JP2005316988A - 圧力制御弁及び複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡単で確実に動作し、小型化が容易で、かつ、優れた操作性を有する、リリーフ機能を備えた圧力制御弁と、複数の出力口を有する圧力制御弁ユニットを提供する。
【解決手段】圧力制御弁1の流体通路を1次側通路19と2次側通路7、12、37、25とに画成する弁体20と弁座(環状の隆起部)10が、圧力調整バネ40によって付勢されたピストン30と協働して、圧力調整弁として機能すると共に、流体通路の遮断弁として機能し、この弁体20が、ピストン30に形成された円柱状突起部38の先端部と協働して、ピストン30に形成されたリリーフ通路39を開閉する。弁座10は隔壁6の上流側の面に形成され、隔壁6の下流側の面は大径シリンダ部13に連続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮空気によって駆動される釘打ち機やタッカーやエアダスター等の工具(以下、エアツールという。)に所定圧力の圧縮空気を供給するための圧力制御弁及び複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニットに関するものである。
圧力制御弁は、その使用目的によって、幾つかの種類に分類される。例えば、1次側の高い圧力を2次側に必要な安定した圧力に減圧する減圧弁、設定圧力より高くなった圧力を大気中に放出して設定圧力を維持するリリーフ弁、危険圧力に達した圧縮空気を放出して安全を保持する安全弁、設定圧力を検知してその圧力を信号として利用するシーケンス弁等がある。
このうち、減圧弁は、弁の1次側に供給された圧縮空気の圧力を、この圧縮空気の流量又は圧力に依存することなく、予め設定された圧力まで減圧し、このようにして減圧された圧縮空気を弁の2次側から流出させる圧力制御弁である。一般的に使用されている減圧弁として直動形減圧弁がある。リリーフ弁の機能を備えた減圧弁、所謂、リリーフ付き減圧弁も開発され、使用されている。
エアツールは、駆動力である圧縮空気の圧力によって常圧用工具と高圧用工具に分類される。一般に、常圧用工具は0.98MPa以下の圧力で駆動されるのに対し、高圧用工具は約3MPa以下の圧力で駆動される。常圧用工具に加えて高圧用工具が使用される理由は、高圧空気で駆動することにより、エアツールの性能を向上させることができると共に、エアツールの機器の小型化を図ることができるからである。
高圧用工具は常圧の圧縮空気によっては機能しない。したがって、常圧用工具と高圧用工具を併用する場合には、常圧空気の供給源に加えて高圧空気の供給源を設ける必要がある。しかし、常圧用及び高圧用の二種類の圧縮空気供給源を設けることは、使用者にとって負担になるばかりでなく、作業現場の配管も複雑化し、また、作業効率も低下する。このため、作業現場には高圧空気を出力する圧縮機のみを設置し、常圧用工具を使用するときには、減圧弁を用いて高圧の圧縮空気を常圧まで減圧し、これにより得られた常圧の圧縮空気を使用して常圧用工具を動作させるという提案がなされている。
特許文献1は、エアツールに装着される空気圧レギュレータを開示する。この空気圧レギュレータは、シリンダ内に、ピストンと、このピストンに対向するポペットバルブホルダとが、軸方向に移動自在に挿入され、更に、ポペットバルブホルダの前後位置を一定範囲で調整する圧力調整ネジが設けられている。そして、空気圧レギュレータの設定圧力を変更するには、圧力調整ネジを回転させてポペットバルブホルダとピストンを移動させるように構成されている。
特許文献2は、操作性の向上が図られた空気圧レギュレータを開示する。この空気圧レギュレータは、その操作性を向上させるため、圧力調整ノブの他にプリセットノブが設けられ、更に、圧力調整ノブとプリセットノブの一方にフランジ或いは周方向の溝等の異形部を形成し、他方にこの異径部と対偶をなすストッパが設けられている。そして、プリセットノブを回転させることにより、異形部とストッパとの相対位置を変化させて、圧力調整バネの移動範囲を任意に設定することができるように構成されている。
特許文献3は、小型化を図った空気圧レギュレータを開示する。この空気圧レギュレータの特徴は、弁体と弁バネを圧力調整バネの半径方向内方に配置することにより、空気圧レギュレータの全長を出来る限り短くすることにある。
特許第3358428号公報 特許第3528591号公報 特開平11−305843号公報
本発明の目的は、構成が簡単で確実に動作し、小型化が容易で、かつ、優れた操作性を有する、圧力制御弁を提供することにある。
本発明の他の目的は、1次側に高圧空気が流入するときには、2次側から高圧空気を出力することも常圧空気を出力することも可能であり、また、1次側に常圧空気が流入するときには、2次側から常圧空気を出力することが可能であり、更に、1次側に高圧空気が流入するときには、必要に応じて、2次側から流出する圧縮空気の圧力を1次側から流入した高圧空気の圧力よりも低い任意の圧力に設定することができる、圧力制御弁を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、出力される圧縮空気の圧力を容易に設定することができる圧力制御弁を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニットを提供することにある。
本発明の圧力制御弁は次のような構成を含む。
すなわち、圧力制御弁の中空のハウジングの内部に隔壁形成し、この隔壁によって、ハウジングの内部空間を、弁体を収容する上流側の空間とピストンを収容する下流側の空間とに画成した。そして、この隔壁にピストンの突起部が挿入される貫通孔を形成し、隔壁の上流側の面に弁体が着座する弁座を形成し、隔壁の下流側の面をハウジングの内面に形成されたシリンダ部に連続させた。
また、前述の弁体は、前述の弁座と協働して、圧力制御弁の流体通路を1次側通路と2次側通路とに画成し、また、圧力調整バネによって付勢されたピストンと協働して、圧力調整弁として機能するとともに流体通路の遮断弁として機能し、更に、この弁体は、ピストンに形成されたリリーフ通路開閉用弁座部と協働してリリーフ通路の開閉弁としても機能する。
本発明の圧力制御弁は、必要に応じて、中空円筒状の1次側ポート部材又は2次側ポート部材に中空円筒状の圧力調整ハンドル部材を螺合させることにより、両部材の内部にシリンダ部を画成し、同シリンダ部に前述のピストンを収容すると共に、同ピストンと前述のシリンダ部の内面との間に圧力調整バネを介在させることができる。このような構成を採ることによって、前述の圧力調整ハンドル部材を1次側ポート部材又は2次側ポート部材に関して相対的に回転させると、圧力調整バネの弾発力を変化させることができるから、2次側ポートから流出する流体の圧力を任意の圧力に設定することができる。
本発明の圧力制御弁を複数個使用することによって、複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニットを構成することができる。
本発明の圧力制御弁においては、圧力制御弁のハウジングに隔壁が形成され、この隔壁によってハウジングの内部空間を、弁体が収容される上流側の空間とピストンが収容される下流側の空間とに画成されている。この隔壁には、ピストンの突起部が挿入される貫通孔が形成され、更に、この隔壁の上流側の面には弁座が形成される一方、この隔壁の下流側の面はシリンダ部に連続する。隔壁はハウジングに一体的に形成されているから、隔壁に形成された弁座の位置はハウジングに対して常に一定の位置に固定されている。また、隔壁の下流側の面はハウジングに形成されたシリンダ部に連続するから、シリンダ部と弁座との位置関係も一定に保たれる。したがって、シリンダ部に嵌合したピストンは弁座に対して常に一定の位置関係を保って摺動することができるから、ピストンの突起部によって変位させられる弁体は、弁座に対して常に正確な位置関係を保った状態で変位することができる。これにより、本発明の圧力制御弁の動作は長期間にわたって維持される。
また、本発明の圧力制御弁においては、隔壁の上流側の面には弁座が形成され、また、隔壁の下流側の面はシリンダ部に連続するから、圧力制御弁の部品点数を減少させることができる。これによって、構成が単純化され、小型化が容易になる。
本発明の圧力制御弁は、また、前述の利点を損なうことなく、圧力調整ハンドル部材を1次側ポート部材又は2次側ポート部材に関して相対的に回転させることによって圧力調整バネの弾発力を変化させるように構成することができる。したがって、必要に応じて、このような構成を採ることにより、2次側ポートから流出する流体の圧力を任意の圧力に適宜設定することができるという利点がある。
更に、本発明の圧力制御弁を複数個使用することによって、複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニットを構成することができる。この圧力制御弁ユニットを構成する複数の圧力制御弁の設定圧力は圧力制御弁ごとに設定することができるから、圧力制御弁ユニットの複数の出力口から任意の圧力の圧縮空気を個々に取り出すことができる。
本発明の圧力制御弁及び複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニットのその他の利点は、図面を参照して行われる以下の説明から明らかになる。
構成が簡単で確実に動作し、小型化が容易で、かつ、優れた操作性を有する、圧力制御弁を提供するという目的を、リリーフ機能を備えた圧力制御弁として実現する。
図1乃至6は、本発明の圧力制御弁の基本構造を示す。同図中、圧力制御弁1は、全体として中空の円筒体からなる中央部材2と、同様に中空の円筒体からなる1次側ポート部材3と、同様に中空の円筒体からなる2次側ポート部材4とを有し、これらの部材2、3、4を連結して圧力制御弁1のハウジング5が形成される。
中央部材2の内部には隔壁6が形成され、隔壁6は中央部材2の軸線Bを横切る方向に延在する。隔壁6の中央部には貫通孔7が形成される。貫通孔7は軸線Bに沿う方向に延在し、隔壁6の両面に開口する。隔壁6は、中央部材2の内部を1次側凹部8と2次側凹部9に分割し、1次側凹部8の端部と2次側凹部9の端部は、それぞれ、隔壁6の反対側で開口している。隔壁6の1次側凹部8の側の面には、貫通孔7を囲繞する環状の隆起部10が形成され、環状の隆起部10は弁座として機能する。1次側凹部8の内面には環状溝11が形成されている。貫通孔7は、また、2次側凹部9に向かって円錐状に拡径する拡径開口部12を有する。拡径開口部12は隔壁6の2次側凹部9に開口する。2次側凹部9は、隔壁6に隣接する位置に、軸線Bの方向に延在する大径シリンダ部13を有し、大径シリンダ部13は、環状凹部14を介して、雌ネジ部15に連続する。環状凹部14の壁面には大気連通孔16が形成される。
1次側ポート部材3の先端部は中央部材2の1次側凹部8に嵌合し、1次側凹部8の環状溝11に挿入された複数の鋼球17によって軸線8の周囲に回転自在に係止される。1次側ポート部材3は、鋼球17によって回転自在に支持されることにより、中央部材2に対して自在継手を介して連結されたことになる。図中、18は、1次側ポート部材3と1次側凹部8の内面との間に介在する環状の密封部材である。1次側ポート部材3の内部には、圧力制御弁1の流入側の流体通路である1次側通路19が形成され、1次側通路19の内部には弁体20が配置されている。弁体20は隔壁6の貫通孔7に面して配置され、圧縮コイルバネ21によって環状隆起部10の方向に常時付勢されている。図5及び6に示すように、環状隆起部10は弁体20の弁座として機能する。1次側通路19には、また、雌ネジ部22が形成され、空気圧縮機に連結されたエアホース(図示せず)等の先端部を雌ネジ部22に螺合させたり、雌ネジ部22を利用して圧力制御弁1を空気圧縮機の圧縮空気流出口(図示せず)に取付けたりすることができる。1次側ポート部材3の雌ネジ部22が形成された部位が1次側ポート23となる。
2次側ポート部材4の外周面には雄ネジ部24が形成されている。2次側ポート部材4の雄ネジ部24は中央部材2の2次側凹部9の雌ネジ部15に螺合され、これによって2次側ポート部材4は中央部材2に取付けられる。2次側ポート部材4の内部には小径シリンダ部25が形成され、小径シリンダ部25の軸心は、中央部材2の大径シリンダ部13の軸心に一致する。小径シリンダ部25には環状溝26が形成され、環状溝26には環状密封部材27が装着されている。小径シリンダ部25は2次側ポート部材4の2次側ポート28に連通し、2次側ポート28の周面には雌ネジ部29が形成されている。雌ネジ部29は、空圧工具や空圧機器(図示せず)に接続されたエアホースを連結したり、空圧工具や空圧機器(図示せず)の圧縮空気流入ポートに圧力制御弁1を連結するときに使用される。
ピストン30は、図2乃至4に示すように、大径部31と小径部32とを有する。ピストン30は、大径部31を中央部材2の大径シリンダ部13に嵌合させ、小径部32を2次側ポート部材4の小径シリンダ部25に嵌合させて圧力制御弁1の内部に配置され、大径シリンダ部13と小径シリンダ部25によって軸線Bの方向に往復動可能に支持される。ピストン30の大径部31の周面には環状溝33が形成され、環状溝33には環状密封部材34が装着される。環状密封部材34はピストン30の大径部31と中央部材2の大径シリンダ部13との間にエアシールを形成する。したがって、貫通孔7からピストン30の大径部31方向に流入した圧縮空気が、ピストン30の大径部31と大径シリンダ部13との間隙を通過して、大気連通孔14から大気中に流出することはない。また、前述のように、ピストン30の小径部33と2次側ポート部材4の小径シリンダ部25との間には環状密封部材27が介装されているから、大気連通孔14と2次側ポート28とが互いに連通することはない。
ピストン30の大径部31側の端面35と小径部32側の端面36の間には、図2乃至4に示すように、独立した流体通路37が複数形成されている。これらの流体通路37は、それぞれ、一端を端面35に開口し、他端を端面36に開口する。ピストン30の端面35の中央部には円柱状の突起部38が形成されている。突起部38は、弁体20に係合して弁体20の開度を制御する駆動部材として機能する。ピストン30には、また、リリーフ通路39が形成されている。リリーフ通路39の一端は突起部38の先端部に開口し、リリーフ通路39の他端はピストン30の小径部32の周面に開口する。リリーフ通路39の開口のうち、突起部38の先端部の開口は、図1及び図5に示すように突起部38の先端部が弁体20に圧接しているときには、弁体20によって閉鎖されている。これに対し、図6に示すように突起部38の先端部が弁体20から離隔したときには、弁体20が弁座(環状隆起部)10に着座して貫通孔10を閉鎖すると共に、突起部38の先端部の開口は開放され、2次側ポート28を大気連通孔16を介して大気に開放する。したがって、ピストン30の突起部38の先端部と弁体20との関係においては、ピストン30の突起部38の先端部は弁体として機能し、弁体20は弁座として機能する。
図1に示すように、ピストン30と2次側ポート部材4の間には圧力調整バネ40が介装されている。圧力調整バネ40は圧縮コイルバネによって構成され、所定の弾発力によってピストン30を、図1中、右方へ常時付勢している。圧力調整バネ40の弾発力は、圧縮コイルバネ21の弾発力に抗して弁体20を弁座(環状隆起部)10から離隔させ、1次側ポート23に流入した圧縮空気が貫通孔7と流体通路37とを通って2次側ポート28に流出することを可能にする。
次に、図1乃至6を参照して、実施例1の作用を説明する。図1乃至6において、同一の参照番号は同一の構成要素を示す。図1において、1次側ポート23に流入した圧縮空気は、1次側通路19から貫通孔7、拡径開口部12を経てピストン30の流体通路37に流入し、流体通路37から2次側ポート部材4の小径シリンダ部25を経て2次側ポート28に流れる。
1次側通路19に対する用語として2次側通路が用いられるが、図5又は図6に示すように、1次側通路19を遮断するのは弁座(環状隆起部)10に着座した弁体20であるから、2次側通路は、貫通孔7、拡径開口部12、複数の流体通路37及び小径シリンダ部25によって構成されることになる。
図1の状態では、2次側通路の圧力が設定圧力以下であるため、圧縮空気は1次側通路19から2次側通路に流入し、空気圧機器や空気圧工具(図示せず)の使用に供される。このとき、ピストン30の円柱状の突起部38の先端部は、弁体20に圧接し、円柱状の突起部38の先端部に開口するリリーフ通路39を閉鎖しているから、1次側通路19から2次側通路に流れる圧縮空気がリリーフ通路39から大気中に解放されることはない。
ここにいう設定圧力とは、ピストン30を図1の状態に維持する圧力であり、言い換えると、2次側通路を流れる圧縮空気の圧力の上限値をいう。この圧力は圧力調整バネ40の弾発力、圧縮コイルバネ21の弾発力、ピストン30の端面35及び36の受圧面積比及びピストン30の摺動抵抗等により求めることができる。圧力制御弁1の設定圧力は、圧力制御弁1が使用される空圧機器や空圧工具等の使用圧力によって定められる。なお、設定圧力の変更は、例えば、中央部材2を2次側ポート部材4に関して軸心B方向に相対変位させ、圧力調整バネ40の弾発力を変化させることによって行うことができる。中央部材2を回転させて圧力調整バネ40の弾発力を変化させ、圧力制御弁1の設定圧力を所望の圧力に設定するように構成する場合には、中央部材2は圧力調整ハンドルとして機能する。
図1の状態で圧力制御弁1を使用していたとき、何らかの原因で2次側通路の空気圧が上昇して設定圧力に達すると、2次側通路の空気圧がピストン30の大径部31の端面35に作用し、ピストン30を図5の位置まで移動させる。これにより、弁体20は弁座(環状隆起部)10に着座し、2次側通路は1次側通路19から遮断される。2次側通路の圧縮空気が使用され、2次側通路内の圧力が設定圧力よりも低くなると、ピストン30は図1の状態に復帰し、1次側通路19から2次側通路への圧縮空気の流入が再開される。
これに対して、図5の状態から更に2次側通路内の圧力が上昇し、この圧力が圧力制御弁1の設定圧力を超えた場合には、図6に示すように、ピストン30が更に変位し、ピストン30の円柱状の突起部38が弁体20から離隔する。ピストン30の円柱状の突起部38の先端部にはリリーフ通路39の一端が開口しているから、円柱状の突起部38の先端部が弁体20から離隔すると、ピストン30のリリーフ通路39が開放し、圧力制御弁1の2次側通路が、リリーフ通路39及び大気連通孔16を介して、大気に開放する。これにより、圧力制御弁1の2次側通路内の圧力が設定圧まで低下し、ピストン30は図5に示した通常作動位置に復帰する。
図7は、本発明の圧力制御弁の他の実施例を示す。この実施例の特徴は、高圧プラグ41と常圧ソケット42を備えることにより、入力された高圧の圧縮空気を常圧に変換して出力する圧力制御弁43を構成したことにある。図7中、図1乃至6で使用した参照番号と同一の参照番号を付した構成要素は、実施例1と同じ機能を果たす構成要素である。図7を参照すると、圧力制御弁43の基本的な構成は実施例1の圧力制御弁1と同じであることがわかる。
圧力制御弁43の高圧プラグ41は、実施例1の1次側ポート部材3に相当する。高圧プラグ41と1次側ポート部材3の相異は、両者の形態の相異にある。高圧プラグ41は空気圧縮機(図示せず)に接続されたエアホースのソケット(図示せず)に嵌合して連結する形態を有するのに対し、1次側ポート部材3はエアホースの先端部と螺合する形態を有する。このように、実施例1の1次側ポート部材3は、圧力制御弁の使用目的に応じて、種々の形態を採ることができる。
図7の圧力制御弁43は、また、中央部材2の下流側に中空円筒状の延長部材44を取付け、延長部材44に常圧ソケット42が取付けられている。常圧ソケット42には開閉弁45が内装され、ピストン30と開閉弁45との間には圧力室46が画成される。開閉弁45は、常圧ソケット42に常圧プラグ(図示せず)が嵌合すると開放し、常圧ソケット42から常圧プラグが取り外されると閉鎖する。したがって、圧力制御弁43に圧縮空気が供給されたままの状態で、常圧ソケット42から常圧プラグ(図示せず)を取り外し、他の空圧機器や空圧工具に連結された常圧プラグを常圧ソケット42に嵌合させて使用することができる。常圧ソケット42から常圧プラグを取り外すと開閉弁45が閉鎖するから、圧力室46の内部の圧縮空気が2次側ポート28から流出することはない。また、開閉弁45が閉鎖すると、圧力室46の内部には設定圧力の圧縮空気が蓄圧されているから、常圧ソケット42に、再度、常圧プラグを装着すると、設定圧力の圧縮空気を直ちに使用することができる。なお、開閉弁45は、圧力室46の方向に往復動する筒体47と、筒体47の側面に形成された空気通路48と、筒体47の先端部に取付けられた環状密封部材49と、開閉弁45が常時は閉鎖されれいるように筒体47を、図中、左方へ付勢する圧縮コイルバネ50とを備える。
図8は、実施例2の圧力制御弁43の変更態様を示す。実施例2の圧力制御弁43は、2次側ポート28に常圧ソケット42を有するが、図8の変更態様では、この常圧ソケット42に代えて高圧ソケット51が取付けられている。したがって、図8の圧力制御弁52は、高圧プラグ41から流入した高圧空気を設定圧力の高圧空気に変換して高圧ソケット51から流出させる圧力制御弁である。圧力制御弁52の高圧ソケット51は、高圧用の開閉弁53を内装する。開閉弁53は弁体54と圧縮コイルバネ55とを有する。開閉弁53は、2次側ポート28に高圧プラグ(図示せず)が挿入されると弁体54が変位して開弁し、2次側ポート28から高圧プラグが取り外されると弁体54が閉弁するように構成されている。圧力制御弁52のその他の構成は、圧力制御弁43と同様である。
このように本発明の圧力制御弁は、その基本的な構成を変えることなく、1次側ポートと2次側ポートの形態を使用目的に応じて適宜変更することにより、1次側に高圧空気が流入するときには、2次側から高圧空気を出力することも常圧空気を出力することも可能であり、また、1次側に常圧空気が流入するときには、2次側から常圧空気を出力することが可能であり、更に、1次側に高圧空気が流入するときには、必要に応じて、圧力調整バネの弾発力を変更することにより、2次側から流出する圧縮空気の圧力を1次側から流入した高圧空気の圧力よりも低い任意の圧力に設定することができる。
図9は、弁体20と1次側通路19の内面との係合状態を説明するための図である。弁体20は、1次側通路19の内面と接触して同内面に沿って軸線B方向に往復動するように、全体として方形の部分20aを有し、この方形部分20aの4つの頂部を1次側通路19の内面に接触させている。これにより、弁体20の姿勢は安定するから、環状隆起部10と協働して所定の弁機能を果たすことができる。
図10は、1次側通路19の内面と接触することなく、軸線B方向に往復動することができる弁体200の側面図である。弁体200は、全体として円形の部分200aを有し、この円形部分200aと1次側通路19の内面との間には連続した環状の流体通路19aが形成される。円形部分200aの径を種々に変更した弁体200を予め複数種類用意しておき、これらの弁体200を適当に交換して圧力制御弁1に装着すれば、流体通路19aの開口面積を容易に変更することができる。
図11は、弁体200を使用する場合の一実施態様を示す。この実施態様の特徴は、弁体200のピストン30側の端面に比較的深い凹部を形成し、この凹部にピストン30の円柱状の突起部38が侵入・離脱可能に係合することにある。弁体200の比較的深い凹部の底部は滑らかな球状凹部をなし、ピストン30の円柱状の突起部38の先端部は、この凹部に適合する球状凸部をなす。これにより、弁体200はピストン30に支持されて、安定した姿勢を維持することができると共に、これらの球状凹部と球状凸部との係合によって、弁体200はピストン30と同心に維持される。
図12は、弁体200を使用する場合の他の実施態様を示す。この実施態様の特徴は、弁体200のピストン30側の端面に、円柱状の突起部200bを形成し、この突起部200bの端面をピストン30の端面に当接させたことにある。円柱状の突起部200bとピストン30とは互いに平面によって接触するから、弁体200はピストン30に支持されて安定した姿勢を維持することができると共に、円柱状の突起部200bは貫通孔7に挿通されるから、貫通孔7と突起部200bとの係合により位置ずれが防止される。
図13は、弁体200を使用する場合の更に他の実施態様を示す。この実施態様の特徴は、弁体200のピストン30側の端面に円柱状の突起部200bを形成し、ピストン30側の端面に比較的深い凹部を形成して、この凹部に弁体200の円柱状の突起部200bの先端部が侵入・離脱可能に係合するように構成したことにある。ピストン30の比較的深い凹部の底部は滑らかな球状凹部をなし、弁体200の円柱状の突起部200bの先端部は、この凹部に適合する球状凸部をなす。これにより、弁体200はピストン30に支持されて、安定した姿勢を維持することができると共に、これらの球状凹部と球状凸部との係合によって、弁体200はピストン30と同心に維持される。
このように、弁体200を使用すると、弁体200を1次側通路19の内面に摺接させる必要がないから、図9の弁体20に比較して弁体の寸法を小型化することができると共に、連続した環状の流体通路19aを得ることができるから、弁体200を通過する流体の圧力損失を小さくすることが可能になり、更に、弁体200を通過する流体の流量を大きくするすることができる。
図14は、本発明の圧力制御弁の更に他の実施例を示す。この圧力制御弁60は、常圧ピストン61と常圧ソケット42を備える。図14の圧力制御弁60の基本的な構成は、図7の圧力制御弁43の構成と同じである。また、図14に記載されている参照番号のうち、図1乃至13に記載されている参照番号と共通の参照番号は、図1乃至13に記載されている参照番号が示す構成要素と同一の構成要素を示す。例えば、圧力制御弁60の常圧ソケット42と圧力制御弁43の常圧ソケット42は、実質的に同じ構成要素である。圧力制御弁60の第1の特徴は、常圧ピストン61にある。常圧ピストン61の機能は、図7の圧力制御弁43のピストン30と同じであるが、常圧ピストン61は中空部62を有する点でピストン30と相異する。常圧ピストン61に中空部62を形成することにより、常圧ピストン61の質量を減少させ、常圧ピストン61の応答性を向上させるとともに環状密封部材27、34の耐用期間を増加させることができる。圧力制御弁60の第2の特徴は、図7の延長部材44に相当する圧力調整ハンドル63を設け、圧力調整ハンドル63を回転させることにより圧縮コイルバネ40の圧縮量を変化させることができるように構成したことにある。図14の参照番号64は、圧力調整ハンドル63の内周面と中央部材2の外周面の間に介装された抜け止め用リングを示す。
図15は、本発明の圧力制御弁の更に他の実施例を示す。この圧力制御弁65は、高圧ピストン66と高圧ソケット51を備える。高圧ピストン66の特徴は、図14の常圧ピストン61と同様に中空部62を有することであるが、高圧ピストン66は常圧ピストン61よりも軸方向の長さが大きい。また、高圧ソケット51は、図8の高圧ソケット51と同じ構成を有する。その他の圧力制御弁65の構成は、図14の圧力制御弁60の構成と同様である。図15に記載されている参照番号のうち、図1乃至14に記載されている参照番号と共通の参照番号は、図1乃至14に記載されている参照番号が示す構成要素と同一の構成要素を示す。
図16は、高圧の圧縮空気の供給を受けて常圧の圧縮空気を出力する圧力制御弁ユニット70を示す。圧力制御弁ユニット70は、高圧プラグ71を有する圧縮空気分配管72に2つの圧力制御弁60を取付けることにより構成されている。これらの圧力制御弁60は、図14に示した圧力制御弁60である。圧縮空気分配管72の内部には圧縮空気分配通路73が形成され、この圧縮空気分配通路73には、圧力制御弁60、60の1次側ポート23がそれぞれ連通している。このような構成を有する圧力制御弁ユニット70によれば、高圧プラグ71に供給された高圧の圧縮空気が、2つの圧力制御弁60、60に同時に供給され、これらの圧力制御弁60、60によって設定圧力まで減圧された後、各圧力制御弁60の2次側ポート28から同時に出力され得る。圧力制御弁60、60の設定圧力は、各圧力制御弁60の圧力調整ハンドル63を回転させることによって、圧力制御弁毎に設定することができるから、各圧力制御弁60の2次側ポート28から出力される圧縮空気の圧力を同じ値にすることも、また、互いに異なる圧力にすることもできる。
図17は、常圧の圧縮空気の供給を受けて常圧の圧縮空気を出力する圧力制御弁ユニット80を示す。圧力制御弁ユニット80は、常圧プラグ81を有する圧縮空気分配管72に2つの圧力制御弁60を取付けることにより構成されている。これらの圧力制御弁60は、図14に示した圧力制御弁60である。圧縮空気分配管72の内部には圧縮空気分配通路73が形成され、この圧縮空気分配通路73には、圧力制御弁60、60の1次側ポート23がそれぞれ連通している。このような構成を有する圧力制御弁ユニット70によれば、高圧プラグ71に供給された常圧の圧縮空気は、2つの圧力制御弁60、60に同時に供給され、これらの圧力制御弁60、60によって設定圧力まで減圧された後、各圧力制御弁60の2次側ポート28から同時に出力され得る。圧力制御弁60、60の設定圧力は、各圧力制御弁60の圧力調整ハンドル63を回転させることによって、圧力制御弁毎に設定することができるから、各圧力制御弁60の2次側ポート28から出力される圧縮空気の圧力を同じ値にすることも、また、互いに異なる圧力にすることもできる。
図18は、高圧の圧縮空気の供給を受けて高圧及び常圧の圧縮空気を出力する圧力制御弁ユニット90を示す。圧力制御弁ユニット90は、高圧プラグ71を有する圧縮空気分配管72に2つの圧力制御弁60及び65を取付けることにより構成されている。圧力制御弁60は、図14に示した圧力制御弁60であり、圧力制御弁65は、図15に示した圧力制御弁65である。圧縮空気分配管72の内部には圧縮空気分配通路73が形成され、この圧縮空気分配通路73には、圧力制御弁60、65の1次側ポート23がそれぞれ連通している。このような構成を有する圧力制御弁ユニット90によれば、高圧プラグ71に供給された高圧の圧縮空気が、2つの圧力制御弁60、66に同時に供給され、これらの圧力制御弁60、60によって設定圧力まで減圧された後、圧力制御弁60の2次側ポート28からは高圧の圧縮空気を、また、圧力制御弁60の2次側ポート28からは常圧の圧縮空気を同時に出力させることができる。圧力制御弁60、65の設定圧力は、各圧力制御弁60、65の圧力調整ハンドル63を回転させることによって、圧力制御弁毎に設定することができるから、各圧力制御弁60、65の2次側ポート28から出力される圧縮空気の圧力は任意に設定することができる。
図19は、高圧の圧縮空気の供給を受けて高圧の圧縮空気を出力する圧力制御弁ユニット100を示す。圧力制御弁ユニット100は、高圧プラグ71を有する圧縮空気分配管72に2つの圧力制御弁65、65を取付けることにより構成されている。これらの圧力制御弁65、65は、図15に示した圧力制御弁65である。圧縮空気分配管72の内部には圧縮空気分配通路73が形成され、この圧縮空気分配通路73には、圧力制御弁65、65の1次側ポート23がそれぞれ連通している。このような構成を有する圧力制御弁ユニット100によれば、高圧プラグ71に供給された高圧の圧縮空気は、2つの圧力制御弁65、65に同時に供給され、これらの圧力制御弁65、65によって設定圧力まで減圧された後、各圧力制御弁65の2次側ポート28から同時に出力され得る。圧力制御弁65、65の設定圧力は、各圧力制御弁65の圧力調整ハンドル63を回転させることによって、圧力制御弁毎に設定することができるから、各圧力制御弁65の2次側ポート28から出力される圧縮空気の圧力を同じ値にすることも、また、互いに異なる圧力にすることもできる。
なお、図16乃至19には、2つの圧力制御弁を使用して構成された圧力制御弁ユニットを示したが、本発明の複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニットは、3つ又はそれ以上の圧力制御弁を使用して構成することもできる。
図20(A)は、常圧の圧縮空気の空気圧を示す指標Gを圧力制御弁60の中央部材2の外周面に装着した状態を示す。指標Gは、図20(B)に示すように、テープTに印刷し、このテープTを圧力制御弁60の中央部材2の外周面に貼着することによって形成することができる。指標Gは圧力調整ハンドル63の端面と協働して圧力調整ハンドル63の位置を示すことができるが、圧力調整ハンドル63の位置をより正確に表示するため、圧力調整ハンドル63の外周面に矢印Hを設けることが望ましい。
図21(A)は、高圧の圧縮空気の空気圧を示す指標Iを圧力制御弁65の中央部材2の外周面に装着した状態を示す。指標Iは、図21(B)に示すように、テープTに印刷し、このテープTを圧力制御弁65の中央部材2の外周面に貼着することによって形成することができる。指標Iは圧力調整ハンドル63の端面と協働して圧力調整ハンドル63の位置を示すことができるが、圧力調整ハンドル63の位置をより正確に表示するため、圧力調整ハンドル63の外周面に矢印Hを設けることが望ましい。
なお、指標G及びI並びに矢印Hは、圧力制御弁60、65の対応する部材に直接印刷することも可能である。
小型化が容易で長期間にわたり確実に動作する圧力制御弁は、エアツール等に圧縮空気を供給するために広く使用することができる。また、圧縮空気の供給源に複数の圧力制御弁を並列に連結した圧力制御弁ユニットは、圧力制御弁毎に設定圧力を変えることもできるから、複数のエアツール等にそれぞれ必要な圧力の圧縮空気を同時に供給することができる。
本発明の圧力制御弁の基本構造を示す断面図である。(実施例1) 本発明に仕様するピストンの基本構造を示す断面図である。(実施例1) 図2のピストンの右側面図である。(実施例1) 図2のピストンのA−A線に沿う断面図である。(実施例1) 図1の圧力制御弁の2次側通路の圧力が設定圧に達したため、ピストンが後退して、圧力制御弁の流体通路が遮断された状態の断面図である。(実施例1) 図1の圧力制御弁の2次側通路の圧力が設定圧を超えたため、ピストンが更に後退してリリーフ通路が開放し、2次側通路の流体を大気中に逃がしている状態の断面図である。(実施例1) 本発明の圧力制御弁の他の実施例の構造を示す断面図である。(実施例2) 図7に示した実施例の変更態様を示す一部断面図である。(実施例2) 図1乃至図8に示した実施例の弁体の右側面図である。(実施例1及び2) 本発明に使用する弁装置の弁体の変更態様を表す右側面図である。(実施例3) 図10に示した弁体を装着した本発明の圧力制御弁の一実施例の要部断面図である。(実施例3) 図10に示した弁体を装着した本発明の圧力制御弁の他の実施例の要部断面図である。(実施例3) 図10に示した弁体を装着した本発明の圧力制御弁の更に他の実施例の要部断面図である。(実施例3) 本発明の圧力制御弁の更に他の実施例の断面図であり、常圧ピストンと常圧ソケットを備える実施例の断面図である。(実施例4) 本発明の圧力制御弁の更に他の実施例の断面図であり、高圧ピストンと高圧ソケットを備える実施例の断面図である。(実施例5) 高圧の圧縮空気の供給を受けて常圧の圧縮空気を出力する圧力制御弁ユニットの断面図である。(実施例6) 常圧の圧縮空気の供給を受けて常圧の圧縮空気を出力する圧力制御弁ユニットの断面図である。(実施例7) 高圧の圧縮空気の供給を受けて高圧及び常圧の圧縮空気を出力する圧力制御弁ユニットの断面図である。(実施例8) 高圧の圧縮空気の供給を受けて高圧の圧縮空気を出力する圧力制御弁ユニットの断面図である。(実施例9) 図20(A)は、常圧の圧縮空気の空気圧を示す指標を圧力制御弁に装着した状態の側面図である。図20(B)は、この指標を印刷したテープの平明図である。 図21(A)は、高圧の圧縮空気の空気圧を示す指標を圧力制御弁に装着した状態の側面図である。図21(B)は、この指標を印刷したテープの平明図である。
符号の説明
B 軸線
1 圧力制御弁
2 中央部材(圧力調整ハンドル)
3 1次側ポート部材
4 2次側ポート部材
5 ハウジング
6 隔壁
7 貫通孔
8 1次側凹部
9 2次側凹部
10 環状の隆起部(弁座)
12 拡径開口部
13 大径シリンダ部
15 雌ネジ部
16 大気連通孔
17 鋼球
18 環状密封部材
19 1次側通路
20 弁体
21 圧縮コイルバネ
23 1次側ポート
25 小径シリンダ部
27 環状密封部材
28 2次側ポート
30 ピストン
31 大径部
32 小径部
34 環状密封部材
37 流体通路
38 円柱状の突起部
39 リリーフ通路
40 圧力調整バネ

Claims (7)

  1. ハウジングと、前記ハウジングの内部に形成された流体通路と、前記流体通路の中途部に介装され、かつ、前記流体通路を1次側通路と2次側通路とに画成する、弁体及び弁座と、前記ハウジングの内部に前記2次側通路に沿って形成されたシリンダ部と、前記シリンダ部に摺動可能に嵌合し、かつ、前記弁体の弁開度を変化させる、ピストンと、前記弁体を前記弁座から離隔させる方向に前記ピストンを付勢する圧力調整バネと、前記ピストンが前記弁体から離隔したときに前記2次側通路を大気に開放するリリーフ通路とを有する、圧力制御弁であって、前記ハウジングの内部に隔壁を形成し、前記隔壁によって前記ハウジングの内部空間を、前記弁体が収容される上流側の空間と前記ピストンが収容される下流側の空間とに画成し、前記隔壁に前記ピストンの突起部が挿入される貫通孔を形成し、前記隔壁の上流側の面に前記弁座を形成し、前記隔壁の下流側の面を前記シリンダ部に連続させたことを特徴とする、圧力制御弁。
  2. 請求項1に記載の圧力制御弁において、前記弁体と前記ピストンは前記ハウジングの軸線上を往復動するように構成された、前記圧力制御弁。
  3. 請求項1又は2に記載の圧力制御弁において、更に、前記2次側通路に取り付けられて前記2次側通路を閉鎖し、かつ、前記2次側通路にプラグが連結されると開放する、2次側通路の開閉弁と、前記2次側通路の開閉弁と前記ピストンとの間に画成された圧力室とを有する、前記圧力制御弁。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の圧力制御弁において、前記ハウジングは、中空円筒状の2次側ポート部材と、前記2次側ポート部材に螺合して前記2次側ポート部材との間に前記シリンダ部を画成する、中空円筒状の圧力調整ハンドルとを有し、前記シリンダ部に収容された前記ピストンと前記シリンダ部の内面との間に前記圧力調整バネを介在させてなる、前記圧力制御弁。
  5. 請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の圧力制御弁において、前記ハウジングは、中空円筒状の1次側ポート部材と、前記1次側ポート部材に螺合して前記1次側ポート部材との間に前記シリンダ部を画成する、中空円筒状の圧力調整ハンドルとを有し、前記シリンダ部に収容された前記ピストンと前記シリンダ部の内面との間に前記圧力調整バネを介在させてなる、前記圧力制御弁。
  6. 請求項4又は5に記載の圧力制御弁において、前記1次側ポート部材又は前記2次側ポート部材の外周面に、前記圧力調整ハンドルと協働して前記圧力制御弁から出力される圧縮空気の空気圧を示す指標を設けてなる、前記圧力制御弁。
  7. 複数の出力口を備えた減圧弁ユニットであって、前記減圧弁ユニットは、請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の圧力制御弁を複数個有し、前記複数の圧力制御弁の1次側通路は、前記複数の圧力制御弁に共通の圧縮空気分配通路に互いに並列に連結され、前記圧縮空気分配通路は圧縮空気流入口を有することを特徴とする、複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニット。
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