JP2021061988A - 気体流路用接続具及びこれを備えた押出装置 - Google Patents

気体流路用接続具及びこれを備えた押出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】空気流路の切り替え状態を直感的に理解容易にする。【解決手段】接続具1は、第1コネクタ10と、第1コネクタに接続及び分離が可能な第2コネクタ80及びリリースキャップ70とを備える。第1コネクタは、第1コネクタの流路を開閉可能なバルブアセンブリを備える。第1コネクタに第2コネクタを接続すると、第2コネクタがバルブアセンブリに作用して第1コネクタと第2コネクタとが連通する。第1コネクタにリリースキャップを接続すると、リリースキャップがバルブアセンブリに作用して気体が第1コネクタから外界へ流出可能になる。第1コネクタに何も接続されていないとき、バルブアセンブリは流路を通って接続口へ向かう気体の流れを阻止する。【選択図】図2

Description

本発明は、気体流路上に設けられる接続具に関する。また、本発明は、液状物が充填された袋状容器を圧縮して液状物を袋状容器から押し出すことができる押出装置に関する。
食道や口腔の外傷、疾患、又は手術等によって食物を口腔から胃に送り込むことが困難となった患者に栄養剤、流動食、又は薬剤などを含む液状物(経腸栄養剤と呼ばれることがある)を投与する方法として経腸栄養が知られている。経腸栄養では、可撓性を有するシートを貼り合わせて構成された袋状容器(「パウチ」または「ラミネートパック」などと呼ばれることがある)に充填された液状物(経腸栄養剤)を、柔軟なカテーテル(一般に「経腸栄養カテーテル」と呼ばれる)を介して患者の消化管に送り込む。経腸栄養に用いられるカテーテルとしては、患者の鼻腔から胃又は十二指腸に挿入される経鼻カテーテルや、患者の腹に形成された孔(胃瘻)を通って胃に挿入される胃瘻カテーテルなどが知られている。
患者に投与される液状物の粘度が低いと、胃内の液状物が食道に逆流して肺炎を併発したり、液状物の水分が体内で吸収しきれずに下痢したりする等の問題がある。この問題を防止するために、液状物は半固形化(高粘度化)されることが多い。
ところが、液状物を半固形化すると流動性が低下する。半固形化された液状物を患者の体内に送り込むためには、液状物が充填された袋状容器を圧縮する必要がある。この作業を素手で行おうとすると、非常に大きな力が必要であるので作業者(例えば看護師、介護者)の負担が大きい。
そこで、袋状容器を圧縮して液状物を袋状容器から押し出すことができるように構成された押出装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。押出装置は、膨張及び収縮が可能な加圧バッグと、加圧バッグに空気を注入する手動式の空気ポンプと、加圧バッグと空気ポンプとをつなぐ空気流路上に設けられた三方活栓とを備えている。袋状容器は加圧バッグに隣接して配置される。空気ポンプで加圧バッグに空気を送り込み、加圧バッグを膨張させる。加圧バッグは袋状容器を圧縮して、袋状容器から液状物が押し出される。
特開2007−029562号公報 特開2011−019709号公報 WO2018/181502A1
上記の押出装置において、三方活栓は、加圧バッグの連通先を切り替えるために設けられている。即ち、空気ポンプで加圧バッグを膨張させるときには、加圧バッグが空気ポンプに連通されるように、三方活栓に設けられたハンドルを第1位置に設定する。加圧バッグが所定圧力に達して膨張すると、加圧バッグと空気ポンプとの連通を遮断して加圧バッグから空気が漏れないように、ハンドルを第2位置に回転させる。袋状容器から液状物が押し出された後は、加圧バッグ内の空気が三方活栓を介して外界に放出されるように、ハンドルを第3位置に回転させる。このように、経腸栄養の進捗に応じて三方活栓のハンドルを第1位置から第3位置へ順次回転させる必要がある。
経腸栄養は、患者の家族等の介護者が在宅で行う場合も多い。このような介護者は、三方活栓に不慣れであり、ハンドルの回転位置から加圧バッグの連通先を直感的に理解しにくい。このため、三方活栓を備えた押出装置の使用が困難になったり、誤操作したりする等の問題が起こりうる。
本発明の第1の目的は、空気流路が連通、遮断、外界への開放のいずれに切り替えられているかを直感的に理解容易な接続具を提供することにある。本発明の第2の目的は、三方活性を備えていない、操作が容易な押出装置を提供することにある。
本発明の気体流路用接続具は、接続口と、前記接続口につながる流路とを有する第1コネクタ、及び、前記接続口に挿抜されて前記第1コネクタに接続及び分離が可能な第2コネクタ及びリリースキャップを備える。前記第1コネクタは、前記第1コネクタの前記流路を開閉可能なバルブアセンブリを備える。前記第1コネクタに前記第2コネクタを接続すると、前記流路が開かれるように前記第2コネクタが前記バルブアセンブリに作用して前記第1コネクタと前記第2コネクタとが連通する。前記第1コネクタに前記リリースキャップを接続すると、前記流路が開かれるように前記リリースキャップが前記バルブアセンブリに作用して気体が前記第1コネクタから外界へ流出可能になる。前記第1コネクタに前記第2コネクタ及び前記リリースキャップのいずれもが接続されていないとき、前記バルブアセンブリは前記流路を通って前記接続口へ向かう気体の流れを阻止する。
本発明の押出装置は、膨張及び収縮が可能な加圧バッグと、前記加圧バッグに空気を注入するための空気ポンプと、前記加圧バッグと前記空気ポンプとをつなぐ空気流路上に設けられた接続具とを備える。前記押出装置は、膨張した前記加圧バッグが液状物が充填された袋状容器を圧縮して前記液状物を前記袋状容器から押し出すように構成されている。前記接続具が、上記の本発明の気体流路用接続具である。前記第1コネクタは前記加圧バッグに連通されている。前記第2コネクタは前記空気ポンプに連通されている。
本発明の接続具によれば、接続具が空気流路に設けられた場合に、当該空気流路が連通、遮断、外界への開放のいずれに切り替えられているかを直感的に理解容易である。
本発明の押出装置は、加圧バッグと空気ポンプとをつなぐ空気流路上に、三方活栓の代わりに本発明の接続具が設けられているので、操作が容易である。
図1は、本発明の一実施形態にかかる接続具を備えた押出装置の斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態にかかる接続具の斜視図である。 図3は、図2の3−3線を含む面に沿った接続具の断面図である。 図4は、図3の4−4線を含む面に沿った第1コネクタの断面図である。 図5は、本発明の一実施形態にかかる第1コネクタの分解斜視図である。 図6は、第1コネクタを構成するコネクタベースの断面斜視図である。 図7は、第1コネクタを構成するハウジングの断面斜視図である。 図8は、第1コネクタを構成するロックピースの下方から見た斜視図である。 図9は、第1コネクタを構成するキャップ成型品の断面斜視図である。 図10は、本発明の一実施形態にかかる第2コネクタの断面斜視図である。 図11は、本発明の一実施形態にかかる押出装置を構成する加圧バッグの断面図である。 図12は、第1コネクタに第2コネクタが接続された、本発明の一実施形態にかかる接続具の斜視図である。 図13は、図12の13−13線を含む面に沿った接続具の断面図である。 図14は、第1コネクタにリリースキャップが接続された、本発明の一実施形態にかかる接続具の斜視図である。 図15は、図14の15−15線を含む面に沿った接続具の断面図である。
上記の本発明の接続具において、前記バルブアセンブリは、開口が設けられたシールリングと、前記シールリングの前記開口を気密に封止可能な弁体とを備えていてもよい。前記シールリングは、前記弁体に対して前記接続口側に、前記流路が前記シールリングの前記開口を通るように配置されてもよい。前記弁体は、前記流路に沿って移動可能であってもよい。かかる態様によれば、第1コネクタに対する第2コネクタ及びリリースキャップの接続に連動して流路を開くバルブアセンブリを、簡単な構成で実現することができる。
前記バルブアセンブリは、前記栓体を前記シールリングに向かって付勢する第1弾性部材を更に備えていてもよい。かかる態様によれば、第1コネクタに第2コネクタ及びリリースキャップのいずれもが接続されていない場合には常に第1コネクタの流路を閉じるバルブアセンブリを実現できる。
前記シールリング及び前記弁体のうちの少なくとも一方は軟質材料からなっていてもよい。かかる態様によれば、シールリングと弁体との間に形成されるシールの気密性が向上する。これは、第1コネクタに第2コネクタ及びリリースキャップのいずれもが接続されていないときに接続口から外界への気体の漏れ出しを確実に防止するのに有利である。
前記シールリングと前記リリースキャップとは柔軟なバンドを介して一部品として一体的に成形されていてもよい。かかる態様によれば、接続具を構成する部材の数が減少するとともに、接続具を安価に提供できる。
前記リリースキャップは、柔軟なバンドを介して前記第1コネクタに連結されていてもよい。かかる態様によれば、必要時にはすぐにリリースキャップを第1コネクタに接続することができ、また、第1コネクタからリリースキャップを分離した後にリリースキャップを紛失する可能性を低減することができる。
上記の本発明の接続具は、前記第1コネクタに前記第2コネクタが接続された状態を維持するロック機構を更に備えていてもよい。かかる態様は、第1コネクタから第2コネクタが意図せずに分離するのを防止するのに有利である。
前記ロック機構は、前記第1コネクタに前記第2コネクタを接続すると、前記第1コネクタに前記第2コネクタが接続された状態を維持するように作動してもよい。かかる態様によれば、第1コネクタに第2コネクタを接続すると、ロック機構は、ロック機構が作動したロック状態に自動的に切り替わる。このため、ロック機構をロック状態に切り替える操作をし忘れて、第1コネクタから第2コネクタが意図せずに分離してしまうという問題の発生を防止できる。
前記ロック機構は、前記第1コネクタに前記リリースキャップを接続すると、前記第1コネクタに前記リリースキャップが接続された状態を維持するように作動してもよい。かかる態様によれば、第1コネクタにリリースキャップを接続すると、ロック機構は、ロック機構が作動したロック状態に自動的に切り替わる。このため、その後は、リリースキャップに手を触れることなく、流路を通って接続口へ気体を流し続けることができる。
前記ロック機構は、前記第1コネクタに設けられていてもよい。かかる態様によれば、第1コネクタ及びリリースキャップのいずれに対しても作用するロック機構を、簡単な構成で実現することができる。
前記ロック機構は、前記接続口に対して前記第2コネクタを挿抜する方向に垂直な方向に沿って移動可能なように前記第1コネクタに設けられたロックピースを備えていてもよい。前記ロックピースは、前記第2コネクタに係合可能であってもよい。かかる態様によれば、ロックピースが第2コネクタに係合した状態で第2コネクタに引張り力が加えられても、第2コネクタに対するロックピースの係合は解除されない。このため、第1コネクタから第2コネクタが意図せずに分離してしまう可能性が低下し、ロック機構の信頼性が向上する。
前記ロック機構は、前記第1コネクタに設けられた第2弾性部材を更に備えていてもよい。前記第2弾性部材は、前記ロックピースが前記第2コネクタに係合した状態が維持されるように前記ロックピースを弾性的に付勢してもよい。かかる態様によれば、ロック機構のロック状態が意図せずに解除される可能性が低下し、且つ、必要な場合にはそのロック状態を容易に解除することができる。
前記第1コネクタに前記第2コネクタを接続したとき、前記第1コネクタの前記流路を流れる気体が前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間を通って外界へ漏れ出るのを防止するシール部材が前記第1コネクタまたは前記第2コネクタに設けられていてもよい。かかる態様によれば、流路内の気体が高圧であっても、気体が外界に漏れ出ない高信頼性の接続具を実現できる。
上記の本発明の押出装置において、前記液状物は、経腸栄養剤であってもよい。かかる態様によれば、本発明の押出装置を用いて、半固形化された経腸栄養剤をカテーテルを介して患者に投与することができる。
以下に、本発明を好適な実施形態を示しながら詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態を構成する主要部材を簡略化して示したものである。従って、本発明は以下の各図に示されていない任意の部材を備え得る。また、本発明の範囲内において、以下の各図に示された各部材を変更または省略し得る。同一の部材には、異なる図面間において同一の符号が付してある。そのような部材については、重複する説明が省略されており、先行する図面の説明を適宜参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態にかかる接続具1を備えた、経腸栄養に使用される押出装置100の斜視図である。押出装置100は、加圧バッグ110と空気ポンプ130とを備える。加圧バッグ110に設けられた連結管119に柔軟な第1チューブ101が接続されている。空気ポンプ130に柔軟な第2チューブ102が接続されている。第1チューブ101と第2チューブ102とが接続具1を介して接続されている。袋状容器150には、経腸栄養において患者に投与される液状物(経腸栄養剤)が充填されている。袋状容器150は、開口112から加圧バッグ110内に収容される。空気ポンプ130で空気を加圧バッグ110に送り込み、加圧バッグ110を膨張させる。加圧バッグ110が袋状容器150を圧縮し、袋状容器150のポート152から液状物が押し出される。
図2は接続具1の斜視図である。接続具1は、第1チューブ101に設けられた第1コネクタ10と、第2チューブ102に設けられた第2コネクタ80と、リリースキャップ70とを備える。第1コネクタ10は、その一端に、第1チューブ101が接続された基端部29を備え、その他端に、円形の開口を有する接続口11を備える。リリースキャップ70は、柔軟なバンド69を介して第1コネクタ10に連結されている。図1と異なり、図2では第2コネクタ80が第1コネクタ10から分離されている。第1コネクタ10はメスコネクタであり、第2コネクタ80及びリリースキャップ70は、第1コネクタ10の接続口11に挿抜可能なオスコネクタである。
以下の説明の便宜のために、第1コネクタ10の軸(図示せず)に平行な方向をX軸とするXYZ直交座標系を設定する。第1コネクタ10の軸は、基端部29と開口11とを結ぶ方向に沿って、接続口11の開口を規定する円の中心を通る。Z軸方向を「上下方向」といい、操作部41の側を「上」側、その反対側を「下」側という。上下方向に垂直な平面(XY面)に平行な方向を「水平方向」という。なお、「上下方向」、「上」、「下」、「水平方向」は、接続具1の実際の使用時の向きを意味するものではない。第1コネクタ10の軸に直交する直線に沿った方向を「半径方向」といい、半径方向において軸に近い側を「内」側、遠い側を「外」側という。軸周りに回転する方向を「周方向」という。第2コネクタ80及びリリースキャップ70のそれぞれについても、それぞれの軸(図示せず)に対して「半径方向」及び「周方向」が同様に定義される。
図3は、図2の3−3線を含む面(この面は、第1コネクタ10の軸を含み、XZ面に平行である)に沿った接続具1の断面図である。第1チューブ101と接続口11とは流路12を介して連通している。流路12は第1コネクタ10に軸に沿って延びる。図2及び図3では、第2コネクタ80は第1コネクタ10と同軸に離間して示されている。図4は、図3の4−4線を含む面に沿った第1コネクタ10の断面図である。
図5は、第1コネクタ10の分解斜視図である。第1コネクタ10は、第1チューブ101に設けられたコネクタベース(第1コネクタベース)20、ハウジング30、ロックピース40、第1バネ51、第2バネ52、球55、キャップ成型品60を備える。
図6は、コネクタベース20の断面斜視図である。コネクタベース20は、第1バネ51及び球55が収納される筐体21と、第1チューブ101が接続される基端部29と、筐体21と基端部29との間の隔壁27とを備える。基端部29は第1コネクタ10の基端部を構成する(図2参照)。筐体21及び基端部29は、いずれも中空の略円筒形状を有し、両者は同軸に配置されている。隔壁27は、半径方向に沿って延びている。筐体21と基端部29とは、隔壁27の中央に設けられた貫通孔28を介して互いに連通している。筐体21の内腔は、第1コネクタ10の流路12(図3参照)を構成する。
筐体21の内周面から、3つのリブ23が半径方向内側に向かって突出している(図6では2つのリブ23のみが見える)。3つのリブ23は、コネクタベース20の図示しない軸(これは第1コネクタ10の軸と一致する)に対して等角度間隔(120度間隔)で周方向に均等に配置されている。リブ23は、コネクタベース20の軸(X軸)に平行に延びている。各リブ23は、リブ23の長手方向(X軸)に沿って筐体21の先端から基端部29に向かって、第1平坦部23a、傾斜部23c、第2平坦部23bをこの順に備える。第1平坦部23a及び第2平坦部23bでのリブ23の筐体21の内周面からの高さ(またはコネクタベース20の軸からの距離)はリブ23の長手方向において一定である。但し、第1平坦部23aでのリブ23の高さは、第2平坦部23bでのリブ23の高さより低い。傾斜部23cでのリブ23の高さは、第1平坦部23aから第2平坦部23bに向かって連続的に変化している。この結果、3つのリブ23に内接する内接円の直径は、第1平坦部23aにおいて最大であり、第2平坦部23bにおいて最小となる。第1平坦部23aでの内接円の直径は、球55(図5参照)の直径よりわずかに大きい。第2平坦部23bでの内接円の直径は、球55の直径より小さく、第1バネ51(図5参照)の外径よりわずかに大きい。
筐体21の外周面から、一対の第1突起25及び一対の第2突起26が半径方向外向きに突出している(図5参照)。第1突起25は、X軸に平行に延びたリブ状の突起であり、Y軸方向に突出している。第2突起26は、Z軸方向に突出している。
コネクタベース20は、硬い材料(硬質材料)からなり、外力によって実質的に変形しない機械的強度(剛性)を有している。コネクタベース20の材料は、制限はないが、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエチレン、硬質ポリ塩化ビニル、アクリル−ブタジエン−スチレン共重合体等の樹脂材料を用いることができ、中でもポリカーボネートが好ましい。コネクタベース20は、上記の樹脂材料を用いて、射出成形法等により全体を一部品として一体的に製造することができる。
第1チューブ101は、基端部29に挿入され、その先端は隔壁27に当接している。第1チューブ101は、基端部29に接着等により気密に接続され固定される。第1チューブ101と筐体21の内腔とは隔壁27の貫通孔28を介して連通している。
第1チューブ101は、空気ポンプ130による圧力に対する耐圧性を有し、且つ、可撓性を有することが好ましい。第1チューブ101の材料は、制限はないが、例えばポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどを用いうる。
図7は、ハウジング30の断面斜視図である。ハウジング30は、全体としてX軸方向の両端が開口した中空の略円筒形状を有する。半径方向に沿って延びた隔壁31が、ハウジング30の内腔をX軸方向に二分割している。隔壁31には、ハウジング30と同軸の円形の貫通孔32が設けられ、この貫通孔32を介して隔壁31に対して両側の内腔が互いに連通している。
ハウジング30の前方に向いた開口が、第1コネクタ10の接続口11(図2参照)を構成する。接続口11を規定する端縁は円形である。接続口11と隔壁31との間の位置に、ハウジング30をZ軸方向に貫通する一対のスロット33a,33bが設けられている。一対のスロット33a,33bは、Z軸方向に互いに対向し、それぞれYZ面に沿って延びている。ハウジング30の内周面のスロット33a,33bと同じX軸方向位置を有する位置に、一対の第1平坦面34a及び一対の第2平坦面34bが、それぞれY軸方向に互いに対向して設けられている。第1及び第2平坦面34a,34bはいずれもXZ面に平行な平面である。第2平坦面34bは、第1平坦面34aに対して下側に隣接し、第1平坦面34aより半径方向外側に後退している。このため、第1平坦面34aと第2平坦面34bとの間に、XY面に平行な段差面34cが設けられている(図4参照)。
ハウジング30には、ハウジング30を半径方向に貫通する一対の切り欠き35及び一対の孔36が設けられている。一対の切り欠き35は、Y軸方向に互いに対向し、それぞれハウジング30の後方を向いた開口の端縁から隔壁31までX軸に平行に延びている。一対の孔36は、隔壁31より後ろ側に配置され、Z軸方向に互いに対向している。
ハウジング30の上面から、略台形の平面視形状を有する壁37が上方に向かって突出している。壁37で囲まれた領域内に、スロット33a、凹部38、及び孔36が設けられている。凹部38は、円形の平面視形状を有する凹みであり、スロット33aと孔36との間に配置されている。凹部38の底面から、略直方体形状の突起39が上方に向かって突出している。凹部38の円形の内壁と突起39とは離間している。凹部38の内径は、第2バネ52(図5参照)の外径よりわずかに大きい。
ハウジング30は、硬い材料(硬質材料)からなり、外力によって実質的に変形しない機械的強度(剛性)を有している。ハウジング30の材料は、制限はないが、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエチレン、硬質ポリ塩化ビニル、アクリル−ブタジエン−スチレン共重合体等の樹脂材料を用いることができる。ハウジング30は、コネクタベース20より靭性に優れることが好ましく、この観点から、ハウジング30の材料としてはポリプロピレンが好ましい。ハウジング30は、上記の樹脂材料を用いて、射出成形法等により全体を一部品として一体的に製造することができる。
図8は、ロックピース40の下方から見た斜視図である。ロックピース40は、XY面に平行な板状の操作部41と、操作部41の前端近傍の位置から下方に向かって突出したロックフレーム42とを備える。操作部41は、ハウジング30の壁37で囲まれた領域(図5、図7参照)に嵌入するような平面視形状を有している。
ロックフレーム42は、全体として略「U」字形状を有している。ロックフレーム42は、その下部に、円弧状のロック部45を備える。ロック部45の内面(操作部41に対向する面)の円弧の半径は、ハウジング30の接続口11を規定する円形の内周面(図7参照)の半径と略同じである。ロックフレーム42のうち、ロック部45と操作部41とをつなぐ部分の外側面に、XZ面に平行な平坦面44aが設けられている。平坦面44aは、平坦面44aに下側に隣接するロックフレーム42の部分より半径方向内側に位置している。このため、平坦面44aの下端に、XY面に平行な段差面44cが設けられている(図4参照)。
ロックピース40の材料は、制限はないが、上述したハウジング30の材料として列記した樹脂材料の中から選択しうる。ハウジング30と同様に、ロックピース40も靭性に優れることが好ましく、この観点から、ハウジング30の材料としてはポリプロピレンが好ましい。ロックピース40は、上記の樹脂材料を用いて、射出成形法等により全体を一部品として一体的に製造することができる。
図9は、キャップ成型品60の断面斜視図である。キャップ成型品60は、シールリング61と、リリースキャップ70と、これらをつなぐバント69とを備える。シールリング61は、中央に円形の開口(貫通孔)62が形成された円環薄板形状を有する。シールリング61の外径は、ハウジング30の隔壁31より後ろ側(切り欠き35及び孔36側、図7参照)の部分の内径よりわずかに小さい。開口62の内径は、連通管72,82(図2参照)の外径よりわずかに大きく、且つ、球55(図5参照)の外径より小さい。
リリースキャップ70は、連通管72と、連通管72と同軸に配置され且つ連通管72を取り囲む略円筒形状の外筒74とを備える。連通管72は、貫通孔73が設けられた中空の略円筒形状を有する。貫通孔73は、リリースキャップ70の軸(図示せず)に沿って、リリースキャップ70を貫通している。連通管72の先端72aは、外筒74よりも突出している。連通管72には、先端72aから連通管72の基端に向かって延びた一対の切り欠き72bが設けられている。外筒74の外周面には、環状溝75及びテーパ面76が設けられている。環状溝75は、周方向に延びた連続溝である。テーパ面76は、環状溝75に対して外筒74の先端側に配置され、先端に向かって外径が小さくなる略円錐面である。リリースキャップ70は、連通管72及び外筒74とは反対側に向かってリリースキャップ70の軸に沿って突出した操作片77を更に備えている。操作片77は、第1コネクタ10に対してリリースキャップ70を接続及び分離するときに有用である。
バンド69は、シールリング61とリリースキャップ70とをつなぐ細い紐である。バンド69は、容易に屈曲可能である(後述する図14参照)。
キャップ成型品60は、外力によって比較的容易に変形可能であり、且つ、外力を取り除くと直ちに変形前の状態(自然状態)に回復するように、弾性(あるいは可撓性)を有する軟質材料(いわゆるエラストマー)からなることが好ましい。キャップ成型品60の材料としては、制限はないが、軟質ポリ塩化ビニル、熱可塑性エラストマー(例えばスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー)、ゴム(例えばイソプレンゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム)等を例示することができる。キャップ成型品60は、上記の材料を用いて全体を一部品として一体的に製造することができる。
図5に戻り、第1バネ51及び第2バネ52は、圧縮コイルバネである。本実施形態では、バネ51,52は、円筒コイルバネであるが、円錐コイルバネ、樽形コイルバネ、鼓形コイルバネ等であってもよい。バネ51,52の材料は、制限はないが、鉄鋼、中でもステンレス鋼が好ましい。
球55は、球形を有する部材であって、好ましくは中実である。球55の直径は、第1バネ51の先端での内径より大きい。球55の材料は、制限はないが、金属、樹脂、ゴムを用いることができる。一例として球55が硬質材料からなっていてもよく、この場合、硬質材料として、耐久性や信頼性の観点から金属が好ましく、例えばステンレス鋼を用いうる。
第1コネクタ10は以下のようにして組み立てられる。
図5に示すように、コネクタベース20の筐体21内に、第1バネ51及び球55を順に挿入する。キャップ成型品60のシールリング61を、ハウジング30に、その後方を向いた開口から挿入する。バンド69は、ハウジング30の切り欠き35からY軸に平行に導出される。次いで、第1バネ51及び球55を収納した筐体21を、ハウジング30に、その後方を向いた開口から挿入する。コネクタベース20の第1突起25はハウジング30の切り欠き35に嵌入される。コネクタベース20の第2突起26はハウジング30の孔36に嵌入される。ハウジング30は、コネクタベース20に対して同軸に装着される。
続いて、第2バネ52の下端をハウジング30の凹部38に嵌入させる。凹部38の円形の内壁と突起39が第2バネ52の下端を保持する。更に、ロックピース40のロックフレーム42をハウジング30のスロット33a(図7参照)に挿入し、操作部41をハウジング30の隔壁37の内側領域に嵌入させる。
図3に示すように、コネクタベース20の第2突起26が、ハウジング30の孔36の端縁に係合している。シールリング61は、コネクタベース20(筐体21)の先端とハウジング30の隔壁31とでX軸方向に圧縮され、これらと気密に密着している。このため、ハウジング30は、コネクタベース20に対してX軸方向に位置決めされる。また、流路12内の空気がコネクタベース20とハウジング30との間を通って外界に漏れ出ることもない。
コネクタベース20の第1突起25及び第2突起26はハウジング30の切り欠き35及び孔36にそれぞれ係合する(図5参照)。このため、ハウジング30はコネクタベース20に対して周方向に位置決めされる。
第1バネ51がコネクタベース20と同軸になるように、第1バネ51の基端(第1チューブ101側端)は、隔壁27と3つのリブ23の第2平坦部23b(図6参照)とによって保持されている。第1バネ51に球55がX軸方向に当接している。球55は、3つのリブ23の第1平坦部23a(図6参照)に半径方向に対向し、X軸方向に移動可能である。第1バネ51は隔壁27と球55とによってX軸方向にわずかに圧縮されている。第1バネ51の弾性復元力は、球55をシールリング61に向かって押し付けている。球55がシールリング61の開口62を規定する端縁に密着し、開口62を気密に塞いでいる。シールリング61が軟質材料からなるので、シールリング61と硬質の球55との間に気密なシールを容易に形成することができる。
開口62が設けられたシールリング61と、球55と、球55をシールリング61に向かって押し付ける第1バネ51は、バルブアセンブリを構成する。バルブアセンブリは、基端部29(または第1チューブ101)と接続口11とをつなぐ流路12上に設けられている。接続口11に何も接続されていない状態(図2及び図3参照)では、バルブアセンブリは流路12を気密に塞いでいる。バルブアセンブリは、一方向弁と類似の構成を有している。即ち、開口62に対して基端部29側が接続口11側と同圧または接続口11側より高圧である場合には、球55は開口62を気密に封止し、基端部29(または流路12)から接続口11へ向かう気体の流れを阻止する。第1バネ51を圧縮させて球55をシールリング61から離間させることができる。このとき、開口62が開き、基端部29と接続口11とは開口62を介して連通可能である。即ち、このようにバルブアセンブリは、開口11につながる流路12を開閉可能である。
第2バネ52は、ハウジング30とロックピース40の操作部41とによってZ軸方向にわずかに圧縮されている。第2バネ52の弾性復元力は、操作部41を上方に向かって押し上げている。ロックピース40のロック部45はハウジング30の下側のスロット33bに嵌入している。
図4は、ロックピース40のロックフレーム42を通る面での第1コネクタ10の断面図である。ロックピース40の平坦面44aがハウジング30の第1平坦面34aにY軸方向に対向している。ロックピース40は、ハウジング30に対してZ軸方向に移動可能である。しかしながら、上述したように、第2バネ52がロックピース40を上方に向かって付勢している。第2バネ52の弾性復元力が、ロックピース40の段差面44cをハウジング30の段差面34cにZ軸方向に当接させている。段差面44cが段差面34cに当接しているとき、ロック部45はスロット33bからわずかに上方に突き出ている(図3参照)。操作部41を下方に押下することができる。このとき、第2バネ52が圧縮され、ロック部45はスロット33b内に収納される。
第1コネクタ10に、第2コネクタ80及びリリースキャップ70のいずれもが接続されていない状態(図2〜図4参照)を、第1コネクタ10の「初期状態」という。
図10は、第2コネクタ80の断面斜視図である。第2コネクタ80は、第2チューブ102に設けられたコネクタベース(第2コネクタベース)81とOリング89とを備える。コネクタベース81は、連通管82と、連通管82と同軸に配置され且つ連通管82を取り囲む略円筒形状の外筒84と、第2チューブ102が接続される基端部88とを備える。連通管82は、貫通孔83が設けられた中空の略円筒形状を有する。貫通孔83は、第2コネクタ80の軸(図示せず)に沿って、第2コネクタ80を貫通している。基端部88は第2コネクタ80の基端部を構成する。基端部88は、中空の略円筒形状を有し、連通管82と同軸に配置され且つ連通管82と連通している。連通管82の先端82aは、外筒84よりも突出している。連通管82には、先端82aから連通管82の基端に向かって延びた一対の切り欠き82bが設けられている。外筒84の外周面には、環状溝85及びテーパ面86が設けられている。環状溝85は、周方向に延びた連続溝である。テーパ面86は、環状溝85に対して外筒84の先端側に配置され、先端に向かって外径が小さくなる略円錐面である。外筒84の先端に周方向に連続した凹溝87が形成されている。Oリング89は、凹溝87に嵌入されてコネクタベース81に保持される。連通管82及び外筒84は、凹溝87及びこれに保持されたOリング89を除いて、リリースキャップ70の連通管72及び外筒74(図9参照)と互換性を有している。
コネクタベース81の材料は、制限はないが、上述したコネクタベース20の材料として列記した樹脂材料の中から選択しうる。コネクタベース81は、上記の樹脂材料を用いて、射出成形法等により全体を一部品として一体的に製造することができる。
第2チューブ102は、基端部88に挿入され、基端部88に接着等により気密に接続され固定される。第2チューブ102と連通管82の貫通孔83とは連通している。
第2チューブ102は、空気ポンプ130による圧力に対する耐圧性を有し、且つ、可撓性を有することが好ましい。第2チューブ102の材料は、制限はないが、上述した第1チューブ101の材料として列記した材料の中から選択しうる。
Oリング89は、第1コネクタ10と第2コネクタ80との間に気密なシールを形成するために使用される。Oリング89の材料は、制限はないが、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴムなどのゴムが好ましい。
本実施形態の接続具1は、図1に示すように押出装置100において加圧バッグ110と空気ポンプ130とをつなぐ空気流路上に設けることができる。第1コネクタ10は、加圧バッグ110に連通した第1チューブ101に設けられる。第2コネクタ80は、空気ポンプ130に連通した第2チューブ102に設けられる(図2参照)。
空気ポンプ130は、ポンプ基部131に対してハンドル132を往復移動させることにより、空気を第2チューブ102に送出することができる手動式のピストンポンプである。空気ポンプ130から送出された空気は、第2チューブ102、接続具1、第1チューブ101、連結管119を介して加圧バッグ110に送られる。
加圧バッグ110は、略矩形の平面視形状を有し、その一辺(第1短辺)の開口112にて開口し、開口112と反対側の辺(第2短辺)を底部113とする袋状物である(特許文献3参照)。図11は、加圧バッグ110の断面図である。加圧バッグ110内に、開口112につながる収納室111が設けられている。収納室111は、開口112のみを介して外界と連通している。加圧バッグ110は、内シート115及び外シート116が、外シート116が内シート115に対して収納室111とは反対側に位置するように重ね合わされた二重構造を有する。内シート115と外シート116との間に密封された加圧室117が形成されるように、内シート115と外シート116とがそれらの外周端に沿って互いにシールされている。加圧室117は、底部113を介して収納室111に対して一方の側から他方の側に延在している。連結管119が、加圧室117に連通するように、外シート116に設けられている。経腸栄養において患者に投与される液状物が充填された袋状容器150(図1参照)は、開口112から収納室111に収納される。この状態で、連結管119を介して加圧室117に空気を送り込む。加圧バッグ110が膨張し、収納室111内の袋状容器150を圧縮する。
内シート115及び外シート116は、容易に変形可能な可撓性(または柔軟性)を有する。シート115,116は、更に、加圧室117に空気を所定圧力(一般に40〜60kPa)にまで注入しても、空気が外界に漏れ出ることがないシール性と、加圧バッグ110が破裂しない機械的強度とを備えることが好ましい。シート115,116の材料としては、このような特性を満足すれば制限はなく、例えばポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、軟質ポリ塩化ビニルなどの樹脂材料を用いることができる。加圧室117を膨張させたときに収納室111内の袋状容器150を効果的に加圧するために、外シート116は、実質的に伸縮性を有しないことが好ましい。シート115,116のそれぞれは、材料が異なる複数の層が積層された積層シートであってもよい。内シート115と外シート116の材料は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
連通管119は、加圧室117と外界とを連通させることができれば、その材料は任意である。実質的に変形しない硬質材料や、容易に変形可能な軟質材料のいずれであってもよい。硬質材料としては、樹脂材料や金属材料を例示できる。軟質材料としては、ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質ポリ塩化ビニル等を例示できる。
図1に戻り、連結管119は第1チューブ101に接続されている。連結管119を第1チューブ101に接続するコネクタに、圧力ゲージ120が設けられている。圧力ゲージ120は加圧室117(図11参照)内の空気の圧力を表示する。圧力ゲージ120は、加圧室117の圧力が所定値を超えると空気を外界に放出して加圧室117の圧力を当該所定値以下にするリミッタ機能を備える。
押出装置100を用いて経腸栄養を行う手順を説明する。
最初に、図1に示す押出装置100を用意する。加圧バッグ110の加圧室117(図11参照)は、まだ膨張していない。
図12は、第1コネクタ10に第2コネクタ80が接続された接続具1の斜視図である。図13は、図12の13−13線を含む面に沿った接続具1の断面図である。第1コネクタ10の接続口11(図2、図3参照)に第2コネクタ80が挿入されている。より詳細には、第2コネクタ80の連通管82は、ハウジング30の隔壁31に設けられた貫通孔32及びシールリング61に設けられた開口62を順に突き抜けて、シールリング61から基端部29側に突出している。連通管82の先端82aは球55に当接し、球55を基端部29側に移動させている。球55はシールリング61からX軸方向に離間している。第1バネ51は圧縮変形されている。第1コネクタ10の流路12は、連通管82に設けられた切り欠き82bを介して、連通管82の貫通孔83と連通している。したがって、第1チューブ101、流路12、切り欠き82b、貫通孔83、第2チューブ102が順に連通する。
第1コネクタ10のロックピース40のロック部45が、第2コネクタ80の外筒84に設けられた環状溝85に嵌入している。即ち、ロックピース40(特にそのロック部45)が第2コネクタ80(特にその外筒84)に係合している。第2コネクタ80に対するロック部45の係合を解除しない限り、第2コネクタ80を第1コネクタ10から分離することはできない。ロックピース40(特にそのロック部45)は、第1コネクタ10に第2コネクタ80が接続された状態を維持するための「ロック機構」として機能する。ロック機構が作動した状態(即ち、ロック部45が第2コネクタ80に係合した状態)を「ロック状態」という。
初期状態の第1コネクタ10(図2、図3参照)に対して第2コネクタ80を接続するには、第1コネクタ10の接続口11に第2コネクタ80を挿入するだけでよい。図3の状態において、第2コネクタ80を第1コネクタ10の接続口11に挿入すると、接続口11の内周面から突出したロック部45が第2コネクタ80の外筒84のテーパ面86に当接する。第2コネクタ80を第1コネクタ10に更に押し込むと、テーパ面86は、ロック部45上を摺動しながらロック部45を下方に移動させる。そして、環状溝85がロック部45の上方に移動すると、第2バネ52の弾性復元力がロックピース40を上方に押し上げてロック部45が環状溝85に嵌入する(図13参照)。このように、本実施形態では、第1コネクタ10の接続口11に第2コネクタ80を単に挿入するだけで、ロック機構が自動的に作動する(即ち、ロック状態に移行する)。テーパ面86及び環状溝85は第2コネクタ80の全周にわたって連続的に設けられているので、第1コネクタ10に対する第2コネクタ80の軸周りの回転方向の位置合わせは不要である。
ロック部45が環状溝85に嵌入するとき、「カチッ」というクリック音が発生する。作業者は、このクリック音により、第1コネクタ10に第2コネクタ80が正しく接続され、ロック機構がロック状態に移行したことを確認することができる。
第2コネクタ80の外筒84の先端に設けられたOリング89は、第1コネクタ10の隔壁31にX軸方向に当接している。Oリング89は、外筒84と隔壁31とによってX軸方向に圧縮され、これらとの間に気密なシールを形成する。これは、流路12内の空気が、第1コネクタ10(隔壁31)と第2コネクタ80(外筒84)との間を通って外界に漏れ出るのを確実に防止する。
図1に戻り、患者に投与される液状物(経腸栄養剤)が充填された袋状容器150を、加圧バッグ110の開口112から収納室111(図11参照)に挿入する。袋状容器150は、可撓性を有するシートを貼り合わせて構成され、「パウチ」または「ラミネートパック」などとも呼ばれるものである。袋状容器150のポート152に柔軟なチューブ(例えば経腸栄養セット、図示せず)の上流端が接続される。チューブの下流端は、患者に留置されたカテーテルに接続される。カテーテルは、例えば患者の腹に形成された胃瘻に挿入された胃瘻カテーテルであってもよい。チューブには、その流路を開閉するためのクランプが設けられている。この段階では、チューブの流路はクランプによって閉じられている。
空気ポンプ130を操作して、空気を加圧バッグ110の加圧室117(図11参照)に送り込む。加圧バッグ110は膨張し、収納室111に収納された袋状容器150を加圧する。但し、チューブの流路が閉じられているので、袋状容器150から液状物は流出できない。
加圧室117内の圧力は圧力ゲージ120で確認できる。加圧室117内の圧力が所定値(例えば40kPa)に到達したことを確認後、第2コネクタ80を第1コネクタ10から分離する。分離は、図13においてロックピース40の操作部41を押下することにより可能である。操作部41を押下すると、ロック部45が下降し、第2コネクタ80の環状溝85から脱出する。第2コネクタ80に対するロック部45の係合が解除される。即ち、ロック機構が非作動状態(非ロック状態)となる。加圧室117及びこれに連通する第1チューブ101及び流路12は高圧である。この高圧は、ロック機構が非ロック状態に移行すると、直ちに球55をシールリング61に向かって移動させる。球55はシールリング61の開口62を規定する端縁に密着し、開口62を気密に塞ぐ。移動する球55は、第2コネクタ80の連通管82を押し出す。第2コネクタ80は第1コネクタ10から押し出される。第1バネ51の弾性復元力は、球55の移動と第2コネクタ80の第1コネクタ10からの押し出しに加担する。操作部41から指を離すと、第2バネ52はロックピース40を上昇させる。
かくして、第2コネクタ80が第1コネクタ10から分離され、第1コネクタ10は初期状態に戻る(図2、図3参照)。次いで、袋状容器150とカテーテルとをつなぐチューブに設けられたクランプを操作し、チューブの流路を開く。膨張した加圧バッグ110が袋状容器150を圧縮し、袋状容器150内の液状物はポート152から患者に向かって押し出される。球55がシールリング61の開口62を塞いでいるので(図3参照)、加圧室117内の空気は外界に漏れ出ない。袋状容器150から液状物が流出することによる袋状容器150の体積減小はわずかである。加圧室117がほぼ一定の圧力のままで加圧バッグ110は袋状容器150を圧縮し続ける。
袋状容器150から液状物が押し出された後、図14に示すように、第1コネクタ10にリリースキャップ70を接続する。図15は、図14の15−15線を含む面に沿った接続具1の断面図である。図14及び図15では、第2コネクタ80及び第2チューブ102の図示は省略されている。上述したように、リリースキャップ70の連通管72及び外筒74は、第2コネクタ80の連通管82及び外筒84と互換性を有している。したがって、リリースキャップ70は、第2コネクタ80と概略同様にして第1コネクタ10に接続することができる。操作片77を掴むと、第1コネクタ10に対するリリースキャップ70の接続が容易である。
リリースキャップ70の連通管72は、ハウジング30の貫通孔32及びシールリング61の開口62を順にを突き抜けて、シールリング61から基端部29側に突出している。連通管72の先端72aは球55に当接し、球55を基端部29側に移動させている。球55はシールリング61からX軸方向に離間している。第1バネ51は圧縮変形されている。第1コネクタ10の流路12は、連通管72に設けられた切り欠き72bを介して、連通管72の貫通孔73と連通している。したがって、加圧室117(図11参照)内の空気は、第1チューブ101、流路12、切り欠き72b、貫通孔73を順に通過して外界に放出される。加圧室117内の圧力が開放される。平らに押し潰された袋状容器150を加圧バッグ110の加圧室117から取り出す。加圧バッグを押し潰して加圧室117内の空気を外界に出し切る。
第1コネクタ10のロックピース40のロック部45が、リリースキャップ70の外筒74に設けられた環状溝75に嵌入している。即ち、ロックピース40(特にそのロック部45)がリリースキャップ70(特にその外筒74)に係合している。ロック機構が作動したロック状態にある。このため、一旦リリースキャップ70を第1コネクタ10に接続した後は、リリースキャップ70に手を触れることなく、加圧室117の空気の放出を行うことができる。
その後、操作部41を押下して、リリースキャップ70に対するロック部45の係合を解除する(非ロック状態)。第1バネ51の弾性復元力が球55をシールリング61に向かって押し出す。球55はシールリング61の開口62を規定する端縁に密着し、開口62を気密に塞ぐ。移動する球55は、リリースキャップ70の連通管72を押し出す。必要に応じて、操作片77を掴んでリリースキャップ70を第1コネクタ10から引き抜く。リリースキャップ70は、第1コネクタ10から分離される。第1コネクタ10は初期状態に戻る(図2、図3参照)。
以上のように、押出装置100は加圧バッグ110と空気ポンプ130とをつなぐ空気流路上に接続具1を備えている(図1参照)。第1コネクタ10は第1チューブ101を介して加圧バッグ110に連通され、第2コネクタ80は第2チューブ102を介して空気ポンプ130に連通されている。空気ポンプ130で加圧バッグ110を膨張させるときには、加圧バッグ110が空気ポンプ130に連通されるように、第1コネクタ10に第2コネクタ80を接続する(図1、図12、図13参照)。加圧バッグ110が所定圧力に達して膨張すると、加圧バッグ110と空気ポンプ130との連通を遮断して加圧バッグ110から空気が漏れないように、第1コネクタ10から第2コネクタ80を分離する(図2、図3参照)。袋状容器150から液状物が押し出された後は、加圧バッグ110内の空気が外界に放出されるように、第1コネクタ10にリリースキャップ70を接続する(図14、図15参照)。経腸栄養の進捗に応じて、第1コネクタ10に接続するものを順次変更する。接続具1を目視して、第1コネクタ10に何が接続されているかもしくは何も接続されていないかを確認するだけで、加圧バッグ110の接続先を直感的に理解できる。
上述したように、従来の押出装置では、加圧バッグと空気ポンプとをつなぐ空気流路上に三方活栓が設けられていた。三方活栓は、ハンドルを90度ごとに回転させることにより、空気流路の連通状態を切り替えることができる。しかしながら、一般的な三方活栓ではその内部の空気流路を直接目視することはできず、ハンドルの回転位置から空気流路の連通状態を推測する必要がある。このため、三方活栓に不慣れな介護者には、加圧バッグに何が接続されているかを理解することができず、これが三方活栓を備えた押出装置の使用を困難にさせていた。
本実施形態の接続具1では、第1コネクタ10に、第2コネクタ80及びリリースキャップ70を選択的に接続可能である。このため、三方活栓とは異なり、接続具1の状態から加圧バッグ110に何が接続されているかを容易に理解できる。このように、接続具1によれば、接続具1が空気流路に設けられた場合に、当該空気流路が連通、遮断、外界への開放のいずれに切り替えられているかを直感的に理解容易である。このため、接続具1を備えた押出装置100は、従来の押出装置と異なり、三方活栓を備えていないので、三方活栓に不慣れな介護者にも操作が容易である。
第1コネクタ10は、第1コネクタ10を貫通する流路12を開閉するバルブアセンブリを備える。バルブアセンブリは、第1コネクタ10に第2コネクタ80及びリリースキャップ70のいずれもが接続されていないとき、流路12を通って接続口11へ向かう気体の流れを阻止するように構成されている(図3参照)。第1コネクタ10に第2コネクタ80を接続すると、第2コネクタ80がバルブアセンブリに作用してバルブアセンブリが流路12を開く(図13参照)。第1コネクタ10にリリースキャップ70を接続すると、リリースキャップ70がバルブアセンブリに作用してバルブアセンブリが流路12を開く(図15参照)。このように、バルブアセンブリは、第1コネクタ10に対する第2コネクタ80及びリリースキャップ70の接続に連動して流路12を開放する。バルブアセンブリによる流路12の開放は、第2コネクタ80及びリリースキャップ70がバルブアセンブリに直接作用することにより行われる。バルブアセンブリを開放させるために、第2コネクタ80及びリリースキャップ70以外の特別な部材は不要であり、また、第1コネクタ10に第2コネクタ80及びリリースキャップ70を接続する以外に特別な操作も不要である。これは、第1コネクタ10(更には接続具1)の構成を簡単にし、バルブアセンブリの開放操作を簡単にし、バルブアセンブリの開放操作忘れをなくすのに有利である。
第2コネクタ80及びリリースキャップ70は、第1コネクタ10の接続口11に挿抜される。バルブアセンブリは、第1コネクタ10の接続口11につながる流路12に設けられている。このため、第1コネクタ10に接続(または挿入)された第2コネクタ80及びリリースキャップ70がバルブアセンブリに作用する構成を容易に実現できる。
バルブアセンブリは、開口62が設けられたシールリング61と、シールリング61の開口62を気密に封止可能な球(弁体)55とを備える。流路12が開口62を通るようにシールリング61は流路12上に設けられている。シールリング61は球55に対して接続口11側に配置される。球55は、流路12に設けられ、流路12に沿って(即ち、流路12を流れる空気の移動方向(X軸)に沿って)移動可能である。これにより、接続口11に第2コネクタ80及びリリースキャップ70を挿入すると、第2コネクタ80の先端82a及びリリースキャップ70の先端72aが球55をシールリング61から離間させて、流路12を確実に開放させることができる。また、接続口11から第2コネクタ80を引き抜くと、加圧バッグ110内の高圧が球55をシールリング61に向かって移動させ、流路12を確実に閉鎖させることができる。したがって、第1コネクタ10に対する第2コネクタ80及びリリースキャップ70の接続に連動して流路12を開放し、且つ、第1コネクタ10に対する第2コネクタ80の分離に連動して流路12を閉鎖するバルブアセンブリを、簡単な構成で実現することができる。
バルブアセンブリは、球55をシールリング61に向かって付勢する第1弾性部材(第1バネ51)を更に備える。これにより、加圧バッグ110が膨張していなくても、第1コネクタ10から第2コネクタ80及びリリースキャップ70を分離すると、バルブアセンブリは流路12を直ちに閉鎖する。その後、第1コネクタ10に第2コネクタ80またはリリースキャップ70が接続されるまで、バルブアセンブリは流路12を確実に閉鎖し続ける。これは、例えば、押出装置100を、その不使用時に、第1コネクタ10に何も接続しないで放置した場合に、接続口11から進入したゴミがシールリング61の開口62の端縁や球55に付着してシールリング61と球55との間に形成されるシールの気密性を低下させるという問題の発生を防止するのに有利である。
シールリング61は軟質材料からなる。これにより、シールリング61と球55との間に形成されるシールの気密性が向上する。また、球55として、汎用されている安価な金属球を使用することが可能になる。
接続具1は、第1コネクタ10に第2コネクタ80が接続された状態を維持するロック機構を備えている。ロック機構は、第1コネクタ10から第2コネクタ80が意図せずに分離するのを防止する。このため、加圧室117が所望する圧力に達するまで加圧バッグ110を膨張させるのが容易である。
ロック機構は、第1コネクタ10に第2コネクタ80を接続すると、この接続状態が維持されるように直ちに作動してロック状態になる。ロック機構をロック状態にするために特別な操作は不要である。このため、ロック機構をロック状態に切り替える操作を忘れて、第1コネクタ10から第2コネクタ80が意図せずに分離してしまうという問題の発生を防止できる。
ロック機構は、リリースキャップ70に対しても、第1コネクタ10に対するのと同様に動作する。即ち、ロック機構は、第1コネクタ10にリリースキャップ70を接続すると、この接続状態が維持されるように直ちに作動してロック状態になる。ロック機構をロック状態にするために特別な操作は不要である。このため、加圧室117内の空気を外界に放出するときに、リリースキャップ70が第1コネクタ10から分離しないようにリリースキャップ70を手で保持し続ける必要がない。
ロック機構は、第1コネクタ10に設けられている。このため、第1コネクタ10及びリリースキャップ70のいずれに対しても作用するロック機構を、簡単な構成で実現することができる。
ロック機構は、第1コネクタ10に設けられたロックピース40を備える。ロックピース40は、接続口11に対して第2コネクタ80及びリリースキャップ70を挿抜する方向(X軸方向)に垂直な方向に沿って移動可能である。ロックピース40(特にそのロック部45)は、第1コネクタ10に第2コネクタ80及びリリースキャップ70を接続したとき、第2コネクタ80及びリリースキャップ70に係合可能である。ロックピース40の移動方向(Z軸方向)が第2コネクタ80及びリリースキャップ70の挿抜方向(X軸方向)に対して垂直であるので、一旦ロックピース40が第2コネクタ80及びリリースキャップ70に係合した後は、第2コネクタ80及びリリースキャップ70に引張り力が加えられてもその係合が意図せずに解除される可能性は低い。これは、第1コネクタ10に第2コネクタ80及びリリースキャップ70が接続された状態を維持するロック機構の信頼性を向上させる。
ロック機構は、第1コネクタ10に設けられた第2弾性部材(第2バネ52)を更に備える。第2弾性部材は、ロックピース40が第2コネクタ80及びリリースキャップ70に係合した状態が維持されるようにロックピース40を弾性的に付勢する。これは、第2コネクタ80及びリリースキャップ70に対するロックピース40の係合が意図せずに解除される可能性を低下させ、且つ、必要な場合にはその係合の解除を容易にするのに有利である。
リリースキャップ70は、柔軟なバンド69を介して第1コネクタ10に連結されている(図2参照)。このため、必要時にはすぐにリリースキャップ70を第1コネクタ10に接続することができる。また、リリースキャップ70を第1コネクタ10に接続していないときに、小型のリリースキャップ70を紛失する可能性は低い。
シールリング61とリリースキャップ70とは柔軟なバンド69を介して一部品(キャップ成型品60)として一体的に成形されている(図5、図9参照)。接続具1を構成する部材のうち軟質材料からなる部材を一部品として一体化されるので、接続具1を構成する部材の数が減少するとともに、接続具1を安価に提供できる。
上記の実施形態は例示に過ぎない。本発明は、上記の実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
バルブアセンブリの構成は、上記の実施形態に限定されず、任意に変更できる。
バルブアセンブリが、第1バネ51を備えていなくてもよい。この場合、第1コネクタ10に第2コネクタ80及びリリースキャップ70のいずれもが接続されていない状態において流路12を通って接続口11へ向かう気体の流れが発生すれば、一般的な一方向弁と同様に、球55は、当該気体の流れによって移動して開口62を気密に封止する。即ち、本発明のバルブアセンブリは、第1バネ51を備えているか否かにかかわらず、第1コネクタ10に第2コネクタ80及びリリースキャップ70のいずれもが接続されていないとき、流路12を通って接続口11へ向かう気体の流れを阻止する。
ハウジング30の隔壁31を、バルブアセンブリを構成するシールリングとして機能させることにより、シールリング61を省略することができる。この場合、球55は、シールリングとしての隔壁31の開口(貫通孔)32を気密に封止する。気密性を向上させるため、隔壁31及び球55のうちの少なくとも一方を軟質材料で構成してもよい。軟質材料としては、シールリング61またはOリング89の材料として上記した材料を使用可能である。
上記の実施形態では、バルブアセンブリは、シールリング61の開口62を開閉する弁体として球55を備える。球55は、異方性がないので、その向きにかかわらず安定した開閉動作をする。但し、本発明のバルブアセンブリを構成する弁体は、球55に限定されず、例えば開口62に嵌入可能な円錐体や、開口62を塞ぐようにシールリング61に密着可能な平板など、任意の形状を有していてもよい。一方向弁として公知の構成の多くは本発明のバルブアセンブリに適用可能である。
ロック機構の構成も、上記の実施形態に限定されず、任意に変更できる。ロック機構は、第1コネクタ10と第2コネクタ80(及びリリースキャップ70)との接続状態を維持することができれば、その構成は任意である。
例えば、ロック機構が、第1コネクタ10に設けられた揺動可能なレバーと、レバーの先端に設けられた、第2コネクタ80(及びリリースキャップ70)に係合可能な爪とで構成されてもよい。
ロック機構は、第1コネクタ10ではなく、第2コネクタ80(及びリリースキャップ70)に設けられてもよい。
上記の実施形態では、ロック機構は、第1コネクタ10に第2コネクタ80及びリリースキャップ70を接続すると自動的にロック状態に切り替わるように構成されていたが、本発明はこれに限定されない。即ち、第1コネクタ10に第2コネクタ80またはリリースキャップ70を接続した後、ロック機構をロック状態に切り替えるための特別な操作が必要であってもよい。
ロック機構が、第1コネクタ10に対して第2コネクタ80(及びリリースキャップ70)を軸周りに回転させることとによりロック状態と非ロック状態とが切り替わるように構成されていてもよい。例えば、第1コネクタ10に対して第2コネクタ80(及びリリースキャップ70)を回転させると係合及び係合の解除が切り替わるような係合構造(例えば爪、ネジなど)を第1コネクタ10及び第2コネクタ80(及びリリースキャップ70)のそれぞれに設けてもよい。
上記の実施形態では、ロック機構は、第1コネクタ10にリリースキャップ70が接続された状態をも維持したが、ロック機構は第1コネクタ10にリリースキャップ70が接続された状態を維持しなくてもよい。
本発明の接続具は、ロック機構を備えていなくてもよい。例えば、本発明の接続具は、第1コネクタ10と第2コネクタ80との間の摩擦力によって、第1コネクタ10に第2コネクタ80が接続された状態が維持されるように構成されていてもよい。同様に、本発明の接続具は、第1コネクタ10とリリースキャップ70との間の摩擦力によって、第1コネクタ10にリリースキャップ70が接続された状態が維持されるように構成されていてもよい。上記の摩擦力は、例えばオステーパ面とメステーパ面との嵌合(いわゆるテーパ嵌合)によって発生させることができる。
第1コネクタ10の構成も、上記の実施形態に限定されない。第1コネクタ10がハウジング30及びコネクタベース20を備えることは必須ではない。上記の実施形態では、接続口11と基端部29とが別個の部品(ハウジング30及びコネクタベース20)にそれぞれ設けられていたが、これらが共通する部品に設けられていてもよい。
シールリング61とリリースキャップ70とバント69とがキャップ成型品60として一体化されていたが、これらのうちの一つが残りの2つから独立した別個の部品であってもよく、あるいは、これらの全てが互いに独立した別個の部品であってもよい。
上記の実施形態では、第1及び第2弾性部材としてバネ51,52を用いたが、第1及び第2弾性部材はこれに限定されない。第1及び第2弾性部材は、外力が加えられると変形し、外力を取り除くと直ちに初期状態に復帰するような弾性復元力を有する任意の材料(例えばゴム)で構成することができ、その形状にも制限はない。
第2コネクタ80の構成も、上記の実施形態に限定されない。
上記の実施形態では、第1コネクタ10に第2コネクタ80を接続したときに第1コネクタ10と第2コネクタ80との間を気密にシールするシール部材として、Oリング89が設けられていたが、シール部材の構成はOリング89に限定されない。例えば、シール部材が、シールリング61と同様の円環状の薄板であってもよい。シール部材は、第2コネクタ80ではなく、第1コネクタ10に設けられていてもよい。シール部材は、第1コネクタ10と第2コネクタ80とに軸方向(X軸方向)に挟まれるように配置される必要はなく、例えば第1コネクタ10と第2コネクタ80とに半径方向に挟まれるように配置されていてもよい。
第1コネクタ10と第2コネクタ80との間が気密にシールされるのであれば、Oリング89のようなシール部材を特別に設ける必要はない。例えば、第2コネクタ80(コネクタベース81)を軟質材料で構成してもよい。軟質材料としては、シールリング61またはOリング89の材料として上記した材料を使用可能である。あるいは、第1コネクタ10の接続口11にメステーパ面を設け、第2コネクタ80にオステーパ面を設け、メステーパ面とオステーパ面とを気密にテーパ嵌合させてもよい。
上記の実施形態では、リリースキャップ70は、柔軟なバンド69を介して第1コネクタ10に連結されていた(図2参照)。これは、リリースキャップ70の紛失を防止するのに有利である。但し、バンド69を省略し、リリースキャップ70が第1コネクタ10から独立していてもよい。
リリースキャップ70は、上記の実施形態では軟質材料で構成されたが、本発明はこれに限定されず、例えば第2コネクタ80と同じ硬質材料で構成されてもよい。
押出装置の構成も任意に変更できる。
加圧バッグは、膨張及び収縮が可能であり、袋状容器150を圧縮することができれば、その構成は任意である。加圧バッグが、袋状容器150を加圧バッグ内に収納して圧縮するように構成されている必要はない。特許文献1のように、加圧バッグが袋状容器150に対して一方の側のみに配置されてもよく、特許文献2のように、2つの加圧バッグが袋状容器150の両側に配置されてもよい。
空気ポンプの構成も任意である。空気ポンプが、電動式であってもよい。
圧力ゲージの構成も任意である。押出装置が、圧力ゲージを備えていなくてもよい。
上記の実施形態では、加圧室117が所定圧力に到達した後、第2コネクタ80を第1コネクタ10から分離した状態で、袋状容器150から液状物を押し出したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2コネクタ80を第1コネクタ10に接続した状態で袋状容器150から液状物を押し出してもよい。この場合、袋状容器150から液状物が押し出された後、第1コネクタ10から第2コネクタ80を分離し、代わりにリリースキャップ70を第1コネクタ10に接続する。
本発明の押出装置は、液状物が充填された袋状容器を圧縮する。液状物は、経腸栄養剤に限定されず、造影剤、ヒアルロン酸、生理食塩水、血液などの、医療分野で使用される液状物や、医療分野以外で使用される任意の液状物であってもよい。
本発明の接続具は、経腸栄養に使用される押出装置以外の任意の空気流路に使用することができる。三方活栓が設けられた空気流路に、本発明の接続具を三方活栓に置き換えて使用することができる。更に、本発明の接続具を、三方活栓が設けられていない任意の空気流路に使用することもできる。
本発明は、制限はないが、医療分野、特に経腸栄養において、好ましく利用することができる。
1 接続具
10 第1コネクタ
11 接続口
12 流路
40 ロックピース
45 ロック部
51 第1バネ(第1弾性部材)
52 第2バネ(第2弾性部材)
55 球(弁体)
61 シールリング
62 シールリングの開口
69 バンド
70 リリースキャップ
80 第2コネクタ
89 Oリング(シール部材)
100 押出装置
110 加圧バッグ
130 空気ポンプ
150 袋状容器

Claims (15)

  1. 接続口と、前記接続口につながる流路とを有する第1コネクタ、及び、
    前記接続口に挿抜されて前記第1コネクタに接続及び分離が可能な第2コネクタ及びリリースキャップを備える気体流路用接続具であって、
    前記第1コネクタは、前記第1コネクタの前記流路を開閉可能なバルブアセンブリを備え、
    前記第1コネクタに前記第2コネクタを接続すると、前記流路が開かれるように前記第2コネクタが前記バルブアセンブリに作用して前記第1コネクタと前記第2コネクタとが連通し、
    前記第1コネクタに前記リリースキャップを接続すると、前記流路が開かれるように前記リリースキャップが前記バルブアセンブリに作用して気体が前記第1コネクタから外界へ流出可能になり、
    前記第1コネクタに前記第2コネクタ及び前記リリースキャップのいずれもが接続されていないとき、前記バルブアセンブリは前記流路を通って前記接続口へ向かう気体の流れを阻止することを特徴とする気体流路用接続具。
  2. 前記バルブアセンブリは、開口が設けられたシールリングと、前記シールリングの前記開口を気密に封止可能な弁体とを備え、
    前記シールリングは、前記弁体に対して前記接続口側に、前記流路が前記シールリングの前記開口を通るように配置され、
    前記弁体は、前記流路に沿って移動可能である請求項1に記載の気体流路用接続具。
  3. 前記バルブアセンブリは、前記栓体を前記シールリングに向かって付勢する第1弾性部材を更に備える請求項2に記載の気体流路用接続具。
  4. 前記シールリング及び前記弁体のうちの少なくとも一方は軟質材料からなる請求項2又は3に記載の気体流路用接続具。
  5. 前記シールリングと前記リリースキャップとは柔軟なバンドを介して一部品として一体的に成形されている請求項2〜4のいずれか一項に記載の気体流路用接続具。
  6. 前記リリースキャップは、柔軟なバンドを介して前記第1コネクタに連結されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の気体流路用接続具。
  7. 前記第1コネクタに前記第2コネクタが接続された状態を維持するロック機構を更に備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の気体流路用接続具。
  8. 前記ロック機構は、前記第1コネクタに前記第2コネクタを接続すると、前記第1コネクタに前記第2コネクタが接続された状態を維持するように作動する請求項7に記載の気体流路用接続具。
  9. 前記ロック機構は、前記第1コネクタに前記リリースキャップを接続すると、前記第1コネクタに前記リリースキャップが接続された状態を維持するように作動する請求項7又は8に記載の気体流路用接続具。
  10. 前記ロック機構は、前記第1コネクタに設けられている請求項7〜9のいずれか一項に記載の気体流路用接続具。
  11. 前記ロック機構は、前記接続口に対して前記第2コネクタを挿抜する方向に垂直な方向に沿って移動可能なように前記第1コネクタに設けられたロックピースを備え、
    前記ロックピースは、前記第2コネクタに係合可能である請求項7〜10のいずれか一項に記載の気体流路用接続具。
  12. 前記ロック機構は、前記第1コネクタに設けられた第2弾性部材を更に備え、
    前記第2弾性部材は、前記ロックピースが前記第2コネクタに係合した状態が維持されるように前記ロックピースを弾性的に付勢する請求項11に記載の気体流路用接続具。
  13. 前記第1コネクタに前記第2コネクタを接続したとき、前記第1コネクタの前記流路を流れる気体が前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間を通って外界へ漏れ出るのを防止するシール部材が前記第1コネクタまたは前記第2コネクタに設けられている請求項1〜12のいずれか一項に記載の気体流路用接続具。
  14. 膨張及び収縮が可能な加圧バッグと、前記加圧バッグに空気を注入するための空気ポンプと、前記加圧バッグと前記空気ポンプとをつなぐ空気流路上に設けられた接続具とを備え、膨張した前記加圧バッグが液状物が充填された袋状容器を圧縮して前記液状物を前記袋状容器から押し出すように構成された押出装置であって、
    前記接続具が、請求項1〜13のいずれか一項に記載の気体流路用接続具であり、
    前記第1コネクタは前記加圧バッグに連通され、前記第2コネクタは前記空気ポンプに連通されている押出装置。
  15. 前記液状物は、経腸栄養剤である請求項14に記載の押出装置。
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