JP2021067770A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Takanori Tsutsumi
敬典 堤
酒井 哲也
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哲也 酒井
統成 中野
Munenori Nakano
統成 中野
謙治 鶴
Kenji Tsuru
謙治 鶴
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Abstract

【課題】複数種類の箔を使用した印刷を行なう場合の生産性の劣化を抑制する。【解決手段】画像形成装置100は、第1および第2のトナー像形成部10A,10Bと、第1および第2の定着部22A,22Bと、カラー画像を形成するための画像形成部24と、を備える。第1のトナー像形成部10Aは、媒体の表面に、第1のトナー像を形成し、第2のトナー像形成部10Bは、媒体の表面に、第1のトナー像と軟化点温度の異なる第2のトナー像とを形成し、第1および第2の定着部22A,22Bは、媒体の搬送路に沿って、上流側から第1および第2の定着部22A,22Bの順に設けられている。第1の定着部22Aは、媒体の表面に、第1のトナー像に重なる第1の箔画像を定着させ、第2の定着部22Bは、媒体の表面に、第2のトナー像に重なる第2の箔画像を定着させ、画像形成部24は、媒体の表面に、箔画像以外の画像を形成する。【選択図】図1

Description

本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には、箔画像を形成する技術に関する。
近年、MFP(Multifunction Peripheral)等の様々な画像形成装置が普及している。画像形成装置の1つとして、雑誌などの出版物を印刷するプロダクションプリンタがある。いくつかのプロダクションプリンタ等の画像形成装置は、媒体上に箔の接着用のトナーを塗布して、媒体上のトナーを塗布された部分に箔を印刷することができる。従来の画像形成装置は、複数種類の箔を媒体上に印刷する場合、画像形成装置の箔フィルムを変更する必要があり、生産性が落ちる場合があった。
箔を媒体に印刷する方法に関し、例えば、特表2016−528064号公報(特許文献1)は、「基板がインクジェット印刷を受けるステップに続いて、金張りされる基板の領域が金張り箔葉と接触する金張りステップを備え、金張りステップの前に実行され基板の準備からなる追加ステップを含む」印刷方法を開示している([要約]参照)。
特表2016−528064号公報
特許文献1に開示された技術によると、複数種類の箔を使用した印刷を行なう場合の生産性の劣化を抑制することができない。したがって、複数種類の箔を使用した印刷を行なう場合の生産性の劣化を抑制する技術が必要とされている。
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、複数種類の箔を使用した印刷を行なう場合の生産性の劣化を抑制する技術を提供することにある。
ある実施の形態に従う画像形成装置は、第1および第2のトナー像形成部と、第1および第2の定着部と、カラー画像を形成するための画像形成部と、を備える。第1のトナー像形成部は、媒体の表面に、第1のトナー像を形成する。第2のトナー像形成部は、媒体の表面に、第1のトナー像と軟化点温度の異なる第2のトナー像とを形成する。第1および第2の定着部は、媒体の搬送路に沿って、上流側から第1および第2の定着部の順に設けられている。第1の定着部は、媒体の表面に、第1のトナー像に重なる第1の箔画像を定着させる。第2の定着部は、媒体の表面に、第2のトナー像に重なる第2の箔画像を定着させる。画像形成部は、媒体の表面に、箔画像以外の画像を形成する。
ある局面において、第2の定着部の加熱温度は、第1の定着部の加熱温度よりも、高い。
ある局面において、第1のトナー像形成部のトナーの軟化点温度は、第2のトナー像形成部のトナーの軟化点温度よりも低い。
ある局面において、第1のトナー像は、第2のトナー像よりも先に媒体上に転写される。
ある局面において、第1の箔画像の厚みは、第2の箔画像の厚みよりも、薄い。
ある局面において、第1および第2のトナー像形成部の各々のトナーの色は、画像形成部で使用される色とは異なる。
ある局面において、第1および第2のトナー像形成部の各々のトナーの色は、透過色である。
ある局面において、画像形成部は、インクジェット方式の画像形成部である。
ある局面において、画像形成部は、電子写真方式の画像形成部である。画像形成装置は、画像形成部によって形成されるトナー画像を媒体に定着させる第3の定着部をさらに備える。第3の定着部は、第1および第2の定着部よりも搬送路の上流側に位置する。画像形成部のトナーの軟化点温度は、第1および第2のトナー像形成部の各々のトナーの軟化点温度よりも低い。
ある局面において、第1の定着部は、第1の加圧ローラーと、第1の加熱ローラーとを有する。第1の加圧ローラーは、第1の加圧ローラーおよび第1の加熱ローラーによって、媒体および第1の箔フィルムをニップする。第2の定着部は、第2の加圧ローラーと、第2の加熱ローラーとを有する。第2の加圧ローラーは、第2の加圧ローラーおよび第2の加熱ローラーによって、媒体および第2の箔フィルムをニップする。
他の実施の形態に従うと、画像形成装置の制御方法が提供される。この制御方法は、媒体の表面に、第1のトナー像を形成するステップと、媒体の表面に、第1のトナー像と軟化点温度の異なる第2のトナー像を形成するステップと、媒体を加熱することで、媒体の表面に、第1のトナー像に重なる第1の箔画像を定着させるステップと、媒体を加熱することで、媒体の表面に、第2のトナー像に重なる第2の箔画像を定着させるステップと、媒体の表面に、箔画像以外の画像を形成するステップとを含む。
ある局面において、第2の箔画像を定着させるステップの加熱温度は、第1の箔画像を定着させるステップの加熱温度よりも、高い。
ある局面において、第1のトナー像のトナーの軟化点温度は、第2のトナー像のトナーの軟化点温度よりも低い。
ある局面において、第1のトナー像は、第2のトナー像よりも先に媒体上に転写される。
ある局面において、第1の箔画像の厚みは、第2の箔画像の厚みよりも、薄い。
ある局面において、第1および第2のトナー像の各々のトナーの色は、箔画像以外の画像を形成する際に使用される色とは異なる。
ある局面において、第1および第2のトナー像の各々のトナーの色は、透過色である。
ある局面において、箔画像以外の画像は、インクジェット方式によって形成される。
ある局面において、箔画像以外の画像は、電子写真方式によって形成される。制御方法は、第1および第2のトナー像の定着処理よりも先に、箔画像以外の画像を媒体に定着させるステップをさらに含む。箔画像以外の画像を形成するトナー像のトナーの軟化点温度は、第1および第2のトナー像の各々のトナーの軟化点温度よりも低い。
ある局面において、第1の箔画像を定着させるステップは、第1の加圧ローラーおよび第1の加熱ローラーによって、媒体と第1の箔フィルムをニップするステップを含む。第2の箔画像を定着させるステップは、第2の加圧ローラーおよび第2の加熱ローラーによって、媒体と第2の箔フィルムをニップするステップを含む。
ある実施の形態に従うと、複数種類の箔を使用した印刷を行なう場合の生産性の劣化を抑制することが可能である。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
第1の実施の形態に従う画像形成装置100の一構成例を示す図である。 画像形成装置100の回路の一構成例を示す図である。 画像形成装置100における箔フィルムの媒体への転写の流れの一例を示す図である。 画像形成装置100において用いられる各トナーの軟化点温度の一例を示す図である。 カラー画像および箔画像が印刷された媒体の一例を示す図である。 画像形成装置100における印刷処理の手順の一例を示す図である。 第2の実施の形態に従う画像形成装置700の一構成例を示す図である。 第3の実施の形態に従う画像形成装置800の一構成例を示す図である。 画像形成装置800における印刷処理の手順の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に従う画像形成装置100の一構成例を示す図である。図1を参照して、本実施の形態に従う画像形成装置100の構成について説明する。画像形成装置100は、プリントエンジン110と、原稿読取部120と、排出トレイ130と、手差しトレイ140と、操作パネル60とを備える。
プリントエンジン110は、イメージングユニット10A,10B(以下総称するときは、「イメージングユニット10」という)と、中間転写ベルト12と、中間転写体駆動ローラー14,16と、転写ローラー20,21と、定着部22A,22Bと、箔フィルムローラー23A,23Bと、インクジェット画像形成部24と、給紙部30と、送出ローラー32と、搬送ローラー34と、レジストローラー36と、制御部50とを含む。
イメージングユニット10は、感光体1と、帯電部2と、露光部3と、現像部4と、クリーニング部5と、中間転写体接触ローラー6とを含む。原稿読取部120は、イメージスキャナー122と、原稿給紙台124と、自動原稿送り装置126と、原稿排紙台128とを含む。操作パネル60は、プリントエンジン110または原稿読取部120のいずれに設けられていてもよい。操作パネル60は、タッチパネル61と、ボタン操作部62とを含む。
プリントエンジン110は、給紙部30内の媒体に対して印刷処理を行う。ある局面において、画像形成装置100は、複数の給紙部30を備えていてもよく、各給紙部30は、それぞれ異なるサイズおよび種類の媒体を格納してもよい。
送出ローラー32は、給紙部30から媒体を搬送する。さらに、搬送ローラー34は、レジストローラー36に向けて媒体を搬送する。レジストローラー36は、転写ローラー20,21の手前で、媒体の搬送タイミングを調節する。ある局面において、給紙部30の代わりに手差しトレイ140に載置された媒体が搬送されてもよい。
イメージングユニット10A,10Bは、それぞれ、軟化点温度の異なるトナーを格納する。軟化点温度とは、トナーが溶解して軟化し始める温度を指す。イメージングユニット10A,10Bに格納される各トナーは、いずれも箔を媒体に定着させるための接着剤として使用される。イメージングユニット10A,10Bのトナーの色は、インクジェット画像形成部24のインクの色と異なる色であってもよい。
最初に、イメージングユニット10Aは、イメージングユニット10Aの感光体1から中間転写ベルト12にトナー像(A)を転写する。次に、イメージングユニット10Bは、イメージングユニット10Bの感光体1から中間転写ベルト12にトナー像(B)を転写する。イメージングユニット10Aに格納されるトナーの軟化点温度は、イメージングユニット10Bに格納されるトナーの軟化点温度よりも低い。すなわち、軟化点の低いトナーが、軟化点の高いトナーより先に媒体に転写される。
各イメージングユニット10および中間転写ベルト12は、媒体に転写されるトナー像を形成する。帯電部2は、感光体1の表面を一様に帯電する。露光部3は、レーザー書き込み等により、指定された画像パターンに従って感光体1の表面を露光することで、その表面上に静電潜像を形成する。現像部4は、像担持体である感光体1上に形成された静電潜像をトナー像として現像する。クリーニング部5は、感光体1の表面を掃除する。感光体1の表面に形成されたトナー像は、中間転写体接触ローラー6によって中間転写ベルト12に転写される。
転写ローラー20,21は、中間転写ベルト12から媒体にトナー像(A),(B)を転写する。ある局面において、画像形成装置100は、中間転写ベルト12を用いず、各イメージングユニット10A,10Bから媒体に直接トナー像(A),(B)を転写してもよい。
トナー像(A),(B)を転写された媒体は、定着部22A,22Bを順に通過する。定着部22Aは、加圧ローラーおよび加熱ローラーで媒体をニップする。さらに、定着部22Aの加圧ローラーおよび加熱ローラーは、箔フィルムローラー23Aの箔フィルム(A)をニップする。
箔フィルムローラー23Aは、2つのローラーを含む。これら2つのローラーが回転することにより、箔フィルム(A)は、片方のローラーからもう片方のローラーに巻き取られていく。箔フィルム(A)は、片方のローラーからもう片方のローラーに巻き取られていく途中で、定着部22Aによりニップされる。
定着部22Aの加熱ローラーは、定着部22Bの加熱ローラーよりも低い温度で媒体を加熱する。定着部22Aの温度は、トナー像(A)のトナーの軟化点温度以上であり、トナー像(B)のトナーの軟化点温度未満である。そのため、媒体が、定着部22Aを通過すると、トナー像(A)のトナーのみが軟化し、トナー像(B)のトナーは軟化しない。トナー像(A)のトナーが軟化することで、媒体上のトナー像(A)のある位置に箔フィルム(A)の一部が接着される。その結果、トナー像(A)の形に箔フィルム(A)から切り取られた箔画像(A)が、媒体上に形成される。
同様に、定着部22Bは、加圧ローラーおよび加熱ローラーで媒体をニップする。さらに、定着部22Bの加圧ローラーおよび加熱ローラーは、箔フィルムローラー23Bの箔フィルム(B)をニップする。
箔フィルムローラー23Bは、2つのローラーを含む。これら2つのローラーが回転することにより、箔フィルム(B)は、片方のローラーからもう片方のローラーに巻き取られていく。箔フィルム(B)は、片方のローラーからもう片方のローラーに巻き取られていく途中で、定着部22Bによりニップされる。
定着部22Bの加熱ローラーは、定着部22Aの加熱ローラーよりも高い温度で媒体を加熱する。定着部22Bの温度は、トナー像(B)のトナーの軟化点温度以上である。そのため、媒体が、定着部22Bを通過すると、トナー像(B)のトナーが軟化する。トナー像(B)のトナーが軟化することで、媒体上のトナー像(B)のある位置に箔フィルム(B)の一部が接着される。その結果、トナー像(B)の形に箔フィルム(B)から切り取られた箔画像(B)が、媒体上に形成される。次に、インクジェット画像形成部24は、媒体表面にインクを吹き付けて画像を形成する。媒体は、インクによる画像を形成された後に、排出トレイ130に排出される。
原稿読取部120は、原稿を読み取って、その読み取り結果をプリントエンジン110に対する入力画像として出力する。原稿読取部120によって読み取られた入力画像は、媒体に印刷され得る。イメージスキャナー122は、プラテンガラス上に配置された原稿をスキャンする。自動原稿送り装置126は、原稿給紙台124に配置された原稿を連続してスキャンする。原稿給紙台124上に配置された原稿は、送出ローラー(図示しない)により1枚ずつ送られ、イメージスキャナー122または自動原稿送り装置126内に配置されたイメージセンサーによって順次スキャンされる。スキャン後の原稿は、原稿排紙台128へ排出される。
制御部50は、画像形成装置100全体を制御する。制御部50は、インクジェット画像形成部24による画像形成処理、定着部22A,22Bの温度制御等も実行し得る。操作パネル60は、タッチパネル61と、ボタン操作部62とを含む。タッチパネル61は液晶モニター、有機EL(Electro Luminescence)モニター等を含む。液晶モニター、有機ELモニター等には、タッチセンサーが組み込まれており、操作メニューを表示すると共に、ユーザーからのタッチによる入力を受付けることができる。ボタン操作部62は、複数のボタンを含み、タッチパネルと同様に、ユーザーからの入力を受付けることができる。
図2は、画像形成装置100の回路の一構成例を示す図である。図2中の各ブロックは、センサー、駆動部もしくはこれら両方を含む回路として実現され得る。
画像形成装置100は、制御部50と、原稿読取回路204と、カラー画像受信回路205と、箔画像受信回路206と、現像回路207と、定着回路208と、箔装置回路209と、記憶装置210と、ファクシミリ回路211と、有線インターフェイス212と、無線インターフェイス213と、ユーザー認証回路214と、操作パネル60とを含む。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)201と、RAM(Random Access Memory)202と、ROM(Read Only Memory)203とを含む。ある局面において、制御部50は、SoC(System-on-a-Chip)として実現されてもよい。
CPU201は、RAM202に読み込まれた各種プログラムおよびデータを実行または参照する。ある局面において、CPU201は、組み込みCPUであってもよいし、FPGA(Field-Programmable Gate Array)であってもよいし、またはこれらの組み合わせ等によって構成される。CPU201は、画像形成装置100の各種機能を実現するためのプログラムを実行し得る。
RAM202は、CPU201によって実行されるプログラムと、CPU201によって参照されるデータとを格納する。ある局面において、DRAM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM(Static Random Access Memory)が、RAM202として使用されてもよい。
ROM203は、不揮発性メモリーであり、CPU201によって実行されるプログラムを格納してもよい。その場合、CPU201は、ROM203からRAM202に読み出されたプログラムを実行する。ある局面において、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)またはフラッシュメモリーが、ROM203として使用されてもよい。
原稿読取回路204は、原稿読取部120がスキャンした原稿を画像データに変換し得る。CPU201は、原稿読取回路204を介して、画像データを取得し得る。ある局面において、原稿読取回路204は、取得した画像データを記憶装置210に保存し得る。
カラー画像受信回路205は、有線インターフェイス212または無線インターフェイス213を介してカラー画像データを取得する。カラー画像受信回路205は、当該取得したカラー画像データを記憶装置210に保存してもよい。カラー画像データは、インクジェット画像形成部24によって媒体上に形成される画像に関するデータである。
箔画像受信回路206は、有線インターフェイス212または無線インターフェイス213を介して箔画像データを取得する。箔画像受信回路206は、当該取得した箔画像データを記憶装置210に保存してもよい。箔画像データは、箔フィルムローラー23A,23Bのそれぞれの箔フィルム(A),(B)によって媒体上に形成される箔画像に関するデータである。ある局面において、カラー画像データおよび箔画像データは、1つのデータとして実現されてもよい。その場合、画像形成装置100は、カラー画像データおよび箔画像データを含む画像データを取得するための画像受信回路を備えていてもよい。
現像回路207は、画像形成装置100が取り込んだ画像データの現像処理を行う。ある局面において、現像回路207は、イメージングユニット10を含む現像機能のための各種アクチュエーターを制御する回路として実現されてもよい。
定着回路208は、定着部22A,22Bのモーターおよびヒーター等を制御する。定着回路208は、定着部22Aのヒーターの温度を、定着部22Bのヒーターの温度よりも低くなるように制御する。
箔装置回路209は、箔フィルムローラー23A,23Bを駆動させるモーター等を制御する。ある局面において、定着回路208および箔装置回路209は、1つの回路として実現されてもよい。
記憶装置210は、不揮発性メモリーであり、画像形成装置100の電源が切れた状態でもデータを保存しておくことができる。記憶装置210は、CPU201が実行または参照する任意のプログラムおよびデータを保存し得る。ある局面において、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)が、記憶装置210として使用されてもよい。CPU201は、必要に応じて各種プログラムを記憶装置210からRAM202に読み込み、当該読み込まれたプログラムを実行することができる。
ファクシミリ回路211は、電話回線を用いたファクシミリにより、原稿または画像データの送受信を行う。ある局面において、ファクシミリの通信制御機能を持つ回路および電話回線の通信ポートがファクシミリ回路211として使用されてもよい。
有線インターフェイス212は、有線のネットワーク機器と接続される。ある局面において、有線LAN(Local Area Network)ポートが、有線インターフェイス212として使用されてもよい。無線インターフェイス213は、無線のネットワーク機器と接続される。ある局面において、Wi-Fi(登録商標)モジュール等が無線インターフェイス213として使用されてもよい。有線インターフェイス212および無線インターフェイス213は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)等の通信プロトコルを用いてデータを送受信し得る。
ユーザー認証回路214は、画像形成装置100を使用するユーザーの認証処理を行なう。ユーザー認証回路214は、外部の認証サーバーと連携してもよいし、しなくてもよい。ある局面において、制御部50がユーザー認証回路214の機能を備えていてもよい。
図3は、画像形成装置100における箔フィルムの媒体への転写の流れの一例を示す図である。図3を参照して、定着部22A,22Bにおける箔画像の定着の流れを詳細に説明する。
矢印300は、媒体の進行方向を表わし、位置330Aは、媒体の搬送路における定着部22Aの手前の位置である。位置330Bは、媒体の搬送路における定着部22Aの通過後および定着部22Bの手前の位置である。位置330Cは、媒体の搬送路における定着部22Bの通過後の位置である。
位置330Aにおいて、媒体上には、トナー像310Aおよびトナー像310Bが形成されている。トナー像310Aは、イメージングユニット10Aのトナーによって媒体上に形成されたものである。トナー像310Bは、イメージングユニット10Bのトナーによって媒体上に形成されたものである。トナー像310Aおよびトナー像310Bは、媒体上の任意の位置に形成され得る。トナー像310Aの軟化点温度は、トナー像310Bの軟化点温度よりも低い。
定着部22Aは、ヒーター301Aと、加熱ローラー302Aと、加圧ローラー303Aとを含む。ヒーター301Aは、加熱ローラーの内部に配置され得る。ある局面において、ヒーター301Aは、ハロゲンヒーターであってもよい。
定着回路208または制御部50は、加熱ローラー302Aおよび加圧ローラー303Aによって媒体がニップされたときに、トナー像310Aのトナーが軟化し、かつ、トナー像310Bのトナーが軟化しないように、ヒーター301Aの温度を調節する。すなわち、定着回路208または制御部50は、定着部22Aの温度が、トナー像310Aの軟化点温度以上、かつトナー像310Bの軟化点温度未満になるようにヒーター301Aの温度を調節する。
媒体が定着部22Aの位置に到達すると、加熱ローラー302Aおよび加圧ローラー303Aは、箔フィルム304Aと、媒体とを重ねてニップする。このとき、トナー像310Aのトナーは軟化するため、トナー像310Aが接着剤代わりになり、箔フィルム304Aの一部が媒体上のトナー像310Aのある位置に接着される。一方で、トナー像310Bのトナーは軟化しないため、トナー像310Bのある位置には箔フィルム304Aは接着されない。
これ以降、媒体上のトナー像310Aのある位置に接着された箔を、箔320Aと呼ぶ。加熱ローラー302Aおよび加圧ローラー303Aによって加圧されることにより、箔320Aは、箔フィルム304Aから剥がれて媒体上に残る。媒体が定着部22Aを通過することで、トナー像310Aのトナーが再び硬化し、箔320Aは媒体上に定着する。
位置330Bにおいて、媒体上には、トナー像310Aおよびトナー像310Bが形成されている。さらに、媒体上のトナー像310Aのある位置には箔320Aが接着されており、箔画像が形成されている。媒体は、定着部22Aの通過後、定着部22Bのある位置に向かって搬送路を進む。
定着部22Bは、ヒーター301Bと、加熱ローラー302Bと、加圧ローラー303Bとを含む。ヒーター301Bは、加熱ローラーの内部に配置され得る。ある局面において、ヒーター301Bは、ハロゲンヒーターであってもよい。
定着回路208または制御部50は、加熱ローラー302Bおよび加圧ローラー303Bによって媒体がニップされたときに、トナー像310Bのトナーが軟化するように、ヒーター301Bの温度を調節する。すなわち、定着回路208または制御部50は、定着部22Bの温度が、トナー像310Bの軟化点温度以上になるようにヒーター301Bの温度を調節する。
媒体が定着部22Bの位置に到達すると、加熱ローラー302Bおよび加圧ローラー303Bは、箔フィルム304Bと、媒体とを重ねてニップする。このとき、トナー像310Bのトナーは軟化するため、トナー像310Bが接着剤代わりになり、箔フィルム304Bの一部が媒体上のトナー像310Bのある位置に接着される。一方で、媒体上のトナー像310Aのある位置にはすでに箔320Aが接着されているため、トナー像310Aのある位置には箔フィルム304Bは接着されない。
これ以降、媒体上のトナー像310Bのある位置に接着された箔を、箔320Bと呼ぶ。加熱ローラー302Bおよび加圧ローラー303Bによって加圧されることにより、箔320Bは、箔フィルム304Bから剥がれて媒体上に残る。媒体が定着部22Bを通過することで、トナー像310Bのトナーが再び硬化し、箔320Bは媒体上に定着する。
位置330Cにおいて、媒体上には、トナー像310Aおよびトナー像310Bが形成されている。さらに、媒体上のトナー像310A,310Bのある位置には、それぞれ箔320A,320Bが接着されており、箔画像が形成されている。媒体は、定着部22Bの通過後、インクジェット画像形成部24のある位置に向かって搬送路を進む。
ある局面において、画像形成装置100は、それぞれ軟化点温度の異なるトナーを格納した3以上の任意の数のイメージングユニット10と、イメージングユニット10と同数のそれぞれ加熱温度の異なる定着部とを備えることで、1回の印刷処理で、さらに多くの種類の箔を用いた箔画像を媒体上に形成してもよい。
他の局面において、画像形成装置100は、イメージングユニット10A,10Bのトナーを箔画像の形成以外に用いてもよい。その結果、さらにカラー画像の印刷表現の幅を広げることができる。さらに他の局面において、画像形成装置100は、一部または全てのイメージングユニット10に透明のトナーを格納することにより、当該透明のトナーを媒体のプレコートに使用してもよい。その場合、プレコートは、インクの媒体への浸み込みを防止することができる。さらに、他の局面において、箔320Aは箔320Bよりも低温で媒体に接着されるため、箔320Aは、トナー像310Aが高温になりやすいように、箔320Bよりも薄くてもよい。また、他の局面において、イメージングユニット10A,10Bにそれぞれ格納される接着用のトナーは、カラー画像形成用のインクとは異なる色であってもよい。
図4は、画像形成装置100において用いられる各トナーの軟化点温度の一例を示す図である。軟化点温度401は、カラー画像用トナーの軟化点温度であり、約150度以下である。ある局面において、画像形成装置100は、インクジェット画像形成部24の代わりに、トナーによってカラー画像を形成してもよい。カラー画像用トナーは、カラー画像を形成するトナーである。トナーによってカラー画像を形成する画像形成装置の例については、後述する。
軟化点温度402は、イメージングユニット10Aのトナーの軟化点温度であり、約180度以上であり、210度未満である。軟化点温度403は、イメージングユニット10Bのトナーの軟化点温度であり、約210度以上である。
設定温度404は、カラー画像用トナーを定着させる定着部について設定される加熱温度である。設定温度404は、軟化点温度401以上、軟化点温度402未満になるように設定される。画像形成装置100は、設定温度404を設定データとして、例えば、記憶装置210に保存し得る。定着回路208または制御部50は、設定温度404に基づいて、カラー画像用トナーを定着させる定着部の加熱温度を調整する。
設定温度405は、イメージングユニット10Aのトナーを定着させる定着部22Aについて設定される加熱温度である。設定温度405は、軟化点温度402以上、軟化点温度403未満になるように設定される。画像形成装置100は、設定温度405を設定データとして、例えば、記憶装置210に保存し得る。定着回路208または制御部50は、設定温度405に基づいて、定着部22Aの加熱温度を調整する。
設定温度406は、イメージングユニット10Bのトナーを定着させる定着部22Bについて設定される加熱温度である。設定温度406は、軟化点温度403以上になるように設定される。画像形成装置100は、設定温度406を設定データとして、例えば、記憶装置210に保存し得る。定着回路208または制御部50は、設定温度406に基づいて、定着部22Bの加熱温度を調整する。
図4に示す各トナーの軟化点温度は一例であり、画像形成装置100において使用されるトナーの軟化点温度はこれらに限られるわけではない。画像形成装置100は、任意の軟化点温度のトナーを使用し得る。また、画像形成装置100は、3以上のトナーを箔フィルムの接着剤として使用し得る。その際、各トナーの軟化点温度はある程度異なることが望ましい。また、画像形成装置100は、使用するトナーの数だけ加熱温度の異なる定着部を備える。
図5は、カラー画像および箔画像が印刷された媒体の一例を示す図である。媒体500は、画像形成装置100で印刷処理された媒体である。領域501は、カラー画像である。領域502は、箔フィルム304Aによる箔画像である。領域503は、箔フィルム304Bによる箔画像である。
領域502の画像は、媒体500が図3の位置330Bに到達した時点で、箔320Aによって媒体500上に形成される。領域503の画像は、媒体500が図3の位置330Cで到達した時点で、媒体500上に箔320Bによって形成される。領域501の画像は、インクジェット画像形成部24の位置において、媒体500上にインクによって形成される。
ある局面において、画像形成装置100は、イメージングユニット10Aに箔を接着するためのトナーを格納し、イメージングユニット10Bに透明のプレコート用のトナーを格納してもよい。その場合、媒体500が図3の位置330Bに到達した時点で、媒体500上に箔320Aの箔画像が形成され、媒体500が図3の位置330Cに到達した時点で、媒体500上にプレコートが形成される。その結果、インクジェット画像形成部24がインクを媒体500に吹き付けたとき、プレコートは、インクが媒体500にしみこむことを抑制し得る。
他の局面において、画像形成装置100は、イメージングユニット10Aにカラー画像を形成するためのトナーを格納し、イメージングユニット10Bに箔を接着するためのトナーを格納してもよい。その場合、媒体500が図3の位置330Bに到達した時点で、媒体500上にイメージングユニット10Aのトナーによるカラー画像が形成され、媒体500が図3の位置330Cに到達した時点で、媒体500上に箔320Bの箔画像が形成される。
上記のように、画像形成装置100は、イメージングユニット10A,10Bに、箔の接着するためのトナー、カラー画像を形成するためのトナーおよびプレコート用のトナー等を複数組み合わせて格納してもよい。
図6は、画像形成装置100における印刷処理の手順の一例を示す図である。ある局面において、CPU201は、図6の処理を行うためのプログラムを記憶装置210からRAM202に読み込んで、当該プログラムを実行してもよい。他の局面において、当該処理の一部または全部は、当該処理を実行するように構成された回路素子の組み合わせとしても実現され得る。
ステップS610において、CPU201は、有線インターフェイス212または無線インターフェイス213によって、外部機器から画像ファイルを受信する。ある局面において、画像形成装置100は、画像ファイルを外部機器から受信する代わりに、原稿読取回路204によって、原稿のスキャン画像を取得してもよい。他の局面において、CPU201は、インクによって形成されるカラー画像と、箔によって形成される箔画像とを個別に受信してもよい。
ステップS620において、CPU201は、画像ファイルに含まれる各画像が、カラー画像または箔画像のいずれであるかを解析する。より具体的には、CPU201は、画像ファイルに含まれる各画像を箔320A、箔320Bおよびインクのいずれによって形成するかを決定する。
ある局面において、CPU201は、画像データの濃度および彩度等の情報に基づいて、画像ファイルに含まれる各画像が、カラー画像または箔画像のいずれであるかを判定してもよい。他の局面において、CPU201は、画像データに紐付けられたメタデータ等に基づいて、画像ファイルに含まれる各画像が、カラー画像または箔画像のいずれであるかを判定してもよい。
ステップS630において、現像回路207は、イメージングユニット10Aを制御して、第1の現像処理を実行する。第1の現像処理では、画像形成装置100は、媒体上に、箔320Aによる箔画像を形成する位置にトナー像310Aを形成する。まず、イメージングユニット10Aは、中間転写ベルト12にトナー像310Aを転写する。次に、中間転写ベルト12は、媒体上にトナー像310Aを転写する。
ステップS640において、現像回路207は、イメージングユニット10Bを制御して、第2の現像処理を実行する。第2の現像処理では、画像形成装置100は、媒体上に、箔320Bによる箔画像を形成する位置にトナー像310Bを形成する。まず、イメージングユニット10Bは、中間転写ベルト12にトナー像310Bを転写する。次に、中間転写ベルト12は、媒体上にトナー像310Bを転写する。ある局面において、ステップS630,S640の処理は同時並行的に実行され得る。
ステップS650において、定着回路208および箔装置回路209は、それぞれ定着部22Aおよび箔フィルムローラー23Aを制御して、第1の定着処理を実行する。第1の定着処理では、画像形成装置100は、媒体上に箔320Aによる箔画像を形成する。定着部22Aは、媒体を加熱し、トナー像310Aのトナーを軟化させる。同時に、箔フィルムローラー23Aは、回転することで、媒体に箔320Aを供給する。その結果、箔320Aによる箔画像が媒体上のトナー像310Aのある位置に形成される。
ステップS660において、定着回路208および箔装置回路209は、それぞれ定着部22Bおよび箔フィルムローラー23Bを制御して、第2の定着処理を実行する。第2の定着処理では、画像形成装置100は、媒体上に箔320Bによる箔画像を形成する。定着部22Bは、媒体を加熱し、トナー像310Bのトナーを軟化させる。同時に、箔フィルムローラー23Bは、回転することで、媒体に箔320Bを供給する。その結果、箔320Bによる箔画像が媒体上のトナー像310Bのある位置に形成される。
ステップS670において、CPU201は、インクジェット画像形成部24を制御して、インクによるカラー画像を媒体上に形成する。カラー画像を形成された媒体は、そのまま搬送経路の下流に搬送され、排出トレイ130に排出される。
ある局面において、現像回路207、定着回路208および箔装置回路209は、CPU201と連携して、それぞれ上記のステップS630〜S650の処理を実行してもよい。他の局面において、CPU201が、上記のステップS630〜S650の処理を実行してもよい。
上記のように、本実施の形態に従う画像形成装置100は、それぞれ軟化点温度の異なるトナーを格納した複数のイメージングユニットと、それぞれ加熱温度の異なる複数の定着部とを備えることで、1回の印刷処理で、複数の種類の箔を用いた箔画像を媒体上に形成することができる。
[第2の実施の形態]
図7は、第2の実施の形態に従う画像形成装置700の一構成例を示す図である。画像形成装置700は、インクジェット画像形成部24が定着部22A,22Bよりも上流に位置する点で、画像形成装置100と異なる。
図7の例では、インクジェット画像形成部24は、レジストローラー36の上流に位置しているが、これは一例であり、インクジェット画像形成部24の配置はこれに限られるわけではない。ある局面において、インクジェット画像形成部24は、レジストローラー36および転写ローラー21,22の間に配置されてもよい。他の局面において、インクジェット画像形成部24は、転写ローラー21,22および定着部22Aの間に配置されてもよい。
インクジェット画像形成部24が、定着部22A,22Bよりも媒体の搬送経路の上流に配置されることで、画像形成装置700は、箔画像にインクがにじみ出ることを抑制することができる。
[第3の実施の形態]
図8は、第3の実施の形態に従う画像形成装置800の一構成例を示す図である。画像形成装置800は、インクジェット画像形成部24の代わりに、カラー画像を形成するためのトナーを格納するイメージングユニット10Y,10M,10C,10Kを備え、さらに、カラー画像を形成するためのトナーを媒体に定着させるための定着部22Cを備える点で、画像形成装置100,700と異なる。
定着部22Cの加熱温度は、定着部22Aの加熱温度よりも低温になる。例えば、定着部22C,22Aおよび22Bのそれぞれの加熱温度の設定は、それぞれ設定温度404,405および406であってもよい。また、イメージングユニット10A,10Bの各トナーの色は、イメージングユニット10Y,10M,10C,10Kの各トナーの色と異なる色であってもよい。
画像形成装置800は、インクジェット画像形成部24の代わりにカラー画像を形成するためのイメージングユニット10Y,10M,10C,10Kを備えることで、印刷処理における生産性を向上させることができる。
図9は、画像形成装置800における印刷処理の手順の一例を示す図である。ある局面において、CPU201は、図9の処理を行うためのプログラムを記憶装置210からRAM202に読み込んで、当該プログラムを実行してもよい。他の局面において、当該処理の一部または全部は、当該処理を実行するように構成された回路素子の組み合わせとしても実現され得る。図9に示される各処理のうち、図6の処理手順と同一の処理内容については、同一のステップを付してある。したがって、同一の処理内容の説明は繰り返さない。
ステップS910において、現像回路207は、イメージングユニット10Y,10M,10C,10Kを制御して、通常の現像処理を実行する。通常の現像処理では、画像形成装置800は、媒体上に、箔画像以外のカラー画像を形成する位置にカラートナー像を形成する。まず、イメージングユニット10Y,10M,10C,10Kは、中間転写ベルト12にカラートナー像を転写する。次に、中間転写ベルト12は、媒体上にカラートナー像を転写する。
ステップS920において、定着回路208は、定着部22Cを制御して、通常の定着処理を実行する。通常の定着処理では、画像形成装置100は、媒体上に箔画像以外のカラー画像を形成する。定着部22Cは、媒体を加熱し、ステップS910にて媒体上に形成されたカラートナー像を媒体に定着させる。定着部22Cの加熱温度は、トナー像310A,310Bの各トナーの軟化点温度未満であるため、トナー像310A,310Bの各トナーは軟化しない。
以上説明したとおり、各実施の形態に従う画像形成装置は、それぞれ軟化点温度の異なるトナーを格納した複数のイメージングユニットと、それぞれ加熱温度の異なる複数の定着部とを備える。当該構成により、各実施の形態に従う画像形成装置は、1回の印刷処理で、複数の種類の箔を用いた箔画像を媒体上に形成することができる。その結果、各実施の形態に従う画像形成装置は、複数の箔を使用した印刷処理においても、高い生産性を維持することができる。さらに、イメージングユニット10A,10Bにカラー画像形成用のトナーまたはプレコート用のトナー等を格納することで、各実施の形態に従う画像形成装置は、幅広い印刷手法を実現し得る。なお、実施例1〜3において説明した各構成および処理は組み合わせて実施されてもよい。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内で全ての変更が含まれることが意図される。
1 感光体、2 帯電部、3 露光部、4 現像部、5 クリーニング部、6 中間転写体接触ローラー、10,10A,10B イメージングユニット、12 中間転写ベルト、14,16 中間転写体駆動ローラー、20,21 転写ローラー、22A,22B 定着部、23A,23B 箔フィルムローラー、24 インクジェット画像形成部、30 給紙部、32 送出ローラー、34 搬送ローラー、36 レジストローラー、50 制御部、60 操作パネル、61 タッチパネル、62 ボタン操作部、100,700,800 画像形成装置、110 プリントエンジン、120 原稿読取部、122 イメージスキャナー、124 原稿給紙台、126 自動原稿送り装置、128 原稿排紙台、130 排出トレイ、140 手差しトレイ、201 CPU、202 RAM、203 ROM、204 原稿読取回路、205 カラー画像受信回路、206 箔画像受信回路、207 現像回路、208 定着回路、209 箔装置回路、210 記憶装置、211 ファクシミリ回路、212 有線インターフェイス、213 無線インターフェイス、214 ユーザー認証回路、301A,301B ヒーター、302A,302B 加熱ローラー、303A,303B 加圧ローラー、304A,304B 箔フィルム、310A,310B トナー像、320A,320B 箔、330A,330B,330C 位置、401,402,403 軟化点温度、404,405,406 設定温度、500 媒体、501,502,503 領域。

Claims (20)

  1. 第1および第2のトナー像形成部と、
    第1および第2の定着部と、
    カラー画像を形成するための画像形成部と、を備え、
    前記第1のトナー像形成部は、媒体の表面に、第1のトナー像を形成し、
    前記第2のトナー像形成部は、前記媒体の表面に、前記第1のトナー像と軟化点温度の異なる第2のトナー像とを形成し、
    前記第1および第2の定着部は、前記媒体の搬送路に沿って、上流側から前記第1および第2の定着部の順に設けられており、
    前記第1の定着部は、前記媒体の表面に、前記第1のトナー像に重なる第1の箔画像を定着させ、
    前記第2の定着部は、前記媒体の表面に、前記第2のトナー像に重なる第2の箔画像を定着させ、
    前記画像形成部は、前記媒体の表面に、箔画像以外の画像を形成する、画像形成装置。
  2. 前記第2の定着部の加熱温度は、前記第1の定着部の加熱温度よりも、高い、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のトナー像形成部のトナーの軟化点温度は、前記第2のトナー像形成部のトナーの軟化点温度よりも低い、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1のトナー像は、前記第2のトナー像よりも先に前記媒体上に転写される、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の箔画像の厚みは、前記第2の箔画像の厚みよりも、薄い、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1および第2のトナー像形成部の各々のトナーの色は、前記画像形成部で使用される色とは異なる、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1および第2のトナー像形成部の各々のトナーの色は、透過色である、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は、インクジェット方式の画像形成部である、請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成部は、電子写真方式の画像形成部であり、
    前記画像形成部によって形成されるトナー画像を前記媒体に定着させる第3の定着部をさらに備え、
    前記第3の定着部は、前記第1および第2の定着部よりも前記搬送路の上流側に位置し、
    前記画像形成部のトナーの軟化点温度は、前記第1および第2のトナー像形成部の各々のトナーの軟化点温度よりも低い、請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記第1の定着部は、
    第1の加圧ローラーと、第1の加熱ローラーとを有し、
    前記第1の加圧ローラーおよび前記第1の加熱ローラーによって、前記媒体および第1の箔フィルムをニップし、
    前記第2の定着部は、
    第2の加圧ローラーと、第2の加熱ローラーとを有し、
    前記第2の加圧ローラーおよび前記第2の加熱ローラーによって、前記媒体および第2の箔フィルムをニップする、請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 画像形成装置の制御方法であって、
    媒体の表面に、第1のトナー像を形成するステップと、
    前記媒体の表面に、前記第1のトナー像と軟化点温度の異なる第2のトナー像を形成するステップと、
    前記媒体を加熱することで、前記媒体の表面に、前記第1のトナー像に重なる第1の箔画像を定着させるステップと、
    前記媒体を加熱することで、前記媒体の表面に、前記第2のトナー像に重なる第2の箔画像を定着させるステップと、
    前記媒体の表面に、箔画像以外の画像を形成するステップとを含む、制御方法。
  12. 前記第2の箔画像を定着させるステップの加熱温度は、前記第1の箔画像を定着させるステップの加熱温度よりも、高い、請求項11に記載の制御方法。
  13. 前記第1のトナー像のトナーの軟化点温度は、前記第2のトナー像のトナーの軟化点温度よりも低い、請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記第1のトナー像は、前記第2のトナー像よりも先に前記媒体上に転写される、請求項12または13に記載の制御方法。
  15. 前記第1の箔画像の厚みは、前記第2の箔画像の厚みよりも、薄い、請求項11〜14のいずれかに記載の制御方法。
  16. 前記第1および第2のトナー像の各々のトナーの色は、前記箔画像以外の画像を形成する際に使用される色とは異なる、請求項11〜15のいずれかに記載の制御方法。
  17. 前記第1および第2のトナー像の各々のトナーの色は、透過色である、請求項16に記載の制御方法。
  18. 前記箔画像以外の画像は、インクジェット方式によって形成される、請求項11〜17のいずれかに記載の制御方法。
  19. 前記箔画像以外の画像は、電子写真方式によって形成され、
    前記制御方法は、前記第1および第2のトナー像の定着処理よりも先に、前記箔画像以外の画像を前記媒体に定着させるステップをさらに含み、
    前記箔画像以外の画像を形成するトナー像のトナーの軟化点温度は、前記第1および第2のトナー像の各々のトナーの軟化点温度よりも低い、請求項11〜17のいずれかに記載の制御方法。
  20. 前記第1の箔画像を定着させるステップは、第1の加圧ローラーおよび第1の加熱ローラーによって、前記媒体と第1の箔フィルムをニップするステップを含み、
    前記第2の箔画像を定着させるステップは、第2の加圧ローラーおよび第2の加熱ローラーによって、前記媒体と第2の箔フィルムをニップするステップを含む、請求項11〜19のいずれかに記載の制御方法。
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