JP2021067335A - ボールチェーン - Google Patents
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Abstract
Description
上記ボールチェーンにおいて、前記ボールチェーンは、第1端部と第2端部とが連結部で連結されてなり、前記連結部は、前記ボールチェーンに対して、通常操作時の引張り力を超える引張り力が作用したとき、前記第1端部を構成する第1コネクタと前記第2端部を構成する第2コネクタとが離れ、各コネクタは、前記リンク軸と、前記リンク軸に設けられ、他方のコネクタの嵌合部と接続される前記成形部で構成された嵌合部とを備え、前記第1コネクタが備える前記嵌合部が第1嵌合部であり、前記第2コネクタが備える前記嵌合部が第2嵌合部であり、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、連結部材を介して連結される構成としてもよい。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、このロールスクリーン10は、一例として、窓枠に取り付けられ、日射などを遮蔽する遮蔽装置として使用され、また、部屋と階段といった第1空間と第2空間とを仕切り空気の流れなどを遮蔽する遮蔽装置として使用される。このようなロールスクリーン10は、窓枠や天井に設けられた設置部に取り付けられる。
図2(a)に示すように、ボールチェーン16は、プリーツスクリーンの操作チェーンであって、金属製のボールチェーンである。ボールチェーン16は、多数の金属ボール16aと、互いに隣り合う金属ボール16a同士を連結する金属リンク軸16bとを備えている。金属ボール16aは、ステンレスなどの金属板をかしめることにより球体に成形されており、相対する2つの頂部には、凹部同士が突き合わせて構成した貫通孔16dが構成されている。金属ボール16aのボール径は、例えば数ミリ程度、好ましくは4.5mmである。
図3に示すように、連結部21は、第1端部17を構成する第1コネクタ22aと、第2端部18を構成する第2コネクタ22bと、第1コネクタ22aと第2コネクタ22bとを連結する連結部材23とを備えている。なお、第1コネクタ22aと第2コネクタ22bとは同じ構成を有するため、まとめてコネクタ22ともいう。
このように構成されたボールチェーン16では、連結部21(連結部材23の両側に球欠部28が配置されたボール)と連結部21に隣接する金属ボール16aとの間隔と、連結部21を含まない位置における互いに隣接する金属ボール16a同士の間隔が同一とされる。したがって、ボールチェーン16はプーリ15に対し制限なく周回可能となる。
(1)連結部21において、連結部材23に対してコネクタ22を連結することで、樹脂製のボールチェーンと同様に、金属製のボールチェーン16のフェイルセーフ機能を実現することができる。
(4)嵌合突部29を嵌合凹部34に嵌合するための操作力が軽微であるので、容易に嵌合突部29を嵌合凹部34に再嵌合することができる。したがって、連結部21が外れても、居住者が容易に復帰させることができる。
(8)リンク軸26は、一体化部26bを備え、一体化部26bに樹脂が回り込むことで、樹脂嵌合部27に対して抜けにくくなる。
(10)抜け止め部26cによって、連結部材23に対するコネクタ22の連結よりも強く金属ボール16aとコネクタ22とを連結することができる。
〔第2実施形態〕
図8および図9に示すように、リンク軸41は、金属軸部41aと、金属軸部41aの一端部に設けられる第1一体化部41bと、金属ボール16aに対する抜け止め部41cとを備えている。第1一体化部41bは、外周方向に突出し、かつ、周回方向に不連続の凸部である。樹脂嵌合部27は、第1一体化部41bを備えたリンク軸41の一端部がインサート成形される。このような構成によっても、リンク軸41は、樹脂嵌合部27と一層強固に一体化することができる。
図10および図11に示すように、リンク軸46は、金属ねじ部材であって、軸部46aと、軸部46aの一端部側に設けられるねじ部46bと、軸部46aの他端部側に設けられるねじ頭部46cとを備えている。ねじ部46bは、螺旋溝で構成されたねじ溝であり、凹部および凸部である。したがって、ねじ部46bは、樹脂嵌合部27に対する一体化部として機能する。ねじ部46bは、軸部46aにおいて、図示したように、先端側に設けられていてもよいし、軸部46aの全長に亘って設けられていてもよい。また、ねじ頭部46cは、金属ボール16aに対する抜け止め部として機能する金属拡径部である。ねじ頭部46cは、その頂面に、+溝や−溝といったドライバなどの工具が係合する係合溝を備えている。リンク軸46は、ねじ部46bを樹脂嵌合部27に対してねじ込むことによって、樹脂嵌合部27に対して一体化することもできるし、インサート成形によって、樹脂嵌合部27と一体化することができる。
図12に示すように、連結部51は、第1端部17を構成する第1コネクタ22aを備えており、第1コネクタ22aは、リンク軸46と、嵌合部としての樹脂嵌合部27とを備えている。これに対して、第2端部18を構成する第2コネクタ22bは、嵌合部としての樹脂嵌合部52を備えている。リンク軸46は、ねじ部46bを樹脂嵌合部52に対してねじ込むことによって、樹脂嵌合部52に対して一体化することもできるし、インサート成形によって、樹脂嵌合部52と一体化することができる。なお、リンク軸46としては、金属ねじ部材ではなくリンク軸26と同じ構成のものを用いることもできる。樹脂嵌合部52は、連結部材23に代わる部分であって、第1コネクタ22a側に臨む第1平面に嵌合凹部53を備えている。嵌合凹部53は、嵌合突部29の膨径部31を含む先端部を挿入可能とした俵形に形成されている。嵌合凹部53は、内部において、嵌合突部29が回動可能である。そして、嵌合凹部53の俵形の短軸方向の開口縁には、膨径部31の嵌合凹部53からの抜けを妨げる係止部54がそれぞれ形成されている。
・連結部材23は、樹脂成形体の周囲を金属カバーで覆うようにしてもよい。
・一体化部は、軸部に対して外周方向に突出していれば、その形状は特に限定されるものではない。
・リンク軸26やリンク軸41は、金属製ではなく、樹脂製であってもよい。
16…ボールチェーン
16a…金属ボール
16b…金属リンク軸
17…第1端部
18…第2端部
21…連結部
22a…第1コネクタ
22b…第2コネクタ
23…連結部材
26…リンク軸
26a…金属軸部
26b…一体化部
26c…抜け止め部
27…樹脂嵌合部
28…球欠部
29a…第1嵌合突部
29b…第2嵌合突部
31a…第1膨径部
31b…第2膨径部
34a…第1嵌合凹部
34b…第2嵌合凹部
36a…第1係止部
36b…第2係止部
Claims (4)
- 複数のボールを、リンク軸で連結したボールチェーンであって、
前記リンク軸は、軸部と、前記軸部の端部に設けられる成形部と一体化させるための一体化部とを備え、前記一体化部は、凸または凹部を含んでいる
ボールチェーン。 - 前記一体化部は、拡径部である
請求項1に記載のボールチェーン。 - 前記ボールチェーンは、第1端部と第2端部とが連結部で連結されてなり、
前記連結部は、前記ボールチェーンに対して、通常操作時の引張り力を超える引張り力が作用したとき、前記第1端部を構成する第1コネクタと前記第2端部を構成する第2コネクタとが離れ、
各コネクタは、前記リンク軸と、前記リンク軸に設けられ、他方のコネクタの嵌合部と接続される前記成形部で構成された嵌合部とを備え、
前記第1コネクタが備える前記嵌合部が第1嵌合部であり、
前記第2コネクタが備える前記嵌合部が第2嵌合部であり、
前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、連結部材を介して連結される
請求項1または2に記載のボールチェーン。 - 複数の金属ボールを、金属リンク軸で連結したボールチェーンであって、前記ボールチェーンの第1端部と第2端部とが連結部で連結されたボールチェーンにおいて、
前記連結部は、前記ボールチェーンに対して、通常操作時の引張り力を超える引張り力が作用したとき、少なくとも、前記第1端部が外れる、または、前記第2端部が外れる
ボールチェーン。
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