JP2021060147A - 作業管理システム、作業管理方法およびプログラム - Google Patents

作業管理システム、作業管理方法およびプログラム Download PDF

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伸太郎 星
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健司 ▲高▼尾
健司 ▲高▼尾
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真人 岸
Masato Kishi
真人 岸
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Abstract

【課題】冷凍車両の運行を適正に行うための作業手順が実行されているかどうかをチェックし、その結果を記録する作業管理システムを提供する。【解決手段】作業管理システムは、冷凍車両の運行に必要な作業を管理する作業管理システムであって、所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得するデータ取得部と、前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定する判定部と、前記判定の結果を記録する記録部と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、作業管理システム、作業管理方法およびプログラムに関する。
冷凍車両に荷物を積載して輸送する場合、保冷庫の温度を適切に制御して輸送する必要がある。その為には、作業者は、適切な作業手順を履行して保冷庫の温度が適正に保たれるようにしなければならない。また、近年の人手不足で、経験の浅い作業者が冷凍車両の運転や荷物の積み下ろしの作業を行うことが増えている。その反面、荷主による温度管理への要求が高まっている。
特許文献1には、冷凍車のコンテナ内に投光器と受光センサを設け、積載した積荷の隙間スペースが確保されているかどうかを受光センサが検出した光量によって判定し、十分な隙聞が確保されていなければ警報を発するシステムが開示されている。
特開2012−117684号公報
冷凍車両の運行に際し、作業員が、定められた作業手順を実行できるように促し、正しい作業手順を実行した証拠を残す仕組みが求められている。
本開示は、上記課題を解決することができる作業管理システム、作業管理方法およびプログラムを提供する。
本開示の作業管理システムは、冷凍車両の運行に必要な作業を管理する作業管理システムであって、所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得するデータ取得部と、前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定する判定部と、前記判定の結果を記録する記録部と、を備える。
また、本開示の作業管理方法は、冷凍車両の運行に必要な作業を管理する作業管理システムが、所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得するステップと、前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定するステップと、前記判定の結果を記録するステップと、を有する。
また、本開示のプログラムは、コンピュータを、所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得する手段、前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定する手段、前記判定の結果を記録する手段、として機能させる。
上述の作業管理システム、作業管理方法およびプログラムによれば、冷凍車両の運行に際し実行すべき作業手順の実行を促し、作業手順を実行した証拠を記録することができる。
実施形態に係る作業管理システムの全体構成を示す図である。 実施形態に係る作業管理システムの機能構成を示す図である。 実施形態に係る作業管理システムの処理の一例を示す図である。 実施形態に係る作業手順の設定画面の一例を示す図である。 実施形態に係る作業管理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、一実施形態に係る作業管理システムについて、図1〜図5を参照しながら詳しく説明する。
(全体構成)
図1は、実施形態に係る作業管理システムの全体構成を示す図である。
図1に示す作業管理システム1は、管理装置10と、冷凍車両20と、発進制御機30と、携帯端末40とを含む。図1に示すのは、配送センターの作業管理システム1である。冷凍車両20は、配送センターで温度管理が必要な荷物を積載し、目的地まで輸送する。管理装置10は、冷凍車両20の位置情報や、冷凍車両20の保冷庫23の温度を監視、管理する。また、管理装置10は、冷凍車両20において実行された必要な作業の実行履歴を記憶する。
冷凍車両20は、コントローラ21と、冷凍機22と、保冷庫23とを備える。
コントローラ21は、冷凍機22を制御する。コントローラ21は、管理装置10および携帯端末40とネットワークを介して通信可能に接続されている。コントローラ21は、例えば、管理装置10からの指示に基づいて冷凍機22の運転を開始したり停止したりすることができる。また、コントローラ21は、後述するように作業員による作業の実行をチェックし、作業の実行履歴を管理装置10へ送信する。また、作業員による作業の実行に誤りがあった場合、コントローラ21は、携帯端末40へ警報を送信する。
冷凍機22は、保冷庫23を冷却または加温する。荷物は、保冷庫23に積載され、所定の温度に温度管理された状態で目的地まで輸送される。保冷庫23には、庫内の温度を計測する温度センサ、保冷庫23に積載された荷物の総重量を計測する重量センサ、保冷庫23のドアの開閉を制御するドアスイッチが設けられている。また、保冷庫23には、例えば、上下方向に並べて配置された複数の投光器と、各投光器が出力する光を検出する受光器が設けられていてもよい。保冷庫23に荷物が積載されると、投光器が出力する光が荷物によって遮られ、受光器は光を検出できない。光を発射する投光器と、対応する受光器での光の検出の有無によって、荷物の積載状況を推定することができる。これらのセンサが検出した情報は、作業員が、所定の作業手順に従って作業を行ったか否かの判定に用いる。
発進制御機30は、管理装置10の指示に基づいて、ゲート31の開放動作および閉塞動作を実行する。発進制御機30は、所定の作業手順が完了するまで冷凍車両20を発進させないようにするために設けられる。発進制御機30は、ネットワークを介して管理装置10と通信可能に接続されている。
携帯端末40は、作業員が所持する端末装置である。例えば、作業員は、携帯端末40を用いて、荷物の積み降ろしの際に荷物のバーコードの読み取りを行う。携帯端末40は、ネットワークを介して管理装置10およびコントローラ21と通信可能に接続されている。例えば、携帯端末40によって読み取られた荷物の識別情報等は、管理装置10へ送信される。また、コントローラ21が送信した各種情報を携帯端末40は、受信することができる。コントローラ21が送信する情報とは、作業員が作業手順を守らなかった場合に送信されるアラームや、作業手順を守って作業を完了した場合に送信される次に行うべき作業の案内情報などである。
(管理装置の機能構成)
図2は、実施形態に係る作業管理システムの機能構成を示す図である。
図示するように管理装置10は、運行管理部11と、ゲート制御部12と、設定受付部13と、記憶部14と、通信部15と、を備える。
運行管理部11は、冷凍車両20の位置情報や保冷庫23の庫内温度、冷凍車両20に積載した荷物および冷凍車両20から降ろした荷物の識別情報などを、通信部15を通じて定期的に取得し、これらの情報を記憶部14に記録する。また、運行管理部11は、冷凍車両20の輸送計画情報に基づいて、配送センターを出発する時刻の所定時間前に冷凍車両20に対して予冷の開始を指示する。輸送計画情報は、例えば、冷凍車両20が配送センターを出発する予定時刻、冷凍車両20の経由地、目的地の位置情報、各経由地、目的地への到着予定時刻などの情報を含む。
ゲート制御部12は、発進制御機30に対してゲート31の開放又は閉塞を指示する。
設定受付部13は、正しい作業手順の設定を受け付ける。例えば、作業A、作業B、作業Cをこの順で行う必要がある場合、作業Aとその開始および終了条件、作業Bとその開始および終了条件、作業Cとその開始および終了条件の設定などを受け付ける。あるいは、後に図4に例示するように予め作業項目が列挙され、作業項目を選択するような形式で作業手順の設定を受け付けてもよい。
記憶部14は、輸送計画情報や冷凍車両20から受信したデータを記憶する。
通信部15は、コントローラ21、発進制御機30、携帯端末40と通信を行う。
(冷凍車両の機能構成)
図示するように冷凍車両20のコントローラ21は、データ取得部211と、判定部212と、記録部213と、出力部214と、ドア開閉制御部215と、制御部216と、記憶部217と、通信部218と、を備える。また、冷凍車両20は、保冷庫23の庫内温度を計測する温度センサ24と、保冷庫23のドアの開閉制御を行うドアスイッチ25と、保冷庫23に積載された荷物の重量を計測する重量センサ26と、保冷庫23に配置された投光器および受光器の組みを複数含む投受光機27と、を備える。ドアスイッチ25は、保冷庫23のドアの開閉状態を検出することができる。
データ取得部211は、各種センサが計測した情報(センサ情報と称する。)を取得する。
判定部212は、データ取得部211が取得したセンサ情報と、所定の作業手順の判定条件とに基づいて、作業が手順に従って実行されたか否かを判定する。
記録部213は、判定部212による判定の結果を記憶部217に記録する。
出力部214は、作業が作業手順から外れる場合、警報を出力する。
ドア開閉制御部215は、保冷庫23のドアの開閉を制御する。例えば、作業員による作業が作業手順に従ったものでは無い場合、ドア開閉制御部215は、保冷庫23のドアを閉じることができないようドアスイッチ25を制御する。
制御部216は、冷凍機22の運転を制御する。
記憶部217は、記録部213が記録する作業の実行履歴や、自車両についての輸送計画情報を記憶する。
通信部218は、管理装置10、携帯端末40と通信を行う。
(携帯端末の機能構成)
図示するように携帯端末40は、表示部41と、制御部42と、通信部43と、を備える。
表示部41は、携帯端末40が備える液晶画面である。
制御部42は、携帯端末40の動作を制御する。例えば、制御部42は、作業員に通知すべきメッセージを表示部41に表示する。
通信部43は、管理装置10、コントローラ21と通信を行う。
携帯端末40は、この他にも例えば、バーコードの読み取り機能を備えている。
(作業手順の概要)
次に冷凍車両20の発車前に行うべき作業手順の一例を示す。
(1)予冷を行う。
輸送対象の荷物を保冷庫23に搬入する前に保冷庫23の温度を所定の設定温度にしておくための処理である。
(開始条件)発車予定時刻より所定時間前であること。但し、例えば1時間以内であれば、所定時間前より前に開始することができる。
(終了条件1)予冷開始から所定時間以上が経過していること。
(終了条件2)温度センサ24が計測する保冷庫23の温度が、所定の設定温度となっていること。
終了条件1または終了条件2が成立すると、予冷作業が終了したと判定する。
(作業員の作業)作業員は、発車予定時刻の所定時間前にコントローラ21を操作して冷凍機22を適切な設定温度で動作させる。または、管理装置10が、発車予定時刻の所定時間前になると、コントローラ21へ所定の設定温度で冷凍機22を運転するよう指示情報を送信してもよい。この場合、作業員は、所定の時間に冷凍機22の運転が開始されたかどうかを確認する。
(2)保冷庫23へ荷物の搬入を行う。
(開始条件)予冷作業が終了していること。
(終了条件1)ドアスイッチ25がドアを開く状態を検出すること。
(終了条件2)終了条件1の成立後、重量センサ26が計測する重量が、所定の値以上であること、又は、積載予定の荷物から推測される重量を基準とする所定の許容範囲内の値となること。
(終了条件3)終了条件1の成立後、投受光機27によって検出される荷物の量が所定の範囲内となること。
(終了条件4)終了条件2または終了条件3の成立後、ドアスイッチ25がドアを閉じる状態を検出すること。
終了条件1の後、終了条件2または終了条件3が成立し、更に終了条件4が成立すると、搬入作業が終了したと判定する。
(作業員の作業)作業員は、予冷終了後、荷物を保冷庫23へ搬入する。
(3)冷凍車両20を発車する。
(開始条件)荷物の搬入が完了していること。
(作業員の作業)作業員は、冷凍車両20を発車させる。
(作業手順のチェック処理)
判定部212は、上記した作業手順の確認が可能なように構成されていて、例えば図3に示す処理によって、発車前の作業が、作業手順に従って実行されているかどうかを判定する。
図3は、実施形態に係る作業管理システムの処理の一例を示す図である。
前提としてデータ取得部211は、温度センサ24、ドアスイッチ25、重量センサ26、投受光機27が計測した最新のセンサ情報を所定の時間間隔で取得しているとする。
まず、判定部212は、予冷開始の検出、記録を行う(ステップS11)。例えば、判定部212は、制御部216が冷凍機22の運転を開始する信号を出力したことに基づいて、予冷開始を検出する。記録部213は、予冷開始を検出した時刻を今回の輸送(例えば輸送の識別情報)と対応付けて記憶部217に記録する。予冷開始は、作業員によって手動で行われてもよいし、管理装置10からの指示に基づいて行われてもよい。
次に判定部212は、予冷開始条件を満たすか否かを判定する(ステップS12)。例えば、判定部212は、予冷開始を検出した時刻と、記憶部217が記憶する輸送計画情報の出発予定時刻とを比較して、予冷開始が出発予定時刻より所定時間だけ前かどうかを判定する。予冷開始時刻が遅れれば、全作業が出発予定時刻に間に合わず、あまりにも早い時刻から予冷が開始されると、冷凍機22の運転に要するエネルギーが無駄になる。予冷開始条件を満たさない場合(ステップS12;No)、判定部212は、予冷開始条件を満たしていないことを記録部213および出力部214へ通知する(ステップS13)。記録部213は、予冷開始条件を満たさないことを、予冷開始を検出した時刻と対応付けて記憶部217に記録する。出力部214は、携帯端末40へ、予冷開始条件を満たさない旨(例えば、予冷開始の遅延を示す情報)の情報を送信する。携帯端末40では、制御部42が、例えば、「予冷開始が遅れています。後工程の作業の実施に注意してください。」等の警告を表示部41に表示する。また、図示しない警報装置がコントローラ21と接続されていて、出力部214は、警報装置へ警報の発報を指示してもよい。警報装置は、音やランプの点灯などにより、作業員へ異常を通知する。
次に判定部212は、冷凍車両20への荷物の搬入開始の検出、記録を行う(ステップS14)。例えば、判定部212は、ドアスイッチ25が保冷庫23のドアを開とする状態を検出し、その後、重量センサ26が重量の増加を検出すると、荷物の搬入が開始されたと判定する(搬入開始の検出)。あるいは、判定部212は、ドア開の後、投受光機27にて光が検出できない状態となると、荷物の搬入開始を検出する。記録部213は、荷物の搬入開始を検出した時刻を、今回の輸送と対応付けて記憶部217に記録する。
荷物の搬入開始を検出すると、判定部212は、予冷終了条件を満たすか否かを判定する(ステップS15)。例えば、判定部212は、予冷開始を検出した時刻と現在時刻との差を計算し、予冷開始を検出してからの継続時間が、所定時間以上であれば、予冷終了条件を満たすと判定する。また、例えば、判定部212は、温度センサ24が計測する温度と所定の設定温度との差が許容範囲内であれば、予冷終了条件を満たすと判定する。予冷終了条件を満たさない場合(ステップS15;No)、判定部212は、予冷終了条件を満たしていないことを記録部213および出力部214へ通知する(ステップS16)。記録部213は、予冷終了条件を満たさないことを、今回の輸送と対応付けて記憶部217に記録する。出力部214は、携帯端末40へ、予冷終了条件を満たさない旨の情報を送信する。携帯端末40では、制御部42が、例えば、「予冷が完了していません。搬入した荷物を元に戻して、予冷完了後に再度搬入してください。」等の警告を表示部41に表示する。また、出力部214は、警報装置へ警報の発報を指示してもよい。
予冷終了条件を満たしていないことを通知した場合、判定部212は、例えば、重量センサ26が計測する重量が荷物搬入前の重量に戻った時刻を基準として、ステップS15で判定された不足分の時間に、更にドアの開閉が庫内温度に与える影響を考慮した時間を加えた時間が経過すると、再度ステップS15からの処理を行ってもよい。あるいは、判定部212は、重量センサ26が計測する重量が荷物搬入前の重量に戻ったことを確認した後、温度センサ24が計測する庫内温度を監視して、庫内温度と設定温度との差が許容範囲となると、再度ステップS15からの処理を行ってもよい。
ステップS15の判定の結果、予冷終了条件を満たす場合(ステップS15;Yes)、出力部214は、携帯端末40へ、予冷終了条件が成立したことを送信する。携帯端末40では、制御部42が、例えば、「予冷が完了しました。荷物を搬入してください。」等の次の作業を案内するメッセージを表示部41に表示する。また、記録部213は、予冷終了条件を満たすと判定した時刻を、今回の輸送と対応付けて記憶部217に記録する。
また、判定部212は、予冷終了条件が成立するまでの間、ドア開閉制御部215に保冷庫23のドアを開けることができない状態にすることを指示し、ドア開閉制御部215がドアスイッチ25を制御して、保冷庫23のドアを開くことができない状態にロックしてもよい。
次に判定部212は、冷凍車両20への荷物の搬入終了の検出、記録を行う(ステップS17)。例えば、判定部212は、ドアスイッチ25が保冷庫23のドアを閉とする状態を検出し、その後、重量センサ26が重量の変化を検出しない場合、荷物の搬入が終了したと判定する(搬入終了の検出)。あるいは、判定部212は、ドア閉の後、投受光機27によって検出される荷物の積載状態に変化が無い場合、荷物の搬入終了を検出する。記録部213は、荷物の搬入終了を検出した時刻を、今回の輸送と対応付けて記憶部217に記録する。
荷物の搬入終了を検出すると、判定部212は、搬入終了条件を満たすか否かを判定する(ステップS18)。例えば、判定部212は、重量センサ26が計測した搬入開始時の重量と搬入終了時の重量の差を計算し、この差が、所定の値以上であれば、搬入終了条件を満たすと判定する。あるいは、判定部212は、投受光機27によって検出される荷物の積載状態が、所定の閾値以上であれば、搬入終了条件を満たすと判定する。搬入終了条件を満たさない場合(ステップS18;No)、判定部212は、搬入終了条件を満たしていないことを記録部213および出力部214へ通知する(ステップS19)。記録部213は、搬入終了条件を満たさないことを、荷物の搬入終了を検出した時刻と対応付けて記憶部217に記録する。出力部214は、携帯端末40へ、搬入終了条件を満たさない旨の情報を送信する。携帯端末40では、制御部42が、例えば、「搬入が完了していません。搬入する荷物を確認してください。」等の警告を表示部41に表示する。また、出力部214は、警報装置へ警報の発報を指示してもよい。
搬入終了条件を満たしていないことを通知した場合、判定部212は、例えば、重量センサ26が計測する重量を監視しつつ、所定の時間間隔で、再度ステップS18からの処理を行ってもよい。
ステップS18の判定の結果、搬入終了条件を満たす場合(ステップS18;Yes)、出力部214は、携帯端末40へ、搬入終了条件が成立したことを送信する。携帯端末40では、制御部42が、例えば、「荷物の搬入が完了しました。冷凍車両を発車できます。」等の次の作業を案内するメッセージを表示部41に表示する。また、記録部213は、搬入終了条件を満たすと判定した時刻を、今回の輸送と対応付けて記憶部217に記録する。
なお、判定部212は、搬入終了条件が成立するまでの間、ドア開閉制御部215に保冷庫23のドアを閉じることができない状態にすることを指示し、ドア開閉制御部215がドアスイッチ25を制御して、保冷庫23のドアを全閉できないように制御してもよい。
次に判定部212は、発車条件を満たすか否かを判定する(ステップS20)。例えば、判定部212は、ステップS15とステップS18の判定が共にYesの場合に発車条件を満たすと判定し、何れかの条件を満たさない場合、発車条件を満たさないと判定する。なお、ステップS15とステップS18の判定については、再判定でYesとなった場合でもよい。判定部212は、判定の結果を記録部213へ通知する。記録部213は、発車条件を満たすか否かを今回の輸送と対応付けて記憶部217に記録する。
発車条件を満たさない場合(ステップS20;No)、判定部212は、発車条件を満たさないことを、通信部218を通じて管理装置10へ送信する。管理装置10では、ゲート制御部12が、発車条件を満たさないことに基づいて、発車防止制御を行う(ステップS21)。具体的には、ゲート制御部12は、発進制御機30に対してゲート31の閉塞を指示する。発進制御機30は、ゲート31を閉塞する。
発車防止制御の他の例として、ドア開閉制御部215が、保冷庫23のドアを閉じることができないようドアスイッチ25を制御してもよい。あるいは、出力部214が、警報装置に警報の発報を指示してもよい。また、出力部214が、携帯端末40に冷凍車両20が発車できないことを示すメッセージを送信してもよい。
発車条件を満たす場合(ステップS20;Yes)、判定部212は、発車条件を満たすことを、通信部218を通じて管理装置10へ送信する。管理装置10では、ゲート制御部12が、発車条件を満たすことに基づいて、発車許可制御を行う(ステップS22)。具体的には、ゲート制御部12は、発進制御機30に対してゲート31の開放を指示する。発進制御機30は、ゲート31を開放する。
次に判定部212は、今回の輸送に係る作業記録を記憶部217から読み出し、作業記録の送信を通信部218へ指示する。通信部218は、作業記録を管理装置10へ送信する(ステップS23)。管理装置10では、通信部15が作業記録を取得し、記憶部14へ書き込んで保存する(ステップS24)。
図3のフローチャートでは、搬入の開始を検出した時に予冷の終了判定を行うこととしたが、搬入開始の検出と、予冷終了の判定は独立して行うようにしてもよい。
次に作業手順の設定について説明する。
図4は、実施形態に係る作業手順の設定画面の一例を示す図である。
図4に例示する設定画面100は、管理装置10の設定受付部13が生成する画面である。例えば、作業員が、「予冷」と「搬入」を選択して登録ボタン101を押下すると、図3のフローチャートで説明したように判定部212は、作業手順「予冷」と「搬入」についてチェックを行う。また、作業員が、「予冷」と「温度」を選択すると、判定部212は、図3のステップS15にて保冷庫23の温度(温度センサ24が計測する温度)と、所定の設定温度に基づいて、予冷終了の判定を行う。また、例えば、作業員が、「搬入」と「重量」を選択し、ドアの開閉を選択しない場合、判定部212は、図3のステップS18にて、ドアの開閉についてはチェックせず、重量センサ26の計測する重量のみに基づいて、搬入終了の判定を行う。
なお、重量について、搬入終了判定の閾値となる重量や重量の範囲が登録できてもよい。また、例えば、作業員が、「予冷」を選択して「搬入」を選択しない場合、判定部212は、例えば、図3のフローチャートのステップS11、ステップS12、ステップS15を行って、ステップS15の判定がYesであれば、発車条件を満たすと判定してもよい。また、設定画面100において、「予冷」と「搬入」以外の任意の作業についても必要な作業手順として設定可能であってもよい。
図4に例示する設定画面100によれば、自車の運用に合わせた作業手順の設定が可能である。なお、作業員が設定画面100にて、必要な項目を選択して登録ボタン101を押下すると、設定受付部13は、選択された項目の情報を、コントローラ21へ送信する。コントローラ21では、通信部218が選択された項目の情報を受信して記憶部217に記録する。また、判定部212は、記憶部217に記録された項目に基づいて、作業の開始と終了の判定を行う。
本実施形態によれば、作業員は、冷凍車両20の運行に際し実行すべき作業を、正しい手順で漏れなく実行することができる。また、作業員の作業履歴を記録するので、正しい作業を行って荷物を輸送した証拠を残すことができる。
なお、上記例では、冷凍車両20の発車前の手順を例示したが、冷凍車両20が目的地へ着いた時の作業手順や、中継地の集荷センターでさらに荷物を積んだり、降ろしたりする状況での作業手順についても任意に設定し、判定部212により判定し、記録部213により作業履歴を記録することができる。
また、上記例では、作業履歴を、輸送の識別情報と対応付けて記録することとしたが、例えば、輸送の識別情報および作業員の識別情報と対応付けて記録してもよい。これにより、作業員別に作業履歴を抽出し、手順を守らない傾向がある作業員を把握して教育する等の目的で利用することができる。
図5は実施形態に係る作業管理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述の管理装置10、コントローラ21、携帯端末40は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
なお、管理装置10、コントローラ21、携帯端末40の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各機能部による処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、CD、DVD、USB等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。なお、管理装置10は、複数のコンピュータ900によって構成されていても良い。
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
各実施形態に記載の作業管理システム1、作業管理方法およびプログラムは、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る作業管理システム1は、冷凍車両の運行に必要な作業を管理する作業管理システムであって、所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得するデータ取得部211と、前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定する判定部212と、前記判定の結果を記録する記録部213と、を備える。
(2)第2の態様に係る作業管理システム1は、(1)の作業管理システム1であって、前記作業が、前記手順から外れる場合、警報を出力する出力部214、をさらに備える。
(3)第3の態様に係る作業管理システム1は、(2)の作業管理システム1であって、前記出力部214は、前記作業が前記手順に従って実行された場合、次に実行すべき前記作業の案内情報を出力する。
(4)第4の態様に係る作業管理システム1は、(1)から(3)のいずれか1つの作業管理システム1であって、前記手順には、前記冷凍車両の保冷庫の温度を所定の設定温度に制御するための予冷作業が含まれ、前記判定部は、前記予冷作業の開始からの経過時間、又は、前記保冷庫の温度に基づいて、前記予冷作業が前記手順に従って実行されたと判定する。
(5)第5の態様に係る作業管理システム1は、(4)の作業管理システム1であって、前記手順には、前記保冷庫への荷物の搬入作業が含まれ、前記判定部212は、前記予冷作業の実行後における前記保冷庫23のドアの開閉と、前記保冷庫23の重量と、に基づいて、前記搬入作業が前記手順に従って実行されたと判定する。
(6)第6の態様に係る作業管理システム1は、(5)の作業管理システム1であって、 前記判定部212は、前記予冷作業および前記搬入作業が前記手順に従って実行された場合に、前記冷凍車両の発車を許可する。
(7)第7の態様に係る作業管理システム1は、(1)から(6)のいずれか1つの作業管理システム1であって、前記手順の設定を受け付ける設定受付部13、をさらに備える。
(8)第8の態様に係る作業管理方法は、冷凍車両の運行に必要な作業を管理する作業管理システムが、所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得するステップと、前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定するステップと、前記判定の結果を記録するステップと、を有する。
(9)第9の態様に係るプログラムは、コンピュータを、所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得する手段、前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定する手段、前記判定の結果を記録する手段、として機能させる。
1・・・作業管理システム
10・・・管理装置
11・・・運行管理部
12・・・ゲート制御部
13・・・設定受付部
14・・・記憶部
15・・・通信部
20・・・冷凍車両
21・・・コントローラ
211・・・データ取得部
212・・・判定部
213・・・記録部
214・・・出力部
215・・・ドア開閉制御部
216・・・制御部
217・・・記憶部
218・・・通信部
22・・・冷凍機
23・・・保冷庫
24・・・温度センサ
25・・・ドアスイッチ
26・・・重量センサ
27・・・投受光機
30・・・発進制御機
31・・・ゲート
40・・・携帯端末
41・・・表示部
42・・・制御部
43・・・通信部
900・・・コンピュータ
901・・・CPU
902・・・主記憶装置
903・・・補助記憶装置
904・・・入出力インタフェース
905・・・通信インタフェース

Claims (9)

  1. 冷凍車両の運行に必要な作業を管理する作業管理システムであって、
    所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得するデータ取得部と、
    前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定する判定部と、
    前記判定の結果を記録する記録部と、
    を備える作業管理システム。
  2. 前記作業が、前記手順から外れる場合、警報を出力する出力部、
    をさらに備える請求項1に記載の作業管理システム。
  3. 前記出力部は、前記作業が前記手順に従って実行された場合、次に実行すべき前記作業の案内情報を出力する、
    請求項2に記載の作業管理システム。
  4. 前記手順には、前記冷凍車両の保冷庫の温度を所定の設定温度に制御するための予冷作業が含まれ、
    前記判定部は、前記予冷作業の開始からの経過時間、又は、前記保冷庫の温度に基づいて、前記予冷作業が前記手順に従って実行されたと判定する、
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の作業管理システム。
  5. 前記手順には、前記保冷庫への荷物の搬入作業が含まれ、
    前記判定部は、前記予冷作業の実行後における前記保冷庫のドアの開閉と、前記保冷庫の重量と、に基づいて、前記搬入作業が前記手順に従って実行されたと判定する、
    請求項4に記載の作業管理システム。
  6. 前記判定部は、前記予冷作業および前記搬入作業が前記手順に従って実行された場合に、前記冷凍車両の発車を許可する、
    請求項5に記載の作業管理システム。
  7. 前記手順の設定を受け付ける設定受付部、
    をさらに備える請求項1から請求項6の何れか1項に記載の作業管理システム。
  8. 冷凍車両の運行に必要な作業を管理する作業管理システムが、
    所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得するステップと、
    前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果を記録するステップと、
    を有する作業管理方法。
  9. コンピュータを、
    所定の作業の実行に対応付けられたセンサが検出したセンサ情報を取得する手段、
    前記センサ情報に基づいて、所定の手順に従って前記作業が実行されたか否かを判定する手段、
    前記判定の結果を記録する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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