JP2003097448A - 圧縮機における圧縮空気取出し装置 - Google Patents

圧縮機における圧縮空気取出し装置

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JP2003097448A JP2001287583A JP2001287583A JP2003097448A JP 2003097448 A JP2003097448 A JP 2003097448A JP 2001287583 A JP2001287583 A JP 2001287583A JP 2001287583 A JP2001287583 A JP 2001287583A JP 2003097448 A JP2003097448 A JP 2003097448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常圧用と高圧用の両方の空気動工具へ圧縮空
気を供給可能にするとともに、常圧専用の工具へその作
動エア圧を越えた圧縮空気が供給されることを防止す
る。 【構成】 カプラ6の一端に高圧用と常圧用のそれぞれ
専用のプラグを何れも装着可能なソケット部11を形成
し、カプラ6内には、圧縮空気の流路を開閉する開閉弁
18を有し、該開閉弁18を開閉制御してエア圧を常圧
工具の作動圧力領域のほぼ上限値に近い所定の圧力値に
減圧する減圧弁を形成し、常圧専用プラグP1が装着さ
れたときに減圧弁を介しての減圧エアを常圧専用プラグ
P1に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動空気圧力が常
圧領域で使用する常圧用とこれより作動圧力領域の高い
高圧用の空気動工具の駆動源として、これらの両方の空
気動工具等へ圧縮空気を供給するための圧縮機における
圧縮空気取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作動空気圧力が例えば8kg/cm2
下の常圧領域で使用する常圧用と、これより作動圧力領
域の高い高圧の圧力領域で使用する高圧用の空気動工具
が知られており、これらの工具では工具に圧縮空気を供
給するためのホースに取り付けるプラグは誤接続を防止
するためにそれぞれ専用の形状のものが使用されてい
る。そして、これらの高圧用と常圧用の何れの工具へも
圧縮空気を供給できるようにした圧縮機では、高圧専用
の空気取出し口と常圧専用の空気取り出し口がそれぞれ
少なくとも1つずつ設置する必要があり、それぞれの圧
縮空気取り出し口には高圧用と常圧用の専用のプラグを
接続するための専用のカプラと圧力調整器とを装備する
必要があり、圧縮機のコストを上げる要因となってい
る。
【0003】そこで、高圧工具側の高圧専用のプラグと
常圧専用のプラグの両方が接続可能なカプラを設置し
て、このカプラに常圧用のプラグが接続されている場合
に、圧力調整器により調整された供給圧力が常圧工具の
作動圧力領域を越えたときに常圧プラグ側への圧縮空気
の供給を遮断するようにした圧縮空気取出し装置を出願
人は既に提案している。この構成により常圧と高圧の何
れの工具を使用するにしても1つの圧縮空気取出し口を
設置すればよいので圧縮機のコストを低減させることが
可能となる。
【0004】図10に示すように、既に提案されている
圧縮空気取出し装置の構成は、高圧用と常圧用の各専用
のプラグが何れも接続可能なソケット部51を備えてお
り、該ソケット部51に常圧用のプラグP1が接続され
た状態では、圧力調整器からの供給圧力が常圧工具の作
動圧力領域を越えて高くなったときに圧力調整器とソケ
ット部51間のエア流路を閉鎖する開閉弁52を備えて
いる。この開閉弁52は、圧力調整器から供給されるエ
ア圧を受けて開閉弁52を閉鎖方向へ作動させる受圧面
52aと、この受圧面52aと対向して開閉弁52を開
方向へ付勢するバネ53により作動するように構成され
ており、この開閉弁52が常圧プラグP1の装着によっ
て移動されているの可動弁体54と協働して、開閉弁5
2の筒状部52bが可動弁体54のOリング55を収容
してエア通路を遮断するようにされている。この開閉弁
52は常圧工具の作動エア圧領域の上限で閉鎖方向に作
動するように前記バネ53のバネ力と圧縮空気の受圧面
52aの面積が設定されていて、圧力調整器の調整圧力
が前記設定された圧力を越えたときに作動して常圧プラ
グP1への圧縮空気の供給を遮断し、常圧専用の工具へ
の作動エア圧領域を越えた圧力の圧縮空気が供給されな
いようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、常圧専
用の工具を接続した状態で、工具の使用圧力を設定する
ために圧力調整器を調整操作して供給エア圧が常圧の作
動エア圧を越えてしまった場合、当然開閉弁52が作動
して圧縮空気の流通を遮断するが、上記開閉弁52が一
旦閉鎖した状態では、開閉弁52の筒状部52bが可動
弁体のOリング55に嵌合しているので摺動抵抗が増大
し、更に、上記機構の開閉弁52は、弁体の上流側面の
受圧面52aと下流側面の受圧面52cの差とバネ力に
より作動させるように構成しており、開閉弁52が作動
して通路を遮断した状態では、両受圧面が開閉弁体で遮
断されて、プラグ側に面した下流側の受圧面側52cが
殆ど0kg/cm2に低下する場合があり、両受圧面に
作用する圧力差が大きくなることから、圧力調整器を再
調整して供給エア圧を前記設定圧より少しぐらい下げて
も開閉弁52がエア通路を開放する方向に作動しない状
態が発生する。例えば、開閉弁52を8kg/cm2
供給エア圧で閉鎖方向に作動させるように設定した場合
では、一端閉鎖した開閉弁52は5kg/cm2まで圧
力調整器の供給圧を下げないと開閉弁52を開放方向へ
作動させることができない。このため、常圧の工具を使
用する場合に使い勝手が悪いという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来技術での問題点を解決
し、常圧プラグを接続したときに圧力調整器での出力エ
ア圧が設定圧を越えた場合に流路を遮断して常圧工具へ
その作動エア圧を越えた圧縮空気が供給されることを防
止するとともに、遮断した後の圧力調整器での供給圧力
を作動エア圧以下に再調整することにより速やかに作動
エア圧の圧縮空気を供給できるようにすることを課題と
する。
【0007】
【課題を達成するための手段】上記課題を解決するため
請求項1の発明は、カプラの一端に高圧専用プラグと常
圧専用プラグを何れも装着可能なソケット部を形成する
とともに、カプラ内には、圧力調整器を経て前記ソケッ
ト部の上流側に供給される圧縮空気の流路を開閉する開
閉弁を有し、該開閉弁を開閉制御することにより圧力調
整器から供給されたエア圧を常圧工具の作動圧力領域の
ほぼ上限値に近い所定圧力値に減圧してソケット部側に
供給する減圧弁が形成されており、常圧専用のプラグが
前記ソケット部に装着されたときに前記減圧弁による減
圧エアを常圧専用のプラグに接続するとともに、前記ソ
ケット部に高圧専用プラグが装着されることにより、該
高圧専用のプラグにより前記開閉弁を開放位置に作動維
持させ、圧力調整器からの供給エア圧を高圧プラグに導
通させるようにしたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、カプラの
一端に高圧専用プラグと常圧専用プラグを何れも装着可
能なソケット部を形成するとともに、カプラ内には、カ
プラハウジングに形成されたバルブシートの上流側面に
密着して圧縮空気を遮断するバネ付勢された開閉弁を備
えており、常圧専用プラグの接続時に該高圧専用プラグ
先端で作動される筒状体を介して前記開閉弁に開放方向
のバネ付勢力を生じさせるようになし、圧力調整器から
供給される圧縮空気が開閉弁に作用するエア圧と前記バ
ネ付勢力のバランスにより前記供給圧力が所定圧力を越
えたときに前記開閉弁が遮断するようになし、かつ高圧
専用プラグの接続時に、前記開閉弁を開放位置に作動さ
せてこれを開放位置に維持させる高圧専用プラグ先端で
作動される筒状体を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施例に基づいて
本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の圧縮空
気取出し装置を実施した空気圧縮機の概要図であり、電
動モータ1で駆動される圧縮機2は前段圧縮機2aで大
気圧の空気中間圧まで圧縮し、後段圧縮機2bは連通管
3を介して前記中間圧を吸入して高圧専用の空気圧駆動
工具の作動エア圧に見合った高圧まで圧縮する。高圧空
気は空気タンク4に貯留される。空気タンク4には、空
気圧工具へ供給する圧縮空気の圧力を調整する圧力調整
器5と工具側のプラグを接続するカプラ6からなる圧縮
空気取出装置7が少なくとも1つ設置されている。図に
おいて8及び9はそれぞれ空気タンク4内の空気圧力値
と圧力調整器5による調整圧力値を表示する圧力計であ
る。圧力調整器5は空気タンク4内に貯留されている圧
縮空気の圧力を、常圧工具の作動圧力領域から高圧工具
の作動圧力領域の範囲まで任意の調整圧力に減圧してカ
プラ6に供給する。
【0010】図2に示すようにカプラ6は、前記圧力調
整器5と接続されて減圧された圧縮空気が供給されるエ
ア供給口10が一端側に形成され、反対側の端部には工
具に接続されたプラグを受け入れて装着するための雌型
のソケット部11が形成されている。ソケット部11は
常圧専用と高圧専用のそれぞれ形状の異なったプラグが
何れも接続できるように形成されている。カプラ6内に
は、プラグが接続されていない状態で供給側からの圧縮
空気の流出を防止するための遮断弁12a、12bが形
成されており、該遮断弁12aは常圧専用プラグP1を
ソケット部11へ装着することにより作動される筒状体
13の外周面に装着されたOリング14とプラグハウジ
ングに形成されたバルブシート15により構成され、常
圧専用プラグP1がソケット部11に接続された状態で
は筒状体13が作動されて遮断弁12aが開放して圧縮
空気をエア供給口10側からソケット部11側へ導通さ
せる。遮断弁12bは高圧専用プラグP2の装着によっ
て作動されるロッド16の外周に装着されたOリング1
7と前記筒状体13により構成されており、高圧専用プ
ラグP2が装着されることによってロッド16が作動さ
れて圧縮空気を高圧専用プラグP2側へ導通させる。
【0011】更に上記カプラ6のエア供給口10側に
は、エア供給口10からソケット部側への圧縮空気通路
を開閉する開閉弁18が設けられている。この開閉弁1
8は付勢バネ19とエア供給口10から供給されるエア
圧によりプラグハウジングに形成されたバルブシート2
0の上流側面に密着されて圧縮空気を遮断する。開閉弁
18の下流側にはこの開閉弁18を開閉作動させる作動
部材21が摺動自在に配置されており、該作動部材21
は、開閉弁18を通過した圧縮空気受ける受圧面21a
に作用する圧縮空気圧と、この受圧面21aの反対側に
配置されたバネ22による作動部材21を押圧するバネ
力とのバランスによって作動されて開閉弁18を開閉操
作する。上記バネ22の押圧力と受圧面21aの面積
は、受圧面21aに作用する圧縮空気の圧力が常圧工具
の作動圧の上限の圧力例えば8.5kg/cm2を境と
して、受圧面21aに作用するエア圧がこれより大きく
なったときには開閉弁18を閉鎖する方向に作動し、小
さいときには開閉弁18を開く方向に作動するように設
定する。
【0012】即ち、開閉弁18と作動部材21とはバネ
22と受圧面21aとで設定された減圧弁として機能す
るもので、エア供給口10へ圧力調整器5から高圧領域
の圧縮空気が供給されていて、図3に示すようにソケッ
ト部に常圧専用プラグP1が接続された場合には、常圧
専用プラグP1へは前記受圧面21aとバネ22で設定
された圧力に減圧された圧縮空気が供給される。常圧工
具を前記の設定圧より低い圧力で使用する場合には、圧
力調整器5によりエア供給口10に供給するエア圧を設
定圧より低く調整する。これにより、作動部材21はバ
ネ22のバネ力によって開閉弁18を開放した状態に作
動して、常圧工具には圧力調整器5で調整された圧力の
圧縮空気が供給される。前記作動部材21の受圧面21
aの反対側面は通路25を介して常時大気に連通されて
いる。従って開閉弁18の解放時と閉鎖時での受圧面の
面積に変動が無く、作動部材21の作動方向によってバ
ランスが崩れることは無い。
【0013】図5に示すように、ソケット部11への高
圧専用プラグP2の装着によってプラグの先端と当接し
て作動されるロッド16の他端16aが、前記開閉弁1
8の方向に延長されており、高圧専用プラグP2がソケ
ット部11に装着されて前記ロッド16が作動されるこ
とにより、ロッド16の先端16aが前記開閉弁18と
当接してこれをバルブシート20から離反させて開閉弁
18を開放させた状態に維持する。これにより、高圧専
用工具の使用時には前記開閉弁18は開放状態を維持さ
せられ、高圧工具には圧力調整器5により調整された圧
力の圧縮空気が供給できる。なお、高圧工具の作動圧以
下の圧力に調整された場合にも低い圧力の圧縮空気が高
圧工具へ供給されるが、これによる危険は無いので問題
はない。圧力調整器5を再調整して供給圧を高くすれば
よい。
【0014】上記ソケット部11に常圧又は高圧の何れ
のプラグも接続されていない状態では、エア供給口10
に常圧工具の作動圧力領域の圧縮空気が供給されたとき
には、作動部材21の受圧面21aにエア圧が作用する
がバネ22の押圧力の方が大きいので、作動部材21は
開閉弁18を押圧して開放させ、圧縮空気が遮断弁12
aの部分に導通されている。図3に示すように常圧工具
に連結されている常圧専用プラグP1をソケット部11
に接続すると、筒状体13がプラグによって押圧されて
遮断弁12aが開かれて、エア供給口10に供給されて
いる常圧領域の圧縮空気がそのままプラグを介して工具
に供給される。
【0015】この状態から圧力調整器5の調整圧を高圧
領域の圧力に調整すると、高圧の圧縮空気が作動部材2
1の受圧面21aに作用して作動部材21を作動させ、
これにより図4に示すように開閉弁18が閉じて高圧の
圧縮空気が下流方向のソケット部11側へ流動するのを
遮断する。工具側での圧縮空気の消費により下流側のエ
ア圧が低下すると作動部材21の受圧面21aに作用す
るエア圧も低下するので、図3に示すように作動部材2
1が作動して開閉弁18を開放させる。開閉弁18の開
放により高いエア圧が作動部材21の受圧面21aに作
用して作動部材21により開閉弁18が再び閉じられ
る。このように、常圧工具側には作動部材21と開閉弁
18による減圧弁の機能により受圧面21aとバネ22
により設定された常圧工具の作動領域の上限圧力に減圧
された圧縮空気が供給される。従って常圧工具には上限
圧力を越えた高い圧力の圧縮空気が供給されることがな
い。
【0016】ソケット部11にプラグが装着されていな
い状態で、エア供給口10に高圧領域の圧縮空気が供給
されている場合には、高圧の圧縮空気が作動部材21の
受圧面21aに作用して、作動部材21と開閉弁18に
よる減圧弁の機能により受圧面21aとバネ22により
設定された常圧工具の作動圧力領域の上限圧力が遮断弁
12aの部分に供給されている。常圧専用プラグP1を
ソケット部11に接続すると前記上限圧力の圧縮空気が
工具側に供給されるが、この上限圧力を越えた圧力の圧
縮空気が常圧専用の工具へ供給されることはない。
【0017】次に、本発明の別の実施の形態を別の実施
例に基づいて説明する。圧力調整器5の下流側に接続さ
れるカプラ30は、一端側に圧力調整器5からの調整さ
れた圧縮空気を接続するエア供給口31と他端部には高
圧専用及び常圧専用のそれぞれ形状の異なったプラグが
何れも接続可能なソケット部32が形成されている。ソ
ケット部32のプラグ受け入れ開口内には、常圧専用プ
ラグP1の装着時にプラグ端部によって作動される第一
筒状体33と高圧専用プラグP2の装着時に操作される
第二筒状体34が同心状に配置されており、第二筒状体
34内はエア通路35として構成されている。
【0018】エア供給口31側には、エア供給口31か
ら前記エア通路35への圧縮空気の流通を開閉する開閉
弁36が設けられており、開閉弁36は開閉弁36を閉
じ方向へ付勢しているバネ37とエア供給口31から供
給される圧縮空気が開閉弁36に作用する押圧力によっ
て、カプラハウジングに配置されたゴム等の弾性材で構
成されているバルブシート38のエア供給口31側の面
に着座してエア供給口31側からの圧縮空気を遮断す
る。
【0019】開閉弁36の下流側面には弁ステム36a
が一体に形成されており、該ステム36aの端部が前記
第二筒状体34の端面と当接されている。第二筒状体3
4と第一筒状体33との間には圧縮バネ39が配置され
ており、ソケット部32に常圧専用プラグP1が装着さ
れていない状態では前記第一筒状体33が作動されてい
ないので圧縮バネ39は伸張しており第二筒状体34に
は圧縮バネ39による付勢力は作用していない。従って
エア供給口31に圧縮空気が供給されていない状態から
高圧の圧縮空気が供給されている状態までの全ての状態
で、開閉弁36はバネ37の作用又はバネ37と圧縮空
気の作用によってバルブシート38面と密着されてエア
供給口31からの圧縮空気を閉鎖している。第一筒状体
33が常圧専用プラグP1の装着によって作動されるこ
とにより圧縮バネ39が圧縮されて第二筒状体34を弾
力的にエア供給口31側に付勢させて開閉弁36を開方
向に押圧付勢させる。圧縮バネ39のバネ力は、前記第
一筒状体33が常圧専用プラグP1の装着により作動さ
れた時に開閉弁36の上流側の受圧面36bに作用する
供給エア圧が常圧工具の作動上限圧例えば8kg/cm
2でバランスが取れるように設定される。これによっ
て、供給エア圧が上記設定圧力を越えたときに開閉弁3
6の受圧面36bの作用力が圧縮バネ39力より上回り
第二筒状体34を介して圧縮バネ39を押し縮めて閉鎖
方向に移動して圧縮空気を遮断する。
【0020】圧力調整器5の調整圧力が高くなって上記
のように開閉弁36が閉鎖した状態から、圧力調整器5
を再調整して供給圧力を徐々に降下させていくと、供給
圧力が前記設定圧力より降下した時点で、開閉弁36の
受圧面36bに作用する閉鎖方向の作用力と圧縮バネ3
9の押圧力が反転して、圧縮バネ39のバネ力によって
開閉弁36が開かれてプラグ側に圧縮空気が供給され
る。開閉弁36のシールを面シール構造としているので
開閉弁36の開放作動時の摺動抵抗がなくまた、開閉弁
36の解放時と閉鎖時での受圧面積に差が無いよう設定
できるので開閉弁36の閉じ方向と開方向の作動エア圧
の差を小さくできる。
【0021】高圧専用プラグP2をソケット部32に接
続した場合には、プラグ先端で第二筒状体34が作動さ
れてこの第二筒状体34の先端と当接されている開閉弁
36は開方向へ移動され圧縮空気が流通可能に維持さ
れ、エア供給口31に供給された常圧領域から高圧領域
までの全ての圧力の圧縮空気が高圧専用プラグP2へ供
給される。なお、高圧専用の工具へ常圧領域の圧縮空気
が供給されるが危険を伴う状態は生じないので問題はな
い。
【0022】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
常圧工具の作動圧力の上限圧力に減圧させる減圧弁を内
蔵しているので、常圧専用プラグP1を接続したときに
はこの上限圧力より高い供給圧力は自動的に上限圧力に
減圧されて常圧専用プラグP1へ供給されるので、上限
圧力を越えた高圧が工具へ供給されることがない。ま
た、高圧専用プラグP2接続時には、プラグの接続によ
って開閉弁18を強制的に開放位置に移動させて維持さ
せるようにしているので、高圧工具使用時には前記減圧
弁の機能が働かず圧力調整器5での調整された任意の圧
力の圧縮空気を高圧工具へ供給できる。また、圧力調整
器5での調整により常圧領域での任意圧力での常圧工具
の使用が可能であり、圧力調整器5での調整圧力値が常
圧領域を越えた場合でも、供給エアが遮断されることが
無く常圧工具の作動圧力領域の上限圧力の圧縮空気が供
給され続け、従って作業を停止することがない。
【0023】また、請求項2の発明によれば、開閉弁3
6のシールを面シール構造としているので開閉弁36の
開閉作動時の摺動抵抗がなくまた、開閉弁36の解放時
と閉鎖時での受圧面積に差が無いよう設定できるので開
閉弁36の閉じ方向と開方向の作動エア圧の差を小さく
できる。従って圧力調整器5での供給圧力の再調整操作
により速やかに常圧領域の供給圧の供給が可能であり常
圧工具の作業性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮空気取り出し装置を実施した圧縮
機の構成図
【図2】本発明の第一の実施例によるカプラの構成を示
す断面図
【図3】図2と同じ実施例のカプラに常圧専用プラグが
装着され、開閉弁が開かれた状態を示す断面図
【図4】開閉弁が閉じた状態を示す図3と同じ状態の断
面図
【図5】図2と同じ実施例のカプラに高圧専用プラグを
装着した状態を示す断面図
【図6】本発明の第二の実施例によるカプラの構成を示
す断面図
【図7】図6と同じ実施例のカプラに常圧専用プラグを
装着され、開閉弁が開いている状態を示す断面図
【図8】図7と同じ状態で開閉弁が閉じている状態を示
す断面図
【図9】図6と同じ実施例のカプラに高圧専用プラグを
装着した状態を示す断面図
【図10】従来のカプラに常圧専用プラグが装着され、
開閉弁が開放している状態を示す断面図
【図11】図10と同じ従来のカプラで開閉弁が閉じた
状態を示す断面図
【符号の説明】
5 圧力調整器 6 カプラ 7 圧縮空気取出装置 10 エア供給口 11 ソケット部 12 遮断弁 13 筒状体 14 Oリング 15 バルブシート 16 ロッド 17 Oリング 18 開閉弁 19 付勢バネ 20 バルブシート 21 作動部材 22 バネ 30 カプラ 31 エア供給口 32 ソケット部 33 第一筒状体 34 第二筒状体 35 エア通路 36 開閉弁 37 バネ 38 バルブシート 39 圧縮バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 政敏 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マッ クス株式会社内 Fターム(参考) 3H076 AA03 AA33 BB43 CC41 CC44 CC93

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気タンクに貯められた高圧の圧縮空気
    を任意の圧力に調整して供給する圧力調整器と、該圧力
    調整器により調整された圧縮空気を、高圧専用プラグ及
    び常圧専用プラグを介して各々の専用工具へ接続するカ
    プラとから構成されており、該カプラの一端には高圧専
    用プラグと常圧専用プラグを何れも装着可能なソケット
    部が形成されるとともに、カプラ内には、圧力調整器を
    経て前記ソケット部の上流側に供給される圧縮空気の流
    路を開閉する開閉弁を有し、該開閉弁を開閉制御するこ
    とにより圧力調整器から供給されたエア圧を常圧工具の
    作動圧力領域のほぼ上限値に近い所定圧力値に減圧して
    ソケット部側に供給する減圧弁が形成されており、常圧
    専用のプラグが前記ソケット部に装着されたときに前記
    減圧弁による減圧エアを常圧専用のプラグに接続すると
    ともに、前記ソケット部に高圧専用プラグが装着される
    ことにより、該高圧専用のプラグにより前記開閉弁を開
    放位置に作動維持させ、圧力調整器からの供給エア圧を
    高圧プラグに導通させるようにしたことを特徴とする圧
    縮機における圧縮空気取出し装置。
  2. 【請求項2】 空気タンクに貯められた高圧の圧縮空気
    を任意の圧力に調整して供給する圧力調整器と、該圧力
    調整器により調整された圧縮空気を、高圧専用プラグ及
    び常圧専用プラグを介して各々の専用工具へ接続するカ
    プラとから構成されており、該カプラの一端には高圧専
    用プラグと常圧専用プラグを何れも装着可能なソケット
    部が形成されるとともに、前記カプラ内には、カプラハ
    ウジングに形成されたバルブシートの上流側面に密着し
    て圧縮空気を遮断するバネ付勢された開閉弁を備えてお
    り、常圧専用プラグの接続時に該高圧専用プラグ先端で
    作動される筒状体を介して前記開閉弁に開放方向のバネ
    付勢力を生じさせるようになし、圧力調整器から供給さ
    れる圧縮空気が開閉弁に作用するエア圧と前記バネ付勢
    力のバランスにより前記供給圧力が所定圧力を越えたと
    きに前記開閉弁が遮断するようになし、かつ高圧専用プ
    ラグの接続時に、前記開閉弁を開放位置に作動させてこ
    れを開放位置に維持させる高圧専用プラグ先端で作動さ
    れる筒状体を備えたことを特徴とする圧縮機における圧
    縮空気取出し装置。
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