JP2021066425A - エアバッグ装置 - Google Patents

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優斗 小林
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Abstract

【課題】確実に膨張展開できるエアバッグ装置を提供する。【解決手段】シート状のクッションの膨張展開時に水平方向の長手方向で対向する両端部が夫々複数回曲げられてなる造形部R1,R2が形成された状態で、車両の座席の一側部に装着されるエアバッグ装置において、前記両端部のうち一端部の第1造形部R1を少なくとも膨張展開の開始時点まで保持する第1保持部材43と、他端部の第2造形部R2を少なくとも膨張展開の開始時点まで保持する第2保持部材44とを備える。【選択図】図7

Description

本発明はエアバッグ装置に関する。
近年、エアバッグ装置が広く普及している。エアバッグ装置は、車両衝突などの緊急時に作動する安全装置であって、ガス圧でエアバッグが膨張展開して乗員を受け止めて保護する。
特許文献1には、エアバッグがフレキシブルなカバー内に収納された状態で車両座席の側部内に装着され、車両衝突時には、前記エアバッグが前記カバーを破って該車両座席の前面側に膨張展開する車両座席ユニットが開示されている。
米国特許出願公開第2012/0175924号明細書
一方、エアバッグ装置には、用途に応じて様々な種類があり、例えば、異なる方向に膨張展開する複数部分を有するクッション(エアバッグ)を備えるものがある。このようなエアバッグ装置の場合、膨張展開の際に各部分が絡み合う問題が生じないよう、夫々の部分を別々に畳んだ状態で車両座席の内部に収納する必要がある。しかし、夫々の部分が畳まれた状態を維持せず、又は、夫々の部分の配置が保たれないときは、やはり膨張展開時に各部分が絡み合う問題が生じ得る。
しかし、特許文献1の車両座席ユニットにおいては、クッションが異なる方向に膨張展開する複数部分を有する場合が考慮されておらず、複数部分に対して、膨張展開時までに、畳まれた状態を維持し、且つその配置を保存することはできない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、クッションが複数回曲げられてなる造形部が複数形成された状態で装着されるエアバッグ装置において、膨張展開の妨げになることなく、各造形部の形を保持でき、且つ各造形部の配置を保存できるエアバッグ装置を提供することにある。
本発明に係るエアバッグ装置は、シート状のエアバッグの膨張展開時に水平方向の長手方向で対向する両端部が夫々複数回曲げられてなる造形部が形成された状態で、車両の座席の一側部に装着されるエアバッグ装置において、前記両端部のうち一端部の第1造形部を少なくとも膨張展開の開始時点まで保持する第1保持部材と、他端部の第2造形部を少なくとも膨張展開の開始時点まで保持する第2保持部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、クッションが複数回曲げられてなる造形部が複数形成された状態で装着されるエアバッグ装置において、膨張展開の妨げになることなく、各造形部の形を保持でき、且つ各造形部の配置を保存できるエアバッグ装置を提供することにある。
実施の形態1に係るエアバッグ装置を備える車両の内部を略示する部分的斜視図である。 実施の形態1に係るエアバッグ装置を備える車両の内部を略示する平面図である。 図1のIII−III線によるエアバッグ装置の断面図である。 実施の形態1に係るクッションの一例を示す斜視図である。 実施の形態1に係るクッションの折り畳み方法を示す説明図である。 実施の形態1に係るクッションの折り畳み方法を示す説明図である。 図6Eの状態のクッションを模式的に表す斜視図である。 図7のVIII−VIII線による横断面図である。 実施の形態1に係るクッションの膨張展開過程を示す説明図である。 実施の形態2に係るエアバッグ装置のクッションの収納状態を模式的に表す横断面図である。 実施の形態3に係るエアバッグ装置のクッションの収納状態を模式的に表す横断面図である。 実施の形態4に係るエアバッグ装置のクッションの収納状態を模式的に表す横断面図である。 実施の形態5に係るエアバッグ装置のクッションの収納状態を模式的に表す横断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るエアバッグ装置について、図面に基づいて詳述する。本発明の実施の形態に係るエアバッグ装置は、車両のシートに装着される。
以下の説明で使用している車両の「上」は車両の天井に向かう方向であり、「下」は車両の床に向かう方向であり、「上下方向」は天井及び床が対向する方向である。また、車両の前進方向を「前」方向とし、車両の後進方向を「後」方向とする。更に、車両の幅方向とは、車両の前進方向又は後進方向と交差する方向で、「前後」方向と直交する方向である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るエアバッグ装置4を備える車両の内部を略示する部分的斜視図である。本実施の形態のエアバッグ装置4は、いわゆるサイドエアバッグ装置である。図2は、実施の形態1に係るエアバッグ装置4を備える車両の内部を略示する平面図である。図1、図2には、車室1の床面10上に設置された運転座席2及び助手座席3と、シートベルト5とが示されている。運転座席2は、座部21と、該座部21の後側から上向きに立ち上がる背もたれ22とを備えている。
図2に示すように、実施の形態1に係るエアバッグ装置4は、車両100の車室1内に設置されている運転座席2の背もたれ22の助手座席3側の側部内に配してある。
図3は、図1のIII−III線によるエアバッグ装置4の断面図である。エアバッグ装置4は、背もたれ22の助手座席3側の側部に設けられた収納空間40内に収納された、クッション41(エアバッグ)とインフレータ42とを備える。
クッション41は、例えば、ナイロン繊維等の高強度繊維の編み込みにより強化された布地製の袋体であり、ロール状又は蛇腹状に畳まれて収納空間40内に収納されている。クッション41の形状及び畳み方については、後述する。
インフレータ42は、スタッドボルト421(固定部材)により背もたれ22の骨格フレーム23に固定されている。骨格フレーム23は、車室1内に設けられた構造体の一例である。インフレータ42は、クッション41の内側に設けられ、クッション41の内部に膨張展開用のガスを噴射する。
骨格フレーム23にはカバーが被されており、骨格フレーム23と前記カバーとの間には緩衝材Cが介在している。即ち、骨格フレーム23は緩衝材Cによって覆われている。
収納空間40は、背もたれ22の前記側部内に、緩衝材Cと骨格フレーム23とによって形成された凹状の空間であり、表面側が開口されている。即ち、収納空間40の開口部は助手座席3側に向いており、運転座席2の側面と面一をなすように板状カバーC1に覆われている。
板状カバーC1は、例えば、緩衝材Cと同材料である。クッション41は、車両100の衝突時にインフレータ42からの噴射ガスの作用により膨張し、板状カバーC1を破断して側方に向けて展開する。板状カバーC1は、膨張展開時のクッション41の膨張力よりも強度の低い樹脂製のものであっても良い。
図4は実施の形態1に係るクッション41の一例を示す斜視図である。図4では膨張した時のクッション41を示している。図4に示す方向は、車両100における方向を示している。クッション41は、車両100の水平方向に展開する水平部41dと、水平部41dの中央部分から、車両100の上方向に展開する突出部41eとを有する、凸字状をなす。
クッション41は、互いに対向する第1パネル481及び第2パネル482を、第1パネル481及び第2パネル482の対向方向に厚みを持たせるマチ部を介して結合したものである。第2パネル482は、第1パネル481を裏返した形状である。以下、第1パネル481及び第2パネル482をパネル48とも称する。
マチ部は、第1パネル481及び第2パネル482同士の上部を結合する第1マチ部441と、第1パネル481及び第2パネル482同士の下部を結合する第2マチ部442とを含む。第1マチ部441及び第2マチ部442は、長円形状である。
第1パネル481の内側面には、整流シート49が取り付けられている。また、第1パネル481と整流シート49との間には、シリンダ型(筒型)のインフレータ42が配置されている。整流シート49により、インフレータ42から噴射されるガスの流れが調整される。整流シート49については、後述する。
また、第1パネル481においては、前後方向に延びる長方形の部分が水平部41dを構成する(図4参照)。インフレータ42は、斯かる長方形部分において、前後方向にて対向する両端部のうち、前側の一端部寄りに設けられている。インフレータ42は、長手方向が前記両端部の対向方向と直交する方向(上下方向)と平行であるように設けられている。
第1パネル481及び第2パネル482は、夫々の前記長方形部分の短辺同士が結合されている。また、第1パネル481及び第2パネル482は、前記長方形部分の一長辺側の突出部の縁が第1マチ部441と結合されている。第1パネル481及び第2パネル482は、前記長方形部分の他長辺が第2マチ部442と結合されている。
これにより、第1パネル481、第2パネル482、第1マチ部441及び第2マチ部442は、袋状に結合される。第1パネル481、第2パネル482、第1マチ部441及び第2マチ部442は、例えば縫い合わせ、接着又は溶着等の任意の結合手法を使用できる。
第1パネル481には、スタッドボルト421が挿通される2つの挿通孔412が上下方向に並んで形成されている。なお、図4では挿通孔412が2つである場合を示すが、挿通孔412は1つ又は3つ以上であっても良い。
インフレータ42は、車両100の衝突等の時に動作し、クッション41の内部にガスを噴射する。クッション41は、インフレータ42からの噴射ガスの作用により一瞬にして膨張する。クッション41の膨張圧力は板状カバーC1に作用し、上述の如く、クッション41は板状カバーC1を破断して、収納空間40の外部に膨張展開する。なお、以下、膨張展開を単に展開とも言う。
整流シート49は長方形であり、その長手方向が第1パネル481の前記長方形部分の長手方向と平行になるように、第1パネル481に固定されている。整流シート49は、例えば、縫い合わせ、接着剤の接着等の任意の固定手段を用いて第1パネル481に固定される。第1パネル481と整流シート49との間には、インフレータ42が配置される。
整流シート49は、両長辺の縁のみが第1パネル481に固定されている。即ち、整流シート49は、両短辺側が全長にわたって開口し、両長辺側が全長にわたって閉鎖しており、クッション41の突出部41eとインフレータ42との間が塞がれている。
図4中の破線の矢印は、インフレータ42からのガスの流れを示す。インフレータ42から噴射されたガスは、整流シート49の短辺側から流出され、クッション41の内部全体に充満する。
以下の説明では、説明の便宜上、クッション41を概念的に3つの部分からなるものとする。インフレータ42が配置される位置を境界にして、インフレータ42から前側の一端部までの部分を第1部分41aとする。インフレータ42から後側の他端部までの部分を2つの部分に分けて、前記他端部寄りの部分を第3部分41cとし、第1部分41a寄りの部分を第2部分41bとする。即ち、第1部分41a及び第3部分41cの間に第2部分41bが介在している。第1部分41aと第2部分41bとの境界、及び第2部分41bと第3部分41cとの境界は、厳密なものではない。
図5及び図6は実施の形態1に係るクッション41の折り畳み方法を示す説明図である。図5はクッション41を長方形状に折り畳む方法を示す。図5Aに示すようにクッション41の突出部41eはクッション41の内側に折り込む。即ち、突出部41eを第1パネル481及び第2パネル482の間に押し込む。または、紙面の表裏方向に折っても良い。クッション41の底部分も突出部41eと同様に第1パネル481及び第2パネル482の間に折り込む。これによって、クッション41は図5Aの状態から図5Bの状態となる。
図6はクッション41を収納空間40内に収納するための畳み方を示す。図6は、図5Bのように折り畳んだクッション41を、図5Bの白抜き矢印からみた図である。説明の便宜状、図6においては、整流シート49の図示を省略する。
クッション41を収納空間40内に収納するために、クッション41の膨張展開時に水平方向の長手方向で対応する、第1部分41aの一端部と、第3部分41cの他端部を複数回曲げて畳む。図6A及び図5Bに示すように、畳む前のクッション41は扁平なシート状であり、インフレータ42が設けられている部分のみが厚み方向に突出している。第1部分41aの一端部及び第3部分41cの他端部は、例えば、ロール状、蛇腹状に曲げて畳まれる。以下においては、ロール状に曲げて畳む場合を例に説明する。
先ず、図6Bに示すように、第1部分41aの一端部をインフレータ42に向けて複数回曲げてロール状に畳む。例えば、曲げる向きは、図5Bの白抜き矢印から見て、時計回りとなるように曲げる。以下、このような畳み方を「時計回りのロール巻」という。これによって、第1部分41aにロール状の第1造形部R1(第1造形部)が形成される(図6B参照)。
次いで、図6Cに示すように、第2部分41b及び第3部分41cをインフレータ42対して第1部分41a(第1造形部R1)側に折り返す。この際、第1部分41aの第1造形部R1は、第2部分41bにより覆われる。
次に、図6Dに示すように、第3部分41cの他端部をインフレータ42に向けて複数回曲げてロール状に折り畳む。曲げる向きは、反時計回りとなるように曲げる。以下、このような畳み方を「反時計回りのロール巻」という。これによって、第3部分41cにロール状の第2造形部R2(第2造形部)が形成される(図6D参照)、第1部分41aの第1造形部R1が第3部分41cの第2造形部R2とインフレータ42とに挟まれた状態になる。即ち、膨張展開前のクッション41では、インフレータ42、第1造形部R1及び第2造形部R2が一列に配置され、第1造形部R1がインフレータ42及び第2造形部R2の間に介在する。
以降、図6E及び図6Fに示すように、第1部分41aの第1造形部R1を少なくとも膨張展開の開始時点まで保持する第1保持部材43を取り付けて第1造形部R1を保持し、第3部分41cの第2造形部R2を少なくとも膨張展開の開始時点まで保持する第2保持部材44を取り付けて第2造形部R2を保持する。第1保持部材43及び第2保持部材44は所定の幅を有するバンド状であり、不織布、クッション41と同種又は同じファブリック等からなる。
第1保持部材43は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔432が形成されている。第1保持部材43の貫通孔432にスタッドボルト421が挿通されることによって、第1保持部材43の一端がスタッドボルト421と係合する。第1保持部材43は第1パネル481側から第1造形部R1を取り囲み、他端が、インフレータ42及び第1造形部R1の間にて、膨張展開時に解除可能に、第2パネル482に仮結合している(図6E参照)。例えば、第1保持部材43の他端は、第2パネル482に接着剤を用いて仮止めされ、又は、切れ易く若しくは解れやすく縫製されている。以下では、第1保持部材43の他端が第2パネル482に縫い合わされている場合を例に説明する(図8の縫い目S1参照)。このように、第1保持部材43が第1造形部R1を取り囲むことによって、第1造形部R1は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
第2保持部材44は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔444が形成されている。第2保持部材44の貫通孔444にスタッドボルト421が挿通されることによって、第2保持部材44の一端がスタッドボルト421と係合する。第2保持部材44は、第1パネル481側から、インフレータ42及び第1造形部R1を覆い、かつ第2造形部R2を取り囲む。第2保持部材44の他端は、膨張展開時に解除可能に、第1保持部材43に仮結合している(図6F参照)。例えば、第2保持部材44の他端は、第1保持部材43に接着剤を用いて仮止めされ、又は、切れ易く若しくは解れやすく縫製されている。このように、第2保持部材44が第2造形部R2を取り囲むことによって、第2造形部R2は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
このように、膨張展開時まで、第1保持部材43によって第1造形部R1が保持され、第2保持部材44によって第2造形部R2が保持されるので、第1部分41a及び第3部分41cが絡むなど、膨張展開時に支障が生じることを事前に防止出来る。
図7は、図6Eの状態のクッション41を模式的に表す斜視図であり、図8は、図7のVIII−VIII線による横断面図である。
第2保持部材44の他端は、第1保持部材43に縫い合わされており、第2保持部材44の他端部には縫い目S2が形成されている。
第1保持部材43は、運転座席2(背もたれ22)の側部側、即ち、背もたれ22の側部と面する部分に第1脆弱部431が形成されている。第1脆弱部431は、第1保持部材43の幅方向に延びている。第1脆弱部431によって第1保持部材43は破れ易くなり、第1部分41a(第1造形部R1)の膨張展開時に第1保持部材43が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
また、第2保持部材44は、第1造形部R1、インフレータ42及び第2造形部R2の並設される方向と対応する位置、例えば整合する位置に第2脆弱部443が形成されている。第2脆弱部443は、第2保持部材44の幅方向に延びている。第2脆弱部443によって第2保持部材44は破れ易くなり、第2部分41b及び第3部分41c(第2造形部R2)の膨張展開時に第2保持部材44が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
更に、第1脆弱部431は第1部分41aが展開すべき方向(図9参照)と対応する位置に形成されており、第2脆弱部443は第3部分41cが展開すべき方向(図9参照)と対応する位置に形成されている。即ち、第1保持部材43においては第1脆弱部431の位置が先に破れて開放され、第2保持部材44においては第2脆弱部443の位置が先に破れて開放される。従って、第1部分41a及び第3部分41cの展開が案内される。
なお、本実施の形態においては、第1脆弱部431及び第2脆弱部443が切れ目である場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。例えば、第1脆弱部431及び第2脆弱部443は、第1保持部材43又は第2保持部材44の縁の部分に形成されたノッチ、切れ込み等であっても良く、縁より内側で幅方向に形成されたスリット、切れ目、ミシン目、などであっても良い。
図7及び図8のようにロール状に畳まれたクッション41は、図3で示したように、第3部分41cが車両前方に、インフレータ42が車両後方になるように、収納空間40に収納される。即ち、第3部分41c(第2造形部R2)が第1部分41a(第1造形部R1)よりも車両前方側に収納される。インフレータ42がスタッドボルト421によって骨格フレーム23に固定されることによって、クッション41は収納空間40に装着される。以降、板状カバーC1でクッション41及び収納空間40は覆われる。
図9は、実施の形態1に係るクッション41の膨張展開過程を示す説明図である。図9は車室1の上方から見た図である。図9においては、便宜上、緩衝材C及び板状カバーC1の表示を省略している。
図9Aは展開前の状態を示す。図9Bは展開途中のクッション41の状態を示す。展開が開始すると、第1部分41aにおいては、第1保持部材43の第1脆弱部431が破られて、且つ第1保持部材43の他端と第2パネル482との縫い目S1が切れる。また、第1造形部R1が車室1の上方から見て時計回りのロール巻であるので、運転座席2側に展開する。この際、第1部分41aは第3部分41cを助手座席3前に押し出す。
更に、上述したように、第3部分41c(第2造形部R2)及びインフレータ42の間に第1部分41a(第1造形部R1)が介在し、且つインフレータ42が第1部分41aの一端部寄りに設けられている。従って、展開が開始すると、第1部分41aが第3部分41cより先に膨張し、第3部分41cを車両前方側に押し出すことができる。
このような第1部分41aの作用は、展開する第3部分41cを助手座席3方向に向かわせることになる。
更に、展開が開始すると、第3部分41cにおいては、第2保持部材44の第2脆弱部443が破られ、且つ第2保持部材44の他端と第1保持部材43との縫い目S2が切れる。また、第2造形部R2は車室1の上方から見て反時計回りのロール巻であるので、上述した第1部分41aの作用と合わせて、第3部分41cは助手座席3方向に傾きながら展開する。
なお、第2部分41bは、助手座席3方向、すなわち左方向に傾きながら展開する。一方、第1造形部R1は時計回りのロール巻であるので、上述したように、運転座席2(背もたれ22)の中央側に傾きながら展開する。そのため、クッション41の状態は図9Bに示すように、略V字状となる。
図9Cはクッション41の膨張展開が完了した状態を示す。図9Cに示すように、膨張展開した状態のクッション41において、第3部分41cは助手座席3に乗り上がる状態となる。そのため、車両衝突等の事故の際、運転座席2に着座している乗員が助手座席3側に移動することを抑制可能となる。
更に、上述したように、クッション41が展開する過程において、インフレータ42から噴射されたガスは整流シート49によって調整され、整流シート49の両短辺側、即ち車両100の前後方向に流れる。即ち、インフレータ42からのガスが、クッション41の突出部41eに直接向かうことは、整流シート49により制限されている。
そのため、突出部41eの充満(展開)は、助手座席3方向への展開に比べて僅かに遅れる。したがって、仮に助手座席3に着座している乗員がOOP(Out Of Position:非正規着座姿勢)であっても、展開する途中のクッション41と強く干渉することにより、当該乗員の頭部が傷害を受けることを防止できる。これにより、非正規着座姿勢である乗員の保護の程度を評価する、いわゆるOOP試験において、良好な成績を示すエアバッグ装置4を提供できる。
また、クッション41は、突出部41eよりも、水平部41dが車両100の水平方向に向けて高速に展開する。したがって、助手座席3に着座している乗員の腹部から胸部にかけての部分を速やかに拘束して、保護できる。
以上においては、クッション41が第1造形部R1及び第2造形部R2の2つの造形部を有する状態にて収納される場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、3以上の造形部を有するようにしても良い。
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2に係るエアバッグ装置4のクッション41の収納状態を模式的に表す横断面図である。図10は、クッション41が収納空間40に収納されている状態を示しており、便宜上、クッション41、インフレータ42及びスタッドボルト421のみを表示する。
第1保持部材43及び第2保持部材44は、実施の形態1と同様、バンド状である。
第1保持部材43は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔432が形成されている。第1保持部材43の貫通孔432にスタッドボルト421が挿通されることによって、第1保持部材43の一端がスタッドボルト421と係合する。第1保持部材43は第1パネル481側から第1造形部R1を取り囲み、他端が、インフレータ42及び第1造形部R1の間にて、膨張展開時に解除可能に、第2パネル482に仮結合している。例えば、第1保持部材43の他端は第2パネル482に縫い合わされており、第1保持部材43の他端部には縫い目S1が形成されている。このように、第1保持部材43が第1造形部R1を取り囲むことによって、第1造形部R1は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
第2保持部材44は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔444が形成されている。第2保持部材44の貫通孔444にスタッドボルト421が挿通されることによって、第2保持部材44の一端がスタッドボルト421と係合する。第2保持部材44は、第1保持部材43の外側から第1部分41a(第1造形部R1)を覆い、かつ第2造形部R2及びインフレータ42を取り囲む。第2保持部材44の他端は、膨張展開時に解除可能に、インフレータ42付近にて、第1パネル481に仮結合している。例えば、第2保持部材44の他端は、第1パネル481に縫い合わされており、第2保持部材44の他端部には縫い目S2が形成されている。このように、第2保持部材44が第2造形部R2を取り囲むことによって、第2造形部R2は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
このように、膨張展開時まで、第1保持部材43によって第1造形部R1が保持され、第2保持部材44によって第2造形部R2が保持されるので、第1部分41a及び第3部分41cが絡むなど、膨張展開時に支障が生じることを事前に防止出来る。
第1保持部材43は、運転座席2(背もたれ22)の側部側に第1脆弱部431が形成されている。第1脆弱部431は、実施の形態1と同様、第1保持部材43の幅方向に延びている。第1脆弱部431によって第1保持部材43は破れ易くなり、第1部分41a(第1造形部R1)の膨張展開時に第1保持部材43が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
また、第2保持部材44は、第1造形部R1、インフレータ42及び第2造形部R2の並設される方向と対応する位置、例えば整合する位置に第2脆弱部443が形成されている。第2脆弱部443は、実施の形態1と同様、第2保持部材44の幅方向に延びている。第2脆弱部443によって第2保持部材44は破れ易くなり、第2部分41b及び第3部分41c(第2造形部R2)の膨張展開時に第2保持部材44が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
更に、第1脆弱部431は第1部分41aが展開すべき方向と対応する位置に形成されており、第2脆弱部443は第3部分41cが展開すべき方向と対応する位置に形成されている。即ち、第1保持部材43においては第1脆弱部431の位置が先に破れて開放され、第2保持部材44においては第2脆弱部443の位置が先に破れて開放される。従って、第1部分41a及び第3部分41cの展開が案内される。
図10のようにロール状に畳まれたクッション41は、図3で示したように、第3部分41cが車両前方に、インフレータ42が車両後方になるように、収納空間40に収納される。インフレータ42がスタッドボルト421によって骨格フレーム23に固定されることによって、クッション41は収納空間40に装着される。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
図11は、実施の形態3に係るエアバッグ装置4のクッション41の収納状態を模式的に表す横断面図である。図11は、クッション41が収納空間40に収納されている状態を示しており、便宜上、クッション41、インフレータ42及びスタッドボルト421のみを表示する。
第1保持部材43及び第2保持部材44は、実施の形態1と同様、バンド状である。
第1保持部材43は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔432が形成されている。第1保持部材43の貫通孔432にスタッドボルト421が挿通されることによって、第1保持部材43の一端がスタッドボルト421と係合する。第1保持部材43は第1パネル481側から第1造形部R1を取り囲み、他端が、インフレータ42及び第1造形部R1の間にて、膨張展開時に解除可能に、第2パネル482に仮結合している。例えば、第1保持部材43の他端は第2パネル482に縫い合わされており、第1保持部材43の他端部には縫い目S1が形成されている。このように、第1保持部材43が第1造形部R1を取り囲むことによって、第1造形部R1は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
第2保持部材44は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔444が形成されている。第2保持部材44の貫通孔444にスタッドボルト421が挿通されることによって、第2保持部材44の一端がスタッドボルト421と係合する。第2保持部材44は、第1パネル481側から第1部分41a(第1造形部R1)を覆い、かつ第2造形部R2及びインフレータ42を取り囲む。第2保持部材44の他端は、膨張展開時に解除可能に、第1造形部R1及び第2造形部R2の間付近にて、第2パネル482に仮結合している。例えば、第2保持部材44の他端は、第2パネル482に縫い合わされており、第2保持部材44の他端部には縫い目S2が形成されている。このように、第2保持部材44が第2造形部R2を取り囲むことによって、第2造形部R2は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
このように、膨張展開時まで、第1保持部材43によって第1造形部R1が保持され、第2保持部材44によって第2造形部R2が保持されるので、第1部分41a及び第3部分41cが絡むなど、膨張展開時に支障が生じることを事前に防止出来る。
第1保持部材43は、運転座席2(背もたれ22)の側部側、即ち、背もたれ22の側部と面する部分に第1脆弱部431が形成されている。第1脆弱部431は、実施の形態1と同様、第1保持部材43の幅方向に延びている。第1脆弱部431によって第1保持部材43は破れ易くなり、第1部分41a(第1造形部R1)の膨張展開時に第1保持部材43が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
また、第2保持部材44は、第1造形部R1、インフレータ42及び第2造形部R2の並設される方向と対応する位置、例えば整合する位置に第2脆弱部443が形成されている。第2脆弱部443は、実施の形態1と同様、第2保持部材44の幅方向に延びている。第2脆弱部443によって第2保持部材44は破れ易くなり、第2部分41b及び第3部分41c(第2造形部R2)の膨張展開時に第2保持部材44が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
更に、第1脆弱部431は第1部分41aが展開すべき方向と対応する位置に形成されており、第2脆弱部443は第3部分41cが展開すべき方向と対応する位置に形成されている。従って、第1部分41a及び第3部分41cの展開が案内される。
実施の形態1又は2と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態4)
図12は、実施の形態4に係るエアバッグ装置4のクッション41の収納状態を模式的に表す横断面図である。図12は、クッション41が収納空間40に収納されている状態を示しており、便宜上、クッション41、インフレータ42及びスタッドボルト421のみを表示する。
第1保持部材43及び第2保持部材44は、実施の形態1と同様、バンド状である。
第2保持部材44は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔444が形成されている。第2保持部材44の貫通孔444にスタッドボルト421が挿通されることによって、第2保持部材44の一端がスタッドボルト421と係合する。第2保持部材44は、第1パネル481側から第1部分41a(第1造形部R1)を覆い、かつ第2造形部R2及びインフレータ42を取り囲む。第2保持部材44の他端は、膨張展開時に解除可能に、第1造形部R1及び第2造形部R2の間付近にて、第2パネル482に仮結合している。例えば、第2保持部材44の他端は、第2パネル482に縫い合わされており、第2保持部材44の他端部には縫い目S2が形成されている。このように、第2保持部材44が第2造形部R2を取り囲むことによって、第2造形部R2は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
第1保持部材43は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔432が形成されている。第1保持部材43の貫通孔432にスタッドボルト421が挿通されることによって、第1保持部材43の一端がスタッドボルト421と係合する。第1保持部材43は第1パネル481側から第1造形部R1を覆い、他端が、第2造形部R2の付近にて、膨張展開時に解除可能に、第2保持部材44に仮結合している。例えば、第1保持部材43の他端は第2保持部材44に縫い合わされており、第1保持部材43の他端部には縫い目S1が形成されている。これによって、第1造形部R1は第2保持部材44及び第1保持部材43によって挟持され、第1造形部R1は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
このように、膨張展開時まで、第1保持部材43によって第1造形部R1が保持され、第2保持部材44によって第2造形部R2が保持されるので、第1部分41a及び第3部分41cが絡むなど、膨張展開時に支障が生じることを事前に防止出来る。
第1保持部材43は、運転座席2(背もたれ22)の側部側、即ち、背もたれ22の側部と面する部分に第1脆弱部431が形成されている。第1脆弱部431は、実施の形態1と同様、第1保持部材43の幅方向に延びている。第1脆弱部431によって第1保持部材43は破れ易くなり、第1部分41a(第1造形部R1)の膨張展開時に第1保持部材43が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
また、第2保持部材44は、第1造形部R1、インフレータ42及び第2造形部R2の並設される方向と対応する位置、例えば整合する位置に第2脆弱部443が形成されている。第2脆弱部443は、実施の形態1と同様、第2保持部材44の幅方向に延びている。第2脆弱部443によって第2保持部材44は破れ易くなり、第2部分41b及び第3部分41c(第2造形部R2)の膨張展開時に第2保持部材44が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
更に、第1脆弱部431は第1部分41aが展開すべき方向と対応する位置に形成されており、第2脆弱部443は第3部分41cが展開すべき方向と対応する位置に形成されている。従って、第1部分41a及び第3部分41cの展開が案内される。
実施の形態1、2又は3と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態5)
図13は、実施の形態5に係るエアバッグ装置4のクッション41の収納状態を模式的に表す横断面図である。図13は、クッション41が収納空間40に収納されている状態を示しており、便宜上、クッション41、インフレータ42及びスタッドボルト421のみを表示する。
第1保持部材43及び第2保持部材44は、実施の形態1と同様、バンド状である。
第1保持部材43は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔432が形成されている。第1保持部材43の貫通孔432にスタッドボルト421が挿通されることによって、第1保持部材43の一端がスタッドボルト421と係合する。第1保持部材43は第1パネル481側から第1造形部R1を取り囲み、他端が、第2造形部R2及び第1造形部R1の間にて、膨張展開時に解除可能に、第2パネル482に仮結合している。例えば、第1保持部材43の他端は第2パネル482に縫い合わされており、第1保持部材43の他端部には縫い目S1が形成されている。このように、第1保持部材43が第1造形部R1を取り囲むことによって、第1造形部R1は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
第2保持部材44は長手方向の一端部に、スタッドボルト421が挿通する貫通孔444が形成されている。第2保持部材44の貫通孔444にスタッドボルト421が挿通されることによって、第2保持部材44の一端がスタッドボルト421と係合する。第2保持部材44は、第1パネル481側から第1部分41a(第1造形部R1)を覆い、かつ第2造形部R2及びインフレータ42を取り囲む。第2保持部材44の他端は、膨張展開時に解除可能に、第1造形部R1の付近にて、第1保持部材43に仮結合している。例えば、第2保持部材44の他端は、第1保持部材43に縫い合わされており、第2保持部材44の他端部には縫い目S2が形成されている。即ち、第2造形部R2は、第2保持部材44によって取り囲まれ、かつ第1保持部材43及び第2保持部材44によって挟持される。従って、第2造形部R2は膨張展開時まで形及び位置が保たれる。
このように、膨張展開時まで、第1保持部材43によって第1造形部R1が保持され、第2保持部材44によって第2造形部R2が保持されるので、第1部分41a及び第3部分41cが絡むなど、膨張展開時に支障が生じることを事前に防止出来る。
第1保持部材43は、運転座席2(背もたれ22)の側部側に、第1保持部材43の幅方向に延びている第1脆弱部431が形成されている。第1脆弱部431によって第1保持部材43は破れ易くなり、第1部分41a(第1造形部R1)の膨張展開時に第1保持部材43が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
また、第2保持部材44は、第1造形部R1、インフレータ42及び第2造形部R2の並設される方向と対応する位置、例えば整合する位置に、第2保持部材44の幅方向に延びている第2脆弱部443が形成されている。第2脆弱部443によって第2保持部材44は破れ易くなり、第2部分41b及び第3部分41c(第2造形部R2)の膨張展開時に第2保持部材44が妨げにならず、容易、且つ確実に膨張展開できる。
更に、第1脆弱部431は第1部分41aが展開すべき方向と対応する位置に形成されており、第2脆弱部443は第3部分41cが展開すべき方向と対応する位置に形成されている。従って、第1部分41a及び第3部分41cの展開が案内される。
実施の形態1、2、3又は4と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
2 運転座席
3 助手座席
4 エアバッグ装置
41 クッション(エアバッグ)
42 インフレータ
43 第1保持部材
44 第2保持部材
100 車両
421 スタッドボルト
431 第1脆弱部
443 第2脆弱部
R1 第1造形部
R2 第2造形部
S1,S2 縫い目

Claims (10)

  1. シート状のエアバッグ(41)の膨張展開時に水平方向の長手方向で対向する両端部が夫々複数回曲げられてなる造形部(R1,R2)が形成された状態で、車両(100)の座席(2)の一側部に装着されるエアバッグ装置(4)において、
    前記両端部のうち一端部の第1造形部(R1)を少なくとも膨張展開の開始時点まで保持する第1保持部材(43)と、
    他端部の第2造形部(R2)を少なくとも膨張展開の開始時点まで保持する第2保持部材(44)と
    を備えることを特徴とするエアバッグ装置(4)。
  2. 前記エアバッグ(41)内で前記一端部寄りに設けられ、ガスを噴射するインフレータ(42)を備え、
    膨張展開前の前記エアバッグ(41)では、前記第1造形部(R1)が前記インフレータ(42)及び前記第2造形部(R2)の間に介在するように、前記第1造形部(R1)、前記インフレータ(42)及び前記第2造形部(R2)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置(4)。
  3. 前記第2保持部材(44)は、
    前記第2造形部(R2)の周囲を囲み、
    前記インフレータ(42)、前記第1造形部(R1)及び前記第2造形部(R2)の並設される方向に対応する位置に第2脆弱部(443)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置(4)。
  4. 前記第1保持部材(43)は、前記座席(2)の一側部側に第1脆弱部(431)が形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載のエアバッグ装置(4)。
  5. 前記第1保持部材(43)は、
    前記第1造形部(R1)の周囲を囲み、
    一端部が前記インフレータ(42)を前記座席(2)の一側部に固定する固定部材(421)に固定され、
    前記一端部に対応する他端部が、前記インフレータ(42)及び前記第1造形部(R1)の間で、膨張展開時に解除可能に前記エアバッグ(41)と結合していることを特徴とする請求項2又は3に記載のエアバッグ装置(4)。
  6. 前記第2保持部材(44)は、
    前記インフレータ(42)及び前記第2造形部(R2)を囲み、
    一端部が前記固定部材(421)に固定され、
    前記一端部に対応する他端部が膨張展開時に解除可能に前記第1保持部材(43)と結合していることを特徴とする請求項5に記載のエアバッグ装置(4)。
  7. 前記第2保持部材(44)は、
    前記インフレータ(42)及び前記第2造形部(R2)を囲み、
    一端部が前記固定部材(421)に固定され、
    前記一端部に対応する他端部が、前記インフレータ(42)の近傍で、膨張展開時に解除可能に前記エアバッグ(41)と結合していることを特徴とする請求項5に記載のエアバッグ装置(4)。
  8. 前記第2保持部材(44)は、
    前記インフレータ(42)及び前記第2造形部(R2)を囲み、
    一端部が前記固定部材(421)に固定され、
    前記一端部に対応する他端部が、前記第1造形部(R1)及び前記第2造形部(R2)の間で、膨張展開時に解除可能に前記エアバッグ(41)と結合していることを特徴とする請求項5に記載のエアバッグ装置(4)。
  9. 前記第2保持部材(44)は、
    前記インフレータ(42)及び前記第2造形部(R2)を囲み、
    一端部が前記インフレータ(42)を前記座席(2)の一側部に固定する固定部材(421)に固定され、
    前記一端部に対応する他端部が、前記第1造形部(R1)及び前記第2造形部(R2)の間で、膨張展開時に解除可能に前記エアバッグ(41)と結合しており、
    前記第1保持部材(43)は、
    一端部が前記固定部材(421)に固定され、
    前記一端部に対応する他端部が、前記第2造形部(R2)の近傍で、膨張展開時に解除可能に前記第2保持部材(44)と結合していることを特徴とする請求項2又は3に記載のエアバッグ装置(4)。
  10. 前記第1保持部材(43)は、
    一端部が前記インフレータ(42)を前記座席(2)の一側部に固定する固定部材(421)に固定され、
    前記一端部に対応する他端部が、前記第1造形部(R1)及び前記第2造形部(R2)の間で、膨張展開時に解除可能に前記エアバッグ(41)と結合しており、
    前記第2保持部材(44)は、
    前記インフレータ(42)及び前記第2造形部(R2)を囲み、
    一端部が前記固定部材(421)に固定され、
    前記一端部に対応する他端部が膨張展開時に解除可能に前記第1保持部材(43)と結合していることを特徴とする請求項2又は3に記載のエアバッグ装置(4)。
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