JP2021068509A - ナトリウムイオン伝導体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温での焼結でも良好な性能を有するナトリウムイオン伝導体の製造方法を提供。【解決手段】Na源とY源とSi源とを混合して焼成し、その後成型した後に焼結をおこなうNa5YSi4O12の焼結体によるナトリウムイオン伝導体の製造方法であって、焼結前に、Na3YSi3O9の粉末を添加する。【選択図】なし

Description

本発明は、ナトリウムイオン伝導体の製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池は、高容量で軽量である特性を生かして、モバイル機器や車載用電源として使用されている。ここで用いられる電解液は漏洩の可能性があるため、該電解液に替えて、固体電解質を使用することが検討されている。
ところが、リチウムは原材料が高騰することが懸念されている。そこで、リチウムに替わる材料として、資源量が豊富なナトリウムを使用したナトリウムイオン全固体電池が注目されている。ナトリウムイオン全固体電池には、ナトリウムイオン伝導性を有するナトリウムイオン伝導体が必要とされる。
非特許文献1には、NaYSi12のナトリウムイオン伝導体を製造するに際して、Na源、Y源、Si源をmol比で5:1:8として混合、焼成して成型した後に、1175℃で焼結することが開示されている。
H.Y−P.Hong、その他2名、「HIGH Na+‐ION CONDUCTIVITY IN Na5YSi4O12」、Mat.Res.Bull.Vol.13、pp.757‐761、1978、Pergamon Press.Inc.
このような1175℃による焼結によっても焼結体の緻密化は十分であるとは言えず、イオン伝導性に改善の余地があった。また、正極材料や負極材料と合わせて成型した後に焼結を行うと、高温での焼結となるため正極材料や負極材料に影響を及ぼしてしまうことがある。
本願は、該実情に鑑みてなされたものであり、低温での焼結でも良好な性能を有するナトリウムイオン伝導体の製造方法を提供することを主目的とする。
本発明者らは、非特許文献1のようにしてナトリウムイオン伝導体を作製すると、SiOの融点が高温(1710℃)であるため、焼結温度が高温にならざるを得ないと考え、焼結助剤としてNaYSiを添加することで焼結温度を下げることができる知見を得た。
以上の知見に基づいて、本願は上記課題を解決するための一つの手段として、Na源とY源とSi源とを混合して焼成し、その後成型した後に焼結をおこなうNaYSi12の焼結体によるナトリウムイオン伝導体の製造方法であって、焼結前に、NaYSiの粉末を添加する、ナトリウムイオン伝導体の製造方法を開示する。
本願が開示するナトリウムイオン伝導体の製造方法によれば、従来よりも低温で焼結しても良好な性能を有するナトリウムイオン伝導体を提供できる。
ナトリウムイオン伝導体による固体電解質層を備えたナトリウムイオン全固体電池の概略断面図である。
[ナトリウムイオン伝導体の製造方法]
本形態では、初めに、Na源となる原料、Y源となる原料、及び、Si源となる原料を準備する。
Na源となる原料は例えば、酢酸ナトリウム(CHCOONa)、硝酸ナトリウム(NaNO)、硫酸ナトリウム(NaSO)、リン酸ナトリウム(NaPO)、シュウ酸ナトリウム(Na)、炭酸ナトリウム(NaCO)を挙げることができる。
Y源となる原料は例えば、酢酸イットリウム四水和物((CHCOO)Y・4HO)、硝酸イットリウムn水和物(Y(NO・nHO)、硫酸イットリウム八水和物(Y(SO・8HO)、リン酸イットリウム二水和物(YPO・2HO)、シュウ酸イットリウム(Y(C)、酸化イットリウム(Y)を挙げることができる。
Si源となる原料は例えば、二酸化ケイ素(SiO)を挙げることができる。
ただし、これに限られることはなく、最終的にNaYSi12を得ることができるNa源、Y源、Si源の種類及び量を適用すればよい。
次に、準備した原料を最終的にNaYSi12が得られる量で秤量して混合する。Na源としてNa、Y源としてY(C、Si源としてSiOの組み合わせとしたときには、mol比で5:1:8となるように秤量して混合する。
そして混合した状態で焼成(ファイアリング、Firing)を行う。この焼成は例えば、大気中で1170℃、24時間の条件で行うことができる。これにより焼成体を得る。
得られた焼成体に粉状のNaYSiを添加、混合して混合紛体とする。
ここでNaYSiは、最終的にNaYSiを得られることができればよいが、例えば、Na源としてシュウ酸ナトリウム(Na)、Y源としてシュウ酸イットリウム(Y(C)、Si源として二酸化ケイ素(SiO)の組み合わせとしたときには、mol比で3:1:6となるように秤量して混合する。これを大気中で1200℃、24時間の条件で焼成して得ることができる。
焼成体に対するNaYSiの添加量は必要に応じて適切な量でよいが、24%程度とすることができる。
NaYSiの粒子の平均粒径(D50)は、0.1μm以上30μm以下とすることができる。
「平均粒径(D50)」は、特記しない限りレーザー回折・散乱式粒子径分布測定により測定される体積基準のメディアン径(D50)の値である。メディアン径(D50)とは、粒径の小さい粒子から順に並べた場合に、粒子の累積体積が全体の半分(50%)となる径(体積平均径)である。
得られた混合紛体を所望の形状に整えた成型体とし、この成型体を1000℃以下、好ましくは950℃以下で焼結(シンタリング、Sintering)して焼結体を得る。焼結のための時間は24時間程度である。
この焼結体がナトリウムイオン伝導体である。このナトリウムイオン伝導体はNaYSi12なる組成を有する。
なお、上記に代えて、混合粉体による成型体に、正極材料及び負極材料を積層して積層体とした後に、この積層体を焼結してもよい。
このようにして得られたナトリウムイオン伝導体は、従来技術に比べて低い温度で焼結でき、イオン伝導性が高く、伝導体としての性能が高い。これは焼結前に焼結助剤であるNaYSiが添加されたことによると考えられる。
また、低い温度で焼結することができるので、成型後で焼結前に正極材料や負極材料を積層し、その後に焼結を行っても正極材料や負極材料に与える影響を小さく抑えることができる。
[ナトリウムイオン全固体電池]
本願のナトリウムイオン伝導体の製造方法により製造されたナトリウムイオン伝導体は、これを全固体電池の固体電解質層に適用することができる。本願のナトリウムイオン伝導体の製造方法により製造されたナトリウムイオン伝導体は、ナトリウムイオンの伝導性が良好なので、ナトリウムイオン全固体電池の固体電解質層として好適である。
図1に、本願のナトリウムイオン伝導体の製造方法により製造されたナトリウムイオン伝導体を固体電解質層10として備えた、ナトリウムイオン全固体電池100の概略断面図を示す。図1に示したナトリウムイオン全固体電池100は、正極活物質層22、負極活物質層32、正極活物質層22と負極活物質層32との間に形成された固体電解質層10、正極活物質層22の集電を行う正極集電体24、及び負極活物質層32の集電を行う負極集電体34を有する。正極活物質層22と正極集電体24とが正極20を構成し、負極活物質層32と負極集電体34とが負極30を構成する。
<固体電解質層10>
本形態では、上記したナトリウムイオン伝導体の製造方法により作製されたナトリウムイオン伝導体を固体電解質層10とする。
固体電解質層の厚みは、電池の構成によって適宜調整され、特に限定されるものではなく、通常0.1μm以上1mm以下である。
<正極活物質層22>
正極活物質層22には、正極活物質が含まれている。より具体的には、正極活物質の他、任意に導電材や結着材を含み得る。
(正極活物質)
正極活物質はNaを含む複合酸化物であり、ナトリウムイオン全固体電池の正極活物質として公知のものをいずれも採用できる。「Naを含む複合酸化物」とは、Naに加えて、Na以外の金属元素(遷移金属元素等)及び/又は非金属元素(P、S等)を含んだ酸化物を意味する。例えば、層状化合物、スピネル化合物、ポリアニオン型化合物等を挙げることができる。具体的には、層状化合物、スピネル化合物として、NaMO(0<x≦1、MはFe、Ni、Co、Mn、V、及びCrのうちの少なくとも1種以上)、ポリアニオン型化合物として、Na(PO、NaFe(SO、NaFePO、NaFeP、NaMP(MはFe、Ni、Co及びMnのうちの少なくとも1以上)、Na(PO(MはFe、Ni、Co及びMnのうちの少なくとも1以上)等の公知の正極活物質をいずれも採用可能である。
正極活物質の形状は粒子状であることが好ましい。また、正極活物質の平均粒径(D50)は、例えば1nm〜100μmの範囲内、中でも10nm〜30μmの範囲内であることが好ましい。正極における正極活物質の含有量は、特に限定されるものではないが、例えば正極活物質及び後述する導電材や結着材の合計を100質量%として60質量%以上99質量%以下が好ましく、70質量%以上95質量%以下がより好ましい。
(導電材)
導電材の種類については特に限定されるものではなく、ナトリウムイオン全固体電池の導電材として公知のものをいずれも採用できる。例えば、炭素材料が好ましく、特に結晶性の高い炭素材料が好ましい。炭素材料の結晶性が高いと、ナトリウムイオンが炭素材料に挿入されにくくなり、ナトリウムイオン挿入による不可逆容量を低減できるからである。その結果、サイクル特性に一層優れるナトリウムイオン全固体電池を得ることができる。炭素材料の結晶性は、例えば層間距離d002及びD/G比で規定できる。層間距離d002とは、炭素材料における(002)面の面間隔をいい、具体的にはグラフェン層間の距離に該当する。層間距離d002は、例えばCuKα線を用いたX線回折(XRD)法により得られるピークから求めることができる。D/G比とは、ラマン分光測定(波長532nm)において観察される、1590cm−1付近のグラファイト構造に由来するG−bandのピーク強度に対する、1350cm−1付近の欠陥構造に由来するD−bandのピーク強度をいう。本発明においては、例えば、d002の上限が好ましくは3.54Å以下、より好ましくは3.50Å以下である。下限は通常3.36Å以上である。また、D/G比の上限が好ましくは0.90以下、より好ましくは0.80以下、さらに好ましくは0.50以下、特に好ましくは0.20以下である。正極活物質層22における導電材の含有量は、特に限定されるものではない。
(結着材)
結着材は、化学的、電気的に安定なものであれば特に限定されるものではないが、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系結着材、スチレンブタジエンゴム(SBR)等のゴム系結着材、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のオレフィン系結着材、カルボキシメチルセルロース(CMC)等のセルロース系結着材等を挙げることができる。正極における結着材の含有量は、特に限定されるものではない。
正極活物質層22の作製方法としては特に限定されるものではなく、乾式で、又は、湿式で容易に作製可能である。すなわち、上記の成分を適当な溶媒に添加してスラリーとし、当該スラリーを基材(後述の正極集電体又は上記固体電解質層であってもよい。)の表面に塗布した後乾燥させることによって、所定の厚み(例えば、0.1μm以上1000μm以下)を有する正極活物質層22を湿式で容易に作製できる。或いは、上記の成分を乾式混合し、プレス成形する等して正極活物質層22を得てもよい。
(正極集電体24)
正極には、通常、正極集電体24が備えられている。正極集電体24の材料としては、例えばSUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタン及びカーボン等を挙げることができる。正極集電体24の形状は、例えば、箔状、メッシュ状、多孔質状等を挙げることができる。正極集電体24を上記した正極活物質層22に積層することで容易に正極20を作製することができる。ただし、正極活物質層22に含まれる材料によっては、正極集電体24を省略できる場合もある。この場合、正極活物質層22自体が正極20となる。
<負極活物質層32>
負極活物質層32には、負極活物質が含まれている。より具体的には、負極活物質の他、任意に導電材や結着材を含み得る。
(負極活物質)
負極活物質については特に限定されるものではなく、ナトリウムイオン二次電池の負極活物質として公知のものをいずれも採用できる。例えば、ナトリウム金属やナトリウム合金等のナトリウムを含む金属材料;グラファイト、ハードカーボン、カーボンブラック等の炭素材料;チタン酸ナトリウム等のナトリウム−遷移金属複合酸化物;SiO等のナトリウム以外の元素からなる酸化物;等が挙げられる。負極活物質は正極活物質と同様に粒子状であることが好ましい。
(導電材及び結着材)
負極活物質層32では、正極活物質層22に採用可能な導電材や結着材を採用できる。導電材や結着材は任意成分であり、その含有量も特に限定されるものではない。
負極活物質層32の作製方法としては特に限定されるものではなく、正極活物質層22と同様に、乾式で、又は、湿式で作製可能である。
(負極集電体34)
負極活物質層32には、通常、負極集電体34が備えられている。負極集電体34の材料としては、例えばSUS、アルミニウム、ニッケル、銅及びカーボン等を挙げることができる。負極集電体34の形状は、例えば、箔状、メッシュ状、多孔質状等を挙げることができる。負極集電体34を上記した負極活物質層32に積層することで容易に負極30を作製することができる。ただし、負極活物質層32に含まれる材料によっては、負極集電体34を省略できる場合もある。この場合、負極活物質層32自体が負極30となる。
<全固体電池の製造>
全固体電池の製造は特に限定されることはないが、例えば次のような方法が挙げられる。
1つの方法としては、正極となる成分を溶媒に添加してスラリーとし、当該スラリーを、上記のようにして作製したナトリウムイオン伝導体の一方の面に塗布した後乾燥させ、同様に、負極となる成分を溶媒に添加してスラリーとし、当該スラリーを、作製したナトリウムイオン伝導体の他方の面に塗布した後乾燥させることが挙げられる。
その他の方法としては、固体電解質層となるナトリウムイオン伝導体を上記のようにして作製する途中のうち、NaYSiを含む混合紛体による成型体を作製した後に、当該成型体の一方の面に正極活物質層、他方の面に負極活物質層を重ねて積層体とし、この積層体に圧力を加えて、ナトリウムイオン伝導体の製造方法に倣って上記焼結を行うことが挙げられる。これによれば、焼結温度が低く抑えられているため、熱による正極活物質層、負極活物質層に対する影響を小さく抑えることができる。
<その他の構成>
電池ケースとしては、一般的な電池ケースを使用でき、特に限定されない。例えば、SUS製の電池ケースを挙げることができる。また、ナトリウムイオン全固体電池は、一次電池であってもよく、二次電池であってもよい。また、ナトリウムイオン全固体電池の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型及び角型等を挙げることができる。
以下、実施例を用いて本開示のナトリウムイオン伝導体の製造方法について説明する。
[ナトリウムイオン伝導体の製造]
Na源となる原料としてNa、Y源となる原料としてY(C、Si源となる原料としてSiOを準備し、mol比で5:1:8となるように秤量して乳鉢で混合した。
混合した状態の材料を大気中で1170℃、24時間加熱することで焼成を行った。これにより焼成体を得た。
得られた焼成体に、粉状のNaYSiを焼成体に対して24%の割合で添加した後、混合して混合紛体とした。
ここで添加したNaYSiは、上記説明したようにして得たものである。
得られた混合紛体の形状を整えて成型体とし、この成型体を950℃、24時間で焼結して焼結体を得た。焼結体の形状は、上面及び下面それぞれの面積が1cmの円柱状で重さは0.1gである。
一方、比較例として、上記実施例と同様に焼成体を得て、NaYSiを添加することなく形状を整えた成型体とし、この成型体を1175℃、24時間で焼結して焼結体を得た。焼結体の形状は実施例と同じである。
[ナトリウムイオンの伝導性の評価]
ナトリウムイオンの伝導性は、ナトリウムイオン伝導度を測定することにより評価した。具体的には次の通りである。
得られた各例のナトリウムイオン伝導体のそれぞれについて、ガラスデシケータに封入した。そして、温度25℃、測定周波数0.01MHz〜1MHz、振幅10mVの条件でインピーダンスを測定した。そしてインピーダンスからイオン伝導度(S/cm)を算出した。
[結果]
表1に結果を示した。この結果から、焼結前にNaYSiを添加することで焼結温度を低下させることが可能となり、イオン伝導度の向上も図れることがわかった。
Figure 2021068509
100 ナトリウムイオン全固体電池
10 固体電解質層
22 正極活物質層
24 正極集電体
32 負極活物質層
34 負極集電体

Claims (1)

  1. Na源とY源とSi源とを混合して焼成し、その後成型した後に焼結を行うNaYSi12の焼結体によるナトリウムイオン伝導体の製造方法であって、
    前記焼結前に、NaYSiの粉末を添加する、ナトリウムイオン伝導体の製造方法。
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