JP2005337370A - 圧縮空気供給用ソケット - Google Patents

圧縮空気供給用ソケット

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Abstract

【課題】高圧の圧縮空気によって駆動される高圧用空圧機器と、常圧の圧縮空気によって駆動される常圧用の空圧機器の双方に、最適の空気圧に調整された圧縮空気を供給することができる、圧縮空気供給用ソケットを提供する。
【解決手段】高圧専用プラグ60の先端部60bは小径の筒状に突出し、この筒状の部分の側面に複数の流体通路60cが形成されている。プラグ接続口29に高圧専用プラグ60を挿入すると、高圧専用プラグ60の先端部60bが強制開弁部材16に当接し、強制開弁部材16を押圧して、強制開弁部材16を隔壁3bの方向に移動させる。これにより、圧力制御弁ピストン11が隔壁3bに押し付けられて固定され、圧力制御弁ピストン11の突起部11bが弁体9を環状隆起部3fから離隔させる。こうして弁体9は開弁状態に固定される。
【選択図】図7

Description

本発明は、圧縮空気によって駆動される工具や機器に、所定圧力の駆動力を選択的に付与するための圧縮空気供給用ソケットに関するものである。更に詳細に述べると、本発明は高圧の圧縮空気によって駆動される高圧用空圧機器と常圧の圧縮空気によって駆動される常圧用の空圧機器の双方に、最適の空気圧に調整された圧縮空気を供給することができる、圧縮空気供給用ソケットに関するものである。
圧縮空気供給用ソケットには圧力制御弁が内装される。圧力制御弁は、その使用目的によって、幾つかの種類に分類される。例えば、1次側の高い圧力を2次側に必要な安定した圧力に減圧する減圧弁、設定圧力より高くなった圧力を大気中に放出して設定圧力を維持するリリーフ弁、危険圧力に達した圧縮空気を放出して安全を保持する安全弁、設定圧力を検知してその圧力を信号として利用するシーケンス弁等がある。
このうち、減圧弁は、弁の1次側に供給された圧縮空気の圧力を、この圧縮空気の流量又は圧力に依存することなく、予め設定された圧力まで減圧し、このようにして減圧された圧縮空気を弁の2次側から流出させる圧力制御弁である。一般的に使用されている減圧弁として直動形減圧弁がある。リリーフ弁の機能を備えた減圧弁、所謂、リリーフ付き減圧弁も開発され、使用されている。
圧縮空気によって駆動される釘打ち機やタッカーやエアダスター等の工具は、駆動力である圧縮空気の圧力によって常圧用工具と高圧用工具に分類される。一般に、常圧用工具は0.98MPa以下の圧力で駆動されるのに対し、高圧用工具は約3MPa以下の圧力で駆動される。常圧用工具に加えて高圧用工具が使用される理由は、高圧空気で駆動することにより、工具等の機器の性能を向上させることができると共に、工具等の機器の小型化を図ることができるからである。
しかし、高圧用工具は常圧の圧縮空気によっては機能しない。したがって、常圧用工具と高圧用工具を併用する場合には、常圧空気の供給源に加えて高圧空気の供給源を設ける必要がある。
常圧用及び高圧用の2種類の圧縮空気供給源を設けることは、使用者にとって負担になるばかりでなく、作業現場の配管も複雑化し、また、作業効率も低下する。このため、作業現場には高圧用の圧縮空気供給装置のみを設置し、常圧用の工具を使用するときには、減圧弁を用いて高圧の圧縮空気を常圧まで低下させるという提案がなされている。
特許文献1は、高圧用の工具にも常圧用の工具にも圧縮空気を供給することができる圧縮空気取出し装置を開示する。この装置は、空気タンクに貯められた高圧の圧縮空気を任意の圧力に調整する圧力調整器と、この圧力調整器で任意の圧力に調整された圧縮空気を高圧専用プラグ又は常圧専用プラグを介して高圧用又は常圧用の工具に接続するためのカプラとによって構成されている。カプラの一端には、圧力調整器から圧縮空気が流入するエア供給口が形成され、カプラの他端には、高圧専用プラグ及び常圧専用プラグを接続可能なソケット部が形成されている。カプラの内部には、開閉弁、一対の遮断弁(第1の実施例)、一対の筒状体(第2の実施例)等が配置され、これによって、「常圧プラグを接続したときに圧力調整器での出力エア圧が設定圧力を超えた場合に流路を遮断して常圧工具へその作動エア圧を超えた圧縮空気が供給されることを防止するとともに、遮断した後の圧力調整器での供給圧力を作動エア圧以下に再調整することにより速やかに作動エア圧の圧縮空気を供給できるようにすること」(同文献第3欄第18行乃至第23行参照)を企図する。
特開2003−97448号公報
本発明の目的は、高圧用の工具にも常圧用の工具にも圧縮空気を供給することができる圧縮空気供給用ソケットであって、その構成が簡単で、確実に動作し、小型化が容易で、かつ優れた操作性を有する、圧縮空気供給用ソケットを提供することにある。
本発明の目的は、単一の圧力制御弁を有する圧縮空気供給用ソケットであって、高圧専用プラグが接続されたときには、圧力制御弁が強制的に開弁状態に維持され、これにより、高圧の圧縮空気が減圧されることなく高圧用空圧機器に供給され、これに対して、常圧専用プラグが接続されたときには、高圧の圧縮空気が圧力制御弁によって減圧されて常圧用空圧機器に供給され、このとき、圧力制御弁の下流側圧力が設定圧力に達すると圧力制御弁が閉弁して圧縮空気の供給が停止され、更に、圧力制御弁の下流側圧力が設定圧力よりも高圧になるとリリーフ機能が働いて圧力制御弁の下流側圧力を設定圧力まで減圧する、圧縮空気供給用ソケットを提供することにある。
本発明の目的は、高圧用の圧力制御弁と常圧用の圧力制御弁を圧縮空気通路に沿って直列に配置した圧縮空気供給用ソケットであって、圧縮空気供給用ソケットに流入した高圧の圧縮空気は、高圧用の圧力制御弁によって調圧された後、常圧用の圧力制御弁を通過するように構成された、圧縮空気供給用ソケットを提供することにある。
この圧縮空気供給用ソケットの高圧用の圧力制御弁は、圧縮空気供給用ソケットに流入した高圧の圧縮空気を予め設定された圧力になるように減圧して常圧用の圧力制御弁に供給する機能を備え、圧力制御弁の下流側圧力が設定圧力に達すると閉弁して圧縮空気の供給を停止し、また、圧力制御弁の下流側圧力が設定圧力よりも高圧になるとリリーフ機能が働いて圧力制御弁の下流側圧力を設定圧力まで減圧させる。高圧用の圧力制御弁は、圧縮空気供給用ソケットに高圧専用プラグが接続されたときにも、常圧専用プラグが接続されたときにも、同様に機能する。
これに対して、同ソケットの常圧用の圧力制御弁は、圧縮空気供給用ソケットに高圧専用プラグが接続されるか、常圧専用プラグが接続されるかによって、その機能が異なる。すなわち、常圧専用プラグが接続されると、常圧用の圧力制御弁は、高圧用の圧力制御弁から流入した高圧の圧縮空気を予め設定された圧力になるように減圧して常圧用空圧機器に供給するが、圧力制御弁の下流側圧力が設定圧力に達すると閉弁して圧縮空気の供給を停止し、また、圧力制御弁の下流側圧力が設定圧力よりも高圧になるとリリーフ機能が働いて圧力制御弁の下流側圧力を設定圧力まで減圧させる。しかし、高圧専用プラグが接続されると、常圧用の圧力制御弁は強制的に開弁状態に維持され、高圧用の圧力制御弁から流入した高圧の圧縮空気を高圧用空圧機器にそのまま供給する。
本発明の圧縮空気供給用ソケットは、ハウジングと、前記ハウジングの内部に形成された流体通路と、前記流体通路の上流側端部に開口した圧縮空気流入口と、前記流体通路の下流側端部に開口したプラグ接続口と、前記流体通路に介装された圧力制御弁とを有し、前記圧力制御弁は、前記流体通路を1次側通路と2次側通路とに画成する、弁装置と、前記弁装置と前記プラグ接続口との間に形成されたシリンダ部と、前記シリンダ部に摺動自在に嵌合し、かつ、前記弁装置の方向に往復動することによって前記弁装置の弁開度を変化させる、ピストンと、前記弁装置を開弁させる方向に前記ピストンを常時付勢する圧力調整バネと、前記2次側通路と前記ハウジングの外部との間に延在し、かつ、前記ピストンが前記弁装置に係合すると閉鎖し、前記ピストンが前記弁装置から離隔すると開放する、リリーフ通路と、前記プラグ接続口に高圧専用プラグが接続されると、前記ピストンを前記弁装置に係合させると共に前記弁装置を開弁させる、強制開弁部材とを有することを特徴とする。
本発明の圧縮空気供給用ソケットは、また、前記ピストンと前記プラグ接続口の間の前記2次側通路に、前記プラグ接続口にプラグが接続されたときに開放し、かつ、前記プラグ接続口にプラグが接続されていないときに閉鎖する、開閉弁を介装し、前記ピストンと前記開閉弁の間の前記2次側通路に圧力室を画成し、前記ピストンの前記圧力室側の端面に前記強制開弁部材の一端を連結し、前記強制開弁部材は、前記圧力室を横切り、更に、前記開閉弁の弁体を貫通して延在し、前記強制開弁部材の他端は前記開閉弁の下流側に位置し、前記強制開弁部材は、前記開閉弁の弁体によって、気密状態を維持しつつ摺動可能に支持されていることを特徴とする。
本発明の圧縮空気供給用ソケットは、必要に応じて、圧力室の圧力を表示する圧力計を備えることができる。
本発明の圧縮空気供給用ソケットは、更に、前記1次側通路に介装された第2の圧力制御弁を有し、前記第2の圧力制御弁は、前記1次側通路を、前記圧縮空気流入口に連通する1次側上流通路と、前記弁装置の上流側に連通する1次側下流通路とに画成する、第2の弁装置と、前記1次側下流通路に沿って形成されたシリンダ部と、前記シリンダ部に摺動可能に嵌合し、かつ、前記第2の弁装置に係合して前記第2の弁装置の弁開度を変化させる、第2のピストンと、前記第2の弁装置を開弁させる方向に前記第2のピストンを付勢する第2の圧力調整バネと、前記1次側下流通路と前記ハウジングの外部との間に延在し、かつ、前記第2のピストンが前記第2の弁装置に係合すると閉鎖し、前記第2のピストンが前記第2の弁装置から離隔すると開放する、第2のリリーフ通路とを有する、前記圧縮空気供給用ソケットとして構成することができる。
本発明の圧縮空気供給用ソケットに常圧専用プラグを接続したときには、同ソケットのハウジングに内蔵された圧力制御弁が、予め設定された圧力調整バネの弾発力に応じて、減圧弁、遮断弁及びリリーフ弁として動作する。したがって、圧力調整バネの弾発力を常圧用に設定すれば、常圧用の空気圧機器に最適の圧力の圧縮空気を連続的に供給することが可能であるという利点がある。また、本発明の圧縮空気供給用ソケットに高圧専用プラグを接続したときには、常圧用に設定された圧力制御弁が強制的に開弁状態に移行し、この開弁状態は高圧専用プラグが接続されている間は維持される。したがって、同圧力制御弁の設定圧力とは無関係に、高圧の圧縮空気をそのまま高圧用の空気圧機器に連続的に供給することができるという利点がある。
本発明の圧縮空気供給用ソケットは少ない部品点数で構成することができるから、その構成を単純化することが可能であるという利点がある。また、単純な構成を有するから可動部品の動作確実性が向上し、保守のための負担が少ないという利点がある。更に、少ない部品点数で単純な構成を有するから容易に小型化することが可能になり、優れた操作性を有する圧縮空気供給用ソケットを提供することができるという利点がある。
本発明の圧縮空気供給用ソケットに常圧用の圧力制御弁と高圧用の圧力制御弁を直列に配置し、これらの圧力制御弁がそれぞれ独立して減圧弁、遮断弁及びリリーフ弁として動作するように構成すれば、同ソケットに供給される高圧の圧縮空気の圧力が変動した場合においても、常圧用の空圧機器及び高圧用の空圧機器の双方に最適の圧力で圧縮空気を供給することができるという利点がある。
本発明の圧縮空気供給用ソケットに圧力計を取付け、この圧力計によって同ソケットの圧力室の圧力を目視することができるように構成すれば、同ソケットの圧力制御弁の設定圧力を確実に設定することが可能になると共に、同ソケットから空圧機器に供給される圧縮空気の圧力を逐次確認することができるという利点がある。
圧縮空気供給用ソケットの圧力制御弁を構成するピストンに、弁装置の方向に突出する突起部を形成し、この突起部を弁装置の弁体に係合させる。リリーフ通路をピストンに形成し、リリーフ通路の一端をこの突起部の先端に開口させる。リリーフ通路の他端はピストンの側面に開口させ、圧力調整バネを収容したバネ室を介して、ハウジングの側面から大気中に連通させる。ピストンの突起部が弁装置の弁体に係合しているときには、リリーフ通路はこの弁体によって閉鎖され、ピストンの突起部がこの弁体から離隔したときにリリーフ通路が大気中に連通するように構成する。ピストンには、また、流体通路を形成し、弁装置を通過した圧縮空気がこの流体通路を通って圧力室に流入し、圧力室から開閉弁を通ってプラグ接続口に流出するように構成する。開閉弁の弁体は、全体として筒状の形態をなす単一の摺動部材で構成し、常圧専用プラグが接続されたときにも高圧専用プラグが接続されたときにも摺動して、開閉弁を開放するように構成する。そして、強制開弁部材の一端をピストンの圧力室側の端面に連結し、他端を開閉弁の弁体の内部に位置させる。強制開弁部材は開閉弁の弁体の中央部を貫通し、この弁体に関して摺動可能に配置される。強制開弁部材と開閉弁の弁体との間には密封部材が介装される。
図1乃至7は、本発明の第1実施例を示す図である。これらの図中で使用した参照番号のうち、同一の参照番号は同一の構成要素を示す。
図1は、本発明の圧縮空気供給用ソケット1の基本構造を示す断面図である。ソケット1の全体的な特徴は、ソケット1の構成要素が軸線Xに沿って配置されていることにある。ソケット1のハウジング2は、圧力制御弁ハウジング3と開閉弁ハウジング4とを圧力室ハウジング5によって連結することによって構成される。これらのハウジング3、4、5は、全体として、中空の円筒形状の部材によって構成される。この結果、ソケット1のハウジング2も全体として円筒状の形態を成す。
圧力制御弁ハウジング3の内周面に形成された雌ねじ部3aを、圧力室ハウジング5の外周面に形成された雄ねじ部5aに螺合させることにより、ハウジング3はハウジング5に連結される。したがって、ハウジング5を固定し、ハウジング3を軸線Xの周囲に回転させると、ハウジング3は軸線Xに沿って移動する。ハウジング5の外周面に形成された環状の段差部5bは、ハウジング3の軸線Xに沿う方向への移動距離を制限する。
開閉弁ハウジング4と圧力室ハウジング5とは、開閉弁ハウジング4の内周面に形成された雌ねじ部4aを圧力室ハウジング5の外周面に形成された雄ねじ部5cに螺合させることによって、互いに連結される。開閉弁ハウジング4を圧力室ハウジング5に締結する際、ハウジング4、5の間に環状弁座部材6を挟み込むようにして固定する。環状弁座部材6は、ソケット1の開閉弁7の弁座を構成する部材である。
圧力制御ハウジング3の内部空間には環状の隔壁3bが形成され、ハウジング3の内部空間は隔壁3bによって上流側空間3cと下流側空間3dとに区分される。隔壁3の中央部には、上流側空間3cと下流側空間3dとを連通させる流体通路3eが形成されている。
隔壁3bの上流側空間3cの側の面には、流体通路3eの開口部を囲繞するように、環状の隆起部3fが形成されている。また、流体通路3eの一部には、下流側空間3dに向かって拡径した形状の部分が形成されている。
上流側空間3cには圧縮空気の流入口を形成するポート部材8が取付けられる。ポート部材8は中央貫通孔8aを有し、中央貫通孔8aは、隔壁3bの中央を貫通する流体通路3eに連通する。ポート部材8の外周面には雄ねじ部8bが形成され、ポート部材8は、雄ねじ部8bを、ハウジング3の上流側空間3cの周面に形成された雌ねじ部3gに螺合させることによって、ハウジング3に固定される。ポート部材8をユニバーサル継手(図示せず。)を介してハウジング3に取付けることも可能である。ユニバーサル継手を使用すると、ポート部材8に連結される圧縮空気供給用ホース(図示せず。)に捩れが生じ難いという利点がある。
圧縮空気供給用ソケット1の流量制御弁は弁体9を有する。弁体9は、隔壁3bの環状の隆起部3eに係合可能なように、ポート部材8の中央貫通孔8aに配置される。隆起部3fは弁体9の弁座を構成する。弁体9とポート部材8の間には圧縮コイルバネ10が介装され、この圧縮コイルバネ10の弾発力によって、弁体9は隆起部3eの方向に常時附勢されている。弁体9と隆起部3fの間隔が変化することにより、圧縮空気の流路面積が変化するから、これにより圧縮空気の流量を制御することができる。また、弁体9が隆起部3fに着座すると圧縮空気の流路が遮断されるから、ポート部材8に供給された圧縮空気が流体通路3eに流入することはない。
圧力制御ハウジング3の下流側空間3dには、軸線Xに沿って往復動自在にピストン11が配置される。ピストン11の一端には大径部11aが形成され、大径部11aの周面に形成された環状溝にシールリング12が装着されている。ピストン11の大径部11aの側の端面の中央には、軸線Xに沿って弁体9の方向に突出する突起部11bが形成されている。突起部11bは、図1に示すように、流体通路3eの周面と突起部11bの周面との間に円管状の空隙を保持した状態で、流体通路3eの内部に突出し、突起部11bの先端面を弁体9に密着させる。ピストン11の大径部11aの周面は、ハウジング3の内部空間3dに形成されたシリンダ部3hに係合し、また、ピストン11の本体部分11iの周面は、圧力室ハウジング5の環状支持部5dに係合する。環状支持部5dの環状溝にはシールリング13が装着されている。これにより、ピストン11はシリンダ部3hと環状支持部5dとに支持されて、シリンダ部3hと環状支持部5dとに対して密封状態を維持しつつ軸線Xに沿って往復動自在である。
図2及び3に示すように、ピストン11には、一本のリリーフ通路14と複数本の流体通路15が形成されている。リリーフ通路14の一端は、ピストン11の突起部11bの先端面に開口し、また、リリーフ通路14の他端は、ピストン11の本体部分11iの側面に開口する。したがって、ピストン11の突起部11bが弁体9に密着しているときは、リリーフ通路14は流体通路3eから遮断されている。また、ピストン11の流体通路15は、ピストン11の二つの端面間に軸線Xに沿って延在し、ピストン11の両端面に開口する。複数本の流体通路15は軸線Xの周囲に形成され、図3に示すように、何れの流体通路15もピストン11の内部ではリリーフ通路14とは連通しない。図2(A)に示すように、ピストン11の本体部分11iの端面には中央穴11jが形成され、中央穴11jには強制開弁部材16の先端部が挿入される。
図1に示すように、ピストン11と圧力制御弁ハウジング3及び圧力室ハウジング5の間にはバネ室17が形成され、バネ室17には、圧縮コイルバネで構成された圧力調整バネ18が収容される。圧力調整バネ18はピストン11の本体部分11iの周囲に位置し、ピストン11の大径部11aと圧力室ハウジング5との間に介装される。圧力調整バネ18の弾発力はピストン11の突起部11bを介して弁体9に作用し、弁体9の開弁度合を制御する。すなわち、弁体9と環状の隆起部3fと圧縮コイルバネ10とによって構成される弁装置は、圧力調整バネ18によって弾発附勢されたピストン11と協働して、圧力制御弁を構成し、ポート部材8に供給された圧縮空気の流量制御を行なう。この圧力制御弁の圧力制御特性は、主として圧力調整バネ18によって決定される。したがって、前述のように、圧力制御弁ハウジング3を圧力室ハウジング5に対して相対的に回転させ、これによって軸線Xに沿う方向に圧力制御弁ハウジング3を移動させることにより、圧力調整バネ18の弾発力を変化させれば、この圧力制御弁に所望の圧力制御特性を付与することができる。なお、参照番号3iは、バネ室17を大気に連通するための大気開放孔を示す。
図1に示すように、開閉弁ハウジング4の内部には開閉弁ピストン19が収容されている。開閉弁ピストン19は、ハウジング4の内面と環状弁座部材6とによって支持されて、軸線Xに沿う方向に往復動自在である。ピストン19の先端部の側面には弁体を構成するシールリング20が装着され、また、ピストン19と環状弁座部材6との間には圧縮コイルバネ21が介装されている。また、ピストン19の側面には流体通路19aが形成され、ピストン19のヘッド部分の中央には、強制開弁部材16が摺動自在に貫通する案内孔19bが形成されている。案内孔19bにはシールリング22が装着され、これによって案内孔19bの密封が図られている。なお、ピストン19の側面に装着されたシールリング23は、ピストン19が、図1中、右方へ移動した際、ピストン19と環状弁座部材6の間の密封を図る。また、ピストン19の内面に装着されたシールリング24、25は、口述するプラグがピストン19に係合した際、プラグとピストン19の間の密封を図る。このように、開閉弁7は、環状弁座部材6と、ピストン19と、圧縮コイルバネ21と、シールリング20、22、23、24、25とによって構成される。
図1に示すように、圧力室ハウジング5の内部には、同ハウジング5とピストン11の本体部分11iの端面と開閉弁7とによって、圧力室26が画成される。ピストン11に形成された複数の流体通路15は圧力室26に開口する。強制開弁部材16は、ピストン11の本体部分11iの端面から、圧力室26を横切って、ピストン19の内部まで延在する。強制開弁部材16の一端はピストン11に連結され、他端は自由端になっている。強制開弁部材16とピストン19の間には圧縮コイルバネ27が介装され、強制開弁部材16は圧縮コイルバネ27の弾発力によって常時ピストン11の端面に押し付けられている。
そして、開閉弁ハウジング4の開放端部にはプラグ係止装置28が装着されている。プラグ係止装置28は、圧縮空気供給用ソケット1のプラグ接続口29を画成すると共に、プラグ接続口29に接続されるプラグを着脱自在に係止するという機能を果たす。プラグ接続口29にプラグが接続されると係止球体30がプラグ接続口29の内部に突出することにより、挿入されたプラグを係止する。また、環状部材31を回転させると係止球体30が図1の状態に復帰可能になり、プラグの係止は解除される。
図4乃至6は、図1乃至3に記載した圧縮空気供給用ソケット1に、常圧専用プラグ50を接続したときの断面図である。常圧専用プラグ50は、常圧用空圧機器(図示せず。)に所定の圧力まで減圧された圧縮空気を供給するためのプラグである。常圧専用プラグ50は、圧縮空気供給用ソケット1のプラグ接続口29に接続されても、強制開弁部材16に干渉しない形状を有する。したがって、圧力制御弁のピストン11は軸線Xに沿って往復動することができる。
圧縮空気供給用ソケット1のプラグ接続口29に常圧専用プラグ50を挿入すると、図4に示すように、プラグ係止装置28の係止球体30がプラグ接続口29の内部に突出して常圧専用プラグ50の溝50aに係合し、常圧専用プラグ50をプラグ接続口29に係止する。常圧専用プラグ50の先端は開閉弁7のピストン19を軸線Xに沿って圧力室26の内部に突出させ、ピストン19の流体通路19aが圧力室26に連通する。これにより、開閉弁7が開放したことになる。開閉弁7が開放すると、ポート部材8の中央貫通孔8aに流入した圧縮空気は、弁体9と環状隆起部3fの間隙を通過して流体通路3eに流入し、次いで、ピストン11に形成された複数の流体通路15を通って圧力室26に流入する。圧力室26に流入した圧縮空気は、開閉弁7の流体通路19aを通ってピストン19の内部に流入し、常圧専用プラグ50から常圧用空圧機器に供給される。
常圧専用プラグ50を接続し常圧用空圧機器を使用中に、圧力室26内の圧力が圧力制御弁の設定圧力に達すると、この圧力が圧力制御弁ピストン11の流体通路15からピストン11の大径部11aの端面に作用し、ピストン11は圧力調整バネ18の弾発力に打ち勝って、図5の位置に移動する。これにより、圧力制御弁の弁体9は隔壁3bの環状隆起部3fに着座し、流体通路3eを閉鎖する。このとき、ピストン11の突起部11bの先端面は弁体9に密着しているから、リリーフ通路14は閉鎖されたままである。この状態で常圧用空圧機器が継続的に使用され、圧力室26の内部の空気圧が圧力制御弁の設定圧よりも低下すると、ピストン11は図4の位置に復帰する。これにより、流体通路3eが開放するから、ポート部材8に供給された圧縮空気は、圧力制御弁を通過して圧力室26に至り、次いで、開閉弁7を通過して常圧用空圧機器に供給される。
圧力室26の内部の圧力が何らかの原因で圧力制御弁の設定圧よりも上昇すると、圧力制御弁ピストン11の大径部11aの端面に作用する力は、圧力調整バネ18の弾発力に打ち勝って、ピストン11を図6の位置まで移動させる。図6に示すように、弁体9は隔壁3bの環状隆起部3fに着座して流体通路3eを閉鎖するから、ポート部材8に流入した圧縮空気は遮断され、圧力室26に流入することはない。また、圧力制御弁ピストン11の突起部11bは弁体9から離隔するから、リリーフ通路14が開放し、圧力室26の内部の圧縮空気はリリーフ通路14を通ってバネ室17に流入し、圧力制御弁ハウジング3の大気開放孔3iから大気中に放出される。これにより、圧力室26の内部の圧力が圧力制御弁の設定圧力まで低下すると、圧力制御弁ピストン11は図4の位置に復帰し、圧縮空気供給用ソケット1は常圧用空圧機器に圧縮空気の供給を再開する。
これに対し、圧縮空気供給用ソケット1のプラグ接続口29に高圧専用プラグ60を挿入すると、図7に示すように、プラグ係止装置28の係止球体30がプラグ接続口29の内部に突出して高圧専用プラグ60の溝60aに係合し、高圧専用プラグ60をプラグ接続口29に係止する。
高圧専用プラグ60は、常圧専用プラグ50とは異なり、先端部60bが小径の筒状に突出し、この筒状の部分の側面に複数の流体通路60cが形成されている。プラグ接続口29に高圧専用プラグ60を挿入すると、高圧専用プラグ60の先端部60bが強制開弁部材16に当接し、強制開弁部材16を押圧して、強制開弁部材16を図7中の右方に移動させる。これにより、圧力制御弁ピストン11が隔壁3bに押し付けられて固定され、圧力制御弁ピストン11の突起部11bが弁体9を環状隆起部3fから離隔させる。こうして弁体9は開弁状態に固定される。
これと同時に、高圧専用プラグ60の外面に形成された肩部60dが、開閉弁7のピストン19に係合して、ピストン19を軸線Xに沿って圧力室26の内部に突出させる。これにより、ピストン19の流体通路19aが圧力室26に連通し、開閉弁7が開放したことになる。
開閉弁7が開放すると、ポート部材8の中央貫通孔8aに流入した圧縮空気は、弁体9と環状隆起部3fの間隙を通過して流体通路3eに流入し、次いで、ピストン11に形成された複数の流体通路15を通って圧力室26に流入する。圧力室26に流入した圧縮空気は、開閉弁7の流体通路19aを通ってピストン19の内部に流入し、高圧専用プラグ60から高圧用空圧機器に供給される。このとき、弁体9と環状隆起部3fの間隙は一定で変化しないから、ポート部材8に供給された圧縮空気は、減圧されることなく、そのまま高圧専用空圧機器に供給される。また、高圧専用プラグ60が接続されているときには、リリーフ通路14が開放することはない。したがって、ポート部材8の中央貫通孔8aに供給された圧縮空気を連続的に利用することができる。
図8乃至10は本発明の第2実施例を示す。この実施例の構成上の特徴は、前記第1実施例の圧縮空気供給用ソケット1の上流側に、強制開弁部材16を有さないもう一つの圧縮空気供給用ソケット100を配置し、これらの圧縮空気供給用ソケット1及び100を流体通路に沿って直列に連結すると共に、必要に応じて、圧縮空気供給用ソケット1の圧力室26に圧力計200を取付けたことにある。図8乃至10に示す第2実施例の構成要件中、図1乃至7で使用した参照番号と同一の参照番号を付した構成要素は、同様の構成及び機能を有する構成要素である。
また、第2実施例の機能上の特徴は、例えば、圧縮空気供給用ソケット1の圧力制御弁を常圧用減圧弁として機能させ、圧縮空気供給用ソケット100の圧力制御弁を高圧用の減圧弁として機能させることにより、高圧専用プラグが接続されたときにも、常圧専用プラグが接続されたときにも、本発明の圧縮空気供給用ソケットに組み込まれた圧力制御弁の全ての機能を発揮させることができることにある。また、下流側の圧縮空気供給用ソケット1の圧力室26に圧力計200を取付け、圧力計200によって圧力室26内の圧力を視認できるように構成すれば、圧縮空気供給用ソケット1及び100の圧力制御弁の設定圧力を適宜調節することが可能になるから、使用中の空圧機器に最適の圧力の圧縮空気を常時供給することができる。
図8を参照して第2実施例の構成上の特徴を説明すると、圧縮空気供給用ソケット1については、圧力制御弁ハウジング3の上流側に、ポート部材8を連結する代わりに、圧力室ハウジング105を連結し、圧力室ハウジング105の内部に弁体9を収容したことにある。また、圧縮空気供給用ソケット1の他の特徴は、圧力室ハウジング5に圧力計200を取付け、圧力室26の内部の空気圧を視認することができるように構成したことにある。圧縮空気供給用ソケット1のその余の構成は、前記第1実施例の構成と同様である。これに対して、圧縮空気供給用ソケット100の構成上の特徴は、前記第1実施例で示した強制開弁部材16に相当する部材を有さないこと、及び、圧力室ハウジング105の内部に上流側の圧力室126を画成したことにある。圧力制御弁ハウジング103は第1実施例の圧力制御弁ハウジング3に相当し、その雌ねじ部103aは圧力制御弁ハウジング3の雌ねじ部3aに相当する。また、隔壁103bは隔壁3bに相当し、流体通路103eは流体通路3eに相当する。大気開放孔103iは大気開放孔3iに相当する。圧力制御弁ピストン111はピストン11に相当し、リリーフ通路114はリリーフ通路14に相当する。更に、流体通路115は流体通路15に相当し、圧力調整バネ118は圧力調整バネ18に相当する。そして、弁体109は弁体9に相当し、圧縮コイルバネ110は圧縮コイルバネ10に相当する。圧縮空気供給用ソケット100のこれらの構成要素の機能は、圧縮空気供給用ソケット1の相当する構成要素の機能と基本的に同じである。
図9は、本発明の第2実施例の圧縮空気供給用ソケットに常圧専用プラグ50を接続した状態を示す。この状態でポート部材8に高圧の圧縮空気を供給すると、この圧縮空気は、先ず、高圧用に設定された圧力調整バネ118を有するソケット100で設定圧力まで減圧された後、圧力室126内に流入する。圧力室126内の圧力が設定圧力に達すると、図5に示す位置までピストン111が移動し、弁体109が流体通路103eを閉鎖する。また、圧力室126内の圧力が設定圧力以上の圧力になると、図6に示す位置までピストン111が移動し、リリーフ通路114が大気に開放して圧力室126内の圧力を設定圧力まで低下させる。したがって、圧力室126からソケット1に供給される圧縮空気は、安定した高圧を維持する。次いで、圧力室126からソケット1に高圧の圧縮空気が供給されると、ソケット1は第1実施例で説明した減圧機能を発揮し、圧縮空気を設定圧力まで減圧して常圧専用プラグ50に供給する。このときのソケット1の機能は、第1実施例のソケット1に常圧専用プラグ50を接続した場合と同じである。
図10は、本発明の第2実施例の圧縮空気供給用ソケットに高圧専用プラグ60を接続した状態を示す。第1実施例で説明したように、高圧専用プラグ60を接続すると、高圧専用プラグ60は強制開弁部材16を作動させてピストン11を移動させ、弁体9を開弁位置に固定するから、流体通路3eは開放したままの状態になる。したがって、ポート部材8に供給された高圧の圧縮空気は、高圧用に設定されたソケット100によって圧力調整され、常圧用に設定されたソケット1は減圧作用を行なわない。このため、ソケット100によって設定圧力まで減圧された高圧の圧縮空気は、常圧用に設定されたソケット1を通過し、ソケット100で調圧された高圧を維持したまま高圧専用プラグ60に流入する。高圧専用プラグ60が接続されたときのソケット100の動作は、次の通りである。すなわち、ポート部材8に流入した高圧の圧縮空気は、高圧用に設定された圧力調整バネ118を有するソケット100で設定圧力まで減圧された後、圧力室126内に流入する。このとき、圧力室126内の圧力が設定圧力に達すると、図5に示す位置までピストン111が移動し、弁体109が流体通路103eを閉鎖する。また、圧力室126内の圧力が設定圧力以上の圧力になると、図6に示す位置までピストン111が移動し、リリーフ通路114が大気に開放して圧力室126内の圧力を設定圧力まで低下させる。したがって、高圧専用プラグ60を接続したときは、ソケット100の設定圧力に調圧された高圧の圧縮空気が高圧専用プラグ60を介して高圧用空圧機器に供給される。
なお、第2実施例において、高圧専用プラグ60を接続した場合にも、常圧専用プラグ50を接続した場合にも、圧力制御弁ハウジング3、103を回転させて、圧力調整バネ18、118の弾発力を変更することができる。これにより、常圧用の設定圧力と高圧用の設定圧力を個々に変更することが可能である。このとき、圧力計200を使用すれば、圧力室26内の圧縮空気の圧力を認識することができるから、設定圧力の調整を容易に行なうことができる。
常圧専用プラグと高圧専用プラグを選択的に接続することにより、所望の空気圧の圧縮空気を安全にかつ確実に利用することが可能になり、操作性が良好で、小型化が容易な圧縮空気供給用ソケットを提供することができる。
本発明の圧縮空気供給用ソケットの断面図である(実施例1)。 図2Aは、本発明の圧縮空気供給用ソケットに使用するピストンの断面図であり、図2Bは、図2Aのピストンの右側面図であり、図2Cは、図2Aのピストンの左側面図である(実施例1及び2)。 図2AのA−A線に沿う断面図である(実施例1及び2)。 図1の圧縮空気供給用ソケットのプラグ接続口に常圧専用プラグを接続した状態の断面図である(実施例1)。 図4の圧縮空気供給用ソケットの2次側が設定圧に到達したときの断面図である(実施例1)。 図4の圧縮空気供給用ソケットの2次側が設定圧以上の圧力になり、リリーフ通路が開放した状態の断面図である(実施例1)。 図1の圧縮空気供給用ソケットのプラグ接続口に高圧専用プラグを接続したときの断面図である(実施例1)。 本発明の圧縮空気供給用ソケットの第2実施例の断面図である(実施例2)。 図8の圧縮空気供給用ソケットのプラグ接続口に常圧専用プラグを接続した状態の断面図である(実施例2)。 図8の圧縮空気供給用ソケットのプラグ接続口に高圧専用プラグを接続した状態の断面図である(実施例2)。
符号の説明
X 軸線
1 圧縮空気供給用ソケット
2 ハウジング
3 圧力制御弁ハウジング
4 開閉弁ハウジング
5 圧力室ハウジング
6 環状弁座部材
7 開閉弁
8 ポート部材
9 弁体
10 圧縮コイルバネ
11 ピストン
11b 突起部
12 シールリング
13 シールリング
14 リリーフ通路
15 流体通路
16 強制開弁部材
17 バネ室
18 圧力調整バネ
19 開閉弁ピストン
19a 流体通路
20 シールリング
21 圧縮コイルバネ
27 圧縮コイルバネ
28 プラグ係止装置
50 常圧専用プラグ
60 高圧専用プラグ
100 強制開弁部材を有さない圧縮空気供給用ソケット
200 圧力計

Claims (4)

  1. ハウジングと、前記ハウジングの内部に形成された流体通路と、前記流体通路の上流側端部に開口した圧縮空気流入口と、前記流体通路の下流側端部に開口したプラグ接続口と、前記流体通路に介装された圧力制御弁とを有し、前記圧力制御弁は、前記流体通路を1次側通路と2次側通路とに画成する、弁装置と、前記弁装置と前記プラグ接続口との間に形成されたシリンダ部と、前記シリンダ部に摺動自在に嵌合し、かつ、前記弁装置の方向に往復動することによって前記弁装置の弁開度を変化させる、ピストンと、前記弁装置を開弁させる方向に前記ピストンを常時付勢する圧力調整バネと、前記2次側通路と前記ハウジングの外部との間に延在し、かつ、前記ピストンが前記弁装置に係合すると閉鎖し、前記ピストンが前記弁装置から離隔すると開放する、リリーフ通路と、前記プラグ接続口に高圧専用プラグが接続されると、前記ピストンを前記弁装置に係合させると共に前記弁装置を開弁させる、強制開弁部材とを有することを特徴とする、圧縮空気供給用ソケット。
  2. 請求項1に記載の圧縮空気供給用ソケットにおいて、前記ピストンと前記プラグ接続口の間の前記2次側通路に、前記プラグ接続口にプラグが接続されたときに開放し、かつ、前記プラグ接続口にプラグが接続されていないときに閉鎖する、開閉弁を介装し、前記ピストンと前記開閉弁の間の前記2次側通路に圧力室を画成し、前記ピストンの前記圧力室側の端面に前記強制開弁部材の一端を連結し、前記強制開弁部材は、前記圧力室を横切り、更に、前記開閉弁の弁体を貫通して延在し、前記強制開弁部材の他端は前記開閉弁の下流側に位置し、前記強制開弁部材は、前記開閉弁の弁体によって、気密状態を維持しつつ摺動可能に支持された、前記圧縮空気供給用ソケット。
  3. 請求項2に記載の圧縮空気供給用ソケットにおいて、前記圧力室の圧力を表示する圧力計を有する、前記圧縮空気供給用ソケット。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の圧縮空気供給用ソケットにおいて、前記圧縮空気供給用ソケットは、更に、前記1次側通路に介装された第2の圧力制御弁を有し、前記第2の圧力制御弁は、前記1次側通路を、前記圧縮空気流入口に連通する1次側上流通路と、前記弁装置の上流側に連通する1次側下流通路とに画成する、第2の弁装置と、前記1次側下流通路に沿って形成されたシリンダ部と、前記シリンダ部に摺動可能に嵌合し、かつ、前記第2の弁装置に係合して前記第2の弁装置の弁開度を変化させる、第2のピストンと、前記第2の弁装置を開弁させる方向に前記第2のピストンを付勢する第2の圧力調整バネと、前記1次側下流通路と前記ハウジングの外部との間に延在し、かつ、前記第2のピストンが前記第2の弁装置に係合すると閉鎖し、前記第2のピストンが前記第2の弁装置から離隔すると開放する、第2のリリーフ通路とを有する、前記圧縮空気供給用ソケット。
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