JP2021065325A - 遊技機 - Google Patents

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健利 岡本
Taketoshi Okamoto
健利 岡本
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【課題】前扉の上部に大型の演出装置が配設される遊技機にあって、前扉フレームを補強金具で適切に補強可能な構成を提供する。【解決手段】方形状の前扉3の上側部に沿って配設される上部金属フレーム28aと、前扉3の左右両側部に沿って配設される一対の側部金属フレーム28b,28cとを具備してなる遊技機にあって、左右の側部金属フレーム28b,28cの間に横方向に架け渡される横補強金具32と、上部金属フレーム28aと横補強金具32の間に縦方向に架け渡される縦補強金具31とを、前扉3の上部に配設される演出ユニット20の背面に取り付ける。そして、演出ユニット20を、横補強金具32及び縦補強金具31を介して前扉フレーム28に取り付けて、横補強金具32及び縦補強金具31と一体的に前扉フレーム28に脱着可能となるよう構成する。【選択図】図18

Description

本発明は、前扉の上部に演出装置が配設された遊技機に関する。
スロットマシン等の遊技機には、前扉の外周縁に沿って金属製の前扉フレームが配設されている。また、近年では、前扉の上部に、液晶モジュール等の大型で重量な演出装置が配設されるため、前扉フレームに補強金具を配設した構成が提案されている。具体的には、前扉の補強を目的として、左右両側の前扉フレームを架け渡すように横方向の補強金具を配設し、さらに、上側の前扉フレームと横方向の補強金具を架け渡すように縦方向の補強金具(架橋部材)を配設した構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−279165号公報
上記特許文献1に記載の遊技機では、縦方向の補強金具は、前扉上部に配設される演出装置(機能性部材)の邪魔とならないように、演出装置の両脇に配設されている。しかしながら、近年の演出装置の横幅は、前扉の全幅に亘るほど大型であるため、特許文献1に記載の構成では、縦方向の補強金具を、左右両側の前扉フレームの近傍に配設しなければならず、前扉フレームを十分補強できない。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、前扉上部に大型の演出装置が配設される遊技機にあって、前扉フレームを補強金具で適切に補強可能な遊技機の提供を目的とする。
本件第一の発明は、方形状の前扉の上側部に沿って配設される上部金属フレームと、前記前扉の左右両側部に沿って配設される一対の側部金属フレームとを備えてなる前扉フレームと、演出装置と、該演出装置の背面側を覆うベース部材とを具備し、前記前扉の上部に配設される演出ユニットと、前記ベース部材の背面に取り付けられるとともに、左右の前記側部金属フレームの間に横方向に架け渡される横補強金具と、前記演出装置の背面側で、前記ベース部材の背面に取り付けられるとともに、前記上部金属フレームと前記横補強金具の間に縦方向に架け渡される縦補強金具とを備え、前記演出ユニットは、前記横補強金具及び前記縦補強金具を介して前記前扉フレームに取り付けられており、前記横補強金具及び前記縦補強金具と一体的に前記前扉フレームに脱着可能となっていることを特徴とする遊技機である。
かかる構成にあっては、縦補強金具は演出装置の背面側に配置されるため、演出装置が、前扉の横幅に亘るほど大型のものであったとしても、縦補強金具を、演出装置と干渉させることなく、前扉の内側(中央寄り)に配置できる。したがって、本発明によれば、前扉に大型の演出装置が配設されていても、前扉フレームを適切に補強できる。
また、本発明では、演出ユニットは、縦補強金具及び横補強金具と一体的に脱着可能に構成されているため、演出ユニットの背面側に配設された縦補強金具や横補強金具が、演出ユニットの脱着の邪魔となることはない。
また、前扉フレームに縦補強金具及び横補強金具を取り付けた状態で、比較的重量な演出ユニットを縦補強金具や横補強金具に取り付ける場合には、既に取り付けられた縦補強金具や横補強金具から、前扉フレームに大きな曲げ応力が加わることがあるが、本発明では、演出ユニットと補強金具とを一体として、前扉フレームに同時に装着できるため、演出ユニット装着時に前扉フレームに大きな曲げ応力が加わり難い。
本件第一の発明にあって、前記縦補強金具と前記横補強金具は、前記ベース部材と共締めされることにより、相互に連結されていることが提案される。
かかる構成にあっては、ベース部材、縦補強金具、及び横補強金具を一度に締結することで、螺子の使用本数の削減や、螺子の締結作業の簡素化が可能となる。
また、本件第一の発明にあって、前記縦補強金具は、前記ベース部材の背面から離間する、把持可能な把手部を備え、少なくとも前記把手部の上方及び下方で前記ベース部材の背面に螺着されていることが提案される。
かかる構成にあっては、演出ユニットを縦補強金具とともに前扉フレームに脱着する際に、縦補強金具の把手部を把持することで容易に脱着でき、また、把手部を把持することで、取り外した演出ユニットの持ち運びも容易となる。また、かかる構成では、縦補強金具を把手部として兼用するため、ベース部材等に把手部を別途形成するよりも低廉に実現できる。
また、本件第一の発明にあって、前記横補強金具の両側部に、スピーカが配設されていることが提案される。
横補強金具の両側部は、前扉の骨格を構成する前扉フレームと連結される部分であるから、かかる構成のように、横補強金具の両側部にスピーカを配設すれば、スピーカが発生する振動を容易に抑制できる。また、横補強金具を介してスピーカを接地できるため、静電気対策も容易となる。
また、本件第一の発明にあって、前記横補強金具には、両側部の前記スピーカの間に、光源を具備するランプ基板が配設されていることが提案される。
かかる構成にあっては、横補強金具をランプ基板の支持部材として有効活用できる。また、横補強金具を介してランプ基板を接地できるため、静電気対策も容易となる。
本件第二の発明は、光源を具備するランプ基板が左右両側に配設され、かつ、左右の前記ランプ基板の間に液晶ユニットが配設された前扉を備える遊技機にあって、前記液晶ユニットは、液晶モジュールと、該液晶モジュールの背面側に取り付けられた液晶ベース部材とを具備し、かつ、前記液晶ユニットの左右両側には、螺子の頭部が外側に突出しており、前記前扉には、前記液晶ユニットと左右の前記ランプ基板の間に、仕切壁部が夫々配設されており、前記液晶ユニットは、左右の前記仕切壁部の間の所定位置に設置され、かつ、前記前扉の背面側から左右の前記仕切壁部の間に挿入することにより前記所定位置に設置可能となっており、前記所定位置における左右の前記仕切壁部の間隔は、前記螺子の頭部を含む前記液晶ユニットの横幅よりも狭く、かつ、前記螺子の頭部を除く前記液晶ユニットの横幅よりも広くなっており、左右の前記仕切壁部には前後方向の溝孔が形成され、前記所定位置に前記液晶ユニットが設置された状態で、前記溝孔に前記螺子の頭部が挿入されており、前記液晶ユニットを前記前扉の背面側から左右の前記仕切壁部の間に挿入して前記所定位置に設置する際に、前記螺子の頭部が、前記溝孔に挿入された状態で、前記溝孔に沿って移動し得るよう構成されていることを特徴とする遊技機である。
かかる構成にあっては、液晶ユニットとランプ基板の間に仕切壁部を配設することにより、液晶ユニットとランプ基板との干渉を防ぎつつ、液晶ユニットの両側に突出する螺子を、仕切壁部の溝孔に挿入することで、液晶ユニットの側縁をランプ基板に近接させることができる。このように、本発明によれば、液晶ユニットとランプ基板を干渉させることなく、液晶ユニットの側縁をランプ基板に近接配置可能となるため、従来構成に比べて液晶ユニットを適切に大型化可能となる。
また、本発明では、液晶ユニットの両側の螺子の頭部が挿入される溝孔が前後方向に形成されるため、液晶ユニットを前扉の背面側に装着する際に、当該螺子の頭部と仕切壁部との干渉を防止でき、さらには、仕切壁部の溝孔に沿って螺子の頭部を動かすことで、当該溝孔を液晶ユニット装着時の移動方向を案内するガイドとして利用できるという利点がある。
本件第二の発明にあって、左右の前記仕切壁部を含む枠体を備え、前記枠体は、前記仕切壁部の外側にランプ装着部を備え、前記ランプ基板は、基板ベース部材に固定された状態で、前記枠体の前記ランプ装着部に固定されていることが提案される。
かかる構成にあっては、枠体にランプ基板を固定することで、ランプ基板と仕切壁部との位置関係を正確に規定できるため、液晶ユニットの螺子の頭部と、ランプ基板とを一層近接させることが可能となる。
また、本件第二の発明にあって、前記ランプ基板は、一側面を前記仕切壁部に対向するように配設されており、前記仕切壁部には、前記ランプ基板の前記一側面に実装された電子部品のなかで、前記一側面から最も高く突出する電子部品と対向する位置に、前記溝孔と異なる開口が形成されていることが提案される。
かかる構成にあっては、仕切壁部に形成された開口により、ランプ基板の電子部品が、仕切壁部と干渉し難くなるため、ランプ基板を仕切壁部に一層近接させることができる。また、電子部品が対向する開口は、液晶ユニットの螺子の頭部が挿入される溝孔とは異なるため、液晶ユニットの装着時に当該溝孔を螺子の頭部が移動したとしても、ランプ基板の電子部品と干渉するおそれはない。
また、本件第二の発明にあって、前記ランプ装着部は、前記仕切壁部を内側の壁部とし、前方に開口する凹部形状をなしており、前記ランプ基板及び前記基板ベース部材は、前方の開口から前記ランプ装着部の内部に設置可能に構成されており、前記仕切壁部には、前記ランプ基板及び前記基板ベース部材を前方から前記ランプ装着部に設置する際に、前記ランプ基板と前記基板ベース部材とを螺着する螺子の頭部が通過可能な前後方向の溝孔が形成されていることが提案される。
かかる構成にあっては、ランプ基板と基板ベース部材の装着の際に、両者を締結する螺子の頭部が仕切壁部と干渉し難くなるため、ランプ基板を液晶ユニットに近接させ易くなる。また、装着時に仕切壁部の溝孔に沿って当該螺子の頭部を動かすことで、当該溝孔をランプ基板及び基板ベース部材の装着時の移動方向を案内するガイドとして利用できる。
また、本件第二の発明にあって、左右の前記仕切壁部は、背面側の間隔が幅広となるように傾斜していることが提案される。
かかる構成にあっては、左右の仕切壁部の間に液晶ユニットを挿入し易くなる。
スロットマシン1の斜視図である。 前扉3の分解斜視図である。 前扉3の背面図である。 前扉ベース27と前扉フレーム28とを分離して示す前扉本体13の斜視図である。 液晶モジュール21と透明パネル10を縦断して示す前扉3の拡大斜視図である。 上部背面ユニット15の斜視図である。 上部背面ユニット15の背面図である。 上部背面ユニット15の分解斜視図である。 液晶ユニット20の分解斜視図である。 横補強金具ユニット35の分解斜視図である。 上部パネルユニット16の斜視図である。 上部パネルユニット16の分解斜視図である。 パネル保持部材11の分解斜視図である。 (a)左側のランプユニット70の斜視図である。(b)左側のランプユニット70の分解斜視図である。 (a)左側のランプユニット70をランプ装着部53から分離した状態を示す斜視図である。(b)左側のランプユニット70をランプ装着部53に装着した状態を示す斜視図である。 保持枠50及び蓋部材56の斜視図である。 透明パネル10の脱着方法を示す説明図である。 上部背面ユニット15を装着した状態の前扉3の背面拡大斜視図である。 上部背面ユニット15を分離した状態の前扉3の背面上部拡大斜視図である。 上部背面ユニット15を脱着する途中の前扉3の背面上部拡大斜視図である。 前扉フレーム28、縦補強金具31、及び横補強金具32の組付態様を示す説明図である。 枠体51を液晶螺子用溝孔82の高さで水平に切断し、枠体51と液晶ユニット20の組付態様を示す平面図である。 枠体51をランプ装着部53の位置で垂直に切断して、枠体51と上部背面ユニット15の組付態様を示す斜視図である。 枠体51を液晶螺子用溝孔82の高さで水平に切断するとともに、枠体51と上部背面ユニット15を分離して示す平面図である。 枠体51をランプ装着部53の位置で垂直に切断するとともに、枠体51と上部背面ユニット15を分離して示す斜視図である。
本発明をスロットマシンに適用した実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
なお、下記実施例にあって、本件第一の発明に係る演出ユニットは、液晶ユニット20に相当し、本件第一の発明に係る演出装置は、液晶モジュール21に相当し、本件第一の発明に係るベース部材は、液晶ベース部材22に相当する。また、本件第一の発明に係るスピーカは、上部スピーカ38に相当する。また、本件第一の発明に係るランプ基板は、上部ランプ基板39に相当する。また、本件第二の発明に係る基板ベース部材は、ランプベース71に相当する。
図1は、本実施例のスロットマシン1の斜視図である。かかるスロットマシン1は、正面側が開放された筐体2と、該筐体2の正面側全体を覆う開閉可能な方形状の前扉3とによって構成される。前扉3の正面側には、遊技操作に用いるベットスイッチ5、スタートスイッチ6、ストップスイッチ7等の各種操作スイッチが配設される。前扉3の正面中央部には、筐体2の内部に配設されたリール(図示省略)を視認可能とする透明な表示窓4が形成される。
図2に示すように、前扉3は、前扉本体13に各種のユニット15〜19を配設してなるものである。詳述すると、前扉本体13の上部には、液晶ユニット20等を具備する上部背面ユニット15が背面側から配設されるとともに、透明パネル10等を具備する上部パネルユニット16が正面側から配設される。また、前扉本体13の正面側中央部には、表示窓4等を具備する中パネルユニット17と、各種の操作スイッチを具備する操作部ユニット18が配設される。そして、前扉本体13の正面側下部には、下パネルユニット19が配設される。また、また、図3に示すように、前扉本体13の背面側下部には、メダルセレクタ23、メダルシュート24、下部スピーカ25等も配設される。
図4に示すように、前扉本体13は、前扉3の主体を構成する樹脂製の前扉ベース27と、前扉ベース27の外周部の背面側に螺着されて、前扉3の骨格を形成する金属製の前扉フレーム28とで構成される。前扉ベース27は、筐体2の開口部の形状に形成された矩形板状の樹脂部材である。前扉フレーム28は、3本の長尺な金属フレーム28a,28b,28cを伏コ字状に組み付けてなるものであり、前扉3の上側縁に沿って配設される上部金属フレーム28aと、前扉3の左右両側縁に沿って配設される左右一対の側部金属フレーム28b,28cとで構成される。前扉3は、左側の側部金属フレーム28bを介して筐体2の開口部に蝶着される。また、右側の側部金属フレーム28cには施錠装置29が配設される。
上述のように、前扉本体13の上部には、上部パネルユニット16と上部背面ユニット15が配設される。図2に示すように、上部パネルユニット16は、透明パネル10をパネル保持部材11に保持してなるものであり、前扉本体13の上部に形成された上部開口部14を塞ぐように、正面側から装着される。また、上部背面ユニット15は、液晶モジュール21等を一体化してなるものであり、前扉本体13の上部開口部14に背面側から配設される。図4に示すように、前扉本体13に上部背面ユニット15と上部パネルユニット16を装着した状態では、上部背面ユニット15に配設された液晶モジュール21の表示面9を正面側から覆うように透明パネル10が配置される。
図6〜8に示すように、上部背面ユニット15は、液晶ユニット20と、サブ接続基板ユニット30と、左右一対の縦補強金具31と、横補強金具ユニット35を一体化してなるものである。
液晶ユニット20は、図9に示すように、矩形板状の液晶モジュール21と、液晶モジュール21を背面側から覆って支持する液晶ベース部材22と、液晶ベース部材22の背面側に装着される画像制御基板36と、画像制御基板36の背面側を覆う基板カバー37とを具備してなる。液晶ベース部材22は、液晶モジュール21の外周淵に背面側から外嵌した状態で、左右両側から液晶モジュール21の両側縁に螺子S1で固定されている。画像制御基板36は、液晶モジュール21の制御を行うものであり、その背面側を覆う基板カバー37とともに、液晶ベース部材22に螺子S2で固定される。
上端部に螺子孔が形成される。
横補強金具ユニット35は、横補強金具32に、上部スピーカ38や上部ランプ基板39を配設してなるものである。上部ランプ基板39は、正面側に光源(LED)が配設された基板であり、上部ランプ基板39には、LEDのドライバ回路の他に、上部スピーカ38のドライバ回路も敷設される。横補強金具32は、左右の側部金属フレーム28b,28cの間に横方向に架け渡されて、前扉フレーム28を補強する横長板状の金具であり、図10に示すように、その両端部には、前扉3の側部金属フレーム28b,28cや前扉ベース27に螺着するための螺子貫通部41a,41bが形成される。また、横補強金具32の両側部には、上部スピーカ38を嵌着する長円形状のスピーカ装着孔42,42が夫々形成される。横補強金具32は、スピーカ装着孔42の上方に形成された螺子貫通部41cを介して、縦補強金具31とともに、液晶ベース部材22の背面に共締めされており、これにより、横補強金具ユニット35は、液晶ユニット20と一体化されると同時に、縦補強金具31と相互に連結されている。また、横補強金具32の中央部には、上部ランプ基板39の光源(LED)の光を前方に照射するスリット43,43が二筋形成される。
図10に示すように、横補強金具32の背面にはスピーカベース44が配設される。スピーカベース44は、横補強金具32と略同じ横幅の板状樹脂部材であり、横補強金具32の背面に被着した状態で、上部スピーカ38及び横補強金具32と螺子S3で締結される。横補強金具32の中央部には、スピーカベース44の背面側に、上部ランプ基板39と、上部ランプ基板39の背面を覆う基板カバー40が螺子S4で固定される。スピーカベース44には、横補強金具32のスリット43と重なるようにスリット45が形成されており、上部ランプ基板39の正面側に配設された光源(LED)の光が、スピーカベース44及び上部ランプ基板39のスリット43,45を通って、前方に照射される。
なお、本実施例のように、上部スピーカ38や上部ランプ基板39を横補強金具32に配設すれば、前扉フレーム28を補強する横補強金具32を、スピーカやランプの支持部材として有効活用できる。また、横補強金具32を介して、上部スピーカ38や上部ランプ基板39を接地できるため、静電気対策も容易となる。また、上部スピーカ38が発生する振動を、前扉3の骨格部分で容易に吸収できるという利点がある。
縦補強金具31は、上部金属フレーム28aと横補強金具32の間に縦方向に架け渡されて前扉フレーム28を補強する縦長の金属板片である。縦補強金具31は、図7,8に示すように、同形状のものが左右に1本ずつ配設される。縦補強金具31は、液晶モジュール21の背面側で、液晶ベース部材22の背面に螺子S5,S6,S7で固定される。各縦補強金具31は、上部、中央部、下部の3箇所で液晶ベース部材22に螺着されており、下部では横補強金具32とともに液晶ベース部材22に共締めされる。また、上部と中央部の螺着部の間には、液晶ベース部材22の背面から離間する、独立して把持可能な把手部47が設けられており、左右の把手部47に指を掛けて、上部背面ユニット15を把持し得るよう構成される。また、縦補強金具31の上端部には、上部金属フレーム28aに螺着するための螺子貫通部46が形成される。
サブ接続基板ユニット30は、図7,8に示すように、サブ接続基板48を基板ケース49に収容してなるものである。サブ接続基板48は、画像制御基板36や上部ランプ基板39などを、演出を制御するサブ制御基板(図示省略)と接続するものである。具体的には、本実施例では、遊技を制御するメイン制御基板(図示省略)からサブ制御基板に向けて制御信号が出力される。そして、サブ接続基板48を介して、サブ制御基板から画像制御基板36へ、画像表示を指示する信号が出力される。また、サブ接続基板48を介して、サブ制御基板から上部ランプ基板39へ、上部ランプ基板39のLEDや上部スピーカ38の制御に係る信号が出力される。サブ接続基板ユニット30は、液晶ベース部材22の背面側に螺子S8で固定されるとともに、螺子S7を緩めた時に背面側へ傾倒し得るように、スピーカベース44に保持されている。
図11,12に示すように、上部パネルユニット16は、矩形枠状のパネル保持部材11の正面側に、矩形板状の透明パネル10を保持してなるものである。上部パネルユニット16は、前扉3と同じ横幅を有しており、前扉本体13の上部開口部14の周囲に螺着することにより、前扉3に固定される。また、透明パネル10の正面側上部には、正面側に膨出する凸状装飾部材33が配設される。透明パネル10には、模様や図柄等の意匠(図示省略)が印刷された装飾部10bが外周部に沿って設けられており、装飾部10bの内側の透明な透明部10aを介してのみ、液晶モジュール21の表示面9に表示される画像を透視可能となっている。装飾部10bは、左右両側部に形成される縦長の透光装飾部10cのみが透光性を有している。
図11,12に示すように、パネル保持部材11は横長矩形状の開口部52を有する矩形枠状をなしており、パネル保持部材11の内側に液晶ユニット20を内嵌させるように、背面側から上部背面ユニット15が配設される。そして、パネル保持部材11の正面側の外周部には、透明パネル10の外周部を収容して保持する不透明な保持枠50が配設される。図5に示すように、上部背面ユニット15及び上部パネルユニット16を前扉本体13に装着した状態で、パネル保持部材11の開口部52には、背面側から液晶ユニット20が内嵌して、液晶モジュール21の表示面9と、透明パネル10が近接配置される。
図13に示すように、パネル保持部材11は、枠体51に、複数の部材を組み付けてなるものである。枠体51は、パネル保持部材11の骨格を形成する枠状の樹脂部材であり、枠体51によってパネル保持部材11の開口部52が形成される。枠体51の左右両側には、側部ランプ基板73等を装着するためのランプ装着部53,53が正面側に開口している。
図13,14に示すように、側部ランプ基板73は、樹脂製のランプベース71と、透光性を有するランプレンズ72とランプユニット70を構成をした状態で、枠体51のランプ装着部53に装着される。なお、左右のランプ装着部53及びランプユニット70は、左右対称形状であるため、図14等では左側のランプ装着部53を図示している。ランプベース71は板状の樹脂部材であり、ランプベース71の外側面にランプレンズ72が螺子S9で固定され、ランプベース71の内側面に側部ランプ基板73が螺子S10で固定される。側部ランプ基板73の外側面には光源としてのLEDや、コネクタが実装される(図示省略)。LEDの光は、透明パネル10の透光装飾部10cから前扉3の正面側に照射されるとともに、ランプレンズ72を透して前扉3の外側方向にも照射される。また、側部ランプ基板73の内側面には、LEDの点灯を制御するIC75等の電子部品が配設されるとともに、側部ランプ基板73をランプベース71に固定する螺子S10の頭部が突出している。
図15に示すように、ランプ装着部53は、正面側に開口する、ランプユニット70よりもやや縦長でやや幅広の凹部であり、ランプユニット70は、正面側の開口からランプ装着部53の内部に設置されて、螺子S11でランプ装着部53の内部に固定される。ランプ装着部53の外側部を区画する外側壁部77には、ランプレンズ72を内嵌させる側面側スリット54が形成される。ランプ装着部53の内側部を区画する仕切壁部78は、ランプ装着部53に装着される側部ランプ基板73と、開口部52に設置される液晶ユニット20を隔てる壁部である。仕切壁部78には、側部ランプ基板73と液晶ユニット20を適切に近接配置させるために、前後方向に伸びる2筋の基板螺子用溝孔80と、中央部に形成される基板IC用開口部81と、前後方向に伸びる2筋の液晶螺子用溝孔82とが形成される。
図15(a),15(b)に示すように、側部ランプ基板73は、その内側面を仕切壁部78と対向させるようにランプ装着部53に装着される。そして、基板螺子用溝孔80は、ランプユニット70を前方の開口からランプ装着部53に設置する際に、側部ランプ基板73の内側面に突出する螺子S10の頭部が通過可能な位置に形成される。かかる基板螺子用溝孔80によれば、ランプユニット70をランプ装着部53に設置する際に、ランプベース71と側部ランプ基板73を締結する螺子S10の頭部が仕切壁部78と干渉し難くなるため、ランプユニット70を仕切壁部78の近くに配設して、液晶ユニット20に近接させ易いという利点がある。また、本実施例では、ランプユニット70の装着時に、側部ランプ基板73の内側面に突出する螺子S10の頭部を、基板螺子用溝孔80に沿って後方に動かすことで、基板螺子用溝孔80をランプユニット70装着時の移動方向を案内するガイドとして利用できるという利点もある。
基板IC用開口部81は、図15(b)に示すように、側部ランプ基板73の内側面に実装された3つのIC75と対向する位置に形成される。かかる基板IC用開口部81によれば、側部ランプ基板73のIC75が仕切壁部78と干渉し難くなるため、ランプユニット70をランプ装着部53に装着する際に、IC75が仕切壁部78にぶつかって破損するのを防止できる。なお、側部ランプ基板73の内側面には、IC75の他にも、セラミックコンデンサや抵抗等の電子部品(図示省略)が実装されるが、基板IC用開口部81は、これらの電子部品の中でIC75と対向する位置に形成される。これは、IC75が、基板表面から最も高く突出しており、仕切壁部78と衝突し易いという理由と、ICが比較的衝撃に弱いという理由によるものであるが、本発明は、かかる構成に限られず、その他の電子部品と対向する位置に、開口部を別途形成しても構わない。
パネル保持部材11において、透明パネル10の外周部を保持する保持枠50は、図13,16に示すように、下部保持部材57の両端部に一対の側部保持部材58,58を立設してなる倒コ字状をなしており、下部保持部材57によって開口部52の下方で透明パネル10の下縁を支持するとともに、開口部52の両側で透明パネル10の左右両側部を側部保持部材58,58の保持溝路64に夫々収容して保持可能となっている。倒コ字状の保持枠50は上部が開放されており、透明パネル10は、上方から保持枠50に装着される。詳述すると、側部保持部材58の上縁には、保持溝路64の上端が開放された挿脱口67が形成されており、かかる挿脱口67に、透明パネル10の両側部を上方から挿入して、保持溝路64に沿って下方に摺動させることにより、透明パネル10を保持枠50に装着できる。
図11に示すように、保持枠50に透明パネル10を装着した状態では、保持枠50の上部の開放部分に、横長形状の蓋部材56が螺着されて、挿脱口67が閉塞されることにより、透明パネル10を保持枠50から抜き取り不能となる。ここで、蓋部材56を保持枠50に螺着する螺子の頭部は、スロットマシン1の上部に露出しており、蓋部材56は、当該螺子を緩めるだけでスロットマシン1から取り外し可能となっている。このため、本実施例のスロットマシン1では、図17に示すように、蓋部材56を取り外すことで、透明パネル10を保持枠50の挿脱口67から抜き取ることができる。
上述のように、本実施例では、液晶ユニット20は、縦補強金具31や横補強金具32とともに上部背面ユニット15を構成しており、液晶ユニット20は、縦補強金具31及び横補強金具32と一体化された状態で、縦補強金具31と横補強金具32を介して前扉本体13に取り付けられる。具体的には、図18に示すように、縦補強金具31の上端部が、上部金属フレーム28aに螺子S12で固定され、横補強金具32の両端部が左右の側部金属フレーム28b,28cに螺子S14で固定される。さらに、横補強金具32は、両端部と中央部において、前扉ベース27に螺子S13,S15で夫々固定される。
液晶ユニット20を前扉3に装着する際は、まず、サブ接続基板ユニット30、縦補強金具31、及び横補強金具ユニット35と一体化して、上部背面ユニット15を構成する(図7参照)。そして、図19に示すように、まず、左右の把手部47を掴んで上部背面ユニット15を持ち上げて、図20に示すように、上部背面ユニット15の上側縁を上部金属フレーム28aの裏側に挿入する。そして、上部背面ユニット15の上側部を中心に、螺子S12〜S15で固定可能な装着位置まで前方回動させて、図18に示すように、装着位置において前扉本体13の背面側に螺子止めする。ここで、本実施例では、上部背面ユニット15を回動して装着位置に設置した時に、上部背面ユニット15が、前扉3に仮保持されるよう構成される。具体的には、上部背面ユニット15を装着位置に設置すると、液晶ユニット20が枠体51及び前扉ベース27と当接することで、上部背面ユニット15が、上下、左右、及び前方に移動しないよう保持される。このように、上部背面ユニット15は、装着位置で仮保持されるため、上部背面ユニット15を装着位置に螺子止めする際は、上部背面ユニット15を手で保持することなく作業できる。
液晶ユニット20は、装着時とは逆の手順によって、上部背面ユニット15を構成した状態で、前扉3から取り外すことができる。すなわち、まず、各基板に接続されたワイヤーハーネス(図示省略)を取り外す。そして、上部背面ユニット15を前扉本体13に固定する螺子S12〜S15を取り外して、装着位置に仮保持された上部背面ユニット15を、左右の把手部47を把持して背面側に引き出せばよい。
上述のように、本実施例では、縦補強金具31及び横補強金具32と一体化した状態で、縦補強金具31及び横補強金具32を介して液晶ユニット20を前扉本体13に取り付けるため、液晶ユニット20を前扉本体13に取り付けるのと同時に、前扉本体13の前扉フレーム28が縦補強金具31及び横補強金具32によって補強される。すなわち、前扉3に液晶ユニット20を取り付けた時点で、図21に示すように、横補強金具32が、左右の側部金属フレーム28b,28cの間に横方向に架け渡され、また、左右の縦補強金具31が、上部金属フレーム28aと横補強金具32の間に縦方向に架け渡されることにより、前扉フレーム28が補強される。このように、本実施例では、液晶ユニット20を前扉3に装着するのと同時に、前扉フレーム28が補強金具31,32によって補強されるため、比較的重量のある液晶ユニット20を前扉本体13の上部に安定して保持できる。また、このように、補強金具31,32によって前扉フレーム28を補強すれば、前扉3を多少薄く設計しても、前扉3に必要な強度を確保できるため、前扉3のデザインの自由度を向上できる。
本実施例では、図22,23に示すように、枠体51の左右の仕切壁部78の間隔は、液晶ユニット20の横幅と同じ程度に設定されており、仕切壁部78の間の間隙に、液晶ユニット20を奥側(正面側)まで挿入した位置が、上部背面ユニット15の装着位置となっている。上述のように、装着位置では、左右の仕切壁部78が液晶ユニット20の両側縁に当接することで、上部背面ユニット15が左右方向に保持される。ここで、液晶ユニット20の左右両側には、液晶ベース部材22の側端部を液晶モジュール21の側縁に固定する螺子S1の頭部が外側に突出しており、上部背面ユニット15の装着位置では、上述した仕切壁部78の液晶螺子用溝孔82に、当該螺子S1の頭部が挿入される。具体的には、図24に示すように、左右の仕切壁部78の奥側(正面側)の間隔w1は、当該螺子S1の頭部を含む液晶ユニット20の横幅w2よりも僅かに狭く、かつ、当該螺子S1の頭部を除く液晶ユニット20の横幅w3よりも僅かに広くなっており、液晶ユニット20を仕切壁部78の間に奥まで挿入した状態で、螺子S1の頭部のみが、左右の仕切壁部78に形成された液晶螺子用溝孔82に挿入されるよう構成されている。
このように、本実施例では、仕切壁部78に形成した液晶螺子用溝孔82に、液晶ユニット20の外側に突出する螺子S1を挿入するため、螺子S1の頭部を仕切壁部78と干渉させることなく、液晶ユニット20の側縁を両側のランプユニット70に近接させることができる。したがって、本実施例の遊技機では、従来構成に比べて、螺子S1の頭部突出分だけ、液晶ユニット20の横幅を拡大できる。また、本実施例では、上部背面ユニット15は、装着位置に設置した際に、液晶螺子用溝孔82に挿入した螺子S1によって、液晶螺子用溝孔82の縦幅でしか上下動できないように規制され、また、両側の仕切壁部78によって左右方向の動きを規制される。このように、上部背面ユニット15は、装着位置に設置した時に、仕切壁部78によって上下左右の移動を規制されるため、装着位置に螺子止めする際に、装着位置に容易に保持できる。
また、本実施例では、図25に示すように、液晶螺子用溝孔82は、仕切壁部78の前後幅に亘って前後方向に形成されており、液晶ユニット20を前扉3の背面側から左右の仕切壁部78の間の奥側まで挿入する際に、液晶ユニット20の両側の螺子S1の頭部が、液晶螺子用溝孔82に挿入された状態で、液晶螺子用溝孔82に沿って移動し得るよう構成されている。かかる構成によれば、上部背面ユニット15を背面側から前扉3に装着する際に、液晶ユニット20の両側部の螺子S1の頭部が仕切壁部78と干渉するのを防止でき、さらには、液晶螺子用溝孔82に沿って螺子S1の頭部を動かすことで、液晶螺子用溝孔82を上部背面ユニット15装着時の移動方向を案内するガイドとしても利用可能となる。特に、液晶螺子用溝孔82は、背面側ほど縦幅が広くなるよう傾斜しているため、上部背面ユニット15の装着時に、液晶ユニット20の両側部の螺子S1の頭部を、液晶螺子用溝孔82に比較的容易に挿入できる。なお、側部ランプ基板73の内側面に実装された電子部品の中で、最も背の高いIC75は、液晶螺子用溝孔82とは異なる位置に形成された基板IC用開口部81と対向しているため、上部背面ユニット15の脱着時に、当該IC75に液晶ユニット20の螺子S1の頭部が衝突して破損させるおそれはない。また、側部ランプ基板73の内側面には、液晶螺子用溝孔82と対向する部位に、抵抗等の電子部品が実装されるが(図示省略)、これらの電子部品は、螺子S1の頭部が衝突し得ない程度の背の高さであるため、上部背面ユニット15の脱着時に問題は生じない。なお、本実施例では、最も背の高いIC75が液晶螺子用溝孔82とは異なる位置に形成された基板IC用開口部81と対向しているが、最も背の高いIC75だけでなく、規定の高さ以上の電子部品(セラミックコンデンサ等)が基板IC用開口部81と対向するようにしてもよい。ここで、規定高さ以上の電子部品は、螺子S1の頭部が衝突する恐れのある高さの電子部品か、ランプユニット70の装着時に仕切壁部78と衝突する恐れのある高さの電子部品であることが望ましい。
また、本実施例にあっては、図24に示すように、左右の仕切壁部78が、装着位置から背面側に向かって両者の間隔が徐々に幅広となるように傾斜している。このため、上部背面ユニット15の装着時に、液晶ユニット20を仕切壁部78の間に容易に挿入できる。
なお、本実施例にあっては、左右の仕切壁部78は、左右のランプ装着部53を形成する枠体51に設けられるため、左右の仕切壁部78の間隔や、仕切壁部78とランプユニット70の位置関係を正確に規定できる。したがって、本実施例にあっては、部材の寸法誤差や組付誤差を大きく考慮する必要がなく、液晶ユニット20と側部ランプ基板73を近接させることができる。
また、本実施例では、液晶モジュール21が前扉3の横幅に亘るほど大型であるが、縦補強金具31を液晶モジュール21の背面側に配置しているため、液晶モジュール21の表示面9の視認性を阻害することなく、縦補強金具31を前扉3の内側(中央寄り)に配置して、縦補強金具31によって前扉フレーム28を適切に補強できるという利点がある。なお、本実施例では、液晶ユニット20は、縦補強金具31及び横補強金具32と一体的に脱着可能に構成されているため、液晶ユニット20を前扉3の背面側から脱着する際に、液晶ユニット20の背面側に配設された縦補強金具31や横補強金具32が脱着作業の邪魔となることはない。
また、本実施例では、前扉フレーム28に縦補強金具31及び横補強金具32を取り付けた状態で、比較的重量な液晶ユニット20を縦補強金具31や横補強金具32に取り付ける場合には、既に取り付けられた縦補強金具31や横補強金具32から、前扉フレーム28に大きな曲げ応力が加わることがあるが、本実施例では、液晶ユニット20と補強金具31,32とを、前扉フレーム28に同時に装着するため、液晶ユニット20の装着時に前扉フレーム28に大きな曲げ応力が加わり難いという利点がある。
また、本実施例では、横補強金具32を、縦補強金具31とともに液晶ベース部材22に共締めすることで、横補強金具32の液晶ベース部材22への固定と、横補強金具32と縦補強金具31の相互連結を同時に行うことができるため、螺子の使用本数の削減や、螺子の締結作業の簡素化が可能となる。
また、本実施例では、縦補強金具31に、上方と下方で液晶ベース部材22に螺着されて、液晶ベース部材22から離間する、把持可能な把手部47が配設されているため、液晶ユニット20に取り付けた縦補強金具31を、液晶ユニット20の脱着時や運搬時の把手として活用できる。
以上に本発明の実施例を説明したが、本発明の遊技機は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、上記実施例は、本発明をスロットマシンに適用したものであるが、本発明はパチンコ機等の遊技機にも適用可能である。また、上記実施例では、筐体2の正面側を覆う前扉3が一枚であるが、本発明は、前扉が複数枚配設された遊技機にも適用可能である。例えば、筐体の正面側上部を覆う上側前扉と、筐体の正面側下部を覆う下側前扉が遊技機に配設される場合には、上側前扉が本件第一の発明に係る前扉に相当し、また、上側前扉と下側前扉のうち、液晶ユニットの両側にランプ基板が配設されている方が、本件第二の発明に係る前扉に相当する。
また、上記実施例では、液晶モジュール21が本件第一の発明に係る演出装置に相当するが、本件第一の発明に係る演出装置は、液晶モジュールに限られず、遊技機の正面側で視覚的な演出を実行するものであればよい。例えば、本件第一の発明に係る演出装置は、7セグ表示器などの他の表示器であってもよいし、演出ランプを用いた演出装置や、ギミックによる演出装置などであってもよい。
1 スロットマシン(遊技機)
3 前扉
13 前扉本体
15 上部背面ユニット
16 上部パネルユニット
20 液晶ユニット
21 液晶モジュール(演出装置)
22 液晶ベース部材
27 前扉ベース
28 前扉フレーム
28a 上部金属フレーム
28b 左側の側部金属フレーム
28c 右側の側部金属フレーム
31 縦補強金具
32 横補強金具
35 横補強金具ユニット
38 上部スピーカ
39 上部ランプ基板
47 把手部
51 枠体
52 開口部
53 ランプ装着部
70 側部ランプユニット
71 ランプベース
73 ランプ基板
75 IC(電子部品)
78 仕切壁部
80 基板螺子用溝孔
81 基板IC用開口部
82 液晶ガイド用溝孔

Claims (5)

  1. 方形状の前扉の上側部に沿って配設される上部金属フレームと、前記前扉の左右両側部に沿って配設される一対の側部金属フレームとを備えてなる前扉フレームと、
    演出装置と、該演出装置の背面側を覆うベース部材とを具備し、前記前扉の上部に配設される演出ユニットと、
    前記ベース部材の背面に取り付けられるとともに、左右の前記側部金属フレームの間に横方向に架け渡される横補強金具と、
    前記演出装置の背面側で、前記ベース部材の背面に取り付けられるとともに、前記上部金属フレームと前記横補強金具の間に縦方向に架け渡される縦補強金具と
    を備え、
    前記演出ユニットは、前記横補強金具及び前記縦補強金具を介して前記前扉フレームに取り付けられており、前記横補強金具及び前記縦補強金具と一体的に前記前扉フレームに脱着可能となっていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記縦補強金具と前記横補強金具は、前記ベース部材と共締めされることにより、相互に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記縦補強金具は、
    前記ベース部材の背面から離間する、把持可能な把手部を備え、
    少なくとも前記把手部の上方及び下方で前記ベース部材の背面に螺着されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記横補強金具の両側部に、スピーカが配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記横補強金具には、両側部の前記スピーカの間に、光源を具備するランプ基板が配設されていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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