JP2021059020A - 延伸装置のクリップ移動速度計測装置及びクリップ移動速度計測方法 - Google Patents

延伸装置のクリップ移動速度計測装置及びクリップ移動速度計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運転中の延伸装置において、クリップの移動速度をより正確に計測すること。【解決手段】光ファイバセンサ(計測手段)は、クリップの先端に当該クリップの移動方向に沿って間隔をあけて形成されて、かつ、クリップの移動方向と交差する方向に突出する複数の凸部の各々の通過時刻を計測する。そして、制御部(算出手段)は、光ファイバセンサが計測した、複数の凸部の各々が通過した各時刻に基づいて、クリップの移動速度を算出する。【選択図】図5

Description

本発明は、延伸装置のクリップ移動速度計測装置及びクリップ移動速度計測方法に関する。
延伸装置では、基準レール(メインレール、Mレール)とピッチ設定レール(コントロールレール、Cレール)との間隔を調整することによって、シートやフィルム等の薄膜状の延伸対象物の延伸倍率を決定している。このような延伸装置では、MレールとCレールとの間隔の設定誤差や、関連部品や装置の剛性不足等によって、目的とするクリップの移動速度と実際のクリップの移動速度とが一致しない場合がある。そのような場合、設計目標とは異なる延伸倍率の製品が出来上がってしまうため、実際のクリップの移動速度をリアルタイムでモニタして、目標の移動速度と乖離がある場合には、移動速度を微調整するのが望ましい。
例えば、特許文献1に記載されたクリップチエン駆動装置では、特定のクリップが、異なる2個のセンサをそれぞれ横切った時間差に基づいて、クリップの移動速度を算出している。
特開2006−224464号公報
特許文献1のクリップチエン駆動装置は、クリップに設置された検知体(本開示のドグに相当)が、2個のクリップ検出センサ(以下、単にセンサと呼ぶ)を横切った時間差に基づいて、クリップの移動速度を計測している。このような構成のセンサでは、各センサの取付誤差が発生する可能性があった。また、センサの個体差によって、クリップを検出する際のしきい値にばらつきが生じる可能性があった。そして、センサの取付誤差や個体差が発生すると、センサの検出性能が悪化するという問題があった。また、特許文献1のクリップチエン駆動装置は、クリップが、離れた位置にある2つのセンサを通過した時間差によってクリップの移動速度を計測するため、クリップ間隔(クリップピッチ)が変化する延伸装置において、クリップピッチの計測を行うことはできなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、運転中の延伸装置において、クリップの移動速度をより正確に計測することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る延伸装置のクリップ移動速度計測装置は、延伸対象物の幅方向両端をクリップで把持する、連接した一対の把持機構を、一対のレールで形成された移動経路にガイドされたローラによって、前記幅方向と直交する縦方向に移動させながら、隣接する前記クリップの間隔及び前記一対のレールの間隔を変更して、前記延伸対象物を、前記幅方向に延伸させる延伸装置のクリップ移動速度計測装置であって、前記クリップの先端に当該クリップの移動方向に沿って間隔をあけて形成されて、かつ、前記クリップの移動方向と交差する方向に突出する複数の凸部と、前記クリップの移動経路に沿って設置されて、前記複数の凸部の各々の通過時刻を計測する計測手段と、前記計測手段が計測した前記複数の凸部の各々の通過時刻に基づいて、前記クリップの移動速度を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る延伸装置のクリップ移動速度計測装置は、延伸対象物の幅方向両端をクリップで把持する、連接した一対の把持機構を、一対のレールで形成された移動経路にガイドされたローラによって、前記幅方向と直交する縦方向に移動させながら、隣接する前記クリップの間隔及び前記一対のレールの間隔を変更して、前記延伸対象物を、前記幅方向及び前記縦方向に延伸させる延伸装置のクリップ移動速度計測装置であって、前記クリップの先端に当該クリップの移動方向に沿って間隔をあけて形成されて、かつ、前記クリップの移動方向と交差する方向に突出する複数の凸部と、前記クリップの移動経路に沿って設置されて、前記複数の凸部の各々の通過時刻を計測する計測手段と、前記計測手段が計測した前記複数の凸部の各々の通過時刻に基づいて、前記クリップの移動速度を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る延伸装置のクリップ移動速度計測装置は、運転中の延伸装置において、クリップの移動速度をリアルタイムで正確に安定して計測することができる、という効果を奏する。
クリップ移動速度計測装置が適用される延伸装置の全体概要図。 延伸装置のクリップリンク機構の最小ピッチ状態の平面図。 延伸装置のクリップリンク機構の最大ピッチ状態の平面図。 延伸装置に用いるクリップ周辺部位の概略構造の一例を示す側面図。 ドグ周辺部の斜視図。 光ファイバセンサとドグの取付状態の一例を示す全体図。 クリップ移動速度計測装置のハードウエア構成の一例を示すハードウエア構成図。 実施形態におけるクリップリンクの移動速度の算出方法を説明する模式図。 実施形態における処理の流れの一例を示すフローチャート。
以下に、本開示に係る延伸装置のクリップピッチ計測装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易に想到できるもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[延伸装置の概略構成の説明]
まず、図1を用いて、クリップ移動速度計測装置が適用される延伸装置10の全体構成について説明する。図1は、クリップ移動速度計測装置が適用される延伸装置の全体概要図である。なお、ここでは、シート状部材Sを、搬送方向に直交する横方向と、搬送方向に沿う縦方向の2方向に同時に延伸する同時2軸延伸装置を例にあげて説明するが、本開示の適用範囲はこれに限定されるものではない。即ち、本開示は、シート状部材Sを、搬送方向に直交する横方向のみに延伸する横延伸装置にも適用することができる。
延伸装置10は、平面視で、左右両側に、シート状部材Sを把持する多数のクリップ20を有する無端ループ10Rと10Lとを左右対称に有する。延伸対象のシート状部材Sは、入口1aから送り込まれて、延伸した状態で出口1bから排出される。なお、延伸対象のシート・フィルムの入口1a側から見て右側の無端ループを右側無端ループ10R、左側の無端ループを左側無端ループ10Lと呼ぶことにする。なお、シート状部材Sは、例えば、熱可塑性を有する樹脂フィルム等である。
クリップ20は、各々、長方形状のメインステム30の長手方向の一端部(入口1aと出口1bとの間で、互いに向かい合う位置)に取り付けられる。すなわち、向かい合う一対のクリップ20が、延伸対象物であるシート状部材Sの幅方向両端に設置されて、延伸対象物を把持する把持機構として機能する。
メインステム30は、基準レール100に案内されてループ状に巡回移動する。右側無端ループ10Rは時計回り方向に巡回移動し、左側無端ループ10Lは反時計回り方向に巡回移動する。具体的には、メインステム30が備える駆動ローラ58(図4参照)が、駆動用スプロケット11、12に選択的に係合して、各メインステム30を巡回経路に沿って走行させる。つまり、駆動用スプロケット11、12は、各メインステム30の駆動ローラ58と選択的に係合し、電動モータ13、14によって回転駆動されて、各メインステム30を巡回経路に沿って走行させる力をメインステム30に与える。
右側無端ループ10Rの基準レール100と、左側無端ループ10Lの基準レール100との間隔が大きくなると、シート状部材Sは幅方向(X軸方向)に延伸される。
隣接するメインステム30同士は、複数のリンクで構成されたクリップリンク機構50によって接続される。クリップリンク機構50は、ピッチ設定レール120に案内されて、メインステム30を連れ添ってループ状に巡回移動する。
クリップリンク機構50は、基準レール100とピッチ設定レール120との間隔(レール間隔)に応じて、隣接するメインステム30の間隔(以下、クリップピッチと呼ぶ)を設定する。クリップピッチが大きくなるほど、シート状部材Sは、幅方向と直交する方向、すなわち、メインステム30の移動方向である縦方向(Y軸方向)に延伸される。なお、図1は、入口1aから送り込まれたシート状部材Sが、縦横2軸方向に延伸される様子を示している。図面をわかり易くするため、シート状部材Sを不連続に描いているが、実際には、シート状部材Sは入口1aから出口1bに亘って連続している。
延伸装置10は、シート状部材Sの入口1aから出口1bへ向けて、予熱ゾーンAと、延伸ゾーンBと、熱処理ゾーンCとを備える。
予熱ゾーンAは、シート状部材Sを所定の温度まで加熱するゾーンである。予熱ゾーンAでは、左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rの基準レール100の間隔(離間距離)が横延伸初期幅相当に設定されて、全域に亘って左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rとが互いに平行に配置される。なお、左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rとにおいて、基準レール100とピッチ設定レール120との間隔は、縦延伸初期ピッチ相当である。
延伸ゾーンBは、シート状部材Sを幅方向、及び幅方向と直交する縦方向に延伸させるゾーンである。延伸ゾーンBでは、予熱ゾーンAの側から熱処理ゾーンCに向かうに従って左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rの離間距離が徐々に拡大され、左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rとが非平行に配置される。延伸ゾーンBにおける左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rの離間距離は、延伸開始端(予熱ゾーンAとの接続端)では横延伸初期幅相当になっており、延伸終了端(熱処理ゾーンCとの接続端)では横延伸最終幅相当に設定されている。すなわち、延伸ゾーンBでは、予熱ゾーンAの側から熱処理ゾーンCに向かうに従って、左側無端ループ10Lにおける基準レール100と、右側無端ループ10Rにおける基準レール100との間隔が徐々に拡大される。各基準レール100の間隔は、延伸開始端(予熱ゾーンAとの接続端)では横延伸の初期幅相当になっており、延伸終了端(熱処理ゾーンCとの接続端)では横延伸の最終幅相当になっている。
さらに、延伸ゾーンBでは、予熱ゾーンAの側から熱処理ゾーンCに向かうに従って、左側無端ループ10Lにおける基準レール100とピッチ設定レール120との間隔が徐々に縮小される。そして、右側無端ループ10Rにおける基準レール100とピッチ設定レール120との間隔も同様に、徐々に縮小される。基準レール100とピッチ設定レール120との間隔は、延伸開始端(予熱ゾーンAとの接続端)では縦延伸初期ピッチ相当になっており、延伸終了端(熱処理ゾーンCとの接続端)では縦延伸最終ピッチ相当になっている。すなわち、延伸装置10は、延伸ゾーンBにおいて、シート状部材Sに対して、縦延伸と横延伸とを同時に行う。
熱処理ゾーンCは、延伸させたシート状部材Sに対して熱処理を行うゾーンである。熱処理ゾーンCでは、左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rの離間距離が横延伸最終幅相当に設定されて、全域に亘って左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rとが互いに平行に配置される。また、基準レール100とピッチ設定レール120との間隔は、縦延伸最終ピッチ相当に設定されて、全域に亘って基準レール100とピッチ設定レール120とは互いに平行な配置になっている。
[クリップリンク機構の説明]
次に、図2,図3,図4を用いて、クリップリンク機構50の概略構造を説明する。図2は、延伸装置のクリップリンク機構の最小ピッチ状態の平面図である。図3は、延伸装置のクリップリンク機構の最大ピッチ状態の平面図である。図4は、延伸装置に用いるクリップ周辺部位の概略構造の一例を示す側面図である。
図2に示すように、左右の無端ループ10R、10L(図1参照)に設置された複数のクリップ20は、各々、長方形状のメインステム30の長手方向の一端部(前側)に取り付けられている。なお、右側の無端ループ10Rのクリップ20と、左側の無端ループ10Lのクリップ20とは、図1に示すように、予熱ゾーンAと延伸ゾーンBと熱処理ゾーンCにおいて、互いに向き合う側に設置されている。そして、隣接するクリップ20は、走行移動に伴って、縦方向(Y軸方向)にクリップピッチを変化させる。
メインステム30は、各々、クリップ20を個々に担持するものであり、クリップ20の個数と同数個、存在する。図4に示すように、メインステム30は、上梁35と、下梁36と、前壁37と、後壁38とによる閉じ断面の剛固なフレーム構造に形成されている。メインステム30の両端(前壁37、後壁38)には各々、軸31,32によって走行輪33,34が回転可能に設けられている。走行輪33,34は、基台110に形成された水平な走行路面111,112上を転動する。走行路面111,112は全域に亘って基準レール100に並行している。なお、図4は、無端ループ10R(図1参照)を構成するメインステム30及びクリップ20が、予熱ゾーンA、延伸ゾーンB、又は熱処理ゾーンCにある状態を、Y軸負側から見た側面図である。無端ループ10Lを構成するメインステム30及びクリップ20も、図2と同様の構造を有する。
図2,図3に示すように、各メインステム30の他端側(後側)には、長手方向に沿って、メインステム30をZ軸方向に貫く(図4の上梁35と下梁36とを貫く)長孔(長形の穴)39が形成されている。長孔39には、図4に示すように、上梁35側と下梁36側とに、各々スライダ40が長孔39の長手方向に沿ってスライド可能に係合している。
各メインステム30の一端部(クリップ20側)の近傍には、上梁35、下梁36を貫く一本の第1の軸部材51が、Z軸に沿って垂直に設けられている。また、各メインステム30の上下のスライダ40には一本の第2の軸部材52が、Z軸に沿って垂直に設けられている。
各メインステム30の第1の軸部材51には、主リンク部材53に加えて、副リンク部材54の一端が回動可能に連結されている。副リンク部材54は、他端を主リンク部材53の中間部に軸部材55によって回動可能に連結されている。この第1の軸部材51と、第2の軸部材52と、主リンク部材53と、副リンク部材54と、軸部材55とがクリップリンク機構50を形成する。
各メインステム30の第1の軸部材51には、主リンク部材53に加えて、副リンク部材54の一端が回動可能に連結されている。副リンク部材54は、他端を主リンク部材53の中間部に軸部材55によって回動可能に連結されている。なお、副リンク部材54は、図4に示すように、主リンク部材53の上側と下側とに設けられる。
主リンク部材53と副リンク部材54とのリンク機構により、図2に示すように、スライダ40がメインステム30の他端側(反クリップ20側)に移動するほど、メインステム30同士の縦方向(Y軸方向)のピッチが小さくなる。また、図3に示すように、スライダ40がメインステム30の一端側(クリップ20側)に移動するほど、メインステム30同士の縦方向のピッチが大きくなる。
なお、本実施形態では、メインステム30同士の最小ピッチは、図2に示すように、隣接するメインステム30同士が接触することにより決められるものとする。また、メインステム30同士の最大ピッチは、図3に示すように、スライダ40がメインステム30の一端側(クリップ20側)のストロークエンドに到達することにより決められるものとする。
再び図4に戻り、第1の軸部材51の下端には、案内ローラ56が回転可能に設けられている。案内ローラ56は基台110上に設けられてクリップ20の巡回経路を画定する基準レール100の凹溝101に係合している。また、第1の軸部材51の上端には駆動ローラ58が回転可能に設けられている。駆動ローラ58は、前記したように、駆動用スプロケット11,12(図1参照)に選択的に係合し、各メインステム30を巡回経路に沿って走行させる。
第2の軸部材52の下端にはピッチ設定ローラ57が回転可能に設けられている。ピッチ設定ローラ57は、基台110上に基準レール100に沿って設けられたピッチ設定レール120の凹溝121に係合し、長孔39におけるスライダ40の位置を設定する。
ピッチ設定レール120は、基準レール100との離間距離によって長孔39におけるスライダ40の位置を決める働きをし、このことにより、隣接するメインステム30同士のピッチを可変設定する。ピッチ設定レール120は、基準レール100との離間距離が長いほど、つまり基準レール100より遠ざかっているほど、スライダ40をメインステム30の他端側(反クリップ側)に移動させてメインステム30同士のピッチを小さくし、基準レール100との離間距離が短いほど、つまり基準レール100に近づいているほど、スライダ40をメインステム30の一端側(クリップ側)に移動させてメインステム30同士のピッチを大きくする。
ピッチ設定レール120について、図1を参照して説明する。ピッチ設定レール120は、予熱ゾーンAでは、基準レール100との離間距離が全域に亘って一様に最小ピッチ設定の最大値になっている。
延伸ゾーンBでは、ピッチ設定レール120の基準レール100との離間距離は、延伸開始端(予熱ゾーンAとの接続端)において最小ピッチ設定の最大値で、これより延伸終了端側へ向かうに従って徐々に短くなり、延伸終了端において最大ピッチ設定の最小値になっている。
熱処理ゾーンCでは、ピッチ設定レール120の基準レール100との離間距離は、全域に亘って一様に最大ピッチ設定の最小値になっている。
[クリップの構造の説明]
次に、図4を用いて、クリップ20の周辺部位の概略構造を説明する。図4は、延伸装置に用いるクリップ周辺部位の概略構造の一例を示す側面図である。
左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rが備える複数のクリップ20は、各々、メインステム30の長手方向の一端部(前側)に取り付けられる。クリップ20は、シート状部材Sを係脱可能に把持するものであり、ヨーク形状のクリップ本体21と、クリップ本体21に固定装着された下側固定クリップ部材22と、ピン23によってクリップ本体21に回動可能に取り付けられた可動レバー24と、可動レバー24の下端にピン25によって揺動可能に取り付けられた上側可動クリップ部材26とを有する。
クリップ20は、下側固定クリップ部材22と上側可動クリップ部材26とで、シート状部材Sの側縁を挟み込み式に把持する。これにより、クリップ20は、シート状部材Sを挟んで支持したり、その支持状態を開放させたりすることが可能となる。
[センサの構造の説明]
延伸装置10におけるクリップ20の移動速度は、クリップ移動速度計測装置90によって計測される。次に、図4と図5を用いて、クリップ20の移動速度を計測するセンサの構造を説明する。図5は、ドグ周辺部の斜視図である。メインステム30のクリップ20が設置された一端側には、図4に示すように、Z軸正側に突出するドグ60が設置される。ドグ60は、メインステム30とともに無端ループ10R及び無端ループ10Lを移動する。
クリップ移動速度計測装置90は、クリップ20の移動速度を計測する、複数のセンサ用フレーム62を備える。センサ用フレーム62は、先端部に、光を放射する発光部64と、発光部64から放射された光を受光する受光部66とを備える。
発光部64と受光部66とは、ドグ60が通過する位置を挟んで設置される。すなわち、発光部64は、ドグ60が通過する位置の後側(X軸正側)に設置されて、受光部66は、ドグ60が通過する位置の前側(X軸負側)に設置される。これによって、センサ用フレーム62の先端には、発光部64と受光部66とで挟まれた溝部63が形成される。
発光部64は、例えばガラスレンズで構成されて、センサ用フレーム62の内部に配設された光ファイバ65を通して伝送された光が、所定の放射角で放射する。
受光部66は、例えばガラスレンズで構成されて、受光された光は、センサ用フレーム62の内部に配設された光ファイバ67を通して伝送される。前記した発光部64と受光部66と光ファイバ65,67とは、光ファイバセンサ70を構成する。なお、光ファイバセンサ70は、本開示における計測手段の一例である。また、発光部64と受光部66とは、互いに逆の位置に設置されてもよい。
光ファイバセンサ70は光ファイバとガラスレンズを用いて構成されるため、200℃を超える高温にさらされる予熱ゾーンA,延伸ゾーンB,熱処理ゾーンCにおいて、安定して使用可能である。
受光部66が受光して光ファイバ67を通して伝送された光は、例えばフォトダイオードやフォトトランジスタ等の作用によって電気信号に変換された後、非図示のPLC(Programmable Logic Controller)に入力される。そして、PLCは、入力された電気信号に対して所定の処理を施す。
PLCは、一般的なコンピュータの構成を備えて、予め設定されたプログラムに従って、入力された電気信号を処理する。このPLCが、受光部66が受光した光が変換された電気信号から、クリップ20の移動速度やクリップ20のピッチ等を算出する。例えば、シーケンサ(登録商標)はPLCの一例である。なお、PLCは、本開示における算出手段の一例である。
前記したセンサ用フレーム62は、無端ループ10R及び無端ループ10Lの対称な位置に複数設置される。また、ドグ60は、全てのクリップ20に設置してもよいし、クリップ20の所定個毎に設置してもよい。
発光部64から放射した光は、溝部63にドグ60が侵入していない場合、受光部66に受光される。一方、溝部63にドグ60が侵入した場合、発光部64から放射した光は、ドグ60に遮断されるため、受光部66に受光されない。したがって、受光部66が光を受光したか否かを監視することによって、ドグ60が溝部63に侵入したことを検知することができる。
ドグ60は、図5に示すように、クリップ20の移動方向に沿って間隔(ドグ幅d)をあけて形成されて、かつ、クリップ20の移動方向と交差する方向に突出する二股の凸部60a,60bを備える。
発光部64は、ドグ60の移動方向に対して略直交する方向から、ドグ60の凸部60a,60bに向けて、光ファイバ65で伝送された光を放射する。したがって、ドグ60が設置されたクリップ20が移動した際に、発光部64から放射された光は、凸部60aと凸部60bの移動に伴って、2回遮断される。そして、光ファイバセンサ70は、発光部64からの光が2回遮断された場合に、1個のドグ60が溝部63を通過したものと判断する。図5は、1回目の遮断が発生している状態、すなわち、発光部64から放射した光が凸部60aに遮断されてスポットPを形成し、受光部66に届いていない状態を示している。そして、光ファイバセンサ70は、1回目の光の遮断が発生した時刻t1から、2回目の光の遮断が発生した時刻t2までの経過時間を、ドグ60の通過時間とする。なお、時刻t1,t2は、それぞれ、1回目の光の遮断が終了した時刻と、2回目の光の遮断が終了した時刻としてもよい。
[光ファイバセンサとドグの取付状態の説明]
次に、図6を用いて、延伸装置10にクリップ移動速度計測装置90を取り付けた状態について説明する。図6は、光ファイバセンサとドグの取付状態の一例を示す全体図である。
光ファイバセンサ70は、Y軸方向の所定の位置に、一対のレールで形成された無端ループ10Lと無端ループ10Rとの対向する位置に複数設置される。図6の例では、光ファイバセンサ70を構成する発光部64と受光部66とは、Y=y1〜y5の位置に設置されている。なお、設置する光ファイバセンサ70の数は問わない。
また、クリップ20にはドグ60が設置される。図6の例では、ドグ60が設置されたクリップ20は、7個ごとに設置されている。すなわち、ドグ60が設置されたクリップ20の間には、ドグ60が設置されていないクリップ20が6個存在している。なお、ドグ60の設置数は問わない。
クリップ移動速度計測装置90は、このように設置した光ファイバセンサ70が計測したドグ60の移動速度vに基づいて、延伸装置10の各所におけるクリップ20の移動速度を算出する。
[クリップ移動速度計測装置のハードウエア構成の説明]
次に、図7を用いて、クリップ移動速度計測装置90のハードウエア構成を説明する。図7は、クリップ移動速度計測装置のハードウエア構成の一例を示すハードウエア構成図である。
延伸装置10のクリップ移動速度計測装置90は、延伸装置10と接続して使用されて、制御部80と、記憶部82と、周辺機器コントローラ84と、通信コントローラ86とを備える。
制御部80は、CPU(Central Processing Unit)80aと、ROM(Read Only Memory)80bと、RAM(Random Access Memory)80cと、を備える。CPU80aは、バスライン83を介して、ROM80bと、RAM80cと接続する。CPU80aは、記憶部82に記憶された制御プログラムP1を読み出して、RAM80cに展開する。CPU80aは、RAM80cに展開された制御プログラムP1に従って動作することで、制御部80の動作を制御する。すなわち、制御部80は、制御プログラムP1に基づいて動作する、一般的なコンピュータの構成を有する。
制御部80は、更に、バスライン83を介して、記憶部82と、周辺機器コントローラ84と接続する。
記憶部82は、電源を切っても記憶情報が保持される、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、又はHDD(Hard Disk Drive)等である。記憶部82は、制御プログラムP1を記憶する。制御プログラムP1は、制御部80が備える機能を発揮させるためのプログラムである。
なお、制御プログラムP1は、ROM80bに予め組み込まれて提供されてもよい。また、制御プログラムP1は、制御部80にインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、CD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、制御プログラムP1を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、制御プログラムP1を、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
周辺機器コントローラ84は、光ファイバセンサ70と、表示デバイス72と、操作デバイス74と接続する。周辺機器コントローラ84は、制御部80からの指令に基づいて、接続された各種ハードウエアの動作を制御する。
光ファイバセンサ70の構成と作用は、前記した通りである。
表示デバイス72は、例えば液晶ディスプレイである。表示デバイス72は、クリップ移動速度計測装置90の計測結果等を表示する。
操作デバイス74は、例えば表示デバイス72に積層配置されたタッチパネルである。操作デバイス74は、クリップ移動速度計測装置90に対する各種操作を受け付ける。
通信コントローラ86は、クリップ移動速度計測装置90と非図示のサーバ装置とを、通信可能に接続する。クリップ移動速度計測装置90は、サーバ装置から制御プログラムP1を取得する。また、クリップ移動速度計測装置90は、サーバ装置に計測結果等を送信する。
[クリップ移動速度算出方法の説明]
次に、図8を用いて、クリップ移動速度計測装置90におけるクリップ20の移動速度の算出方法を説明する。図8は、実施形態におけるクリップリンクの移動速度の算出方法を説明する模式図である。
ドグ60が光ファイバセンサ70の発光部64と受光部66との間を横切った際に、受光部66が受光した光を電圧信号e(t)に変換すると、電圧信号e(t)は、図8に示すように、凸部60aと凸部60bとにそれぞれ対応する2つのパルス状の波形を呈する。
延伸装置10は、凸部60aの通過を表す第1のパルスが立ち上がる時刻t1と、凸部60bの通過を表す第2のパルスが立ち上がる時刻t2とから、式(1)によってクリップ20の移動速度vを算出する。なお、dは前記したドグ幅である(図5参照)。
v=d/(t2−t1) ・・・(1)
なお、移動速度vを算出する際に、第1のパルスが立ち上がる時刻t1と第2のパルスが立ち上がる時刻t2の代わりに、第1のパルスが立ち下がる時刻と第2のパルスが立ち下がる時刻を用いてもよい。
[クリップ通過個数とクリップピッチの算出方法の説明]
クリップ移動速度計測装置90は、さらに、光ファイバセンサ70を通過したクリップ20の個数と、隣接するクリップ20のクリップピッチCpを検出することもできる。
クリップ移動速度計測装置90は、いずれかのクリップ20を先頭クリップとして、当該先頭のクリップ20が通過してからのクリップ20の通過個数を検出する。これによって、クリップ移動速度計測装置90は、何番目のクリップ20がどのくらいの移動速度vで、その場所に設置された光ファイバセンサ70を通過したかを把握することができる。なお、先頭クリップを検出する方法は問わないが、例えば、特定のドグ60のみにリミットスイッチを設置して、当該リミットスイッチが作動したことを検出することによって、所定の場所を所定のクリップ20が通過したと判定すればよい。
なお、全てのクリップ20にドグ60が設置されていない場合は、光ファイバセンサ70が計測したクリップ20の個数Nに、ドグ60が設置されていないクリップ20の数を加算することによって、光ファイバセンサ70を通過したクリップ20の個数Mを算出する。例えば、光ファイバセンサ70が計測したクリップ20の数がN個であった場合、光ファイバセンサ70を通過したクリップ20の個数Mは、式(2)によって算出される。なお、式(2)のmは、ドグ60が設置されたクリップ20に挟まれた、ドグ60が設置されていないクリップ20の数である。
M=N+(N−1)*m ・・・(2)
また、全てのクリップ20にドグ60が設置されている場合は、隣接する2個のドグ60が光ファイバセンサ70を通過した時間差と、算出された各ドグ60の移動速度とに基づいて、隣接するドグ60の間隔、すなわちクリップピッチCpを算出することができる。
例えば、最初のドグ60が、時刻taに光ファイバセンサ70を通過して、そのときの移動速度がvaであったとする。そして、隣接するドグ60が、時刻tbに光ファイバセンサ70を通過して、そのときの移動速度がvbであったとする。
このとき、クリップピッチCpは、時刻taから時刻tbに亘って、2個のドグ60が、移動速度がvaと移動速度がvbの平均速度で移動していると仮定することによって、式(3)で算出される。
Cp={(va+vb)/2}*(tb−ta)・・・(3)
さらに、クリップ移動速度計測装置90は、同じ縦方向(Y軸方向)において、右側無端ループ10Rの光ファイバセンサ70の前記した各計測結果と、左側無端ループ10Lの光ファイバセンサ70の前記した各計測結果とを比較することによって、左右の無端ループにおけるクリップ20のずれ(位相差)を検出することができる。
[クリップ移動速度計測装置が出力する情報の説明]
次に、クリップ移動速度計測装置90が出力する情報について説明する。クリップ移動速度計測装置90は、表示デバイス72に各種の計測結果を表示する。
例えば、クリップ移動速度計測装置90は、何番目のクリップ20がどのくらいの移動速度vで移動したかを示す情報を、クリップ20毎に表示する。
また、クリップ移動速度計測装置90は、クリップ20の移動速度vをトレンドグラフとして表示する。
さらに、クリップ移動速度計測装置90は、左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rとの移動速度vのずれやクリップピッチCpのずれを表示する。
そして、クリップ移動速度計測装置90は、移動速度vやクリップピッチCpの目標値とのずれが所定量を超えた場合に、アラームの発報や警告表示等の報知を行うのが望ましい。
[クリップ移動速度計測装置が行う処理の流れの説明]
次に、クリップ移動速度計測装置90が行う処理の流れを説明する。図9は、クリップ移動速度計測装置が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図9のフローチャートは、クリップ移動速度計測装置90が備える特定の光ファイバセンサ70の検出結果に基づいて、当該光ファイバセンサ70を通過するクリップ20の移動速度vと、通過したクリップ20の個数Mと、クリップピッチCpとを算出する処理の流れを示す。
制御部80は、光ファイバセンサ70が計測したクリップ20の個数Nを初期値0にする(ステップS10)。
次に、制御部80は、時刻tに所定時刻Δtを加算する(ステップS11)。所定時刻Δtは、光ファイバセンサ70の出力をモニタするサンプリング間隔である。
制御部80は、光ファイバセンサ70が時刻tにおいて計測した電圧信号e(t)と、時刻t-Δtにおいて計測した電圧信号e(t-Δt)との差分値e(t)-e(t-Δt)が、所定のしきい値Th以上であるかを判定する(ステップS12)。所定のしきい値Th以上であると判定される(ステップS12:Yes)とステップS13に進む。一方、所定のしきい値Th以上であると判定されない(ステップS12:No)とステップS11に戻る。
ステップS12においてYesと判定されると、制御部80は、時刻tを時刻t1とする(ステップS13)。
次に、制御部80は、時刻tをΔt加算する(ステップS14)。
制御部80は、光ファイバセンサ70が時刻tにおいて計測した電圧信号e(t)と、時刻t-Δtにおいて計測した電圧信号e(t-Δt)との差分値e(t)-e(t-Δt)が、所定のしきい値Th以上であるかを判定する(ステップS15)。所定のしきい値Th以上であると判定される(ステップS15:Yes)とステップS16に進む。一方、所定のしきい値Th以上であると判定されない(ステップS15:No)とステップS14に戻る。
ステップS15においてYesと判定されると、制御部80は、時刻tを時刻t2とする(ステップS16)。
制御部80は、前記した式(1)によってクリップ20の移動速度vを算出する(ステップS17)。
制御部80は、光ファイバセンサ70が計測したクリップ20の個数Nをインクリメントする(ステップS18)。
制御部80は、前記した式(2)によって光ファイバセンサ70を通過したクリップ20の個数Mを算出する(ステップS20)。
制御部80は、時刻tをΔt加算する(ステップS21)。
制御部80は、光ファイバセンサ70が時刻tにおいて計測した電圧信号e(t)と、時刻t-Δtにおいて計測した電圧信号e(t-Δt)との差分値e(t)-e(t-Δt)が、所定のしきい値Th以上であるかを判定する(ステップS22)。所定のしきい値Th以上であると判定される(ステップS22:Yes)とステップS24に進む。一方、所定のしきい値Th以上であると判定されない(ステップS22:No)とステップS21に戻る。
ステップS22においてYesと判定されると、制御部80は、時刻tを時刻t1とする(ステップS23)。
次に、制御部80は、時刻tをΔt加算する(ステップS24)。
制御部80は、光ファイバセンサ70が時刻tにおいて計測した電圧信号e(t)と、時刻t-Δtにおいて計測した電圧信号e(t-Δt)との差分値e(t)-e(t-Δt)が、所定のしきい値Th以上であるかを判定する(ステップS25)。所定のしきい値Th以上であると判定される(ステップS25:Yes)とステップS26に進む。一方、所定のしきい値Th以上であると判定されない(ステップS25:No)とステップS24に戻る。
ステップS22においてYesと判定されると、制御部80は、時刻tを時刻t2とする(ステップS26)。
制御部80は、前記した式(1)によってクリップ20の移動速度vを算出する(ステップS27)。
制御部80は、光ファイバセンサ70が計測したクリップ20の個数Nをインクリメントする(ステップS28)。
制御部80は、時刻t2とクリップ20の移動速度vとを記憶する(ステップS29)。
制御部80は、前記した式(2)によって光ファイバセンサ70を通過したクリップ20の個数Mを算出する(ステップS30)。
制御部80は、前記した式(3)によって、クリップピッチCpを算出する(ステップS31)。なお、式(3)における移動速度vaは、ステップS17で算出した移動速度vであり、式(3)における移動速度vbは、ステップS27で算出した移動速度vである。また、式(3)における時刻taは、ステップS13で算出した時刻t1である。そして、式(3)における時刻tbは、ステップS23で算出した時刻t1である。なお、時刻taを、ステップS16で算出した時刻t2として、時刻tbを、ステップS26で算出した時刻t2としてもよい。
制御部80は、検出されたドグ60が先頭のドグであるかを判定する(ステップS32)。検出されたドグ60が先頭のドグであると判定される(ステップS32:Yes)とステップS10に戻る。一方、検出されたドグ60が先頭のドグであると判定されない(ステップS32:No)とステップS33に進む。
ステップS32においてNoと判定されると、制御部80は、延伸装置10が停止したかを判定する(ステップS33)。延伸装置10が停止したと判定される(ステップS33:Yes)と、クリップ移動速度計測装置90は図9の処理を終了する。一方、延伸装置10が停止したと判定されない(ステップS33:No)とステップS21に戻る。
なお、ステップS33においてNoと判定されてステップS21に戻った後は、ステップS31においてクリップピッチCpを算出する際に、移動速度va,vbは、それぞれステップS27において連続した算出された2つの移動速度vを用いる。また、時刻ta,tbは、ステップS23において連続して算出された2つの時刻t1、又はステップS26において連続して算出された2つの時刻t2を用いる。
なお、クリップ移動速度計測装置90が計測した移動速度vやクリップピッチCpが目標値と乖離した場合に、報知するだけでなく、左側無端ループ10L及び右側無端ループ10Rを構成するピッチ設定レール120の向きを部分的に調整することによって、移動速度vやクリップピッチCpが目標値に近づくように調整してもよい。
以上説明したように、本開示に係るクリップ移動速度計測装置90において、光ファイバセンサ70(計測手段)は、クリップ20の先端に当該クリップ20の移動方向に沿ってドグ幅d(間隔)をあけて形成されて、かつ、クリップ20の移動方向と交差する方向に突出する複数の凸部60a,60bの各々の通過時刻を計測する。そして、制御部80(算出手段)は、光ファイバセンサ70が計測した、複数の凸部60a,60bの各々が通過した時刻t1,t2に基づいて、クリップ20の移動速度vを算出する。したがって、クリップ20に形成された複数の凸部60a,60bが、光ファイバセンサ70を横切る2つの時刻t1,t2を計測することによって、クリップ20の移動速度vを正確に計測することができる。そして、本開示に係るクリップ移動速度計測装置90では、1つの光ファイバセンサ70のみでクリップ20の移動速度vを計測することができるため、光ファイバセンサ70の取付誤差が発生した場合や、個々の光ファイバセンサ70がクリップの通過を検出する際のしきい値にばらつきが発生した場合であっても、クリップ20の移動速度vを正確に計測することができる。
なお、延伸装置10が、横方向(X方向)のみの延伸を行う横延伸装置の場合であっても、クリップ移動速度計測装置90をそのまま適用して、前記したのと同様に、クリップ20の移動速度vを計測することができる。
また、本開示に係るクリップ移動速度計測装置90において、クリップ20の先端には、二股の凸部60a,60bを有するドグ60が設置される。したがって、複数のクリップ20に設置する複数の凸部を、容易に同形状に形成することができる。
また、本開示に係るクリップ移動速度計測装置90において、制御部80(算出手段)は、更に、隣接するクリップ20の間隔(クリップピッチCp)を算出する。したがって、シート状部材Sの延伸倍率の目標値と実際の延伸倍率とを比較することができる。特に、本実施形態のクリップ移動速度計測装置90によると、1つの光ファイバセンサ70でクリップ20の移動速度vを計測することができるため、シート状部材Sの搬送方向に沿ってクリップピッチCpが変化する同時二軸延伸装置においても、クリップピッチCpを計測することができる。
また、本開示に係るクリップ移動速度計測装置90において、制御部80(算出手段)は、更に、通過したクリップ20の個数を算出する。したがって、基準となるクリップ20から何番目のクリップ20がどのくらいの移動速度vで通過したかを評価することができる。
また、本開示に係るクリップ移動速度計測装置90において、光ファイバセンサ70(計測手段)は、一対のレールで形成された移動経路に沿って、対称な位置に複数設けられる。したがって、左側無端ループ10Lと右側無端ループ10Rとのクリップ20の位置のずれを評価することができる。
また、本開示に係るクリップ移動速度計測装置90において、計測手段は光ファイバセンサ70である。したがって、延伸装置10が高温にさらされる、炉内の予熱ゾーンA,延伸ゾーンB,熱処理ゾーンCにおいて、安定して使用可能である。
なお、本実施形態では、クリップ20の先端に二股の凸部60a,60bを有するドグ60を設置したが、これは、クリップ20の先端を加工することによってクリップ20と一体的に複数の凸部を形成してもよい。また、凸部は二股に限定されるものではなく、1つのクリップ20に3個以上の凸部を形成してもよい。例えば、クリップ20に3個の凸部を形成した場合、クリップ20が光ファイバセンサ70を通過すると、各凸部が光ファイバセンサ70を横切る3つの時刻が計測される。そして、クリップ移動速度計測装置90は、計測された3つの時刻のうち任意の2つの時刻から、クリップ20の移動速度vを算出する。また、計測された3つの時刻のうち異なる時刻の全ての組み合わせに対して、それぞれ移動速度vを算出して、算出された複数の移動速度vを平均化することによって、より精度の高い移動速度vを算出してもよい。
10…延伸装置、10R…右側無端ループ(無端ループ)、10L…左側無端ループ(無端ループ)、20…クリップ、60…ドグ、60a,60b…凸部、64…発光部、66…受光部、70…光ファイバセンサ(計測手段)、80…制御部(算出手段)、90…クリップ移動速度計測装置、Cp…クリップピッチ、d…ドグ幅(間隔)、S…シート状部材(延伸対象物)、t1,t2…時刻、v,va,vb…移動速度

Claims (9)

  1. 延伸対象物の幅方向両端をクリップで把持する、連接した一対の把持機構を、一対のレールで形成された移動経路にガイドされたローラによって、前記幅方向と直交する縦方向に移動させながら、隣接する前記クリップの間隔及び前記一対のレールの間隔を変更して、前記延伸対象物を、前記幅方向に延伸させる延伸装置のクリップ移動速度計測装置であって、
    前記クリップの先端に当該クリップの移動方向に沿って間隔をあけて形成されて、かつ、前記クリップの移動方向と交差する方向に突出する複数の凸部と、
    前記クリップの移動経路に沿って設置されて、前記複数の凸部の各々の通過時刻を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した前記複数の凸部の各々の通過時刻に基づいて、前記クリップの移動速度を算出する算出手段と、
    を備える延伸装置のクリップ移動速度計測装置。
  2. 延伸対象物の幅方向両端をクリップで把持する、連接した一対の把持機構を、一対のレールで形成された移動経路にガイドされたローラによって、前記幅方向と直交する縦方向に移動させながら、隣接する前記クリップの間隔及び前記一対のレールの間隔を変更して、前記延伸対象物を、前記幅方向及び前記縦方向に延伸させる延伸装置のクリップ移動速度計測装置であって、
    前記クリップの先端に当該クリップの移動方向に沿って間隔をあけて形成されて、かつ、前記クリップの移動方向と交差する方向に突出する複数の凸部と、
    前記クリップの移動経路に沿って設置されて、前記複数の凸部の各々の通過時刻を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した前記複数の凸部の各々の通過時刻に基づいて、前記クリップの移動速度を算出する算出手段と、
    を備える延伸装置のクリップ移動速度計測装置。
  3. 前記クリップの先端には、二股の凸部を有するドグが設置される、
    請求項1又は請求項2に記載の延伸装置のクリップ移動速度計測装置。
  4. 前記算出手段は、更に、隣接する前記クリップの間隔を算出する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の延伸装置のクリップ移動速度計測装置。
  5. 前記算出手段は、更に、通過した前記クリップの個数を算出する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の延伸装置のクリップ移動速度計測装置。
  6. 前記計測手段は、前記一対のレールで形成された移動経路の対向する位置に複数設けられる、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の延伸装置のクリップ移動速度計測装置。
  7. 前記計測手段は、光ファイバセンサである、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の延伸装置のクリップ移動速度計測装置。
  8. 延伸対象物の幅方向両端をクリップで把持する、連接した一対の把持機構を、一対のレールで形成された移動経路にガイドされたローラによって、前記幅方向と直交する縦方向に移動させながら、隣接する前記クリップの間隔及び前記一対のレールの間隔を変更して、前記延伸対象物を、前記幅方向に延伸させる延伸装置のクリップ移動速度計測方法であって、
    前記クリップの先端に当該クリップの移動方向に沿って間隔をあけて形成されて、かつ、前記クリップの移動方向と交差する方向に突出する複数の凸部の各々の通過時刻を計測して、
    計測された前記通過時刻に基づいて、前記クリップの移動速度を算出する、
    延伸装置のクリップ移動速度計測方法。
  9. 延伸対象物の幅方向両端をクリップで把持する、連接した一対の把持機構を、一対のレールで形成された移動経路にガイドされたローラによって、前記幅方向と直交する縦方向に移動させながら、隣接する前記クリップの間隔及び前記一対のレールの間隔を変更して、前記延伸対象物を、前記幅方向及び前記縦方向に延伸させる延伸装置のクリップ移動速度計測方法であって、
    前記クリップの先端に当該クリップの移動方向に沿って間隔をあけて形成されて、かつ、前記クリップの移動方向と交差する方向に突出する複数の凸部の各々の通過時刻を計測して、
    計測された前記通過時刻に基づいて、前記クリップの移動速度を算出する、
    延伸装置のクリップ移動速度計測方法。
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