JP6129260B2 - 通電装置、電動機制御装置、通電方法 - Google Patents
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Description
この発明では、通電装置の部位、または通電装置に接続された負荷の部位の温度上昇特性を適切に算出することができるので、所望の通電時間に対する例えばトルクからなる実現可能量や、例えば電流、トルクからなる所定の状態量に対する実現可能時間を適切に算出することができる。
図1はこの発明の実施の形態1に係る電動機制御装置とその負荷の電動機を示す図である。図2は図1の通電器の概略構成を示す図である。図3はこの発明の実施の形態1に係る電動機制御装置でのPWM動作を説明するための図である。
図1において、通電装置である電動機制御装置1は負荷である電動機2を制御する。電動機2は3相の同期電動機であり、電機子巻線を有する固定子21、界磁を有する回転子22を備えている。ここで電機子巻線21の結線は3相Y結線であるとする。また、回転子22の界磁の方式としては永久磁石を用いた永久磁石界磁方式、巻線界磁方式、さらに永久磁石と巻線の併用方式が主として挙げられるが、ここでは永久磁石界磁方式を使用することとする。回転子22の界磁の方式として巻線界磁式や、永久磁石と巻線の併用方式を使用する場合には、電動機制御装置1の負荷となる巻線として、電動機2の回転子22側の界磁巻線も含まれる。また、電動機2が誘導電動機の場合には1次巻線、2次巻線の双方が電動機制御装置1の負荷となり得る。なお以下では説明の便宜上、電動機制御装置1の直接的な負荷となる巻線を電機子巻線21として説明する。
また、電動機制御装置1は、トルク指令生成器11、温度算出器12、電流算出器13、電流指令生成器14、回転子位置算出器15、電圧指令生成器16と、実現可能量算出器17と、通電信号生成器18、通電器19とを有する。通電器19には通電素子が含まれる。
電動機制御装置1の通電信号生成器18および通電器19以外の部分は例えば図7に示すようなプロセッサ100で構成することが可能である。プロセッサ100は例えば、CPU102と、メモリ103と、外部とのインタフェース、データのA/D変換等を行う入出力インタフェース101とで構成され、必要に応じてさらにデータ、プログラム等の入出力、表示を行うヒューマンインタフェース104を備える。メモリ103には図1においてブロックで示された各処理機能のためのプログラムが処理で使用されるデータと共に格納されており、CPU102により各プログラムが実行される。
周囲状態の情報として冷却条件を使用する場合については、後述する。
ここで、
実現可能量FMに対応する状態量はトルク、
実現可能時間FTに対応する状態量は電流算出器13から出力される電流CUdq、
であるとする。
風速を計測するものとして風速検出部WSDを示す。実現可能量算出器17は風速検出部WSDからの信号をA/D変換した信号を処理する。
実現可能量算出器17の詳細な機能については後述する。
通電時間に対応する状態量を示す実現可能量FMを算出する機能と、
温度と状態量に対応する実現可能時間FTを算出して出力する機能と、
がある。
Ta:雰囲気温度、
T0:その時点すなわち制御開始時点での温度、
Tmax(=T1):該当部位の許容温度、
Ts:ある通電量、ここでは電機子巻線21に流れる電流、のときの飽和温度、
t0:温度T0のときの時刻、
t1:温度Tmax(Tmax=T1)のときの時刻
である。
通電時間ΔtはΔt=t1−t0として算出できる。
τ1:時定数、
τ2:補正時定数、
である。補正時定数τ2が1のとき、式(1)の温度上昇特性は時定数τ1の1次遅れの特性となる。なお、τ1、τ2は、電動機制御装置1や電動機2の構造、対象となる部位の熱伝達特性、冷却条件によって決まる値であり、Tsは、電動機制御装置1や電動機2の構造、対象となる部位の熱伝達特性、冷却条件、通電量により決まる値である。式(1)を用いて実現可能時間FTや実現可能量FMを算出するためには、τ1、τ2、Tsの特性を把握しておく必要があるが、その方法としては例えば事前に温度特性測定で算出しておくことが挙げられる。この測定により、冷却条件からτ1、τ2を、通電量や冷却条件からTsを算出できるようにしておけばよい。
これらのτ1、τ2の、電動機制御装置1や電動機2の構造、対象となる部位の熱伝達特性、冷却条件に対する温度特性、Tsの、電動機制御装置1や電動機2の構造、対象となる部位の熱伝達特性、冷却条件、通電量に対する温度特性、はメモリに格納しておく。
従って水冷の場合は、図1の風速検出部WSDが冷却器の冷却液の流量計を示す流量検出部CMDとなる。
τ1、τ2については、風速を引数としてそれぞれτ1、τ2を算出するルックアップテーブルを用意しておき、時々刻々の風速に応じてτ1、τ2を算出できるようにしておく。
τ1・τ2算出器171は、風速WSを引数としてτ1、τ2を算出するルックアップテーブルに基づき、τ1、τ2を算出して出力する。
第1のTs算出器172は、電流算出器13が出力する電流CUdqと風速を引数としてTsを算出するルックアップテーブルに基づき、Tsを算出して出力する。
Δtout算出器173は、τ1、τ2、Ts、Ta、T0、Tmaxから式(1)に基づいて実現可能時間Δtout(=FT)を算出して出力する。具体的には、式(1)でT1=Tmaxとし、τ1、τ2、Ts、Ta、T0を各々代入して式(1)をΔtについて解き、このときのΔtをΔtoutとして出力する。
τ1・τ2算出器171については、図5と同じものであるため説明を省略する。
第2のTs算出器174は、τ1、τ2、Ta、T0、Tmax、Δtから式(1)に基づいてTsを算出して出力する。具体的には、式(1)でT1=Tmaxとし、τ1、τ2、Ta、T0、Δtを各々代入して式(1)をTsについて解く。
また、複数の部位の温度に基づいて、複数の実現可能量および複数の実現可能時間の少なくとも一方を推定算出し、1つずつ選択して出力するようにしてもよい。
また、算出した複数の実現可能量の大きさの最も小さいものおよび複数の実現可能時間の大きさの最も小さいものの少なくとも一方を出力するようにしてもよい。
12 温度算出器、13 電流算出器、14 電流指令生成器、
15 回転子位置算出器、16 電圧指令生成器、17 実現可能量算出器、
18 通電信号生成器、19 通電器、21 電機子巻線(固定子)、22 回転子、
100 プロセッサ、101 入出力インタフェース、102 CPU、
103 メモリ、104 ヒューマンインタフェース、171 τ1・τ2算出器、
172 第1のTs算出器、173 Δtout算出器、174 第2のTs算出器、
175 許容電流算出器、176 許容トルク算出器、191 直流電源、
192 −197 アーム、192a−197a 通電素子、
192b−197b 還流ダイオード、CD 電流検出部、CMD 流量検出部、
RPD 回転子位置検出部、TD 温度検出部、WSD 風速検出部。
Claims (11)
- 接続された負荷に対して通電制御を行う通電装置であって、
通電信号により通電を行う通電素子を含む通電器と、
前記通電信号を生成する通電信号生成器と、
温度検出部の信号から前記通電装置および前記負荷の少なくとも1つの部位の温度を求める温度算出器と、
前記少なくとも1つの部位についての、前記温度、許容温度、通電時の温度上昇特性に基づき、前記通電装置の通電時間に対する、前記通電装置または前記負荷の実現可能な状態量である実現可能量および前記通電装置または前記負荷の前記状態量に対する実現可能時間、の少なくとも一方を推定算出する実現可能量算出器を備え、
前記実現可能量算出器において、前記通電装置および前記負荷に関する少なくとも1つの前記部位についての、前記通電時の温度上昇特性は、前記通電信号のオン時間、オフ時間の少なくとも1つと、前記部位の周囲状態を含めて算出する、通電装置。 - 前記通電時の温度上昇特性は、前記通電信号のオン時間、オフ時間の少なくとも1つと、前記部位の周囲状態に加えて、前記通電信号のスイッチング周波数を含めて算出する、請求項1に記載の通電装置。
- 前記周囲状態は、雰囲気温度、または、対象となる前記部位以外の少なくとも1つの部位の温度を含む、請求項1または2に記載の通電装置。
- 前記周囲状態は、前記通電装置の冷却条件および前記通電装置に接続された前記負荷の前記冷却条件のうちの少なくとも一方を含む、請求項1から3までのいずれか1項に記載の通電装置。
- 前記状態量は、電流、電圧、電力の少なくとも1つを含む、請求項1から4までのいずれか1項に記載の通電装置。
- 前記温度算出器は、複数の前記部位の前記温度を算出し、
前記実現可能量算出器は、複数の前記部位の温度上昇特性が同一であれば、その中で最も高い前記温度に基づいて、前記実現可能量および前記実現可能時間の少なくとも一方を推定算出する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の通電装置。 - 前記温度算出器は、複数の前記部位の前記温度を算出し、
前記実現可能量算出器は、複数の前記部位の前記温度に基づいて、複数の前記実現可能量および複数の前記実現可能時間の少なくとも一方を推定算出し、1つずつ選択して出力する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の通電装置。 - 前記実現可能量算出器は、算出した複数の前記実現可能量の大きさの最も小さいものおよび複数の前記実現可能時間の大きさの最も小さいものの少なくとも一方を出力する、請求項7に記載の通電装置。
- 前記負荷が電動機の巻線であり、請求項1から8までのいずれか1項に記載の通電装置によって前記電動機の前記巻線に通電して前記電動機を制御する電動機制御装置。
- 前記状態量が、前記電動機のトルク、回転速度、機械パワーの少なくとも1つを含む、請求項9に記載の電動機制御装置。
- 通電信号により通電を行う通電素子を含む通電器と、
前記通電信号を生成する通電信号生成器を備え、
接続された負荷に対して通電制御を行う通電装置の通電方法であって、
前記通電装置および前記負荷の少なくとも1つの部位の温度を求め、
前記少なくとも1つの部位についての、前記温度、許容温度、通電時の温度上昇特性に基づき、前記通電装置の通電時間に対する、前記通電装置または前記負荷の実現可能な状態量である実現可能量および前記通電装置または前記負荷の前記状態量に対する実現可能時間、の少なくとも一方を推定算出し、
前記通電装置および前記負荷に関する少なくとも1つの前記部位についての、前記通電時の温度上昇特性は、前記通電信号のオン時間、オフ時間の少なくとも1つと、前記部位の周囲状態を含めて算出する、通電装置の通電方法。
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