JP2021058284A - 検出装置、プログラム及び検出方法 - Google Patents

検出装置、プログラム及び検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水晶体赤道部の位置をより正確に検出できる装置、プログラム又は方法を提供する。【解決手段】被検眼の断層画像を取得し(S1)、断層画像上に表された水晶体前面及び後面等を特定する(S2〜S4)。水晶体前面の形状を後面にも有した第1仮水晶体を設定する(S5)。水晶体後面の形状を前面にも有した第2仮水晶体を設定する(S6)。水晶体前面に沿う曲線と水晶体後面に沿う曲線とから定まる第3仮水晶体を設定する(S7)。第1〜第3仮水晶体の赤道部を特定する(S8〜S10)。各赤道部を頂点とした三角形の重心点を検出する(S11)。左右の重心点間を結ぶ直線を重心点間直線として設定する(S12)。第3仮水晶体の赤道部から重心点間直線に降ろした垂線の交点を検出する(S13)。ステップS11、13で検出した重心点又は交点を赤道部とした第4仮水晶体を設定する(S14)。第4仮水晶体を表示部に表示させる(S15)。【選択図】図3

Description

本発明は水晶体の赤道部の位置を検出する装置、プログラム及び方法に関する。
眼科検査のために用いられる検査装置として、光干渉断層法(Optical Coherence Tomography:OCT)により前眼部の断層画像を撮影する光干渉断層撮影装置が知られている。OCTによる断層画像においては、虹彩で測定光が遮られることにより、虹彩の裏側に位置する水晶体の赤道部が断層画像に写っていない場合がある。なお、本明細書において水晶体の赤道部とは水晶体の最大径部をいう。水晶体赤道部の位置は、例えば白内障治療のために眼内レンズを眼内に挿入する場合において眼内レンズの固定位置を定める際や、挿入された眼内レンズの固定位置を推定する際などに有益な情報となる。
水晶体赤道部の位置の検出に関し、特許文献1、2には、水晶体が撮影される中央部の形状に基づいて赤道部の位置を推定する方法が記載されている。この方法では、水晶体前面に沿う曲線と、水晶体後面に沿う曲線とが交わる点を赤道部の位置として推定している。また特許文献2では、推定した赤道部位置で眼内レンズが固定されていると推定している。
特開2018−15440号公報 特許第5875090号公報
ところで、超音波生体顕微鏡(Ultrasound Biomicroscope)を用いれば、水晶体赤道部を含んだ形状を取得することができる。本発明者が検証したところ、特許文献1、2と同様の方法で得られた赤道部位置は、超音波生体顕微鏡による測定で得られた水晶体赤道部の位置と違っている。水晶体赤道部の位置をより正確に検出するためには超音波生体顕微鏡を用いればよいが、超音波生体顕微鏡による測定はOCT測定に比べて手間がかかり、また被検者の負担が大きい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、水晶体赤道部が写っていない断層画像に基づいて水晶体赤道部の位置をより正確に検出できる装置、プログラム又は方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の検出装置は、
被検眼の断層画像を取得する画像取得部と、
前記断層画像上に表された水晶体前面の形状を後面にも有した第1仮水晶体を設定する第1設定部と、
前記断層画像上に表された水晶体後面の形状を前面にも有した第2仮水晶体を設定する第2設定部と、
前記断層画像上に表された水晶体前面に沿う曲線と水晶体後面に沿う曲線とから定まる第3仮水晶体を設定する第3設定部と、
前記第1仮水晶体の赤道部である第1仮赤道部を取得する第1取得部と、
前記第2仮水晶体の赤道部である第2仮赤道部を取得する第2取得部と、
前記第3仮水晶体の赤道部である第3仮赤道部を取得する第3取得部と、
前記第1仮赤道部と前記第2仮赤道部と前記第3仮赤道部とを頂点とした三角形の重心点を取得する重心点取得部と、
を備える。
また本発明の検出装置は、
被検眼の断層画像を取得する画像取得部と、
前記断層画像上に表された水晶体前面に沿う第1前面曲線を設定する第1前面曲線設定部と、
前記断層画像上の水晶体後面の位置に、前記断層画像上に表された水晶体前面の形状で定まる第1後面曲線を設定する第1後面曲線設定部と、
前記断層画像上の水晶体前面の位置に、前記断層画像上に表された水晶体後面の形状で定まる第2前面曲線を設定する第2前面曲線設定部と、
前記断層画像上に表された水晶体後面に沿う第2後面曲線を設定する第2後面曲線設定部と、
前記第1前面曲線と前記第1後面曲線との交点である第1交点を取得する第1交点取得部と、
前記第2前面曲線と前記第2後面曲線との交点である第2交点を取得する第2交点取得部と、
前記第1前面曲線と前記第2後面曲線との交点である第3交点を取得する第3交点取得部と、
前記第1交点と前記第2交点と前記第3交点とを頂点とした三角形の重心点を取得する重心点取得部と、
を備える。
また本発明のプログラムは、
被検眼の断層画像を取得する画像取得部と、
前記断層画像上に表された水晶体前面の形状を後面にも有した第1仮水晶体を設定する第1設定部と、
前記断層画像上に表された水晶体後面の形状を前面にも有した第2仮水晶体を設定する第2設定部と、
前記断層画像上に表された水晶体前面に沿う曲線と水晶体後面に沿う曲線とから定まる第3仮水晶体を設定する第3設定部と、
前記第1仮水晶体の赤道部である第1仮赤道部を取得する第1取得部と、
前記第2仮水晶体の赤道部である第2仮赤道部を取得する第2取得部と、
前記第3仮水晶体の赤道部である第3仮赤道部を取得する第3取得部と、
前記第1仮赤道部と前記第2仮赤道部と前記第3仮赤道部とを頂点とした三角形の重心点を取得する重心点取得部と、
してコンピュータを機能させる。
また本発明の検出方法は、
被検眼の断層画像を取得する画像取得ステップと、
前記断層画像上に表された水晶体前面の形状を後面にも有した第1仮水晶体を設定する第1設定ステップと、
前記断層画像上に表された水晶体後面の形状を前面にも有した第2仮水晶体を設定する第2設定ステップと、
前記断層画像上に表された水晶体前面に沿う曲線と水晶体後面に沿う曲線とから定まる第3仮水晶体を設定する第3設定ステップと、
前記第1仮水晶体の赤道部である第1仮赤道部を取得する第1取得ステップと、
前記第2仮水晶体の赤道部である第2仮赤道部を取得する第2取得ステップと、
前記第3仮水晶体の赤道部である第3仮赤道部を取得する第3取得ステップと、
前記第1仮赤道部と前記第2仮赤道部と前記第3仮赤道部とを頂点とした三角形の重心点を取得する重心点取得ステップと、
を備える。
本発明者が検証したところ、本発明で得られる重心点は、特許文献1、2と同様の方法で得られた赤道部の位置よりも、超音波生体顕微鏡の測定から得られる赤道部位置に対する水晶体の厚み方向における誤差が小さいことが判明した。すなわち、本発明で得られる重心点は、水晶体の厚み方向においては実際の赤道部により近い位置に検出される。よって、本発明で得られる重心点に基づいて水晶体赤道部の位置をより正確に検出できる。
OCT装置の構成図である。 眼を正面から見た図であり、断層画像を得るための測定光のスキャン方向を説明する図である。 水晶体の赤道部の位置を検出する処理のフローチャートである。 図3のステップS5の詳細な処理として第1仮水晶体の設定処理のフローチャートである。 図3のステップS6の詳細な処理として第2仮水晶体の設定処理のフローチャートである。 図3のステップS7の詳細な処理として第3仮水晶体の設定処理のフローチャートである。 図3のステップS1で取得する断層画像の模式図である。 断層画像中に図3のステップS5で設定する第1仮水晶体を例示した図である。 断層画像中に図3のステップS6で設定する第2仮水晶体を例示した図である。 断層画像中に図3のステップS7で設定する第3仮水晶体を例示した図である。 断層画像中に図3のステップS11、S12、S13で得られる重心点、重心点間直線及び垂線の交点を例示した図である。 断層画像中に図3のステップS14で設定する第4仮水晶体を例示した図である。 正常例の断層画像を示し、その断層画像中に図3の各ステップで得られる仮水晶体、重心点、重心点間直線等を表した図である。 白内障例の断層画像を示し、その断層画像中に図3の各ステップで得られる仮水晶体、重心点、重心点間直線等を表した図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、OCT装置1(OCT:Optical Coherence Tomography)の構成図を示している。OCT装置1は、光干渉断層法(OCT)により被検眼の前眼部の断層画像を撮影する装置である。OCT装置1は、低コヒーレント光源光を、被検眼へ照射する測定光と参照光とにそれぞれ分岐させ、測定光の被検眼からの反射光と参照光との干渉光に基づいて、前眼部の断層画像を取得する。またOCT装置1は、測定光を被検眼上で走査することで、被検眼の広い範囲から断層画像を取得する。
具体的には、OCT装置1は、前眼部の断層画像を測定する測定部3と、測定した断層画像等、各種情報を記憶する不揮発性の記憶部11と、オペレータが各種入力操作を行う操作部12と、断層画像等の表示を行う表示部13と、これらに接続された制御部2とを備えている。なお、OCT装置1は、断層画像撮影用の光(測定光など)の出入りが行われる検査窓(図示外)と、その検査窓の正面に被検眼が位置するように被検者の顔を支持する支持部(顎受け部や額当て部)(図示外)も備えている。
測定部3は公知のOCT装置の測定部と同様に構成されている。すなわち、低コヒーレント光源光を出射する光源4、光源4の光を測定光と参照光とに分岐させて、測定光を被検眼に照射し、その反射光と参照光との干渉光を得る干渉光学系5、測定光を被検眼上で走査させる走査部6、干渉光学系5で得られた干渉光を断層画像信号として検出する光検出部7、被検眼の位置を検出するためのアライメント光を被検眼に照射するアライメント光学系8、被検眼の視線(視軸)を測定部3の光軸に応じた方向に誘導するための固視灯を被検眼に照射する固視灯光学系9、及び被検眼に照射したアライメント光の位置に基づいて被検眼と測定部3との位置関係が所定関係となるように測定部3の光学系をX方向、Y方向及びZ方向に移動させる駆動部10などを備えている。なお、Z方向は被検眼の前後方向(深さ方向)に相当する方向であり、X方向はZ方向に直角な方向であり、Y方向はX方向及びZ方向の両方に直角な方向である。測定部3(光検出部7)で測定された干渉光信号(断層画像信号)は制御部2に送られる。
操作部12は例えば測定部3による断層画像の各種測定条件を設定するための操作部、測定部3による断層画像の測定開始を指示するための操作部、記憶部11に記憶された断層画像のうち解析対象の断層画像を選択するための操作部などから構成される。操作部12は機械的なスイッチであってもよいし、表示部13の画面に配設されたタッチパネルであってもよい。また、操作部12は、どの位置(方向)の断層画像を測定するのかの設定や、全方向の断層画像を測定するのかの設定をする操作部も含んでいる。
制御部2は、CPU14、RAM(図示外)、及びROM等の不揮発性メモリ15を備えている。制御部2は、測定部3による断層画像の測定や、記憶部11への情報の書き込み及び読み出しや、表示部13の表示などを制御する。また制御部2は、操作部12からの各種入力操作を受け付けて、受け付けた入力操作に応じた処理を実行する。制御部2は、断層画像の測定の際には、図2に示すように、被検眼を正面で見て瞳孔内の一点100(以下、測定中心点という)を中心とした円における径方向に沿って測定光が走査(B−スキャンという)されるように測定部3の走査部6を制御することで、その径方向に伸びた直線で前眼部を切った1枚の断層画像を得る。このとき、操作部12からの入力操作に基づいて、どの位置(方向)の断層画像を測定するのかも設定可能となっている。
加えて、制御部2は、操作部12により、全方向の断層画像の測定モードが設定されたときには、走査部6を制御して、B−スキャンを、測定中心点100を中心とした円周方向に走査させることで(C−スキャンという)、円周方向に沿った複数の位置で断層画像を得ることもできる。C−スキャンの走査間隔は例えば5度間隔以上(36枚以上の断層画像)とすることができるが、それ以外の角度間隔であってもよい。なお、測定中心点100は、測定部3のアライメント光学系8及び固視灯光学系9に基づくアライメントにより、被検眼の視軸、光軸、角膜頂点などの位置に設定される。なお、眼の視軸は、眼の注視点と中心窩を結ぶ線である。眼の光軸は角膜の中央と水晶体の中央を結ぶ線である。
制御部2は、測定部3から送られてきた断層画像信号(干渉光信号)を演算することで断層画像を取得し、取得した断層画像を表示部13に表示させたり、記憶部11に記憶させたりする。制御部2は、断層画像を記憶部11に記憶させる場合には、被検者、被検眼を特定できる情報(被検者の氏名や、左眼、右眼のどちらの眼であるのか)、どの位置で切った断層画像であるのかの情報、及び測定日時などと対応付けて断層画像を記憶部11に記憶させる。さらに制御部2のメモリ15には、制御部2が実行する各種処理のプログラム16が実装されている。このプログラム16は水晶体の赤道部の位置を検出する処理のプログラムを含んでいる。
以下、制御部2が実行する、水晶体の赤道部の位置を検出する処理の詳細を説明する。図3はこの処理のフローチャートの一例を示す。図3の処理はプログラム16(図2参照)が読み出されることにより実行される。図3の処理を開始すると、制御部2のCPU14は、解析対象の前眼部の断層画像を取得する(S1)。このとき、断層画像の測定を未だ行っていない場合には、測定部3に断層画像の測定を行わせて、測定した断層画像を取得する。また、既に断層画像の測定を行っている場合には、記憶部11から対象とする断層画像を読み出す。
ここで、図7は、ステップS1で取得する断層画像の模式図を示している。図3の断層画像には、角膜21、虹彩22、水晶体23(水晶体嚢)といった前眼部の各部が写っている。ただし、水晶体23は中央部のみが写っており、虹彩22で光が遮られる水晶体23の赤道部(外周部)周辺の形状は写っていない。
次に、ステップS1で取得した断層画像中に表された水晶体前面23a(図7参照)及び水晶体後面23b(図7参照)を特定する(S2)。この特定は例えば以下のように行えばよい。すなわち、水晶体前面及び後面の形状のサンプル画像を記憶部11に記憶しておく。そして、断層画像中の各部の境界線を検出して、境界線で規定される各形状と上記サンプル画像とを照合するテンプレートマッチングを行い、サンプル画像と類似度が高い形状部分を水晶体前面23a又は後面23bとして特定する。なお、テンプレートマッチングに代えて、断層画像を表示部13に表示させて、表示させた断層画像中にポインタを表示させる。そして、オペレータによる操作部12の入力操作に基づいて、断層画像中の水晶体前面23a又は後面23bをポインタで指示させることで、水晶体前面23a又は後面23bを特定してもよい。なお、断層画像中に表された水晶体前面の実像部23aは、水晶体前嚢の中央部を示している。また、断層画像中に表された水晶体後面の実像部23bは、水晶体後嚢の中央部を示している。
次に、ステップS2で特定した水晶体前面23aの頂点23c(図7参照)と、水晶体後面23bの頂点23d(図7参照)をそれぞれ特定する(S3)。具体的には例えば水晶体前面23aの形状を近似した曲線を最小二乗法等で求めて、この近似曲線上で曲率が極大又は極小になる点を、水晶体前面23aの頂点23cとして求める。同様に、水晶体後面23bの形状の近似曲線を最小二乗法等で求めて、この近似曲線上で曲率が極大又は極小になる点を、水晶体後面23bの頂点23dとして求める。なお、上記近似曲線は円であってもよいし、楕円であってもよいし、2次以上の多項式であってもよいし、三角関数、指数関数、対数関数で近似した曲線であってもよい。
次に、ステップS3で特定した各頂点23c、23dを通る直線を水晶体中心線24(図7参照)として設定する(S4)。水晶体中心線24は水晶体の中心を通る、被検眼の深さ方向(言い換えれば前後方向)(さらに言い換えれば図7の紙面の上下方向)に延びた直線である。
次に、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上に、水晶体前面23aの形状を後面にも有した第1仮水晶体25(図8参照)を設定する(S5)。具体的にはステップS5として例えば図4の処理を実行する。すなわち、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上に、ステップS2で特定した水晶体前面23aに沿った曲線25a(図8参照)を設定する(S21)。この曲線25aを第1前面曲線として、第1前面曲線25aは、水晶体前面23aの形状を曲率半径が一定の曲線である円で近似して、この近似円の一部(つまり円弧)として表される。第1前面曲線25aは最小二乗法等の公知の近似法で求めればよい。ステップS21は、水晶体前面23aの形状を近似した円を求めることと同義である。また、第1前面曲線25aの円は例えば水晶体前面23aの頂点23cを通り、かつ、中心が水晶体中心線24の延長線上における頂点23cよりも後ろ側(硝子体側)に位置する円として表される。第1前面曲線25aは、角膜側に凸の円弧として表される。
次に、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上の水晶体後面23bの位置に、水晶体前面23aの形状で定まる曲線25b(図8参照)を設定する(S22)。この曲線25bを第1後面曲線として、第1後面曲線25bは、具体的には、水晶体後面23bの頂点23dを通り、かつ、中心が水晶体中心線24の延長線上における頂点23dよりも前側(角膜側)に位置し、かつ、第1前面曲線25aと同一の曲率半径の円の一部(つまり円弧)として表される。第1後面曲線25bは、第1前面曲線25aと反対側(硝子体側)に凸の円弧として表される。
ステップS21、S22で設定した第1前面曲線25a及び第1後面曲線25bにより第1仮水晶体25の外周形状が定まる。第1仮水晶体25は、断層画像上に表された水晶体実像部23(水晶体中央部)の最大厚み(具体的には例えば前側頂点23cと後側頂点23dとの距離)と同一の最大厚みを有し、かつ、水晶体中心線24に対して対称な形状を有し、かつ、前面と後面が共に水晶体前面23aで定まる曲率半径の円弧で表された形状を有する。
図3の処理に戻り、次に、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上に、水晶体後面23bの形状を前面にも有した第2仮水晶体26(図9参照)を設定する(S6)。具体的にはステップS6として例えば図5の処理を実行する。すなわち、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上に、ステップS2で特定した水晶体後面23bに沿った曲線26b(図9参照)を設定する(S31)。この曲線26bを第2後面曲線として、第2後面曲線26bは、水晶体後面23bの形状を曲率半径が一定の曲線である円で近似して、この近似円の一部(つまり円弧)として表される。第2後面曲線26bは最小二乗法等の公知の近似法で求めればよい。ステップS31は、水晶体後面23bの形状を近似した円を求めることと同義である。また、第2後面曲線26bの円は例えば水晶体後面23bの頂点23dを通り、かつ、中心が水晶体中心線24の延長線上における頂点23dよりも前側(角膜側)に位置する円として表される。第2後面曲線26bは、硝子体側に凸の円弧として表される。
次に、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上の水晶体前面23aの位置に、水晶体後面23bの形状で定まる曲線26a(図9参照)を設定する(S32)。この曲線26aを第2前面曲線として、第2前面曲線26aは、具体的には、水晶体前面23aの頂点23cを通り、かつ、中心が水晶体中心線24の延長線上における頂点23cよりも後ろ側(硝子体側)に位置し、かつ、第2後面曲線26bと同一の曲率半径の円の一部(つまり円弧)として表される。第2前面曲線26aは、第2後面曲線26bと反対側(角膜側)に凸の円弧として表される。
ステップS31、S32で設定した第2後面曲線26b及び第2前面曲線26aにより第2仮水晶体26の外周形状が定まる。第2仮水晶体26は、断層画像上に表された水晶体実像部23(水晶体中央部)の最大厚みと同一の最大厚みを有し、かつ、水晶体中心線24に対して対称な形状を有し、かつ、前面と後面が共に水晶体後面23bで定まる曲率半径の円弧で表された形状を有する。
図3の処理に戻り、次に、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上に、ステップS2で特定した水晶体前面23aと水晶体後面23bとから定まる第3仮水晶体27(図10参照)を設定する(S7)。具体的にはステップS7として例えば図6の処理を実行する。すなわち、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上に、水晶体前面23aに沿った曲線27a(図10参照)を設定する(S41)。この曲線27aを第3前面曲線として、第3前面曲線27aは、水晶体前面23aの形状を曲率半径が一定の曲線である円で近似して、この近似円の一部(つまり円弧)として表される。第3前面曲線27aは最小二乗法等の公知の近似法で求めればよい。ステップS41は、水晶体前面23aの形状を近似した円を求めることと同義である。また、第3前面曲線27aの円は例えば水晶体前面23aの頂点23cを通り、かつ、中心が水晶体中心線24の延長線上における頂点23cよりも後ろ側(硝子体側)に位置する円として表される。第3前面曲線27aは、角膜側に凸の円弧として表される。また、第3前面曲線27aの円は、図4のステップS21で設定した第1前面曲線25aの円と同じである。つまりステップS41は実質的に図4のステップS21と同じである。
次に、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上に、水晶体後面23bに沿った曲線27b(図10参照)を設定する(S42)。この曲線27bを第3後面曲線として、第3後面曲線27bは、水晶体後面23bの形状を曲率半径が一定の曲線である円で近似して、この近似円の一部(つまり円弧)として表される。第3後面曲線27bは最小二乗法等の公知の近似法で求めればよい。ステップS42は、水晶体後面23bの形状を近似した円を求めることと同義である。また、第3後面曲線27bの円は例えば水晶体後面23bの頂点23dを通り、かつ、中心が水晶体中心線24の延長線上における頂点23dよりも前側(角膜側)に位置する円として表される。第3後面曲線27bは、硝子体側に凸の円弧として表される。また、第3後面曲線27bの円は、図5のステップS31で設定した第2後面曲線26bの円と同じである。つまりステップS42は実質的に図5のステップS31と同じである。
ステップS41、S42で設定した第3前面曲線27a及び第3後面曲線27bにより第3仮水晶体27の外周形状が定まる。第3仮水晶体27は、断層画像上に表された水晶体実像部23(水晶体中央部)の最大厚みと同一の最大厚みを有し、かつ、水晶体中心線24に対して対称な形状を有する。なお、図6の処理による第3仮水晶体27の設定方法は、特許文献1、2で示された水晶体形状の推定方法と同様である。なお、図3のステップS5〜S7はどの順番で実行してもよい。
図3の処理に戻り、次に、ステップS5で設定した、断層画像として示された第1仮水晶体25の長径方向の両端に位置する赤道部25c、25d(図8参照)を第1仮赤道部として特定する(S8)。具体的には、第1仮水晶体25の前面25a(第1前面曲線)と後面25b(第1後面曲線)との交点である第1交点25c、25dを第1仮赤道部として求める。
次に、ステップS6で設定した、断層画像として示された第2仮水晶体26の長径方向の両端に位置する赤道部26c、26d(図9参照)を第2仮赤道部として特定する(S9)。具体的には、第2仮水晶体26の前面26a(第2前面曲線)と後面26b(第2後面曲線)との交点である第2交点26c、26dを第2仮赤道部として求める。
次に、ステップS7で設定した、断層画像として示された第3仮水晶体27の長径方向の両端に位置する赤道部27c、27d(図10参照)を第3仮赤道部として特定する(S10)。具体的には、第3仮水晶体27の前面27a(第3前面曲線)と後面27b(第3後面曲線)との交点である第3交点27c、27dを第3仮赤道部として求める。なお、ステップS8〜S10はどの順番で実行してもよい。
次に、ステップS8〜S10で特定した各赤道部25c、25d、26c、26d、27c、27dのうち、各仮水晶体25〜27の長径方向(言い換えれば、水晶体中心線24に直角な方向)(さらに言い換えれば断層画像の紙面の左右方向)における一方の端に位置する第1〜第3仮赤道部25c、26c、27cを頂点とした三角形28(図11参照)と、他方の端に位置する第1〜第3仮赤道部25d、26d、27dを頂点とした三角形29(図11参照)の各重心点30、31(図11参照)を検出する(S11)。三角形の重心点は以下のようにして求めればよい。すなわち、三角形の各頂点と各底辺の中点を結ぶ線を引き、それら線の交点を重心点として求める。
次に、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上に、ステップS11で検出した2つの重心点30、31の間を結ぶ直線32(図11参照)を重心点間直線として設定する(S12)。
ここで、図13、図14は、図1のOCT装置1と同様のOCT装置により得られた前眼部の断層画像に対して図3の処理を実行し、各ステップで設定した水晶体中心線24、仮水晶体25〜27、重心点30、31、重心点間直線32等を該断層画像中に示した図である。図13は水晶体が正常な被検眼Aの断層画像を例示し、図14は白内障と診断された被検眼Bの断層画像を例示している。また、図13、図14には、超音波生体顕微鏡の測定で得られた水晶体外周形状の断層像40(以下UBM画像という)をOCT断層画像に重ねて示している。図13のUBM画像40は、上記被検眼Aに対する超音波生体顕微鏡による断層像である。図14のUBM画像40は、上記被検眼Bに対する超音波生体顕微鏡による断層像である。さらに、図13、図14には、UBM画像40から得られる左右の水晶体赤道部41、42を×の点で示している。
図13、図14に示すように、正常例、白内障例のいずれの場合であっても、重心点間直線32上に実際の水晶体赤道部41、42が位置している。また、本発明者は、正常例15眼、白内障例15眼に対して、1眼につき、図2の2−8時、3−9時、4−10時、6−12時の4方向で断層画像を取得した。そして、正常例の60画像(15眼×4方向)、白内障例の60画像(15眼×4方向)のそれぞれに対して図3の処理を実行して、重心点及び重心点間直線を求めた。そして、重心点間直線と、UBM画像から得られる赤道部との位置関係を評価した。その結果、いずれの例であっても、重心点間直線上にUBM画像の赤道部が位置していた。
以上より、ステップS12で設定した重心点間直線32(図11参照)上に実際の赤道部が位置していると推定することができる。このことは、ステップS11で検出した重心点30、31の深さ方向位置(水晶体中心線が延びた方向における位置)に実際の赤道部が位置していることを意味する。
一方、図13、図14に示すように、特許文献1、2と同様の方法で推定された赤道部27c、27d(ステップS10で特定した第3仮赤道部)は、UBM画像40での赤道部41、42に対して水晶体の厚み方向(水晶体中心線の方向)における誤差が大きい。
また、図13、図14に示すように、ステップS10で特定した第3仮赤道部27c、27dから重心点間直線32に垂線33、34を降ろし、その垂線33、34と重心点間直線32との交点35、36は、実際の赤道部41、42により近い位置に検出されることが分かった。上記正常例の60画像及び白内障例の60画像(合計120画像)に対して交点35、36と実際の赤道部41、42との誤差を求めたところ、最大でも660μm(0.66mm)の誤差であり、つまり、いずれの例であっても1mm以下の誤差であった。
そこで、図3の処理のステップS13として、図11に示すように、第3仮赤道部27c、27dから重心点間直線32に降ろした垂線33、34と、重心点間直線32との交点35、36を検出する。
次に、ステップS1で取得した断層画像上、言い換えれば断層画像が示される2次元平面上に、ステップS11で検出した左右の重心点30、31又はステップS13で検出した左右の交点35、36を赤道部とし、かつ、ステップS3で特定した前側頂点23c及び後側頂点23dを通る第4仮水晶体37(図12参照)を設定する(S14)。このとき、第4仮水晶体37の前面及び後面は例えば曲率半径が一定の円弧で表す。なお、第4仮水晶体37の前面の曲率半径と、後面の曲率半径とは異なる場合もあるし、同じの場合もある。図12、図13、図14の例では、重心点30、31を赤道部とした第4仮水晶体37を示している。
次に、ステップS11で検出した左右の重心点30、31や、ステップS12で設定した重心点間直線32や、ステップS13で検出した交点35、36や、ステップS14で設定した第4仮水晶体37を、ステップS11で取得した断層画像中に重ねて、表示部13に表示させる(S15)。ステップS15では、重心点30、31や交点35、36の座標を表示部13に表示させてもよい。その後、図3の処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、断層画像中に水晶体の全体形状が写っていない場合であっても、水晶体の全体形状を模した第4仮水晶体37が表示されるので、解析実施者(医師など)や被検者に、水晶体の全体形状を容易に把握させることができる。また、第4仮水晶体37が表示されることで、水晶体の形状が正常か否か、水晶体が角膜中心線や視軸などの基準線に対してどの程度傾いているか、どの程度偏心しているのかなどを直感的に把握させることができる。
第4仮水晶体37の赤道部(重心点30、31又は交点35、36)は実際の赤道部に近い位置に検出されるので、例えば眼内レンズを挿入する場合には、水晶体の赤道部の位置に眼内レンズを正確に固定できる。その結果、水晶体に対する傾斜を抑制した状態に眼内レンズを挿入できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々の変更が可能である。例えば、図3のステップS5〜S7、S14では第1〜第4仮水晶体25〜27、37の前面、後面として曲率が一定の円弧で近似した例を示した。しかし、これに限定されず、楕円、2次以上の多項式、三角関数、指数関数、対数関数などで近似してもよい。
なお、上記実施形態において、制御部2が本発明の検出装置に相当する。図3の処理が本発明の検出方法に相当する。図3のステップS1を実行する制御部2が本発明の画像取得部に相当し、ステップS1が画像取得ステップに相当する。ステップS5を実行する制御部2が第1設定部に相当し、ステップS5が第1設定ステップに相当する。ステップS6を実行する制御部2が第2設定部に相当し、ステップS6が第2設定ステップに相当する。ステップS7を実行する制御部2が第3設定部に相当し、ステップS7が第3設定ステップに相当する。ステップS8を実行する制御部2が第1取得部及び第1交点取得部に相当し、ステップS8が第1取得ステップに相当する。ステップS9を実行する制御部2が第2取得部及び第2交点取得部に相当し、ステップS9が第2取得ステップに相当する。ステップS10を実行する制御部2が第3取得部及び第3交点取得部に相当し、ステップS10が第3取得ステップに相当する。ステップS11を実行する制御部2が重心点取得部に相当し、ステップS11が重心点取得ステップに相当する。
図4のステップS21、図6のステップS41を実行する制御部2が第1前面曲線設定部に相当する。図4のステップS22を実行する制御部2が第1後面曲線設定部に相当する。図5のステップS31、図6のステップS42を実行する制御部2が第2後面曲線設定部に相当する。図5のステップS32を実行する制御部2が第2前面曲線設定部に相当する。
図3のステップS12を実行する制御部2が直線取得部に相当する。ステップS13を実行する制御部2が交点取得部に相当する。ステップS14、S15を実行する制御部2が表示制御部に相当する。
1 OCT装置
2 制御部
3 測定部
13 表示部
16 プログラム
23 水晶体実像部
25 第1仮水晶体
25a 第1前面曲線
25b 第1後面曲線
25c、25d 第1仮水晶体の赤道部(第1仮赤道部)
26 第2仮水晶体
26a 第2前面曲線
26b 第2後面曲線
26c、26d 第2仮水晶体の赤道部(第2仮赤道部)
27 第3仮水晶体
27a 第3前面曲線
27b 第3後面曲線
27c、27d 第3仮水晶体の赤道部(第3仮赤道部)
30、31 三角形の重心点
32 重心点間直線
35、36 垂線と重心点間直線との交点
37 第4仮水晶体

Claims (10)

  1. 被検眼の断層画像を取得する画像取得部と、
    前記断層画像上に表された水晶体前面の形状を後面にも有した第1仮水晶体を設定する第1設定部と、
    前記断層画像上に表された水晶体後面の形状を前面にも有した第2仮水晶体を設定する第2設定部と、
    前記断層画像上に表された水晶体前面に沿う曲線と水晶体後面に沿う曲線とから定まる第3仮水晶体を設定する第3設定部と、
    前記第1仮水晶体の赤道部である第1仮赤道部を取得する第1取得部と、
    前記第2仮水晶体の赤道部である第2仮赤道部を取得する第2取得部と、
    前記第3仮水晶体の赤道部である第3仮赤道部を取得する第3取得部と、
    前記第1仮赤道部と前記第2仮赤道部と前記第3仮赤道部とを頂点とした三角形の重心点を取得する重心点取得部と、
    を備える検出装置。
  2. 被検眼の断層画像を取得する画像取得部と、
    前記断層画像上に表された水晶体前面に沿う第1前面曲線を設定する第1前面曲線設定部と、
    前記断層画像上の水晶体後面の位置に、前記断層画像上に表された水晶体前面の形状で定まる第1後面曲線を設定する第1後面曲線設定部と、
    前記断層画像上の水晶体前面の位置に、前記断層画像上に表された水晶体後面の形状で定まる第2前面曲線を設定する第2前面曲線設定部と、
    前記断層画像上に表された水晶体後面に沿う第2後面曲線を設定する第2後面曲線設定部と、
    前記第1前面曲線と前記第1後面曲線との交点である第1交点を取得する第1交点取得部と、
    前記第2前面曲線と前記第2後面曲線との交点である第2交点を取得する第2交点取得部と、
    前記第1前面曲線と前記第2後面曲線との交点である第3交点を取得する第3交点取得部と、
    前記第1交点と前記第2交点と前記第3交点とを頂点とした三角形の重心点を取得する重心点取得部と、
    を備える検出装置。
  3. 前記重心点取得部は、水晶体の長径方向における両側で得られる2つの前記三角形の重心点を取得する請求項1又は2に記載の検出装置。
  4. 一方の前記三角形の重心点と他方の前記三角形の重心点とを結ぶ直線を取得する直線取得部を備える請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記第3仮赤道部又は前記第3交点から前記直線に降ろした垂線と、前記直線との交点を取得する交点取得部を備える請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記重心点を赤道部とした仮水晶体を前記断層画像上に表示させる表示制御部を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の検出装置。
  7. 前記交点取得部が取得する前記交点を赤道部とした仮水晶体を前記断層画像上に表示させる表示制御部を備える請求項5に記載の検出装置。
  8. 前記画像取得部は光干渉断層法により前記断層画像を取得する請求項1〜7のいずれか1項に記載の検出装置。
  9. 被検眼の断層画像を取得する画像取得部と、
    前記断層画像上に表された水晶体前面の形状を後面にも有した第1仮水晶体を設定する第1設定部と、
    前記断層画像上に表された水晶体後面の形状を前面にも有した第2仮水晶体を設定する第2設定部と、
    前記断層画像上に表された水晶体前面に沿う曲線と水晶体後面に沿う曲線とから定まる第3仮水晶体を設定する第3設定部と、
    前記第1仮水晶体の赤道部である第1仮赤道部を取得する第1取得部と、
    前記第2仮水晶体の赤道部である第2仮赤道部を取得する第2取得部と、
    前記第3仮水晶体の赤道部である第3仮赤道部を取得する第3取得部と、
    前記第1仮赤道部と前記第2仮赤道部と前記第3仮赤道部とを頂点とした三角形の重心点を取得する重心点取得部と、
    してコンピュータを機能させるプログラム。
  10. 被検眼の断層画像を取得する画像取得ステップと、
    前記断層画像上に表された水晶体前面の形状を後面にも有した第1仮水晶体を設定する第1設定ステップと、
    前記断層画像上に表された水晶体後面の形状を前面にも有した第2仮水晶体を設定する第2設定ステップと、
    前記断層画像上に表された水晶体前面に沿う曲線と水晶体後面に沿う曲線とから定まる第3仮水晶体を設定する第3設定ステップと、
    前記第1仮水晶体の赤道部である第1仮赤道部を取得する第1取得ステップと、
    前記第2仮水晶体の赤道部である第2仮赤道部を取得する第2取得ステップと、
    前記第3仮水晶体の赤道部である第3仮赤道部を取得する第3取得ステップと、
    前記第1仮赤道部と前記第2仮赤道部と前記第3仮赤道部とを頂点とした三角形の重心点を取得する重心点取得ステップと、
    を備える検出方法。
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