JPH0720604U - 圧力調整器 - Google Patents

圧力調整器

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JPH0720604U
JPH0720604U JP5006493U JP5006493U JPH0720604U JP H0720604 U JPH0720604 U JP H0720604U JP 5006493 U JP5006493 U JP 5006493U JP 5006493 U JP5006493 U JP 5006493U JP H0720604 U JPH0720604 U JP H0720604U
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JP
Japan
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pressure
output
pressure chamber
valve
opening
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Application number
JP5006493U
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English (en)
Inventor
幸雄 根本
Original Assignee
兼松日産農林株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 釘打機等の手持ち式工具の手元にそのまま設
けてもホースの直交方向に出っ張るもののない圧力調整
器を提供する。 【構成】 圧力調整器15は、軸方向一方の側に入力圧
力室16を、他方の側に出力圧力室17及び外部への出
力ポート22を形成し、入力圧力室と出力圧力室との間
に開口18を形成するとともに出力圧力室と出力ポート
を接続する軸方向給送圧力38を形成した筒状体と、筒
状体の中に配置されたバルブ24と、バルブ24を弁座
から離れるように押圧するピストン29と、ピストン背
面に設けられた調圧ばね33と、筒状体の軸方向にスラ
イドすることができるばね受け34と、ばね受けをスラ
イドさせて調圧ばねによるピストンのバルブ押圧力を調
整する調整ナット36とから成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、入力圧力室と出力圧力室との間の開口に設けられた開閉用のバルブ に、開口を開放して入力側から出力側へ流体を流すように押圧する調圧ばねが設 けられ、該調圧ばねの押圧力の調整によって、出力側に所望の圧力の流体を給送 できる圧力調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力圧力室と出力圧力室との間の開口に設けられた開閉用のバルブに、開口を 開放して入力側から出力側へ流体を流すように押圧する調圧ばねが設けられ、該 調圧ばねの押圧力の調整によって、出力側に所望の圧力の流体を給送できる圧力 調整器はよく知られている。その代表的なものを図1に示す。圧力調整器1は、 流体の入力側の入力圧力室2と流体の出力側の出力圧力室3との間に開口4が形 成され、この開口4には開閉用のバルブ5が設けられている。バルブ5は、通常 時開口4を閉じるようにばね7で付勢されている。また、バルブ5には、開口4 を開放する方向にバルブ5の先端を押圧する調圧ばね8がダイヤフラム9を介し て設けられている。この調圧ばね8の押圧力を外部から調整可能にするため、ハ ンドル10に連結されたねじ部材11が調圧ばね8を押圧している。
【0003】 かかる構成で成る圧力調整器1において、入力圧力室2に圧力P0の圧縮空気を 供給し、調圧ばねの調整によってバルブ5が開口4を所定の開度に開放した状態 にすると、圧縮空気は開口4で絞られて圧力P1に減圧され、出力圧力室3に給送 される。出力圧力室3の圧縮空気は、圧縮空気作動工具等に供給される。なお、 出力圧力室の圧力がP1より大きくなった場合、ダイヤフラム9が押上げられ、圧 力逃がし穴12から出力圧力室の空気を大気へ逃がすようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した圧力調整器1は、ハンドル10の操作によって開口4の開度を調整し 、出力圧力室側へ所望の圧力の空気すなわち流体を供給できるので、種々の分野 で多用されている。かかる圧力調整器は、釘打機等の圧縮空気を動力源とする手 持ち式の工具にも多く使用されている。かかる手持ち式工具に使用する場合、図 1に示すように、流体の供給方向すなわち接続されるホースの方向に対して調整 用のハンドル10が直交しているため、該ハンドル部分が工具のホースに直交し て出っ張ってしまい、釘打機等の手持ち式工具を操作するときの大きな障害にな っていた。このため、圧力調整器は、手持ち式工具の手元には設けず、作業者か ら離れた位置にある圧力タンク等の圧縮空気の供給装置側に設けていた。しかし 、これでは、圧力の調整のたびに、その装置まで足を運ばねばならず、作業効率 が低下せざるをえなかった。
【0005】 従って、本考案の目的は、釘打機等の手持ち式工具の手元にそのまま設けても ホースの直交方向に出っ張るもののない圧力調整器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案によれば、流体の入力側の入力圧力室と流 体の出力側の出力圧力室との間に開口が形成され、この開口には開閉用のバルブ が設けられ、該バルブは通常時開口を閉じており、バルブには、開口を開放して 入力側から出力側へ流体へ流す調圧ばねが設けられており、該調圧ばねの押圧力 は外部から調整可能であり、調圧ばねの押圧力の調整によって、出力側に所望の 圧力の流体を給送できる圧力調整器であって、軸方向一方の側に入力圧力室を、 他方の側に出力圧力室及び外部への出力ポートを形成し、入力圧力室と出力圧力 室との間に開口を形成するとともに出力圧力室と出力ポートを接続する軸方向給 送穴を形成した筒状体と、該筒状体の中に、入力圧力室の側から開口の周縁部に 形成した弁座に当接するように配置されたバルブと、出力圧力室に配設され、バ ルブを弁座から離れるように押圧するピストンと、該ピストンにバルブ押圧力を 与えるように、出力圧力室内の、ピストン背面に設けられた調圧ばねと、該調圧 ばねに当接して、筒状体の軸方向に移動することができ、調圧ばねによるピスト ンのバルブ押圧力を調整できる調整手段とから成ることを特徴とする圧力調整器 が提供される。この圧力調整器は、筒状体の軸方向一方の側から他方の側に流体 が給送され、その筒状体に圧力の調整用の部材が納められていて、該調整用部材 を筒状体の軸方向に移動させることにより圧力を調整するようになっているので 、流体の供給方向に直交する方向に出っ張るものがなくなる。
【0007】 本考案においては、筒状体を、筒状本体と、該本体に一体に組付けられて筒状 本体を軸方向に延長する補助筒状体とで構成することができ、ピストン及び調圧 ばねを該補助筒状体の内側に収容し、出力圧力室の流体を、補助筒状体を成す壁 体内部を貫通する穴を通って出ポートへ導くことができる。これにより、ピスト ン及び調圧ばね等の部材の組み込みが容易になる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。図2は、本考案 に係る圧力調整器15の全体を示し、図3、図4及び図5は、図2のA−A線、 B−B線及びC−C線における断面図を示している。圧力調整器15は、一方の 側に入力ポート14に続く入力圧力室16を形成し、他方の側に出力圧力室17 を形成し、中間に両室を連通する開口18が形成されている筒状本体19を有す る。この筒状本体19には該本体を軸方向に延長する補助筒状体20が設けられ ている。これらの筒状本体19及び補助筒状体20は円筒体で成り、筒状本体1 9の出力圧力室17の側に補助筒状体20が内側に位置するように相互にねじに よって連結固定されていて、1本の筒状体をなしている。なお、補助筒状体20 を筒状本体19に組付けたことにより、圧力調整器用の種々の部材が組み込み易 くなり、出力圧力室17からの流体を軸方向に延長した出力ポート22に給送す ることが容易になる。
【0009】 筒状本体19の入力圧力室16には、開口18の周縁部に形成した弁座に当接 するようにバルブ24が配置されている。このバルブ24は、筒状本体19の内 側にねじによって固定された支持部材25によって、開口18に対して離接する ように軸方向に移動可能に支持されている。また、バルブ24は、支持部材25 との間に配設されたコイルばね27によって、通常時は開口18を閉じるように 押されている。筒状本体19の内側の補助筒状体20には、開口18の出力側に 出力圧力室17を形成するように、Oリング28でシールしたピストン29が軸 方向に移動可能に配設されている。ピストン29は、バルブ24を開口18周縁 の弁座から離れるように押圧する突出部30を有し、この突出部30から、圧力 逃がし穴31がピストン29を貫通して設けられている。
【0010】 ピストン29の背面には、ピストン突出部30にバルブ24を押圧する力を与 えるための、調圧ばね33が設けられている。この調圧ばね33の他の端部は、 平板形状のばね受け34に当接している。ばね受け34は、補助筒状体20に軸 方向に一定長さ形成された一対のスライド溝35、35を貫通し、調圧ばね33 の押圧力を調整するように、補助筒状体20内をスライドできる。この調圧ばね 33の押圧力の調整のため、筒状本体19の外周面には、調整ナット36が螺合 している。この調整ナット36の回転によって、ばね受け34が補助筒状体20 内をスライドして調圧ばね33の押圧力を調整する。なお、補助筒状体20に形 成されたスライド溝35によって、ピストン29の背面側は大気圧となり、圧力 逃がし穴31は大気へ通じている。
【0011】 更に、補助筒状体20には、出力圧力室17の流体を出力ポート22に給送す るために、補助筒状体の壁体内部を貫通する流体給送穴38が一対設けられてい る。これらの流体給送穴の様子は、図3〜図5にも示されているので参照された い。この流体給送穴38により、入力圧力室16から供給された圧縮空気等の流 体は出力圧力室17を通ってそのまま出力ポート22に給送される。なお、流体 給送穴38の数は任意でよい。
【0012】 かかる構成で成る圧力調整器15において、調整ナット36の調整によって調 圧ばね33による所定の押圧力がピストン29に加えられ、ピストン29がバル ブ24を押圧して開口18が所定の開度に開いた状態になると、入力圧力室16 に供給された圧力P0の圧縮空気は開口18で絞られて圧力P1に調整されて出力圧 力室17に流入し、流体給送穴38を介して出力ポート22に給送される。なお 、出力圧力室17の圧力がP1より大きくなった場合、ピストン29が右側に移動 させられ、バルブ24が開口18を閉じた後、更にピストン29が右側に移動さ せられ、出力圧力室17の流体を圧力逃がし穴31から大気へ逃がし、圧力P1に まで減少すると、ピストン29が左側へ戻って突出部30がバルブ24に接面し て圧力逃がし穴31がシールされる。従って、入力圧力室16の側に圧力タンク 等の圧縮空気の供給装置から延びるホースを接続し、出力ポート22は、釘打機 等の手持ち式工具の流体供給口にそのままあるいは短いホースを介して接続でき る。
【0013】
【考案の効果】
本考案の圧力調整器によれば、筒状体の軸方向一方の側から他方の側に流体が 給送され、その筒状体に圧力の調整用の種々の部材が納められていて、該調整用 部材を筒状体の軸方向に移動させることにより圧力を調整するようになっている ので、流体の供給方向に直交する方向に出っ張るものがなくなり、釘打機等の手 持ち式工具のハンドルの手元の流体供給口に取付けても、操作の邪魔にならない 。従って、作業者は、工具の手元での調整によって、工具へ所望の圧力の流体を 供給することができ、従来の圧力調整の負担が大きく軽減される。なお、本考案 による圧力調整器は、釘打機の外に、エアーインパクトレンチ、エアースプレー ガン、エアードライバー等、多種の工具に適用でき、トルクの調整、吹きつけ力 の調整、打込み力の調整等を適宜行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧力調整器の断面図である。
【図2】本考案の圧力調整器の縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 従来の圧力調整器 2 従来の圧力調整器の入力圧力室 3 従来の圧力調整器の出力圧力室 4 従来の圧力調整器の開口 5 従来の圧力調整器のバルブ 8 従来の圧力調整器の調圧ばね 9 ダイヤフラム 10 ハンドル 15 本考案の圧力調整器 16 入力圧力室 17 出力圧力室 18 開口 19 筒状本体 20 補助筒状体 22 出力ポート 24 バルブ 25 支持部材 27 コイルばね 28 Oリング 29 ピストン 30 ピストンの突出部 31 圧力逃がし穴 33 調圧ばね 34 ばね受け 35 スライド溝 36 調整ナット 38 流体給送穴

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の入力側の入力圧力室と流体の出力
    側の出力圧力室との間に開口が形成され、この開口には
    開閉用のバルブが設けられ、該バルブは通常時前記開口
    を閉じており、前記バルブには、前記開口を開放して入
    力側から出力側へ流体へ流す調圧ばねが設けられてお
    り、該調圧ばねの押圧力は外部から調整可能であり、該
    調圧ばねの押圧力の調整によって、出力側に所望の圧力
    の流体を給送できる圧力調整器において、 軸方向一方の側に入力圧力室を、他方の側に出力圧力室
    及び外部への出力ポートを形成し、入力圧力室と出力圧
    力室との間に開口を形成するとともに出力圧力室と出力
    ポートを接続する軸方向給送穴を形成した筒状体と、該
    筒状体の中に、入力圧力室の側から前記開口の周縁部に
    形成した弁座に当接するように配置されたバルブと、出
    力圧力室に配設され、前記バルブを弁座から離れるよう
    に押圧するピストンと、該ピストンにバルブ押圧力を与
    えるように、出力圧力室内の、ピストン背面に設けられ
    た調圧ばねと、該調圧ばねに当接して、前記筒状体の軸
    方向に移動することができ、調圧ばねによるピストンの
    バルブ押圧力を調整できる調整手段とから成ることを特
    徴とする圧力調整器。
  2. 【請求項2】 前記筒状体は、筒状本体と、該筒状本体
    に一体に組付けられて筒状本体を軸方向に延長する補助
    筒状体とから成り、前記ピストン及び前記調圧ばねは、
    該補助筒状体の内側に収容され、出力圧力室の流体は、
    補助筒状体を成す壁体内部を貫通する穴を通って出力ポ
    ートへ導かれることを特徴とする請求項1に記載の圧力
    調整器。
JP5006493U 1993-09-14 1993-09-14 圧力調整器 Pending JPH0720604U (ja)

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JP5006493U JPH0720604U (ja) 1993-09-14 1993-09-14 圧力調整器

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JP5006493U JPH0720604U (ja) 1993-09-14 1993-09-14 圧力調整器

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JPH0720604U true JPH0720604U (ja) 1995-04-11

Family

ID=12848574

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5006493U Pending JPH0720604U (ja) 1993-09-14 1993-09-14 圧力調整器

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JP (1) JPH0720604U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316988A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Daisen Kk 圧力制御弁及び複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316988A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Daisen Kk 圧力制御弁及び複数の出力口を備えた圧力制御弁ユニット

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