JP2021064831A - 暖房システム - Google Patents
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Abstract
Description
図面を参照して、実施例の暖房システム2について説明する。暖房システム2は、携帯端末4a、4bと、中継装置30と、給湯器13と、風呂14と、床暖房15と、パネルヒータ16と、浴室暖房乾燥機17を備えている。中継装置30は、サーバ8と、ルータ11と、リモコン12を備えている。中継装置30は、インターネット6を介して携帯端末4a、4bと住宅10内に設置されている給湯器13を通信可能とする。より詳細には、携帯端末4a、4bは、インターネット6を介して中継装置30のサーバ8と通信可能である。サーバ8は、インターネット6を介して住宅10内に設置されているルータ11と通信可能である。ルータ11は、Wi−Fi(登録商標)方式に従った無線通信を利用して、リモコン12の無線モジュール12aと通信可能である。また、リモコン12は、配線を介して給湯器13と通信可能である。以下では、床暖房15と、パネルヒータ16と、浴室暖房乾燥機17をまとめて「複数の設備機器」と表現することがある。図1では、理解しやすいように、無線による通信を細い破線で示し、配線による通信を太い破線で示している。
図2を参照して、住宅10内の給湯器13および複数の設備機器(図1参照)に対する個別の動作指示を一括して行う、一括動作指示を実行する操作(以下、シーン操作と称する)の設定画面について説明する。携帯端末4aのユーザが管理アプリを起動させて、シーン操作の設定を選択すると、図2に示すシーン操作設定画面D2が携帯端末4aに表示される。その後、ユーザは、例えば給湯器13を加熱許可状態とするために、リモコン12の運転スイッチをアイコンIC2aでONに設定する。同様に、風呂14に対して自動運転を開始するために、リモコン12の自動スイッチをアイコンIC2bでONに設定する。また、風呂14に対するおいだき運転をアイコンIC2cで「設定しない」に設定する。ここで、自動運転とは、給湯器13が風呂14に所定温度、所定量の湯を供給して、風呂14に湯を溜めることを示す。また、おいだき運転とは、給湯器13と風呂14の間で湯を循環させて、風呂14に貯まっている湯の温度を所定温度まで上昇させることを示す。なお、以下では、リモコン12の運転スイッチをONにすることを、例えば「給湯器13の運転スイッチをONに設定する」と表現することがある。
携帯端末4aは、T100において、図4(A)に示すシーン操作実行画面D10を表示する。シーン操作実行画面D10には、図3を参照して説明した各シーン名称が表示される。図4(A)に示されるように、シーン操作実行画面D10には、シーン名称「おはよう」を示すアイコンIC1a、シーン名称「いってきます」を示すアイコンIC1b、シーン名称「おやすみ」を示すアイコンIC1d、シーン名称「ただいま」を示すアイコンIC1eが表示される。ユーザは、T102において、例えばシーン操作実行画面D10に含まれるシーン名称「おはよう」を示すアイコンIC1aを選択する。この場合、携帯端末4aは、T104において、シーン操作可否問い合わせ50とユーザID「name20」をサーバ8に送信する。ユーザID「name20」は、サーバ8が携帯端末4aを識別するための情報である。サーバ8は、このユーザIDによって、一括動作指示を送信した携帯端末を識別する。また、携帯端末4aのユーザは、管理アプリを携帯端末4aにインストールする際、住宅10(図1参照)内に設置されている給湯器13(図1参照)を管理アプリに登録する。この登録により、サーバ8は、ユーザID「name20」と給湯器13を対応させて記憶している。また、サーバ8は、ユーザID「name20」の他にも、携帯端末4b(図1参照)を識別するユーザID「name30」を給湯器13(図1参照)と対応させて管理している。さらに、サーバ8は、他の住宅に設置されている機器と通信するために管理アプリをインストールした他のユーザIDについても、給湯器と対応させて管理している。サーバ8は、T104においてシーン操作可否問い合わせ50とユーザID「name20」を受信すると、T105において、ユーザID「name20」に対応する給湯器識別情報を取得する。
図5は、図4に示す処理に続けて実行される処理を示す。先に述べたように、シーン操作確認画面D4(図4参照)は、シーン操作を実行するためのアイコンIC14aを含む。T200において、アイコンIC14aが選択されると、携帯端末4aは、T202において、ユーザID「name20」とシーン設定データ60を、インターネット6(図1参照)を介してサーバ8に送信する。シーン設定データ60には、図3に示されているシーン名称「おはよう」に対応する一括動作指示が含まれている。次いで、携帯端末4aは、T210において、シーン操作を受け付け中であることを示す受付画面(図示省略)を表示する。
図6は、図5に示す処理に続けて実行される処理を示す。T220において、シーン設定データ60を取得した後、リモコン12は、T300において、シーン設定データ60に含まれる動作指示68を給湯器13に送信する。より詳細には、リモコン12は、T300において図3のシーン名称「おはよう」に示される、給湯器13の運転スイッチをONにする指示を送信する。給湯器13は、T300においてリモコン12からONの指示を受信すると、T302において、自身を加熱許可状態にする。給湯器13は、受信前に加熱不可状態であった場合には、T302において、自身を加熱許可状態にするが、受信前に給湯器13が加熱許可状態であった場合には、そのまま加熱許可状態を継続する。
以下では、一例として、床暖房15の設定変更が正常に実行されなかった場合の処理について説明する。先に述べたように、給湯器13は、T313において、床暖房15をONにする指示を送信する。その後、T316の設定変更データ74が床暖房15から送信されない、もしくは、床暖房15からの設定変更データ74を給湯器13が受信できない場合には、給湯器13は、T318において、設定変更データ74をリモコン12に送信することができない。リモコン12は、所定の時間内(例えば、1分以内)に設定変更データ74を受信しない場合には、他の設備機器の設定変更データを待つことなく、T402およびT404において実行完了データ80に代えて、異常通知データを、無線モジュール12aを介してサーバ8に送信する。その後、サーバ8は、T407において、異常通知データから異常プッシュ通知データを生成する。サーバ8は、T408において、ユーザID「name20」で識別される携帯端末4aに完了プッシュ通知データ82に代えて異常プッシュ通知データを送信する。携帯端末4aは、T408において異常プッシュ通知データを受信すると、T410において、管理アプリのプッシュ通知機能により図6(B)に示す異常通知画面D16を表示する。これにより、ユーザは、管理アプリを起動させることなく、自身が指示した一括動作指示が正常に完了しなかったことを短時間で認識することができる。
給湯器13が、「熱源機」の一例である。シーン設定データ60が、「一括動作指示」の一例である。実行完了データ80および完了プッシュ通知データ82が、「完了通知」の一例である。受付通知データ65が「受付通知」の一例である。動作指示68、72が「個別の動作指示」の一例である。設定変更データ70、74が「個別の完了通知」の一例である。
4a、4b:携帯端末
6 :インターネット
8 :サーバ
10 :住宅
11 :ルータ
12 :リモコン
12a :無線モジュール
13 :給湯器
15 :床暖房
16 :パネルヒータ
17 :浴室暖房乾燥機
30 :中継装置
Claims (4)
- 携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な中継装置と、前記中継装置と通信可能な熱源機と、前記熱源機と通信可能であって、前記熱源機から供給される熱を利用して動作する複数の設備機器を備えている暖房システムであって、
前記携帯端末は、
ユーザが、前記熱源機および前記複数の設備機器のそれぞれに対する個別の動作指示を一括して行う一括動作指示を入力可能であり、
前記一括動作指示が入力された場合に、前記一括動作指示を前記中継装置に送信するように構成されており、
前記中継装置は、前記携帯端末から前記一括動作指示を受信した場合に、前記一括動作指示を受け付けたことを示す受付通知を前記携帯端末に送信し、前記一括動作指示に基づいて、前記熱源機および前記複数の設備機器のそれぞれに前記個別の動作指示を送信するように構成されており、
前記熱源機および前記複数の設備機器は、前記中継装置から前記個別の動作指示を受信した場合に、前記個別の動作指示が完了したことを示す個別の完了通知を前記中継装置に送信するように構成されており、
前記中継装置は、前記熱源機および前記複数の設備機器の全てから、前記個別の完了通知を受信した場合に、前記一括動作指示が完了したことを示す完了通知を前記携帯端末に送信するように構成されており、
前記携帯端末は、
前記中継装置から前記受付通知を受信した場合に、前記一括動作指示が受け付けられたことを前記ユーザに報知し、
前記中継装置から前記完了通知を受信した場合に、前記一括動作指示が完了したことを前記ユーザに報知するように構成されている、暖房システム。 - 前記携帯端末は、複数の携帯端末で構成されており、
前記中継装置は、前記複数の携帯端末の夫々と通信可能なサーバ装置を備えている、請求項1に記載の暖房システム。 - 前記サーバ装置は、前記複数の携帯端末のうち一の携帯端末から前記一括動作指示を受け付けた場合に、前記一の携帯端末に前記完了通知を送信するまでは、その他の携帯端末からの前記一括動作指示の受け付けを禁止する、請求項2の暖房システム。
- 前記サーバ装置は、前記携帯端末のプッシュ通知機能により前記完了通知を前記ユーザに報知する、請求項2または3に記載の暖房システム。
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