JP2021065272A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的研磨によるテーパー加工が容易で、しかも歯間部等における清掃性を向上できるとともに、歯のどの部位を磨いているかを容易に把握可能な歯ブラシを提供する。【解決手段】合成樹脂製フィラメントを用いてなる複数本のブラシ毛10が植毛台2に植設された歯ブラシにおいて、フィラメントは、ポリトリメチレンテレフタレートにポリブチレンテレフタレートを溶融混合した樹脂材料を用いてなり、ブラシ毛10の先端12から植毛台2側へ向けて、ブラシ毛10の毛丈Hの30〜70%の範囲に、機械的研磨により形成されたテーパー部11が設けられ、植毛台2に植設されている複数本のブラシ毛10に、先端12から植毛台2側へ向けて0.1mmの部位から、植毛台2側へ向けて0.1mmの領域における、算術線粗さRaが1.5μmを超えるブラシ毛10が含まれている。【選択図】図3

Description

本発明は、先端側部分にテーパー部を形成したブラシ毛を用いた歯ブラシに関する。
歯ブラシとして、先端側部分にテーパー部を形成したブラシ毛を用いることで、ブラシ毛の届き難い、歯と歯の間の歯間部、歯冠と歯根の境目の歯頚部、臼歯部の小窩裂溝部などの細部(以下、単に歯間部等という。)へのブラシ毛の挿入性及び到達性を高めて、該部分におけるプラーク除去性能を向上した歯ブラシが広く実用化されている。
ブラシ毛に対してテーパー部を形成する方法としては、アルカリ剤を含む薬液にブラシ毛の先端部を浸漬して形成する方法(例えば、特許文献1参照。)と、機械的研磨により形成する方法が提案されている(例えば、特許文献2,3参照。)。
特許文献1記載の方法では、植毛台からブラシ毛の先端部までのブラシ毛の全長にわたってテーパー部を形成できるので、機械的研磨によりテーパー部を形成する場合よりも、ブラシ毛の先端側部分を小径に構成して、歯間部等の細部へのブラシ毛の挿入性及び到達性を高めることができ、歯間部等における清掃性を向上できる。
しかし、特許文献1記載の方法では、ブラシ毛の先端部が、機械的研磨によりテーパー部を形成する場合よりも、鋭く尖った形状となるので、ブラッシング時に歯肉を傷つけることがあること、ブラシ毛の先端側部分の毛腰が弱くなって、歯表面の清掃性が低下することなどの問題があるので、最近では、特許文献2,3記載のように、機械的研磨によりテーパー部を形成してなる歯ブラシも注目されている。
また、テーパー部の算術線粗さRaは、特許文献2記載の発明では、歯垢の除去性を確保しつつ、製造の容易性及び耐久性を確保するため、0.5〜1.5μmに設定され、特許文献3記載の発明では、歯茎を傷めてしまう懸念があること、刷毛表面に凹凸が生じるため、特定の一点に刷掃時の応力が集中しやすく、刷毛の折れや耐久性低下といった懸念があることから、0.5μm未満に設定されている。
一方、ブラシ毛を構成するフィラメントの素材として、ポリトリメチレンテレフタレートとポリブチレンテレフタレートとを溶融混合した樹脂材料を用いることで、ブラシ毛の耐久性を確保しつつ、テーパー部の機械的研磨に対する加工性を向上してなる歯ブラシも提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開2017−118939号公報 特開平10−57149号公報 特許第5090164号公報 特開2006−158842号公報
歯ブラシ用のブラシ毛としては、ブラシ毛の毛腰を十分に確保するため、剛性の高い、ナイロン製またはポリブチレンテレフタレート(PBT)製のブラシ毛が、一般に広く採用されている。しかし、ナイロン製及びポリブチレンテレフタレート製のブラシ毛は、機械的研磨によるテーパー部の加工性が良くなく、しかもテーパー部における耐久性が低くなるという問題がある。
また、機械的研磨により形成されるテーパー部の算術線粗さRaは、テーパー加工の容易性、耐久性、歯肉への為害性などを考慮して、通常は特許文献2、3記載の発明のように、1.5μm以下に設定されている。
従来の歯ブラシでは、歯肉に対するブラシ毛の接触感や、歯に対するブラシ毛の接触感などに基づいて、歯に対するブラシ毛の接触位置をある一定把握することができるが、ブラシ毛の表面の算術線粗さRaが小さく、ブラシ毛の先端部が歯表面を擦りながら移動するときの使用感が弱いことから、歯のどの部位をブラシ毛で擦って、ブラッシングしているのかを、使用者が明確に把握することが困難であった。
本件の発明者らは、テーパー部の先端部における算術線粗さRaが1.5μmを超えると、ブラッシング時に歯表面上をブラシ毛が移動することによるザラザラした使用感に基づいて、ブラッシングしている個所を、使用者がより明確に把握でき、磨き残しを少なくできるとの発想を得て、算術線粗さRaが1.5μmを超えるブラシ毛を備えた歯ブラシの実用化について鋭意検討した。その結果、算術線粗さRaが1.5μmを超えるように、機械的加工によりテーパー部を形成する場合であっても、ブラシ毛の素材の選定により、テーパー加工の容易性及び耐久性を十分に確保でき、また歯肉への為害性に関しては、機械的加工によりテーパー部を形成することで、薬液でテーパー部を形成する場合と比較して低くできるとの知見を得て、本発明を完成するに至った。
本発明の目的は、機械的研磨によるテーパー加工が容易で、しかも歯間部等における清掃性を向上できるとともに、歯のどの部位を磨いているかを容易に把握可能な歯ブラシを提供することである。
本発明は、以下の発明を包含する。
(1) 合成樹脂製フィラメントを用いてなる複数本のブラシ毛が植毛台に植設された歯ブラシにおいて、前記フィラメントは、ポリトリメチレンテレフタレートに該ポリトリメチレンテレフタレート以外のポリエステル系樹脂を溶融混合した樹脂材料を用いてなり、前記ブラシ毛の先端から前記植毛台側へ向けて、前記植毛台から前記ブラシ毛の先端部までの前記ブラシ毛の長さの30〜70%の範囲に、機械的研磨により形成されたテーパー部が設けられ、前記植毛台に植設されている前記複数本のブラシ毛に、先端から前記植毛台側へ向けて0.1mmの部位から、前記植毛台側へ向けて0.1mmの領域における、算術線粗さRaが1.5μmを超えるブラシ毛が含まれている、ことを特徴とする歯ブラシ。なお、本明細書において、「テーパー部」とは、ブラシ毛の全周にわたって研磨部分が形成されている場合だけでなく、ブラシ毛の周方向の一部分にのみ研磨部分が形成されている場合を含む構成のものを意味する。
(2) 前記複数本のブラシ毛のうちの前記植毛台の中央部に植設された複数本のブラシ毛は、先端から前記植毛台側へ向けて0.1mmの部位から、前記植毛台側へ向けて0.1mmの領域における、前記算術線粗さRaの平均値が1.45μm以上である前記(1)記載の歯ブラシ。
(3) 前記植毛台の中央部に植設された前記複数本のブラシ毛は、先端から前記植毛台側へ向けて0.5mm、1mm及び2mmのそれぞれの部位から、前記植毛台側へ向けて0.1mmの領域における、前記算術線粗さRaの平均値が、全て1.5〜3.0μmの範囲である前記(2)記載の歯ブラシ。
(4) 前記植毛台の中央部に植設された前記複数本のブラシ毛は、先端から前記植毛台側へ向けて0.5mm、1mm及び2mmのそれぞれの部位から、前記植毛台側へ向けて0.1μmの領域における、前記算術線粗さRaの平均値が、1.5〜2.5μm、1.5〜2.1μm及び1.7〜2.5μmの範囲である前記(2)又は(3)記載の歯ブラシ。
(5) 前記植毛台の植設された前記複数本のブラシ毛に、先端から0.1mm、0.5mm、1mm及び2mmのそれぞれの部位における前記ブラシの直径が、最大直径の15〜35%、35〜75%、45〜95%及び65〜100%の範囲であるブラシ毛が含まれている前記(1)〜(4)のいずれかに記載の歯ブラシ。
(6) 前記テーパー部の外面は外側へ向けて突出する湾曲面で構成されている前記(1)〜(5)のいずれかに記載の歯ブラシ。
(7) 前記植毛台の植設された前記複数本のブラシ毛は、先端部が丸められている
前記(1)〜(6)のいずれかに記載の歯ブラシ。
(8) 前記植毛台の植設された前記複数本のブラシ毛は、前記植毛台から前記ブラシ毛の先端部までの前記ブラシ毛の長さが5〜12mmである前記(1)〜(7)のいずれかに記載の歯ブラシ。
(9) 前記ポリエステル系樹脂が、ポリブチレンテレフタレートである前記(1)〜(8)のいずれかに記載の歯ブラシ。
本発明に係る歯ブラシによれば、ブラシ毛を構成するフィラメントが、ポリトリメチレンテレフタレートに該ポリトリメチレンテレフタレート以外のポリエステル系樹脂を溶融混合した樹脂材料を用いて構成されているので、ポリブチレンテレフタレートのみからなるブラシ毛と比較して、ブラシ毛の毛腰を十分に確保できるとともに、十分な耐久性を確保できる。また、この樹脂材料を用いてなるブラシ毛は、ポリブチレンテレフタレート又はナイロンのみからなるブラシ毛と比較して、機械的研磨による加工性が高く、ブラシ毛を容易にテーパー加工することが可能となる。
また、ブラシ毛の先端から植毛台側へ向けて、植毛台からブラシ毛の先端部までのブラシ毛の長さの30〜70%の範囲にテーパー部が設けられているので、機械的研磨により形成したテーパー部でありながら、薬液により形成したテーパー部と同程度に先端側部分を小径に構成でき、歯間部等の細部に対するブラシ毛の挿入性及び到達性を向上して、歯間部等におけるプラーク除去性能を含む清掃性を向上できる。しかも、ブラシ毛の先端が丸くなるので、薬液により形成したテーパー部とは異なり、歯肉に対する為害性を防止できる。
更に、植毛台に植設されているブラシ毛に、先端から植毛台側へ向けて0.1mmの部位から、植毛台側へ向けて0.1mmの領域における、ブラシ毛の算術線粗さRaが1.5μmを超えるブラシ毛が含まれているので、物理的な掻き取り効果により歯間部等におけるプラーク除去を含む清掃性を向上できる。しかも、ブラシ毛の算術線粗さRaが1.5μmを超えるブラシ毛で、歯表面を擦ったときの振動が、骨伝動により使用者の蝸牛へ伝達されて、使用者は、振動とともに、ガサガサ音、ザラザラ音などの音を含む使用感(以下、本明細書ではザラザラ感という。)を知覚することになる。このため、使用者は、このザラザラ感に基づいて、どの歯のどの箇所をブラッシングしているかを、より明確に把握することが可能となり、全ての歯の全ての部位においてザラザラ感が得られるように、ブラッシングすることで磨き残しを少なくできる。
図1は、歯ブラシのブラシ部付近の平面図である。 図2は、図1のII-II線断面図である。 図3は、ブラシ毛の正面図である。 図4は、ブラシ毛の要部正面図である。 図5は、顎模型における上顎第一大臼歯付近の頬側の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1、図2に示すように、歯ブラシ1は、植毛台2と首部3とハンドル部(図示略)とを備えた歯ブラシ本体4と、植毛台2に植設された複数の毛束5からなる植毛部6とを備えている。歯ブラシ本体4の構成は、特に限定されるものではなく、周知の任意の構成のものを採用できる。
植毛台2には、複数の植毛穴7が所定の配列で形成され、植毛穴7には、図示外の平線を用いて毛束5が植設されている。植毛穴7の個数及び配列は、図1に示す以外の個数及び配列に構成できる。また、植毛台2に対する毛束5の植設方法は、平線を用いた植設方法以外に、インモールド成形法、熱融着植毛法などのように平線を用いない、周知の植設方法を採用することもできる。
図2、図3に示すように、植毛穴7に植設される毛束5は、合成樹脂製フィラメントからなる複数本のブラシ毛10で構成されている。フィラメントの直径、即ちブラシ毛10の最大直径Dは、適度な毛腰が得られるように、0.1〜0.3mmの範囲内が好ましい。植毛台2の植毛面2aからブラシ毛10の毛先までのブラシ毛10の毛丈Hは、良好な使用感を確保すべく5mm以上が好ましく、口腔内での操作性を確保するため12mm以下が好ましい。また、毛丈Hは、成人用の歯ブラシでは、8〜12mmであり、また子供用の歯ブラシでは5〜10mmである。
ブラシ毛10の先端側部分には先端側へ向けて縮径するテーパー部11が設けられている。テーパー部11は、番手の粗いディスクから番手の細かいディスクへ段階的にディスクを切り替えて、植毛台2に植設されたブラシ毛10をディスクにより順次研磨することにより形成されている。
このように、ディスクを用いた機械的研磨により、テーパー部11を形成しているので、テーパー部11の先端部は、先丸加工に近い半球状に構成されている。この毛先の先丸加工に近い半球の幅はブラシ毛10の最大直径Dの10〜35%の範囲である。このため、テーパー部11の先端12が必要以上に鋭く尖った形状になることがなく、ブラシ毛2の先端12による歯肉への為害性を防止できる。
テーパー部11の形成範囲は、ブラシ毛10の先端12から植毛台2側へ向けて、毛丈Hの30〜70%、好ましくは50〜70%の範囲である。このように、テーパー部11の形成範囲を大きくすることで、ブラシ毛10の長さ方向とテーパー部11の表面とのなす角度を小さくして、テーパー部11の先端側部分の直径を小さくでき、歯間部等に対するブラシ毛10の挿入長さを長くして、歯間部等におけるプラーク除去性能を向上できる。
ブラシ毛10の先端12から0.1mm、0.5mm、1mm及び2mmのそれぞれの部位a〜dにおけるテーパー部11の直径は、ブラシ毛10の最大直径Dの15〜35%、35〜75%、45〜95%及び65〜100%の範囲であり、テーパー部11の外面は、テーパー部11の基端部から先端部に向かって、外側へ突出する湾曲面で構成されている。このように構成することで、テーパー部11における毛腰を十分に確保しつつ、歯間部等に対するブラシ毛10の挿入長さを長くして、歯間部等におけるプラーク除去を含む清掃性および挿入性を向上できる。
植毛台2に植設されているブラシ毛10には、先端12から植毛台2側へ向けて0.1mmの部位から、植毛台2側へ向けて0.1mmの領域A(図4に網点で図示)における、ブラシ毛の算術線粗さRaが1.5μmを超えるブラシ毛が含まれている。このように、領域Aにおける算術線粗さRaが1.5μmを超えたブラシ毛では、ブラシ毛で歯表面を擦ったときの振動が、骨伝動により使用者の蝸牛へ伝達される。このため、使用者は、振動とともに、ガサガサ音、ザラザラ音などの音を含む使用感(ザラザラ感)を知覚することになり、このザラザラ感に基づいて、どの歯のどの箇所をブラッシングしているかを、より明確に把握できる。したがって、全ての歯の全ての部位においてザラザラ感が得られるように、ブラッシングすることで磨き残しを少なくできる。また、算術線粗さRaが1.5μmを超える領域Aを含むテーパー部11の先端側部分が、歯間部等へ挿入されることで、歯間部等におけるプラーク除去を含む清掃性を向上できる。
ブラシ毛10の算術線粗さRaの上限値は、特に限定されるものではないが、ザラザラ感が強くなり過ぎることによる使用感の低下を防止するため、4μm以下にすることが好ましく、3.8μm以下がより好ましい。
植毛台2に植設される全てのブラシ毛10について、領域Aにおける算術線粗さRaが、1.5μmを超えるブラシ毛であることが最も好ましいが、ディスクを用いた機械的研磨によりテーパー部11を形成している関係上、領域Aにおける算術線粗さRaが1.5μm以下のブラシ毛がどうしても含まれてしまう。しかし、このような表面粗さの小さいブラシ毛が増えると、ザラザラ感が十分に得られなくなる。このため、領域Aにおける算術線粗さRaが1.5μmを超えるブラシ毛は、植毛台2に植設されるブラシ毛10の全本数に対して、少なくとも40%以上が好ましく、60%以上がより好ましく、80%以上が更に好ましい。
また、植毛台2の中央部の図1に仮想線で示す中央領域Xに植設された、複数本のブラシ毛の領域Aにおける算術線粗さRaの平均値は、1.45μm以上が好ましく、1.50μm以上がより好ましく、1.55μm以上が更に好ましい。中央領域Xに植設されたブラシ毛の領域Aにおける算術線粗さRaの上限値は、特に限定されるものではないが、ザラザラ感が強くなり過ぎることによる使用感の低下を防止するため、4μm以下が好ましく、3.8μm以下がより好ましい。本実施の形態では、前述のようにディスクを用いた機械的研磨によりテーパー部11を形成するので、植毛台2の中央部に植設された毛束5が、植毛台2の外周部に植設された毛束5よりも、最も番手の細かいディスクによる機械的研磨の影響を受けて、テーパー部11の表面の算術線粗さRaが、全体的に小さくなる傾向を示す。このため、植毛台2の外側部に植設されたブラシ毛の領域Aにおける算術線粗さRaの平均値は、植毛台2の中央部に植設されたブラシ毛よりも大きくなる傾向を示す。したがって、植毛台2の中央部に植設されたブラシ毛の領域Aにおける算術線粗さRaの平均値を、1.45μm以上とすることで、植毛台2の各部に植設されるブラシ毛の領域Aにおける算術線粗さRaの平均値を全体的に、1.45μm以上とすることができ、ブラッシング時に、十分なザラザラ感が得られることになる。
中央領域Xに植設された複数本のブラシ毛における、先端12から植毛台2側へ向けて0.5mm、1mm及び2mmのそれぞれの部位b〜dから、植毛台2側へ向けて0.1mmの領域B〜D(図4に網点で図示)における、算術線粗さRaの平均値は、特に限定されるものではないが、全ての領域において1.5〜3.0μmの範囲であることが好ましく、領域B、C及びDのそれぞれの領域において、1.5〜2.5μm、1.5〜2.1μm及び1.7〜2.5μmの範囲であることが好ましい。領域B〜Dの表面粗さも、領域Aと同様に、ザラザラ感及び清掃性に影響を及ぼすが、領域Aと比較してその影響が少ないので、領域Aの表面粗さに応じた表面粗さに構成できる。
ブラシ毛10を構成する合成樹脂製フィラメントの横断面形状は特に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形、四角形など、各種の断面形状のものを採用することができる。なお、円形断面以外の場合には、フィラメントの各部位の直径は、当該部位におけるフィラメントの横断面形状の外接円の直径を意味する。
ブラシ毛10を構成する合成樹脂フィラメントは、ポリトリメチレンテレフタレートにそれ以外のポリエステル系樹脂を溶融混合した樹脂材料を用いてなり、ポリトリメチレンテレフタレートとそれよりも剛性の高い他のポリエステル系樹脂、好ましくはポリブチレンテレフタレートとを溶融混合した合成樹脂製モノフィラメントで構成されている。ポリトリメチレンテレフタレートの混合率は、60〜90重量%が好ましく、70〜80重量%がより好ましい。ポリトリメチレンテレフタレートは、加工性に優れているので、テーパー部11を機械的研磨により容易に形成でき、またポリブチレンテレフタレートは、剛性に優れているので、テーパー部11の長さを長くしつつ、ブラシ毛10の毛腰を十分に確保して、歯間部等への挿入性、到達性を向上して、清掃性を向上できる。また、ポリトリメチレンテレフタレートは、屈曲回復性及び柔軟性を備えているので、長期間使用してもブラシ毛10が拡がりにくく、とりわけポリブチレンテレフタレートを混合した場合には、長期間使用してもブラシ毛10の破断のおそれもなく、耐久性に優れた歯ブラシ1を実現できる。
以下に本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
樹脂成分として、ポリトリメチレンテレフタレートとポリブチレンテレフタレートとを重量比で80/20の混合比で溶融混合した樹脂材料を用いて、直径0.2mmの合成樹脂製フィラメントを製作した。
そして、この合成樹脂フィラメントを所定の長さに切断し、その長さ方向の中央部で折り曲げてなる毛束を、平線を用いて、植毛台の植毛穴に図1に示す配列で順次植設し、その後ブラシ毛の毛丈Hが10.5mmとなるようにブラシ毛の先端部を毛切した。次に、ディスクを用いた機械的研磨により、ブラシ毛の先端側部分にテーパー加工を施して、ブラシ毛の先端部からの長さLが4mmで、ブラシ毛の毛丈Hに対するテーパー部の長さLのテーパー比率L/Hが38%となるように、ブラシ毛に対してテーパー加工を施して、ブラシ毛の先端から植毛台側へ向けて、0.1mm、0.5mm、1.0mm及び2.0mmの部位a〜dにおける直径が、0.06mm、0.11mm、0.14mm及び0.17mmのテーパー部を有する、実施例1の歯ブラシを製作した。
(実施例2)
ブラシ毛に形成するテーパー部の長さLが6mmで、テーパー比率L/Hが57%で、ブラシ部の部位a〜dにおける直径が、0.05mm、0.08mm、0.09mm及び0.13mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例1と同様と同様にして、実施例2の歯ブラシを製作した。
(実施例3)
ブラシ毛に形成するブラシ部の部位a〜dにおける直径が、0.03mm、0.08mm、0.11mm及び0.16mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例2と同様にして、実施例3の歯ブラシを製作した。
(実施例4)
ブラシ毛に形成するブラシ部の部位a〜dにおける直径が、0.07mm、0.12mm、0.16mm及び0.18mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例2と同様にして、実施例4の歯ブラシを製作した。
(実施例5)
合成樹脂製フィラメントの直径が0.15mmであり、ブラシ毛に形成するブラシ部の部位a〜dにおける直径が、0.05mm、0.11mm、0.13mm及び0.15mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例1と同様にして、実施例5の歯ブラシを製作した。
(実施例6)
ブラシ毛に形成するブラシ部の長さLが6mmで、テーパー比率L/Hが57%で、ブラシ部の部位a〜dにおける直径が、0.04mm、0.08mm、0.10mm及び0.13mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例5と同様にして、実施例6の歯ブラシを製作した。
(実施例7)
ブラシ毛に形成するブラシ部の部位a〜dにおける直径が、0.03mm、0.08mm、0.12mm及び0.14mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例6と同様にして、実施例7の歯ブラシを製作した。
(実施例8)
ブラシ毛に形成するブラシ部の部位a〜dにおける直径が、0.04mm、0.11mm、0.14mm及び0.15mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例6と同様にして、実施例8の歯ブラシを製作した。
(比較例1)
樹脂成分として、ポリブチレンテレフタレート(100%)を用いた樹脂を用いて、直径0.19mmの合成樹脂フィラメントを製作し、この合成樹脂フィラメントを用いて、実施例1と同様の方法で、植毛台に毛束を植設して、ブラシ毛の毛丈Hが11.5mmとなるようにブラシ毛の先端部を毛切した。次に、アルカリ剤を含む薬液にブラシ毛の先端部を浸漬して、ブラシ毛の先端部からの長さLが5mmで、ブラシ毛の毛丈Hに対するテーパー部の長さLのテーパー比率L/Hが43%で、ブラシ毛の部位a〜dにおける直径が、0.02mm、0.06mm、0.08mm及び0.10mmのテーパー部を有する、比較例1の歯ブラシを製作した。
(比較例2)
ブラシ毛に形成するテーパー部の長さLが3mmで、テーパー比率L/Hが29%で、ブラシ部の部位a〜dにおける直径が、0.10mm、0.16mm、0.19mm及び0.20mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例1と同様にして、比較例2の歯ブラシを製作した。
(比較例3)
ブラシ毛に形成するテーパー部の長さLが3mmで、テーパー比率L/Hが29%で、ブラシ部の部位a〜dにおける直径が、0.09mm、0.12mm、0.14mm及び0.15mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例5と同様にして、比較例3の歯ブラシを製作した。
(比較例4)
樹脂成分として、ナイロン(100%)を用いた樹脂を用いて、直径0.19mmの合成樹脂フィラメントを製作し、この合成樹脂フィラメントを用いて、実施例1と同様の方法で、植毛台に毛束を植設して、ブラシ毛の毛丈Hが10.5mmとなるようにブラシ毛の先端部を毛切した。そして、ブラシ毛に形成するテーパー部の長さLが1mmで、テーパー比率L/Hが10%で、ブラシ毛の部位a〜dにおける直径が、0.12mm、0.19mm、0.19mm及び0.19mmとなるように機械的研磨を行った以外は、実施例1と同様にして、比較例4の歯ブラシを製作した。
これら実施例1〜8及び比較例1〜4の歯ブラシについて、以下の方法により表面粗さと清掃性と使用感と耐久性を調べた。結果を表1〜表3に示す。
(1)表面粗さ
図1に示すように、植毛台の中央部の中央領域Xと、植毛台の外側部の外側領域Yとに植設されたブラシ毛をそれぞれ4本抜き取って、これらのブラシ毛の先端から植毛台側へ向けて、0.1mm、0.5mm、1.0mm、2.0mm及び3.0mmのそれぞれの部位a〜dから、植毛台へ向けて0.1mmの領域A〜Dにおける、算術線粗さRaを、レーザー顕微鏡により測定し、中央領域Xと外側領域Yのブラシ毛の領域A〜Dにおける、算術線粗さRaの最大値と最小値と平均値をそれぞれ求めた。なお、比較例1の歯ブラシは、アルカリ剤を含む薬液にブラシ毛の先端部を浸漬して、テーパー部を形成したものなので、外側領域Yにおける算術粗さRaは、中央領域Xにおける算術粗さRaと略同じ値になる。このため、比較例1に歯ブラシにおける外側領域Yの算術粗さRaの測定は省略した。また、表3中に「*」で示す部分は、ブラシ毛が全周にわたって削れていない箇所を含んでいたことから、測定値なしとした。
(2)清掃性(歯全体)
顎模型の上顎第一大臼歯T1に疑似プラークを付着させ、該顎模型をブラッシングシミュレーション装置に取り付けるとともに、上顎第一大臼歯T1にブラシ毛の先端部が当たるように、ブラッシングシミュレーション装置に歯ブラシを取り付ける。そして、ブラッシングシミュレーション装置を用いて、荷重200g、歯ブラシの長手方向のストロークで、ストローク幅20mm、1分間に150往復の速度で2.5秒間、上顎第一大臼歯T1を含む領域をブラッシングした。その後に、図5に示すように、顎模型の上顎第一大臼歯T1を頬側から撮影し、撮影した画像を画像解析して、疑似プラークの面積を計測算出し、歯面における疑似プラークを付着させた面積に対する、疑似プラークが除去された面積の割合をプラーク除去率として求めた。そして、プラーク除去率が95%以上の場合を、良好な清掃性であるという意味で「○」とし、85%以上、95%未満の場合を、あまり良くない清掃性であるという意味で「△」とし、85%未満の場合を、良くない清掃性であるという意味で「×」とした。
(3)清掃性(歯間部)
前述のようにして撮影した画像を用いて、上顎第一大臼歯T1とその両隣の2歯との歯間部を含む、図5にハッチングで図示の領域IPにおける、疑似プラークの面積を計測算出し、領域IPの面積に対する疑似プラークが除去された面積の割合をプラーク除去率として求めた。そして、プラーク除去率が70%以上の場合を、良好な清掃性であるという意味で「○」とし、60%以上、70%未満の場合を、あまり良くない清掃性であるという意味で「△」とし、60%未満の場合を、良くない清掃性であるという意味で「×」とした。
(4)挿入性(歯頚部)
前述のようにしてブラッシングした後、歯と歯肉の間の領域において、図5に示すように、歯T1と歯肉Mとの境目(歯頚部)から歯肉M方向に擬似プラークが除去されている最長部の長さを測定し、ブラシ毛の挿入性として求めた。最長長さが2.0mm以上の場合を、良好な挿入性であるという意味で「○」とし、1.5mm以上、2.0mm未満の場合を、あまり良くない挿入性であるという意味で「△」とし、1.5mm未満の場合を、良くない挿入性であるという意味で「×」とした。
(5)使用感(挿入実感、ザラザラ感、つるつる感、ちくちく感)
被験者10名が、日常的に行っている通常のブラッシング方法でブラッシングして、その使用感を、使用感を強く感じる場合を「○」、使用感をまずまず感じる場合を「△」、使用感を感じない場合を「×」として3段階で評価し、一番評価が多かったものをその歯ブラシの使用感とした。挿入実感とは、ブラッシング時にブラシ毛の先端が、歯頚部や歯間部等の隙間に挿入されている感覚である。ざらざら感は上述の通りである。つるつる感とは、ブラッシング後に歯を舌等で触った際に、プラークや汚れなどが除去されており、歯表面がつるつるとした感覚である。ちくちく感とは、ブラッシングの際に歯茎にブラシ毛の先端が触れて刺さるような刺激を受けた感覚である。
(6)耐久性
歯ブラシを37℃の温水に浸漬し、荷重300gをかけて、1万回往復運動させた場合における、歯ブラシの任意の3つの植毛穴から抽出したブラシ毛の本数(A)と、その中で、ブラシ毛の先端が折れている、あるいは、潰れている状態のブラシ毛の本数(B)とを測定し、下式により毛先耐久性指標を算定し0%以上10%未満を十分な耐久性があるという意味で「○」とし、10%以上25%未満を耐久性が多少劣るという意味で「△」とし、25%以上を耐久性に劣るという意味で「×」とした。
毛先耐久性指標(%)=[(B)/(A)]×100
Figure 2021065272
Figure 2021065272
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表1〜3から、実施例1〜8の歯ブラシでは、ポリトリメチレンテレフタレートにポリブチレンテレフタレートを溶融混合した樹脂材料製のフィラメントでブラシ毛を構成しているので、ポリブチレンテレフタレート(100%)のフィラメントでブラシ毛を構成した比較例1の歯ブラシと比較して、毛先耐久性を向上できることが分かる。
しかも、比較例1のように、薬液にブラシ毛の先端部を浸漬してテーパー部を形成した場合には、先端部が鋭く尖ることから、ちくちく感が強くなって使用感が低下しているのに対して、実施例1〜8のように、機械的研磨によりテーパー部を形成した場合には、ブラシ毛の先端部が丸くなることから、ちくちく感が弱くなって、良好な使用感が得られることが分かる。
また、実施例1〜8の歯ブラシでは、ブラシ毛の毛丈Hに対するテーパー部の長さLの比率L/Hが30%以上であり、比較例2〜4の歯ブラシにおけるブラシ毛の比率L/Hよりも大きいことから、ブラシ毛の先端側部分の部位a〜dの直径のフィラメントの直径(ブラシ毛の最大直径D)に対する比率が、比較例2〜4の歯ブラシにおける同じ部位a〜dの直径のフィラメントの直径に対する比率よりもそれぞれ小さくなっている。これにより、歯間部等への挿入性が高くなって、歯間部及び歯頚部に対する清掃性が高くなるとともに、挿入実感が得られていることが分かる。一方、比較例1の歯ブラシは、毛丈Hに対するテーパー部の長さLが30%以上であるが、最大直径Dに対する部位a〜dにおける直径の比率が、小さくなり過ぎて、ブラシ毛の先端部の毛腰が弱くなり、実施例1〜8の歯ブラシと同様に歯頚部の清掃性及び挿入実感は得られるものの、実施例1〜8の歯ブラシと比較して、歯全体及び歯間部の清掃性が低下していることが分かる。
更に、実施例1〜8の歯ブラシでは、ブラシ毛の最も先端側の領域Aにおけるブラシ毛の算術線粗さRaが1.5μmを超えるブラシ毛を含んでおり、植毛台の中央部の領域Xに植設されたブラシ毛の算術線粗さRaの平均値が、1.45μm以上であるのに対して、比較例1〜4の歯ブラシでは、植毛台の中央部の領域X及び植毛台の外側部の領域Yに植設されたブラシ毛について、領域Aにおける算術線粗さRaの最大値が比較例3の1.50μmであり、算術線粗さRaの平均値の最大値が比較例2の1.44μmである。このように、実施例1〜8の歯ブラシでは、領域Aの算術線粗さRaが、比較例1〜4の歯ブラシと比較して大きいことから、ザラザラ感が十分に得られていることが分かる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
1 歯ブラシ
2 植毛台
2a 植毛面
3 首部
4 歯ブラシ本体
5 毛束
6 植毛部
7 植毛穴
10 ブラシ毛
11 テーパー部
12 先端
M 歯肉
T1 上顎第一大臼歯

Claims (9)

  1. 合成樹脂製フィラメントを用いてなる複数本のブラシ毛が植毛台に植設された歯ブラシにおいて、
    前記フィラメントは、ポリトリメチレンテレフタレートに該ポリトリメチレンテレフタレート以外のポリエステル系樹脂を溶融混合した樹脂材料を用いてなり、
    前記ブラシ毛の先端から前記植毛台側へ向けて、前記植毛台から前記ブラシ毛の先端部までの前記ブラシ毛の長さの30〜70%の範囲に、機械的研磨により形成されたテーパー部が設けられ、
    前記植毛台に植設されている前記複数本のブラシ毛に、先端から前記植毛台側へ向けて0.1mmの部位から、前記植毛台側へ向けて0.1mmの領域における、算術線粗さRaが1.5μmを超えるブラシ毛が含まれている、
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  2. 前記複数本のブラシ毛のうちの前記植毛台の中央部に植設された複数本のブラシ毛は、先端から前記植毛台側へ向けて0.1mmの部位から、前記植毛台側へ向けて0.1mmの領域における、前記算術線粗さRaの平均値が1.45μm以上である請求項1記載の歯ブラシ。
  3. 前記植毛台の中央部に植設された前記複数本のブラシ毛は、先端から前記植毛台側へ向けて0.5mm、1mm及び2mmのそれぞれの部位から、前記植毛台側へ向けて0.1mmの領域における、前記算術線粗さRaの平均値が、全て1.5〜3.0μmの範囲である請求項2記載の歯ブラシ。
  4. 前記植毛台の中央部に植設された前記複数本のブラシ毛は、先端から前記植毛台側へ向けて0.5mm、1mm及び2mmのそれぞれの部位から、前記植毛台側へ向けて0.1mmの領域における、前記算術線粗さRaの平均値が、1.5〜2.5μm、1.5〜2.1μm及び1.7〜2.5μmの範囲である請求項2又は3記載の歯ブラシ。
  5. 前記植毛台の植設された前記複数本のブラシ毛に、先端から0.1mm、0.5mm、1mm及び2mmのそれぞれの部位における前記ブラシの直径が、最大直径の15〜35%、35〜75%、45〜95%及び65〜100%の範囲であるブラシ毛が含まれている請求項1〜4のいずれか1項記載の歯ブラシ。
  6. 前記テーパー部の外面は外側へ向けて突出する湾曲面で構成されている請求項1〜5のいずれか1項記載の歯ブラシ。
  7. 前記植毛台の植設された前記複数本のブラシ毛は、先端部が丸められている請求項1〜6のいずれか1項記載の歯ブラシ。
  8. 前記植毛台の植設された前記複数本のブラシ毛は、前記植毛台から前記ブラシ毛の先端部までの前記ブラシ毛の長さが5〜12mmである請求項1〜7のいずれか1項記載の歯ブラシ。
  9. 前記ポリエステル系樹脂が、ポリブチレンテレフタレートである請求項1〜8のいずれか1項記載の歯ブラシ。
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