JP2021062585A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1電源から第2電源に電流が流れてしまうことを抑制しつつ、ラインヘッドの検査を精度よく行うことができる印刷装置を提供すること。【解決手段】複数の発熱体を有するラインヘッドと、第1電源と、前記第1電源から前記複数の発熱体へ第1電圧を供給する第1スイッチと、第2電源と、前記第2電源から前記複数の発熱体へ第2電圧を供給する第2スイッチと、前記第1電源から前記第2電源に電流が流れることを防止するダイオードと、前記第2スイッチと前記ダイオードとの間において前記第2電圧を降下させる第1抵抗素子と、前記ダイオードと前記複数の発熱体との間を接続する伝送路と、グラウンドとの間に設けられた第2抵抗素子と、前記第2抵抗素子と前記グラウンドとの間に設けられる第3スイッチと、を備える印刷装置。【選択図】図3

Description

この発明は、印刷装置に関する。
印刷装置についての研究、開発が行われている。
これに関し、ラインヘッドを備え、印刷時に用いる印刷用電圧と、ラインヘッドの検査に用いる検査用電圧との2つの電圧が供給される印刷装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2000−141730号公報
しかしながら、このような従来の印刷装置は、用途に応じて用いる電圧を印刷用電圧と検査用電圧とのいずれかに切り替えることを行う。このため、当該印刷装置は、検査用電圧を供給する電源に印刷用電圧に応じた電流が流れ込み、不具合を発生させてしまう虞があった。なお、当該電源への当該電流の流れ込みは、例えば、ファームウェアの暴走、ノイズ等によって起こり得る事象である。
このような問題を解決するため、従来の印刷装置は、検査用電圧を供給する電源に印刷用電圧に応じた電流が流れ込んでしまうことを抑制する電流流込抑制回路を備えることがある。当該印刷装置では、電流流込抑制回路を複雑にするほど、当該電源に当該電流が流れ込んでしまうことを、より確実に抑制することができる。しかしながら、電流流込抑制回路の複雑化は、当該印刷装置の製造コストの増大を招くため、当該印刷装置にとって望ましくない。
製造コストの増大を抑制しつつ、検査用電圧を供給する電源に印刷用電圧に応じた電流が流れ込んでしまうことを抑制する方法として、電流流込抑制回路に代えて、従来の印刷装置にダイオードを備える方法も知られている。しかしながら、ダイオードは、個体毎に順方向降下電圧の大きさのばらつきが大きい。その結果、当該印刷装置は、当該電源に当該電流が流れ込んでしまうことを抑制することができても、ラインヘッドの検査を精度よく行うことができない場合があった。すなわち、当該印刷装置は、当該電源に当該電流が流れ込んでしまうことの抑制と、ラインヘッドの検査の高精度かを両立させることができない場合があった。
上記課題を解決するために本発明の一態様は、複数の発熱体を有するラインヘッドと、第1電源と、前記第1電源から前記複数の発熱体へ第1電圧を供給する第1スイッチと、第2電源と、前記第2電源から前記複数の発熱体へ第2電圧を供給する第2スイッチと、前記第1電源から前記第2電源に電流が流れることを防止するダイオードと、前記第2スイッチと前記ダイオードとの間において前記第2電圧を降下させる第1抵抗素子と、前記ダイオードと前記複数の発熱体との間を接続する伝送路と、グラウンドとの間に設けられた第2抵抗素子と、前記第2抵抗素子と前記グラウンドとの間に設けられる第3スイッチと、を備える印刷装置である。
また、本発明の一態様は、印刷装置において、前記ダイオードの順方向降下電圧を測定する場合、前記第1スイッチの状態をオフ状態にするとともに、前記第2スイッチと前記第3スイッチとの状態をオン状態にして、前記第1抵抗素子と前記第2抵抗素子に前記第2電圧を印加し、前記第1抵抗素子と前記第2抵抗素子とによる分圧電圧に基づいて、前記ダイオードの順方向降下電圧を算出する制御部を備える、構成が用いられてもよい。
また、本発明の一態様は、印刷装置において、前記制御部は、前記ラインヘッドによる印刷実行時において前記複数の発熱体に含まれる第1発熱体により記録紙にドットを形成させる場合、前記第1スイッチの状態をオン状態にし、前記第1発熱体に前記第1電圧を印加する、構成が用いられてもよい。
また、本発明の一態様は、印刷装置において、前記制御部は、前記複数の発熱体に含まれる第2発熱体の検査を行う場合、前記第1スイッチと前記第3スイッチとの状態をオフ状態にするとともに、前記第2スイッチの状態をオン状態にして、前記第2発熱体と前記第1抵抗素子とに前記第2電圧を印加し、前記第2発熱体と前記第1抵抗素子との分圧電圧と、前記順方向降下電圧とに基づいて前記第2発熱体の抵抗値を算出する、構成が用いられてもよい。
また、本発明の一態様は、印刷装置において、前記制御部は、算出した前記抵抗値が所定閾値以上である場合、前記第2発熱体が故障していると判定する、構成が用いられてもよい。
また、本発明の一態様は、印刷装置において、前記第2電圧は、前記第1電圧より低い電圧である、構成が用いられてもよい。
また、本発明の一態様は、複数の発熱体を有するラインヘッドにより印刷を行う印刷装置であって、前記ラインヘッドの検査用電圧と同じ電圧を電源電圧として供給されるA/D(Analog/Digital)コンバーターと、を備え、前記検査用電圧に基づいて、前記複数の発熱体に含まれる個々の発熱体の検査を、前記ラインヘッドの検査として行う、印刷装置である。
実施形態に係る印刷装置1の外観の一例を示す図である。 印刷装置1の内部構造の一例を示す図である。 駆動回路7及びラインヘッド35それぞれの構成の一例を示す図である。 印刷装置1がラインヘッド35を検査する処理の流れの一例を示す図である。 ステップS140の処理が行われる段階における駆動回路7と等価な回路の一例を示す図である。 ステップS170の処理が行われる段階における駆動回路7と等価な回路の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、説明の便宜上、ある電界効果トランジスターのソース端子とドレイン端子との間が導通している状態であることを、当該電界効果トランジスターの状態がオン状態であると称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、ある電界効果トランジスターのソース端子とドレイン端子との間が導通していない状態であることを、当該電界効果トランジスターの状態がオフ状態であると称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、あるトランジスターのコレクター端子とエミッター端子との間が導通している状態であることを、当該トランジスターの状態がオン状態であると称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、あるトランジスターのコレクター端子とエミッター端子との間が導通していない状態であることを、当該トランジスターの状態がオフ状態であると称して説明する。また、以下では、所定のグラウンド電位からの電位差を、電圧と称して説明する。
<印刷装置の概要>
まず、実施形態に係る印刷装置の概要について説明する。
実施形態に係る印刷装置は、複数の発熱体を有するラインヘッドと、第1電源と、第1電源から複数の発熱体へ第1電圧を供給する第1スイッチと、第2電源と、第2電源から複数の発熱体へ第2電圧を供給する第2スイッチと、第1電源から第2電源に電流が流れることを防止するダイオードと、第2スイッチとダイオードとの間において第2電圧を降下させる第1抵抗素子と、ダイオードと前記複数の発熱体との間を接続する伝送路と、グラウンドとの間に設けられた第2抵抗素子と、第2抵抗素子とグラウンドとの間に設けられる第3スイッチとを備える。
これにより、実施形態に係る印刷装置は、第1電源から第2電源に電流が流れてしまうことを抑制しつつ、ラインヘッドの検査を精度よく行うことができる。また、当該印刷装置は、ダイオードによって第1電源から第2電源に電流が流れてしまうことを抑制するため、他の回路によって第1電源から第2電源に電流が流れてしまうことを抑制する場合と比較して、当該印刷装置の製造コストが増大してしまうことを抑制することができるとともに、小型化することができる。以下では、このような印刷装置の構成について詳しく説明する。
<印刷装置の構成>
以下、実施形態に係る印刷装置の一例として印刷装置1を例に挙げて、実施形態に係る印刷装置の構成について説明する。
図1は、実施形態に係る印刷装置1の外観の一例を示す図である。図2は、印刷装置1の内部構造の一例を示す図である。
印刷装置1は、例えば、サーマルプリンターである。より具体的には、印刷装置1は、図2に示したラインヘッド35により画像を感熱記録するダイレクトサーマルプリンターである。なお、印刷装置1は、ダイレクトサーマルプリンターに代えて、他のサーマルプリンターであってもよい。
印刷装置1の内部には、印刷装置1が画像を印刷する媒体として、ロール紙20が装填されている。ロール紙20は、ロール状に巻回された長尺の記録紙である。
図1に示した例では、印刷装置1は、外装カバーを構成する上部ケース2と、下部ケース3と、フロントカバー4を備える。また、印刷装置1では、上部ケース2と下部ケース3とフロントカバー4は、図2に示した印刷装置本体11を覆う。また、上部ケース2は、上部ケース2の幅方向に延びる排出口5と、図1に示した矢印が示す方向に開閉可能な上部カバー6を備える。印刷装置1では、上部カバー6を開けることにより、図2に示したロール紙20の装填又は取り外しを行うことができる。また、上部ケース2の上面側端部には、上部カバー6を閉状態で保持する図示しないロック機構を解除し、上部カバー6を開放可能にするオープンボタンBが設けられる。
また、図2に示すように、印刷装置本体11は、本体フレーム12と、カバーフレーム13と、ロール装填部31と、プラテンローラー34と、ラインヘッド35と、切断部36を備える。本体フレーム12は、上方が開口する略箱形状のフレームのことである。カバーフレーム13は、本体フレーム12に支軸14を介して開閉可能に設けられたフレームのことである。また、カバーフレーム13は、上部カバー6の裏側に取り付けられて上部カバー6と一体的に開閉する。ロール装填部31は、本体フレーム12とカバーフレーム13と間に形成されている。ロール装填部31には、ロール紙20が装填される。プラテンローラー34は、ロール紙20の先端25を引出口32から排出口33に搬送するローラーのことである。ラインヘッド35は、先端25を挟むようにプラテンローラー34と対向する位置に設けられている。切断部36は、画像の印刷を終えて排出口33から排出される先端25を切り離す。
ここで、ロール装填部31は、本体フレーム12に形成したロール紙20の外形状に沿って略円弧状に凹む凹状底壁15と、この凹状底壁15の上方位置でカバーフレーム13に設けられた略円弧状に突出する凸状カバー16とを有する。印刷装置1では、凹状底壁15と凸状カバー16によって、ロール紙20の収容空間が形成されている。
また、プラテンローラー34は、印刷装置本体11の幅方向に延在してカバーフレーム13に支持されている。このため、カバーフレーム13を開くとプラテンローラー34がカバーフレーム13と一体的に上方へ移動し、ロール紙20の装填時又は取り外し時にプラテンローラー34が邪魔にならず、装填作業又は取り外し作業を容易に行うことができる。
また、プラテンローラー34の軸の一端には、図示しない歯車が設けられている。本体フレーム12には、カバーフレーム13を閉じたときに当該歯車に噛み合う図示しない歯車伝達機構と、図示しないモーターとが設けられている。モーターは、例えば、DC(Direct Current)モーターである。なお、モーターは、DCモーターに代えて、ステッピングモーター等の他のモーターであってもよい。プラテンローラー34には、モーターの駆動力が歯車伝達機構を介して伝達され、プラテンローラー34の回転により先端25が搬送される。
また、ラインヘッド35は、図1及び図2において図示しない複数の発熱体RHを有するラインサーマルヘッドである。より具体的には、ラインヘッド35は、複数の発熱体RHを直線状に並べて幅方向に延びるラインサーマルヘッドである。また、ラインヘッド35は、支軸35Aを介して本体フレーム12に回動自在に支持されている。ラインヘッド35の背面側には、本体フレーム12に固定された押圧板39が位置する。押圧板39とラインヘッド35との間には、付勢部材40が介挿される。これにより、付勢部材40によってラインヘッド35がプラテンローラー34側へ付勢され、ロール紙20の先端25に当接するように構成されている。ここで、付勢部材40は、例えば、コイルばねであるが、これに限られるわけではない。なお、このラインヘッド35のヘッド表面は、発熱体RHの保護、発熱体RHの熱を伝える伝熱性及び耐摩耗性を満足するためにガラス系部材で構成されている。
また、切断部36は、固定刃37と可動刃38とを備える。固定刃37は、カバーフレーム13に取り付けられている。可動刃38は、ロール紙20の先端25と直交する方向に進退可能に本体フレーム12に取り付けられている。カバーフレーム13を閉じた場合、固定刃37と可動刃38とはロール紙20の搬送路を挟んで対向配置され、図示しない可動刃駆動部によって可動刃38が駆動されると、可動刃38が固定刃37に交差し、ロール紙20の先端25を切断する。
また、印刷装置1は、図示しない操作受付部を備える。操作受付部は、各種のボタン、各種のスイッチ、タッチパネル等によって構成されており、ユーザーからの操作を受け付ける入力装置である。
また、印刷装置1は、図3に示したように、前述のラインヘッド35を駆動させる駆動回路7と、予め決められた第1電圧を駆動回路7へ供給する第1電源8Aと、予め決められた第2電圧を第1電源8Aと異なる系統から駆動回路7へ供給する第2電源8Bと、駆動回路7を介してラインヘッド35を制御する制御部9を備える。図3は、駆動回路7及びラインヘッド35それぞれの構成の一例を示す図である。なお、図3では、図を簡略化するため、ラインヘッド35と制御部9との間を接続する伝送路については、省略している。実施形態では、伝送路は、例えば、基板上にプリントされた導体であってもよく、導体が線状に形成された導線であってもよく、他の導体であってもよい。
制御部9は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサーである。なお、制御部9が有する機能のうちの一部又は全部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の他のプロセッサーによって実現されてもよい。
第1電源8Aは、印刷装置1がラインヘッド35による印刷実行時において、駆動回路7を介してラインヘッド35へ第1電圧を供給する電源である。すなわち、第1電圧は、印刷用電圧である。第1電圧は、例えば、24ボルトである。なお、第1電圧は、24ボルトよりも低い電圧であってもよく、24ボルトより高い電圧であってもよい。
第2電源8Bは、ラインヘッド35が有する複数の発熱体RHに含まれる個々の発熱体RHの検査を印刷装置1が行う場合、駆動回路7を介してラインヘッド35へ第2電圧を供給する電源である。すなわち、第2電圧は、検査用電圧である。第2電圧は、第1電圧より低い電圧であり、例えば、3.3ボルトである。なお、第2電圧は、第1電圧よりも低い電圧であれば、3.3ボルトよりも低い電圧であってもよく、3.3ボルトより高い電圧であってもよい。
駆動回路7は、制御部9による制御に基づいて、ラインヘッド35を駆動させる回路である。駆動回路7は、例えば、抵抗素子R1〜抵抗素子R7の7個の抵抗素子と、電界効果トランジスターQ1〜電界効果トランジスターQ4の4個の電界効果トランジスターと、ダイオードDを備える。
電界効果トランジスターQ1は、例えば、pチャネルの電界効果トランジスターである。なお、駆動回路7は、電界効果トランジスターQ1に代えて、他のスイッチング素子を備える構成であってもよい。電界効果トランジスターQ1は、第1スイッチの一例である。
電界効果トランジスターQ1のソース端子とドレイン端子との間には、寄生ダイオードが接続されている。電界効果トランジスターQ1のソース端子には、伝送路を介して、第1電源8Aの電源端子8AEが接続されている。また、電界効果トランジスターQ1のドレイン端子には、伝送路を介して、ラインヘッド35の電源端子35Eが接続されている。このため、電界効果トランジスターQ1の状態がオン状態である場合、ラインヘッド35には、第1電源8Aから第1電圧が供給される。一方、電界効果トランジスターQ1の状態がオフ状態である場合、ラインヘッド35には、第1電源8Aから第1電圧が供給されない。
電界効果トランジスターQ1のソース端子と第1電源8Aの電源端子8AEとの間を接続する伝送路には、抵抗素子R1が有する2つの端子のうちの一方が接続されている。そして、抵抗素子R1が有する2つの端子のうちの他方には、伝送路を介して、電界効果トランジスターQ1のゲート端子が接続されている。
電界効果トランジスターQ1のゲート端子と抵抗素子R1との間を接続する伝送路には、伝送路を介して、抵抗素子R2が有する2つの端子のうちの一方が接続されている。そして、抵抗素子R2が有する2つの端子のうちの他方には、伝送路を介して、電界効果トランジスターQ2のドレイン端子が接続されている。
電界効果トランジスターQ2は、例えば、nチャネルの電界効果トランジスターである。なお、駆動回路7は、電界効果トランジスターQ2に代えて、他のスイッチング素子を備える構成であってもよい。
電界効果トランジスターQ2のソース端子とドレイン端子との間には、寄生ダイオードが接続されている。電界効果トランジスターQ2のソース端子は、伝送路を介して、グラウンドに接地されている。このため、電界効果トランジスターQ2の状態がオン状態である場合、電界効果トランジスターQ2の状態は、オン状態である。一方、電界効果トランジスターQ2の状態がオフ状態である場合、電界効果トランジスターQ2の状態は、オフ状態である。
電界効果トランジスターQ2のソース端子とグラウンドとの間を接続する伝送路には、伝送路を介して、抵抗素子R3が有する2つの端子のうちの一方が接続されている。そして、抵抗素子R3が有する2つの端子のうちの他方には、伝送路を介して、電界効果トランジスターQ2のゲート端子が接続されている。
電界効果トランジスターQ2のゲート端子と抵抗素子R3との間を接続する伝送路には、伝送路を介して、制御部9の第1信号出力端子9O1が接続されている。これにより、制御部9は、電界効果トランジスターQ2の状態を、オン状態とオフ状態とのいずれかに切り替えることができる。その結果、制御部9は、電界効果トランジスターQ1の状態を、オン状態とオフ状態とのいずれかに切り替えることができる。
電界効果トランジスターQ3は、例えば、pチャネルの電界効果トランジスターである。なお、駆動回路7は、電界効果トランジスターQ3に代えて、他のスイッチング素子を備える構成であってもよい。電界効果トランジスターQ3は、第2スイッチの一例である。
電界効果トランジスターQ3のソース端子とドレイン端子との間には、寄生ダイオードが接続されている。電界効果トランジスターQ3のソース端子には、伝送路を介して、第2電源8Bの電源端子8BEが接続されている。また、電界効果トランジスターQ3のドレイン端子には、伝送路を介して、抵抗素子R5が有する2つの端子のうちの一方が接続されている。抵抗素子R5が有する2つの端子のうちの他方には、伝送路を介して、ダイオードDのアノードが接続されている。そして、ダイオードDのカソードには、伝送路を介して、電界効果トランジスターQ1のドレイン端子とラインヘッド35の電源端子35Eとの間を接続する伝送路が接続されている。これらのため、電界効果トランジスターQ3の状態がオン状態である場合、ラインヘッド35には、第2電源8Bから第2電圧が供給される。一方、電界効果トランジスターQ3の状態がオフ状態である場合、ラインヘッド35には、第2電源8Bから第2電圧が供給されない。
ここで、駆動回路7がダイオードDを備えているため、印刷装置1は、ファームウェアの暴走、ノイズ等の影響により、電界効果トランジスターQ1の状態と電界効果トランジスターQ3の状態との両方がオン状態となってしまった場合であっても、第1電源8Aから第2電源8Bに電流が流れてしまうことを抑制することができる。
電界効果トランジスターQ3のゲート端子には、伝送路を介して、抵抗素子R4が有する2つの端子のうちの一方が接続されている。抵抗素子R4が有する2つの端子のうちの他方には、伝送路を介して、電界効果トランジスターQ3のソース端子と第2電源8Bの電源端子8BEとの間を接続する伝送路が接続されている。そして、電界効果トランジスターQ3のゲート端子と抵抗素子R4との間を接続する伝送路には、制御部9の第2信号出力端子9O2が接続されている。これにより、制御部9は、電界効果トランジスターQ3の状態を、オン状態とオフ状態とのいずれかに切り替えることができる。
また、抵抗素子R5とダイオードDとの間を接続する伝送路には、伝送路を介して、制御部9のA/D(Analog/Digital)コンバーター9Iが接続されている。A/Dコンバーター9Iの電源電圧は、第2電圧である。すなわち、A/Dコンバーター9Iには、第2電源8Bから電源電圧として第2電圧が供給される。そして、A/Dコンバーター9Iには、当該伝送路上の電圧が入力電圧として入力される。
また、ダイオードDとラインヘッド35の電源端子35Eとの間を接続する伝送路には、伝送路を介して、抵抗素子R6が有する2つの端子のうちの一方が接続されている。抵抗素子R6が有する2つの端子のうちの他方には、伝送路を介して、電界効果トランジスターQ4のドレイン端子が接続されている。
電界効果トランジスターQ4は、例えば、nチャネルの電界効果トランジスターである。なお、駆動回路7は、電界効果トランジスターQ4に代えて、他のスイッチング素子を備える構成であってもよい。電界効果トランジスターQ4は、第3スイッチの一例である。
電界効果トランジスターQ4のソース端子とドレイン端子との間には、寄生ダイオードが接続されている。電界効果トランジスターQ4のソース端子は、伝送路を介して、グラウンドに接地されている。このため、電界効果トランジスターQ3の状態がオン状態であっても、当該場合、ラインヘッド35には、第2電源8Bから第2電圧が供給されない。すなわち、印刷装置1では、ラインヘッド35に第1電圧又は第2電圧のいずれかが供給される場合、電界効果トランジスターQ4の状態は、オフ状態である。
電界効果トランジスターQ4のソース端子とグラウンドとの間を接続する伝送路には、伝送路を介して、抵抗素子R7が有する2つの端子のうちの一方が接続されている。そして、抵抗素子R7が有する2つの端子のうちの他方には、伝送路を介して、電界効果トランジスターQ4のゲート端子が接続されている。また、電界効果トランジスターQ4のゲート端子と抵抗素子R7との間を接続する伝送路には、伝送路を介して、制御部9の第3信号出力端子9O3が接続されている。これにより、制御部9は、電界効果トランジスターQ4の状態を、オン状態とオフ状態とのいずれかに切り替えることができる。
ラインヘッド35は、n個の発熱体RHと、n個のトランジスターQHと、ラッチドライバー35Lと、シフトレジスター35Sを有する。nは、1以上の整数であれば、如何なる数であってもよい。図3では、n個の発熱体RHを、発熱体RH1〜発熱体RHnによって示している。また、図3では、n個のトランジスターQHを、トランジスターQH1〜トランジスターQHnによって示している。
発熱体RH1〜発熱体RHnのそれぞれは、抵抗素子である。そして、発熱体RH1〜発熱体RHnのそれぞれは、ラインヘッド35の電源端子35Eに対して互いに並列に接続されている。
トランジスターQH1〜トランジスターQHnのそれぞれは、NPN型のトランジスターである。なお、トランジスターQH1〜トランジスターQHnのうちの一部又は全部は、他のスイッチング素子であってもよい。
発熱体RH1〜発熱体RHnのうちのi番目の発熱体RHiには、トランジスターQH1〜トランジスターQHnのうちのi番目のトランジスターQHiが接続されている。ここで、iは、1以上n以下の整数であれば、如何なる数であってもよい。具体的には、発熱体RHiが有する2つの端子のうちラインヘッド35の電源端子35Eと接続されていない方の端子には、トランジスターQHiのコレクター端子が接続されている。また、トランジスターQHiのエミッター端子は、グラウンドに接地されている。また、トランジスターQHiのベース端子には、ラッチドライバー35Lが有するn個の信号出力端子のうちi番目の信号出力端子が接続されている。
ラッチドライバー35Lは、制御部9からストローブ信号が入力される信号入力端子STBと、制御部9からラッチ信号が入力される信号入力端子LATを有する。ラッチドライバー35Lは、信号入力端子LATに入力されるラッチ信号によって、シフトレジスター35Sから入力されたデータ信号を一時的にラッチする。そして、ラッチドライバー35Lは、信号入力端子STBに入力されるストローブ信号に基づいて、n個のトランジスターQHそれぞれの状態をオン状態とオフ状態とのいずれかに切り替える。これにより、ラッチドライバー35Lは、n個の発熱体RHそれぞれの発熱を制御する。
シフトレジスター35Sは、n個のフリップフロップを有する。シフトレジスター35Sが有するn個のフリップフロップのそれぞれは、シリアルデータであるデータ信号が制御部9から入力される信号入力端子DIと、当該データ信号に同期するクロック信号が制御部9から入力される信号入力端子CLKと、あふれるデータ信号がラッチドライバー35Lへ出力される図示しない信号出力端子を備える。シフトレジスター35Sでは、1個目のフリップフロップの信号出力端子と、2個目のフリップフロップの信号入力端子DIとが接続されるように、n個のフリップフロップが順次連結している。
このような構成のラインヘッド35では、電界効果トランジスターQ1の状態がオン状態であり、電界効果トランジスターQ3の状態及び電界効果トランジスターQ4の状態がオフ状態である場合、制御部9から入力されるデータ信号及びクロック信号に基づいて、n個のトランジスターQHそれぞれの状態がオン状態とオフ状態とのいずれかに切り替わる。例えば、n個のトランジスターQHのうちi番目のトランジスターQHiの状態をオン状態にし、n個のトランジスターQHのうちトランジスターQHi以外の(n−1)個のトランジスターQHをオフ状態にし、電界効果トランジスターQ1の状態をオン状態にし、電界効果トランジスターQ3の状態及び電界効果トランジスターQ4の状態がオフ状態にした場合、n個の発熱体RHのうちの発熱体RHiが発熱する。そして、当該場合、n個の発熱体RHのうち発熱体RHi以外の(n−1)個の発熱体RHは、発熱しない。すなわち、制御部9は、当該データ信号により、n個の発熱体RHのうち発熱させる対象となる1個以上の発熱体RHを選択的に発熱させることができる。
このため、制御部9は、n個の発熱体RHのうち当該データ信号に応じた1個以上の発熱体RHを発熱させ、ラインヘッド35による記録紙への印刷を行うことができる。以下では、説明の便宜上、n個の発熱体RHのうち当該データ信号によって発熱させる対象の発熱体RHとして選択された1個以上の発熱体RHのそれぞれを、第1発熱体と称して説明する。
換言すると、制御部9は、ラインヘッド35による印刷実行時においてn個の発熱体RHに含まれる1個以上の第1発熱体により記録紙にドットを形成させる場合、電界効果トランジスターQ1の状態をオン状態にし、1個以上の第1発熱体のそれぞれに第1電圧を印加する。これにより、制御部9は、当該1個以上の第1発熱体のそれぞれを発熱させ、当該1個以上の第1発熱体のそれぞれにより記録紙にドットを形成させることができる。すなわち、制御部9は、ラインヘッド35による記録紙への印刷を行うことができる。
ここで、このようにラインヘッド35により記録紙への印刷を行う印刷装置1は、所定の検査開始条件が満たされた場合、ラインヘッド35の検査を行う。ラインヘッド35の検査は、すなわち、ラインヘッド35が有するn個の発熱体RHそれぞれの抵抗値の検査である。例えば、n個の発熱体RHのうちi番目の発熱体RHiに不具合が生じた場合、発熱体RHiの抵抗値は、所定閾値以上の値へと上昇する。このような抵抗値の上昇が起きているか否かをn個の発熱体RHのそれぞれについて検査することにより、ラインヘッド35に不具合が生じているか否かを検査することができる。なお、所定の検査開始条件は、例えば、当該検査を開始させる操作を印刷装置1が受け付けること、印刷装置1の連続使用時間が予め決められた閾値を超えること等であるが、これらに限られるわけではない。また、所定閾値は、発熱体RHに対する耐久試験等によって事前に決定される値であってもよく、メーカーから与えられたカタログ値であってもよい。
<印刷装置がラインヘッドを検査する処理>
以下、印刷装置1がラインヘッド35を検査する処理について説明する。図4は、印刷装置1がラインヘッド35を検査する処理の流れの一例を示す図である。なお、以下では、一例として、図4に示したステップS110の処理が行われるよりも前のタイミングにおいて、前述の検査開始条件が満たされた場合について説明する。
制御部9は、電界効果トランジスターQ1の状態をオフ状態にする(ステップS110)。より具体的には、制御部9は、現在の電界効果トランジスターQ1の状態がオフ状態である場合、電界効果トランジスターQ1の状態をオフ状態のまま保持する。一方、制御部9は、現在の電界効果トランジスターQ1の状態がオン状態である場合、電界効果トランジスターQ1の状態をオフ状態に切り替える。図4では、このようなステップS110の処理を、「第1スイッチをオフ」によって示している。なお、前述した通り、制御部9が電界効果トランジスターQ1の状態をオフ状態にする場合、制御部9は、電界効果トランジスターQ2の状態をオフ状態にする。また、制御部9が電界効果トランジスターQ1の状態をオン状態にする場合、制御部9は、電界効果トランジスターQ2の状態をオン状態にする。
次に、制御部9は、電界効果トランジスターQ3の状態をオン状態にする(ステップS120)。より具体的には、制御部9は、現在の電界効果トランジスターQ3の状態がオン状態である場合、電界効果トランジスターQ3の状態をオン状態のまま保持する。一方、制御部9は、現在の電界効果トランジスターQ3の状態がオフ状態である場合、電界効果トランジスターQ3の状態をオン状態に切り替える。図4では、このようなステップS120の処理を、「第2スイッチをオン」によって示している。
次に、制御部9は、電界効果トランジスターQ4の状態をオン状態にする(ステップS130)。より具体的には、制御部9は、現在の電界効果トランジスターQ4の状態がオン状態である場合、電界効果トランジスターQ4の状態をオン状態のまま保持する。一方、制御部9は、現在の電界効果トランジスターQ4の状態がオフ状態である場合、電界効果トランジスターQ4の状態をオン状態に切り替える。図4では、このようなステップS130の処理を、「第3スイッチをオン」によって示している。
なお、制御部9は、ステップS110の処理とステップS120の処理を並列に行う構成であってもよい。また、制御部9は、ステップS120の処理とステップS130の処理を逆の順で行う構成であってもよく、ステップS120の処理とステップS130の処理を並列に行う構成であってもよい。また、制御部9は、ステップS110の処理とステップS130の処理を並列に行う構成であってもよい。また、制御部9は、ステップS110〜ステップS130の処理を並列に行う構成であってもよい。
次に、制御部9は、前述のA/Dコンバーター9Iへの入力電圧を検出する(ステップS140)。ここで、ステップS140の処理について説明する。
ステップS110〜ステップS130の処理によって、駆動回路7は、図5に示した回路と等価な回路となっている。図5は、ステップS140の処理が行われる段階における駆動回路7と等価な回路の一例を示す図である。図5に示したように、ステップS140の処理が行われる段階における駆動回路7は、第2電源8Bから供給される第2電圧を抵抗素子R5と抵抗素子R6とに印加する。これにより、第2電圧は、抵抗素子R5と抵抗素子R6によって分圧される。この場合、A/Dコンバーター9Iには、抵抗素子R5と抵抗素子R6とによって第2電圧が分圧された後の分圧電圧が、入力電圧として入力される。すなわち、制御部9は、ステップS140において、A/Dコンバーター9Iへ入力された入力電圧を、抵抗素子R5と抵抗素子R6とによる分圧電圧として検出する。ただし、この分圧電圧には、ダイオードDの順方向降下電圧による電圧降下の影響が含まれている。制御部9は、検出した分圧電圧を示す第1分圧電圧情報を図示しない記憶部に記憶させる。当該記憶部は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置であるが、これらに限られるわけではない。また、当該記憶部は、印刷装置1に内蔵された記憶装置であってもよく、印刷装置1に外付けされた記憶装置であってもよい。
ステップS140の処理が行われた後、制御部9は、電界効果トランジスターQ4の状態をオフ状態に切り替える(ステップS150)。図4では、このようなステップS150の処理を、「第3スイッチをオフ」によって示している。
次に、制御部9は、ラインヘッド35が有するn個の発熱体RHの中から1つずつ検査の対象となる発熱体RHを対象発熱体として選択し、選択した対象発熱体毎に、ステップS170〜ステップS180の処理を繰り返し行う(ステップS160)。なお、対象発熱体は、第2発熱体の一例である。
制御部9は、ステップS160において選択された対象発熱体への通電を行う(ステップS170)。より具体的には、制御部9は、ステップS170において、対象発熱体に接続されているトランジスターQHの状態をオン状態とすることにより、対象発熱体への通電を行う。なお、ステップS170において、制御部9は、ラインヘッド35が有するn個の発熱体RHのうち対象発熱体以外の発熱体RHの通電を行わない。この場合、駆動回路7は、図6に示した回路と等価な回路となっている。図6は、ステップS170の処理が行われる段階における駆動回路7と等価な回路の一例を示す図である。図6に示したように、ステップS170の処理が行われる段階における駆動回路7は、第2電源8Bから供給される第2電圧を抵抗素子R5と対象発熱体とに印加する。これにより、第2電圧は、抵抗素子R5と対象発熱体とによって分圧される。図6では、対象発熱体を対象発熱体RHSによって示している。
次に、制御部9は、制御部9のA/Dコンバーターへの入力電圧を検出する(ステップS180)。ここで、ステップS180では、ステップS170の処理によって、A/Dコンバーター9Iには、抵抗素子R5と対象発熱体とによって第2電圧が分圧された後の分圧電圧が、入力電圧として入力される。すなわち、制御部9は、ステップS140において、A/Dコンバーター9Iへ入力された入力電圧を、抵抗素子R5と対象発熱体とによる分圧電圧として検出する。ただし、この分圧電圧にも、ダイオードDの順方向降下電圧による電圧降下の影響が含まれている。制御部9は、検出した分圧電圧を示す第2分圧電圧情報を、対象発熱体を示す発熱体情報と対応付けて図示しない記憶部に記憶させる。
ステップS180の処理が行われた後、制御部9は、ステップS160に遷移し、未選択の発熱体RHの中から次の対象発熱体を選択する。なお、制御部9は、ステップS160において未選択の発熱体RHが存在しない場合、ステップS160〜ステップS180の繰り返し処理を終了し、ステップS190に遷移する。
ステップS160〜ステップS180の繰り返し処理が終了した後、制御部9は、n個の発熱体RHそれぞれの抵抗値を算出する(ステップS190)。ここで、ステップS190の処理について説明する。
ここで、図5に示した回路において、抵抗素子R5の抵抗値をRD、抵抗素子R6の抵抗値をRVF、抵抗素子R5と抵抗素子R6とによる分圧電圧をVAD1、ダイオードDの順方向降下電圧をVFによって示した場合、抵抗値RDと抵抗値RVFと当該分圧電圧VAD1と当該順方向降下電圧VFとは、以下の式(1)によって関係づけられる。
((第2電圧)−VF):(RD+RH)=((第2電圧)−VAD1):RD ・・・(1)
上記の式(1)は、オームの法則から容易に導出可能である。このため、以下では、式(1)の導出過程についての説明を省略する。上記の式(1)に順方向降下電圧VFが含まれていることは、前述した通り、ステップS140において検出した分圧電圧にダイオードDの順方向降下電圧による電圧降下の影響が含まれていることの表れである。上記の式(1)は、整理すると以下の式(2)のように表される。
VF=(VAD1×(RD+RVF)−(第2電圧)×RVF)/RD ・・・(2)
また、図6に示した回路において、抵抗素子R5の抵抗値をRD、対象発熱体RHSの抵抗値をRHD、抵抗素子R5と対象発熱体RHSとによる分圧電圧をVAD2、ダイオードDの順方向降下電圧をVFによって示した場合、抵抗値RDと抵抗値RHDと当該分圧電圧VAD2と当該順方向降下電圧VFとは、以下の式(3)によって関係づけられる。
RHD=RD×(VAD2−VF)/((第2電圧)−VAD2) ・・・(3)
上記の式(3)は、オームの法則から容易に導出可能である。このため、以下では、式(3)の導出過程についての説明を省略する。上記の式(3)に順方向降下電圧VFが含まれていることは、前述した通り、ステップS180において検出した分圧電圧にダイオードDの順方向降下電圧による電圧降下の影響が含まれていることの表れである。上記の式(3)に式(2)を代入することにより、式(1)に含まれているダイオードDの順方向降下電圧による電圧降下の影響と、式(3)に含まれているダイオードDの順方向降下電圧による電圧降下の影響とを互いに打ち消し合わせることができる。式(3)に式(2)を代入した結果として得られる式が、以下の式(4)である。
RHD=(RD×(VAD2−VAD1)+RVF×((第2電圧)−VAD1))/((第2電圧)−VAD2) ・・・(4)
すなわち、制御部9は、ステップS190の処理において、上記の式(4)と、記憶部に予め記憶した第1分圧電圧情報が示す分圧電圧と、記憶部に予め記憶した発熱体情報毎に対応付けられた第2分圧電圧情報が示す分圧電圧と、記憶部に予め記憶された抵抗素子R5の抵抗値と、記憶部に予め記憶された抵抗素子R6の抵抗値と、第2電圧とに基づいて、各発熱体RHの抵抗値を算出する。これにより、制御部9は、ダイオードDの順方向降下電圧による電圧降下の影響を受けずに、各発熱体RHの抵抗値を精度よく算出することができる。
なお、ステップS190の処理は、ダイオードDの順方向降下電圧を算出し、算出した順方向降下電圧に基づいて各発熱体RHの抵抗値を算出することに相当すると言い換えることもできる。ここで、ダイオードDの順方向降下電圧は、個体差が大きい。このため、ダイオードDの順方向降下電圧を特定できない場合、すなわち、当該順方向降下電圧による電圧降下の影響を打ち消すことができない場合、ラインヘッド35が有する発熱体RHそれぞれの抵抗値の測定誤差が大きくなってしまう。すなわち、当該場合、印刷装置1は、ラインヘッド35の検査を精度よく行うことができない。このような問題を解決するため、印刷装置1は、ステップS190において、上記の式(4)を用いて各発熱体RHの抵抗値を算出する。これにより、印刷装置1は、ダイオードDの順方向降下電圧による電圧降下の影響を受けずに、ラインヘッド35の検査を精度よく行うことができる。
また、印刷装置1は、第1電源8Aから第2電源8Bに電流が流れてしまうことの抑制をダイオードDによって行っているため、当該抑制を行うための回路によって製造コストが増大してしまうことを抑制することができるとともに、当該回路によって実装面積が大きくなってしまうことも抑制することができる。
なお、ステップS190において、制御部9は、第1分圧電圧情報が示す分圧電圧と上記の式(2)とに基づいて、ダイオードDの順方向降下電圧を算出し、算出した順方向降下電圧と、発熱体情報毎に対応付けられた第2分圧電圧情報が示す分圧電圧と、上記の式(3)とに基づいて、各発熱体RHの抵抗値を算出する構成であってもよい。
また、制御部9は、ステップS180の処理において、上記の式(4)に基づいて、対象発熱体の抵抗値を算出する構成であってもよい。この場合、制御部9は、第2分圧電圧情報を記憶部に記憶させてもよく、記憶させなくてもよい。
ステップS190の処理が行われた後、制御部9は、発熱体RH毎に発熱体RHが故障しているか否かを判定する(ステップS200)。具体的には、制御部9は、発熱体RH毎に、ステップS190において算出した抵抗値が所定閾値以上であるか否かを判定する。制御部9は、ステップS190において算出した抵抗値が所定閾値以上であると判定した発熱体RHについて、故障していると判定する。一方、制御部9は、ステップS190において算出した抵抗値が所定閾値未満であると判定した発熱体RHについて、故障していないと判定する。ここで、制御部9は、ステップS190において式(4)により算出された抵抗値に基づいてステップS200の故障判定を行っているため、精度よく発熱体RHの故障を判定することができる。すなわち、制御部9は、ラインヘッド35の検査を精度よく行うことができる。
ここで、図4に示したフローチャートの処理では、ダイオードDの周辺温度は、ほぼ変化しない。このため、制御部9は、当該処理により、当該周辺温度の変化によるダイオードDの順方向降下電圧のばらつきを抑制することができ、その結果、ラインヘッド35の検査をより確実に精度よく行うことができる。
次に、制御部9は、電界効果トランジスターQ3の状態をオフ状態に切り替え(ステップS210)、処理を終了する。図4では、このようなステップS210の処理を、「第2スイッチをオフ」によって示している。
なお、上記において説明した印刷装置1では、第2電圧は、3.3ボルトであった。このため、当該印刷装置1では、第2電圧が第2電源8Bから供給されるA/Dコンバーター9Iの電源電圧も、3.3ボルトであった。しかしながら、印刷装置1では、第2電圧は、3.3ボルト未満であってもよい。例えば、印刷装置1では、第2電圧は、1.8ボルトであってもよい。この場合、当該電源電圧も、1.8ボルトである。このように、印刷装置1は、第2電圧と当該電源電圧とを同じ電圧にすることにより、3.3ボルト未満の電圧を検査用電圧として用いて、ラインヘッド35の検査を行うこともできる。
また、印刷装置1は、上記において説明したダイオードDの順方向降下電圧の算出を、ラインヘッド35の検査と別に独立して行う構成であってもよい。この場合、制御部9は、例えば、ステップS110〜ステップS140の処理を行った後、上記の式(2)に基づいて当該順方向降下電圧を算出する。
以上説明したように、実施形態に係る印刷装置は、複数の発熱体を有するラインヘッドと、第1電源と、第1電源から複数の発熱体へ第1電圧を供給する第1スイッチと、第2電源と、第2電源から複数の発熱体へ第2電圧を供給する第2スイッチと、第1電源から第2電源に電流が流れることを防止するダイオードと、第2スイッチとダイオードとの間において第2電圧を降下させる第1抵抗素子と、ダイオードと複数の発熱体との間を接続する伝送路と、グラウンドとの間に設けられた第2抵抗素子と、第2抵抗素子とグラウンドとの間に設けられる第3スイッチと、を備える。これにより、印刷装置は、第1電源から第2電源に電流が流れてしまうことを抑制しつつ、複数の発熱体それぞれの抵抗値を精度よく算出することができる。なお、上記において説明した例では、印刷装置1は、印刷装置の一例である。また、上記において説明した例では、ラインヘッド35は、ラインヘッドの一例である。また、上記において説明した例では、第1電源8Aは、第1電源の一例である。また、上記において説明した例では、n個の発熱体RHは、複数の発熱体の一例である。また、上記において説明した例では、電界効果トランジスターQ1は、第1スイッチの一例である。また、上記において説明した例では、第2電源8Bは、第2電源の一例である。また、上記において説明した例では、電界効果トランジスターQ3は、第2スイッチの一例である。また、上記において説明した例では、ダイオードDは、ダイオードの一例である。また、上記において説明した例では、抵抗素子R5は、第1抵抗素子の一例である。また、上記において説明した例では、抵抗素子R6は、第2抵抗素子の一例である。また、上記において説明した例では、電界効果トランジスターQ4は、第3スイッチの一例である。
また、印刷装置は、ダイオードの順方向降下電圧を測定する場合、第1スイッチの状態をオフ状態にするとともに、第2スイッチと第3スイッチとの状態をオン状態にして、第1抵抗素子と第2抵抗素子に第2電圧を印加し、第1抵抗素子と第2抵抗素子とによる分圧電圧に基づいて、ダイオードの順方向降下電圧を算出する制御部を備える、構成が用いられてもよい。これにより、印刷装置は、算出した順方向降下電圧に基づいて、複数の発熱体それぞれの抵抗値を精度よく算出することができる。なお、上記において説明した例では、制御部9は、制御部の一例である。
また、印刷装置では、制御部は、前記ラインヘッドによる印刷実行時において複数の発熱体に含まれる第1発熱体により記録紙にドットを形成させる場合、第1スイッチの状態をオン状態にし、第1発熱体に第1電圧を印加する、構成が用いられてもよい。
また、印刷装置では、制御部は、複数の発熱体に含まれる第2発熱体の検査を行う場合、第1スイッチと第3スイッチとの状態をオフ状態にするとともに、第2スイッチの状態をオン状態にして、第2発熱体と第1抵抗素子とに第2電圧を印加し、第2発熱体と第1抵抗素子との分圧電圧と、ダイオードの順方向降下電圧とに基づいて第2発熱体の抵抗値を算出する、構成が用いられてもよい。なお、上記において説明した例では、対象発熱体は、第2発熱体の一例である。
また、印刷装置では、制御部は、算出した抵抗値が所定閾値以上である場合、第2発熱体が故障していると判定する、構成が用いられてもよい。
また、印刷装置では、第2電圧は、第1電圧より低い電圧である、構成が用いられてもよい。
また、実施形態に係る印刷装置は、複数の発熱体を有するラインヘッドにより印刷を行う印刷装置であって、ラインヘッドの検査用電圧と同じ電圧を電源電圧として供給されるA/Dコンバーターと、を備え、検査用電圧に基づいて、複数の発熱体に含まれる個々の発熱体の検査を、ラインヘッドの検査として行う。これにより、印刷装置は、第1電源から第2電源に電流が流れてしまうことを抑制しつつ、複数の発熱体それぞれの抵抗値を精度よく算出することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
1…印刷装置、2…上部ケース、3…下部ケース、4…フロントカバー、5…排出口、6…上部カバー、7…駆動回路、8A…第1電源、8AE、8BE…電源端子、8B…第2電源、9…制御部、9I…A/Dコンバーター、9O1…第1信号出力端子、9O2…第2信号出力端子、9O3…第3信号出力端子、11…印刷装置本体、12…本体フレーム、13…カバーフレーム、14…支軸、15…凹状底壁、16…凸状カバー、20…ロール紙、25…先端、31…ロール装填部、32…引出口、33…排出口、34…プラテンローラー、35…ラインヘッド、35A…支軸、35E…電源端子、35L…ラッチドライバー、35S…シフトレジスター、36…切断部、37…固定刃、38…可動刃、39…押圧板、40…付勢部材、B…オープンボタン、CLK…信号入力端子、D…ダイオード、DI…信号入力端子、LAT…信号入力端子、Q1、Q2、Q3、Q4…電界効果トランジスター、QH、QH1、QHi、QHn…トランジスター、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7…抵抗素子、RH、RH1、RHi、RHn…発熱体、RHS…対象発熱体、STB…信号入力端子

Claims (7)

  1. 複数の発熱体を有するラインヘッドと、
    第1電源と、
    前記第1電源から前記複数の発熱体へ第1電圧を供給する第1スイッチと、
    第2電源と、
    前記第2電源から前記複数の発熱体へ第2電圧を供給する第2スイッチと、
    前記第1電源から前記第2電源に電流が流れることを防止するダイオードと、
    前記第2スイッチと前記ダイオードとの間において前記第2電圧を降下させる第1抵抗素子と、
    前記ダイオードと前記複数の発熱体との間を接続する伝送路と、グラウンドとの間に設けられた第2抵抗素子と、
    前記第2抵抗素子と前記グラウンドとの間に設けられる第3スイッチと、
    を備える印刷装置。
  2. 前記ダイオードの順方向降下電圧を測定する場合、前記第1スイッチの状態をオフ状態にするとともに、前記第2スイッチと前記第3スイッチとの状態をオン状態にして、前記第1抵抗素子と前記第2抵抗素子に前記第2電圧を印加し、前記第1抵抗素子と前記第2抵抗素子とによる分圧電圧に基づいて、前記ダイオードの順方向降下電圧を算出する制御部を備える、
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記ラインヘッドによる印刷実行時において前記複数の発熱体に含まれる第1発熱体により記録紙にドットを形成させる場合、前記第1スイッチの状態をオン状態にし、前記第1発熱体に前記第1電圧を印加する、
    請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記複数の発熱体に含まれる第2発熱体の検査を行う場合、前記第1スイッチと前記第3スイッチとの状態をオフ状態にするとともに、前記第2スイッチの状態をオン状態にして、前記第2発熱体と前記第1抵抗素子とに前記第2電圧を印加し、前記第2発熱体と前記第1抵抗素子との分圧電圧と、前記順方向降下電圧とに基づいて前記第2発熱体の抵抗値を算出する、
    請求項2又は3に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、算出した前記抵抗値が所定閾値以上である場合、前記第2発熱体が故障していると判定する、
    請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記第2電圧は、前記第1電圧より低い電圧である、
    請求項1から5のうちいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. 複数の発熱体を有するラインヘッドにより印刷を行う印刷装置であって、
    前記ラインヘッドの検査用電圧と同じ電圧を電源電圧として供給されるA/D(Analog/Digital)コンバーターと、
    を備え、
    前記検査用電圧に基づいて、前記複数の発熱体に含まれる個々の発熱体の検査を、前記ラインヘッドの検査として行う、
    印刷装置。
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