤13と同様の接着剤10で固定した。
次に、単結晶Cを台座7を介して固定したスライス台6をワイヤーソー装置1に取り付け、単結晶Cの切断加工を行い、台座7に接着され且つ所定の間隔をおいて並ぶ複数のウエハWを形成した。切断加工は、ウエハWの厚みが0.6mm、ウエハW間のピッチが0.85mmとなるように行った。切断加工の際、加工液Lは、pHが8.9の水溶性のアミン系の加工液Lとした。切断加工が終了した後、図9に示すように、押さえ治具Zをスライス台6に取り付け、複数のウエハWが形成された台座7がスライス台6に固定された状態で、複数のウエハWを固定した。
次に、押さえ治具Zを設置したスライス台6をワイヤーソー装置1から取り外し、図10に示すように、加工液Lが付着した状態でウエハWが上方になるように配置し、3時間保持(放置)した。その後、押さえ治具ZからウエハWを1枚ずつ移動させることによりウエハWを台座7から剥離し、ウエハWを収容するキャリアケースに保管した。この間、ウエハWの倒れ等不具合は発生しなかった。
実施例の結果から、上述の実施形態のウエハの製造方法は、容易に実施することができると共に、ワイヤーソー装置1から取り外したスライス台6を剥離槽内の剥離液に浸漬する際に必要であったスライス台6の運搬の作業、及び、スライス台6を剥離槽内の剥離液に浸漬する作業を必要としないので、生産性を向上させることができ、且つ、これら作業中の衝撃等によって生じる単結晶Cの切断加工後に形成される複数のウエハの倒れによるウエハ割れ等の破損を防止することができることが確認された。
1・・・ワイヤーソー装置
2a〜2c・・・回転ローラー
3・・・ワイヤー
4・・・ワイヤー列
5・・・装着部
6・・・スライス台
7・・・台座
8・・・液体供給部
9・・・ノズル
10、13・・・接着剤
12・・・接着部
C・・・単結晶
Sc・・・円周面
W・・・ウエハ
AX1・・・中心軸
Z・・・押さえ治具

Claims (5)

  1. 単結晶を切断して複数のウエハを製造する方法であって、
    前記単結晶の周面の一部を接着剤により台座に接着することと、
    ワイヤーソー装置を用いて、加工液を供給しつつワイヤー及び砥粒により、前記台座に接着された前記単結晶を切断して、前記台座に接着された前記複数のウエハを形成することと、
    前記単結晶の切断により形成された前記台座に接着された前記複数のウエハに前記加工液が付着した状態で保持した後、前記台座に接着された前記複数のウエハを前記台座から剥離することと、を含み、
    前記加工液は、硬化した前記接着剤の接着力を低下させる液である、ウエハの製造方法。
  2. 前記単結晶の切断により形成された前記複数のウエハを固定することを含む、請求項1に記載のウエハの製造方法。
  3. 前記加工液は、pHが8以上10以下であり、
    前記接着剤は、エポキシ系の接着剤である、請求項1又は請求項2に記載のウエハの製造方法。
  4. 前記剥離することは、前記台座に接着された前記複数のウエハに前記加工液が付着した状態で2時間以上保持することを含む、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のウエハの製造方法。
  5. 前記剥離することは、前記ウエハが前記台座に対して上方に配置された状態で保持することを含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のウエハの製造方法。
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