JP2021060144A - 制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021060144A
JP2021060144A JP2019183620A JP2019183620A JP2021060144A JP 2021060144 A JP2021060144 A JP 2021060144A JP 2019183620 A JP2019183620 A JP 2019183620A JP 2019183620 A JP2019183620 A JP 2019183620A JP 2021060144 A JP2021060144 A JP 2021060144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
refrigerator
vehicle
appropriate
situation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019183620A
Other languages
English (en)
Inventor
伸太郎 星
Shintaro Hoshi
伸太郎 星
宮本 学
Manabu Miyamoto
学 宮本
健司 ▲高▼尾
健司 ▲高▼尾
Kenji Takao
真人 岸
Masato Kishi
真人 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority to JP2019183620A priority Critical patent/JP2021060144A/ja
Publication of JP2021060144A publication Critical patent/JP2021060144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】冷凍車両の保冷庫の扉が適切ではない状況で開いたときに冷凍機の運転強度を上昇させる冷凍車両の制御装置を提供する。【解決手段】制御装置は、冷凍車両の制御装置であって、前記冷凍車両の保冷庫の扉が開となることを検出する検出部と、前記扉が開となることが適切な状況か否かを判定する判定部と、前記判定部が、適切な状況ではないと判定したときに、前記保冷庫の温度を制御する冷凍機の運転強度を上昇させる制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラムに関する。
冷凍車両で輸送する荷物は、適切に温度管理を行って輸送する必要がある。例えば、荷物の積み下ろしを行うと、冷凍車両の保冷庫の扉を開くため、外気が保冷庫に流入し、保冷庫の温度が変動する可能性がある。
このような課題に対し、特許文献1には、冷凍車の停止中に扉が開から閉へと変化したことを検出すると、庫内温度が蒸発器温度より高く蒸発器温度が零度よりも低ければ、送風機の運転を開始して蒸発器に向けて送風を開始し、蒸発器から冷風を吹き出させることによって冷凍庫内の温度を低く保つ制御が開示されている。
また、特許文献2には、エアーカーテンが採用された冷凍車にて、保冷庫の扉が開いたことを検知すると、エアーカーテンの送風ユニットを定常回転数で作動して庫内への外気の侵入を防ぎ、扉が閉じられたことを検知すると、送風ユニットをアイドル回転域で作動する制御が開示されている。
特開2008−070068号公報 特開2002−195716号公報
ところで、冷凍車両の運転手が意識しない状況でも、保冷庫の扉が開となる可能性がある。そのような場合でも、保冷庫を適切な温度に保つことが望ましい。
本開示は、上記課題を解決することができる制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラムを提供する。
本開示の制御装置は、冷凍車両の制御装置であって、前記冷凍車両の保冷庫の扉が開となることを検出する検出部と、前記扉が開となることが適切な状況か否かを判定する判定部と、前記判定部が、適切な状況ではないと判定したときに、前記保冷庫の温度を制御する冷凍機の運転強度を上昇させる制御部と、を備える。
また、本開示の冷凍車両は、冷凍機と、保冷庫と、上記の制御装置と、を備える。
また、本開示の制御方法は、冷凍車両の制御方法であって、前記冷凍車両の保冷庫の扉が開となることを検出するステップと、前記扉が開となることが適切な状況か否かを判定するステップと、前記判定するステップにて、適切な状況ではないと判定されたときに、前記保冷庫の温度を制御する冷凍機の運転強度を上昇させるステップと、を有する。
また、本開示のプログラムは、冷凍車両を制御するコンピュータを、前記冷凍車両の保冷庫の扉が開となることを検出する手段、前記扉が開となることが適切な状況か否かを判定する手段、前記判定するステップにて、適切な状況ではないと判定されたときに、前記保冷庫の温度を制御する冷凍機の運転強度を上昇させる手段、として機能させる。
上述の制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラムによれば、適切ではない状況で扉が開となった場合でも、保冷庫の温度の変動を抑制することができる。
実施形態に係る管理システムの全体構成を示す図である。 実施形態に係る管理システムの機能構成を示す図である。 実施形態に係る管理システムの処理の一例を示す第1図である。 実施形態に係る管理システムの処理の一例を示す第2図である。 実施形態に係る管理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、一実施形態に係る冷凍車両の管理システムについて、図1〜図5を参照しながら詳しく説明する。
(全体構成)
図1は、実施形態に係る管理システムの全体構成を示す図である。
図1に示す管理システム1は、管理装置10と、冷凍車両20と、携帯端末30とを含む。管理装置10は、例えば、冷凍車両20を運行する運送会社が管理するサーバ端末である。管理装置10は、冷凍車両20および携帯端末30とネットワークを介して通信可能に接続されている。管理装置10は、冷凍車両20の位置情報や、保冷庫24の温度を監視、管理する。また、管理装置10は、冷凍車両20の位置情報と運転手40の位置情報から、運転手40と冷凍車両20の距離を計算する。
冷凍車両20は、ECU21と、コントローラ22と、冷凍機23と、保冷庫24とを備える。
ECU21は、冷凍車両20の走行を制御する機能を備える。ECU21は、例えば、冷凍車両20の走行に伴い、冷凍車両20の位置情報、走行速度、エンジンの回転数などの情報をセンサから取得し、記録している。ECU21は、コントローラ22と接続され、これらの情報をコントローラ22へ出力する。
コントローラ22は、冷凍機23を制御する。コントローラ22は、管理装置10および携帯端末30とネットワークを介して通信可能に接続されている。コントローラ22は、保冷庫24の扉25が開いたことを検出する。例えば、扉25が閉じた状態で保冷庫24と扉25が接する部位にセンサ27が設けられていて、センサ27は、扉25がセンサ27に接するか否かを検出する。センサ27はコントローラ22と接続されていて、コントローラ22は、センサ27の検出結果によって扉25の開閉を検出する。コントローラ22は、意図しない状況で扉25が開となることを検出すると、冷凍機23の運転強度を上昇させる。運転強度の上昇とは、冷却時であれば保冷庫24の設定温度を低く設定したり、加温時であれば設定温度を高く設定したり、設定温度に関係なく圧縮機の回転数を一時的に増加させる等のことをいう。また、例えば、冷凍車両20の運転席26の座部および背もたれ部には、重量、圧力、変位などを検出するセンサ28が設けられている。センサ28はコントローラ22と接続されている。コントローラ22は、センサ28の検出結果によって、運転席26に運転手40が着座しているかどうかを検出することができる。後述するように運転手40が運転席26に着座しているかどうかを検出は、扉25が意図しない状況で開となるか否かの判定に用いる。冷凍機23は、コントローラ22の指示に基づいて、保冷庫24を冷却または加温する。
携帯端末30は、作業員が所持するスマートフォン等の端末装置である。携帯端末30は、ネットワークを介して管理装置10およびコントローラ22と通信可能に接続されている。携帯端末30の識別情報と位置情報は、管理装置10にて管理(記憶)される。また、携帯端末30は、コントローラ22が送信した各種情報を受信することができる。コントローラ22が送信する情報とは、意図しない状況で扉25が開となったことの通知である。
(管理装置の機能構成)
図2は、実施形態に係る管理システムの機能構成を示す図である。
図示するように管理装置10は、運行管理部11と、距離計算部12と、記憶部13と、通信部14と、を備える。
運行管理部11は、冷凍車両20の位置情報や保冷庫24の庫内温度、冷凍車両20に積載した荷物および冷凍車両20から降ろした荷物の識別情報などを、通信部14を通じて定期的に取得し、これらの情報を記憶部13に記録する。また、運行管理部11は、冷凍車両20の輸送計画情報に基づいて、冷凍車両20に荷物の輸送先、輸送時刻などを指示する。輸送計画情報は、例えば、冷凍車両20が配送センターを出発する予定時刻、冷凍車両20の経由地および目的地の位置情報、経由地および目的地への到着予定時刻などの情報を含む。例えば、冷凍車両20が地点A、Bを経由して最終的に地点Cまで走行する場合、運行管理部11は、地点A〜Cの位置情報(荷物の積み下ろしを行う場所の位置情報)、地点A〜Cへの到着時刻(荷物の積み下ろしを行う時刻)、地点A〜Cの各地点で積み降ろしする荷物の識別情報等の情報を冷凍車両20(コントローラ22)へ送信する。
距離計算部12は、コントローラ22から冷凍車両20の位置情報を取得し、携帯端末30から携帯端末30の位置情報を取得する。そして、距離計算部12は、冷凍車両20と携帯端末30の距離を計算する。なお、携帯端末30の位置情報は、運転手40の位置情報として用いる。
記憶部13は、輸送計画情報や冷凍車両20から受信したデータを記憶する。
通信部14は、コントローラ22、携帯端末30と通信を行う。
(コントローラの機能構成)
図示するように冷凍車両20のコントローラ22は、表示部221と、データ取得部222と、判定部223と、制御部224と、記憶部225と、通信部226と、を備える。また、冷凍車両20には、保冷庫24の扉の開閉を検出するセンサ27が設けられている。
表示部221は、コントローラ22が備えるディスプレイである。表示部221は、運転席に設けられ、保冷庫24の庫内温度、設定温度などを表示する。また、意図しない状態で、扉25が開となったとき、扉25が開となったことを示す情報を表示する。
データ取得部222は、冷凍機23に設けられた各種センサや保冷庫の温度を検出する温度センサ、扉25の開閉を検出するセンサ27、運転席26に設けられたセンサ28等が検出した情報を取得する。また、データ取得部222は、ECU21から冷凍車両20が走行しているか否かを示す情報(例えば、走行速度やエンジンの回転数)を取得する。
判定部223は、センサ27の検出結果に基づいて扉25が開となることを検出し、扉25が開となることが適切な状況か否かを判定する。
制御部224は、冷凍機23の運転制御、表示部221の表示制御などを行う。例えば、判定部223によって扉25が開となることが適切ではないと判定された場合、制御部224は、冷凍機23の運転強度を上昇させる。
記憶部225は、管理装置から受信した自車両の輸送計画情報を記憶する。
通信部226は、管理装置10、携帯端末30と通信を行う。
(携帯端末の機能構成)
図示するように携帯端末30は、表示部31と、制御部32と、通信部33と、を備える。
表示部31は、携帯端末30が備えるディスプレイやLED等のランプである。
制御部32は、携帯端末30の動作を制御する。例えば、制御部32は、作業員に通知すべきメッセージを表示部31に表示する。
通信部33は、管理装置10、コントローラ22と通信を行う。
(扉開検出時の制御)
次に冷凍車両20の運転中に扉25が開となったときの制御を説明する。
図3は、実施形態に係る管理システムの処理の一例を示す第1図である。
まず、判定部223は、扉25の開の検出を行う(ステップS11)。判定部223は、データ取得部222が所定の制御周期で取得するセンサ27の検出結果を監視して扉25の開閉を判断する。扉25の開を検出しない場合(ステップS11;No)、本処理フローを終了する。
扉25の開を検出した場合(ステップS11;Yes)、判定部223は、扉25が開となることが適切な状況か否かを判定する(ステップS12)。
(判定方法1)
判定部223は、冷凍車両20の走行中の場合、扉25が開となると、それが適切な状況ではないと判定する。例えば、判定部223は、データ取得部222がECU21から取得した冷凍車両20の走行速度に基づいて、冷凍車両20の走行中か否かを判定する。冷凍車両20が走行中の場合、判定部223は、異常開検出信号を制御部224へ出力する。
(判定方法2)
判定部223は、運転手40が、運転席26に着座した状態で、扉25が開となると、それが適切な状況ではないと判定する。例えば、判定部223は、データ取得部222が取得したセンサ28による検出結果に基づいて、運転手40が運転席26に着座しているか否かを判定する。運転手40が着座中の場合、判定部223は、異常開検出信号を制御部224へ出力する。
(判定方法3)
判定部223は、荷物の積み下ろしを行うべき場所以外で扉25が開となると、それが適切な状況ではないと判定する。例えば、判定部223は、記憶部225が記憶する冷凍車両20の輸送計画情報に含まれている荷物の積み下ろし場所の位置情報と、扉25の開を検出した時点でデータ取得部222が取得した冷凍車両20の位置情報とを比較する。扉25が開となることを検出したときの位置情報と、予定されていた荷物の積み下ろし場所との距離の差が所定の許容範囲内であれば、判定部223は、適切な状況で扉25が開となったと判定する。距離の差が許容範囲外であれば、扉25が開となることが適切な状況ではないと判定する。荷物の積み下ろしを行うべき場所以外で扉25が開となった場合、判定部223は、異常開検出信号を制御部224へ出力する。
(判定方法4)
判定部223は、荷物の積み下ろしを行うべき時間以外で扉25が開となると、それが適切な状況ではないと判定する。例えば、判定部223は、記憶部225が記憶する冷凍車両20の輸送計画情報に含まれている荷物の積み下ろしの予定時刻と、扉25の開を検出した時刻とを比較する。扉25の開を検出した時刻と、荷物の積み下ろしの予定時刻との時間差が所定の許容範囲内であれば、判定部223は、適切な状況で扉25が開となったと判定する。時間差が許容範囲外であれば、扉25が開となることが適切な状況ではないと判定する。荷物の積み下ろしを行うべき時間以外で扉25が開となった場合、判定部223は、異常開検出信号を制御部224へ出力する。
判定部223は、判定条件1〜4の何れか一つ又は複数によって、ステップS12の判定を行う。例えば、判定部223は、判定条件1〜4の全てについて判定を行い、どれか1つの条件を満たすと不適切な状況で扉25が開となったと判定する。また、例えば、判定部223は、判定条件1〜4の全てについて判定を行い、どれか全ての条件を満たした場合に不適切な状況で扉25が開となったと判定する。
扉25が開くことが適切な状況と判定した場合(ステップS12;No)、本処理フローを終了する。
扉25が開くことが適切な状況ではない判定した場合(ステップS12;Yes)、判定部223は、異常開検出信号を制御部224へ出力する。制御部224は、冷凍機23の運転強度を上昇させる(ステップS13)。
荷物を冷却して輸送している場合、例えば、制御部224は、扉25が閉となるまで(あるいは、閉となってから所定時間が経過するまで)、保冷庫24の設定温度を所定値だけ低下させる。また、荷物を常温以上の温度に保って輸送している場合、例えば、制御部224は、所定の期間にわたって保冷庫24の設定温度を所定値だけ上昇させる。
また、制御部224は、庫内の熱交換器付近に設けられたファンの回転数を上昇させたり、扉25が開となっている間中、扉25の内側に設けられたエアーカーテンの運転強度を上昇させたりしてもよい。
これらの制御により、扉25が開となることによって庫内の空気と外気が入れ替わり、保冷庫24の温度が変動することを抑制することができる。
また、制御部224は、運転手40に扉25が開となったことを通知する(ステップS14)。例えば、制御部224は、表示部221に「扉が開いています」等のメッセージを表示したり、ランプを点灯させたりする。また、例えば、制御部224は、ブザー音を発するよう制御してもよい。また、例えば、制御部224は、携帯端末30へ扉25が開となったことを示す警告メッセージを送信してもよい。携帯端末30では、制御部32が表示部31にその警告メッセージを表示する。
上記の制御により、運転手40が冷凍車両20を運転しているときに開となるべきではない状況で扉25が開となったとしても、保冷庫24の温度を設定温度に近づけ、輸送中の荷物の物損を防ぐことができる。また、扉25が開となったことを運転手40へ通知することにより、扉25が開となったことに対して速やかに対処することができる。
なお、判定方法3、4については、冷凍車両20が運転中でない場合でも、使用することができる。例えば、長距離輸送中の冷凍車両20が、サービスエリアで停車しているときに、判定方法3、4に基づいて判定部223が扉25の開を検出すると、制御部224は、冷凍機23の運転強度を上昇させ、庫内温度の変動を防止する制御を行うことができる。
また、停車中の冷凍車両20については、次のようにして扉25が開となることが適切か否かを判定してもよい。
(運転手が離れた状況での扉開検出時の制御)
図4は、実施形態に係る管理システムの処理の一例を示す第2図である。
前提として、管理装置10は、ECU21から冷凍車両20の最新の位置情報を所定の制御周期で受信し、携帯端末30から携帯端末30の最新の位置情報を所定の制御周期で受信しているとする。また、距離計算部12は、冷凍車両20と携帯端末30の最新の位置情報に基づいて両者間の距離を計算する。距離計算部12は、距離を計算する度にその距離を、通信部14を通じて冷凍車両20へ送信する。
冷凍車両20ではコントローラ22が、携帯端末30と冷凍車両20の距離を取得する(ステップS21)。携帯端末30と冷凍車両20の距離は、運転手40と冷凍車両20の距離である。次に判定部223が、携帯端末30と冷凍車両20の距離が所定の閾値以上か否かを判定する(ステップS22)。携帯端末30と冷凍車両20の距離が閾値未満の場合、つまり、運転手40が冷凍車両20の近くに存在する場合、本処理フローを終了する。この場合、例えば、図3に示すフローチャートの処理によって、扉25が開となることについての判定を行う。また、判定部223は、携帯端末30と冷凍車両20の最新の距離を取得してステップS21の処理を繰り返す。
携帯端末30と冷凍車両20の距離が閾値以上の場合(ステップS22;Yes)、判定部223は、センサ27の検出結果に基づいて、扉25の開を検出する(ステップS23)。扉25の開を検出しない場合(ステップS23;No)、本処理フローを終了する。判定部223は、携帯端末30と冷凍車両20の最新の距離を取得してステップS21の処理を繰り返す。
扉25の開を検出した場合(ステップS23;Yes)、判定部223は、異常開検出信号を制御部224へ出力する。制御部224は、冷凍機23の運転強度を上昇させる(ステップS24)。また、制御部224は、運転手40に扉25が開となったことを通知する(ステップS25)。これらの処理については、図3のステップS13、ステップS14と同様である。特に運転手40が、冷凍車両20から離れているので、携帯端末30への通知を重点的に行う。
また、ステップS23がYesとなるのは、運転手40が一定以上、冷凍車両20から離れている間に扉25が開となる状況である。つまり、運転手40が知らない間に扉25が開けられた可能性があり、このような状況では温度の変動による物損の他、荷物が盗難されるおそれがある。
そこで、冷凍車両20に警報装置が搭載されていれば、制御部224は、警報装置を作動させてもよい。また、管理装置10へ運転手40が不在の状況で扉25が開となったことを通知してもよい。運送会社では、担当者が状況を把握し、対処を行うことができる。
図4の処理によれば、運転手40が休憩などで冷凍車両20から離れている間に中に扉25が開けられたとしても、保冷庫24の温度を可能な限り維持し、また、意図しない扉25の開を運転手40や運送会社の担当者に通知することができる。
なお、図4の説明では運転手40が冷凍車両20と離れた場合を条件としたが同乗者が存在する場合、運転手40および各同乗者が所有する携帯端末と冷凍車両20との距離に基づいて、運転手40および同乗者全員が冷凍車両20から所定の閾値以上、離れたときに扉25が開となることを検出すると、冷凍機23の運転強度を上昇させてもよい。
また、管理装置10側で冷凍車両20と携帯端末30の距離を計算することとしたが、コントローラ22が、冷凍車両20と携帯端末30の距離を計算してもよい。
図5は実施形態に係る管理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述の管理装置10、コントローラ22、携帯端末30は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
なお、管理装置10、コントローラ22、携帯端末30の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各機能部による処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、CD、DVD、USB等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。なお、管理装置10は、複数のコンピュータ900によって構成されていても良い。
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
各実施形態に記載の制御装置(コントローラ22)、冷凍車両20、制御方法およびプログラムは、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る制御装置(コントローラ22)は、冷凍車両20の制御装置(コントローラ22)であって、前記冷凍車両20の保冷庫24の扉25が開となることを検出する検出部(判定部223)と、前記扉25が開となることが適切な状況か否かを判定する判定部223と、前記判定部223が、適切な状況ではないと判定したときに、前記保冷庫24の温度を制御する冷凍機23の運転強度を上昇させる制御部224と、を備える。
(2)第2の態様に係る制御装置(コントローラ22)は、(1)の制御装置(コントローラ22)であって、前記判定部223は、前記冷凍車両20が走行中の場合、前記扉25が開となることが適切な状況ではないと判定する。
(3)第3の態様に係る制御装置(コントローラ22)は、(1)から(2)のいずれか1つの制御装置(コントローラ22)であって、前記判定部223は、前記冷凍車両20の運転席26に人が着座している場合、前記扉25が開となることが適切な状況ではないと判定する。
(4)第4の態様に係る制御装置(コントローラ22)は、(1)から(3)のいずれか1つの制御装置(コントローラ22)であって、前記判定部223は、前記冷凍車両20が、予め定められた荷物の積み下ろし場所に存在しない場合、前記扉25が開となることが適切な状況ではないと判定する。
(5)第5の態様に係る制御装置(コントローラ22)は、(1)から(4)のいずれか1つの制御装置(コントローラ22)であって、前記判定部223は、予め定められた荷物の積み下ろし時間以外に前記扉25が開となる場合、前記扉25が開となることが適切な状況ではないと判定する。
(6)第6の態様に係る制御装置(コントローラ22)は、(1)から(5)のいずれか1つの制御装置(コントローラ22)であって、前記判定部223は、前記冷凍車両20と運転手40の距離が所定の閾値以上の場合、前記扉25が開となることが適切な状況ではないと判定する。
(7)第7の態様に係る制御装置(コントローラ22)は、(1)から(6)のいずれか1つの制御装置(コントローラ22)であって、前記判定部223が、適切な状況ではないと判定したときに、前記扉が開となったことを通知する通知部(制御部224、通信部226)、をさらに備える。
(8)第8の態様に係る冷凍車両20は、冷凍機23と、保冷庫24と、(1)から(7)のいずれか1つの制御装置(コントローラ22)と、を備える。
(9)第9の態様に係る制御方法は、冷凍車両20の制御方法であって、前記冷凍車両20の保冷庫24の扉25が開となることを検出するステップと、前記扉25が開となることが適切な状況か否かを判定するステップと、前記判定するステップにて、適切な状況ではないと判定されたときに、前記保冷庫24の温度を制御する冷凍機23の運転強度を上昇させるステップと、を有する。
(10)第10の態様に係るプログラムは、冷凍車両20を制御するコンピュータを、前記冷凍車両20の保冷庫24の扉25が開となることを検出する手段、前記扉25が開となることが適切な状況か否かを判定する手段、前記判定するステップにて、適切な状況ではないと判定されたときに、前記保冷庫24の温度を制御する冷凍機23の運転強度を上昇させる手段、として機能させる。
1・・・管理システム
10・・・管理装置
11・・・運行管理部
12・・・距離計算部
13・・・記憶部
14・・・通信部
20・・・冷凍車両
21・・・ECU
22・・・コントローラ
221・・・表示部
222・・・データ取得部
223・・・判定部
224・・・制御部
225・・・記憶部
226・・・通信部
23・・・冷凍機
24・・・保冷庫
27、28・・・センサ
30・・・携帯端末
31・・・表示部
32・・・制御部
33・・・通信部
40・・・運転手
900・・・コンピュータ
901・・・CPU
902・・・主記憶装置
903・・・補助記憶装置
904・・・入出力インタフェース
905・・・通信インタフェース

Claims (10)

  1. 冷凍車両の制御装置であって、
    前記冷凍車両の保冷庫の扉が開となることを検出する検出部と、
    前記扉が開となることが適切な状況か否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、適切な状況ではないと判定したときに、前記保冷庫の温度を制御する冷凍機の運転強度を上昇させる制御部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記判定部は、前記冷凍車両が走行中の場合、前記扉が開となることが適切な状況ではないと判定する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記判定部は、前記冷凍車両の運転席に人が着座している場合、前記扉が開となることが適切な状況ではないと判定する、
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記判定部は、前記冷凍車両が予め定められた荷物の積み下ろし場所に存在しない場合、前記扉が開となることが適切な状況ではないと判定する、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の制御装置。
  5. 前記判定部は、予め定められた荷物の積み下ろし時間以外に前記扉が開となる場合、前記扉が開となることが適切な状況ではないと判定する、
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の制御装置。
  6. 前記判定部は、前記冷凍車両と運転手の距離が所定の閾値以上の場合、前記扉が開となることが適切な状況ではないと判定する、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。
  7. 前記判定部が、適切な状況ではないと判定したときに、前記扉が開となったことを通知する通知部、
    をさらに備える請求項1から請求項6の何れか1項に記載の制御装置。
  8. 冷凍機と、保冷庫と、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の制御装置と、
    を備える冷凍車両。
  9. 冷凍車両の制御方法であって、
    前記冷凍車両の保冷庫の扉が開となることを検出するステップと、
    前記扉が開となることが適切な状況か否かを判定するステップと、
    前記判定するステップにて、適切な状況ではないと判定されたときに、前記保冷庫の温度を制御する冷凍機の運転強度を上昇させるステップと、
    を有する制御方法。
  10. 冷凍車両を制御するコンピュータを、
    前記冷凍車両の保冷庫の扉が開となることを検出する手段、
    前記扉が開となることが適切な状況か否かを判定する手段、
    前記判定するステップにて、適切な状況ではないと判定されたときに、前記保冷庫の温度を制御する冷凍機の運転強度を上昇させる手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2019183620A 2019-10-04 2019-10-04 制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラム Pending JP2021060144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019183620A JP2021060144A (ja) 2019-10-04 2019-10-04 制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019183620A JP2021060144A (ja) 2019-10-04 2019-10-04 制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021060144A true JP2021060144A (ja) 2021-04-15

Family

ID=75379933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019183620A Pending JP2021060144A (ja) 2019-10-04 2019-10-04 制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021060144A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180356870A1 (en) Methods and systems for monitoring power supply for a container
JP6693494B2 (ja) 収容ユニット、温度管理システム及びプログラム
US20200090117A1 (en) Delivery systems and methods
CN105008160A (zh) 用于控制冷凝器风扇和蒸发器风扇的运转的方法和系统
WO2012012140A2 (en) Transport refrigeration system with predictive refrigeration
JP5880857B2 (ja) 冷凍車温度制御装置
JP6004584B2 (ja) 無線lanを利用した冷蔵・冷凍車の配送管理システム及びその配送管理方法
JP2014174819A (ja) 車両用運行管理システム
JP2016044913A (ja) 保冷庫および保冷庫監視システム
JP2015085901A (ja) 冷凍車冷却制御装置
JP6525785B2 (ja) 制御装置、冷凍機ユニット、冷凍機制御システム、制御方法およびプログラム
JP2021060144A (ja) 制御装置、冷凍車両、制御方法およびプログラム
JP5962554B2 (ja) 配送車の荷室の温度を管理する温度管理システム
US11686520B2 (en) System for transport refrigeration control of multiple compartments
JP7288310B2 (ja) 故障防止システム、故障防止方法及びプログラム
JP2017172880A (ja) 冷凍車の制御システム
JP2020135111A (ja) 改善提案システム、改善提案方法及びプログラム
JP2014211286A (ja) 制御装置
EP3539803B1 (en) Refrigeration system generator monitoring
JP7078886B2 (ja) 車両および配送システム
JP2021060147A (ja) 作業管理システム、作業管理方法およびプログラム
JP2020126532A (ja) 並び順決定装置、隊列制御システム、並び順決定方法及びプログラム
US20220381473A1 (en) Air-conditioning system, air-conditioning control method, and air-conditioning control program
JP7374412B2 (ja) コールドチェーンシステム及びコールドチェーンシステムに於ける保冷庫の冷気環境状態報知方法
EP4008575B1 (en) A method and an apparatus to determining an impact on a temperature-controlled unit