JP6772412B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、被検眼の形状を測定する眼科装置に関する。詳細には、被検眼の術前形状と術後形状を評価することができる眼科装置に関する。
被検眼の対象部位(例えば、角膜、前房、水晶体等)の形状を測定する眼科装置が開発されている。例えば、特許文献1の眼科装置は、光源からの光を被検眼の内部に照射すると共にその反射光を導く測定光学系と、光源からの光を参照面に照射すると共にその反射光を導く参照光学系を備えている。測定の際には、測定光学系により導かれた反射光と参照光学系により導かれた反射光とを合成した干渉光から、被検眼内部の対象部位の位置を特定する。そして、特定された対象部位の位置から対象部位の形状を算出する。なお、眼科装置は固視灯を備えており、測定時に被検眼に固視灯を注視させることによって被検眼の視軸を固定させている。
特開2016−054854号公報
白内障手術等を行う場合、手術内容を決定するために、術前の眼形状の測定が行われる。一方、白内障手術等を行うと、その影響によって、眼形状が変化することがある。このため、術後に眼形状の測定を行い、術前と術後の眼形状の変化を評価する必要がある。被検眼の術前形状と術後形状を正確に比較するためには、術前測定時の被検眼の視軸と術後測定時の被検眼の視軸とが一致している必要がある。特許文献1の眼科装置では、被検眼に固視灯を注視させることによって、測定時の被検眼の視軸を固定させている。しかしながら、術前の被検眼は、視力が低下していることがあり、そのような場合には、固視灯を注視することが困難となる。このため、術前測定時の被検眼の視軸と術後測定時の被検眼の視軸とが一致せず、術前の眼形状と術後の眼形状を正確に比較することができないという問題があった。本明細書は、被検眼の術前形状と術後形状の変化を正確に評価する技術を提供する。
本明細書に開示する眼科装置は、被検眼の形状を測定する。眼科装置は、被検眼の2次元断層画像を取得する第1取得手段と、第1取得手段で取得される術前の被検眼の2次元断層画像に基づいて被検眼の術前形状を算出する第1算出手段と、第1取得手段で取得される術後の被検眼の2次元断層画像に基づいて被検眼の術後形状を算出する第2算出手段と、算出される術前形状と術後形状とに基づいて、術前の被検眼の2次元断層画像から求められる参照軸と、術後の被検眼の2次元断層画像から求められる参照軸と、の間のずれ量を算出する第3算出手段と、を備えている。
上記の眼科装置では、術前の被検眼の2次元断層画像と術後の被検眼の2次元断層像において、術前の被検眼の2次元断層画像から求められる参照軸と術後の被検眼の2次元断層画像から求められる参照軸との間のずれ量を算出する。このため、術前の被検眼の状態と術後の被検眼の状態が異なっていても、術前の被検眼の2次元断層画像から求められる参照軸と術後の被検眼の2次元断層画像から求められる参照軸から算出されるずれ量に基づいて、術前の被検眼の参照軸と術後の被検眼の参照軸を修正することができる。このため、被検眼の術前形状と術後形状を適切に比較することができる。
実施例1に係る眼科装置の光学系の概略構成図。 実施例1に係る眼科装置の制御系のブロック図。 実施例1に係る眼科装置において、被検眼の前眼部の形状を測定する手順の一例を示すフローチャート。 OCTにおけるラジアルスキャン方式を説明するための図。 実施例1に係る眼科装置において、強膜岬に基づいてずれ量を補正する手順の一例を示すフローチャート。 被検眼の前房隅角部を示す図。 被検眼の強膜岬の近似円を示す図。 モニタに表示される表示画面の一例を示す図。 実施例2に係る眼科装置において、角膜形状に基づいてずれ量を補正する手順の一例を示すフローチャート。 被検眼の角膜厚の分布を示す角膜厚マップ。 被検眼の角膜及び毛様体を示す断面図。 被検眼の瞳孔及び角膜輪部を示す図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)本明細書が開示する眼科装置では、参照軸は、被検眼内部の形状から予め定められた手順で算出されてもよい。被検眼内部の形状は、少なくとも前房隅角部の形状と角膜の形状と角膜輪部の形状と瞳孔の形状とのいずれかを含んでいてもよい。このような構成によると、参照軸は、少なくとも前房隅角部の形状と角膜の形状と角膜輪部の形状と瞳孔の形状とのいずれかに基づいて算出される。このため、術前と術後で形状変化が生じ難い部分(すなわち、前房隅角部、角膜、角膜輪部、瞳孔)を基準にして、参照軸を算出することができる。したがって、術前の被検眼の参照軸と術後の被検眼の参照軸のずれ量を正確に算出することができる。
(特徴2)本明細書が開示する眼科装置は、術前の被検眼の参照軸と術後の被検眼の参照軸とが一致するように、術前の2次元断層画像と術後の2次元断層画像の少なくとも一方を、算出されたずれ量に基づいて補正する補正手段をさらにそなえていてもよい。このような構成によると、ずれ量が補正された2次元断層画像では、被検眼の参照軸が一致しているため、被検眼の術前形状と術後形状を適切に比較することができる。
(特徴3)本明細書が開示する眼科装置は、第1補正手段によって補正された後の術前の2次元断層画像と術後の2次元断層画像とを比較することで、被検眼の予め設定された部位における術前と術後の位置ずれ量を算出する第4算出手段と、第4算出手段で算出された前記位置ずれ量に関する情報を記憶する記憶部と、取得手段で取得される術前の被検眼の2次元断層画像と、記憶部に記憶された位置ずれ量に関する情報とに基づいて、術後の被検眼の形状を予測する予測手段をさらに備えていてもよい。このような構成によると、参照軸のずれが補正された状態で術前の被検眼と術後の被検眼を比較することができるため、被検眼の各部位における形状の変化(位置ずれ量)を正確に算出することができる。また、正確に算出された位置ずれ量に基づいて、術後の被検眼の形状変化を予測するため、被検眼の術後形状の変化の予測精度を向上させることができる。
(特徴4)本明細書が開示する眼科装置は、被検眼の術前形状に関する情報と、被検眼の術後形状に関する情報と、ずれ量に関する情報と、を表示する第1表示手段をさらに備えていてもよい。このような構成によると、表示手段によって被検眼の術前形状と術後形状とずれ量が表示されるため、被検眼の術前と術後の形状変化を把握することができる。
(特徴5)本明細書が開示する眼科装置では、被検眼の術前形状に関する情報は、術前の被検眼の2次元断層画像であってもよく、被検眼の術後形状に関する情報は、前記術後の被検眼の2次元断層画像であってもよい。術前の被検眼の2次元断層画像と術後の被検眼の2次元断層画像は、第1補正手段によって補正されていてもよい。第1表示手段は、術前の被検眼の2次元断層画像と術後の被検眼の2次元断層画像とを並べて表示する画像と、術前の被検眼の2次元断層画像と術後の被検眼の2次元断層画像とを重ねて表示する画像の少なくとも1つを表示してもよい。このような構成によると、参照軸のずれが補正された被検眼の術前形状と術後形状を並べて表示したり、重ねて表示したりするため、術前と術後の形状変化を容易に把握することができる。
(特徴6)本明細書が開示する眼科装置では、第1表示手段によって表示される被検眼の術前形状に関する情報と被検眼の術後形状に関する情報のそれぞれは、少なくとも角膜の形状と水晶体及び眼内レンズの形状と水晶体及び眼内レンズの眼内での位置と前房隅角部の形状のいずれかを含んでいてもよい。このような構成によると、術後の視機能に対する影響が大きい角膜、水晶体及び眼内レンズ、前房隅角部の形状変化や、水晶体及び眼内レンズの眼内での位置を把握することができる。
(特徴7)本明細書が開示する眼科装置は、被検眼の角膜形状マップを取得する第2取得手段と、術前の被検眼の参照軸と術後の被検眼の参照軸とが一致するように、第2取得手段で取得される術前の角膜形状マップと術後の角膜形状マップの少なくとも一方を、算出されたずれ量に基づいて補正する第2補正手段と、をさらに備えていてもよい。このような構成によると、ずれ量が補正された角膜形状マップでは、被検眼の参照軸が一致しているため、被検眼の術前形状と術後形状を適切に比較することができる。
(特徴8)本明細書が開示する眼科装置は、第2補正手段によって補正された術前の角膜形状マップと術後の角膜形状マップを表示する第2表示手段をさらに備えていてもよい。このような構成によると、術前と術後の角膜形状の変化を容易に把握することができる。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、前眼部光干渉断層撮影装置1を用いて被検眼Eの前眼部Ecを断層撮影する際の光学系を示している。前眼部光干渉断層撮影装置1は、隅角計測、角膜曲率、角膜厚分布、前房深度の測定等の、被検者の眼球(被検眼E)の前眼部Ec(図1参照)の眼科検査、及び、角膜122から虹彩128、水晶体を含む前眼部Ecの断層画像をモニタなどに表示する眼科診断のために用いられる装置である。前眼部光干渉断層撮影装置1は、光干渉断層法(Optical Coherence Tomography:OCT)により被検眼Eの前眼部Ecの断層画像を撮影する。なお、本実施例では、前眼部断層画像撮影装置の一つである前眼部光干渉断層撮影装置1を用いているが、このような構成に限定されない。前眼部光干渉断層撮影装置1の他に、例えば、超音波を用いた超音波画像診断装置等を用いてもよく、前眼部Ecの断面画像を撮影可能な装置であれば用いることができる。
図示は省略するが、前眼部OCT1の装置本体は、保持台に対して、X方向(左右方向)、Y方向(上下方向)及びZ方向(前後方向)に移動可能に支持されている。装置本体の前面側(被検者側)には、顎受け部及び額当て部が、保持台に対して固定的に設けられている。被検者が、顎受け部に顎を載せると共に額当て部に額を当てることにより、被検者の眼(被検眼E)が、装置本体の前面に設けられた撮影用の検査窓(光の出入りが行われる窓)の正面に配置されるようになっている。
図2に示すように、前眼部光干渉断層撮影装置1には、装置本体を保持台に対して、X方向、Y方向、Z方向にそれぞれ自在に移動させる本体駆動部2が設けられている。詳しい説明は省略するが、本体駆動部2は、X方向移動モータ、Y方向移動モータ、Z方向移動モータなどを備えた周知構成を備えており、制御装置3により制御される。後述するように、この本体駆動部2及び制御装置3は、アライメント光学系4等と共に、アライメント手段及びオートアイトラッキング手段を構成する。
図2に示すように、装置本体には、制御装置3、アライメント光学系4と、OCTシステム5と、前眼部撮像系6が設けられている。制御装置3は、CPU及びメモリ等を有するマイクロコンピュータを含み、前眼部OCT1全体の制御を行う。OCTシステム5は、複数の2次元断層画像によって構成される前眼部Ecの3次元画像(以下、「前眼部3次元画像」という。)を取得する。前眼部撮像系6は、被検眼Eの正面画像を撮影する。上述のように、アライメント光学系4は、アライメント手段及びオートアイトラッキング手段を構成すると共に、角膜頂点位置検出手段を構成する。OCTシステム5、前眼部撮像系6、アライメント光学系4の詳細については後述する。
さらに、装置本体には、モニタ7及び操作部8が設けられている。モニタ7は、後面側(検者側)に配置され、被検眼Eの正面画像F(図1参照)等を表示する。操作部8は、検者が各種操作を行うためのインタフェースである。操作部8としては、図示は省略するが、測定開始スイッチ、測定領域指定スイッチ、キーボード及びマウスなどが含まれている。また、図2においては、タッチパネル9が操作部8と別の構成として記載されているが、タッチパネル9が操作部8に含まれてもよい。タッチパネル9は、モニタ7の画面と一体的に配設される。
制御装置3には、記憶部10が接続されている。記憶部10は、例えば、ハードディスク、CD−ROM/RAM、DVD−ROM/RAM、半導体メモリ等の、コンピュータが読み取り可能な記録媒体にデータを記憶させることができる装置である。記憶部10には、撮影された前眼部3次元画像の画像データ等が記憶される。
OCTシステム5は、光干渉断層法により前眼部Ecの断層画像(断面画像)を得るシステムである。本実施例では、時間的に波長を変化させて走査する波長走査光源11を用いたフーリエドメイン(光周波数掃引)方式が採用されている。
図1に示すように、波長走査光源11から出力された光は、光ファイバ12aを通って第1のファイバーカプラ13に入力される。第1のファイバーカプラ13に入力された光は、第1のファイバーカプラ13において、例えば1:99の比率で、参照光と測定光とに分波されて出力される。参照光は、光ファイバ12bを通って第1のサーキュレータ14の入力部に入力され、第1のサーキュレータ14の入出力部から光ファイバ12cを通って光ファイバ12cの端部から出力され、複数個のコリメータレンズ15を通って参照ミラー16に入射される。
参照ミラー16にて反射された参照光は、再び、複数個のコリメータレンズ15を通って光ファイバ12cの端部から入力され、光ファイバ12cを通って第1のサーキュレータ14の入出力部に入力される。そして、第1のサーキュレータ14の出力部から出力された参照光は、光ファイバ12dを通って第2のファイバーカプラ17の第1の入力部に入力される。
一方、第1のファイバーカプラ13から出力された測定光は、光ファイバ12eを通って第2のサーキュレータ18の入力部に入力される。さらに、測定光は、第2のサーキュレータ18の入出力部から光ファイバ12fを通って光ファイバ12fの端部から出力される。光ファイバ12fの端部から出力された測定光は、コリメータレンズ19を通ってガルバノスキャナ20に入力される。ガルバノスキャナ20は、測定光を走査させるためのものであり、ガルバノドライバ21により駆動される。
ガルバノスキャナ20から出力された測定光は、波長が長い側の光を反射させ、波長が短い側の光を透過させるホットミラー22により、90度の角度で反射され、対物レンズ23を通って検査窓から出射され、被検眼Eに入射される。被検眼Eに入射された測定光は、前眼部Ecの各組織部分(角膜122、前房、虹彩128、水晶体等)で反射する。その反射光は、検査窓から入射され、上記とは逆に、対物レンズ23、ホットミラー22、ガルバノスキャナ20、コリメータレンズ19を順に通って、光ファイバ12fの端部に入力される。光ファイバ12fの端部に入力された反射光は、光ファイバ12fを通って第2のサーキュレータ18の入出力部に入力され、第2のサーキュレータ18の出力部から出力され、光ファイバ12gを通って第2のファイバーカプラ17の第2の入力部に入力される。
第2のファイバーカプラ17において、光ファイバ12gを通って入力された前眼部Ecからの反射光と、光ファイバ12dを通って入力された参照光とが、例えば50:50の比率で合波され、その信号が光ファイバ12h、12iを通って検出器24に入力される。検出器24において、波長毎の干渉が計測される。計測された干渉信号は、制御装置3に設けられたADボード25に入力される。さらに、制御装置3に設けられた演算部26において、干渉信号に対するフーリエ変換などの処理が行われ、走査線に沿う前眼部Ecの断層画像が取得される。
ガルバノスキャナ20による測定光のスキャンパターン、言い換えると走査線(B−スキャン)の方向は、制御装置3において設定される。すなわち、制御装置3(演算部26)からの指令信号に基づいて、ガルバノドライバ21がガルバノスキャナ20を制御する。取得した前眼部Ecの断層画像のデータは、必要な屈折補正が行われた後、記憶部10に記憶される。また、図1に模式的に示しているように、その断層画像Tをモニタ7に表示させることができる。
前眼部撮像系6は、2個の照明光源27、対物レンズ23、ホットミラー22、コールドミラー28、結像レンズ29、CCDカメラ30、光学制御部31を備えている。2個の照明光源27は、被検眼Eの正面に可視光領域の照明光を照射するようになっている。被検眼Eからの反射光は、検査窓から対物レンズ23、ホットミラー22、コールドミラー28、及び、結像レンズ29を通って、CCDカメラ30に入力される。これにより、被検眼Eの正面画像Fが撮影される。撮影された画像データは、光学制御部31によって画像処理が行われ、モニタ7に表示される。
アライメント光学系4は、固視灯光学系、XY方向位置検出系、及びZ方向位置検出系を備えている。固視灯光学系は、被検者が固視灯を見つめることにより眼球(被検眼E)を動かさないようにさせるための構成である。XY方向位置検出系は、被検眼Eの角膜頂点のXY方向の位置(装置本体に対する上下左右の位置ずれ)を検出するための構成である。Z方向位置検出系は、被検眼Eの角膜頂点の前後方向(Z方向)の位置を検出するための構成である。
固視灯光学系は、固視灯32、コールドミラー33、リレーレンズ34、ハーフミラー35、コールドミラー28、ホットミラー22、対物レンズ23などを備えている。このため、固視灯32から出力された光(例えば、緑色の光)は、コールドミラー33、リレーレンズ34、ハーフミラー35、コールドミラー28、ホットミラー22、レンズ23を順に通って、検査窓から被検眼Eに出射される。
XY方向位置検出系は、XY位置検出光源36、コールドミラー33、リレーレンズ34、ハーフミラー35、コールドミラー28、ホットミラー22、対物レンズ23、結像レンズ37、位置センサ38などを備えている。XY位置検出光源36から、位置検出用のアライメント光が出力される。アライメント光は、コールドミラー33、リレーレンズ34、ハーフミラー35、コールドミラー28、ホットミラー22、対物レンズ23、検査窓を通って被検眼Eの前眼部Ec(角膜122)に出射される。
被検眼Eの角膜122表面が球面状であるため、アライメント光は、被検眼Eの角膜頂点の内側で輝点像を形成するようにして角膜122表面で反射される。角膜122表面からの反射光(輝点)は、検査窓から入射される。角膜頂点からの反射光は、対物レンズ23、ホットミラー22、コールドミラー28、ハーフミラー35、及び、結像レンズ37を通って位置センサ38に入力される。位置センサ38によって、その輝点の位置が検出される。これにより、角膜頂点の位置(X方向及びY方向の位置)が検出される。輝点は、CCDカメラ30の撮影画像(モニタ7の表示画像)にも表示される。
位置センサ38の検出信号は、光学制御部31を介して制御装置3に入力される。この場合において、位置センサ38と前眼部撮像系6(CCDカメラ30やモニタ7)との間でのアライメントが取られていると共に、角膜頂点の所定(正規)の画像取得位置(断層画像取得時に追従させるべき位置)が設定されている。角膜頂点の正規の画像取得位置としては、例えば、CCDカメラ30の撮影画像の中心位置(モニタ7の画面中心位置)と一致する点である。制御装置3は、位置センサ38の検出に基づいて、正規の画像取得位置に対する検出された角膜頂点(輝点)のX方向及びY方向の位置ずれ量(モニタ7の画面中心からの位置ずれ量)を求める。
Z方向位置検出系は、Z方向位置検出光源39と、結像レンズ40と、ラインセンサ41と、を備えている。Z方向位置検出光源39は、被検眼Eに対して斜め方向から検出用の光(スリット光又はスポット光)を照射する。角膜122からの斜め方向の反射光は、結像レンズ40を通ってラインセンサ41に入射される。装置本体に対する被検眼Eの前後方向(Z方向)の位置によって、ラインセンサ41に入射される反射光の入射位置が異なる。このため、入射位置の検出により、被検眼Eの装置本体に対するZ方向の位置(距離)が検出される。
ラインセンサ41の検出信号は、光学制御部31を介して制御装置3に入力される。制御装置3には、装置本体に対する被検眼E(角膜122)の適切なZ方向位置(距離)が予め設定されている。このため、ラインセンサ41の検出に基づいて、被検眼Eの適切な位置に対するZ方向のずれ量を求めることができる。
制御装置3は、XY方向位置検出系により検出された角膜頂点(輝点)のX方向及びY方向の位置ずれ量、並びに、Z方向位置検出系により検出された被検眼EのZ方向の位置ずれ量に基づいて、それらの位置ずれ量を全て0にするように、本体駆動部2を制御し、装置本体を保持台に対して移動させる。制御装置3は、断層画像取得を開始する際に、角膜頂点の位置を所定の画像取得位置に一致させるように装置本体を保持台に対して移動させるように構成されている。また、断層画像の取得処理中においても、角膜頂点と装置本体との位置関係を一定に保つように、装置本体を追従移動させる。これにより、アライメント手段及びオートアイトラッキング手段が構成される。
次に、前眼部光干渉断層撮影装置1を用いて被検眼Eの前眼部Ecの形状を測定する手順を説明する。図3のフローチャートは、被検眼Eの前眼部Ecの断層画像を撮影する際に、制御装置3が実行する処理手順を示している。
被検者が顎受け部に顎を載せると共に額当て部に額を当て、被検眼Eを装置本体の検査窓の正面に配置させた状態で、前眼部Ecの断層画像の取得の処理が開始(前眼部断層撮影プログラムが起動)される。まず、ステップS10にて、制御装置3は、前眼部撮像系6(CCDカメラ30)により撮影された被検眼Eの現在の正面画像Fをモニタ7に表示すると共に、その画面中心を水平方向に延びる走査線に沿ってスキャンした前眼部Ecの現在の断層画像Tを併せてモニタ7に表示する(図1参照)。ただし、この時点では、それら正面画像F及び断層画像Tのデータはメモリに取込まれることはない。
制御装置3は、検者が測定開始スイッチをオン操作したことを検知すると(ステップS12)、ステップS14において、アライメント光学系4等によるX,Y,Z方向のアライメントを開始する。角膜頂点認識用の輝点が正規の画像取得位置と一致しない場合(ステップS16でNO)、制御装置3は、ステップS14に戻り、再びアライメントを行う。角膜頂点認識用の輝点が正規の画像取得位置と一致する場合に(ステップS16でYES)、制御装置3は、アライメントを完了する。続いて、ステップS18において、制御装置3は、OCTシステム5により、前眼部Ecの断層画像の取得処理を実行する。断層画像の取得処理中は、オートアイトラッキングが機能し、角膜頂点認識用の輝点が常に正規の画像取得位置(CCDカメラ30の撮影画像の中心位置)と一致するように、アライメント光学系4等により装置本体が追従移動する。
本実施例において、ステップS18における断層画像の取得処理は、図4に示すラジアルスキャンの方式により実行される。これにより、前眼部Ecの断層画像が全領域に亘って取得される。つまり、B−スキャン方向を放射方向とし、C−スキャン方向を円周方向として断層画像の取込みが行われる。このとき、被検眼Eの動きがあっても、オートアイトラッキングにより、装置本体と被検眼Eとの位置関係が一定に保たれる。これにより、走査線が角膜頂点を通る直線上からずれることを未然に防止することができる。なお、本実施例では、ステップS18において16枚の断層画像が取り込まれるが、このような構成に限定されない。ラジアルスキャンによって取得される断層画像は、16枚より多くてもよいし、また、16枚より少なくてもよい。ステップS20では、制御装置3は、取得(撮影)された断層画像のデータを、メモリに取込む。
ステップS22では、制御装置3は、各断層画像データの屈折補正処理を行う。ほぼ球面状をなす角膜122(角膜122表面及び前房との境界面)において、測定光が屈折するため、得られたそのままの断層画像には歪みが生じている。このため、その角膜屈折に対する画像データの補正が行われる。補正処理が行われた画像データは、記憶部10に記憶される。
次に、本実施例の眼科装置が実施する、術前の被検眼Eの形状と術後の被検眼Eの形状とを比較・評価する処理について説明する。本処理を実施するには、まず、術前に被検眼Eの2次元断層画像を上述した手順で取得し、また、術後に被検眼Eの2次元断層画像を上述した手順で取得する。術前と術後にそれぞれ取得された2次元断層画像は、記憶部10に記憶される。次いで、取得した術前の2次元断層画像から求められる術前の被検眼Eの固視方向を示す参照軸と、取得した術後の2次元断層画像から求められる術後の被検眼Eの固視方向を示す参照軸のずれを補正する。そして、参照軸のずれが補正された術前と術後の2次元断層画像を比較して、術前と術後の被検眼Eの形状変化を評価する。まず、参照軸のずれを補正する手順について詳細に説明する。例えば、白内障手術等の術前と術後において、被検眼Eの形状が変化する。この形状変化を精度よく評価するためには、術前に取得した2次元断層画像における被検眼Eの固視方向を示す参照軸と術後に取得した2次元断層画像における被検眼Eの固視方向を示す参照軸を一致させる必要がある。2次元断層画像を取得する際は、被検者に固視灯を固視するように指示することで視軸を一致させるようにしている。しかしながら、手術前は視力が低下しているため、取得された2次元断層画像の固視方向の軸がずれてしまうことがある。本実施例では、強膜岬SSに基づいて、術前の被検眼Eの固視方向の参照軸と術後の被検眼Eの固視方向の参照軸のずれを補正する。なお、本実施例では、参照軸として、被検眼Eの固視方向の軸を用いているが、このような構成に限定されない。術前と術後の被検眼Eにおいて、同一の手段で求められ、ずれを補正した後に術前と術後の被検眼Eが一致する軸であれば、参照軸として用いることができる。
強膜岬SSに基づいて術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれを補正する手順について説明する。図6に示すように、強膜岬SSは、前房隅角部120に位置しており、線維柱帯132、毛様体124及び強膜126の境界に位置している。強膜岬SSは、白内障手術等の術前と術後で変形しにくいことが知られている。このため、強膜岬SSの位置を基準として、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれ量を算出する。
図5に示すように、まず、演算部26は、術前の被検眼Eの2次元断層画像と術後の被検眼Eの2次元断層画像をそれぞれ記憶部10から取得する(S30)。すなわち、演算部26は、上述したラジアルスキャンによって算出された16枚の術前の被検眼Eの2次元断層画像を記憶部10から取得する。同様にして、演算部26は、上述したラジアルスキャンによって算出された16枚の術後の被検眼Eの2次元断層画像を記憶部10から取得する。
次に、術前の被検眼Eの2次元断層画像と術後の被検眼Eの2次元断層画像の各々について、強膜岬SSの位置を検出する(S32)。強膜岬SSの位置は、検者がマウス等の入力装置(図示しない)を用いて、2次元断層画像内にポイント入力することによって検出される。したがって、検者は、16枚の術前の被検眼Eの2次元断層画像の各々について、強膜岬SSの位置を特定し、16枚の術後の被検眼Eの2次元断層画像の各々について、強膜岬SSの位置を特定する。なお、本実施例では、強膜岬SSの位置は検者が特定することによって検出されるが、強膜岬SSの位置は演算部26が画像処理プログラムを実行することで検出してもよく、本実施例の構成に限定されない。
強膜岬SSの位置が検出されると、演算部26は、記憶部10に記憶されている複数の2次元断層画像に基づいて、被検眼Eの3次元画像を構築する(S34)。具体的には、図7に示すように、演算部26は、ラジアルスキャンによって取得した16枚の術前の被検眼Eの2次元断層画像から、術前の被検眼Eの3次元画像を構築する。同様にして、演算部26は、16枚の術後の被検眼Eの2次元断層画像から、術後の被検眼Eの3次元画像を構築する。
3次元画像が構築されると、演算部26は、強膜岬SSを表す近似円110を算出する(S36)。すなわち、演算部26は、ステップS32で検出された強膜岬SSの位置を示す32点を曲線近似し、強膜岬SSを表す近似円110を算出する。曲線近似されることによって算出される形状は、被検眼Eによって円となることもあれば、楕円となることもあるが、本実施例では、円近似されたものと楕円近似されたものの両方を「強膜岬SSの近似円」と称する。ステップS36では、術前の被検眼Eと術後の被検眼Eの各々について、強膜岬SSの近似円が算出される。
強膜岬SSの近似円110が算出されると、演算部26は、強膜岬SSの近似円110の法線ベクトルNと強膜岬SSの近似円110の中心の座標を算出する(S38)。演算部26は、術前の被検眼Eと術後の被検眼Eの各々について、近似円110の法線ベクトルNと中心の座標を算出する。本実施例では、この法線ベクトルNと一致する軸を参照軸とする。
強膜岬SSの法線ベクトルNと中心座標が算出されると、演算部26は、術前の被検眼Eの強膜岬SSの近似円110を、術後の被検眼Eの強膜岬SSの近似円110に一致するように移動(位置補正)させる(S40)。術前と術後で形状がほとんど変化しない強膜岬SSを一致させることによって、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれを補正することができる。なお、本実施例では、術後の被検眼Eの強膜岬SSと一致するように、術前の被検眼Eの強膜岬SSの位置を補正したが、このような構成に限定されない。例えば、術前の被検眼Eの強膜岬SSと一致するように、術後の被検眼Eの強膜岬SSの位置を補正してもよいし、術前の被検眼Eの強膜岬SSと術後の被検眼Eの強膜岬SSが一致するように、両者の位置を補正してもよい。
なお、本実施例では、強膜岬SSに基づいて、術前の被検眼Eの固視方向の参照軸と術後の被検眼Eの固視方向の参照軸のずれを補正しているが、このような構成に限定されない。白内障手術等の術前と術後で変形しにくい部位であれば、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれ量を算出するための基準にすることができる。例えば、図6に示す、前房隅角部120に位置するシュワルベ136、隅角底138、毛様体溝140及びシュレム管142の中心のいずれかを強膜岬SSの代わりに用いることができる。なお、シュワルベ136は、角膜122内皮と、デスメ膜134の角膜122辺縁での終端部と、線維柱帯132の前縁との境界に位置している。隅角底138は、角膜122後面、毛様体124及び虹彩128前面の境界に位置している。毛様体溝140は、虹彩128後面と毛様体突起125の境界に位置している。シュレム管142は、線維柱帯132と強膜126の間に位置する管状組織である。シュレム管142を用いる場合には、シュレム管142の中心の位置を検出して用いることができる。
また、本実施例では、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれが一致するように、術前の被検眼Eの2次元断層画像と術後の被検眼Eの2次元断層画像の少なくとも1つの位置を補正しているが、このような構成に限定されない。例えば、術前と術後の被検眼Eの2次元断層画像に基づいて算出された術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれ量に基づいて、術前の被検眼Eの角膜形状マップと術後の被検眼Eの角膜形状マップのずれを補正してもよい。具体的には、上述したステップS30〜S38によって術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれ量を算出する。算出されたずれ量に基づいて、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれが一致するように、術後の被検眼Eの角膜形状マップ及び術後の被検眼Eの角膜形状マップのいずれかをずれ量分補正する。なお、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれが一致するように、術前の被検眼Eの角膜形状マップと術後の被検眼Eの角膜形状マップの両者を補正してもよい。
上記のように術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれが補正されると、演算部26は、補正後の術前・術後の被検眼Eの画像をモニタ7に表示する。検査者は、モニタ7に表示される画像から、術前と術後の被検眼Eの形状変化を評価することができる。モニタ7に表示される表示画面について図を参照して詳細に説明する。上述したように参照軸のずれが補正されると、演算部26は、補正された被検眼Eの各部位の画像をモニタ7に表示する。図8には、モニタ7に表示される被検眼Eの各部位の形状に関する情報の一例を示している。図8に示すように、モニタ7には、パラメータ表示欄70と、角膜形状マップ76と、眼内レンズ模式図78と、前眼部断層像80と、表示設定欄82が表示されている。
パラメータ表示欄70は、角膜形状に関するパラメータ表示欄72と、水晶体又は眼内レンズに関するパラメータ表示欄74を備えている。本実施例のパラメータ表示欄70では、角膜形状に関するパラメータ表示欄72を上段に配置し、水晶体又は眼内レンズに関するパラメータ表示欄74を下段に配置している。
角膜形状に関するパラメータ表示欄72には、角膜屈折力及び角膜円柱度のパラメータが表示されている。本実施例では、上段に角膜屈折力のパラメータを表示し、下段に角膜円柱度のパラメータを表示している。また、角膜屈折力及び角膜円柱度のパラメータは、左から順に、術前の被検眼E、術後の被検眼E、術前と術後の差分について表示されている。術前及び術後の角膜形状についてパラメータ表示することによって、容易に定量評価することができる。
水晶体又は眼内レンズに関するパラメータ表示欄74には、水晶体又は眼内レンズの傾き、偏心、前房深度のパラメータが表示されている。本実施例では、上段に傾きに関するパラメータを表示し、中段に偏心に関するパラメータを表示し、下段に前房深度に関するパラメータを表示している。また、傾き、偏心、前房深度のパラメータは、左側に術前の水晶体について表示されており、右側に術後の眼内レンズについて表示されている。術前の水晶体に関するパラメータと、術後の眼内レンズに関するパラメータを合せて表示することによって、両者を容易に比較することができる。
角膜形状マップ76は、上段に角膜屈折力について表示し、下段に角膜厚について表示している。また、角膜屈折力と角膜厚は、左から順に、術前の角膜形状、術後の角膜形状、術前と術後の差分について表示している。術前、術後、差分についてそれぞれ表示することによって、術前と術後の角膜122の状態を視覚的に評価することができる。また、角膜屈折力を評価することによって、手術に起因する惹起乱視の状態を評価することができる。角膜厚を評価することによって、眼内レンズ挿入時に設けた角膜切開の治癒状況を評価することができる。角膜形状マップ76は、パラメータ表示欄70の右側に配置している。
眼内レンズ模式図78は、眼内レンズに関するパラメータ表示に基づいて、眼内レンズの状態を模式的に表示している。眼内レンズの状態を模式的に表示することによって、眼内レンズが傾いている方向を視覚的に容易に把握し評価することができる。眼内レンズ模式図78は、パラメータ表示欄70の下方に配置している。
前眼部断層像80は、左側に術前の被検眼Eの前眼部Ecの断層像と術後の被検眼Eの前眼部Ecの断層像を上下に表示し、右側に術前と術後の被検眼Eの前眼部Ecの断層像を重ねた画像を表示している。両者を重ねた状態の画像を表示することによって、術前と術後の形状変化を容易に評価できる。また、両者を重ねた画像と共に、術前と術後の断層像をそれぞれ表示することによって、両者を重ねることによってかえって評価し難くなる部分についても正確に比較評価することができる。前眼部断層像80は、角膜形状マップ76の下方であって、かつ、眼内レンズ模式図78の右側に配置している。
表示設定欄82には、画面表示に関する各種の設定が表示されている。表示設定欄82では、例えば、透過率、カラーパレット、明るさ、コントラスト等に関する設定を行うことができる。表示設定欄82は、モニタ7の右側に配置される。
モニタ7には、画面の上部に角膜形状に関するパラメータ表示欄72と角膜形状マップ76が表示され、画面の下部に水晶体又は眼内レンズに関するパラメータ表示欄74と眼内レンズ模式図78と前眼部断層像80が表示されるように配置される。すなわち、角膜形状に関する表示欄を画面の上部にまとめて設け、水晶体又は眼内レンズに関する表示欄を画面の下部にまとめて設けている。このため、白内障手術等の術後の被検眼Eの視機能に大きな影響を与える、角膜形状に関する情報と、水晶体又は眼内レンズの関する情報について、視覚的に容易に評価しやすくなる。また、パラメータ表示欄70と、角膜形状マップ76と、眼内レンズ模式図78と、前眼部断層像80を同時に表示することによって、角膜122や水晶体又は眼内レンズの形状変化、及び水晶体又は眼内レンズの眼内での位置を評価しやすくすることができる。なお、モニタ7には術前の被検眼Eの前房隅角部120の形状と術後の被検眼Eの前房隅角部120の形状を表示してもよい。
上述した解析が終了すると、演算部26は解析結果を記憶部10に記憶させる。なお、記憶部10に記憶される解析結果は、上述したモニタ7に表示した解析結果だけでなく、モニタ7に表示していない解析結果を含んでいてもよい。記憶部10に記憶される解析結果としては、例えば、角膜122前面及び後面の曲率半径、角膜厚の分布、前房深度、眼内レンズの傾き、眼軸長等について、術前と術後の被検眼Eの変化を評価した結果を挙げることができる。白内障手術等の術後の被検眼Eは、手術等の影響によって、角膜122前面及び後面の曲率半径、角膜厚の分布、前房深度、眼内レンズの傾き、眼軸長等が変化することがある。演算部26は、これらの解析結果を記憶部10に記憶させ、記憶させた解析結果に基づいて白内障手術等によって生じる形態変化を予測することができる。例えば、手術前に手術対象眼の形状測定を行い、その測定結果に基づいて術前の眼形状が類似する眼データ(術前と術後の眼形状及びその解析結果)を記憶部10から特定する。そして、手術前に測定した手術対象眼の眼形状と、記憶部10から特定した眼データ(特に、術後の眼形状及び術前術後の変形量)とから、術後の手術対象眼の眼形状を予測する。解析結果を記憶部10に蓄積することによって、術前の被検眼Eの形状から、術後の被検眼Eの形態変化をより精度よく予測することが可能となる。これにより、例えば、眼内レンズの度数計算の精度を向上させることができる。
本実施例の眼科装置は、術前の被検眼Eの固視方向を示す参照軸と術後の被検眼Eの固視方向を示す参照軸との間のずれ量を算出し、算出されたずれ量に基づいて術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸が補正される。特に、術前の被検眼Eにおいては、視力の低下によって、固視灯を注視することが困難な場合がある。そのような場合であっても、2次元断層画像の取得後に固視方向のずれを補正することができるため、術前の被検眼Eと術後の被検眼Eの形状変化を適切に評価することができる。
また、本実施例の眼科装置は、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれを補正した状態の被検眼Eの各部位の形状をモニタ7に表示する。このため、術前と術後の被検眼Eの各部位の形状変化を正確に評価することができる。また、モニタ7には、被検眼Eの各部位について、術前形状と術後形状と両者の形状変化の差分を並べて表示する。あるいは、モニタ7には、形状変化の差分を表示する代わりに、術前形状と術後形状を重ねて表示する。このため、術前と術後の形状変化を容易に把握することができる。
また、本実施例の眼科装置は、術前と術後の形状変化に関する情報を記憶部10に記憶させる。すなわち、術前と術後の形状変化の解析結果を蓄積させることができる。このため、術前形状から術後形状を予測することが可能となり、解析結果の蓄積が多くなるほど、その予測精度を向上させることができる。これにより、例えば、眼内レンズの度数計算の精度を向上させることができる。
上述の実施例1では、強膜岬SSの形状に基づいて術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれを補正したが、このような構成に限定されない。術前と術後において形状が変化しにくい組織であれば、その形状に基づいて参照軸のずれを補正することができる。実施例2では、角膜形状に基づいて術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれを補正する手順について説明する。なお、実施例2は、角膜形状に基づいて術前と術後の被検眼Eの参照軸のずれを補正する構成が実施例1と相違しており、その他の構成は実施例1と略同一となっている。そこで、参照軸のずれを補正する構成以外の構成についての説明は省略する。
図9に示すように、まず、演算部26は、術前の被検眼Eの2次元断層画像と術後の被検眼Eの2次元断層画像をそれぞれ記憶部10から取得する(S50)。なお、ステップS50は、上述のステップS30と同様のステップであるため、詳細については省略する。
次に、演算部26は、被検眼Eの術前の角膜形状と術後の角膜形状を算出する(S52)。演算部26は、16枚の術前の被検眼Eの2次元断層画像のそれぞれから、術前の被検眼Eの角膜形状を算出する。具体的には、各2次元断層画像について、角膜122の前面及び後面の位置情報から角膜厚が算出される。角膜厚の算出は、各二次元断層画像において、角膜122の頂点を含む複数の点について行われる。例えば、角膜122の頂点から所定の間隔で配置された複数の点について角膜厚が算出される。そして、演算部26は、術前の被検眼Eの16枚の2次元断層画像のそれぞれについて算出された角膜厚を用いて、術前の被検眼Eの角膜厚の分布を示す角膜厚マップ(図10参照)を算出する。図10から明らかなように、角膜厚マップは、被検眼Eを正面視したときの角膜厚の2次元分布を表している。同様にして、演算部26は、16枚の術後の被検眼Eの2次元断層画像に基づいて、術後の被検眼Eの角膜厚マップを算出する。
術前と術後の被検眼Eの角膜形状(すなわち、角膜厚マップ(図10))が算出されると、演算部26は、術前の被検眼Eの角膜厚マップから、術前の被検眼Eの角膜厚が最も薄くなっている部位(最薄位置)103の座標を算出する(S54)。角膜122においては、頂点部分の角膜厚が最も薄くなっている。このため、算出された最薄位置103が角膜122の頂点部分と推定することができる。同様にして、演算部26は、術後の被検眼Eの角膜厚マップから、術後の被検眼Eの角膜厚の最薄位置103の座標を算出する。
次に、演算部26は、最薄位置103が角膜厚マップの中心200に配置されるように回転補正する(S56)。図11に示すように、被検眼Eの固視方向を示す参照軸がずれていると、最薄位置103は中心200から参照軸のずれ量だけずれる。このため、最薄位置103を角膜厚マップの中心200と一致するように回転補正することによって、被検眼Eの参照軸のずれを補正することができる。この補正は、術前の被検眼Eで行うと共に、術後の被検眼Eについても同様に行う。すなわち、術前の被検眼Eの最薄位置103を角膜厚マップの中心200に配置する。また、術後の被検眼Eの最薄位置103についても角膜厚マップの中心200に配置する。
最後に、演算部26は、術前の被検眼Eと術後の被検眼Eの座標補正の差分を算出する(S58)。すなわち、ステップS56で補正した術前の被検眼Eの角膜厚の最薄位置103と、ステップS56で補正した術後の被検眼Eの角膜厚の最薄位置103の差分を算出する。この差分が、術前の被検眼Eと術後の被検眼Eのずれ量として記憶部10に記憶される。記憶された差分(ずれ量)を用いることで、術前と術後の各二次元断層画像を正しい位置に補正することができる。なお、本実施例では、術前の被検眼Eの角膜厚の最薄位置103を中心200に補正すると共に、術後の被検眼Eの最薄位置103を中心200に補正したが、このような構成に限定されない。例えば、術前の被検眼Eの角膜厚の最薄位置103の座標と一致するように、術後の被検眼Eの角膜厚の最薄位置103の座標を補正してもよいし、術後の被検眼Eの角膜厚の最薄位置103の座標と一致するように、術前の被検眼Eの角膜厚の最薄位置103の座標を補正してもよい。また、視軸や注視線、照準線などの眼の参照軸を中心に補正をしてもよい。このような方法によっても、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸とが一致し、術前と術後の被検眼Eの形状変化を正確に評価することができる。
なお、本実施例では、角膜形状に基づいて術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれを補正しているが、このような構成に限定されない。白内障手術等の術前と術後で変形しにくい組織であれば、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれ量を算出するための基準にすることができる。例えば、図12に示す、瞳孔112の形状及び角膜輪部116の形状のいずれかを角膜形状の代わりに用いることができる。瞳孔112の形状に基づいてずれ量を補正する場合には、瞳孔112の形状から瞳孔中心114の座標を算出し、術前の被検眼Eと術後の被検眼Eの瞳孔中心114の座標を補正することができる。また、角膜輪部116の形状に基づいてずれ量を補正する場合には、角膜122と結膜130の境界である角膜輪部116の形状から角膜輪部116の中心(図示省略)の座標を算出し、術前の被検眼Eと術後の被検眼Eの角膜輪部116の中心の座標を補正することができる。すなわち、角膜厚の最薄位置103の代わりに、瞳孔中心114や角膜輪部116の中心の座標を算出することによって、術前の被検眼Eの参照軸と術後の被検眼Eの参照軸のずれ量を算出することができる。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
1:光干渉断層撮影装置
3:制御装置
4:アライメント光学系
5:OCTシステム
6:前眼部撮像系
7:モニタ
10:記憶部
26:演算部
70:パラメータ表示欄
76:角膜形状マップ
78:眼内レンズ模式図
80:前眼部断層像
103:角膜厚の最薄位置
110:強膜岬の円近似
112:瞳孔
114:瞳孔中心
116:角膜輪部
120:前房隅角部
122:角膜
124:毛様体
125:毛様体突起
126:強膜
128:虹彩
130:結膜
132:線維柱帯
134:デスメ膜
136:シュワルベ
138:隅角底
140:毛様体溝
142:シュレム管
200:中心
E:被検眼
Ec:前眼部
SS:強膜岬

Claims (8)

  1. 被検眼の形状を測定する眼科装置であって、
    被検眼の2次元断層画像を取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段で取得される術前の被検眼の2次元断層画像に基づいて被検眼の術前形状を算出する第1算出手段と、
    前記第1取得手段で取得される術後の被検眼の2次元断層画像に基づいて被検眼の術後形状を算出する第2算出手段と、
    算出される前記術前形状と前記術後形状とに基づいて、前記術前の被検眼の2次元断層画像から求められる参照軸と、前記術後の被検眼の2次元断層画像から求められる参照軸と、の間のずれ量を算出する第3算出手段と、を備えており、
    前記参照軸は、被検眼の前房隅角部の形状から算出される近似円の法線ベクトルである、眼科装置。
  2. 前記術前の被検眼の参照軸と前記術後の被検眼の参照軸とが一致するように、前記術前の2次元断層画像と前記術後の2次元断層画像の少なくとも一方を、算出された前記ずれ量に基づいて補正する第1補正手段をさらに備えている、請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記第1補正手段によって補正された後の前記術前の2次元断層画像と前記術後の2次元断層画像とを比較することで、被検眼の予め設定された部位における術前と術後の位置ずれ量を算出する第4算出手段と、
    前記第4算出手段で算出された前記位置ずれ量に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記取得手段で取得される術前の被検眼の2次元断層画像と、前記記憶部に記憶された前記位置ずれ量に関する情報とに基づいて、の被検眼の術後形状を予測する予測手段をさらに備えている、請求項に記載の眼科装置。
  4. 被検眼の術前形状に関する情報と、被検眼の術後形状に関する情報と、前記ずれ量に関する情報と、を表示する第1表示手段をさらに備えている、請求項又はに記載の眼科装置。
  5. 前記被検眼の術前形状に関する情報は、前記術前の被検眼の2次元断層画像であり、
    前記被検眼の術後形状に関する情報は、前記術後の被検眼の2次元断層画像であり、
    前記術前の被検眼の2次元断層画像と前記術後の被検眼の2次元断層画像は、前記第1補正手段によって補正されており、
    前記第1表示手段は、前記術前の被検眼の2次元断層画像と前記術後の被検眼の2次元断層画像とを並べて表示する画像と、前記術前の被検眼の2次元断層画像と前記術後の被検眼の2次元断層画像とを重ねて表示する画像の少なくとも1つを表示する、請求項に記載の眼科装置。
  6. 前記第1表示手段によって表示される前記被検眼の術前形状に関する情報と前記被検眼の術後形状に関する情報のそれぞれは、少なくとも角膜の形状と水晶体及び眼内レンズの形状と水晶体及び眼内レンズの眼内での位置と前房隅角部の形状とのいずれかを含む、請求項又はに記載の眼科装置。
  7. 被検眼の角膜形状マップを取得する第2取得手段と、
    前記術前の被検眼の参照軸と前記術後の被検眼の参照軸とが一致するように、前記第2取得手段で取得される術前の被検眼の角膜形状マップと術後の被検眼の角膜形状マップの少なくとも一方を、算出された前記ずれ量に基づいて補正する第2補正手段と、をさらに備えている、請求項1に記載の眼科装置。
  8. 前記第2補正手段によって補正された前記術前の被検眼の角膜形状マップと前記術後の被検眼の角膜形状マップとを表示する画像と、前記術前の被検眼の角膜形状マップと前記術後の被検眼の角膜形状マップとの差分マップを表示する画像の少なくとも1つを表示する第2表示手段をさらに備えている、請求項に記載の眼科装置。
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