JP2017172880A - 冷凍車の制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電池に異常が生じた場合でも、冷凍機の機能を維持し易い冷凍車の制御システムを提供する。【解決手段】冷凍車10の制御システム1は、冷凍機制御ECU17と、判定部40aと、抑制処理実行部170とを備えている。冷凍機制御ECU17は、冷凍車10の冷凍機12の冷却機能が中断されている期間において冷凍庫11の内部の温度である庫内温度が閾値温度に達した際に、冷凍車10の蓄電池14から冷凍機12に電力を供給することにより冷凍機12を駆動させ、庫内温度を閾値温度以下に調整する。判定部40aは、蓄電池14の状態を判定する。抑制処理実行部170は、判定部40aにより蓄電池14の異常が検出された際に、冷凍機12の冷却機能が中断されている期間における庫内温度の上昇を抑制するための温度上昇抑制処理を実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、冷凍車の制御システムに関する。
従来、特許文献1に記載の車両診断システムがある。特許文献1に記載の車両診断システムは、車載装置と、センタ装置、給電制御装置とを備えている。車載装置は、車両の蓄電池からの供給電力を車両の動力源の一部又は全部として使用する車両に搭載されており、車両における制御系統の異常を診断するために必要な車両情報を生成する。センタ装置は、車載装置により生成された車両情報を解析して、制御系統の異常を検出した場合に、その検出結果を車両の運転者に報知するための報知情報を車載装置に送信する。給電制御装置は、車両の蓄電池に電力を供給するための電力線に接続されたプラグに脱着可能なアウトレットを有している。給電制御装置は、アウトレットにプラグが接続されると、電力線を介して車両の蓄電池に電力の供給を開始する。給電制御装置と車載装置との間の通信には、電力線が用いられている。
車両には、冷凍庫内で荷物を冷却した状態で運ぶことの可能な、いわゆる冷凍車がある。このような冷凍車には、停車時の冷凍庫内の温度上昇を抑制するため冷凍機の動力源であるコンプレッサと、コンプレッサを駆動させるための蓄電池とが搭載されているものがある。このような冷凍車では、蓄電池の故障や劣化等により、蓄電池の放電可能容量が、想定される放電可能容量以下になると、冷凍車により荷物を運んでいる際に冷凍機が駆動しなくなる可能性がある。この場合、冷凍機において適切な温度管理ができないため、荷物の商品価値を下げるような状況が生じかねない。
このような問題に対し、例えば冷凍車の蓄電池の異常を検出するための方法として、特許文献1に記載の車両診断システムを用いることが考えられる。これにより、蓄電池の異常がセンタ装置により検出されると、その検出結果が車載装置に送信されるため、運転者は蓄電池の異常を認知することができる。しかしながら、冷凍車では、通常、荷物の配送スケジュールが予め定まっているため、運転者が蓄電池の異常を認知したところで、荷物の配送そのものをやめることが難しいという事情がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓄電池に異常が生じた場合でも、冷凍機の機能を維持し易い冷凍車の制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、冷凍車(10)の制御システム(1)は、冷凍機制御部(17)と、判定部(40a)と、抑制処理実行部(40b,170)とを備えている。冷凍機制御部は、冷凍車の冷凍機(12)の冷却機能が中断されている期間において冷凍庫(11)の内部の温度である庫内温度が閾値温度に達した際に、冷凍車の蓄電池(14)から冷凍機に電力を供給することにより冷凍機を駆動させ、庫内温度を閾値温度以下に調整する。判定部は、蓄電池の状態を判定する。抑制処理実行部は、判定部により蓄電池の異常が検出された際に、冷凍機の冷却機能が中断されている期間における庫内温度の上昇を抑制するための温度上昇抑制処理を実行する。
この構成によれば、蓄電池に異常が生じた場合には、温度上昇抑制処理の実行により、冷凍機の冷却機能が中断されている期間における庫内温度の上昇が抑制される。庫内温度の上昇が抑制されることにより、蓄電池の電力を用いた冷凍機の駆動時間が短くなるため、蓄電池の放電時間を短くすることができる。これにより、何らかの異常により蓄電池の放電可能容量が減少した場合でも、蓄電池が完全放電状態になり難くなるため、冷凍機が駆動せずに庫内温度が閾値温度よりも上昇するような状況が生じ難くなる。結果的に、冷凍機の機能を維持し易くなる。
なお、上記手段、及び特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明によれば、蓄電池に異常が生じた場合でも、冷凍機の機能を維持し易くなる。
<第1実施形態>
以下、冷凍車の制御システムの第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の制御システム1は、冷凍車10とサーバ装置40との間で電力線通信(PLC:Power Line Communication)を行うことにより、冷凍車10を制御するシステムである。電力線通信は、冷凍車10に電力を供給するための電力線20を通信回線として利用する通信である。
以下、冷凍車の制御システムの第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の制御システム1は、冷凍車10とサーバ装置40との間で電力線通信(PLC:Power Line Communication)を行うことにより、冷凍車10を制御するシステムである。電力線通信は、冷凍車10に電力を供給するための電力線20を通信回線として利用する通信である。
冷凍車10は、冷凍庫11と、冷凍機12と、エンジン13と、蓄電池14と、充電器15と、BMU(battery management unit)16と、冷凍機制御ECU(Electronic Control Unit)17と、庫内温度センサ18と、コネクタ部30とを備えている。冷凍車10は、冷凍庫11の内部に積み込んだ荷物を冷却した状態で配送先に配送する車両である。本実施形態では、BMU16が蓄電池制御部に相当する。また、冷凍機制御ECU17が冷凍機制御部に相当する。
冷凍機12は、冷凍庫11の内部を冷却する冷凍サイクル装置である。冷凍機12は、少なくとも圧縮機としての電動式コンプレッサ120及び機械式コンプレッサ121を備えている。冷凍機12は、これらの圧縮機の他に、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を備えている。圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器には、冷媒が循環している。
電動式コンプレッサ120及び機械式コンプレッサ121は、冷凍機12を循環する冷媒を圧縮する。電動式コンプレッサ120は、蓄電池14から伝達される電力、又はコネクタ部30から伝達される電力に基づいて駆動する。機械式コンプレッサ121は、ベルト等を介してエンジン13と機械的に連結されている。機械式コンプレッサ121は、エンジン13からベルト等を介して伝達される動力に基づいて駆動する。
冷凍機12では、冷凍庫11に送風される空気と、蒸発器の内部を流れる冷媒との間で熱交換が行われることにより、冷凍庫11に送風される空気が冷却される。これにより、冷凍庫11の内部に収容された荷物が冷蔵保存又は冷凍保存される。
蓄電池14は、リチウムイオン電池等の充放電可能な単電池を複数組み合わせた電池モジュールである。蓄電池14は、電動式コンプレッサ120に電気的に接続されており、電動式コンプレッサ120を駆動するための電力を供給する。
充電器15は、コネクタ部30から電力線20を介して供給される交流電力を、蓄電池14の充電に適した直流電力に変換して蓄電池14の充電を行う。充電器15は、PLCアダプタ150を有している。PLCアダプタ150は、電力線20を介してコネクタ部30のPLCアダプタ32と電力線通信を行う。PLCアダプタ150は、CAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークCNWを介してBMU16及び冷凍機制御ECU17と通信可能に接続されている。PLCアダプタ150は、コネクタ部30のPLCアダプタ32から電力線20を介して受信した信号を車載ネットワークCNWを介してBMU16、又は冷凍機制御ECU17に送信する機能を有している。また、PLCアダプタ150は、BMU16、又は冷凍機制御ECU17から車載ネットワークCNWを介して送信される信号を電力線20を介してコネクタ部30のPLCアダプタ32に送信する機能を有している。
コネクタ部30は、プラグ31と、PLCアダプタ32とを備えている。プラグ31は、配送会社等に設けられたコンセントに接続される。コンセントは、冷凍車10とは別に設けられる外部電源に相当する。プラグ31がコンセントに接続されることにより、電力系統から供給される100[V]又は200[V]の交流電力が電力線20を介して冷凍車10に供給される。PLCアダプタ32は、電力線20に設けられている。PLCアダプタ32は、LAN等によりネットワーク回線NWに接続されている。PLCアダプタ32は、充電器15のPLCアダプタ150から電力線20を介して受信した信号を、ネットワーク回線NWを介してサーバ装置40に送信する機能を有している。また、PLCアダプタ32は、サーバ装置40からネットワーク回線NWを介して受信した信号を、電力線20を介して充電器15のPLCアダプタ150に送信する機能を有している。
BMU16は、蓄電池14の状態量を監視しつつ、蓄電池14の充放電を管理する。BMU16は、蓄電池14の状態量として、例えば蓄電池14のSOC(state of charge:充電状態)値と、放電可能容量Dcとを検出する。SOC値は、蓄電池14の完全放電状態を「0[%]」、蓄電池14の満充電状態を「100[%]」と定義した上で、蓄電池14の充電状態を「0[%]〜100[%]」の範囲で表した値である。放電可能容量Dcは、蓄電池14が実際に放電可能な電力である。放電可能容量Dcの単位は「Wh」である。
BMU16は、プラグ31がコンセントに接続された際、SOC値が「100[%]」に達するまで蓄電池14の充電を行う。また、BMU16は、車載ネットワークCNWを介して冷凍機制御ECU17と通信可能に接続されている。これにより、BMU16は、冷凍機制御ECU17との間で各種情報を授受することが可能となっている。また、BMU16は、車載ネットワークCNWを介して充電器15のPLCアダプタ150と通信可能に接続されている。これにより、BMU16は、サーバ装置40との間で各種情報を授受することも可能となっている。
庫内温度センサ18は、冷凍庫11の内部の温度である庫内温度Tを検出するとともに、検出した庫内温度Tに応じた信号を出力する。庫内温度センサ18の出力信号は冷凍機制御ECU17に取り込まれている。
冷凍機制御ECU17は、庫内温度センサ18の出力信号に基づいて庫内温度Tの情報を取得する。冷凍機制御ECU17は、庫内温度T等の情報に基づいて冷凍機12を制御する。
具体的には、冷凍機制御ECU17は、例えば冷凍車10の走行時やアイドリング運転時等、エンジン13が駆動状態である場合には、機械式コンプレッサ121を駆動させる走行時冷却制御を実行する。走行時冷却制御では、例えば庫内温度Tが目標庫内温度T*に調整される。
冷凍機制御ECU17は、エンジン13が停止しており、且つプラグ31がコンセントに接続されている場合には、プラグ31及び電力線20を介して供給される電力により電動式コンプレッサ120を駆動させる予冷運転制御を実行する。予冷運転は、スタンバイ運転とも称される。予冷運転制御では、例えば庫内温度Tが目標庫内温度T*に調整される。
冷凍機制御ECU17は、エンジン13が停止しており、且つプラグ31がコンセントに接続されていない場合には、蓄電池14から電動式コンプレッサ120に電力を供給することにより、電動式コンプレッサ120を駆動させる停車時冷却制御を実行する。具体的には、停車時冷却制御では、庫内温度Tが閾値温度Tthに達するまでは、電動式コンプレッサ120を駆動させない。したがって、庫内温度Tが閾値温度Tthに達するまでは、冷凍機12の冷却機能が中断される。閾値温度Tthは、目標庫内温度T*よりも高い温度に設定されている。また、停車時冷却制御では、庫内温度Tが閾値温度Tthに達すると、蓄電池14の放電により電動式コンプレッサ120が駆動し、庫内温度Tが目標庫内温度T*に調整される。すなわち、停車時冷却制御では、冷凍機12の冷却機能が中断されている期間において庫内温度Tが閾値温度Tthに達した際に、蓄電池14の放電により冷凍機12が駆動し、庫内温度Tが閾値温度Tth以下に調整される。
なお、目標庫内温度T*は、予め定められた基準設定温度Tbに設定されている。基準設定温度Tbは、例えば冷凍車10の運転者により設定される温度である。
冷凍機制御ECU17は、車載ネットワークCNWを介してBMU16と通信可能に接続されている。これにより、冷凍機制御ECU17は、BMU16との間で各種情報を授受することが可能となっている。また、冷凍機制御ECU17は、車載ネットワークCNWを介して充電器15のPLCアダプタ150と通信可能に接続されている。これにより、冷凍機制御ECU17は、サーバ装置40との間で各種情報を授受することが可能となっている。
サーバ装置40は、BMU16からネットワーク回線NWを介して送信される蓄電池14の状態量に基づいて、蓄電池14の異常の有無を監視しつつ蓄電池14の状態を判定する判定部40aを有している。サーバ装置40は、ネットワーク回線NWを介してデータベース41及び端末装置42と通信可能に接続されている。データベース41には、公共機関により提供される予想気温等のデータが記憶されている。サーバ装置40は、ネットワーク回線NWを介してデータベース41から予想気温のデータを取得することができる。端末装置42は、例えば配送会社に設置されているパーソナルコンピュータや、冷凍車10の運転者が所持するスマートフォン等である。サーバ装置40は、ネットワーク回線NWを介して端末装置42に各種情報を送信することにより、配送会社や運転者に各種情報を知らせることができる。
ところで、このような制御システム1では、劣化や故障等の異常が蓄電池14に生じると、蓄電池14の放電可能容量Dcが、想定される放電可能容量以下になる可能性がある。このような場合、停車時冷却制御において蓄電池14の放電が繰り返し行われると、蓄電池14が完全放電状態になり易くなる。蓄電池14が完全放電状態になると、停車時冷却制御の実行時に電動式コンプレッサ120が駆動しないため、庫内温度Tを適切な温度に管理することができない。そのため、荷物の商品価値を下げるような状況が生じかねない。
そこで、本実施形態の冷凍機制御ECU17は、サーバ装置40により蓄電池14の異常が検出された場合には、目標庫内温度T*を基準設定温度Tbよりも低い温度に設定する処理を実行する。本実施形態では、この処理が温度上昇抑制処理に相当する。すなわち、冷凍機制御ECU17は、温度上昇抑制処理を実行する抑制処理実行部170を有している。これにより、停車時冷却制御が開始される前に、庫内温度Tが基準設定温度Tbよりも低い温度になるため、庫内温度Tが閾値温度Tthに達するまでの時間を延ばすことができる。結果的に、電動式コンプレッサ120の駆動が開始されるまでの時間を長くすることができるため、蓄電池14の放電時間を短くすることができる。そのため、蓄電池14の異常により放電可能容量Dcが低下した場合でも、冷凍機12の機能を維持し易くなる。
次に、BMU16、冷凍機制御ECU17、及びサーバ装置40により実行される処理の手順について説明する。はじめに、BMU16及びサーバ装置40により実行される処理の手順について説明する。
図2に示されるように、BMU16は、まず、ステップS10の処理として、プラグ31がコンセントに接続されたか否かを判断する。BMU16は、ステップS10の処理で肯定判断した場合には、すなわちプラグ31がコンセントに接続された場合には、ステップS11の処理として、蓄電池14の充電を開始するとともに、ステップS12の処理として、蓄電池14のSOC値が「100[%]」に達したか否かを判断する。
BMU16は、ステップS12の処理で肯定判断した場合には、すなわちSOC値が「100[%]」に達した場合には、ステップS13の処理として、放電可能容量Dcを学習する。また、BMU16は、ステップS13の処理に続くステップS14の処理として、放電可能容量Dcの学習値をサーバ装置40に送信する。
サーバ装置40は、ステップS20の処理として、BMU16から送信される放電可能容量Dcの学習値を受信すると、ステップS21の処理として、放電可能容量Dcの学習値に基づいて蓄電池14に異常が生じているか否かを判定する。具体的には、サーバ装置40は、放電可能容量Dcの今回の学習値と、放電可能容量Dcの過去の学習値とを比較することにより、蓄電池14に異常が生じているか否かを判定する。例えば、サーバ装置40は、放電可能容量Dcの過去の学習値の変化曲線に対して、放電可能容量Dcの今回の学習値が推移曲線から大きくはずれている場合には、蓄電池14に故障が生じていると判定する。あるいは、サーバ装置40は、放電可能容量Dcの今回の学習値と、放電可能容量Dcの過去の学習値との比較に基づいて、冷凍機12の機能を保証できない程度に蓄電池14の劣化が進んでいると判断した場合には、蓄電池14に異常が生じていると判定する。そして、サーバ装置40は、ステップS22の処理として、蓄電池14の異常を検出できなかった場合、すなわち蓄電池14が正常であることを検出した場合には、ステップS23の処理として、その旨の正常判定信号をBMU16に送信する。
BMU16は、ステップS15の処理として、サーバ装置40から送信される正常判定信号を受信すると、ステップS16の処理として、蓄電池14の充電を完了する。
一方、図3に示されるように、サーバ装置40は、ステップS21の処理に続くステップS24の処理において、蓄電池14が異常であることを検出した場合には、目標庫内温度T*を基準設定温度Tbよりも低い温度に設定する処理を実行する。
具体的には、サーバ装置40は、まず、ステップS25の処理として、データベース41から本日の予想気温のデータを取得する。次に、サーバ装置40は、ステップS26の処理として、庫内補正温度Tcを設定する。例えば、サーバ装置40は、図4に示されるような予想気温及び放電可能容量Dcの学習値に対する庫内補正温度Tcを定めるマップを有している。このマップは、予想気温が高くなるほど、また放電可能容量Dcの学習値が低下するほど、庫内補正温度Tcが低く設定されるように作られている。サーバ装置40は、データベース41から取得した予想気温と、BMU16から取得した放電可能容量Dcの今回の学習値とから、図4に示されるマップに基づいて、庫内補正温度Tcを設定する。
図3に示されるように、サーバ装置40は、ステップS26の処理に続くステップS27の処理として、設定された庫内補正温度Tcを冷凍機制御ECU17に送信する。また、サーバ装置40は、ステップS27の処理に続くステップS28の処理として、端末装置42にメンテナンス情報を送信する。メンテナンス情報は、蓄電池14のメンテナンスを配送会社や運転者に促すための情報である。このメンテナンス情報の送信により、蓄電池14の異常を配送会社や運転者に認知させることができる。
一方、冷凍機制御ECU17は、ステップS30の処理として、庫内補正温度Tcを受信すると、ステップS31の処理として、目標庫内温度T*を庫内補正温度Tcに設定する。また、冷凍機制御ECU17は、ステップS31の処理に続くステップS32の処理として、蓄電池の充電を完了する。
次に、図5を参照して、本実施形態の冷凍車10の制御システム1の動作例について説明する。図5では、目標庫内温度T*が基準設定温度Tbに固定されている場合の庫内温度Tの推移が一点鎖線で示されるとともに、本実施形態の制御システムにおける庫内温度Tの推移が実線で示されている。
図5に示されるように、プラグ31がコンセントに接続されている状態が時刻t10まで継続している場合、冷凍機制御ECU17は時刻t10まで予冷運転制御を実行する。また、時刻t10で蓄電池14の充電が完了してコンセントからプラグ31が抜かれた後、冷凍車10の走行が開始されたとすると、冷凍機制御ECU17は、時刻t10から走行時冷却制御を実行する。以降、冷凍機制御ECU17は、時刻t11で冷凍車10が停車するまでの間、走行時冷却制御を実行する。その後、冷凍機制御ECU17は、時刻t14で冷凍車10の走行が開始されるまでの期間、停車時冷却制御を実行する。そして、冷凍機制御ECU17は、時刻t14以降、走行時冷却制御を実行する。
このような状況において、目標庫内温度T*が基準設定温度Tbに固定されている場合には、図中に一点鎖線で示されるように、時刻t11で停車時冷却制御が開始される際、庫内温度Tは基準設定温度Tbとなっている。そのため、停車時冷却制御の開始に伴って冷凍機12の冷却機能が中断されると、庫内温度Tは基準設定温度Tbから上昇する。そして、時刻t12の時点で庫内温度Tが閾値温度Tthに達すると、冷凍機制御ECU17は、時刻t12から電動式コンプレッサ120の駆動を開始する。この場合、冷凍車10の走行が開始される時刻t14までの期間、電動式コンプレッサ120の駆動が継続され、蓄電池14が放電することになる。
一方、本実施形態の冷凍車10の制御システム1では、時刻t10までの期間に蓄電池14の異常が検出されると、目標庫内温度T*が基準設定温度Tbよりも低い庫内補正温度Tcに設定される。そのため、図中に実線で示されるように、時刻t11で停車時冷却制御が開始される際、庫内温度Tが基準設定温度Tbよりも低い温度になっている。よって、停車時冷却制御の開始に伴って冷凍機12の冷却機能が中断されると、庫内温度Tは、基準設定温度Tbよりも低い温度から上昇する。そのため、庫内温度Tが閾値温度Tthに達する時刻が、時刻t12よりも遅い時刻t13となる。この場合、冷凍機制御ECU17は、時刻t13から電動式コンプレッサ120の駆動を開始する。そのため、冷凍車10の走行が開始される時刻t14までの期間、電動式コンプレッサ120の駆動が継続され、蓄電池14が放電することになる。したがって、目標庫内温度T*が基準設定温度Tbに固定されている場合と比較すると、蓄電池14の放電時間が短くなる。
以上説明した本実施形態の冷凍車10の制御システム1によれば、以下の(1)〜(5)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)冷凍機制御ECU17は、サーバ装置40により蓄電池14の異常が検出された場合、目標庫内温度T*を基準設定温度Tbよりも低い温度に設定する。これにより、図5に示される実線と一点鎖線とを比較して明らかなように、停車時冷却制御において冷凍機12の冷却機能が中断されている期間における庫内温度Tの上昇を抑制することができる。庫内温度Tの上昇が抑制されることにより、蓄電池14の電力を用いた冷凍機12の駆動期間が、時刻t12から時刻t14までの期間から、時刻t13から時刻t14までの期間へと短くなる。すなわち、蓄電池14の放電時間を短くすることができる。そのため、何らかの異常により蓄電池14の放電可能容量Dcが減少した場合でも、蓄電池14が完全放電状態になり難くなるため、電動式コンプレッサ120が駆動せずに庫内温度Tが閾値温度Tthよりも上昇するような状況が生じ難くなる。結果的に、冷凍機12の機能を維持し易くなる。
(2)冷凍機制御ECU17は、蓄電池14に異常が生じた場合、電力系統から供給される電力に基づいて冷凍機12が駆動している場合に用いられる目標庫内温度T*を基準設定温度Tbよりも低い温度に設定する。これにより、停車時冷却制御において冷凍機12の冷却機能が中断されている期間における庫内温度Tの上昇を抑制する温度上昇抑制処理を容易に実現することができる。
(3)冷凍機制御ECU17は、蓄電池14に異常が生じた場合、エンジン13の動力に基づいて冷凍機12が駆動している場合に用いられる目標庫内温度T*を基準設定温度Tbよりも低い温度に設定する。これにより、停車時冷却制御において冷凍機12の冷却機能が中断されている期間における庫内温度Tの上昇を抑制する温度上昇抑制処理を容易に実現することができる。
(4)サーバ装置40は、蓄電池14の放電可能容量Dcの学習値に基づいて蓄電池14に異常が生じているか否かを判定する。そして、サーバ装置40は、蓄電池14の異常を検出した場合には、放電可能容量Dc及び予想気温に基づいて庫内補正温度Tcを設定するとともに、設定した庫内補正温度Tcを冷凍機制御ECU17に送信する。冷凍機制御ECU17は、サーバ装置40から送信される庫内補正温度Tcを目標庫内温度T*に設定する。これにより、庫内補正温度Tcの設定をサーバ装置40において行うことができるため、冷凍機制御ECU17の演算負担を軽減することができる。
(5)冷凍機制御ECU17とサーバ装置40との通信、及びBMU16とサーバ装置40との通信は、電力線20を利用した電力線通信により行われている。これにより、それらの間の通信を容易に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、冷凍車10の制御システム1の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
次に、冷凍車10の制御システム1の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図6に示されるように、本実施形態のサーバ装置40は、ステップS25の処理として、データベース41から本日の予想気温のデータを取得した後、ステップS40の処理として、冷凍庫11に投入すべき保冷剤の個数を設定する。例えば、サーバ装置40は、図7に示されるような予想気温及び放電可能容量Dcの学習値に対する保冷剤の投入個数を定めるマップを有している。このマップでは、予想気温が高くなるほど、また放電可能容量Dcの学習値が低下するほど、保冷剤の投入個数が増加するように作られている。サーバ装置40は、データベース41から取得した予想気温と、BMU16から取得した放電可能容量Dcの今回の学習値とから、例えば図7に示されるマップに基づいて、保冷剤の投入個数を設定する。
図6に示されるように、サーバ装置40は、ステップS40の処理に続くステップS41の処理として、設定された保冷剤の個数を端末装置42に送信する。これにより、配送会社や運転者は、冷凍庫11に保冷剤を投入する必要があること、また投入すべき保冷剤の個数を認知することができる。本実施形態では、この冷凍庫11への保冷剤の投入を促す処理が、温度上昇抑制処理に相当する。すなわち、本実施形態のサーバ装置40は、図1に破線で示されるように、温度上昇抑制処理を実行する抑制処理実行部40bを有している。
図6に示されるように、サーバ装置40は、ステップS41の処理に続くステップS28の処理として、端末装置42にメンテナンス情報を送信する。
次に、図8を参照して、本実施形態の冷凍車10の制御システム1の動作例について説明する。図8では、保冷剤の投入が無い場合の庫内温度Tの推移が一点鎖線で示されるとともに、本実施形態の制御システム1における庫内温度Tの推移が実線で示されている。
本実施形態の冷凍車10の制御システム1では、蓄電池14の充電が完了する時刻t10までの期間に蓄電池14の異常が検出されると、保冷剤の投入個数が配送会社や運転者に通知される。よって、冷凍車10の運転が開始される時刻t10の時点までに、設定された個数の保冷剤が冷凍庫11に投入されることになる。その後、時刻t11で冷凍車10が停車して走行時冷却制御が開始された際、庫内温度Tは基準設定温度Tbから上昇する。しかしながら、冷凍庫11に保冷剤が投入されているため、図中に実線で示されるように、保冷剤の投入がない場合と比較すると、庫内温度Tが上昇し難くなる。そのため、庫内温度Tが時刻t12よりも遅い時刻t15の時点で閾値温度Tthに達すると、冷凍機制御ECU17は、時刻t15から電動式コンプレッサ120の駆動を開始する。この場合、冷凍車10の走行が開始される時刻t14までの期間、電動式コンプレッサ120の駆動が継続されるため、時刻t15から時刻t14までの期間、蓄電池14が放電することになる。したがって、保冷剤の投入がない場合と比較すると、蓄電池14の放電時間を短くすることができる。
以上説明した本実施形態の冷凍車10の制御システム1によれば、第1実施形態による(5)の作用及び効果に加え、以下の(6)及び(7)に示される作用及び効果を得ることができる。
(6)サーバ装置40は、蓄電池14に異常が生じた場合、冷凍庫11への保冷剤の投入を促す処理を行う。これにより、図8の実線と一点鎖線とを比較して明らかなように、停車時冷却制御において冷凍機12の冷却機能が中断されている期間における庫内温度Tの上昇を抑制することができる。庫内温度Tの上昇が抑制されることにより、蓄電池14の電力を用いた冷凍機12の駆動期間が、時刻t12から時刻t14までの期間から、時刻t15から時刻t14までの期間へと短くなるため、蓄電池14の放電時間を短くすることができる。そのため、蓄電池14の異常により放電可能容量Dcが減少した場合でも、蓄電池14が完全放電状態になり難くなるため、電動式コンプレッサ120が駆動せずに庫内温度Tが閾値温度Tthよりも上昇するような状況が生じ難くなる。結果的に、冷凍機12の機能を維持し易くなる。
(7)サーバ装置40は、蓄電池14の放電可能容量Dcの学習値に基づいて蓄電池14に異常が生じているか否かを判定する。そして、サーバ装置40は、蓄電池14の異常を検出した場合には、放電可能容量Dc及び予想気温に基づいて保冷剤の投入個数を設定する。また、サーバ装置40は、冷凍庫11への投入個数分の保冷剤の投入を促す処理を実行する。これにより、保冷剤の投入個数の設定をサーバ装置40において行うことができるため、冷凍機制御ECU17の演算負担を軽減することができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1実施形態のサーバ装置40は、蓄電池14の放電可能容量Dc及び予想気温のいずれか一方に基づいて庫内補正温度Tcを設定してもよい。
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1実施形態のサーバ装置40は、蓄電池14の放電可能容量Dc及び予想気温のいずれか一方に基づいて庫内補正温度Tcを設定してもよい。
・第1実施形態の制御システム1では、サーバ装置40が庫内補正温度Tcを設定したが、これに代えて、冷凍機制御ECU17が庫内補正温度Tcを設定してもよい。具体的には、BMU16が蓄電池14の放電可能容量Dcの学習値に基づいて蓄電池14の異常を検出した場合、冷凍機制御ECU17がデータベース41から予想気温のデータを取得し、取得した予想気温のデータと、蓄電池14の放電可能容量Dcの学習値とに基づいて庫内補正温度Tcを設定すればよい。この場合、BMU16が、蓄電池14の状態を判定する判定部40aを有することになる。このような構成によれば、サーバ装置40が不要となるため、制御システム1の構成を簡素化することができる。
・第2実施形態の制御システム1では、保冷剤の投入個数の情報を端末装置42に送信したが、これに代えて、保冷剤の投入個数の情報を冷凍車10の表示装置に表示させてもよい。具体的には、サーバ装置40は、保冷剤の投入個数を設定した後、設定した保冷剤の投入個数の情報を冷凍機制御ECU17に送信する。そして、冷凍機制御ECU17の抑制処理実行部40bは、冷凍車10に設けられた表示装置に保冷剤の投入個数を表示する。この場合、表示装置としては、冷凍車10のカーナビゲーション装置に用いられるディスプレイ等を用いることができる。本変形例では、冷凍機制御ECU17の抑制処理実行部40bが、冷凍庫11への保冷剤の投入を促す温度上昇抑制処理を実行することになる。
・第2実施形態の制御システム1では、サーバ装置40が保冷剤の投入個数を設定したが、これに代えて、冷凍機制御ECU17が保冷剤の投入個数を設定してもよい。具体的には、BMU16が蓄電池14の放電可能容量Dcの学習値に基づいて蓄電池14の異常を検出した場合、冷凍機制御ECU17がデータベース41から予想気温のデータを取得し、取得した予想気温のデータと、蓄電池14の放電可能容量Dcの学習値とに基づいて保冷剤の投入個数を設定すればよい。この場合、BMU16が、蓄電池14の状態を判定する判定部40aを有することになる。このような構成によれば、サーバ装置40が不要となるため、制御システム1の構成を簡素化することができる。
・蓄電池14の状態を判定する判定部40aは、冷凍機制御ECU17等、冷凍車10の任意の機器に設けられていてもよい。
・BMU16、冷凍機制御ECU17、及びサーバ装置40が提供する手段及び/又は機能は、実体的な記憶装置に記憶されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組み合わせにより提供することができる。例えばBMU16、冷凍機制御ECU17、及びサーバ装置40がハードウェアである電子回路により提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路により提供することができる。
・本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置や条件等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1:制御システム
10:冷凍車
11:冷凍庫
12:冷凍機
13:エンジン
14:蓄電池
16:BMU(蓄電池制御部)
17:冷凍機制御ECU(冷凍機制御部)
20:電力線
40:サーバ装置
40a:判定部
40b,170:抑制処理実行部
10:冷凍車
11:冷凍庫
12:冷凍機
13:エンジン
14:蓄電池
16:BMU(蓄電池制御部)
17:冷凍機制御ECU(冷凍機制御部)
20:電力線
40:サーバ装置
40a:判定部
40b,170:抑制処理実行部
Claims (8)
- 冷凍車(10)の冷凍機(12)の冷却機能が中断されている期間において冷凍庫(11)の内部の温度である庫内温度が閾値温度に達した際に、前記冷凍車の蓄電池(14)から前記冷凍機に電力を供給することにより前記冷凍機を駆動させ、前記庫内温度を前記閾値温度以下に調整する冷凍機制御部(17)と、
前記蓄電池の状態を判定する判定部(40a)と、
前記判定部により前記蓄電池の異常が検出された際に、前記冷凍機の冷却機能が中断されている期間における前記庫内温度の上昇を抑制するための温度上昇抑制処理を実行する抑制処理実行部(40b,170)と、
を備える冷凍車の制御システム。 - 前記冷凍機は、
前記冷凍車とは別に設けられる外部電源から供給される電力に基づいて駆動することが可能であり、
前記冷凍機制御部は、
前記外部電源の電力に基づいて前記冷凍機が駆動している際に、前記冷凍機の庫内温度が目標庫内温度となるように前記冷凍機を駆動させるとともに、
前記温度上昇抑制処理として、前記目標庫内温度を基準設定温度よりも低い温度に設定する処理を行う前記抑制処理実行部(170)を有する
請求項1に記載の冷凍車の制御システム。 - 前記冷凍機は、
前記冷凍車のエンジン(13)から伝達される動力に基づいて駆動することが可能であり、
前記冷凍機制御部は、
前記エンジンの動力に基づいて前記冷凍機が駆動している際に、前記冷凍機の庫内温度が目標庫内温度となるように前記冷凍機を駆動させるとともに、
前記温度上昇抑制処理として、前記目標庫内温度を基準設定温度よりも低い温度に設定する処理を行う前記抑制処理実行部(170)を有する
請求項1に記載の冷凍車の制御システム。 - 前記蓄電池の充放電を管理する蓄電池制御部(16)と、
前記冷凍機制御部及び前記蓄電池制御部と通信可能なサーバ装置(40)と、を更に備え、
前記蓄電池制御部は、
前記蓄電池の放電可能容量を学習するとともに、前記放電可能容量の学習値を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、
前記蓄電池の放電可能容量の学習値に基づいて前記蓄電池に異常が生じているか否かを判定する前記判定部を有し、
前記蓄電池の異常を検出した場合には、前記放電可能容量及び予想気温の少なくとも一方に基づいて庫内補正温度を設定するとともに、
前記庫内補正温度を前記冷凍機制御部に送信し、
前記冷凍機制御部は、
前記温度上昇抑制処理として、前記サーバ装置から送信される前記庫内補正温度を前記目標庫内温度に設定する前記抑制処理実行部を有する
請求項2又は3に記載の冷凍車の制御システム。 - 前記抑制処理実行部は、
前記温度上昇抑制処理として、前記冷凍庫への保冷剤の投入を促す処理を行う
請求項1に記載の冷凍車の制御システム。 - 前記蓄電池の充放電を管理する蓄電池制御部(16)と、
前記冷凍機制御部及び前記蓄電池制御部と通信可能なサーバ装置(40)と、を更に備え、
前記蓄電池制御部は、
前記蓄電池の放電可能容量を学習するとともに、前記放電可能容量の学習値を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、
前記蓄電池の放電可能容量の学習値に基づいて前記蓄電池に異常が生じているか否かを判定する前記判定部を有する
請求項5に記載の冷凍車の制御システム。 - 前記サーバ装置は、
前記蓄電池の異常を検出した場合には、前記放電可能容量及び予想気温の少なくとも一方に基づいて前記保冷剤の投入個数を設定し、
前記冷凍機制御部、及び前記サーバ装置の少なくとも一方は、
前記温度上昇抑制処理として、前記冷凍庫への前記投入個数分の前記保冷剤の投入を促す処理を実行する前記抑制処理実行部(40b,170)を有する
請求項6に記載の冷凍車の制御システム。 - 前記冷凍機制御部と前記サーバ装置との通信、及び前記蓄電池制御部と前記サーバ装置との通信は、前記蓄電池への電力の供給を行うための電力線(20)を利用した電力線通信により行われている
請求項4,6,7のいずれか一項に記載の冷凍車の制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016059819A JP2017172880A (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | 冷凍車の制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016059819A JP2017172880A (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | 冷凍車の制御システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017172880A true JP2017172880A (ja) | 2017-09-28 |
Family
ID=59970804
Family Applications (1)
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JP2016059819A Pending JP2017172880A (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | 冷凍車の制御システム |
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JP (1) | JP2017172880A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019079128A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | トヨタ自動車株式会社 | 車両および配送システム |
KR20230027958A (ko) * | 2021-08-20 | 2023-02-28 | 주식회사 그린퍼즐 | 배터리 충전 시스템 및 이를 포함하는 냉동탑차 |
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2016
- 2016-03-24 JP JP2016059819A patent/JP2017172880A/ja active Pending
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