JP2021061741A - 電気機械を動作させるための方法 - Google Patents

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トクゲズ ゲクハン
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Abstract

【課題】電気機械を効率的に動作させる方法を提供する。【解決手段】第1の相配列P1と、電気的に分離された第2の相配列P2とを有するステータ巻線を有し、相配列は、それぞれ同数の相を有し、第1の相配列は、第2の相配列に対して所定の角度だけ回転して配置され、第2の相配列は、第1の相配列に対して位相シフトされて駆動され、第1の相配列の第1の相の第1の実際相電流I1Ist,P1と、第1の相配列の第2の相の第2の実際相電流I2Ist,P1が検出される。第2の相配列の第1の相の第1の目標相電流I1Soll,P2、又は、第1の相配列の第3の相の目標相電流を、第1の実際相電流及び第2の実際相電流、並びに、第1の相配列の第1の相と第2の相配列の第1の相又は第1の相配列の第3の相との間の第1の角度差、第1の相配列の第2の相と第2の相配列の第1の相又は第1の相配列の第3の相との間の第2の角度差に依存して特定する。【選択図】図3

Description

発明の分野
本発明は、電気機械を動作させるための方法に関する。本発明は、さらに、方法を実施するための制御装置と、そのような制御装置を有する電気機械とに関する。
従来技術
従来技術から、例えば独国特許出願公開第102007005742号明細書から、電気機械が公知である。
例えば自動車分野において電気機械を動作させるためには、例えばISO26262に準拠する高い安全性要件が適用される。セーフティ分類を有する駆動装置の場合には、通常、生成されるトルクに安全性負荷が割り当てられる。通常、トルクは、コスト上の理由から、トルクセンサによって測定されるのではなく、相電流によって機械方程式に基づいて特定される。安全性要件を満たすためには、計算された信号と、信号の入力量とを十分に保護することができるようにするために、妥当性チェック技術を使用する必要があり得る。
ISO26262の意味における妥当性チェックは、いわゆる共通原因(Common-Cause)エラーを排除することができるようにするために、測定量と妥当性チェックアルゴリズムとの十分な独立性が保証されている場合にのみ可能である。このために、あらゆる時点において測定可能であるセンサを使用する必要があり得る。このことは、高コストにつながり得る。測定された相電流と、相に通電される設定電流とを比較することによる妥当性チェックは、手間がかかり得る。なぜなら、その場合には、モータの動作点を把握している必要があるからである。
例えば、安全性が重要ではないような、その他の用途の例が存在する場合もある。ステータ内に互いに固定の回転角度を有する複数の独立したサブシステム又は相配列(例えば、2つの3相の相配列)を有するこのような電気機械の場合には、それぞれのサブシステム又はそれぞれの相配列に、各自の独自の駆動エレクトロニクスが設けられており、この場合には、それぞれ他の相配列から独立しているそれぞれの相配列について、閉ループ制御のための実際値としてそれぞれの相電流を電流測定することによって、それぞれの相配列の個々の相への通電が実施される。このことは、電流センサのための高いコストを必要とする。代替的に、電流センサを省略するものとしてもよいが、その場合には、閉ループ制御が不可能又は不正確になり、電気機械をさほど効率的には動作させることができなくなる。
独国特許出願公開第102007005742号明細書
本発明の開示
本発明は、限られたスペース及び持続的なコスト圧力に基づいて、電気機械及び/又は電気駆動装置を同等の出力及び高い効率でより小型かつより低コストにすべきであり、それと同時に、安全な動作も必要であるという認識を起点とするものである。
従って、トルクセンサを省略することができ、安全な動作を保証する、電気機械を動作させるための方法を提供するという需要が存在し得る。それと同時に、状況によってはあらゆる時点において測定可能であるとは限らない個々の相(例えば、3つの相に3つのセンサがある場合、それぞれ2つのセンサしか同時に測定することができない)のための電流測定のために、低コストのセンサを使用するという需要が存在し得る。最後に、制御エレクトロニクスによって指定された電流を把握することなく、即ち、測定された電流と、測定された電流から計算された電流とのみに基づいて(設定相電流との比較なしで)電気機械の動作を保証及び/又は妥当性チェックするという需要が存在し得る。本方法によって、サブシステム若しくは相配列における巻線の短絡、巻線の断線、又は、ハウジングに対する短絡の診断を可能にするという需要も存在し得る。
代替的又は追加的に、ステータ内に複数の相配列を有する電気機械の場合には、第2の相配列の相電流を簡単かつ低コストに閉ループ制御することが可能となるように、本方法を構成するという需要が存在し得る。このために、(閉ループ制御のための実際値として)第2の相配列における相電流を測定することは、可能な限り省略すべきである。従って、第1の相配列の駆動と、第1の相配列の相電流の測定とに依存して、他の相配列に効率的に通電することも可能にすべきである。このことは、例えば、複数の異なる相配列によってそれぞれ異なる大きさの部分トルクを供給して総トルクを生じさせるべき場合にも当てはまるべきである。それと同時に、コスト及びスペースを節約するために、2つの相配列のうちの一方にのみ電流測定センサを設けることが望ましい場合があり、好ましくは、それどころか、正確に2つの電流測定センサしか必要としないようにすべきである。
さらに、そのような方法を実施することができる制御装置に対する需要と、そのような制御装置を有する電気機械に対する需要とが存在し得る。
発明の利点
上記の需要は、独立請求項に記載の本発明の対象によって満たすことができる。本発明の有利な実施形態は、従属請求項に記載されている。
本発明の第1の態様によれば、電気機械を動作させるための方法が提案される。
本方法は、自動車の電気機械を動作させるために構成することが可能であるが、そのような電気機械に限定されるものではない。電気機械は、ロータ及びステータを有し、ロータは、ハウジング内において回動可能に支持されているシャフト上に相対回動不能に配置されており、ステータは、ハウジングに固定されて配置されており、第1の相配列と、第1の相配列から電気的に分離された第2の相配列とを有するステータ巻線を有し、これらの相配列は、それぞれ同数の相を有し、第1の相配列の同一の相は、第2の相配列の同一の相に対して所定の回転角度だけ回転させられて配置されており、第1の相配列の相は、ロータの回動角度に依存して駆動され、第2の相配列の相は、回転角度に依存して第1の相配列の相に対して位相シフトされて駆動され、少なくとも、第1の相配列の第1の相の第1の実際相電流が検出され、第1の相配列の第2の相の第2の実際相電流が検出される。第2の相配列の第1の相の第1の目標相電流、又は、第1の相配列の第3の相の目標相電流を、
・第1の相配列の第1の相の第1の実際相電流、
・第1の相配列の第2の相の第2の実際相電流、
・第1の相配列の、第1の実際相電流が検出された第1の相と、第2の相配列の、第1の目標相電流が特定されるべき第1の相との間の第1の角度差、
又は、
第1の相配列の、第1の実際相電流が検出された第1の相と、第1の相配列の、目標相電流が特定されるべき第3の相との間の第1の角度差、
・第1の相配列の、第2の実際相電流が検出された第2の相と、第2の相配列の、第1の目標相電流が特定されるべき第1の相との間の第2の角度差、
又は、
第1の相配列の、第2の実際相電流が検出された第2の相と、第1の相配列の、目標相電流が特定されるべき第3の相との間の第2の角度差
に依存して特定することが企図されている。
これによって、有利には、第1の相配列の2つの実際相電流のみを検出又は測定することにより、第2の相配列のそれぞれの相電流を簡単に特定することができる。例えば、2つの3相の相配列、即ち、第1の相配列のための相A1,B1,及びC1と、第2の相配列のための相A2,B2,及びC2とを有する電気機械が存在する場合には、例えば、相A1及びB1の実際相電流を(第1及び第2の実際相電流として)検出することにより、相A2,B2,及びC2の各々について、それぞれの目標相電流を第1の目標相電流として特定することができる。同様にして、相A1及びC1又は相B1及びC1の実際相電流を検出することも、この目的にとって十分である。
ステータ内に2つの5相の相配列又はサブシステム、即ち、第1の相配列における相A1,B1,C1,D1,及びF1と、第2の相配列における相A2,B2,C2,D2,及びF2とを有する例示的な電気機械についても、同様の考えが当てはまるであろう。第1の相配列のただ2つの実際相電流(例えば、A1,B1又はA1,C1又はA1,D1又はA1,E1又はB1,C1又はB1,D1など)の検出から、相A2,B2,C2,D2,E2の各々について、第2の相配列のそれぞれの目標相電流を第1の目標相電流として特定することができる。
言うまでもなく、第1の相配列の2つの相電流の測定から、第1の相配列の第3の相電流を特定することもできる。この場合、以下においては、本文を理解し易くするために、「第2の相配列の第1の相」という表現を、「第1の相配列の第3の相」として又は「第1の相配列の第3の相」の同義として理解すべきである。即ち、例えば、相A1及びB1の測定された相電流から、第1の相配列の第3の相C1の目標相電流を特定することができる。このことは、回転角度が既知である限り、1つの相配列につき3つより多くの相を有するシステムにも当てはまる。
言うまでもなく、第2の相配列における2つの実際相電流を検出する場合には、第1の相配列のそれぞれの相電流を目標相電流として特定することができる。この場合には、第1の相配列を第2の相配列としてみなすことができ、その逆も同様である。
第1の目標相電流は、さらに他の量に依存している場合もある。このことが当てはまるのは、例えば、2つの相配列が、電気機械の総トルクに対してそれぞれ異なるトルク部分量に寄与すべきである場合、又は、複数の相配列がそれぞれ異なるように巻回されていて、これにより、公称電流が同一であってもこれらの相配列の出力又はトルクがそれぞれ異なっている場合、例えば、第1の相配列が25Nmを供給し、第2の相配列が75Nmを供給する場合、などであり得る。この場合には、第2の相配列の第1の相において流れるべき目標相電流は、例えば、さらに、2つの部分トルクの所期の比率、及び/又は、電気機械における2つの相配列の出力特性にも依存し得る。
1つの発展形態においては、第1の相配列の第1の相の第1の実際相電流を、第1のシャント抵抗又は第1の磁気センサによって検出することが企図されている。これにより、第1の実際相電流を特に正確かつ低コストに検出することが可能となる。
本方法は、電流センサとして低コストのシャント抵抗(シャントセンサ)を使用する場合に、特に好適である。というのも、シャント抵抗は、電気機械の動作状態によっては必ずしもあらゆる時点において測定可能であるとは限らないが、本方法によれば、シャント抵抗が今まさに測定不可能となっている相のための電流も、最終的にはあらゆる時点において特定することができるからである(その場合には、この電流が、目標電流として、測定可能なシャントセンサから特定される)。
他方においては、いつでも測定可能なセンサ(例えば、ホールセンサ)を使用する場合には、例えば、それぞれの相に電流センサを設けることを省略することができる。というのも、2つの異なる相電流を測定して、それぞれの相同士の互いの回転角度が既知であることによって、他の総ての相電流を(目標相電流として)特定することができるからである。
代替的又は追加的に、第1の相配列の第2の相の第2の実際相電流を、第2のシャント抵抗又は第2の磁気センサによって検出することを企図することができる。これにより、第2の実際相電流を特に正確かつ低コストに検出することが可能となる。
第1の相配列のそれぞれの相について、実際相電流を検出することにより、有利には、それぞれ2つの実際相電流のそれぞれ異なる組合せを利用することによって、第2の相配列の第1の相の第1の目標相電流を特定することができる。これにより、第1の目標相電流をより正確かつ冗長的に特定することができる。
さらに、このようにして、必ずしもあらゆる時点において測定可能であるとは限らないセンサを使用している場合であっても、現在まさに測定可能である2つのセンサによる2つの相のための相電流の測定から、それぞれ他の相電流を(第1の相配列及び/又は第2の相配列から)(目標値として)特定することができる。これにより、システムの挙動を、有利には、あらゆる時点において監視することができる。
例えば、第1の相配列の相電流を検出するために、それぞれシャント抵抗又は磁気センサを使用することができる。
1つの発展形態においては、第2の相配列のそれぞれの相について、それぞれ目標相電流を特定することが企図されている。これらの目標相電流を、例えば第2の相配列のための駆動電流として使用可能であることにより、有利には、電気機械を特に低コストに動作させることができる。第2の相配列において個々の相電流又は総ての相電流が測定される場合には、有利には、これらの測定された相電流の妥当性チェックを、目標相電流によって実施することもできる。このことは、例えば、エラーケースを検出するために使用可能である。
言うまでもなく、第2の相配列の第1の相は、例えば3相の機械の場合には、3つの相A2,B2,C2の各々であり得る。
1つの発展形態においては、第2の相配列の第1の相のさらなる第1の実際相電流を検出し、第1の値としての、第2の相配列の第1の相の第1の目標相電流を、第2の値としての、第2の相配列の第1の相のさらなる第1の実際相電流と比較し、第1の値と第2の値との比較に依存して、電気機械(ひいては、電気機械の構成部分である電流センサ)のエラーが存在するかどうかを特定することが企図されている。
このようにして、有利には、電気機械を簡単かつ低コストに監視することができる。というのも、有利には、第2の相配列の第1の相の検出されたさらなる第1の実際相電流の妥当性チェックを実施することができるからである。これにより、最も高い安全性要件であっても、低コストに遵守することができ、第1の値と第2の値との相違の大きさ及び符号に依存して、センサエラーが存在するかどうか、即ち、第2の相配列の第1の相のさらなる第1の実際相電流の検出にエラーが含まれていることを識別することができる。しかしながら、例えば、他の種類のエラー、例えば、巻線の短絡、巻線の断線、又は、ハウジングに対する短絡を識別することもできる。
第2の相配列の第1の相のさらなる第1の実際相電流は、例えば、シャント抵抗又は磁気センサによって検出可能である。
1つの発展形態においては、電気機械のエラーが確認された場合に、エラー信号を送出することが企図されている。これによって、有利には、エラーに対する反応を引き起こすことができ、又は、反応の必要性を通知することができる。例えば、エラー信号は、制御装置においてエラービットをセットすることであり得る。しかしながら、エラー信号は、例えば、操作員に電気機械にアクセスさせる音響信号、光学信号又は触覚信号であるものとしてもよい。操作員は、例えば、エラー信号に反応して、電気機械を停止させること、又は、アイドリング運転に移行させることなどを行うことができる。
電気機械のエラーを確認することは、電気機械に属する電流センサのうちの1つが異常を示していること、又は、エラーを有することを確認することを含む。
電気機械のエラーが確認された場合に、電気機械を安全な状態に移行させることにより、有利には操作員による外部の介入なしに、電気機械は、もはや操作員及び/又は第三者にとって危険ではなくなり、及び/又は、電気機械は、エラーに起因して損傷することがなくなる。安全な状態又は動作状態は、例えば、電気機械をスイッチオフすること、又は、機械を非常モードで動作させること、又は、電気機械をモータ運転から発電機運転に切り替えて制動トルクを生成すること、又は、電気機械から負荷を切り離して無負荷運転を実施することなどであり得る。
1つの発展形態においては、第2の相配列の第1の相に、第2の相配列の第1の相の特定された第1の目標相電流(I1Soll,P2)に依存する第1の設定電流(この第1の設定電流自体は、2つの測定又は検出された電流を使用して、相同士の互いの回転角度が既知であることによって特定される)を通電することが企図されている。
換言すれば、第2の相配列の第1の相の設定電流は、第2の相配列の第1の相の実際相電流を測定又は特定する必要なしに、第2の相配列の第1の相の特定された第1の目標相電流を用いて閉ループ制御可能である。むしろ、そうでなければ測定されていたこの実際相電流の代わりに、第1の設定電流を閉ループ制御するための実際値として、第1の目標相電流が直接的又は間接的に使用されるのである。従って、第2の相配列の第1の相は、第2の相配列の第1の目標相電流に依存して通電される。
これによって、有利には、第2の相配列の第1の相の実際相電流を特定又は測定するための電流センサを省略することができる。これにより、コスト、材料、信号経路及びスペースを節約することができる。
このことは、少なくとも、安全性が重要ではない電気機械(例えば、充電式スクリュードライバのような小型の工具)の場合に当てはまる。
換言すれば、第1の相配列の2つの異なる相の少なくとも2つの実際相電流の検出から、第2の相配列の第1の相の特定された目標相電流に依存して、電流ベクトル又は電圧ベクトルを特定することができ、この電流ベクトル又は電圧ベクトルによって、この相(又はこの相の設定電流)が閉ループ制御される。この場合、この電流ベクトル又は電圧ベクトルの相位置(第2の相配列の第1の相)が、第1の相配列の検出された相電流に対して(例えば、(固定の)量又は(固定の)回転角度だけ)オフセットされていることを仮定することができる。しかしながら、電流ベクトル又は電圧ベクトルの長さ又は振幅は、第2の相配列の第1の相の特定された目標相電流に依存して特定、計算又は決定される。例えば、2つの相配列が、電気機械の総トルクに対してそれぞれ異なるトルク部分量に寄与すべきである場合、例えば、第1の相配列が30Nmを供給し、第2の相配列が70Nmを供給する場合には、このことが重要であり得る。この場合には、さらに、設定電流ベクトルの長さに関して(即ち、設定相電流に関して)、例えば、電気機械における2つの相配列の2つの部分トルク及び出力特性の比率も重要であり得る。勿論、これらの相配列の振幅は、それぞれ同等であるものとしてもよい。
換言すれば、第1の相配列及び第2の相配列における設定電流を閉ループ制御するためには、(相同士の互いの回転角度が既知である場合)正確に2つの実際相電流のみを測定又は特定すれば十分である。その場合、閉ループ制御のために必要な実際値は、測定又は特定された実際相電流であるものとしてもよいし、又は、これらの実際相電流から特定された目標相電流であるものとしてもよい。
1つの発展形態においては、第2の相配列のそれぞれの相に、それぞれ設定電流を通電し、設定電流の各々は、第2の相配列の、それぞれの相について特定された目標相電流に依存していることが企図されている。換言すれば、第2の相配列の総ての相の(閉ループ制御の目標値としての)設定電流は、特定された(実際値としての)目標相電流によって閉ループ制御され、目標相電流は、実際値として閉ループ制御に供給される前に、場合によってはさらに補正される(例えば、経年変化の影響、2つの相配列のそれぞれ異なるトルク寄与、温度など)。従って、設定電流による相の閉ループ制御又は相への通電は、第2の相配列のそれぞれ特定された目標相電流に依存して実施される。これによって、有利には、第2の相配列は、完全に、独自の電流測定センサシステムがなくても機能することが可能であり、これによって、非常に低コストに、省スペースに、かつ、簡単に製造可能になる。
本発明の第2の態様によれば、電気機械のための制御装置が提案される。
電気機械は、ロータ及びステータを有し、ロータは、ハウジング内において回動可能に支持されているシャフト上に相対回動不能に配置されており、ステータは、ハウジングに固定されて配置されており、第1の相配列と、第1の相配列から電気的に分離された第2の相配列とを有するステータ巻線を有しており、これらの相配列は、それぞれ同数の相を有しており、第1の相配列の同一の相は、第2の相配列の同一の相に対して所定の回転角度だけ回転させられて配置されている。制御装置は、上述した方法を実施するように構成されている。
本発明の第3の態様によれば、電気機械が提案される。
電気機械は、ロータ及びステータを有し、ロータは、ハウジング内において回動可能に支持されているシャフト上に相対回動不能に配置されており、ステータは、ハウジングに固定されて配置されており、第1の相配列と、第1の相配列から電気的に分離された第2の相配列とを有するステータ巻線を有しており、これらの相配列は、それぞれ同数の相を有しており、第1の相配列の同一の相は、第2の相配列の同一の相に対して所定の回転角度だけ回転させられて配置されている。電気機械は、上述したような制御装置をさらに有する。
この電気機械は、有利には、非常に簡単に、省スペースに、かつ、低コストに製造可能である。この電気機械は、例えば、それぞれの相における冗長的に構成された電流センサを保持する必要なしに、例えばISO26262のような安全性が重要な規定を遵守することができる。
1つの発展形態においては、第1の相配列の第1の相の第1の実際相電流を、第1のシャント抵抗又は第1の磁気センサによって検出することが企図されている。
これによって、有利には、第1の実際相電流を特に正確かつ低コストに検出することが可能となる。
代替的又は追加的に、第1の相配列の第2の相の第2の実際相電流を、第2のシャント抵抗又は第2の磁気センサによって検出することを企図することができる。
これによって、有利には、第2の実際相電流を特に正確かつ低コストに検出することが可能となる。
図面
本発明のさらなる特徴及び利点は、添付の図面を参照して、例示的な実施形態の以下の説明から当業者に明らかとなるが、これらの例示的な実施形態は、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
電気機械及びインバータの概略図である。 図1の電気機械の部分詳細図である。 図1及び図2の電気機械を動作させるための方法に関する1つの実施例を示すフローチャートである。 図1及び図2の電気機械を動作させるための方法に関するさらなる実施例を示すフローチャートである。
図1は、電気機械1とインバータ10とを有する電気機械システム100の概略図を示している。電気機械は、ロータ2及びステータ3を有し、ロータ2は、ハウジング4内において回動可能に支持されているシャフト5上に相対回動不能に配置されており、ステータ3は、ハウジングに固定されて配置されており、第1の相配列P1と、第1の相配列P1から電気的に分離された第2の相配列P2とを有するステータ巻線を有し、相配列P1,P2は、それぞれ同数の相を有し、即ち、第1の相配列に関して、ここでは3つの相A1,B1,C1を有し、第2の相配列P2に関しても、ここでは3つの相A2,B2,C2を有する。第1の相配列P1の同一の相A1,B1,C1は、第2の相配列P2の同一の相A2,B2,C2に対して、ここでは30°の回転角度Δφだけ回転させられて配置されている(即ち、A1対A2:30°、B1対B2:30°、及び、C1対C2:30°)。第1の相配列P1の相A1,B1,C1は、ロータ2の回動角度に依存して駆動される。
さらに、インバータ10内には、電子回路13又は制御ロジック13を有する回路支持体11が設けられている。回路支持体11は、例えば、制御装置の構成部分であるものとしてもよい。電子回路13は、例えば、中間回路コンデンサを有することができるDCリンク12に接続されており、DCリンク12を閉ループ制御又は開ループ制御することができ、又は、DCリンク12から信号を受信することができる。DCリンク12には、接地電位(「GND」)と、ここでは単なる例として48Vの電圧とを有する2つの線路が導かれている。
さらに、電子回路13は、第1のパワーエレクトロニクス14と、第2のパワーエレクトロニクス15と、第3のパワーエレクトロニクス16とを駆動又は閉ループ制御するように構成されている。3つのパワーエレクトロニクスモジュール13,14,15には、DCリンク12から電流及び電圧が供給される。
第1のパワーエレクトロニクス14は、3つの相線(第1の相線20、第2の相線21、第3の相線22)を介して、電気機械1のステータ3の第1の相配列P1の3つの相A1,B1,C1を駆動する。第2のパワーエレクトロニクス15は、3つの相線(第4の相線30、第5の相線31、第6の相線32)を介して、電気機械1のステータ3の第2の相配列P2の3つの相A2,B2,C2を駆動する。第3のパワーエレクトロニクス16は、第1のロータ線路40及び第2のロータ線路41を介してロータ2への通電を制御する。
第1の相配列P1の相A1,B1,C1の駆動を効率的に実施することができるようにするために、ロータ位置センサ18が設けられており、このロータ位置センサ18は、電子回路13に接続されている。電子回路13は、少なくとも第1の相配列P1を、ステータ3に対するロータ2の位置に依存して、又は、簡単に言えば、ロータ2の回動角度に依存して、制御する。
第2の相配列の相A2,B2,C2の駆動は、第1の相配列P1の相A1,B1,C1の駆動に対して位相シフトされるように実施可能であり、この場合、このシフトは、回転角度Δφに依存して実施可能である。例えば、このシフトを、回転角度Δφに一致させるものとしてもよい。
さらに、電気機械1においては、第1の相配列P1の2つの異なる相の少なくとも2つの実際相電流、即ち、第1の実際相電流I1Ist,P1及び第2の実際相電流I2Ist,P1が、電流センサ(図示せず)によって検出される。電流センサは、例えば、ホールセンサ又はシャント抵抗として構成可能である。この実施例においては、例えば、第3の実際相電流I3Ist,P1を検出することもできる。
実際相電流のうちの2つから、例えば、2つの実際相電流I1Ist,P1及びI2Ist,P1から、第2の相配列P2の第1の相の第1の目標相電流I1Soll,P2を、
・第1の相配列P1の第1の相の第1の実際相電流I1Ist,P1
・第1の相配列P1の第2の相の第2の実際相電流I2Ist,P1
・第1の相配列P1の、第1の実際相電流I1Ist,P1が特定された第1の相と、第2の相配列P2の、目標相電流I1Soll,P2が特定されるべき第1の相との間の第1の角度差α、
・第1の相配列P1の、第2の実際相電流I2Ist,P1が検出された第2の相と、第2の相配列P2の、目標相電流I1Soll,P2が特定されるべき第1の相との間の第2の角度差β
に依存して特定することができる。
図2は、図1の電気機械1の部分拡大図を示している。ここでは、旋回角度φが示されており、この旋回角度φは、電気機械1を時計回りに旋回させる。第1の相配列P1の3つの相A1,B1,C1は、0°,120°,240°の位置に配置されている。第2の相配列P2の3つの相A2,B2,C2は、第1の相配列P1の対応する相A1,B1,C1に対して所定の回転角度Δφ=30°だけ回転させられて配置されており、即ち、30°,150°,270°の位置に配置されている。
言うまでもなく、それぞれ3つより多くの相、例えば、4つ、5つ、6つなどの相を設けるものとしてもよいし、又は、それぞれ2つの相のみを設けるものとしてもよい。5相システムにおいては、5つの相A1,B1,C1,D1及びE1を、例えばA1=0°から開始して、例えばそれぞれ互いに72°だけずらして配置することができる。その場合には、第2の相配列P2の5つの相を、例えば、第1の相配列P1の5つの相に対してΔφ=20°の回転角度だけ回転させて配置することができ、即ち、この例においては、A2=20°、B2=92°、C2=164°、D2=236°、E2=308°である。
図2の例においては、第1の相配列P1の第1の実際相電流I1Ist,P1として、第1の相A1(基本的に、この「第1の相」は、B1又はC1であるものとしてもよい)の測定電流が検出され、第1の相配列P1の第2の実際相電流I2Ist,P1として、第2の相C1(基本的に、この第2の相は、第1の相とは異なる任意の相であるものとしてもよい)の測定電流が検出される。ここでは、相B2が、第2の相配列P2の第1の相の、特定されるべき第1の目標相電流I1Soll,P2であるとみなされる(しかしながら、基本的に、この相は、他の2つの相A2又はC2のうちの1つであるものとしてもよい)。
図示の電気機械1においては、2つの相配列が、各自の出力特性に関して同一であり、かつ、2つの相配列が、同一のトルク寄与を提供することが仮定される。
この場合には、第2の相配列P2の第1の相の第1の目標相電圧I1Soll,P2は、
例えば、以下の式:
I1Soll,P2=[I1Ist,P1−(I2Ist,P1)*(sinα/sinβ)]/(cosα−sinα/tanβ) (式1)
によって特定することができ、ここで、
・α=φ(第2の相配列P2の第1の相)−φ(第1の相配列P1の第1の相)
・β=φ(第2の相配列P2の第1の相)−φ(第1の相配列P1の第2の相)
である。
換言すれば、
・第1の角度差であるαは、第1の相配列P1の、第1の実際相電流I1Ist,P1が検出された第1の相に対する、第2の相配列P2の、第1の目標相電流I1Soll,P2が特定されるべき第1の相の回転角度に対応し、
・第2の角度差であるβは、第1の相配列P1の、第2の実際相電流I2Ist,P1が検出された第2の相に対する、第2の相配列P2の、第1の目標相電流I1Soll,P2が特定されるべき第1の相の回転角度に対応する。
図2の例においては、
・α=φ(B2)−φ(A1)=+150°−0°=+150° 及び
・β=φ(B2)−φ(C1)=(150°+360°)−240°=+270°
に対応する。
150°を有するB2の位相角が、360°+150°の位相角に対応することに注意すべきである。
言うまでもなく、第1の相配列の2つの相電流の測定から、第1の相配列の第3の相電流を特定することもできる。この場合には、「第2の相配列の第1の相」という表現を、「第1の相配列の第3の相」として又は「第1の相配列の第3の相」の同義として理解すべきである。即ち、例えば、相A1及びB1の測定された相電流から、第1の相配列の第3の相C1の目標相電流を特定することができる。このことは、回転角度が既知である限り、1つの相配列につき3つより多くの相を有するシステムにも当てはまる。
図3は、図1及び図2の電気機械1を動作させるための方法に関する1つの実施例を示すフローチャートを示している。本方法は、電気機械1を監視するための方法であるものとしてもよく、この場合、電気機械1を監視することは、エラー信号を送出すること、及び/又は、電気機械1を安全な動作状態に移行させることを含み得る。左側には、第1の相配列P1において又は第1の相配列P1のために実施されるステップが示されており、右側には、第2の相配列P2において又は第2の相配列P2のために実施されるステップが示されている。
まず始めにステップ200において、第1の相配列P1の3つの相A1,B1,C1に、設定相電流IVorgabe,A1,B1,C1が通電される(これらの設定相電流IVorgabe,A1,B1,C1は、閉ループ制御の目標値として理解可能である)。これらの設定相電流IVorgabe,A1,B1,C1は、例えば、第1のパワーエレクトロニクス14から供給される。ステップ210においては、少なくともこれらの相のうちの2つ(第1の相配列P1の第1及び第2の相)において、第1の相配列P1の第1及び第2の実際相電流I1Ist,P1,I2Ist,P1が検出される。このことは、例えば、シャント抵抗又はホールセンサによって実施可能である。この実施例においては、例えば、第3の実際相電流I3Ist,P1を検出することができる。
次いで、第1の相配列の(ここでは、閉ループ制御のための目標値である)設定相電流IVorgabe,A1,B1,C1を閉ループ制御するための実際値として、3つの実際相電流I1Ist,P1,I2Ist,P1,I3Ist,P1を、ステップ200にフィードバックすることができる。換言すれば、閉ループ制御は、実際相電流I1Ist,P1,I2Ist,P1,I3Ist,P1が、設定相電流IVorgabe,A1,B1,C1に(可能な限り迅速に)一致するように、又は、設定相電流IVorgabe,A1,B1,C1に可能な限り近似するように、個々の相に合わせて電流の印加を調整する。
ステップ220においては、第1の相配列P1の第1及び第2の実際相電流I1Ist,P1,I2Ist,P1と、第1及び第2の角度差α,βとに依存して、第2の相配列P2の第1の相の第1の目標相電流I1Soll,P2が特定される(ここでは基本的に、第1の相配列の第3の相の目標相電流を特定することもできる)。このことは、例えば、式1の関係式に基づいて実施可能である。しかしながら、第1の相配列P1の出力特性又は放出トルクと、第2の相配列P2の出力特性又は放出トルクとが異なっている電気機械1の場合には、式1の関係式を修正することが必要であり得る。同様にして、例えば、温度の影響、経年変化の影響なども、式1の関係式の修正を必要とし得る。
例えば、第1の相配列の第3の相のための電流センサが省略されている場合には、ステップ220の後、閉ループ制御のための実際値として、第1の相配列の第3の相の、ここで特定された設定相電流(又は、ここから特定された、例えば、温度の影響、経年劣化などの分だけ補正された値)を使用することができる。
第2の相配列P2においては、ステップ300において、3つの相A2,B2,C2に、例えば、第2のパワーエレクトロニクス15から供給された設定相電流IVorgabe,A2,B2,C2が通電される。これらの設定相電流IVorgabe,A2,B2,C2は、例えば、第1の相配列P1の設定相電流IVorgabe,A1,B1,C1とは独立して計算可能又は特定可能である。ステップ310においては、少なくともこれらの相のうちの2つ(第2の相配列P2の第1及び第2の相)において、第2の相配列P2のさらなる第1の実際相電流I1 Ist,P2と、さらなる第2の実際相電流I2 Ist,P2とが検出される。この実施例においては、例えば、さらなる第3の実際相電流I3 Ist,P2を検出することもできる。
次いで、第2の相配列の(ここでは、閉ループ制御のための目標値である)設定相電流IVorgabe,A2,B2,C2を閉ループ制御するための実際値として、3つのさらなる実際相電流I1 Ist,P2,I2 Ist,P2,I3 Ist,P2を、ステップ300にフィードバックすることができる。換言すれば、閉ループ制御は、さらなる実際相電流I1 Ist,P2,I2 Ist,P2,I3 Ist,P2が、設定相電流IVorgabe,A2,B2,C2に可能な限り一致するように、個々の相に合わせて電流の印加を調整する。
ステップ320においては、さらなる実際相電流のうちの2つに依存して、即ち、ここでは、第2の相配列P2のさらなる第1及び第2の実際相電流I1 Ist,P2,I2 Ist,P2と、このために選択された相に関して該当している第1及び第2の角度差α,βとに依存して、第1の相配列P1の第1の相のさらなる第1の目標相電流I1 Soll,P1が特定される。このことは、例えば、調整された実際相電流及び目標相電流を用いて、式1の関係式に基づいて実施可能である。しかしながら、第1の相配列P1の出力特性又は放出トルクと、第2の相配列P2の出力特性又は放出トルクとが異なっている電気機械1の場合には、式1の関係式を修正することが必要であり得る。このことは、温度の影響、経年劣化の発現などを考慮する場合にも当てはまる。
ステップ330においては、例えば、妥当性チェックのための比較を実施することができる。このために、
・第1の値W1としての、第2の相配列P2の第1の相の第1の目標相電流I1Soll,P2の特定された値を、
・第2の値W2としての、第2の相配列P2の第1の相のさらなる第1の実際相電流I1 Ist,P2の検出又は測定された値
と比較することができる。
言うまでもなく、ステップ330において、第1の値W1としての、第2の相配列P2の第2又は第3の相の特定された目標相電流I2Soll,P2,I3Soll,P2を、第2の値W2としての、第2の相配列P2の第2又は第3の相の測定されたさらなる第2又はさらなる第3の実際相電流I2 Ist,P2,I3 Ist,P2と比較することもできる。
この比較に依存して、エラー信号が送出されるかどうかが判別される。換言すれば、第1の値W1を、第2の値W2によって妥当性チェックすることができる。2つの値W1とW2とが互いに所定の許容範囲よりも大きく相違している場合には、このことが、エラーとして識別される。このことは、例えば、エラーを含んだ測定を行っている電流センサによって引き起こされることがあり、又は、相のうちの1つにおける短絡又は巻線の断線によって引き起こされることがある。エラーが検出された場合には、エラー信号が送出され、及び/又は、機械が安全な動作状態に移行される。
これに対して、それぞれの値が互いに所定の許容範囲内にある場合には、電気機械が安全な動作状態にあり、かつ、電流検出センサが正常であることが想定される。
同様にして、第1の相配列の各相における電流測定値も、妥当性チェック又は監視することができる。
ステップ230においては、このために、例えば、妥当性チェックのための比較を実施することができる。このために、
・さらなる第1の値W1としての、第1の相配列P1の第1の相のさらなる第1の目標相電流I1 Soll,P1の特定された値を、
・さらなる第2の値W2としての、第1の相配列P1の第1の相の第1の実際相電流I1Ist,P1の検出又は測定された値
と比較することができる。
言うまでもなく、ステップ230において、さらなる第1の値W1としての、第1の相配列P1の第2又は第3の相のさらなる特定された目標相電流I2 Soll,P1,I3 Soll,P1を、さらなる第2の値W2としての、第1の相配列P1の第2又は第3の相の測定された第2又は第3の実際相電流I2Ist,P1,I3Ist,P1と比較することもできる。
基本的に、ここでも、第1の値W1としての、第2の相配列P2の第3の相のさらなる特定された目標相電流I3 Soll,P2を、さらなる第2の値W2としての、第2の相配列P2の第3の相の測定されたさらなる第3の実際相電流I3 Ist,P2と比較することができる。図3に示されているフローチャートは、この比較を図示していない。
ここでも、この比較に依存して、エラー信号を送出することができ、及び/又は、電気機械1を安全な動作状態に移行させることができる。
基本的に、ステップ230において、さらなる第1の値W1としての、第1の相配列P1の第3の相の特定された目標相電流I3Soll,P1を、さらなる第2の値W2としての、第1の相配列P1の第3の相の測定された第3の実際相電流I3Ist,P1と比較することもできる。しかしながら、図3に示されているフローチャートは、この比較を図示していない。その場合には、ステップ220を起点として、第1の相配列P1の第3の相の特定された目標相電流I3Soll,P1を、ステップ230におけるさらなる第1の値W1として(右から)入力する必要がある。
基本的に、ステップ330において、第1の値W1としての、第2の相配列P2の第3の相の特定されたさらなる第3の目標相電流I3 Soll,P2を、第2の値W2としての、第2の相配列P2の第3の相の測定されたさらなる第3の実際相電流I3 Ist,P2と比較することもできる。しかしながら、図3に示されているフローチャートは、この比較を図示していない。その場合には、ステップ320を起点として、第2の相配列P2の第3の相の特定されたさらなる第3の目標相電流I3 Soll,P2を、ステップ330における第1の値W1として(左から)入力する必要がある。
本方法の利点は、1つの相につき単一の電流センサ又は電流測定センサのみを用いて、電気機械が正しく機能しているかどうかの妥当性チェックを実施することができることである。電流センサが正しく動作しているかどうか又は故障しているかどうかを特定することもできる。
図4は、図1及び図2の電気機械1を動作させるための方法に関するさらなる実施例を示すフローチャートを示している。本方法は、例えば、電流センサデータ又はトルクを妥当性チェックする必要がない電気機械のためにも、例えば、充電式スクリュードライバ又は家庭用電化製品のような消費者向け装置のためにも使用可能である。ここでは、閉ループ制御のための実際値を供給するために、第2の相配列P2の相における電流センサが必要ないので、第2の相配列P2の閉ループ制御を特に低コストに実施することができる。そうでなければ必要であったこのフィードバックは、図4の破線により示されている要素(特にステップ310及び破線)によって示されている。記載する方法においては、これらの破線の要素(特に電流測定)を、有利には省略することができる。
むしろ、第2の相配列P2を閉ループ制御するための実際値は、ステップ220において特定された第2の相配列P2の設定相電流に依存して計算又は特定される。従って、第2の相配列P2の相(A2,B2,C2)に、第2の相配列P2の特定された目標相電流I1Soll,P2,I2Soll,P2,I3Soll,P2に依存して、設定電流IVorgabe,A2,B2,C2が通電される。このためには基本的に、正確に2つの電流センサで十分であり、即ち、第1の相配列P1の2つの相におけるそれぞれ1つの電流センサで十分である。
本方法の、図3の方法のステップと同一のステップは、ここでは、図3と同一の参照符号により示される。
まず始めに、ステップ200において、第1の相配列P1の3つの相A1,B1,C1が、設定相電流IVorgabe,A1,B1,C1に基づいて通電される。
同様にして、ステップ300において、第2の相配列P2の3つの相A2,B2,C2が、設定電流IVorgabe,A2,B2,C2に基づいて通電される。
ステップ210においては、少なくともこれらの相のうちの2つ(第1の相配列P1の第1及び第2の相)において、第1の相配列P1の第1及び第2の実際相電流I1Ist,P1,I2Ist,P1が検出又は測定される。このことは、例えば、シャント抵抗又はホールセンサによって実施可能である。
ステップ220においては、第1の相配列P1の第1及び第2の実際相電流I1Ist,P1,I2Ist,P1と、第1及び第2の角度差α,βとに依存して、第2の相配列P2の第1の相の第1の目標相電流I1Soll,P2が特定される。このことは、例えば、式1の関係式に基づいて実施可能である。しかしながら、第1の相配列P1の出力特性又は放出トルクと、第2の相配列P2の出力特性又は放出トルクとが異なっている電気機械1の場合には、式1の関係式を修正することが必要であり得るが、このことは、次のステップ(ステップ240)でも実施可能である。
第2の相配列P2の第2の目標相電流I2Soll,P2及び第3の目標相電流I3Soll,P2を特定することもできる。同様にして、第1の相配列P1の第3の目標相電流I3Soll,P1を特定することもできる。
ステップ240においては、第2の相配列P2の第1の相の第1の目標相電流I1Soll,P2から、第2の相配列P2の第1の相を閉ループ制御するための第1の仮想実際値I1virtuell,P2が特定される。例えば、ステップ220で未だ考慮されていない場合には、ここで、2つの相配列P1,P2の放出されるべきトルク成分を考慮することができる。さらに、例えば、温度の影響、第2の相配列P2の出力特性、経年変化の影響などを考慮することができる。
しかしながら、第2の相配列P2の第1の相のこの第1の仮想実際値Ivirtuell,P2が、変わることなく第2の相配列P2の第1の相の第1の目標相電流ISoll,P2に一致する場合も存在し得る。修正の必要がない場合には、ステップ240を省略することもできる。
第2の相配列P2の第1の相の第1の仮想実際値I1virtuell,P2は、第2の相配列P2に通電するためにステップ300に供給され、これによって、第2の相配列P2に、閉ループ制御された状態で通電することができる。このために、第1の仮想実際値Ivirtuell,P2が、第1の相のための対応する設定電流に(近似的に)一致するまで、第2の相配列P2に供給される第1の相の設定電流が再調整される。
同様にして、ステップ240において、第2の相配列P2の第2の目標相電流I2Soll,P2から、第2の仮想実際値I2virtuell,P2を特定することもでき、第2の相配列P2の第3の目標相電流I3Soll,P2から、第3の仮想実際値I3virtuell,P2を特定することもできる。その場合、これらの仮想実際値もまた、第2の相配列を閉ループ制御するために、第2の相配列P2の、目標値としての設定電流IVorgabe,A2,B2,C2と比較することができる。
このようにして、基本的に、第1の相配列P1の2つの異なる相の2つの検出された実際相電流のみから、第2の相配列P2の総ての相に効率的に通電することができ、又は、制御ループ内において通電することができる。同様にして、第1の相配列の第3の相にも(測定なしで)閉ループ制御された状態で通電することができる。このようにして、電気機械1は、例えば、作用最適化された状態において稼働することができる。個別のトルク検出が必要なくなり、電気機械1には2つの電流センサだけしか必要なくなり、この場合には、勿論、電流測定センサを、例えば、第1の相配列P1のそれぞれ相に設けることもできる。
見易くするために、フィードバックを伴う第1の相配列P1のための制御ループが図示されていないことに留意すべきである。このことは、つまり、ステップ210において測定された第1の相配列の実際相電流又はステップ220から特定された目標相電流が、どのようにして実際値としてステップ200の閉ループ制御にフィードバックされるかが、図示されていないことを意味する。この閉ループ制御フィードバックは、図3において見て取ることができる。

Claims (12)

  1. ロータ(2)及びステータ(3)を有する電気機械、特に自動車の電気機械を動作させるための方法であって、
    前記ロータ(2)は、ハウジング(4)内において回動可能に支持されているシャフト(5)上に相対回動不能に配置されており、
    前記ステータ(3)は、前記ハウジングに固定されて配置されており、第1の相配列(P1)と、前記第1の相配列(P1)から電気的に分離された第2の相配列(P2)とを有するステータ巻線を有し、
    前記相配列(P1,P2)は、それぞれ同数の相(A1,B1,C1,A2,B2,C2)を有し、
    前記第1の相配列(P1)の同一の相(A1,B1,C1)は、前記第2の相配列(P2)の同一の相(A2,B2,C2)に対して所定の回転角度(Δφ)だけ回転させられて配置されており、
    前記第1の相配列(P1)の前記相(A1,B1,C1)は、前記ロータ(2)の回動角度に依存して駆動され、
    前記第2の相配列(P2)の前記相(A2,B2,C2)は、前記回転角度(Δφ)に依存して前記第1の相配列(P1)の前記相(A1,B1,C1)に対して位相シフトされて駆動され、
    少なくとも、前記第1の相配列(P1)の第1の相の第1の実際相電流(I1Ist,P1)が検出され、
    前記第1の相配列(P1)の第2の相の第2の実際相電流(I2Ist,P1)が検出される、
    方法において、
    前記第2の相配列(P2)の第1の相の第1の目標相電流(I1Soll,P2)、又は、前記第1の相配列(P1)の第3の相の目標相電流を、
    ・前記第1の相配列(P1)の前記第1の相の前記第1の実際相電流(I1Ist,P1)、
    ・前記第1の相配列(P1)の前記第2の相の前記第2の実際相電流(I2Ist,P1)、
    ・前記第1の相配列(P1)の前記第1の相と、前記第2の相配列(P2)の前記第1の相又は前記第1の相配列(P1)の前記第3の相との間の第1の角度差(α)、
    ・前記第1の相配列(P1)の前記第2の相と、前記第2の相配列(P2)の前記第1の相又は前記第1の相配列(P1)の前記第3の相との間の第2の角度差(β)
    に依存して特定する
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記第1の実際相電流(I1Ist,P1)を、第1のシャント抵抗又は第1の磁気センサによって検出し、
    及び/又は、
    前記第2の実際相電流(I2Ist,P1)を、第2のシャント抵抗又は第2の磁気センサによって検出する、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の相配列(P1)のそれぞれの相(A1,B1,C1)について、実際相電流(I1Ist,P1,I2Ist,P1,I3Ist,P1)を、特にそれぞれシャント抵抗又は磁気センサによって検出する、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第2の相配列(P2)のそれぞれの相(A2,B2,C2)について、それぞれ目標相電流(I1Soll,P2,I2Soll,P2,I3Soll,P2)を特定する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第2の相配列(P2)の前記第1の相のさらなる第1の実際相電流(I1 Ist,P2)を、特にシャント抵抗又は磁気センサによって検出し、
    第1の値(W1)としての、前記第2の相配列(P2)の前記第1の相の前記第1の目標相電流(I1Soll,P2)を、第2の値(W1)としての、前記第2の相配列(P2)の前記第1の相の前記さらなる第1の実際相電流(I1 Ist,P2)と比較し、
    前記第1の値(W1)と前記第2の値(W2)との比較に依存して、前記電気機械(1)のエラーが存在するかどうかを特定する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記電気機械(1)のエラーが確認された場合に、エラー信号を送出する、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記電気機械(1)のエラーが確認された場合に、前記電気機械(1)を安全な状態に移行させる、
    請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記第2の相配列(P2)の前記第1の相に、前記第2の相配列(P2)の前記第1の相の特定された前記第1の目標相電流(I1Soll,P2)に依存する第1の設定電流(I1Vorgabe,P2)を通電する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第2の相配列(P2)のそれぞれの相(A2,B2,C2)に、それぞれ設定電流(I1Vorgabe,P2,I2Vorgabe,P2,I3Vorgabe,P2)を通電し、
    前記設定電流(I1Vorgabe,P2,I2Vorgabe,P2,I3Vorgabe,P2)の各々は、前記第2の相配列(P2)の、前記それぞれの相(A2,B2,C2)について特定された前記目標相電流(I1Soll,P2,I2Soll,P2,I3Soll,P2)に依存している、
    請求項4を引用する請求項8に記載の方法。
  10. ロータ(2)及びステータ(3)を有する電気機械のための制御装置であって、
    前記ロータ(2)は、ハウジング(4)内において回動可能に支持されているシャフト(5)上に相対回動不能に配置されており、
    前記ステータ(3)は、前記ハウジングに固定されて配置されており、第1の相配列(P1)と、前記第1の相配列(P1)から電気的に分離された第2の相配列(P2)とを有するステータ巻線を有し、
    前記相配列(P1,P2)は、それぞれ同数の相(A1,B1,C1,A2,B2,C2)を有し、
    前記第1の相配列(P1)の同一の相(A1,B1,C1)は、前記第2の相配列(P2)の同一の相(A2,B2,C2)に対して所定の回転角度(Δφ)だけ回転させられて配置されており、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成されている制御装置。
  11. ロータ(2)及びステータ(3)を有する電気機械であって、
    前記ロータ(2)は、ハウジング(4)内において回動可能に支持されているシャフト(5)上に相対回動不能に配置されており、
    前記ステータ(3)は、前記ハウジングに固定されて配置されており、第1の相配列(P1)と、前記第1の相配列(P1)から電気的に分離された第2の相配列(P2)とを有するステータ巻線を有し、
    前記相配列(P1,P2)は、それぞれ同数の相(A1,B1,C1,A2,B2,C2)を有し、
    前記第1の相配列(P1)の同一の相(A1,B1,C1)は、前記第2の相配列(P2)の同一の相(A2,B2,C2)に対して所定の回転角度(Δφ)だけ回転させられて配置されている、
    電気機械において、
    請求項10に記載の制御装置を特徴とする電気機械。
  12. 前記第1の相配列(P1)の前記第1の相の前記第1の実際相電流(I1Ist,P1)は、第1のシャント抵抗又は第1の磁気センサによって検出され、
    前記第1の相配列(P1)の前記第2の相の前記第2の実際相電流(I2Ist,P1)は、第2のシャント抵抗又は第2の磁気センサによって検出される、
    請求項11に記載の電気機械。
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