JP2021064509A - 処理方法及びプラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマ電子密度を維持しつつ、プラズマ電子温度を下げる。【解決手段】基板を処理する処理容器内においてプラズマを用いて行う処理方法であって、ガスを前記処理容器内に供給する工程と、前記処理容器内に複数のマイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程と、を有し、前記マイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程は、周期的に、複数の前記マイクロ波導入モジュールの全てのマイクロ波のパワーの供給を所与の時間オフの状態にする、処理方法が提供される。【選択図】図8

Description

本開示は、処理方法及びプラズマ処理装置に関する。
特許文献1には、マイクロ波を用いたプラズマクリーニングに関する技術が開示されている。プラズマクリーニングでは、プラズマ中のラジカルの化学的作用とイオンの物理的作用とによりクリーニング処理を実行する。
電磁波の放射口の近傍では電磁波エネルギーが集中し、プラズマ電子温度が高くなる傾向がある。プラズマ電子温度の上昇により電磁波の放射口の近傍にてイオンの衝撃によるダメージが生じることがある。
特開2017−157627号公報
本開示は、プラズマ電子密度を維持しつつ、プラズマ電子温度を下げることが可能な処理方法およびプラズマ処理装置を提供する。
本開示の一の態様によれば、基板を処理する処理容器内においてプラズマを用いて行う処理方法であって、ガスを前記処理容器内に供給する工程と、前記処理容器内に複数のマイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程と、を有し、前記マイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程は、周期的に、複数の前記マイクロ波導入モジュールの全てのマイクロ波のパワーの供給を所与の時間オフの状態にする、処理方法が提供される。
一の側面によれば、プラズマ電子密度を維持しつつ、プラズマ電子温度を下げることができる。
一実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す断面模式図。 図1に示した制御部の構成を示す説明図。 図1に示したマイクロ波導入モジュールの構成を示す説明図。 図3に示したマイクロ波導入機構を示す断面図。 図4に示したマイクロ波導入機構のアンテナ部を示す斜視図。 図4に示したマイクロ波導入機構の平面アンテナを示す平面図。 図1に示した処理容器の天壁の底面図。 一実施形態に係るクリーニング処理におけるパルスプラズマのT及びNの評価結果の一例を示す図。 一実施形態に係る複数のマイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーのオン及びオフの一例を示す図。 一実施形態に係る複数のマイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーを同期するグループの一例を示す図。 一実施形態に係る複数のマイクロ波導入モジュールからのパワーのオン及びオフの一例を示す図。 一実施形態に係る複数のマイクロ波導入モジュールからのパワーのオン及びオフの他の例を示す図。 一実施形態に係る処理方法の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る複数のマイクロ波導入モジュールを用いたクリーニング処理方法の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[プラズマ処理装置]
まず、図1及び図2を参照して、一実施形態に係るプラズマ処理装置1の概略の構成について説明する。図1は、一実施形態に係るプラズマ処理装置1の一例を示す断面模式図である。図2は、図1に示した制御部8の構成の一例を示す説明図である。本実施形態に係るプラズマ処理装置1は、連続する複数の動作を伴って、例えば半導体デバイス製造用の半導体ウエハを一例とする基板Wに対して、成膜処理、拡散処理、エッチング処理、アッシング処理等の所定の処理を施す装置である。
プラズマ処理装置1は、処理容器2と載置台21とガス供給機構3と排気装置4とマイクロ波導入モジュール5と制御部8とを有する。処理容器2は、被処理体である基板Wを収容し、内部においてプラズマを用いて基板Wを処理する。載置台21は、処理容器2の内部に配置され、基板Wを載置する載置面21aを有する。ガス供給機構3は、処理容器2内にガスを供給する。排気装置4は、処理容器2内を減圧排気する。マイクロ波導入モジュール5は、処理容器2内にプラズマを生成させるためのマイクロ波を導入する。制御部8は、プラズマ処理装置1の各部を制御する。
処理容器2は、例えば略円筒形状を有する。処理容器2は、例えばアルミニウム及びその合金等の金属材料によって形成されている。マイクロ波導入モジュール5は、処理容器2の上部に設けられ、処理容器2内に電磁波(本実施形態ではマイクロ波)を導入してプラズマを生成するプラズマ生成手段として機能する。
処理容器2は、板状の天壁11、底壁13、及び天壁11と底壁13とを連結する側壁12とを有している。天壁11は、複数の開口部を有している。側壁12は、処理容器2に隣接する図示しない搬送室との間で基板Wの搬入出を行うための搬入出口12aを有している。処理容器2と図示しない搬送室との間には、ゲートバルブGが配置されている。ゲートバルブGは、搬入出口12aを開閉する機能を有している。ゲートバルブGは、閉状態で処理容器2を気密にシールすると共に、開状態で処理容器2と図示しない搬送室との間で基板Wの移送を可能にする。
底壁13は、複数(図1では2つ)の排気口13aを有している。プラズマ処理装置1は、更に、排気口13aと排気装置4とを接続する排気管14を有する。排気装置4は、APCバルブと、処理容器2の内部空間を所定の真空度まで高速に減圧することが可能な高速真空ポンプとを有している。このような高速真空ポンプとしては、例えばターボ分子ポンプ等がある。排気装置4の高速真空ポンプを作動させることによって、処理容器2は、その内部空間が所定の真空度、例えば0.133Paまで減圧される。
プラズマ処理装置1は、更に、処理容器2内において載置台21を支持する支持部材22と、支持部材22と底壁13との間に設けられた絶縁部材23とを有する。載置台21は、基板Wを水平に載置するためのものである。支持部材22は、底壁13の中央から処理容器2の内部空間に向かって延びる円筒状の形状を有している。載置台21および支持部材22は、例えば表面にアルマイト処理(陽極酸化処理)が施されたアルミニウム等によって形成されている。
プラズマ処理装置1は、更に、載置台21に高周波電力を供給する高周波バイアス電源25と、載置台21と高周波バイアス電源25との間に設けられた整合器24とを有する。高周波バイアス電源25は、基板Wにイオンを引き込むために、載置台21に高周波電力を供給する。整合器24は、高周波バイアス電源25の出力インピーダンスと負荷側(載置台21側)のインピーダンスを整合させるための回路を有する。
プラズマ処理装置1は、更に、載置台21を加熱または冷却する、図示しない温度制御機構を有してもよい。温度制御機構は、例えば、基板Wの温度を、25℃(室温)〜900℃の範囲内で制御する。
プラズマ処理装置1は、更に、複数のガス導入管16と複数のガス導入管17とを有する。ガス導入管16は天壁11に設けられ、その下面に形成されたガス供給孔16aから第1ガスを供給する。ガス導入管17も同様に天壁11に設けられ、その下面に形成されたガス供給孔17aから第2ガスを供給する。ただし、ガス導入管16及びガス導入管17は、天壁11及び/又は側壁12から突出し得る。ガス導入管16及びガス導入管17の開口は、ガス供給孔16a及びガス供給孔17aの細孔から拡大し、処理空間に開口するディンプル構造となっている。これにより、ガス供給孔16a及びガス供給孔17aの開口を広げることで、電磁波エネルギーの集中を低減し、異常放電を防止する。
ガス供給源31は、例えば、プラズマ生成用の希ガスや、酸化処理、窒化処理、成膜処理、エッチング処理およびアッシング処理に使用されるガス等のガス供給源として用いられる。例えば、ガス導入管16及びガス導入管17からは、異なるガス種の処理ガスが供給され得る。例えば、クリーニング処理では、NFガス等のフッ素含有ガスをガス導入管16から供給し、Arガス、Heガス等の希ガスをガス導入管17から供給してもよい。希ガスは、プラズマ安定化のためにフッ素含有ガスに添加される。
ガス供給機構3は、ガス供給源31を含むガス供給装置3aと、ガス供給源31と複数のガス導入管16とを接続する配管32aと、ガス供給源31と複数のガス導入管17とを接続する配管32bとを有している。なお、図1では、1つのガス供給源31を図示しているが、ガス供給装置3aは、使用されるガスの種類に応じて複数のガス供給源を含んでいてもよい。
ガス供給装置3aは、更に、配管32a、32bの途中に設けられた図示しないマスフローコントローラおよび開閉バルブを含んでいる。処理容器2内に供給されるガスの種類や、これらのガスの流量等は、マスフローコントローラおよび開閉バルブによって制御される。
プラズマ処理装置1の各構成部は、それぞれ制御部8に接続されて、制御部8によって制御される。制御部8は、典型的にはコンピュータである。図2に示した例では、制御部8は、CPUを備えたプロセスコントローラ81、プロセスコントローラ81に接続されたユーザーインターフェース82及び記憶部83を有する。
プロセスコントローラ81は、プラズマ処理装置1において、例えば温度、圧力、ガス流量、バイアス印加用の高周波電力、マイクロ波の出力等のプロセス条件に関係する各構成部を統括して制御する制御手段である。各構成部は、例えば、高周波バイアス電源25、ガス供給装置3a、排気装置4、マイクロ波導入モジュール5等が挙げられる。
ユーザーインターフェース82は、工程管理者がプラズマ処理装置1を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードやタッチパネル、プラズマ処理装置1の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等を有している。
記憶部83には、プラズマ処理装置1で実行される各種処理をプロセスコントローラ81の制御によって実現するための制御プログラムや、処理条件データ等が記録されたレシピ等が保存されている。プロセスコントローラ81は、ユーザーインターフェース82からの指示等、必要に応じて任意の制御プログラムやレシピを記憶部83から呼び出して実行する。これにより、プロセスコントローラ81による制御下で、プラズマ処理装置1の処理容器2内において所望の処理が行われる。
上記の制御プログラムおよびレシピは、例えば、フラッシュメモリ、DVD、ブルーレイディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納された状態のものを利用することができる。また、上記のレシピは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用することも可能である。
次に、図1〜図6を参照して、マイクロ波導入モジュール5の構成について説明する。図3は、図1に示したマイクロ波導入モジュール5の構成を示す説明図である。図4は、図3に示したマイクロ波導入機構63を示す断面図である。図5は、図4に示したマイクロ波導入機構63のアンテナ部を示す斜視図である。図6は、図4に示したマイクロ波導入機構63の平面アンテナを示す平面図である。
マイクロ波導入モジュール5は、処理容器2の上部に設けられ、処理容器2内に電磁波(マイクロ波)を導入する。図1に示すように、マイクロ波導入モジュール5は、導電性部材である天壁11とマイクロ波出力部50とアンテナユニット60とを有する。天壁11は、処理容器2の上部に配置され、複数の開口部を有する。マイクロ波出力部50は、マイクロ波を生成すると共に、マイクロ波を複数の経路に分配して出力する。アンテナユニット60は、マイクロ波出力部50から出力されたマイクロ波を処理容器2に導入する。本実施形態では、処理容器2の天壁11は、マイクロ波導入モジュール5の導電性部材を兼ねている。
図3に示すようにマイクロ波出力部50は、電源部51と、マイクロ波発振器52と、マイクロ波発振器52によって発振されたマイクロ波を増幅するアンプ53と、アンプ53によって増幅されたマイクロ波を複数の経路に分配する分配器54とを有している。マイクロ波発振器52は、所定の周波数(例えば、2.45GHz)でマイクロ波を発振させる。なお、マイクロ波の周波数は、2.45GHzに限らず、8.35GHz、5.8GHz、1.98GHz等であってもよい。また、このようなマイクロ波出力部50は、マイクロ波の周波数を例えば860MHz等、800MHzから1GHzの範囲内とする場合にも適用することが可能である。分配器54は、入力側と出力側のインピーダンスを整合させながらマイクロ波を分配する。
アンテナユニット60は、複数のアンテナモジュール61を含んでいる。複数のアンテナモジュール61は、それぞれ、分配器54によって分配されたマイクロ波を処理容器2内に導入する。本実施形態では、複数のアンテナモジュール61の構成は全て同一である。各アンテナモジュール61は、分配されたマイクロ波を主に増幅して出力するアンプ部62と、アンプ部62から出力されたマイクロ波を処理容器2内に導入するマイクロ波導入機構63とを有している。アンテナモジュール61は、処理容器2の天壁11に配置され、マイクロ波を処理容器2内に導入するマイクロ波導入モジュール(電磁波導入モジュール)に対応する。
アンプ部62は、位相器62Aと可変ゲインアンプ62Bとメインアンプ62Cとアイソレータ62Dとを有する。位相器62Aは、マイクロ波の位相を変化させる。可変ゲインアンプ62Bは、メインアンプ62Cに入力されるマイクロ波の電力レベルを調整する。メインアンプ62Cは、ソリッドステートアンプとして構成される。アイソレータ62Dは、マイクロ波導入機構63のアンテナ部で反射されてメインアンプ62Cに向かう反射マイクロ波を分離する。
位相器62Aは、マイクロ波の位相を変化させて、マイクロ波の放射特性を変化させる。位相器62Aは、例えば、アンテナモジュール61毎にマイクロ波の位相を調整することによって、マイクロ波の指向性を制御してプラズマの分布を変化させることに用いられる。なお、このような放射特性の調整を行わない場合には、位相器62Aを設けなくてもよい。
可変ゲインアンプ62Bは、個々のアンテナモジュール61のばらつきの調整や、プラズマ強度の調整のために用いられる。例えば、可変ゲインアンプ62Bをアンテナモジュール61毎に変化させることによって、処理容器2内全体のプラズマの分布を調整することができる。
メインアンプ62Cは、例えば、図示しない入力整合回路、半導体増幅素子、出力整合回路および高Q共振回路を含んでいる。半導体増幅素子としては、例えば、E級動作が可能なGaAsHEMT、GaNHEMT、LD(Laterally Diffused)−MOSが用いられる。
アイソレータ62Dは、サーキュレータとダミーロード(同軸終端器)とを有している。サーキュレータは、マイクロ波導入機構63のアンテナ部で反射された反射マイクロ波をダミーロードへ導くものである。ダミーロードは、サーキュレータによって導かれた反射マイクロ波を熱に変換するものである。なお、前述のように、本実施形態では、複数のアンテナモジュール61が設けられており、複数のアンテナモジュール61の各々のマイクロ波導入機構63によって処理容器2内に導入された複数のマイクロ波は、処理容器2内において合成される。そのため、個々のアイソレータ62Dは小型のものでもよく、アイソレータ62Dをメインアンプ62Cに隣接して設けることができる。
図1に示したように、複数のマイクロ波導入機構63は、天壁11に設けられている。図4に示したように、マイクロ波導入機構63は、インピーダンスを整合させるチューナ64と、増幅されたマイクロ波を処理容器2内に放射するアンテナ部65とを有している。更に、マイクロ波導入機構63は、金属材料よりなり、図4における上下方向に延びる円筒状の形状を有する本体容器66と、本体容器66内において本体容器66が延びる方向と同じ方向に延びる内側導体67とを有している。本体容器66および内側導体67は、同軸管を構成している。本体容器66は、この同軸管の外側導体を構成している。内側導体67は、棒状または筒状の形状を有している。本体容器66の内周面と内側導体67の外周面との間の空間は、マイクロ波伝送路68を形成する。
アンテナモジュール61は、更に、図示しない本体容器66の基端側(上端側)に設けられた給電変換部を有している。給電変換部は、同軸ケーブルを介してメインアンプ62Cに接続されている。アイソレータ62Dは、同軸ケーブルの途中に設けられている。アンテナ部65は、本体容器66における給電変換部とは反対側に設けられている。後で説明するように、本体容器66におけるアンテナ部65よりも基端側の部分は、チューナ64によるインピーダンス調整範囲となっている。
図4及び図5に示したように、アンテナ部65は、内側導体67の下端部に接続された平面アンテナ71と、平面アンテナ71の上面側に配置されたマイクロ波遅波材72と、平面アンテナ71の下面側に配置されたマイクロ波透過板73とを有している。マイクロ波透過板73の下面は、処理容器2の内部空間に露出している。マイクロ波透過板73は、本体容器66を介して、マイクロ波導入モジュール5の導電性部材である天壁11の開口部に嵌合している。マイクロ波透過板73は、本実施形態におけるマイクロ波透過窓に対応する。
平面アンテナ71は、円板形状を有している。また、平面アンテナ71は、平面アンテナ71を貫通するように形成されたスロット71aを有している。図5及び図6に示した例では、4つのスロット71aが設けられており、各スロット71aは、4つに均等に分割された円弧形状を有している。なお、スロット71aの数は、4つに限らず、5つ以上であってもよいし、1つ以上、3つ以下であってもよい。
マイクロ波遅波材72は、真空よりも大きい誘電率を有する材料によって形成されている。マイクロ波遅波材72を形成する材料としては、例えば、石英、セラミックス、ポリテトラフルオロエチレン樹脂等のフッ素系樹脂、ポリイミド樹脂等を用いることができる。マイクロ波は、真空中ではその波長が長くなる。マイクロ波遅波材72は、マイクロ波の波長を短くしてプラズマを調整する機能を有している。また、マイクロ波の位相は、マイクロ波遅波材72の厚みによって変化する。そのため、マイクロ波遅波材72の厚みによってマイクロ波の位相を調整することにより、平面アンテナ71が定在波の腹の位置になるように調整することができる。これにより、平面アンテナ71における反射波を抑制することができると共に、平面アンテナ71から放射されるマイクロ波の放射エネルギーを大きくすることができる。つまり、これにより、マイクロ波のパワーを効率よく処理容器2内に導入することができる。
マイクロ波透過板73は、誘電体材料によって形成されている。マイクロ波透過板73を形成する誘電体材料としては、例えば石英やセラミックス等が用いられる。マイクロ波透過板73は、マイクロ波をTEモードで効率的に放射することができるような形状をなしている。図5の例では、マイクロ波透過板73は、直方体形状を有している。なお、マイクロ波透過板73の形状は、直方体形状に限らず、例えば円柱形状、五角形柱形状、六角形柱形状、八角形柱形状であってもよい。
かかる構成のマイクロ波導入機構63では、メインアンプ62Cで増幅されたマイクロ波は、本体容器66の内周面と内側導体67の外周面との間のマイクロ波伝送路68を通って平面アンテナ71に達する。そして、平面アンテナ71のスロット71aからマイクロ波透過板73を透過して処理容器2の内部空間に放射される。
チューナ64は、スラグチューナを構成している。具体的には、図4に示したように、チューナ64は、本体容器66のアンテナ部65よりも基端側(上端側)の部分に配置される2つのスラグ74A、74Bを有している。更に、チューナ64は、2つのスラグ74A、74Bを動作させるアクチュエータ75と、このアクチュエータ75を制御するチューナコントローラ76とを有している。
スラグ74A、74Bは、板状且つ環状の形状を有し、本体容器66の内周面と内側導体67の外周面との間に配置されている。また、スラグ74A、74Bは、誘電体材料によって形成されている。スラグ74A、74Bを形成する誘電体材料としては、例えば、比誘電率が10の高純度アルミナを用いることができる。高純度アルミナは、通常、スラグを形成する材料として用いられている石英(比誘電率3.88)やテフロン(登録商標)(比誘電率2.03)よりも比誘電率が大きいため、スラグ74A、74Bの厚みを小さくすることができる。また、高純度アルミナは、石英やテフロン(登録商標)に比べて、誘電正接(tanδ)が小さく、マイクロ波の損失を小さくすることができるという特徴を有している。高純度アルミナは、更に、歪みが小さいという特徴と、熱に強いという特徴も有している。高純度アルミナとしては、純度99.9%以上のアルミナ焼結体であることが好ましい。また、高純度アルミナとして、単結晶アルミナ(サファイア)を用いてもよい。
チューナ64は、チューナコントローラ76からの指令に基づいて、アクチュエータ75によって、スラグ74A、74Bを上下方向に移動させる。これにより、チューナ64は、インピーダンスを調整する。例えば、チューナコントローラ76は、終端部のインピーダンスが例えば50Ωになるように、スラグ74A、74Bの位置を調整する。
本実施形態では、メインアンプ62C、チューナ64および平面アンテナ71は、互いに近接して配置されている。特に、チューナ64および平面アンテナ71は、集中定数回路を構成し、且つ共振器として機能する。平面アンテナ71の取り付け部分には、インピーダンス不整合が存在する。本実施形態では、チューナ64によって、プラズマを含めて高精度でチューニングすることができ、平面アンテナ71における反射の影響を解消することができる。また、チューナ64によって、平面アンテナ71に至るまでのインピーダンス不整合を高精度で解消することができ、実質的に不整合部分をプラズマ空間とすることができる。これにより、チューナ64によって、高精度のプラズマ制御が可能になる。
次に、図7を参照して、図1に示した処理容器2の天壁11の底面について説明する。図7は、図1に示した処理容器2の天壁11の底面の一例を示す図である。以下の説明では、マイクロ波透過板73は円柱形状を有するものとする。
マイクロ波導入モジュール5は、複数のマイクロ波透過板73を含んでいる。前述のように、マイクロ波透過板73は、マイクロ波透過窓に対応する。複数のマイクロ波透過板73は、マイクロ波導入モジュール5の導電性部材である天壁11の複数の開口部に嵌合した状態で、載置台21の載置面21aに平行な1つの仮想の平面上に配置されている。また、複数のマイクロ波透過板73は、上記仮想の平面において、その中心点間の距離が互いに等しいか、ほぼ等しい3つのマイクロ波透過板73を含んでいる。なお、中心点間の距離がほぼ等しいというのは、マイクロ波透過板73の形状精度やアンテナモジュール61(マイクロ波導入機構63)の組み立て精度等の観点から、マイクロ波透過板73の位置は、所望の位置からわずかにずれていてもよいことを意味する。
本実施形態では、複数のマイクロ波透過板73は、六方最密配置になるように配置された7つのマイクロ波透過板73からなるものである。具体的には、複数のマイクロ波透過板73は、7つのマイクロ波透過板73A〜73Gを有する。そのうちの6つのマイクロ波透過板73A〜73Fは、その中心点がそれぞれ正六角形の頂点に一致又はほぼ一致するように配置されている。1つのマイクロ波透過板73Gは、その中心点が正六角形の中心に一致又はほぼ一致するように配置されている。なお、頂点又は中心点にほぼ一致するとは、マイクロ波透過板73の形状精度やアンテナモジュール61(マイクロ波導入機構63)の組み立て精度等の観点からマイクロ波透過板73の中心点は上記の頂点または中心からわずかにずれていてもよいことを意味する。
図7に示したように、マイクロ波透過板73Gは、天壁11における中央部分に配置されている。6つのマイクロ波透過板73A〜73Fは、マイクロ波透過板73Gを囲むように、天壁11の中央部分よりも外側に配置されている。従って、マイクロ波透過板73Gは、中心マイクロ波透過窓に対応し、マイクロ波透過板73A〜73Fは、外側マイクロ波透過窓に対応する。なお、本実施形態において、「天壁11における中央部分」というのは、「天壁11の平面形状における中央部分」を意味する。
本実施形態では、全てのマイクロ波透過板73において、互いに隣接する任意の3つのマイクロ波透過板73の中心点間の距離は、互いに等しいか、ほぼ等しくなる。ガス導入管16は、外側のマイクロ波透過板73A〜73Fと中心のマイクロ波透過板73Gとの間にて周方向に等間隔に6つ配置される。ガス導入管16は、その先端に形成されたガス供給孔16aから処理容器2内に第1ガスを供給する。6つのガス導入管16の間には周方向に6つのガス導入管17が配置される。ガス導入管17は、隣接するガス導入管16の間に配置される。ガス導入管17は、その先端に形成されたガス供給孔17aから処理容器2内に第2ガスを供給する。
[クリーニング処理の評価結果]
次に、図8を参照しながら、プラズマ処理装置1の制御部8の制御により行われるクリーニング処理の評価結果について説明する。図8は、一実施形態に係るクリーニング処理において生成されたプラズマのプラズマ電子温度T及びプラズマ電子密度Nの評価結果の一例を示す図である。図8の横軸は時間t(ms)を示し、縦軸はプラズマ電子密度N及びプラズマ電子温度Tを示す。
本実施形態に係るクリーニング処理では、ガス導入管16及びガス導入管17から処理容器2内にクリーニングガスを供給した。また、マイクロ波導入モジュール5からのマイクロ波のパワーを処理容器2内に間欠的に供給した。これにより、クリーニングガスを励起させてプラズマを生成させた。マイクロ波導入モジュール5からのマイクロ波のパワーは、例えばDuty比が50%でオン及びオフを繰り返すように制御した。つまり、図8のマイクロ波のパワーをオンする「Pulse ON」の時間と、マイクロ波のパワーをオフする「Pulse OFF」の時間とは同一時間で周期的に繰り返されるようにした。また、処理容器2の圧力を20Pa、マイクロ波のパワーを100Wとした。かかる条件において生成されたプラズマについて、天壁11の底面から90mm下方のプラズマ電子密度N及びプラズマ電子温度Tを測定した結果の一例を図8に示す。
「Pulse ON」の時間、マイクロ波のパワーによりクリーニングガスからプラズマが生成される。生成されたプラズマ中のラジカル(例えば、Fラジカル)の化学的作用及びイオン(例えば、Arイオン)の物理的作用により、処理容器2の内部のクリーニングを行う。一例としては、クリーニングガスとしてNFガスをガス導入管16から供給し、Arガスをガス導入管17から供給するが、クリーニングガスとしてフッ素含有ガス及び希ガスを含むガスを供給すればよい。その際、フッ素含有ガス及び希ガスの一方をガス導入管16から供給し、他方をガス導入管17から供給してもよい。
図8に示すように、マイクロ波のパワーが「Pulse ON」(以下、単に「オン又はオン状態」ともいう。)から「Pulse OFF」(以下、単に「オフ又はオフ状態」ともいう。)へ周期的に変わるとき、プラズマ電子温度Tは急激に上がる。その後、プラズマ電子温度Tは急激に下がって300μs前後で低温状態で安定する。なお、マイクロ波のパワーがオフからオンへ周期的に変わるときにも、プラズマ電子温度Tは瞬間的に上がり、その後、下がる。
一方、プラズマ電子密度Nは、マイクロ波のパワーをオンからオフへ切り替えた時、プラズマ電子温度Tのようなピークは発生しない。マイクロ波のパワーのオンからオフへの切り替え時のプラズマ電子密度Nの最大値をNmaxとしたとき、最大値Nmaxの半分のプラズマ電子密度(=Nmax/2)になるまでにかかる時間は、1.0ms前後である。
以上から、マイクロ波のパルス波のオフ時間を300μs前後に制御すれば、プラズマ電子密度Nを維持しつつ、プラズマ電子温度Tを下げることができ、これにより、プラズマ(特にイオン)によるダメージを低減させながら処理容器2内のクリーニング処理を実行できる。ただし、マイクロ波のパルス波のオフ時間は約300μsに限られず、30μs〜500μsの範囲内であってもよい。これにより、プラズマ電子密度Nを維持しながら、プラズマ電子温度Tを下げてイオンによるダメージを低減させることができる。
複数のマイクロ波導入モジュール5を有するプラズマ処理装置1において、従来、複数のマイクロ波導入モジュール5から連続してマイクロ波を供給し、マイクロ波のパワーによりクリーニングガスからプラズマを生成してプラズマクリーニングを行っていた。そうすると、例えば860MHzの比較的周波数の高いマイクロ波の放射口になるマイクロ波透過板73の近傍、すなわち、天壁11の底面のマイクロ波透過板73の近傍において電磁波エネルギーが集中し、電子温度が高くなる傾向がある。この電子温度の上昇によりマイクロ波透過板73の近傍でセルフバイアスが大きくなり、シース内でイオンが加速され、マイクロ波透過板73の近傍にてイオンの衝撃により、天壁11の底面等にダメージを与えることがある。
そこで、本実施形態に係るクリーニング処理では、マイクロ波を連続的に放射するのではなくパルス波として放射し、プラズマを生成してクリーニングを行う。さらに、マイクロ波のパルス波を放射する場合、複数のマイクロ波のパルス波のオン及びオフを同期させて放射するか、複数のマイクロ波のパルス波を非同期(例えばランダム)に放射するか、又はそれらを組み合わせて制御し、クリーニング処理を行う。マイクロ波のパルス波を使用すると、プラズマ電子温度Tを下げつつ、プラズマ電子密度Nを維持できる。
すなわち、本実施形態に係る処理方法では、ガスを処理容器2内に供給する工程と、複数のマイクロ波導入モジュール5から出力されるマイクロ波のパワーを処理容器2内に間欠的に供給する工程とを有する。そして、マイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程は、周期的に、複数のマイクロ波導入モジュール5の全てのマイクロ波のパワーの供給を所与の時間オフの状態にする。「所与の時間」は、例えば約300μsであってもよく、30μs〜500μsの範囲内であることが好ましい。かかる処理方法によれば、周期的に、複数のマイクロ波導入モジュール5の全てのパワーの供給を「所与の時間」オフの状態にする。これにより、図8に示すように、プラズマ電子密度Nを維持しながら、プラズマ電子温度Tを下げることができる。このように本実施形態に係る処理方法では、周期的に、7つのマイクロ波導入モジュール5の全てのパワーの供給を所与の時間オフに制御する。
シース内にはエネルギーの高い電子及びイオンが溜まっている。マイクロ波のパワーをオンからオフ又はオフからオンに切り替えたとき、プラズマの状態が変化する。一方、プラズマは自己の状態を維持しようとする性質がある。このため、前記切り替え時にはプラズマが自己の状態を維持しようとして、シース内のエネルギーの高い電子等が移動する。このようなエネルギーの解放を抑制しようとする電子及びイオンの動きにより、マイクロ波のパワーをオン又はオフした瞬間、プラズマ電子温度Tが急激に上がり、その後下がる現象が生じる。
次の式(1)によれば、イオンのエネルギーEionが高い状態では、プラズマ電子温度Tが上昇することがわかる。つまり、エネルギーの解放を抑制しようとする電子及びイオンの動きによりイオンのエネルギーEionが高くなるために、マイクロ波のパワーをオン又はオフした瞬間、プラズマ電子温度Tが上昇する。
Figure 2021064509
なお、式(1)のMはガス中の希ガス(例えばArガス)の分子の質量であり、mは電子の質量である。
これに対して、本実施形態に係る処理方法では、マイクロ波のパワーをオン又はオフした後、プラズマ電子密度Nが下がりきらないタイミングで、再びオン又はオフするようにマイクロ波をパルス状に印加する。図8では、プラズマ電子密度Nが下がりきらないタイミングとして、プラズマ電子密度Nが最大値(Nmax)の1/2以上のタイミングを一つの例として挙げている。
例えば、図9に示すように、7つの(複数の)マイクロ波導入モジュール5から出力されるマイクロ波のパワーを同期させて間欠的に印加してもよい。ここでは、7つのマイクロ波導入モジュール5から出力されるマイクロ波のパルス波のオン及びオフを同一又はほぼ同一のタイミングに行う。このように複数のマイクロ波のパルス波を同期させて印加し、所与の時間全てのマイクロ波のパワーをオフの状態にすることでマイクロ波のオン及びオフの切り替え時の電子温度Tの上昇によるダメージを軽減することができる。全てのマイクロ波がオフ状態になる所与の時間は、例えば300μsが最適であり、30μs〜500μsの範囲内が好ましい。
また、複数のマイクロ波のパルス波を非同期に印加することによってもマイクロ波のオン及びオフの切り替え時の電子温度Tの上昇を抑制する効果を得ることができる。複数のマイクロ波のパルス波を非同期に印加する方法の一例としては、所与の時間以外の時間について、複数のマイクロ波導入モジュール5から出力されるマイクロ波のパワーのオン及びオフのタイミングをランダムに設定する方法が挙げられる。この場合においても全てのマイクロ波がオフ状態になる所与の時間は、例えば300μsが最適であり、30μs〜500μsの範囲内が好ましい。
以上に説明したように、本実施形態に係る処理方法では、複数のマイクロ波導入モジュール5から出力されるマイクロ波のパワーのオン及びオフのタイミングが同期していてもよいし、非同期であってもよい。同期している場合には、複数のマイクロ波導入モジュール5から出力されるマイクロ波のパルス波のオン及びオフのタイミングが一致していてもよいし、少なくともいずれかのマイクロ波のパルス波のオン及びオフのタイミングがずれていてもよい。
ただし、マイクロ波のパルス波のオン及びオフのタイミングを一致させると、7つのマイクロ波導入モジュール5のオンとオフとが同じタイミングに切り替えられるため、オンからオフ又はオフからオンの切り替え時にプラズマ電子温度Tがより上昇し易くなる。
そこで、7つのマイクロ波導入モジュール5のマイクロ波のパルス波の少なくともいずれかのオン及びオフのタイミングをずらすことが好ましい。例えば、7つのマイクロ波導入モジュール5のマイクロ波のオン及びオフのタイミングをずらす場合について、図10〜図12を参照しながら説明する。図10は、一実施形態に係る複数のマイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーを同期するグループの一例を示す図である。図11は、一実施形態に係る複数のマイクロ波導入モジュールからのパワーのオン及びオフの一例を示す図である。図12は、一実施形態に係る複数のマイクロ波導入モジュールからのパワーのオン及びオフの他の例を示す図である。
例えば、図10に示すように、ケース1では、マイクロ波透過板73B、73Eから出力されるマイクロ波のグループを第1グループ(第1G)とする。マイクロ波透過板73C、73Fから出力されるマイクロ波のグループを第2グループ(第2G)とする。マイクロ波透過板73A、73Dから出力されるマイクロ波のグループを第3グループ(第3G)とする。
この場合、図11に示すように、マイクロ波透過板73から出力される全てのマイクロ波は、NFガス及びArガスを供給後にオンされる。図11の「第1G」のマイクロ波は、NFガス及びArガスを供給後に最初にオンの状態になり、Duty比50%でオンとオフの状態が繰り返される。図11の「第2G」のマイクロ波は、第1Gのマイクロ波がオンの状態になってからTa時間後にオンの状態になり、Duty比50%でオンとオフの状態が繰り返される。図11の「第3G」のマイクロ波は、第1Gのマイクロ波がオンの状態になってからTb(Tb>Ta)時間後にオンの状態になり、Duty比50%でオンとオフの状態が繰り返される。
かかる制御により、各グループに属するマイクロ波のオンからオフ又はオフからオンの切り替え時がずれるため、これにより、プラズマ電子温度Tの上昇が抑制され、イオンの衝突によるダメージが低減できる。このようにマイクロ波のオンからオフ又はオフからオンの切り替え時をずらした場合であっても、全てのマイクロ波がオフの状態になる「所与の時間」が確保されている。図11の例の場合、少なくともいずれかのマイクロ波がオン状態である時間T1に対して、すべてのマイクロ波がオフ状態になる時間T2が所与の時間である。時間T2は、30μs〜500μsの範囲内であることが好ましく、本例における最適値は300μsである。
図10のケース2では、マイクロ波透過板73B、73C、73E、73F、73Gから出力されるマイクロ波のグループを第1グループとする。また、マイクロ波透過板73A、73C、73D、73F、73Gから出力されるマイクロ波のグループを第2グループとする。この場合にも、図11に示すタイミング(ただし、第3Gは存在しない。)に各グループを制御してもよい。
図10のケース3では、マイクロ波透過板73Gから出力されるマイクロ波のグループを第1グループとし、マイクロ波透過板73B、73Eから出力されるマイクロ波のグループを第2グループとしてもよい。また、マイクロ波透過板73C、73Fから出力されるマイクロ波のグループを第3グループとし、マイクロ波透過板73A、73Dから出力されるマイクロ波のグループを第4グループとしてもよい。
この場合、図12の「第1G」のマイクロ波は、NFガス及びArガスを供給後に最初にオンの状態になり、Duty比50%でオンとオフの状態が繰り返される。図12の「第2G」のマイクロ波は、第1Gのマイクロ波がオンの状態になってからTa時間後にオンの状態になり、Duty比50%でオンとオフの状態が繰り返される。図12の「第3G」のマイクロ波は、第1Gのマイクロ波がオンの状態になってからTb(Tb>Ta)時間後にオンの状態になり、Duty比50%でオンとオフの状態が繰り返される。図12の「第4G」のマイクロ波は、第1Gのマイクロ波がオンの状態になってからTc(Tc>Tb>Ta)時間後にオンの状態になり、Duty比50%でオンとオフの状態が繰り返される。
かかる制御により、マイクロ波のオンからオフ又はオフからオンの切り替え時がずれるため、これにより、プラズマ電子温度Tの上昇が抑制され、イオンの衝突による処理容器2内のダメージが低減される。このようにマイクロ波のオンからオフ又はオフからオンの切り替え時をずらした場合であっても、全てのマイクロ波がオフの状態になる「所与の時間」が確保されている。図12の例の場合、少なくともいずれかのマイクロ波がオン状態である時間T3に対して、すべてのマイクロ波がオフ状態になる時間T4が所与の時間である。時間T4は、30μs〜500μsの範囲内であることが好ましく、本例における最適値は300μsである。
所与の時間以外の時間、複数のマイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパルス波のオン及びオフのタイミングがランダムに設定されるようにしてもよい。この場合においても、全てのマイクロ波がオフの状態になる「所与の時間」が30μs〜500μsの範囲内で確保されている。なお、以上の例では、マイクロ波のパルス波のDuty比は50%に設定したが、これに限られず、10%〜50%であってもよい。また、上記の例では、所与の時間後の最初のオンが第1Gで固定であったが、所与の時間後に、最初にオンさせるグループを第1G→第2G→第3G→第1G→第2G→第3Gといった具合に、オンさせる度に変更させてもよい。これにより、プラズマ電子温度Tが上昇する部位を分散でき、相対的に各部位のダメージを低減させることができる。
[処理方法]
次に、一実施形態に係る処理方法の一例について、図13及び図14を参照しながら説明する。図13は、一実施形態に係る処理方法swの一例を示すフローチャートである。図14は、一実施形態に係る複数のマイクロ波導入モジュール5を用いたクリーニング処理方法の一例を示すフローチャートである。図14に示すクリーニング処理方法は、図13のステップS7において呼び出される。図13の処理方法及び図14のクリーニング処理方法は、制御部8により制御される。
図13の処理方法swが開始されると、制御部8は、基板Wを処理容器2内に搬入し、載置台21に保持して基板Wを準備する(ステップS1)。次に、制御部8は、基板Wを処理するためのガスを供給し、マイクロ波のパワーを導入してガスからプラズマを生成し、生成したプラズマにより基板Wに成膜処理、拡散処理、エッチング処理、アッシング処理等の所定の処理を実行する。その後、制御部8は、処理済の基板Wを搬出する(ステップS3)。
次に、制御部8は、予め定められた枚数の基板を処理したかを判定する(ステップS5)。制御部8は、予め定められた枚数の基板を処理していないと判定すると、ステップS1に戻り、次の未処理の基板Wを準備し、次の基板Wにプラズマ処理を施す(ステップS1、S3)。ステップS5において、制御部8は、予め定められた枚数の基板を処理したと判定すると、ステップS7に進んでクリーニング処理を実行し、本処理を終了する。なお、本処理の終了時には、マイクロ波の出力を停止し、ガスの供給を停止する。
ステップS7にて実行されるクリーニング処理の詳細を図14を参照して説明する。制御部8は、7つのマイクロ波導入モジュール5のうち予め定められた第1グループのマイクロ波のパルス波を投入する(ステップS11)。例えば、図11の第1Gのマイクロ波がオンの状態となり、周期的にオンとオフの状態を繰り返す。
次に、制御部8は、7つのマイクロ波導入モジュール5のうち予め定められた第2グループのマイクロ波のパルス波を投入する(ステップS13)。例えば、図11のTa時間後に、第2Gのマイクロ波がオン状態となり、周期的にオンとオフの状態を繰り返す。
次に、制御部8は、7つのマイクロ波導入モジュール5のうち予め定められた第3グループのマイクロ波のパルス波を投入する(ステップS15)。例えば、図11のTb時間後に、第3Gのマイクロ波がオンの状態となり、周期的にオンとオフの状態を繰り返す。次に、制御部8は、クリーニング終了時間になったかを判定する(ステップS17)。制御部8は、クリーニング終了時間になったと判定すると、本処理を終了する。
かかるプラズマ処理方法によれば、複数のマイクロ波導入モジュール5の全てのパワーの供給を周期的に、所与の時間オフの状態にする。これにより、プラズマ電子密度Nを維持しながら、プラズマ電子温度Tをより効果的に下げ、イオンによるダメージを低減させることができる。
今回開示された一実施形態に係るプラズマ処理装置は、すべての点において例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
例えば、本実施形態に係る処理方法は、クリーニング処理に限られず、成膜処理、エッチング処理等の処理方法にも使用できる。
1…プラズマ処理装置、2…処理容器、3…ガス供給機構、4…排気装置、5…マイクロ波導入モジュール、8…制御部、11…天壁、16、17…ガス導入管、16a、17a…ガス供給孔、21…載置台、W…基板

Claims (8)

  1. 基板を処理する処理容器内においてプラズマを用いて行う処理方法であって、
    ガスを前記処理容器内に供給する工程と、
    前記処理容器内に複数のマイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程と、を有し、
    前記マイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程は、周期的に、複数の前記マイクロ波導入モジュールの全てのマイクロ波のパワーの供給を所与の時間オフの状態にする、処理方法。
  2. 前記マイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程は、複数の前記マイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーの少なくともいずれかのオン及びオフのタイミングをずらす、
    請求項1に記載の処理方法。
  3. 前記マイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程は、前記所与の時間以外の時間について、複数の前記マイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーのオン及びオフのタイミングをランダムに設定する、
    請求項1又は2に記載の処理方法。
  4. 前記マイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程は、複数の前記マイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーのオン及びオフのタイミングを同期させる、
    請求項1又は2に記載の処理方法。
  5. 前記処理方法はクリーニング処理であり、
    前記ガスは、クリーニングガスである、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の処理方法。
  6. 前記クリーニングガスは、フッ素含有ガス及び希ガスを含む、
    請求項5に記載の処理方法。
  7. 前記所与の時間は、30μs〜500μsの範囲内である、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の処理方法。
  8. 基板を処理する処理容器と制御部とを有し、前記処理容器内においてプラズマを用いて処理を行うプラズマ処理装置であって、
    前記制御部は、
    ガスを前記処理容器内に供給する工程と、
    前記処理容器内に複数のマイクロ波導入モジュールから出力されるマイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程と、を制御し、
    前記マイクロ波のパワーを間欠的に供給する工程では、周期的に、複数の前記マイクロ波導入モジュールの全てのマイクロ波のパワーの供給を所与の時間オフの状態に制御する、プラズマ処理装置。
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