JP2021067335A - ボールチェーン - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製のボールチェーンにもフェイルセーフ機能を設けることを可能としたボールチェーンを提供する。【解決手段】複数の金属ボール16aを、金属リンク軸16bで連結したボールチェーン16であって、第1端部17と第2端部18とが連結部21で連結され、連結部21は、第1端部17を構成する第1コネクタ22aと、第2端部18を構成する第2コネクタ22bと、第1コネクタ22aと第2コネクタ22bとを連結する連結部材23とを備え、ボールチェーンに対して、通常操作時の引張り力を超える引張り力が作用したとき、少なくとも、連結部材23に対して、第1コネクタが22a外れる、または、第2コネクタ22bが外れる。各コネクタは、リンク軸26と、樹脂嵌合部27とを備え、リンク軸26は、金属軸部26aと、樹脂嵌合部27と一体化するための一体化部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、チェーンの第1端部と第2端部とが連結部で連結されたボールチェーンに関する。
横型ブラインドにおけるスラットやロールスクリーンにおけるスクリーンの昇降装置には、操作コードとしてボールチェーンが用いられている。例えば、特許文献1には、樹脂製の紐に対して樹脂製のボールを等間隔に形成したボールチェーンが記載されている。そして、操作コードは、通常操作時の引張り力を超える引張り力が作用したときに切断されるフェイルセーフ機能を備えている。
特許第5613387号公報
樹脂性のボールチェーンにあっては、ホールとボール同士を連結する紐は、同じ樹脂製であり、紐がボールに対して一体化されている。したがって、ボールチェーンでは、繰り返し使用しているうちに、紐がボールから抜けてしまうおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ボールに対するボール同士を接続するリンク軸の脱落を抑制可能としたボールチェーンを提供することにある。
上記課題を解決するためのボールチェーンは、複数のボールを、リンク軸で連結したボールチェーンであって、前記リンク軸は、軸部と、前記軸部の端部に設けられる成形部と一体化させるための一体化部とを備え、前記一体化部は、凸または凹部を含んでいる。
上記ボールチェーンにおいて、前記抜け止め部は、拡径部で構成してもよい。
上記ボールチェーンにおいて、前記ボールチェーンは、第1端部と第2端部とが連結部で連結されてなり、前記連結部は、前記ボールチェーンに対して、通常操作時の引張り力を超える引張り力が作用したとき、前記第1端部を構成する第1コネクタと前記第2端部を構成する第2コネクタとが離れ、各コネクタは、前記リンク軸と、前記リンク軸に設けられ、他方のコネクタの嵌合部と接続される前記成形部で構成された嵌合部とを備え、前記第1コネクタが備える前記嵌合部が第1嵌合部であり、前記第2コネクタが備える前記嵌合部が第2嵌合部であり、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、連結部材を介して連結される構成としてもよい。
上記課題を解決するためのボールチェーンは、複数の金属ボールを、金属リンク軸で連結したボールチェーンであって、前記ボールチェーンの第1端部と第2端部とが連結部で連結されたボールチェーンにおいて、前記連結部は、前記ボールチェーンに対して、通常操作時の引張り力を超える引張り力が作用したとき、少なくとも、前記第1端部が外れる、または、前記第2端部が外れる。
本発明によれば、ボールに対するボール同士を接続するリンク軸の脱落を抑制することができる。
ロールスクリーンの正面図。 (a)は、ボールチェーンの要部側面図、(b)は、ボールチェーンの要部拡大断面図、(c)は、連結部の要部拡大側面図。 第1実施形態におけるボールチェーンの第1端部と第2端部とを連結する連結部の分解斜視図。 第1実施形態におけるコネクタとリンク軸の関係を示す正面図。 第1実施形態における第1コネクタおよび第2コネクタを示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、側面図、(c)は、平面図、(d)は、底面図。 第1実施形態における連結部材を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、底面図、(c)は、(a)のc−c断面図、(d)は、(a)のd−d断面図。 第1実施形態における第1コネクタと第2コネクタとが連結部材によって連結された状態を示す断面図。 第2実施形態における第1コネクタと第2コネクタとが連結部材によって連結された状態を示す断面図。 第2実施形態におけるリンク軸の側面図。 第3実施形態における第1コネクタと第2コネクタとが連結部材によって連結された状態を示す断面図。 第3実施形態におけるリンク軸の側面図。 第4実施形態における第1コネクタと第2コネクタとが連結部材によって連結された状態を示す断面図。 リンク軸の変形例を示す側面図。 リンク軸の変形例を示す側面図。
以下、本発明を適用したボールチェーンを操作コードに用いたロールスクリーンについて、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、このロールスクリーン10は、一例として、窓枠に取り付けられ、日射などを遮蔽する遮蔽装置として使用され、また、部屋と階段といった第1空間と第2空間とを仕切り空気の流れなどを遮蔽する遮蔽装置として使用される。このようなロールスクリーン10は、窓枠や天井に設けられた設置部に取り付けられる。
ロールスクリーン10は、設置部に取り付けられるヘッド部11と、ヘッド部11から垂下される遮蔽材としてのスクリーン12とを備えている。ヘッド部11は、ブラケットを介して設置部に取り付けられる。ヘッド部11は、幅方向における両端部にサイドカバー13を備えている。サイドカバー13は、内部に、スクリーン12を巻回する巻取パイプ14を回転可能に支持している。巻取パイプ14は、ヘッド部11の幅方向に延在しており、幅方向における一端部に、巻取パイプ14を回転するプーリ15を備えている。プーリ15には、操作部として、巻取パイプ14を回転する環状の操作チェーンであるボールチェーン16が係合されている。ボールチェーン16は、ヘッド部11の幅方向における一端部より垂下されており、ボールチェーン16を構成する2本のチェーンが垂下されている。ボールチェーン16は、2本のチェーンのうちの何れか一方のチェーンを引き下げる操作を行うことで、巻取パイプ14をスクリーン12の引き出し方向に回転させたり、スクリーン12の巻取方向に回転させる。これにより、ウェイトバー9とともにスクリーン12が昇降される。
スクリーン12は、一例として、可撓性シートである。スクリーン12の巻取および引き出し方向である上下方向において、スクリーン12の一端部は、巻取パイプ14に固定され、他端部は、スクリーン12の位置を上下方向に沿って安定させるウェイトバー9が取り付けられている。
次に、ボールチェーン16の具体的構成を説明する。
図2(a)に示すように、ボールチェーン16は、プリーツスクリーンの操作チェーンであって、金属製のボールチェーンである。ボールチェーン16は、多数の金属ボール16aと、互いに隣り合う金属ボール16a同士を連結する金属リンク軸16bとを備えている。金属ボール16aは、ステンレスなどの金属板をかしめることにより球体に成形されており、相対する2つの頂部には、凹部同士が突き合わせて構成した貫通孔16dが構成されている。金属ボール16aのボール径は、例えば数ミリ程度、好ましくは4.5mmである。
図2(b)に示すように、金属リンク軸16bは、直線状部材であって、各端部には、フランジ部16cを備えている。金属リンク軸16bは、展開状態の金属ボール16aの凹部に係合され、その後かしめられることによって球体形状とされ、さらに、フランジ部16cが金属ボール16aの内側に配置され、金属リンク軸16bの金属ボール16aに対する抜け止めとなる。互いに隣接する金属ボール16aは、金属リンク軸16bによって連結され、1本のボールチェーン16となる。
図2(c)に示すように、環状になる前の1本のボールチェーン16の両端部、すなわち第1端部17と第2端部18は、連結部21によって連結され、無端チェーンとなる。
図3に示すように、連結部21は、第1端部17を構成する第1コネクタ22aと、第2端部18を構成する第2コネクタ22bと、第1コネクタ22aと第2コネクタ22bとを連結する連結部材23とを備えている。なお、第1コネクタ22aと第2コネクタ22bとは同じ構成を有するため、まとめてコネクタ22ともいう。
図4に示すように、コネクタ22は、リンク軸26と、嵌合部としての樹脂嵌合部27とを備えている。リンク軸26は、直線形状の金属軸部26aと、金属軸部26aの一端部が備える一体化部26bと、金属軸部26aの他端部が備える抜け止め部26cとを備えている。一体化部26bは、連結部材23と嵌合される樹脂嵌合部27と一体化する、すなわち抜け止めとして機能する凸部である。一体化部26bは、金属軸部26aに対して外周方向に張り出し、かつ、周回方向に連続したフランジ形状を有した拡径部である。そして、金属軸部26aの一端部において、拡径部が軸線方向に平行でかつ離間して複数設けられている。拡径部の数は特に限定されるものではなく、3つ以上でも、または、1つであってもよい。拡径部の数が多ければ、樹脂嵌合部27に対して抜けにくくなるし、拡径部の数が少なければ、リンク軸26の形状を簡素化でき、製造が容易となる。また、拡径部は、半径方向に切欠部を備え、周回方向に不連続であってもよい。
抜け止め部26cは、金属ボール16aに対する抜け止め用の凸部であって、金属拡径部である。抜け止め部26cは、金属軸部26aが貫通孔16dに挿通され、金属ボール16aの内側に位置される。抜け止め部26cは、金属軸部26a側の面が金属ボール16aの内面に対応した傾斜面または球面形状を有している。また、抜け止め部26cの反対側の面の形状は特に限定されるものではないが、ここでは平坦面で構成されている。
図5(a)〜図5(d)に示すように、樹脂嵌合部27は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアセタールなどの合成樹脂材料による樹脂成形部であって、球台形状を有している。具体的に、樹脂嵌合部27は、球を1つの平面で切り取った球欠形状を有した球欠部28と、球欠部28の平坦な底面部に構成された嵌合突部29とを備えている。樹脂嵌合部27、特に球欠部28の表面は、金属ボール16aとともにボールチェーン16の外観を構成するものであるから、表面に金属ボール16aと同じような外観を有するように、塗装やメッキを施すこともできる。なお、第1コネクタ22aの嵌合突部を第1嵌合突部29aといい、第2コネクタ22bの嵌合突部を第2嵌合突部29bともいう。
球欠部28は、球体の1/4程度の位置で切り取った形状を有しており、球面の頂部からは、金属軸部26aが延出している。リンク軸26は、樹脂嵌合部27に一体化部26bを備えた一端部がインサート成形されることで、樹脂嵌合部27に対して抜け止めがされた状態で一体化されている。これにより、球欠部28の球面の頂部から金属軸部26aおよび抜け止め部26cが延出した状態となる。球欠部28は、その外周縁が切り欠かれ相対する位置に直線部30を備えている。これにより、コネクタ22は、直線部30の位置を組立時や修理時に治具で把持し易くなる。
嵌合突部29は、リンク軸26とは反対側に球欠部28の頂部から突出する突出部である。嵌合突部29の先端部の外周面上には、丸軸の中心に対し線対称状に膨径部31を備えている。膨径部31の中間には、断面半円状の凹部32を備えている。なお、第1コネクタ22a側の膨径部31を第1膨径部31aともいい、第2コネクタ22b側の膨径部31を第2膨径部31bともいう。また、球欠部28と膨径部31とは、金属軸部26aの軸線方向に離間している。そして、球欠部28と膨径部31の間には、補強などのために、リブ33を備えている。また、リブ33は、連結部材23の内周面に設けられた突起37と係合し、回転止めとなる。
図6(a)〜図6(d)に示すように、連結部材23は、全体が平行な2つの平面にはさまれた球台形状を有している。連結部材23は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアセタールなどの合成樹脂材料による樹脂成形体であり、樹脂部材である。連結部材23は、高さ方向に貫通孔を備えており、図6(a)に示すように、貫通孔は、第1コネクタ22a側に臨む第1平面に第1嵌合凹部34aを構成し、図6(b)に示すように、第2コネクタ22b側に臨む第2平面に第2嵌合凹部34bを構成している。なお、第1嵌合凹部34aおよび第2嵌合凹部34bをまとめて嵌合凹部34ともいう。
第1嵌合凹部34aおよび第2嵌合凹部34bは、嵌合突部29の膨径部31を含む先端部を挿入可能とした俵形に形成されている。また、第1嵌合凹部34aおよび第2嵌合凹部34bは、その俵形の方向が円筒の中心に対し互いに90度回転した形状となっている。
図6(c)および図6(d)に示すように、連結部材23の内部において、貫通孔は、嵌合突部29の先端部を回動可能とする径を備えた円形孔35が構成されている。第1嵌合凹部34aの俵形の短軸方向の開口縁には、第1膨径部31aの円形孔35からの抜けを妨げる第1係止部36aがそれぞれ形成され、第2嵌合凹部34bの俵形の短軸方向の開口縁には、第2膨径部31bの円形孔35からの抜けを妨げる第2係止部36bがそれぞれ形成されている。以下、第1係止部36aおよび第2係止部36bをまとめて係止部36ともいう。円形孔35の内周面には、凹部32に係合する突起37がそれぞれ形成されている。凹部32および突起37は、位置決め手段として機能する。
図7に示すように、第1コネクタ22aの第1嵌合突部29aと連結部材23の第1嵌合凹部34aとを連結するには、第1嵌合突部29aを第1嵌合凹部34aに挿入し、第1嵌合突部29aを連結部材23に対し90度一方向に回動する。すると、第1嵌合凹部34aの凹部32が円形孔35内の突起37に係合して位置決めされる。また、第2コネクタ22bの第2嵌合突部29bと連結部材23の第2嵌合凹部34bとを連結するにも、第2嵌合突部29bを第2嵌合凹部34bに挿入し、第2嵌合突部29bを連結部材23に対し90度一方向に回動する。すると、第2嵌合凹部34bの凹部32が円形孔35内の突起37に係合して位置決めされる。これにより、第1端部17と第2端部18とが連結部21によって連結されることになる。連結部材23に第1コネクタ22aおよび第2コネクタ22bが連結された状態は、他の金属ボール16aとほぼ同じ大きさと形状を備えていることになる。そして、無端状のボールチェーン16が構成される。
次に、以上のように構成されたロールスクリーン10の作用について説明する。
このように構成されたボールチェーン16では、連結部21(連結部材23の両側に球欠部28が配置されたボール)と連結部21に隣接する金属ボール16aとの間隔と、連結部21を含まない位置における互いに隣接する金属ボール16a同士の間隔が同一とされる。したがって、ボールチェーン16はプーリ15に対し制限なく周回可能となる。
また、連結部材23に第1コネクタ22aおよび第2コネクタ22bが連結された状態では、第1嵌合突部29aの第1膨径部31aが第1係止部36aに係止されて、円形孔35内に保持される。また、第2嵌合突部29bの第2膨径部31bが第2係止部36bに係止されて、円形孔35内に保持される。この係止状態は、凹部32に突起37が係合され、さらにリブ33と突起37とが係合することで位置決めされる。この保持力は、通常のスクリーン12の昇降操作時にボールチェーン16に作用する通常の引張り力では嵌合突部29が嵌合凹部34から外れることがないように設定されている。
そして、ボールチェーン16に通常の引張り力を超える大きな引張り力が作用したときに限り、連結部材23の係止部36の合成樹脂の弾性により、膨径部31により嵌合凹部34が押し広げられて、嵌合突部29が嵌合凹部34から外れる。
以上のような第1実施形態は、以下のように列挙する効果を得ることができる。
(1)連結部21において、連結部材23に対してコネクタ22を連結することで、樹脂製のボールチェーンと同様に、金属製のボールチェーン16のフェイルセーフ機能を実現することができる。
(2)嵌合突部29を嵌合凹部34に挿入して90度回動させることにより、膨径部31を係止部36に係止させる構成としたので、嵌合突部29を嵌合凹部34に嵌合するための操作力を軽微としながら、嵌合突部29を連結部材23に保持する保持力を十分に確保することができる。
(3)連結部21の嵌合が外れた後は、コネクタ22の嵌合突部29を嵌合凹部34に再度嵌合すれば、無端状のボールチェーン16として容易に再生することができる。
(4)嵌合突部29を嵌合凹部34に嵌合するための操作力が軽微であるので、容易に嵌合突部29を嵌合凹部34に再嵌合することができる。したがって、連結部21が外れても、居住者が容易に復帰させることができる。
(5)連結部21以外における金属ボール16a同士の間隔と、連結部21(連結部材23に第1コネクタ22aおよび第2コネクタ22bが連結された状態)と隣接する金属ボール16aとの間隔とが同一とされる。したがって、ボールチェーン16はプーリ15に対し制限なく周回可能となる。
(6)膨径部31の凹部32に突起37が係合される。これにより、嵌合突部29は、係止部36に膨径部31が係止された状態に位置決めされる。すなわち、使用中に誤って、嵌合突部29が回転して嵌合凹部34から外れてしまうことを防止できる。
(7)リンク軸26と樹脂嵌合部27とはインサート成形により容易に一体化することができる。
(8)リンク軸26は、一体化部26bを備え、一体化部26bに樹脂が回り込むことで、樹脂嵌合部27に対して抜けにくくなる。
(9)一体化部26bは、周回方向に連続したフランジ形状を有した拡径部が設けられているので、より樹脂嵌合部27と強固に一体化することができる。
(10)抜け止め部26cによって、連結部材23に対するコネクタ22の連結よりも強く金属ボール16aとコネクタ22とを連結することができる。
(11)連結部材23は樹脂部材であることから、製造が容易である。
〔第2実施形態〕
図8および図9に示すように、リンク軸41は、金属軸部41aと、金属軸部41aの一端部に設けられる第1一体化部41bと、金属ボール16aに対する抜け止め部41cとを備えている。第1一体化部41bは、外周方向に突出し、かつ、周回方向に不連続の凸部である。樹脂嵌合部27は、第1一体化部41bを備えたリンク軸41の一端部がインサート成形される。このような構成によっても、リンク軸41は、樹脂嵌合部27と一層強固に一体化することができる。
また、金属軸部41aの他端部にも、第2一体化部41dを備えている。本実施形態においては、抜け止め部41cは、合成樹脂の成形部である。例えば、抜け止め部41cは、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアセタールなどの合成樹脂材料による成形部である。抜け止め部41cは、金属軸部26a側の面が金属ボール16aの内面に対応した傾斜面または球面形状を有している樹脂拡径部である。第2一体化部41dは、第1一体化部41bと同様な構成を有した凸部であるが、第1一体化部41bに対して90度回転した形状となっている。抜け止め部41cは、第2一体化部41dを備えたリンク軸41の他端部がインサート成形される。このような構成によっても、リンク軸41は、抜け止め部41cと一層強固に一体化することができる。第1一体化部41bと第2一体化部41dは、同じ構成であるため、何れを樹脂嵌合部27に対する一体化部として使用してもよいし、抜け止め部41cに対する一体化部として使用してもよい。
〔第3実施形態〕
図10および図11に示すように、リンク軸46は、金属ねじ部材であって、軸部46aと、軸部46aの一端部側に設けられるねじ部46bと、軸部46aの他端部側に設けられるねじ頭部46cとを備えている。ねじ部46bは、螺旋溝で構成されたねじ溝であり、凹部および凸部である。したがって、ねじ部46bは、樹脂嵌合部27に対する一体化部として機能する。ねじ部46bは、軸部46aにおいて、図示したように、先端側に設けられていてもよいし、軸部46aの全長に亘って設けられていてもよい。また、ねじ頭部46cは、金属ボール16aに対する抜け止め部として機能する金属拡径部である。ねじ頭部46cは、その頂面に、+溝や−溝といったドライバなどの工具が係合する係合溝を備えている。リンク軸46は、ねじ部46bを樹脂嵌合部27に対してねじ込むことによって、樹脂嵌合部27に対して一体化することもできるし、インサート成形によって、樹脂嵌合部27と一体化することができる。
〔第4実施形態〕
図12に示すように、連結部51は、第1端部17を構成する第1コネクタ22aを備えており、第1コネクタ22aは、リンク軸46と、嵌合部としての樹脂嵌合部27とを備えている。これに対して、第2端部18を構成する第2コネクタ22bは、嵌合部としての樹脂嵌合部52を備えている。リンク軸46は、ねじ部46bを樹脂嵌合部52に対してねじ込むことによって、樹脂嵌合部52に対して一体化することもできるし、インサート成形によって、樹脂嵌合部52と一体化することができる。なお、リンク軸46としては、金属ねじ部材ではなくリンク軸26と同じ構成のものを用いることもできる。樹脂嵌合部52は、連結部材23に代わる部分であって、第1コネクタ22a側に臨む第1平面に嵌合凹部53を備えている。嵌合凹部53は、嵌合突部29の膨径部31を含む先端部を挿入可能とした俵形に形成されている。嵌合凹部53は、内部において、嵌合突部29が回動可能である。そして、嵌合凹部53の俵形の短軸方向の開口縁には、膨径部31の嵌合凹部53からの抜けを妨げる係止部54がそれぞれ形成されている。
第1コネクタ22aの第1嵌合突部29aと第2コネクタ22bの樹脂嵌合部52とを連結するには、嵌合突部29を嵌合凹部53に挿入し、嵌合突部29を嵌合凹部53に対し90度一方向に回動する。すなわち、第1実施形態における嵌合突部29を連結部材23に連結する方法と同じである。このような構成によれば、第1実施形態〜第3実施形態のように、連結部材を使用しないことから部品点数を削減することができる。
なお、以上のような第1実施形態〜第3実施形態は、さらに、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・連結部材23は、樹脂成形体の周囲を金属カバーで覆うようにしてもよい。
・一体化部には、樹脂嵌合部にアウトサート成形されてもよい。
・一体化部は、軸部に対して外周方向に突出していれば、その形状は特に限定されるものではない。
・樹脂嵌合部27や嵌合凹部53などは、樹脂成形部ではなく、金属成形部であってもよい。
・リンク軸26やリンク軸41は、金属製ではなく、樹脂製であってもよい。
・樹脂嵌合部27や嵌合凹部53やリンク軸26やリンク軸41は、意匠性向上のため、ダイヤモンド製などであってもよい。リンク軸26やリンク軸41は、樹脂嵌合部27や嵌合凹部53よりも硬い材料または同じ材料が選択される。
・ボールチェーンは、金属製のボールチェーンではなく、樹脂製のボールチェーンであってもよい。この場合にも、連結部を構成する第1コネクタ部および第2コネクタ部とを構成する嵌合部において、樹脂嵌合部に一体化される樹脂製または金属製のリンク軸に、樹脂嵌合部に対する一体化部を設けるようにしてもよい。また、金属ボール16aに代わる樹脂製のボール部同士を連結する樹脂製のリンク軸において、ボール部に対する抜け止めとして一体化部を設けるようにしてもよい。
・金属製のボールチェーンの金属リンク軸16bとフランジ部16cとを別に設け、樹脂製のフランジ部16cに対する金属リンク軸16bの抜け止めとして、金属リンク軸16bの端部に一体化部を設けるようにしてもよい。
・図13に示すように、リンク軸26は、端部に、凹部で構成された一体化部26xを設けるようにしてもよい。この場合、一体化部26xは、金属軸部26aの端部において、周回方向に連続する凹部、すなわち溝部で構成される。このような構成によっても、溝部に樹脂が入り込むことで、金属軸部26aと樹脂嵌合部27とを強固に一体化することができる。
・図14に示すように、リンク軸26は、端部に、凹部としての貫通孔で構成された一体化部26yを設けるようにしてもよい。この場合、一体化部26yは、金属軸部26aの端部において、径方向に貫通する凹部、すなわち貫通孔で構成される。このような構成によっても、貫通孔に樹脂が入り込むことで、金属軸部26aと樹脂嵌合部27とを強固に一体化することができる。
・ボールチェーン16を用いる遮蔽装置としては、ロールスクリーンだけでなく、横型ブラインドや縦型ブラインドなどであってもよい。ボールチェーン16は、これらのスラットやスクリーンなどの遮蔽材を開閉する操作コードとして使用される。
10…ロールスクリーン
16…ボールチェーン
16a…金属ボール
16b…金属リンク軸
17…第1端部
18…第2端部
21…連結部
22a…第1コネクタ
22b…第2コネクタ
23…連結部材
26…リンク軸
26a…金属軸部
26b…一体化部
26c…抜け止め部
27…樹脂嵌合部
28…球欠部
29a…第1嵌合突部
29b…第2嵌合突部
31a…第1膨径部
31b…第2膨径部
34a…第1嵌合凹部
34b…第2嵌合凹部
36a…第1係止部
36b…第2係止部

Claims (4)

  1. 複数のボールを、リンク軸で連結したボールチェーンであって、
    前記リンク軸は、軸部と、前記軸部の端部に設けられる成形部と一体化させるための一体化部とを備え、前記一体化部は、凸または凹部を含んでいる
    ボールチェーン。
  2. 前記一体化部は、拡径部である
    請求項1に記載のボールチェーン。
  3. 前記ボールチェーンは、第1端部と第2端部とが連結部で連結されてなり、
    前記連結部は、前記ボールチェーンに対して、通常操作時の引張り力を超える引張り力が作用したとき、前記第1端部を構成する第1コネクタと前記第2端部を構成する第2コネクタとが離れ、
    各コネクタは、前記リンク軸と、前記リンク軸に設けられ、他方のコネクタの嵌合部と接続される前記成形部で構成された嵌合部とを備え、
    前記第1コネクタが備える前記嵌合部が第1嵌合部であり、
    前記第2コネクタが備える前記嵌合部が第2嵌合部であり、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、連結部材を介して連結される
    請求項1または2に記載のボールチェーン。
  4. 複数の金属ボールを、金属リンク軸で連結したボールチェーンであって、前記ボールチェーンの第1端部と第2端部とが連結部で連結されたボールチェーンにおいて、
    前記連結部は、前記ボールチェーンに対して、通常操作時の引張り力を超える引張り力が作用したとき、少なくとも、前記第1端部が外れる、または、前記第2端部が外れる
    ボールチェーン。
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