JP2021069146A - モータ制御装置、磁石温度推定器、および磁石温度推定方法 - Google Patents

モータ制御装置、磁石温度推定器、および磁石温度推定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021069146A
JP2021069146A JP2019190887A JP2019190887A JP2021069146A JP 2021069146 A JP2021069146 A JP 2021069146A JP 2019190887 A JP2019190887 A JP 2019190887A JP 2019190887 A JP2019190887 A JP 2019190887A JP 2021069146 A JP2021069146 A JP 2021069146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
magnet
motor
coil
cooling oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019190887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7349879B2 (ja
Inventor
佐藤 弘明
Hiroaki Sato
弘明 佐藤
安島 俊幸
Toshiyuki Yasujima
俊幸 安島
重幸 野々村
Shigeyuki Nonomura
重幸 野々村
恒平 明円
Kohei Myoen
恒平 明円
永呉 岸本
Eigo Kishimoto
永呉 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Astemo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Astemo Ltd filed Critical Hitachi Astemo Ltd
Priority to JP2019190887A priority Critical patent/JP7349879B2/ja
Priority to PCT/JP2020/034407 priority patent/WO2021075186A1/ja
Publication of JP2021069146A publication Critical patent/JP2021069146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7349879B2 publication Critical patent/JP7349879B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
    • H02P29/60Controlling or determining the temperature of the motor or of the drive
    • H02P29/64Controlling or determining the temperature of the winding
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
    • H02P29/60Controlling or determining the temperature of the motor or of the drive
    • H02P29/66Controlling or determining the temperature of the rotor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】永久磁石同期モータの永久磁石の磁石温度を簡易な構成ながらも精度良く推定することができる磁石温度推定器を備えるモータ制御装置、その磁石温度推定器、および磁石温度推定方法を提供する。【解決手段】磁石温度推定器400は、モータ300の固定子に巻回されるコイル380の温度に応じて変化する第一の係数と、モータ300を冷却する冷却油340の温度に応じて変化する第二の係数と、を用いて、モータ300の回転子310に取り付けられる永久磁石の磁石温度を推定する。【選択図】図2

Description

本発明は、モータの回転子に取り付けられる永久磁石の温度を推定する磁石温度推定器を備えるモータ制御装置、その磁石温度推定器、および磁石温度推定方法に関する。
電動化車両における主機モータでは、回転子に永久磁石を備えた埋込型永久磁石同期モータ(PMモータ)が頻繁に用いられている。
一般に、永久磁石は高温状態になると減磁することが知られており、所定の温度を超えると不可逆減磁が発生する。このため、永久磁石の温度を検出する技術が求められているが、永久磁石は回転子に埋め込まれているため、温度センサを取り付けて温度を計測することができない。そこで、永久磁石の温度を推定する技術が求められている。
永久磁石の温度を推定する技術には、PMモータのコイルや冷却油の温度から永久磁石の温度を推定するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−102102号公報
永久磁石の温度推定に対しては、PMモータの運転状態に依らず高精度に温度を推定できることや、簡易な方法で温度を推定できることが要求される。
前述の特許文献1に記載の従来技術では、PMモータの運転状態(PMモータの回転数やトルク)に応じて推定式を切り替えることで永久磁石の温度を推定する。このため、複数の推定式の定数を事前に調整しなければならず、開発コストの増大やソフトウェアの処理負荷の増大が発生する。また、推定式の数を減らすことでコストの増大やソフトウェアの処理負荷の増大を抑えることができるが、高精度に温度を推定できなくなる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成でありながらも、モータの永久磁石の温度を精度良く推定することができる磁石温度推定器を備えるモータ制御装置、その磁石温度推定器、および磁石温度推定方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によるモータ制御装置は、永久磁石が取り付けられた回転子とコイルが巻回された固定子とを有するモータと、前記コイルの温度を検出するコイル温度検出部と、前記モータを冷却する冷却油の温度を検出する冷却油温度検出部と、前記コイル温度検出部の検出値と前記冷却油温度検出部の検出値とを用いて、前記モータの前記永久磁石の磁石温度を推定する磁石温度推定器と、を備え、前記磁石温度推定器は、前記コイル温度検出部の検出値に応じて変化する第一の係数と、前記冷却油温度検出部の検出値に応じて変化する第二の係数と、を用いて、前記磁石温度を推定する。
本発明によれば、簡易な構成でありながらも、モータの磁石温度を精度良く推定することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る第一の実施形態におけるモータ制御装置の構成図である。 図1における磁石温度推定器の構成図である。 本実施形態におけるモータの熱等価回路を示す熱回路図である。 図3におけるコイルの発熱量が大きく冷却油の温度が低い場合の熱流量を示す図である。 図3におけるコイルの発熱量が大きく冷却油の温度が高い場合の熱流量を示す図である。 図3における熱抵抗RocをRomとRcmの変化で表した熱回路図である。 図2におけるコイル温度関数と冷却油温度関数の入力をコイルと冷却油の温度差とした、第一の実施形態の他例の磁石温度推定器の構成図である。 本発明に係る第二の実施形態におけるモータ制御装置の構成図である。 図8における磁石温度推定器の構成図である。 図9におけるコイル温度関数と冷却油温度関数の入力をコイルと冷却油の温度差とした、第二の実施形態の他例の磁石温度推定器の構成図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。各図において、参照番号が同一のものは同一の構成要件あるいは類似の機能を備えた構成要件を示している。
[第一の実施形態]
図1は、本発明に係る第一の実施形態におけるモータ制御装置800の構成を示す。
モータ制御装置800は、例えば電動化車両の駆動システムに搭載され、モータ300とモータ駆動装置100と磁石温度推定器400を有している。
モータ駆動装置100は、図示しないが、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、データやプログラムなどを格納するメモリなどを備えるコンピュータ(マイコン)で構成されている。本実施形態では、モータ駆動装置100は、電流検出部120、電流制御部110、インバータ130、電流指令生成部140を有している。
バッテリ200は、モータ駆動装置100の直流電圧源である。バッテリ200に蓄電される直流電力は、モータ駆動装置100のインバータ130によって、可変電圧・可変周波数の3相交流電力に変換される。インバータ130は、この3相交流電力をモータ300に供給する。
モータ300は、3相交流電力の供給により回転駆動される同期モータである。なお、モータ300として、本実施形態では、永久磁石同期モータが適用される。モータ300は、回転子310と、回転角センサ320と、固定子330と、固定子330に巻回されるコイル380と、冷却油340と、冷却油340の温度を検出する冷却油温度検出部350と、コイル380の温度を検出するコイル温度検出部360から構成されている。
回転子310には永久磁石(以下、単に磁石ということがある)が取り付けられており、例えばネオジム磁石である。また、モータ300は、永久磁石を回転子の表面に設置した表面磁石型モータでもよいし、永久磁石を回転子に埋め込んだ埋込磁石型モータでもよい。
また、モータ300には、モータ300の誘起電圧の位相に合わせて3相交流電圧の位相を制御するために、前記回転角センサとしてレゾルバ320が取り付けられている。レゾルバ320は、鉄心と巻線とから構成されるので、耐使用環境性に優れているが、回転角センサとしては、GMRセンサや、ホール素子を用いたセンサを適用してもよい。
固定子330にはコイル380として銅線が巻回されており、コイル380の温度を検出するコイル温度検出部360として温度センサが備えられている。本実施形態ではコイル380の温度を用いているが、その他の方法として固定子330の温度を検出して使用してもよい。
モータ300は、モータ300を冷却するために冷却油340を有している。冷却油340は、冷却油ポンプ370などによって循環してモータ300を冷却する。また、この冷却油340の温度を検出する冷却油温度検出部350として温度センサなどを有している。
モータ駆動装置100は、モータ300の出力を制御するための電流制御機能を有しているが、本実施形態では、次のように、いわゆるベクトル制御が適用される。
電流検出部120は、電流センサ(例えば、CT(Current Transformer))によって検出される3相のモータ電流値(Iu、Iv、Iw)を、レゾルバ320によって検出されるモータ300の回転角度θに応じてdq変換して、dq軸電流検出値(Id、Iq)を出力する。電流制御部110は、dq軸電流検出値(Id、Iq)と、電流指令生成部140にて作成されるdq軸電流指令値(Id*、Iq*)とが一致するように、dq軸電圧指令(Vd*、Vq*)を作成して出力する。電流指令生成部140は、上位制御部(図示せず)よりモータ300を駆動するためのトルク指令を受信し、dq軸電流指令(Id*、Iq*)を演算する。
インバータ130においては、dq軸電圧指令(Vd*、Vq*)を回転角度θに応じて3相のモータ電圧指令(Vu*、Vv*、Vw*)に変換し、3相のモータ電圧指令を変調波とするパルス幅変調(PWM)により作成されるドライブ信号が作成される。このドライブ信号によって、インバータ130における主回路を構成する半導体スイッチ素子をオン/オフ制御することにより、インバータ130は、モータ電圧指令に応じて3相の電圧(Vu、Vv、Vw)をモータ300に出力する。
磁石温度推定器400は、コイル温度検出部360によって検出されたコイル380の温度と、冷却油温度検出部350によって検出された冷却油340の温度を受信し、これらに基づいて回転子310に取り付けられた永久磁石の温度(磁石温度)を推定する。本実施形態では、推定磁石温度(以下、磁石温度推定値ともいう)は、例えば電流指令生成部140に送信される。推定磁石温度が所定の温度より高い場合、電流指令生成部140では磁石の温度上昇を防ぐためにモータ300の機械出力(トルク×回転数)を抑えるようにトルク指令或いは電流指令を調整することが行われ、電流指令値(Id*、Iq*)として電流制御部110に送信される。
続いて、本実施形態における磁石温度推定器400の動作について、図2を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態における磁石温度推定器400の構成を示したものである。磁石温度推定器400は、コイル温度関数410と、冷却油温度関数420と、第一の乗算器430と、第二の乗算器440と、加算器450を備えている。
コイル温度関数410は、コイル温度検出部360によって検出されたコイル温度(コイル温度検出部360の検出値)を入力とし、第一の係数を出力する。
冷却油温度関数420は、冷却油温度検出部350によって検出された冷却油温度(冷却油温度検出部350の検出値)を入力とし、第二の係数を出力する。
第一の乗算器430は、第一の係数とコイル温度を乗算する。第二の乗算器440は、第二の係数と冷却油温度を乗算する。加算器450では、第一の乗算器430の出力(乗算値)と第二の乗算器440の出力(乗算値)を加算し、推定磁石温度として出力する。
続いて、コイル温度関数410と冷却油温度関数420について図3〜図6を参照しながら説明する。本実施形態のように、回転子310に取り付けられた永久磁石の磁石温度は、固定子330に巻回されたコイル380の温度と冷却油340の温度を基に、図3に示したような熱回路から求められる。図3の熱回路は、コイル、磁石、冷却油が熱抵抗(Roc、Rom、Rcm)で接続されたものである。図3の熱回路で磁石温度を求める場合、3つの熱抵抗とコイル温度と冷却油温度が既知であれば求められるが、熱抵抗を正確に把握することは困難である。そのため、例えば特許文献1のようにモータ300の運転状態(回転数・トルク)に応じて推定式を変更したり、熱抵抗を変えたりすることで求められている。ところが、3つの熱抵抗をモータ300の運転状態に応じてどのように変化させるかは、実験的に求められることが多く、実験作業や熱抵抗の同定作業が生じるため、開発コストの増大や磁石温度推定器の複雑化を招いていた。本実施形態は、このような開発コストの増大や磁石温度推定器の複雑化を防ぐものである。
図4は、本実施形態におけるモータ300において、コイル380の発熱量が大きく、冷却油340の温度が低い時の熱回路(図3と同形)の動作を示したものである。発熱源であるコイル380の発熱量が大きく、冷却油340の温度が低い場合、コイル380と冷却油340の温度差が大きいため、コイル380の発熱は冷却油340へ伝わりやすく、コイル380から冷却油340への熱流量が大きくなる。冷却油340への熱流量が大きいため、コイル380から磁石への熱流量は小さくなる。
一方、図5のように、発熱源であるコイル380の発熱量が大きく、冷却油340の温度が高い場合は、コイル380と冷却油340の温度差が小さいため、コイル380の発熱は冷却油340へ伝わりにくく、コイル380から冷却油340への熱流量は小さくなる。その結果、コイル380から磁石への熱流量が大きくなる。
図4、図5の動作で述べたように、コイル380の温度と冷却油340の温度によって、磁石へ伝わる熱流量が変化する。すなわち、図6に示すように、冷却油340と磁石の間の熱抵抗Romは冷却油340の温度で(冷却油340の温度に依存して)変化し、コイル380と磁石の間の熱抵抗Rcmはコイル380の温度で(コイル380の温度に依存して)変化するようにすれば、コイル380と冷却油340の間の熱抵抗Rocを考慮せずに磁石温度を推定することができ、簡易な構成とすることができるため、複雑化を防ぐことができる。図2におけるコイル温度関数410と冷却油温度関数420は、図4、図5の動作を反映するように構成されている。本実施形態におけるコイル温度関数410は、例えば以下の<数1>のように表され、冷却油温度関数420は、例えば以下の<数2>のように表される。これらのコイル温度関数410と冷却油温度関数420を用いれば、磁石温度は例えば以下の<数3>のように表すことができる。これにより、コイル温度関数410の出力である第一の係数は、コイル温度検出部360の検出値であるコイル380の温度に応じて変化し、冷却油温度関数420の出力である第二の係数は、冷却油温度検出部350の検出値である冷却油340の温度に応じて変化するものとなり、図4、図5の動作を反映するそれらの係数を用いて磁石温度(推定磁石温度)を推定できるため、複雑化を招くことなく簡易な構成で磁石温度を推定することができる。
<数1>
F1 = A×Tc + B
F1:コイル温度関数、A,B:定数、Tc:コイル温度
<数2>
F2 = C×To + D
F2:冷却油温度関数、C,D:定数、To:冷却油温度
<数3>
Tm = F1×Tc + F2×To
Tm:磁石温度
コイル温度関数410と冷却油温度関数420の決定には、予めコイル温度、磁石温度、冷却油温度を測定しておく。測定したコイル温度と冷却油温度から<数3>を使用して磁石温度推定値を計算し、計測した磁石温度と磁石温度推定値が小さくなるように、コイル温度関数410と冷却油温度関数420を決定すればよい。このとき、最小二乗法などの最適化アルゴリズムを使用することで、コイル温度関数410と冷却油温度関数420を決定することができる。これら一連の操作を、種々の運転条件(回転数・トルク・雰囲気温度)で行うことで、コイル温度関数410と冷却油温度関数420が決定できる。
本実施形態では、固定子330に巻回されるコイル380の温度を検出するコイル温度検出部360を用いたが、固定子330の温度を使用して(検出して)コイル380の温度を得てもよい。また、冷却油340の温度を冷却油温度検出部350によって得ているが、冷却油340のケースやモータ300のハウジング(図示せず)の温度を使用して(検出して)冷却油340の温度を得てもよい。
また、コイル温度関数410の入力はコイル380の温度、冷却油温度関数420の入力は冷却油340の温度としているが、いずれも図7に示すようなコイル380と冷却油340の温度差を入力とした形態でもよい。
図7に示す磁石温度推定器400Aでは、コイル温度関数410Aおよび冷却油温度関数420Aは、コイル380と冷却油340の温度差を入力とし、それぞれ第一の係数および第二の係数を出力する。第一の乗算器430Aは、第一の係数とコイル温度を乗算する。第二の乗算器440Aは、第二の係数と冷却油温度を乗算する。加算器450Aでは、第一の乗算器430Aの出力(乗算値)と第二の乗算器440Aの出力(乗算値)を加算し、推定磁石温度として出力する。
また、本実施形態では、コイル温度関数410に上記<数1>、冷却油温度関数420に上記<数2>を採用したが、2次式で表される関数や指数関数を用いてもよいことは勿論である。
以上で説明したように、本実施形態のモータ制御装置800は、永久磁石が取り付けられた回転子310とコイル380が巻回された固定子330とを有するモータ300と、前記コイル380の温度を検出するコイル温度検出部360と、前記モータ300を冷却する冷却油340の温度を検出する冷却油温度検出部350と、前記コイル温度検出部360の検出値であるコイル380の温度と前記冷却油温度検出部350の検出値である冷却油340の温度とを用いて、前記モータ300の前記永久磁石の磁石温度を推定する磁石温度推定器400と、を備え、前記磁石温度推定器400は、前記コイル温度検出部360の検出値に応じて変化する第一の係数と、前記冷却油温度検出部350の検出値に応じて変化する第二の係数と、を用いて、前記磁石温度を推定する。
また、本実施形態の磁石温度推定器400は、前記モータ300の固定子330に巻回されるコイル380の温度に応じて変化する第一の係数と、前記モータ300を冷却する冷却油340の温度に応じて変化する第二の係数と、を用いて、前記モータ300の回転子310に取り付けられる永久磁石の磁石温度を推定する。
本実施形態によれば、コイル温度と冷却油温度に応じて熱抵抗RomおよびRcmが変化するようにコイル温度関数410と冷却油温度関数420(すなわち、第一の係数と第二の係数)を設けることによって、熱抵抗Rocを用いずに磁石温度を推定することができるため、開発コストの削減や磁石温度推定器の複雑化を防ぐことができるので、簡易な構成でありながらも、モータ300の磁石温度を精度良く推定することができる。
また、図7に示す例のように、前記第一の係数および前記第二の係数は、前記コイル温度検出部360の検出値と前記冷却油温度検出部350の検出値の差(つまり、コイル380と冷却油340の温度差)から求めることによって、図4、図5の動作、すなわち、コイル380と冷却油340の温度差を反映した動作をより精緻に反映できるようになるため、モータ300の磁石温度をより精度良く推定することができる。
[第二の実施形態]
次に、本発明に係る第二の実施形態について、図6および図8〜図10を参照しながら説明する。
図8は、本発明に係る第二の実施形態におけるモータ制御装置900の構成を示したものである。
モータ制御装置900は、モータ300とモータ駆動装置100と回転数演算部150と磁石温度推定器500を有している。本実施形態におけるモータ制御装置900は、磁石温度推定器500の入力がコイル温度検出部360により検出されるコイル380の温度と冷却油温度検出部350により検出される冷却油340の温度と磁石温度推定値となっている点と、回転数演算部150を備えた点が、第一の実施形態のモータ制御装置800と異なる。それ以外の構成は、第一の実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
回転数演算部150は、レゾルバ320で検出した回転子310の回転角度θを、モータ300の回転数(rpm)に変換し、磁石温度推定器500に送信する。
また、上位制御装置(図示せず)から送信されるトルク指令は、第一の実施形態と同様に電流指令生成部140に送信されるのに加え、磁石温度推定器500にも入力される。
図9は、本実施形態における磁石温度推定器500の構成を示したものである。磁石温度推定器500は、コイル温度関数510と、冷却油温度関数520と、磁石温度関数530と、損失マップ540と、第一の乗算器550と、第二の乗算器560と、第三の乗算器570と、損失と温度の変換係数580と、加算器590を備えている。
コイル温度関数510と、冷却油温度関数520と、第一の乗算器550と、第二の乗算器560の働きは、第一の実施形態における図2のコイル温度関数410と、冷却油温度関数420と、第一の乗算器430と、第二の乗算器440と同じであるため、ここでは詳細な説明を省略する。
第一の実施形態では、図6のように熱抵抗Rom、Rcmを冷却油340の温度とコイル380の温度に応じて変更することで、簡易な構成ながらも精度良く磁石温度を推定できる形態を示した。ところが、実際には磁石(或いは回転子310)は熱容量があるため、コイル380の温度や冷却油340の温度が直ちに磁石に反映されるわけではない。そこで、本第二の実施形態では、推定磁石温度(磁石温度推定値)の前回値を用いて磁石温度を推定することで、熱容量を加味する。第一の実施形態で示したように、コイル380の温度や冷却油340の温度によって、磁石へ伝わる熱流量が変化するため、磁石(或いは回転子310)の熱容量も等価的に変化したようにみなされる。この働きを関数として設けたものが、磁石温度関数530である。
磁石温度関数530は、当該磁石温度推定器500が出力する推定磁石温度(前回値)を入力として、第三の係数を出力する。推定磁石温度(前回値)によって定まる第三の係数は、第三の乗算器570へ入力され、推定磁石温度(前回値)と乗算した結果が、加算器590へと入力される。
なお、磁石温度関数530(つまり、第三の係数)は、第一の実施形態におけるコイル温度関数410と冷却油温度関数420と同様の方法で決定することができる。
また、電流がつくる磁束の高調波成分によって、磁石には、渦電流損失やヒステリシス損失などの鉄損が発生する。このため、磁石自身が発熱源ともなる。本第二の実施形態では、回転数演算部150から送信される回転数と上位制御装置(図示せず)から送信されるトルクによって定まる損失マップ540を設け、磁石の発熱量を得ている。損失マップ540で得られた磁石の発熱量は、損失と温度の変換係数580を乗算し、磁石温度に変換されて加算器590へと入力される。
加算器590は、第一の乗算器550の出力(乗算値)と、第二の乗算器560の出力(乗算値)と、第三の乗算器570の出力(乗算値)と、変換係数580の出力の和を推定磁石温度として出力する。
本実施形態は、第一の実施形態と同様に、コイル380と冷却油340の温度差によって熱流量が変化することを表現したものである。そのため、図10に示すように、コイル温度関数510Aと冷却油温度関数520Aへの入力は、コイル380と冷却油340の温度差としてもよい。また、磁石温度関数530Aへの入力は、コイル380の温度と推定磁石温度(前回値)の差あるいは冷却油340の温度と推定磁石温度(前回値)の差のうち少なくとも一方としてもよい。
図10に示す磁石温度推定器500Aでは、コイル温度関数510Aおよび冷却油温度関数520Aは、コイル380と冷却油340の温度差を入力とし、それぞれ第一の係数および第二の係数を出力する。磁石温度関数530Aは、コイル380の温度と推定磁石温度(前回値)の差あるいは冷却油340の温度と推定磁石温度(前回値)の差のうち少なくとも一方を入力とし、第三の係数を出力する。第一の乗算器550Aは、第一の係数とコイル温度を乗算する。第二の乗算器560Aは、第二の係数と冷却油温度を乗算する。第三の乗算器570Aは、第三の係数と推定磁石温度(前回値)を乗算する。損失マップ540Aは、回転数とトルクを入力とし、磁石の発熱量を得、変換係数580Aは、得られた磁石の発熱量を磁石温度に変換する。加算器590Aでは、第一の乗算器550Aの出力(乗算値)と第二の乗算器560Aの出力(乗算値)と第三の乗算器570Aの出力(乗算値)と変換係数580Aの出力を加算し、推定磁石温度として出力する。
なお、損失と温度の変換係数580、580Aは、固定値である必要はない。例えば、回転数に応じて変化する値であってもよい。
以上で説明したように、本第二の実施形態のモータ制御装置900(の磁石温度推定器500)は、第一の実施形態に加え、前記磁石温度推定器500が出力する磁石温度推定値の前回値によって定まる第三の係数や回転数とトルクによって定まるモータ300の損失を使用して、前記モータ300の永久磁石の磁石温度を推定する。
本実施形態によれば、第一の実施形態に加え、磁石(或いは固定子)の熱容量を加味した磁石温度関数530(すなわち、第三の係数)と、磁石の発熱を加味した損失マップ540を設けたことにより、より高い精度で磁石温度を推定することができる。
また、図10に示す例のように、前記第一の係数および前記第二の係数は、前記コイル温度検出部360の検出値と前記冷却油温度検出部350の検出値の差(つまり、コイル380と冷却油340の温度差)から求め、前記第三の係数は、前記コイル温度検出部360の検出値と前記磁石温度推定値の前回値の差あるいは前記冷却油温度検出部350の検出値と前記磁石温度推定値の前回値の差のうち少なくとも一方から求めることによって、第一の実施形態と同様、図4、図5の動作、すなわち、コイル380と冷却油340の温度差を反映した動作をより精緻に反映できるようになるため、モータ300の磁石温度をより精度良く推定することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形形態が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100…モータ駆動装置、110…電流制御部、120…電流検出部、130…インバータ、140…電流指令生成部、150…回転数演算部(第二の実施形態)、200…バッテリ、300…モータ、310…回転子、320…レゾルバ(回転角センサ)、330…固定子、340…冷却油、350…冷却油温度検出部、360…コイル温度検出部、370…冷却油ポンプ、380…コイル、400…磁石温度推定器(第一の実施形態)、410…コイル温度関数、420…冷却油温度関数、430…第一の乗算器、440…第二の乗算器、450…加算器、500…磁石温度推定器(第二の実施形態)、510…コイル温度関数、520…冷却油温度関数、530…磁石温度関数、540…損失マップ、550…第一の乗算器、560…第二の乗算器、570…第三の乗算器、580…変換係数、590…加算器、800…モータ制御装置(第一の実施形態)、900…モータ制御装置(第二の実施形態)

Claims (9)

  1. 永久磁石が取り付けられた回転子とコイルが巻回された固定子とを有するモータと、
    前記コイルの温度を検出するコイル温度検出部と、
    前記モータを冷却する冷却油の温度を検出する冷却油温度検出部と、
    前記コイル温度検出部の検出値と前記冷却油温度検出部の検出値とを用いて、前記モータの前記永久磁石の磁石温度を推定する磁石温度推定器と、を備えるモータ制御装置であって、
    前記磁石温度推定器は、前記コイル温度検出部の検出値に応じて変化する第一の係数と、前記冷却油温度検出部の検出値に応じて変化する第二の係数と、を用いて、前記磁石温度を推定することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記第一の係数および前記第二の係数は、前記コイル温度検出部の検出値と前記冷却油温度検出部の検出値の差から求めることを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記磁石温度推定器は、前記磁石温度推定器が出力する磁石温度推定値の前回値によって定まる第三の係数を使用して、前記磁石温度を推定することを特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記磁石温度推定器は、前記モータの損失を使用して、前記磁石温度を推定することを特徴とするモータ制御装置。
  5. 請求項3に記載のモータ制御装置において、
    前記第一の係数および前記第二の係数は、前記コイル温度検出部の検出値と前記冷却油温度検出部の検出値の差から求め、
    前記第三の係数は、前記コイル温度検出部の検出値と前記磁石温度推定値の前回値の差あるいは前記冷却油温度検出部の検出値と前記磁石温度推定値の前回値の差のうち少なくとも一方から求めることを特徴とするモータ制御装置。
  6. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記磁石温度推定器は、前記第一の係数と前記コイル温度検出部の検出値の乗算値と前記第二の係数と前記冷却油温度検出部の検出値の乗算値を加算して、前記磁石温度を推定することを特徴とするモータ制御装置。
  7. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記磁石温度推定器が出力する磁石温度推定値が所定の温度より高い場合は、前記モータの機械出力を抑えるように前記モータを駆動制御することを特徴とするモータ制御装置。
  8. モータの回転子に取り付けられる永久磁石の磁石温度を推定する磁石温度推定器であって、
    前記モータの固定子に巻回されるコイルの温度に応じて変化する第一の係数と、前記モータを冷却する冷却油の温度に応じて変化する第二の係数と、を用いて、前記磁石温度を推定することを特徴とする磁石温度推定器。
  9. モータの回転子に取り付けられる永久磁石の磁石温度を推定する磁石温度推定方法であって、
    前記モータの固定子に巻回されるコイルの温度に応じて変化する第一の係数と、前記モータを冷却する冷却油の温度に応じて変化する第二の係数と、を用いて、前記磁石温度を推定することを特徴とする磁石温度推定方法。
JP2019190887A 2019-10-18 2019-10-18 モータ制御装置、磁石温度推定器、および磁石温度推定方法 Active JP7349879B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190887A JP7349879B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 モータ制御装置、磁石温度推定器、および磁石温度推定方法
PCT/JP2020/034407 WO2021075186A1 (ja) 2019-10-18 2020-09-11 モータ制御装置、磁石温度推定器、および磁石温度推定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190887A JP7349879B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 モータ制御装置、磁石温度推定器、および磁石温度推定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021069146A true JP2021069146A (ja) 2021-04-30
JP7349879B2 JP7349879B2 (ja) 2023-09-25

Family

ID=75537793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019190887A Active JP7349879B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 モータ制御装置、磁石温度推定器、および磁石温度推定方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7349879B2 (ja)
WO (1) WO2021075186A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022167625A (ja) * 2021-04-23 2022-11-04 トヨタ自動車株式会社 電動機の制御装置、及び車両

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072787A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Mitsuba Corp サーボモータの制御装置及びサーボモータの制御方法
JP2013006509A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Honda Motor Co Ltd 車両用回転電機制御装置
WO2015170747A1 (ja) * 2014-05-09 2015-11-12 本田技研工業株式会社 回転電機の磁石温度推定装置および回転電機の磁石温度推定方法
JP2018102102A (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 トヨタ自動車株式会社 モータシステム
JP2019083656A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 本田技研工業株式会社 回転電機の冷却装置、および回転電機の冷却方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072787A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Mitsuba Corp サーボモータの制御装置及びサーボモータの制御方法
JP2013006509A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Honda Motor Co Ltd 車両用回転電機制御装置
WO2015170747A1 (ja) * 2014-05-09 2015-11-12 本田技研工業株式会社 回転電機の磁石温度推定装置および回転電機の磁石温度推定方法
JP2018102102A (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 トヨタ自動車株式会社 モータシステム
JP2019083656A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 本田技研工業株式会社 回転電機の冷却装置、および回転電機の冷却方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7349879B2 (ja) 2023-09-25
WO2021075186A1 (ja) 2021-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104160612B (zh) 用于控制电动机的系统
CN102150353B (zh) 逆变器装置、逆变器控制系统、电机控制系统及逆变器装置的控制方法
JP5924045B2 (ja) 電動機の制御装置及び電動機の制御方法
EP3002872B1 (en) Methods of estimating rotor magnet temperature and systems thereof
BR112016018514B1 (pt) Método e sistema para controlar uma máquina de corrente alternada
US9007014B2 (en) System and method for compensating for high frequency application of ripple correlation to minimize power losses in induction machines
KR20160085574A (ko) 모터 구동 장치 및 그 제어 방법
RU2706025C1 (ru) Способ управления двигателем и устройство управления двигателем
KR20150000364A (ko) 영구자석 동기 전동기의 마찰 토크를 보상하는 방법 및 장치.
JP5447477B2 (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
CN109874396A (zh) 逆变器控制装置以及电动机驱动系统
JP5637155B2 (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
BR112013022015B1 (pt) sistema de máquina com ímã permanente interior, e, método para controlar uma máquina com ímã permanente interior
JP3668666B2 (ja) 同期電動機とそれを用いた電気車及びその制御方法
WO2021075186A1 (ja) モータ制御装置、磁石温度推定器、および磁石温度推定方法
US7774148B2 (en) Torque estimator for IPM motors
JP2019149871A (ja) 制御装置
KR102030188B1 (ko) 모터 회전자 온도 추정 장치 및 방법
JP3469218B2 (ja) モータ制御装置
KR20140090470A (ko) 전동기 구동장치
JP6129260B2 (ja) 通電装置、電動機制御装置、通電方法
JP4884434B2 (ja) 電動機駆動装置
WO2018198739A1 (ja) モータ駆動装置、および電動パワーステアリング装置
CN112335170A (zh) 电动机控制装置、电动机控制方法以及电动机系统
US20220123687A1 (en) Iron loss reduction control apparatus and method for motor permanent magnet overtemperature protection

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7349879

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150