JP5880857B2 - 冷凍車温度制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍車の貨物室の温度制御を行う冷凍車温度制御装置に関し、特に、冷凍車の燃費向上技術に関する。
車両停車中に、バッテリに蓄えられた電力を使用して車載装置を作動させる技術が多数知られている。たとえば、特許文献1には、車両停車中に乗員乗車前の車室内空調(プレ空調運転)を、バッテリに蓄えられた電力を用いて行う技術が開示されている。また、特許文献1では、バッテリ残量が所定量未満のときは、エンジンを作動させて発電してプレ空調を実行している。
特開2009−120022号公報
停車中にエンジンを駆動させる状態はアイドリング状態であるが、環境保全、および、燃費向上の観点から、アイドリングは、極力、抑制することが好ましい。運輸トラック等、商用車においては、アイドリングストップは必然的に行われている。
しかし、冷凍車においては、駐車中、貨物の温度状態を保持するために冷凍機を駆動する必要がある。そこで、冷凍機を電気駆動とし、その電力を供給するバッテリ、および、発電機を搭載する方法が考えられる。
冷凍機を電気駆動とするとしても、温度だけに基づいて電動コンプレッサを駆動させるとすると、効率のよい発電が可能なときに発電した電力を有効に利用することができず、燃費が悪化してしまう。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、燃費を向上させることができる冷凍車温度制御装置を提供することにある。
その目的を達成するための本発明は、電動コンプレッサ(210)を駆動させることで温度制御を行なう冷凍機(200)と、前記電動コンプレッサに電力を供給するバッテリ(330)と、前記電動コンプレッサを駆動させる電力および前記バッテリを充電する電力を発電する発電機(320)と、エンジン(310)とを備えた冷凍車両であって、前記エンジンにより前記発電機が駆動可能な冷凍車両に備えられ、前記冷凍機の温度制御を行なう冷凍車温度制御装置(100、220)であって、
効率よい発電が可能な良発電条件が成立したと判断したことに基づいて、前記良発電条件が成立しない通常時の温度制御よりも前記電動コンプレッサによる消費電力が大きい蓄冷蓄暖制御を行なって、前記冷凍機に冷気あるいは暖気を蓄える蓄冷蓄暖制御手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、効率よい発電が可能であると判断したことに基づいて、蓄冷蓄暖気制御を行なって冷凍機に冷気あるいは暖気を蓄えておく。この蓄冷蓄暖気制御は、通常時の温度制御よりも電動コンプレッサによる消費電力が大きいが、効率よい発電が可能であると判断したことに基づいてこの蓄冷蓄暖気制御を実行するので、通常時に、同じだけ冷気あるいは暖気を蓄えるよりも、エネルギー効率がよい。よって燃費が向上する。
本発明の冷凍車温度制御装置としての機能を備えるナビゲーションシステム100を含む冷凍車貨物冷却システム1の構成図である。 自車両が普段走行するルートの学習方法を説明する図である。 第1実施形態における冷凍庫温度とバッテリ充電量の時間変化を示す図である。 第2実施形態における冷凍庫温度とバッテリ充電量の時間変化を示す図である。 第3実施形態の冷凍車貨物冷却システム1Aの構成を示すブロック図である。 第3実施形態における、回生区間およびその手前での冷凍庫温度とバッテリ充電量の変化の一例を示している。 第4実施形態の冷凍車貨物冷却システム1Bの構成を示すブロック図である。 第5実施形態において冷凍機220の制御ユニット220が実行するフローチャートである。 図8のステップS40で実行する通常運転を説明する図である。 図8のステップS40で実行する通常運転を説明する図である。 変形例4における温度範囲を説明する図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す第1実施形態の冷凍車貨物冷却システム1は、エンジン310とモーター320とを駆動力源として備えるハイブリッド車両に搭載される。
冷凍車貨物冷却システム1は、ナビゲーションシステム100、冷凍機200、ハイブリッドシステム300を備える。なお、ナビゲーションシステム100に代えて、トラック等においてよく利用される運行管理システムが、図1のナビゲーション100と同じ機能を実行するようになっていてもよい。
ハイブリッドシステム300は、エンジン310、モーターとしても機能する発電機320、バッテリ330、ハイブリッドシステムコンピュータ(以下、HVシステムコンピュータ)340を備える。
エンジン310の動力は、タイヤ400の駆動に用いられるだけでなく、発電機320を作動させる動力としても用いる。また、発電機320は、制動時にタイヤ400からの駆動力によっても作動して発電を行う。
発電機320で発電した電力は、バッテリ330へ蓄電可能であるとともに、冷凍機200の電動コンプレッサ210を駆動させることもできる。バッテリ330に蓄電された電力は、モーター320の駆動に用いることもでき、また、冷凍機200の電動コンプレッサ210の駆動にも用いることができる。
HVシステムコンピュータ340は、エンジン310、発電機(モータ)320の制御を行う。HVシステムコンピュータ340が行う制御としては、ナビゲーションシステム100から充電指令が入力された場合に、エンジン310の駆動力により発電機320を作動させて発電して、バッテリ330へ蓄電する制御がある。
また、HVシステムコンピュータ340は、バッテリ330の充電状態(以下、SOCという)の管理も行い、走行中であって、後述する蓄冷開始時刻となるまでは、バッテリ330のSOCが所定範囲内に入るように充放電制御を行なう。一方、本実施形態では、上記蓄冷開始時刻となった後は、停車地点に到着するまで、SOCの目標値を、このSOCの制御範囲の上限値とする充電制御を行なう。なお、以下では、SOCが制御範囲の上限値となっている状態を満充電という。
さらに、HVシステムコンピュータ340は、図示しないブレーキセンサからの信号も取得するようになっている。HVシステムコンピュータ340は、ブレーキセンサからの信号により、ブレーキが操作されたことを検出した場合であって、バッテリ330が電力を受け入れ可能であれば、回生制動を行なって発電した電力によりバッテリ330を充電する。また、このとき、実際に発電した電力量の検出も行う。なお、回生制動によって発生させることができる制動力は、ブレーキ踏力から定まる必要制動力よりも小さい場合が多いので、不足する制動力は、摩擦ブレーキにより発生させる。
冷凍機200は、電動コンプレッサ210と制御ユニット220を備える。電動コンプレッサ210が駆動されると、冷凍機200の冷凍庫内が冷却される。コンプレッサ制御装置である制御ユニット220は、電動コンプレッサ210を制御して冷凍庫内の温度を制御する。この制御ユニット220は、冷凍庫内の温度を監視しており、走行中は、冷凍庫内の温度を、庫内の貨物を保存するために必要な温度範囲である目標制御範囲に入るように制御を行なう。なお、この制御を通常制御という。さらに、制御ユニット220は、ナビゲーションシステム100から蓄冷指令が入力された場合にも電動コンプレッサ210を作動させる。この場合には、制御の目標温度を、上記通常制御時の温度よりも低くする。以下では、この制御を蓄冷制御という。
ナビゲーションシステム100は、GPSアンテナ101、Gセンサ102、ジャイロセンサ103を現在位置信号取得器として備え、また、道路地図データを記憶する地図記憶部104を備える。また、現在位置検出部110、走行ルート学習部120、停車地点学習部140、走行ルート記憶部130、停車地点記憶部150、ルート予測部160、停車地点検出部170も備える。
なお、現在位置検出部110、走行ルート学習部140、停車地点学習部150、ルート予測部160、停車地点検出部170は、いずれも、コンピュータの機能により実現される構成であり、また、これらの各部は、同一のコンピュータにより実現されていてもよいし、別々のコンピュータにより実現されていてもよい。
現在位置検出部110は、このナビゲーションシステム100が現在位置信号取得器として備えるGPSアンテナ101、Gセンサ102、ジャイロセンサ103の信号と、外部センサである車速センサ410からの信号を現在位置信号として用いる。この現在位置信号を用いて、道路地図において自車両がどこに位置するかを逐次検出する。なお、現在位置検出信号は、これらの一部のみを用いてもよい。
走行ルート学習部120は、現在位置検出部110から逐次、現在位置を取得して自車両の走行ルートを生成する。さらに、自車両が普段走行するルート(以下、通常ルート)の学習も行なう。この通常ルートの学習について、図2を用いて説明する。
図2(A)に示しているのは、生成した走行ルートに基づいた各道路の走行回数である。なお、ここでの一つの道路は交差点から交差点まで、すなわち、リンクを意味する。
図2(A)に示す例では、道路L1の走行回数は22回であり、この道路L1に接続する道路L2、L3の走行回数は、それぞれ4回、18回である。つまり、道路L1の走行22回のうち、18回は道路L3を通り、残りの4回は道路L2を通っている。残りの各道路L4〜L7の走行回数は、それぞれ、1回、17回、8回、9回である。
図2(A)に示す走行回数の場合、道路L2〜L7の走行確率は、図2(B)に示すように、それぞれ、18%、82%、6%、94%、47%、53%となる。このようにして算出した走行確率が所定値以上であり、且つ、走行回数もある基準回数以上である道路を接続して生成できるルートを通常ルートとして決定する。
走行ルート記憶部130には、走行ルート学習部120が学習した走行ルートの情報、すなわち、通常ルートが記憶される。
停車地点学習部140は、冷凍機200の制御ユニット220から、逐次、電動コンプレッサ210の駆動状態を取得する。また、現在位置検出部110から車速信号を取得し、車両が停車中か否かの判断も逐次行ない、車両が停車してから走行開始するまでの時間を測定する。なお、車速信号は、現在位置検出部410を介さずに直接に取得してもよい。また、車速信号により停車を判断することに代えて、車両の現在位置の時間変化から、停車を判断してもよい。そして、電動コンプレッサ210が駆動している状態で停車時間が一定時間以上となった地点を停車地点に決定する。ここでの一定時間は、信号待ち時間よりは長い時間(たとえば5分など)に設定される。なお、ここで決定する停車地点を、走行ルート記憶部130に記憶されている通常ルート上の地点に限ってもよい。停車地点記憶部150には、停車地点学習部140が決定した停車地点が記憶される。
ルート予測部160は、現在位置検出部110から現在位置を取得し、取得した現在位置が、走行ルート記憶部130に記憶されている通常ルートに入ったか否かを判断する。自車両の現在位置が通常ルートに入ったと判断した場合、この後の予想ルートをその通常ルートとする。さらに、予想ルート上に、停車地点記憶部150に記憶されている停車地点があるか否かを判断し、停車地点があった場合には、その停車地点に向かって自車両が走行していると予測する。
停車地点検出部170は、ルート予測部160が、自車両が停車地点に向かって走行していると予測した場合に、蓄冷開始時刻を設定する。この蓄冷開始時刻は、停車地点に到着する所定時間前の時刻である。この所定時間は、停車地点に到着するまでに蓄冷制御における目標値まで冷凍庫温度を低下させることができる時間に基づいて設定することが好ましい。停車地点に到着する時刻は、現在位置から停車地点までの各道路の所要走行時間を積算することで求める。各道路の所要走行時間は、道路地図データに記憶された時間を用いるが、車外から通信により、現時点での所要走行時間を取得してもよい。そして、上記蓄冷開始時刻となったら、冷凍機200の制御ユニット220に対して蓄冷指令を出す。また、本実施形態では、さらに、HVシステムコンピュータ340に充電指令を出す。よって、この停車地点検出部170は、蓄冷指令手段および充電指令手段に相当する。
冷凍機200の制御ユニット220は、蓄冷指示を受けると、許容制御範囲の下限温度を制御目標値とした制御に変更して、電動コンプレッサ210を駆動させる。また、HVシステムコンピュータ340は、充電指令を受けると、バッテリ330を満充電とするために、発電機320を駆動して充電を開始する。
図3に示すt1時点は、冷凍機200の温度制御が、通常制御から蓄冷制御に切り替わる時点を示している。また、このt1時点では、バッテリの制御も、通常制御から充電制御へと切り替えられる。
冷凍機200の制御ユニット220は、自車両が停車位置に停車したと判断された時点で蓄冷制御を終了する(図3のt2時点)。蓄冷制御の停止により、電動コンプレッサ210は停止する。また、自車両が停車位置に停車したと判断された時点で、HVシステムコンピュータ340は充電制御を終了する。
そして、停車開始から冷凍庫内の温度が、通常制御時の目標温度範囲の下限に到達するまでは、冷凍庫内の温度監視のみを行い、電動コンプレッサ210の駆動は行わない(図3のt2〜t3)。よって、電動コンプレッサ210への電力供給も不要となることから、バッテリ330の充電量は保持でき、且つ、エンジン310も停止させておくことができる。
そして、冷凍庫内の温度が通常制御時の目標制御範囲の下限まで上昇したら、バッテリ330の電力を用いて電動コンプレッサ210を駆動させて、冷凍庫内の温度を目標制御範囲内に維持するバッテリ駆動制御を行なう。このバッテリ駆動制御は、SOCが予め設定された下限値まで低下するか、あるいは、自車両が走行を開始したら中止する。図3の例では、走行を開始したことにより、バッテリ駆動制御を終了して、通常制御に切り替えている。
以上、説明した第1実施形態では、停車地点に到着する所定時間前の蓄冷開始時刻になると、冷凍庫内の温度を、通常制御時の温度よりも低い温度まで低下させる蓄冷制御を開始する。停車位置に到着し車両が停車したと判断したら電動コンプレッサ210は停止させるが、停車地点に到着した時点では、それまでの蓄冷制御により、冷凍庫の温度が通常制御時の目標制御範囲よりも低下している。そのため、冷凍庫の温度が通常制御時の目標制御範囲に到達するまでに時間があり、その間は、電動コンプレッサ210を停止させることができ、この電動コンプレッサ210を駆動させるために、エンジン310を駆動させる必要もない。よって、アイドリングを抑制することができることから、燃費が向上する。
さらに、この第1実施形態では、蓄冷開始時刻になると、バッテリ330への充電も開始する。停車位置に到着し車両が停車したと判断したら充電制御も終了するが、停車地点に到着した時点では、バッテリ330のSOCが比較的高い状態となっている。そして、停車位置での車両停止中に、冷凍庫内の温度が目標制御範囲に入った場合には、SOCが下限値となるまでは、バッテリ330の電力を使って電動コンプレッサ210を駆動させるバッテリ駆動制御を行い、エンジン310は停止したままとする。バッテリ330のSOCは、停車地点に到着する直前の充電制御により高い状態となっているので、比較的長時間の間、バッテリ駆動制御を行なうことができる。これにより、さらにアイドリングを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。なお、この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一の要素である。
第2実施形態では、停車地点学習部140は、停車地点に加え、各停車地点における停車時間も、停車地点記憶部150に記憶する。そして、この停車時間に基づき、各停車地点において予測される停車時間(以下、停車予測時間)も学習する。この停車予測時間は、各停車地点における実際の停車時間に基づいて決定し、たとえば、各停車地点における実際の停車時間の平均値を停車予測時間とする。そして、この停車予測時間も、停車地点記憶部150に記憶する。
停車地点検出部170は、第2実施形態でも、蓄冷開始時刻を設定し、その蓄冷開始時刻に蓄冷指令を出す。ただし、第2実施形態では、蓄冷指令は、蓄冷を指令するのみではなく、蓄冷制御における制御目標温度をその指令に含ませる。この制御目標温度は、停車予測時間が長いほど低い温度に設定される。ただし、設定可能な温度範囲の下限は、許容制御範囲の下限温度となっている。
また、第2実施形態では、停車地点検出部170は、蓄冷するのみでは、停車予測時間内に冷凍庫内の温度が目標制御範囲内まで上昇してしまい、停車中に電動コンプレッサ210を駆動させる必要があると判断した場合に、上記蓄冷指令に加えて充電指令を出す。なお、この場合には、蓄冷制御における制御目標温度は、許容制御範囲の下限温度となる。
停車中に電動コンプレッサ210を駆動させる必要があるか否かの判断は、単純な例では、停車予測時間が所定の閾値時間以上である場合に、電動コンプレッサ210を駆動させる必要があると判断すればよい。また、気温に基づいて上記閾値時間を補正して、この判断を行なってもよい。
そして、充電指令を出す場合、充電制御における目標SOCをその指令に含ませる。この目標SOCは、停車予測時間が長いほど高い値に設定される。ただし、設定可能なSOCの上限は、SOCの許容範囲の上限となっている。
図4に第2実施形態における冷凍庫温度とバッテリ充電量の変化の一例を示している。図4に示す例では、停車地点記憶部150に記憶されている停車予測時間から、停車時間が短いと予測した例である。図4の例では、t1時点から蓄冷制御を開始しているが、第1実施形態とは異なり、充電制御は行わず、バッテリ充電量は保持としている。なお、ここでの保持とは、通常走行時の制御範囲にSOCを保持するバッテリ制御を行うことを意味する。
t2時点において、自車両が停車すると、電動コンプレッサ210を停止し、また、エンジン310も停止する。電動コンプレッサ210を停止することにより、冷凍庫温度は上昇するが、走行再開時点(t3時点)で、まだ、冷凍庫温度は目標制御範囲の下限に到達していない。そのため、第1実施形態と異なり、バッテリ駆動制御を実行する必要はなく、バッテリ充電量も保持したままとすることができる。自車両が走行を開始したt3時点以降は、冷凍機の温度制御を通常制御に戻す。
この第2実施形態では、停車予測時間に基づいて蓄冷制御における制御目標値を決定していることから、不要な蓄冷のために電力を使用してしまうことを抑制できる。また、バッテリ充電の必要性も判断していることから、不要にバッテリに充電することを抑制できる。よって、バッテリに充電する際のエネルギー変換ロスによる無駄な電力消費を抑制できる。
(第3実施形態)
図5に第3実施形態の冷凍車貨物冷却システム1Aの構成を示しており、第3実施形態では、ナビゲーションシステム100Aは、回生区間学習部175、回生区間記憶部180、回生区間検出部185、減速アドバイス生成部190を備える。また、ルート予測部160Aの処理が、第1実施形態のルート予測部160と若干異なる。また、冷凍車貨物冷却システム1Aは、表示装置420も備える。
回生区間学習部175は、HVシステムコンピュータ340から発電電力量および車両の制動力を逐次取得する。そして、発電電力が車両の制動によるものであると判断できた区間を回生区間とする。また、この回生区間で回生できた電力量の演算も行う。そして、回生区間およびその回生区間での回生電力量を回生区間記憶部180に記憶する。さらに、回生区間学習部175は、同一の回生区間に対する複数回分の回生電力に基づいて、その回生区間で回生できると予測する回生電力量(以下、予測回生電力量)を決定し、予測回生電力量も回生区間記憶部180に記憶する。予測回生電力量は、たとえば、同一の回生区間に対する複数回の回生電力量の平均値とする。
ルート予測部160Aは、第1実施形態のルート予測部160と同様、停車地点に向かって自車両が走行していることの判断を行う。それに加えて、自車両が、回生区間に向かって走行しているか否かの判断を行う。この判断は、具体的には、予想ルート上に、回生区間記憶部180に記憶されている回生区間があるか否かを判断するものであり、回生区間があった場合には、その回生区間に向かって自車両が走行していると予測する。
回生区間検出部185は、ルート予測部160Aが、自車両が回生区間に向かって走行していると予測した場合に、蓄冷開始時刻を設定する。回生区間検出部185が設定する蓄冷開始時刻は、回生区間に入る所定時間前の時刻である。この所定時間は、バッテリ330のSOCを、回生区間の予測回生電力量をバッテリ330に蓄電できるまで、蓄冷制御によりバッテリ330のSOCを低下させることができる時間である。低下後のSOCの目標値は、上記予測回生電力量に基づいて決定する。そして、低下後のSOCの目標値と現在のSOCとの差から上記所定時間を演算する。ただし、現在のSOCは一定の範囲内に制御されていることから、一定値とみなして上記所定時間を設定してもよい。また、低下後のSOCも、単純に、SOC制御範囲の最低値として上記所定時間を設定してもよい。なお、回生区間に入る時刻は、第1実施形態において、停車地点に到着する時刻を求めた方法と同様の方法で求める。
そして、回生区間検出部185は、上記蓄冷開始時刻となったら、冷凍機200の制御ユニット220に対して蓄冷指令を出す。制御ユニット220は、蓄冷指令を受けると、予め設定された出力で電動コンプレッサ210を駆動して冷凍庫の温度を低下させる。
さらに、回生区間検出部185は、自車両の現在位置が回生区間の開始位置あるいはその手前となっている所定の通知時点で、減速アドバイス生成部190に、減速アドバイスの生成を指示する。上記通知時点は、たとえば、上記蓄冷開始時刻、回生区間の所定距離
(たとえば500m)手前となった時点、回生区間に入った時点などに設定される。
減速アドバイス生成部190は、緩やかな減速を促す減速アドバイスを生成し、表示装置420にその減速アドバイスを表示する。なお、生成する減速アドバイスを音声として、スピーカからこの減速アドバイスを出力してもよい。
減速アドバイスは、予め一種類に決定されていてもよいし、減速度の程度を、グラフなどにより示してもよい。さらに、減速アドバイスの内容を、車重に応じて異ならせることが好ましい。
減速アドバイスを行なう理由は、一般に、回生制動は、大きな減速度を発生させるほどの制動力ではないことから、ブレーキ操作量が大きいと、回生制動では制動力が不足して摩擦ブレーキが作動し、制動エネルギーが熱エネルギーとして捨てられてしまうからである。また、同一減速度でも、発生する制動エネルギーは、車重が重いほど大きい。つまり、回生制動だけで生じさせることができる減速度は、車重が重いほど小さくなる。よって、減速アドバイスは、車重が重いほど、より緩やかな減速を促す内容とする。
図6において、計画制御として示しているのがこの第3実施形態の制御であり、その上に示す通常制御は、バッテリ330の充電量を一定範囲に保持する通常時(計画制御を実行している時以外)の制御である。
図6に示すt1時点は蓄冷開始時刻である。第3実施形態では、このt1時点から、それまでの通常制御を停止して、バッテリ330の電力を使用して蓄冷制御を開始する。これにより、図6に示す例では、回生区間に入る時点で、冷凍庫温度は許容制御範囲の下限値まで低下している。また、バッテリ330の充電量も蓄冷制御にバッテリ330の電力を用いたことにより低下している。
回生区間に入ると(t2時点)、電動コンプレッサ210の駆動を停止する制御停止状態とする。これにより、冷凍庫温度は上昇を開始するが、目標制御範囲よりも低い温度のうちは、電動コンプレッサ210を駆動させる必要はない。
また、t2時点からは回生区間に入るので、回生制動によりバッテリ330への充電が行われる。通常制御においても回生区間では充電が行われるが、通常制御では、バッテリ330の充電量がそれほど低下しないので、回生区間の途中のt3時点で満充電となってしまい、t3時点からt4時点まで、回生区間であるにもかかわらず、回生制動による充電を行なうことができない。
これに対して、計画制御では、回生区間の手間でバッテリ充電量を低下させているので、回生区間の途中で満充電となってしまい、回生制動により充電を行なうことができないという事態が抑制される。従って、燃費が向上する。しかも、減速アドバイスが行われ、この減速アドバイスに従って運転者が緩やかな制動を行なえば、回生制動により回収できるエネルギーが増加して、一層の燃費向上となる。
さらに、回生区間の手前でバッテリ330の電力を使用して行なう制御が蓄冷制御である。そのため、蓄冷制御を終了してから、冷凍庫温度が目標制御範囲に入るt5時点まで、電動コンプレッサ210を停止状態とすることができる。このことによっても燃費が向上する。
(第4実施形態)
図7に第4実施形態の冷凍車貨物冷却システム1Bの構成を示しており、第4実施形態では、ナビゲーションシステム100Bは、センター通信部195をさらに備える。また、冷凍車貨物冷却システム1Bは、無線機420、情報センターシステム500を備える。
情報センターシステム500は、走行ルート記憶部510、回生区間記憶部520、制御部530を備えている。この他に、図示していなが、車両に搭載された無線機420と無線通信を行なうセンター無線機を備える。制御部530は、上記センター無線機の制御や各記憶部510、520への記憶処理等を行なう。
情報センターシステム500には、多数の車両から、それらの車両が走行した走行ルートが送信され、制御部530は、走行ルート記憶部510に、受信した走行ルートを記憶する。さらに、制御部530は、多数の車両から受信した走行ルートに基づいて通常ルートを決定し、この通常ルートも走行ルート記憶部510に記憶する。通常ルートの決定方法は、多数の車両の走行ルートを用いること以外は、第1実施形態における通常ルートの決定方法と同じである。
また、情報センターシステム500には、多数の車両から、それらの車両が回生を行なった回生区間、および、単位重量当たりの回生エネルギーが送信される。なお、単位重量当たりの回生エネルギーは、回生区間で回生できた回生エネルギーを車重で割ることにより求められる。各車両は、単位重量当たりの回生エネルギーを送信することに代えて、車重と回生エネルギーを送信してもよい。
制御部530は、回生区間記憶部520に、受信した回生区間および単位重量当たりの回生エネルギーを記憶する。また、同一の回生区間に対して、複数の車両から単位重量当たりの回生エネルギーを受信した場合には、制御部530は、その平均値を算出して回生区間記憶部520に記憶する。
さらに、制御部530は、走行ルート記憶部510に記憶されている通常ルート、および、回生区間記憶部520に記憶されている回生区間と単位重量当たりの回生エネルギーの平均値を、冷凍車貨物冷却システム1Bの無線機430へ送信する。
冷凍車貨物冷却システム1Bのセンター通信部195は、車両が情報センターシステム500へ送信する上述の情報を、無線機430から送信させる処理を行なう。また、無線機430が情報センターシステム500から情報を受信した場合に、その情報を記憶部130、180に記憶する処理を行なう。具体的には、受信した通常ルートは走行ルート記憶部130に記憶し、回生についての情報は回生区間記憶部180に記憶する。さらに、自車両の重量と単位重量当たりの回生エネルギーから、自車両が回生できる回生エネルギーを演算し、これも回生区間記憶部180に記憶する。なお、記憶部130、180には、自車両の走行により記憶した情報と、情報センターシステム500から受信した情報が区別可能に記憶される。
ルート予測部160A、停車地点検出部170、回生区間検出部180は、情報センターシステム500から送信されて記憶部130、180に記憶された情報も用いて処理を行なう。ただし、自車両の走行により記憶した情報と、情報センターシステム500から送信された情報の両方が利用可能である場合には、自車両の情報を使用する。
この第4実施形態では、情報センターシステム500から、通常ルートや回生情報を取得するので、自車両にとって初めて走行する道路であっても、蓄冷制御、充電制御等を行なうことができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態を説明する。第5実施形態の冷凍車貨物冷却システムは、基本的な機械的構成は、図1に示した第1実施形態の冷凍車貨物冷却システム1と同じである。ただし、冷凍機200は、冷凍庫内を冷却させるだけでなく加温も可能となっており、また、冷却として冷凍と冷蔵が可能である。
この違いに加え、冷凍機200の制御ユニット220が実行する制御が、これまでの第1〜第4実施形態と相違する。これまでの第1〜第4実施形態では、ナビゲーションシステム100の停車地点検出部170が蓄冷指令を出しており、この蓄冷指令を取得した場合に、冷凍機200の制御ユニット220は蓄冷制御を実行していた。
これに対して第5実施形態では、冷凍機200の制御ユニット220は、HVシステムコンピュータ340から供給される信号に基づいて電動コンプレッサ210の制御を行なう。また、制御ユニット220は、冷凍機200の消費電力を逐次、HVシステムコンピュータ340に通知する。
HVシステムコンピュータ340は、制御ユニット220から送られる上記消費電力、バッテリ330のSOCに基づいて発電機320の発電量を制御する。また、回生制動中は、回生制動による発電量も考慮して、エンジン310を駆動させることによる発電量を決定する。そして、HVシステムコンピュータ340は、この発電量に基づいて、冷凍機200が消費可能な最大消費電力を決定し、決定した最大消費電力を示す信号を制御ユニット220に送信する。
また、HVシステムコンピュータ340は、発電量が制限範囲であれば、上記最大消費電力を示す信号に加えて、発電量を制限していることを示す信号も制御ユニット220に送信する。なお、制限範囲とは、正常範囲よりも発電が少ない予め設定された範囲である。また、発電量が正常範囲である場合には、回生電力量(以下、単に回生量)が所定値よりも多いかどうかを判断し、回生量が所定値よりも多い場合には、回生量が多い状態であることを示す信号も、制御ユニット220に送信する。
制御ユニット220は、これらHVシステムコンピュータ340から供給される信号に基づいて、電動コンプレッサ210の制御を行なう。
図8に第5実施形態で制御ユニット220が実行する温度制御を示す。ステップS10では、発電機320の発電量が、正常範囲であるか制限範囲であるかを判断する。この判断は、HVシステムコンピュータ340から供給される信号から判断する。
制限範囲であると判断した場合にはステップS20へ進み、電動コンプレッサ210の負荷を制限する負荷制限運転を行なう。この負荷制限運転は、電動コンプレッサ210の回転数を通常運転時よりも下げることで、電動コンプレッサ210の電力消費を抑制する運転である。このようにすることで、制限範囲内の電力消費量を維持しつつ、庫内の温度変化を抑制する。なお、電動コンプレッサ210を2つ備えている場合には、回転数を下げる代わりに、2つの電動コンプレッサ210を交互に運転させてもよい。
ステップS10で発電量が正常範囲内であると判断した場合には、ステップS30へ進む。ステップS30では、回生量が多い状態であるか否かを判断する。この判断も、HVシステムコンピュータ340から供給される信号から判断する。回生は、エンジン310により発電機320を回転させる必要がないため、当然、発電効率がよく、このステップS30の判断は良発電条件を判断している。回生量が多くないと判断した場合(S30:NO)、ステップS40へ進み、通常運転を行なう。
図9、図10に通常運転における庫内温調モードを示す。図9は、冷凍と加温を行なう場合であり、図10は冷凍のみを行い、加温は行わない場合である。なお、冷凍ではなく、設定温度が0度以上の冷却すなわち冷蔵を、冷凍に代えて行なってもよい。
まず、図9から説明する。図9において丸印はヒステリシス初期値を示す。また、図9において、冷凍、保冷、保温、加温が、庫内温調モードである。
冷凍モードでは、冷凍庫内の貨物が冷凍状態となる温度を設定温度として冷凍庫を冷却する。この冷凍モード、および、加温モードでは、電動コンプレッサ210を駆動する。一方、保冷モードと保温モードでは、電動コンプレッサ210は停止させる。そのため、保冷モードと保温モードでは、外気温の影響により庫内温度が上昇あるいは低下していく。
制御ユニット220は、作動開始時の庫内温度と3つのヒステリシス初期値に従い、庫内温調モードを決定する。具体的には、作動開始時の庫内温度が設定温度n−1℃からn―0.5℃の間であれば加温モードでの制御を開始する。また、庫内温度がn−1℃以下でも加温モードでの制御を開始する。一方、庫内温度が設定温度n−0.5℃からn+0.5℃の間であれば冷凍モードでの制御を開始し、庫内温度が設定温度n+0.5℃からn+1℃でも冷凍モードでの制御を開始する。また、庫内温度が設定温度n+1℃以上でも冷凍モードでの制御を開始する。
加温モードでの制御を実施することで庫内温度がn+0.5℃となると、図9に示すように、加温モードから保温モードへ庫内温調モードを変更する。保温モードでは、外気温度が庫内温度よりも高いか低いかにより、庫内温度が低下する場合と上昇する場合とがある。庫内温度が低下して設定温度−0.5℃となると、再び加温モードとする。一方、庫内温度が上昇していき、設定温度+1℃となると、保温モードから冷凍モードへ切り替える。
冷凍モードでの制御を行なうことで庫内温度が低下していき、設定温度n−0.5℃となると、冷凍モードから保冷モードへ切り替える。保冷モードも、保温モードと同様、外気温度が庫内温度よりも高いか低いかにより、庫内温度が低下する場合と上昇する場合とがある。庫内温度が低下して設定温度−1℃となると加温モードとする。一方、庫内温度が上昇していき、設定温度+0.5℃となると再び冷凍モードとする。
以上が図9の説明である。図10は、加温モードを行わない場合である。そのため、保温モードもない。従って、図10の場合には、庫内温度が設定温度n−0.5℃以下では保冷モードとし、設定温度n−0.5℃から+0.5℃の範囲では、最初は冷凍モードによる制御を行い、庫内温度が設定温度n−0.5℃まで低下すると、保冷モードとする。設定温度がn+0.5℃以上では冷凍モードによる制御を行なう。
説明を図8に戻す。ステップS40の通常運転では、図9、図10のいずれかに従って庫内温度を制御する。また、いずれの場合にも、予め設定された一定値に設定された通常除霜周期で除霜を行なう。除霜においては、電動コンプレッサ210に除霜に応じた作動をさせる。
ステップS30で回生量が多いと判断した場合には、ステップS50へ進み、前回、除霜を行なってから、除霜不要期間が経過したか否かを判断する。除霜は、通常運転(S40)では、前述のように一定の通常除霜周期で行なう。このステップS50での除霜不要期間は、この通常除霜周期よりも短い期間に設定されている。除霜不要期間が経過したと判断した場合にはステップS60へ進み、除霜運転を行なう。なお、このステップS60で除霜運転を行なった場合、および、通常運転において除霜を行った場合のいずれでも、除霜不要期間が経過したことを次に判断する際の起算時刻とする。
一方、ステップS50で、除霜不要期間がまだ経過していないと判断した場合には、ステップS70へ進む。ステップS70では、パワーモードが許可されているか否かを判断する。パワーモードとは、庫内の温度を目標制御範囲内とする制限も解除して、且つ、電動コンプレッサ210の回転数を最大にして冷却を行なう運転モードであり、強蓄冷制御に相当する。パワーモードで運転を行なうと、目標制御範囲内に庫内温度を保持する場合よりも、冷気をより多く蓄えることができる。パワーモードの許可/不許可は、ユーザの事前の選択操作により定まる。
パワーモードが許可されている場合には、ステップS80へ進み、上述したパワーモードで電動コンプレッサ210の制御を行なう。一方、パワーモードが許可されていない場合には、ステップS90へ進み、範囲内蓄冷蓄暖運転を行なう。
この範囲内蓄冷蓄暖運転は、通常運転(S40)と同じ目標制御範囲内に庫内温度が入るように温度制御を行う。通常運転との相違は、通常運転では、図9、図10を用いて説明したように、一旦、保冷あるいは保温モードとなると、それらのモードにおいて冷凍モードあるいは加温モードに移行する温度として設定されている温度に到達するまでは電動コンプレッサ210を作動させない。これに対し、この範囲内蓄冷蓄暖運転では、保冷あるいは保温モードである場合、設定温度が目標制御範囲の上下限温度でなければ、このステップS90を実行時に電動コンプレッサ210を即座に作動させて、冷却あるいは加温を行なう。範囲内蓄冷蓄暖運転を行なうことで、庫内を荷物を保存する温度に保ちつつも、冷気あるいは暖気を蓄えることにより燃費を向上させることができる。
以上、説明した本実施形態によれば、回生量多いと判断した場合には(S30:YES)、除霜運転(S60)、強蓄冷制御であるパワーモード運転(S80)、範囲内蓄冷蓄暖運転(S90)のうちのいずれかの運転を行なう。これらの運転は、いずれも、電動コンプレッサ210の消費電力が通常運転よりも大きいため、これらの運転を回生量が大きいときに行なうことで、回生によって発電しても、発電した電力が利用できないという事態を抑制できる。換言すれば、本実施形態では、回生によって発電した電力を有効に利用できる。よって、エンジン310によって発電機320を駆動させて発電しなければならない電力が減少するので、燃費が向上する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(変形例1)
第1〜第4実施形態では、停車地点に到着する所定時間前、あるいは回生区間に入る所定時間前に、蓄冷指令や充電指令を出していたが、これらの指令を、停車地点に到着する所定距離前、あるいは、回生区間に入る所定距離前としてもよい。
(変形例2)
第1〜第4実施形態では、記憶部130、150、180に記憶されている通常ルート、停車地点、回生区間は学習されたものであったが、ユーザの入力操作により入力された通常ルート、停車地点、回生区間が記憶部130、150、180に記憶されてもよい。
(変形例3)
冷凍車温度制御装置としての機能を、ナビゲーションシステム100ではなく運行管理システムが備える場合、第1実施形態の停車地点学習部140とは異なる方法で停車地点を決定することができる。
運行管理システムでは、荷物が積まれていることを示す状態(一般に「実車」という状態)、荷物が積まれていないことを示す状態(一般に「空車」という状態)を、乗務員が運行管理システムの操作スイッチを通じてシステムに認識させる機能がある。そこで、運行管理システムが、上述の実車状態であると認識しており、かつ、停車時間が一定時間以上となった地点を停車地点として決定してもよい。
(変形例4)
第5実施形態の図8のステップS90において、前述の範囲内蓄冷蓄暖制御に代え、図11に破線で示す蓄冷蓄暖制御を行なってもよい。図11に破線で示す蓄冷蓄暖制御は、通常運転(S40)における目標制御範囲の上側の境界値および下側の境界値をそれぞれ一定値ずつ、電動コンプレッサ210が作動しやすい側へ変化させた目標制御範囲とした上で、通常運転と同じ制御を実行するものである。
電動コンプレッサ210が作動しやすい側とは、蓄冷蓄暖制御の開始を判断した時が、保温モードあるいは加温モードであった場合には、図11に右向きの矢印で示すように、目標制御範囲の上側の境界値および下側の境界値をそれぞれ一定値ずつ高い側に変化させることを意味する。一方、蓄冷蓄暖制御の開始を判断した時が、冷凍モードあるいは保冷モードであった場合には、図11に左向きの矢印で示すように、目標制御範囲の上側の境界値および下側の境界値をそれぞれ一定値ずつ低い側に変化させることを意味する。
上記一定値は、設定温度nから上側の境界値または下側の境界値までの温度以下に設定される。たとえば、通常運転では、目標制御範囲がn−0.5℃〜n+0.5℃までであったとすると、冷凍運転を行なう目標制御範囲の上側の境界値(保冷モードから冷凍モードに移行する温度)および下側の境界値(冷凍モードから保冷モードに移行する温度)をそれぞれ0.5℃ずつ低下させて、目標制御範囲をn−1.0℃〜n℃とする。
このようにすれば、保温モードであれば、加温モードに切り替わる温度に到達しやすくなり、保冷モードであれば冷凍モードに切り替わる温度に到達しやすくなる。一方、加温モードから保温モード、あるいは、冷凍モードから保冷モードへは切り替わりにくくなる。よって、電動コンプレッサ210が通常運転時よりも作動しやすくなる。回生により発電できる期間は短い場合が多いが、このように、電動コンプレッサ210を通常運転時よりも作動しやすくすれば、回生により発電できる短い期間に冷凍運転や加温運転を行なうことができる可能性が向上するので、回生により発電した電力を有効に利用できる。
1、1A、1B:冷凍車貨物冷却システム、 100、100A、100B:ナビゲーションシステム(冷凍車温度制御装置)、 150:停車地点記憶部(停車地点記憶手段)、 160:ルート予測部(ルート予測手段)、 170:停車地点検出部(蓄冷指令手段、充電指令手段)、 180:回生区間記憶部、 190:減速アドバイス生成部、 200:冷凍機、 220:制御ユニット(コンプレッサ制御装置)、 300:ハイブリッドシステム、 310:エンジン、 320:発電機(モータ)、 330:バッテリ、 340:ハイブリッドシステムコンピュータ、 420:表示装置(出力部)

Claims (15)

  1. 電動コンプレッサ(210)を駆動させることで温度制御を行なう冷凍機(200)と、前記電動コンプレッサに電力を供給するバッテリ(330)と、前記電動コンプレッサを駆動させる電力および前記バッテリを充電する電力を発電する発電機(320)と、エンジン(310)とを備えた冷凍車両であって、前記エンジンにより前記発電機が駆動可能な冷凍車両に備えられ、前記冷凍機の温度制御を行なう冷凍車温度制御装置(100、220)であって、
    効率よい発電が可能な良発電条件が成立したと判断したことに基づいて、前記良発電条件が成立しない通常時の温度制御よりも前記電動コンプレッサによる消費電力が大きい蓄冷蓄暖制御を行なって、前記冷凍機に冷気あるいは暖気を蓄える蓄冷蓄暖制御手段(170)を備えることを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記冷凍車温度制御装置は、前記冷凍機が備えるコンプレッサ制御装置(220)に前記電動コンプレッサの制御指令を与える装置(100)であって、
    自車が停車する可能性が高い停車地点を記憶する停車地点記憶手段(150)と、
    前記停車地点記憶手段に記憶された停車地点に向かって自車両が走行していると予測できるか否かを判断するルート予測手段(160)を備え、
    前記蓄冷蓄暖制御手段として、前記ルート予測手段で自車両が前記停車地点に向かって走行していると予測した場合であって、その停車地点に到着する所定時間前または所定距離前を、前記停車地点で発電を行うより発電効率がよい良発電条件が成立したと判断して、前記冷凍機の温度を貨物の保存に必要な温度範囲である目標制御範囲よりも低い温度に低下させる蓄冷制御を、前記コンプレッサ制御装置に行わせる蓄冷指令手段(170)を備えることを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  3. 請求項2において、
    前記車両は、前記エンジンに加えて、駆動力源として、前記バッテリから供給される電力で作動するモータ(320)と、そのバッテリの充放電制御を行なうバッテリ制御部(340)とを備えたハイブリッド車両であり、
    前記ルート予測手段で自車両が前記停車地点に向かって走行していると予測した場合に、その停車地点に到着する所定時間前または所定距離前から、前記バッテリを充電する充電制御を、前記バッテリ制御部に行わせる充電指令手段(170)を備えることを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  4. 請求項2において、
    前記停車地点記憶手段には、停車地点に加え、その停車地点における停車予測時間も記憶されており、
    前記蓄冷指令手段は、前記停車予測時間に基づいて前記蓄冷制御における目標温度を設定することを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  5. 請求項3において、
    前記停車地点記憶手段には、停車地点に加え、その停車地点における停車予測時間も記憶されており、
    前記蓄冷指令手段は、前記停車予測時間に基づいて前記蓄冷制御における目標温度を設定し、
    前記充電指令手段は、前記停車予測時間に基づいて前記充電制御における充電量を設定することを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  6. 請求項2において、
    前記車両は、前記エンジンに加えて、駆動力源として、前記バッテリから供給される電力で作動するモータ(320)と、そのバッテリの充放電制御を行なうバッテリ制御部(340)とを備えたハイブリッド車両であり、
    回生制動により電力を発生させることができる回生区間を記憶する回生区間記憶手段(180)を備え、
    前記ルート予測手段は、前記回生区間記憶手段に記憶された回生区間に向かって自車両が走行していると予測できるか否も判断し、
    前記蓄冷指令手段は、前記ルート予測手段で自車両が前記回生区間に向かって走行していると予測した場合に、その回生区間に入る所定時間前または所定距離前から、前記蓄冷制御であって電源として前記バッテリの電力を使う制御を、前記コンプレッサ制御装置に行わせることを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項において、
    自車両の走行において停車した地点を前記停車地点として前記停車地点記憶手段に記憶する停車地点学習手段(140)を備えることを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  8. 請求項6において、
    前記車両の現在位置が、前記回生区間記憶手段に記憶された回生区間の開始位置あるいはその手前となっている所定の通知時点で、緩やかな減速を促す減速アドバイスを生成し、生成した減速アドバイスを出力部(420)から出力する減速アドバイス生成手段(190)を備えていることを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  9. 請求項8において、
    前記減速アドバイス生成手段は、前記車両の重量が重いほど、より緩やかな減速を促す内容とすることを特徴とする。
  10. 請求項1において、
    前記車両は、前記バッテリの充放電制御を行なうバッテリ制御部(340)を備え、このバッテリ制御部は、前記車両の制動時に前記車両の運動エネルギーで前記発電機を駆動させる回生制御が可能であり、
    前記冷凍車温度制御装置は、前記電動コンプレッサの制御を行うために前記冷凍機が備えるコンプレッサ制御装置(220)であって、
    前記蓄冷蓄暖制御手段は、前記バッテリ制御部が前記コンプレッサ制御装置へ供給する信号に基づいて回生量が大きいと判断できたときに、前記良発電条件が成立したと判断して前記蓄冷蓄暖制御を行うことを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  11. 請求項10において、
    前記蓄冷蓄暖制御手段は、前記蓄冷蓄暖制御として蓄冷制御を行う場合、前記冷凍機の温度を貨物の保存に必要な温度範囲である目標制御範囲よりも低い温度に低下させる強蓄冷制御を行うことを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  12. 請求項10において、
    前記コンプレッサ制御装置は、回生エネルギーが大きいと判断していない状態で行う通常時温度制御として、前記電動コンプレッサを停止させた状態で、前記冷凍機の温度を貨物の保存に必要な温度範囲である目標制御範囲の境界値まで前記冷凍機の温度が到達したときに、前記電動コンプレッサの作動を開始させて、冷凍機の温度を、冷凍機の温度が到達した境界値とは反対側の境界値側へ変化させていき、電動コンプレッサを作動させたことで冷凍機の温度が境界値へ到達したら電動コンプレッサを停止させる制御を行い、
    前記蓄冷蓄暖制御手段は、前記通常時温度制御では前記電動コンプレッサを停止させる自然温度変化状態であっても、前記電動コンプレッサを作動させて冷却あるいは加温を行なう範囲内蓄冷蓄暖制御を行なうことを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  13. 請求項11において、
    前記コンプレッサ制御装置は、回生エネルギーが大きいと判断していない状態で行う通常時温度制御として、前記電動コンプレッサを停止させた状態で、前記冷凍機の温度を貨物の保存に必要な温度範囲である目標制御範囲の境界値まで前記冷凍機の温度が到達したときに、前記電動コンプレッサの作動を開始させて、冷凍機の温度を、冷凍機の温度が到達した境界値とは反対側の境界値側へ変化させていき、電動コンプレッサを作動させたことで冷凍機の温度が境界値へ到達したら電動コンプレッサを停止させる制御を行い、
    前記蓄冷蓄暖制御手段は、前記蓄冷蓄暖制御として蓄冷制御を行う場合、前記冷凍機の温度を貨物の保存に必要な温度範囲である目標制御範囲よりも低い温度に低下させる強蓄冷制御、および、前記通常時温度制御では前記電動コンプレッサを停止させる自然温度変化状態であっても、前記電動コンプレッサを作動させて冷却あるいは加温を行なう範囲内蓄冷蓄暖制御の両方が可能であり、強蓄冷制御を行なうか範囲内蓄冷蓄暖制御を行なうかが、ユーザ操作により選択可能となっていることを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  14. 請求項10において、
    前記コンプレッサ制御装置は、回生エネルギーが大きいと判断していない状態で行う通常時温度制御として、前記電動コンプレッサを停止させた状態で、前記冷凍機の温度を貨物の保存に必要な温度範囲である目標制御範囲の境界値まで前記冷凍機の温度が到達したときに、前記電動コンプレッサの作動を開始させて、冷凍機の温度を、冷凍機の温度が到達した境界値とは反対側の境界値側へ変化させていき、電動コンプレッサを作動させたことで冷凍機の温度が境界値へ到達したら電動コンプレッサを停止させる制御を行い、
    前記蓄冷蓄暖制御手段は、前記通常時温度制御における目標制御範囲の上側の境界値および下側の境界値をそれぞれ一定値ずつ前記電動コンプレッサが作動しやすい側へ変化させて、前記通常時温度制御と同じ制御を行なうことを特徴とする冷凍車温度制御装置。
  15. 請求項10〜14のいずれか1項において、
    前記コンプレッサ制御装置は、前記冷凍機の温度制御として冷却をおこなっている状態では、予め設定された通常除霜周期で除霜運転を行うようになっており、
    前記蓄冷蓄暖制御手段は、前記蓄冷蓄暖制御として蓄冷制御を行う場合であって、前記除霜運転を最後に行なってからの経過時間が、前記通常除霜周期よりも短い時間に設定された除霜不要期間を経過していた場合には、蓄冷制御に代えて、除霜運転を行うことを特徴とする冷凍車温度制御装置。
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