JP2021055966A - 空気調和機用の風向板 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機用の風向板において、端部の形状を空気吹出口の形状に合わせて容易に変更できるようにする。【解決手段】特に天吊型空気調和機に用いられる長尺の帯板状の風向板21を、風向板本体23と、その端部に取り付けられる側板部24とを備える構成とし、風向板本体23を押出成型品、側板部24を射出成型品とする。【選択図】図8b

Description

本発明は、空気調和機の室内機の空気吹出口内に回動可能に配置される風向板に関し、さらに詳しく言えば、天吊型空気調和機の室内機に好適な長尺の風向板(上下風向板)に関するものである。
空気調和機の室内機の中で、吊り下げボルト等により被空調室の天井に設置される天吊型空気調和機の室内機は、天井面と対向する天面パネル、被空調室の床面と対向する前面パネル、左側の側面パネル、右側の側面パネルおよび後面パネルを有する筐体を備え、多くの場合扁平な形状である。
筐体内は、仕切板によって、室内熱交換器およびドレンパンが収納される熱交換器室と、送風ファン(シロッコファン)が収納される送風機室とに仕切られている。
通常では、前面パネル側に熱交換器室が配置され、後面パネル側に送風機室が配置されており、熱交換器室側の筐体の前方に空気吹出口が設けられ、送風機室の底面側に空気吸込口が設けられている。空気吸込口には、エアフィルタを有する吸込グリルが取り付けられ、空気吹出口には風向板が設けられている。
これによれば、送風ファンの運転により、室内空気は空気吸込口の吸込グリルから筐体内に吸い込まれ、熱交換器を通って冷媒と熱交換されたのち、筐体の前方の空気吹出口から室内に向けて吹き出される。
特許文献1に示されているように、天吊型空気調和機において、空気吹出口は横方向(左右方向)に長く延びる開口部として形成されており、これに伴って、風向板には長尺の帯板状のものが用いられる。
風向板は樹脂製であるが、長尺の風向板を射出成型により作製すると金型が大型となるため、金型コストが高くなる。また、機種ごとに風向板の長さが異なる場合、その長さに応じて金型を起こす必要があり、金型のコストが嵩む。このため、風向板自体のコストも高くなる。
そこで、長尺の風向板はコストが安価な押出成型により作製するようにしているが、その両端は直線的な切断面であるため、意匠性が損なわれる、という問題がある。
特開2014−173760号公報(図1参照)
そこで、本発明の課題は、端部の形状を空気吹出口の形状に合わせて容易に変更することができる空気調和機用の風向板を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、いくつかの特徴的に態様を備え、その第1の態様は、空気調和機の室内機の空気吹出口内に回動可能に配置され、上記空気吹出口から吹き出される空気流の風向きを所定の角度範囲内で上下方向に偏向する空気調和機用の風向板において、帯状の風向板本体と、上記風向板本体の少なくとも一端側に一体に取り付けられる側板部とを備えていることを特徴としている。
第2の態様は、上記風向板本体と上記側板部は超音波溶着により一体に結合される連結部を備え、上記風向板本体側の連結部は上記風向板本体の裏面側に段部を形成して肉薄とした第1溶着面を有するとともに、上記側板部側の連結部は上記側板部の正面側に段部を形成して肉薄とし上記第1溶着面と重ねられる第2溶着面を有し、上記第2溶着面側に超音波溶着時に溶融部となるリブが形成されていることを特徴としている。
第3の態様は、上記側板部に回転軸が設けられていることを特徴としている。
第4の態様は、上記風向板本体の裏面側には、上記回転軸を有する軸支部が一体に取り付けられていることを特徴としている。
第5の態様は、上記軸支部は上記風向板本体に対する連結部を有し、上記連結部には超音波溶着時に溶融部となるリブが形成されていることを特徴としている。
第6の態様は、上記側板部には、上記風向板本体の上縁および下縁に連なる所定の曲面が形成されていることを特徴としている。
第7の態様として、本発明には、上記空気吹出口内に上記の特徴を有する空気調和機用の風向板を備えた天吊型空気調和機も含まれる。
本発明によれば、端部の形状を空気吹出口の形状に合わせて容易に変更することができる空気調和機用の風向板が提供される。
本発明による天吊型空気調和機を床面側から見上げた外観斜視図。 上記天吊型空気調和機の底面図。 図2のA−A線断面図。 上記天吊型空気調和機の吸込グリルを開いた状態で示す底面側斜視図。 上記天吊型空気調和機の分解斜視図。 (a)上記天吊型空気調和機の側面図、(b)そのB−B線断面図。 上記天吊型空気調和機のサイドカバーの空気吹出口側への回り込み部分を示す拡大図。 本発明による風向板を示す正面側の斜視図。 本発明による風向板を示す裏面側の斜視図。 上記風向板の風向板本体と側板部とを分離して示す斜視図。 上記側板部の溶着面を示す斜視図。 上記風向板に取り付けられる軸支部の溶着面を示す斜視図。 上記天吊型空気調和機において電装品箱の取付け位置を示す斜視図。 上記天吊型空気調和機において接続配管の引き回し状態を示す底面図。 上記天吊型空気調和機において接続配管の引き出し可能方向を示す床面側から見上げた外観斜視図。 上記天吊型空気調和機において筐体の両コーナー部分に設けられる接続配管用の引出窓を示す要部斜視図。 上記天吊型空気調和機において前面パネルの吊り下げ構造を示す断面図。 上記前面パネルの吊り下げフックを示す底面図。 上記前面パネルの吊り下げ状態を示す斜視図。 図16の吊り下げ部分を示す拡大斜視図。 上記前面パネルの仮固定手段を示す斜視図。 前面パネルの先端部の係止構造を示す断面図。 電装品箱の蓋体が閉じられている状態を示す斜視図。 電装品箱の蓋体を開ける途中の状態を示す斜視図。 電装品箱の蓋体を開け状態を示す正面図。 ドレンパンの底面側斜視図。 ドレンパンを筐体に取り付ける状態を示す側面図。 図22bの斜視図。 ドレンパンを筐体に取り付ける手順を示した側面図。 ドレンパンを筐体に取り付ける手順を示した側面図。 ドレンパンを筐体に取り付ける手順を示した側面図。 上記天吊型空気調和機を壁吊り設置した状態を示す斜視図。 上記壁吊り設置に用いられるL字アングルを示す斜視図。 上記壁吊り設置にも適用可能なテンプレートを示す平面図。
次に、図1ないし図22を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
《全体構成》
まず、図1ないし図5を参照して、本発明による天吊型空気調和機1は、被空調室内の天井に設置される室内機で、扁平な筐体10を備えている。この実施形態の説明において、上方(上面側)、前方(前面側)、後方(後面側)、側方(側面側)、下方(底面側)は図1を基準にしており、前方(前面側)は筐体を斜めに見た側になる。
筐体10は、図示しない吊り下げボルト等により被空調室(室内)の天井に吊り下げられて設置される。なお図示しないが、壁吊り設置として、逆L字状のハンガー装置に支持されて天井近くに設置される場合もある。
筐体10は、天井面と対向する天面パネル(天面板)11と、左側の側面パネル(側面板)12Lと、右側の側面パネル(側面板)12Rと、前面パネル(前面板)13と、後面パネル(後面板)14とを備えている。
左側の側面パネル12Lと、右側の側面パネル12Rを区別する必要がない場合には、総称として側面パネル12とする。なお、図1,2において、側面パネル12は化粧用のサイドカバー15(15L,15R)が被せられているため見えていない。これらの各パネル11〜14は板金製で、特に前面パネル13には化粧鋼板が用いられるが、各パネル11〜14は合成樹脂製であってもよい。
図3に示すように、筐体10の内部は仕切板16により、前後方向に熱交換器室17と送風機室18とに区画されている。熱交換器室17内には、室内熱交換器171とドレンパン172が収納されている。
ドレンパン172は例えば発泡スチロール製で、露受け皿として室内熱交換器171の下方に配置されている。前面パネル13は化粧カバーとしてドレンパン172の底面に沿ってドレンパン172を覆うように配置されている。後述するように、前面パネル13は着脱可能で、ドレンパン172のメンテナンス時(例えば清掃時)に外される。
熱交換器室17の前方(筐体10の前端側)には空気吹出口20が設けられている。空気吹出口20は横方向(左右方向)に長く延びる横長の開口部で、その内部には空気吹出口20から吹き出される空気流の風向きを所定の角度範囲内で上下方向に偏向する風向板(上下風向板)21が設けられている。また、風向板21の後ろ側には空気吹出口20から吹き出される空気流の風向きを左右方向に偏向する風向板(左右風向板)22が設けられている。
送風機室18の内部には、送風機としてのシロッコファン181が収納されている。この例では、図4に示すように、4台のシロッコファン181が用いられている。シロッコファン181のファンケーシンク182の吹出口が仕切板16を貫通して熱交換器室17内に入り込んでいる。
送風機室18の底面が空気吸込口30になっている。空気吸込口30内にはエアフィルタ32を有する吸込グリル31が設けられている。吸込グリル31は前面パネル13の後端に接するように配置されており、前面パネル13と吸込グリル31とにより、筐体10の底面が構成されている。吸込グリル31はその後端311側が後面パネル14の下端に軸支されており、図4に示すように、反時計方向に回転させて開くことができる。
シロッコファン181の運転により、室内空気が吸込グリル31のエアフィルタ32を通して送風機室18内に吸い込まれ、ファンケーシンク182から熱交換器室17内に吹き出され、室内熱交換器171にて冷媒と熱交換された後、空気吹出口20から室内に向けて吹き出され、室内の空調が行われる。
《筐体の外形形状(サイドカバー)》
側面パネル12L,12Rには、それぞれ、化粧用のサイドカバー15L,15Rが取り付けられる。サイドカバー15L,15Rは左右対称であるため、それらを区別する必要がない場合には、総称としてサイドカバー15と言う。
図6(a)(b)を参照して、サイドカバー15は、床面側から見上げた際、筐体10を薄く見せてボリューム感を減ずるため、天井側の上部領域151と、床面側の下部領域152とに区画されている。
サイドカバー15は、上部領域151と下部領域152の境界部分153が筐体10の外方に向けて突出する断面くの字状の外形を備えている。すなわち、左側のサイドカバー15Lは、その境界部分153が左側に突出するように断面くの字状に形成され、右側のサイドカバー15Rは、その境界部分153が右側に突出するように断面くの字状に形成されている。
これによれば、天井に設置されている筐体10を見上げた際に、上部領域151の全部もしくは一部が下部領域152により隠され、筐体10が薄く見える。また、壁吊り設置の場合、図22aに示すように、筐体10はL字アングル70により支持されるが、L字アングル70が見えにくくなる。
これらの効果をより高めるには、図6(b)に示すように、境界部分153における上部領域151側に、所定幅(例えば、12mm程度)の段差部154が境界部分153に沿って形成されることが好ましい。これによれば、上部領域151よりも下部領域152が筐体10の外側に配置されるため、上部領域151がより見えにくくなる。
下部領域152は帯状面を形成して、一方の例えば右側のサイドカバー15Rから天面パネル11の前面カバー部110を経て他方の左側のサイドカバー15Lにかけて一連に繋がるように形成されている。
図6を参照して、前面カバー部110は、下部領域152が天面パネル11側に回り込むに伴って境界部分153および段差部154が天面パネル11に突き当たって消失する終端部111から空気吹出口20側の筐体10の前端10aにかけての部分であり、空気吹出口20の上面に相当する。
好ましくは、天面パネル11の前面カバー部110に、上記終端部111から上記前端10aに向けて下り勾配となる傾斜面を持たせるとともに、サイドカバー15の下部領域152を空気吹出口20の上縁側に回り込むように湾曲させて、図7に示すように、下部領域152のサイドカバー15から前面カバー部110に至る角部C1に大きな曲率の第1曲面R1を持たせて角を落とすとよい。
これによれば、視覚効果により下部領域152が一連の帯状面として一体感をもって捉えられ、筐体10のボリューム感、横への張り出し感が軽減でき、実際の幅よりもコンパクトに見せる効果が奏される。
なお、この効果をより際立たせるうえで、図7に示すように、空気吹出口20の角部201および上下風向板21の角部211にも、下部領域152のサイドカバー15から前面カバー部110に至る角部C1と同様な曲率の曲面を持たせることが好ましい。
また、帯状の下部領域152が後面パネル14側にも回り込んでいる感じを表現するため、サイドカバー15の下部領域152を後面パネル14側に回り込むように湾曲させて、
図2に示すように、下部領域152の後端側の角部C2に所定曲率の縦長の第2曲面R2を持たせるとよい。これによれば、前方からの見上げ視線で、下部領域152の後端側の角部C2に実際よりも大きな曲面がとれているように見せる効果が奏される。
サイドカバー15(15L,15R)は、その周縁に筐体10側に回り込むフランジ部155を備えている。運転状態等を表示する表示器40は、サイドカバー15(この実施形態では、右側のサイドカバー15R)のフランジ部155に配置されている。
《風向板》
次に、図8(a)(b)および図9(a)〜(c)により、空気吹出口20内に配置される風向板(上下風向板)21の構成について説明する。
風向板21は、空気吹出口20の大きさに合わせて形成された長尺の帯板状を呈しており、図3に示すように、空気吹出口20を閉じたときに、外観的に前面パネル13との一体感が得られるように断面が弓形に湾曲している。図8aが風向板21の正面側(凸面側)で、図8bが風向板21の裏面側(凹面側)である。
風向板21は、風向板本体23と、風向板本体23の図8(b)において左端側に取り付けられる左側の側板部24Lと、風向板本体23の図8(b)において右端側に取り付けられる右側の側板部24Rとを備えている。この実施形態において、左側の側板部24Lと右側の側板部24Rは左右対称形であり、区別する必要がない場合には、総称として側板部24と言う。
風向板本体23は押出成型品であり、その両端は長さ方向と直交する直線に沿って切断されている。図9(a)にその内の一方の左側の端面232を示す。また、風向板本体23の両端部の裏面側には、連結部としての段部を形成して肉厚を薄くした溶着面(第1溶着面)231が形成されている。
図9(a)に示すように、側板部24(24L,24R)は金型内での射出成形品で、風向板本体23の端部に取り付けられる連結部241と、連結部241の端部からほぼ直角に立ち上がるように形成されたフランジ片242とを備えている。
連結部241の正面側(凸面側)には、段部を形成して肉厚を薄くした溶着面(第2溶着面)243が形成されている。この溶着面243は、風向板本体23側の溶着面231と対向し、重ね合わされたとき、押出成型による風向板本体23の1枚分の厚さとなる。
すなわち、第1の溶着面231と第2の溶着面243は相欠き継手の関係にあり、側板部24の溶着面243側には、風向板本体23の端面232が突き当たる段差面244が直線的に形成されており、また、風向板本体23の溶着面231側には、側板部24の端面246が突き当たる段差面233が直線的に形成されている。
このように、風向板本体23の端面232と側板部24の段差面244、側板部24の端面246と風向板本体23の段差面233とが、それぞれ、直角かつ平行であることにより、風向板本体23と側板部24との溶着部において、風向板21の正面側と裏面側に表れる接合線は1本となる。すなわち、正面側の接合線は裏面にまで抜けず、正面側の接合線は裏面にまで抜けない。
また、側板部24において、溶着面243は側板部24の片側に設けられ、側板部24のフランジ片242側の残部を意匠性を高めるデザイン部として使用することができるため、意匠性に富んだ風向板21が得られる。
フランジ片242には、風向板21の回転軸210aが外向きに設けられている。
溶着面231と溶着面243は、超音波溶着法により一体的に溶着される。そのため、図9(b)に示すように、側板部24側の溶着面243には超音波溶着時の溶融部となるリブ245が複本数形成されている。
溶着用のリブ245は、風向板本体23の溶着面231側に形成されてもよいが、この実施形態のように、側板部24の溶着面243側に溶着用のリブ245を形成することにより、超音波溶着時にヒケが生じたとしても、風向板本体23の正面側にはヒケの跡が出ないようにすることができる。
側板部24は射出成型により作製されるため、図7で説明したように、風向板21の角部211にも、下部領域152のサイドカバー15から前面カバー部110に至る角部C1と同様な曲率の曲面を持たせることができる。
風向板本体23は長尺であるため、風向板本体23の裏面側にも回転軸210bを有する軸支部25が例えば2箇所に取り付けられる。軸支部25は、風向板本体23に対する連結部としての溶着部251と、溶着部251の端部からほぼ直角に立ち上がるように形成されたフランジ片252とを備えている。
フランジ片252にも回転軸210bが設けられている。軸支部25は、その回転軸210bが側板部24側の回転軸210aと同軸となるように、溶着部251が風向板本体23の裏面側に超音波溶着により一体的に溶着される。
そのため、図9cに示すように、軸支部25の溶着部251にも、超音波溶着時の溶融部となるリブ253が複本数形成されている。このように、軸支部25の溶着部251に溶着用のリブ253を形成することにより、超音波溶着時にヒケが生じたとしても、風向板本体23の正面側にはヒケの跡が出ないようにすることができる。
図示しないが、空気吹出口20内には回転軸210a,210bの軸受部と、風向板駆動用のモータが設けられており、風向板21は、空気吹出口20内において回転軸210a,210bを中心として回動可能に支持され、モータにより全閉位置と全開位置との間で駆動される。
なお、図7に示すように、天面パネル110の前面カバー部110とサイドカバー15の合わせ目の符号を202とし、風向板21の風向板本体23と側板部24との合わせ目の符号を203として、風向板21を閉じたときに、それらの合わせ目202,203が一直線上に揃うようにすることが好ましい。
この風向板21の構成によれば、機種ごとに風向板21の長さが異なる場合、押出成型される風向板21の長さだけを変えればよく、側板部24(24L,24R)は共用できるため、余分なコストをかけることなく、風向板21の長さが異なる異機種に対応することができる。
《電装品箱》
図10を併せて参照して、本発明において、電装品箱50は側面パネル12L,12Rのいずれか一方の側面パネル12の外面側に設けられる。具体的には、側面パネル12とサイドカバー15により形成される空間S(図6(b)参照)内に配置される。これによれば、サイドカバー15を外すことにより電装品箱50に容易にアクセスすることができ、例えば部品交換等の作業が行いやすくなり作業性が向上する。
好ましくは、表示器40に近い側の側面パネル12、この実施形態では、右側の側面パネル12Rに配置されるとよい。これによれば、電装品箱50と表示器40との配線長が短くなり、筐体10内に長い配線を引き回す必要がなくなる。
図示しないが、室内熱交換器171は左側もしくは右側の一端に冷媒配管の配管連結部を備えている。配管連結部には配管温度センサーや電子膨張弁等(ともに図示しない)が設けられているため、より好ましくは、室内熱交換器171の上記配管連結部も電装品箱50が設けられる側の側面パネル12(この実施形態では、右側の側面パネル12R)側に配置されるとよい。
すなわち、電装品箱50は、左側の側面パネル12Lもしくは右側の側面パネル12Rのうちの、表示器40を有するサイドカバー15が取り付けられ、かつ、室内熱交換器171の配管連結部が配置される側の側面パネル12に取り付けられることが好ましい。
なお、側面パネル12は、天吊り用の吊り具(図示しない)が設けられるだけの強度を有する板金製であることから、電装品箱50を取付け易い。
本発明において、電装品箱50は、その内部にアクセスしやすくメンテナンス性の良い構成を備えており、その構成を図20aないし図20cを参照して説明する。なお、図20aにおいて、電装品箱50は図10とは異なる方向から見られている。
電装品箱50は、側面パネル12に固定される箱本体520と、箱本体520に着脱可能に被せられる蓋体530とを備えている。箱本体520は、サイドカバー15側の一側面が開口部523として開放されており、その内部には、図20cに示すように、各種の電気部品が収納されている。
蓋体530は、箱本体520の開口部523に着脱可能に取り付けられるが、蓋体530の箱本体520に対するネジ止部として、箱本体50の横方向に対向する2辺521,522のうちの一方の辺521側に配置される第1ネジ止め部540と、他方の辺522側に配置される第2ネジ止め部550とを備えている。なお、箱本体50の横方向とは、図20aにおいて、斜め手前から斜め後方に向く方向(図20cにおいて左右方向)である。
第1ネジ止め部540は、係合孔541と雄ネジ542とを含み、この場合、係合孔541は、箱本体50の横方向に沿って長い長軸を有する楕円形の長孔からなる。
第2ネジ止め部550は、係合溝551と雄ネジ552とを含み、この場合、係合溝551は、箱本体50の横方向に沿って延在し端部が蓋体530の側縁に至って開放された横長のU字状(コ字状)をなす溝からなる。
また、上記したように、サイドカバー15が筐体10の外方に突出する断面くの字状に形成されているため、蓋体530には、それに合わせて電装品箱50の中央部分510に越屋根状の隆起部531が設けられている。これによれば、その隆起部531に背の高い部品(例えば、大型のアルミニウム電解コンデンサ等)を配置することができる。
蓋体530を開けるには、まず、第1ネジ止め部540の雄ネジ542と第2ネジ止め部550の雄ネジ552を緩めて、蓋体530を図20aにおいて左方向に移動し、雄ネジ552を係合溝551から外す。これにより、図20bに示すように、蓋体530の第2ネジ止め部550側を開くことができる。
好ましくは、雄ネジ542を十分に緩めて、背の高い部品が蓋体530にぶつからないように、蓋体530を外側に向けて浮かせる。雄ネジ542,552は、箱本体520から取り外すことなく箱本体520に取りに付けたままとする。
続いて図20cに示すように、蓋体530を第1ネジ止め部540を支点として同図矢印方向に回転させることにより、蓋体530を箱本体520にぶら下げることができるとともに、箱本体520内の電気部品にアクセスすることができる。
蓋体530を閉めるには、上記とは逆に、図20c→図20b→図20aの順を辿ればよい。
上記したように、本発明によれば、サイドカバー15を外すだけで電装品箱50にアクセスすることができる。また、第1ネジ止め部540と第2ネジ止め部550の各雄ネジ542,552を緩めることにより、蓋体530を箱本体520にぶら下げるようにして開けることができる。
《接続配管の引き回し》
次に、図3、図5および図11ないし図13を参照して、室外機と接続するための接続配管Pの引き回しについて説明する。本発明によれば、室外機と接続するための接続配管Pを室外機の配置や室内の間取り等に応じて、後面パネル14側の左コーナー部141Lと右コーナー部141Rのいずれからでも引き出すことができる。なお、接続配管Pにはガス側配管と液側配管とが含まれている。
本発明によると、先に説明したように、電装品箱50がシロッコファン181と後面パネル14との間ではなく、側面パネル12とサイドカバー15により形成される空間S内に配置されることから、図3に示すように、送風機室18内でシロッコファン181と後面パネル14との間の空間を接続配管Pを通す配管スペース180として利用することができる。
ここで、室内熱交換器171の配管連結部が右側に配置されているとすれば、図10に示すように、接続配管Pは、その配管連結部から右側の側面パネル12Rに沿って後面パネル14の右コーナー部141Rに向かい、そこから上方に向かう上出し、後ろ出し、横出し(右)のいずれかが選択される。図10には後ろ出しが示されている。
これに対して、接続配管Pを左コーナー部141Lから引き出す場合、接続配管Pは、右コーナー部141Rで左コーナー部141Lに向かってほぼ直角に折り曲げられ、シロッコファン181と後面パネル14との間の配管スペース180を通されて左コーナー部141Lに至る。そして、接続配管Pは、上出し、後ろ出し、横出し(左)のいずれかが選択される。
この配管引き出し作業を容易とするため、図11に示すように、右コーナー部141Rと左コーナー部141Lには、それぞれ、3方向に引き出し可能とする配管引出部190が設けられている。図11は、接続配管Pを右コーナー部141Rから横引出し(Ps)、後出し(Pb)する態様と、左コーナー部141Lから後出し(Pb)する態様を示している。
図13に示すように、左コーナー部141Lの配管引出部190には、側面パネル12に設けられた横出し用の第1引出部191と、後面パネル14に設けられた後ろ出し用の第2引出部192と、天面パネルに設けられた上出し用の第3引出部193とが含まれている。
この実施形態において、このうち、横出し用の第1引出部191と後ろ出し用の第2引出部192は予め打ち抜かれた開口部として形成されているが、上出し用の第3引出部193は例えば打撃を加えることにより容易に除去することができる蓋付きのノックアウトホールからなる。横出し用の第1引出部191と後ろ出し用の第2引出部192をノックアウトパネルによる引出部としてもよい。
なお、上出し用の第3引出部193は、必ずしも右コーナー部141Rと左コーナー部141Lの双方に設けられる必要はない。本実施例では、室内熱交換器171の配管連結部側の右コーナー部141R側に設けられている。
ここで、図3ないし図5を参照して、送風機室18の空気吸込口30内において、仕切板16と後面パネル14との間には、エアフィルター32のフィルターガイドを兼ねる骨格材としての梁金具33が複数本(この例では3本)架け渡されている。
接続配管Pがシロッコファン181のファンケーシング182に接触すると、ファンケーシング182の振動により耳障りな異音が発生することがある。
この実施形態によれば、この耳障りな異音の発生を防止するため、梁金具33と天面パネル11との間に、シロッコファン181のファンケーシング182と後面パネル14との間の配管スペース180内を通される接続配管Pを押さえる押さえ金具34が設けられる。
図10と図13に示すように、側面パネル12の送風機室18の後面パネル14側寄りには、接続配管Pを室内熱交換器171から引き出されている管継手(例えば、フレアレス管継手)Jに接続する際に、作業者の手が入れられるようにするためのほぼU字状(コ字状)に大きく抉られた配管接続作業用の開口部125が形成されている。なお、開口部125は横出し用の第1引出部191として利用されることもある。
開口部125は、後面パネル14に沿って延在する第1側辺部126と、底辺に相当する第2側辺部127と、第1側辺部126と対向する第3側辺部128とにより囲まれている。
このうち、特に第1側辺部126は後面パネル14の支持部材としての役割を有しているため、開口部125による強度不足となっており、設置現場への搬送時の振動や落下衝撃等により筐体10に歪み等が生ずるおそれがある。
そこで、この実施形態では、開口部125に補強ステー35を配置して機械的強度を高めるようにしている。補強ステー35は接続配管Pの引き出しに邪魔にならないように配置することが好ましい。
そのため、この実施形態では、図10に示すように、第1側辺部126から第2側辺部127にかけて補強ステー35を斜めに取り付けるようにしている。これによれば、図13に示すように、補強ステー35を取り付けたまま接続配管Pを開口部125(横出し用の第1引出部191)から引き出すことができる。
この実施形態において、補強ステー35は着脱可能に設けられている。補強ステー35は、当該天吊型空気調和機1が天井に設置された後は開口部125から取り外されてもよい部品である。そこで、本発明では、補強ステー35を押さえ金具34として用い、補強ステー35の有効利用を図っている。
《前面パネルの吊り下げ》
室内機のメンテナンス時、例えばドレンパン172を筐体10から外して清掃する等のドレンパンのメンテナンス時に前面パネル13を外すことになるが、前面パネル13は化粧鋼板からなり、大きいこともあってかなりの重量があることから、前面パネル13の取外し、取付け時には一人では支えきれない場合がある。そこで、本発明では、前面パネル13を吸込グリル31側の開位置にまで移動可能、かつ、筐体10に吊り下げ可能とする構造とした。
図3、図13ないし図16を参照して、前面パネル13の吸込グリル31側の後端131には逆L字状のアングル部135が形成されている。アングル部135は、前面パネル13の後端131から垂直に立ち上がる縦板部135aと、縦板部135aの上端から吸込グリル31側(図14では右方向)直角に折り曲げられた横板部135bとが含まれている。
仕切板16の下端には、ほぼ直角に折り曲げられたフランジ部161が一体に形成されている。フランジ部161には梁金具33の一端が取り付けられている。前面パネル13がドレンパン172の底面を覆っている通常時、図13に示すように、横板部135bはフランジ部161の下面に接している。
図14を併せて参照して、横板部135bの底面側には、左右一対の同軸的な軸受溝137a,137aを有する軸受金具137が溶接等により固着されている。軸受金具137により、前面パネル13の後端131に吊り下げフック60が取り付けられる。
吊り下げフック60は丸棒の鋼線材よりなる。吊り下げフック60はほぼコ字状に折り曲げられ全体として門型で、頂部601と、頂部601の両端が同方向に平行に延びる左右一対の脚部602,602と、脚部602,602の下端から同軸として互いに反対方向に折り曲げられた軸部603,603とを有している。
吊り下げフック60は、その頂部601が梁金具33の上面331側に配置された状態(引っ掛けられた状態)で、軸部603,603が軸受金具137の軸受溝137a,137a内に係合している。
吊り下げフック60は、少なくとも左右の2箇所、好ましくは各梁金具33ごとに設けられるとよい。また、吊り下げフック60の頂部601と、梁金具33の上面331はともに水平面(当該室内機の設置時の水平面)と平行であることが好ましく、これによれば、前面パネル13を吊り下げた状態で、前面パネル13の左右方向の揺れが防止される。
また、図14に示すように、前面パネル13の後端131側のアングル部135内に、吸込グリル31の開く側の先端312が面一状に入り込み、前面パネル13と吸込グリル31との間にも隙間が生じないようにしている。
そのための構成として、アングル部135の縦板部135aには係合孔136が形成されている。これに対して、吸込グリル31は互いに平行な複数の横桟313,313,…備えているが、その内の先端側の横桟313aは前後方向(図13において左右方向)にスライド可能であり、横桟313aには、そのスライドに伴って係合孔136に対して出入りする係合片314が設けられている。
また、図18に示すように、前面パネル13の側縁の内面側には、係合爪138が設けられている。係合爪138は、板金製の平板でくの字状の鉤部を備えている。これに対して、側面パネル12の側縁側には、係合爪138の相手方となる係合孔123が設けられている。係合孔123は前後方向に延びるスリット状の孔である。
通常時、前面パネル13は筐体10に数箇所でネジ止めされている。ドレンパン172のメンテナンス時にそのネジを外すと、前面パネル13はドレンパン172から離れ落下しようとするが、係合爪138が係合孔123の縁に引っかかるため、前面パネル13はドレンパン172から若干離れた位置に保持される(仮固定)。なお、前面パネル13を開く際には、図4に示すように、先に吸込グリル31が開かれる。
前面パネル13は、ネジが外されると前後方向にスライド可能になる。そこで、前面パネル13を前側(図18において手前側、図3において左側)にスライドさせて係合爪138を係合孔123から外す。
これにより、図16に示すように、前面パネル13がその後端131側の吊り下げフック60を支点として吊り下げられる。このとき、前面パネル13の重量は筐体10のほぼ中央部分にかかるため、筐体10に偏荷重がかからずバランスよく吊り下げられることになる。
また、上記したように、吊り下げフック60の頂部601と、梁金具33の上面331をともに水平面(当該室内機の設置時の水平面)と平行とすることにより、前面パネル13を吊り下げた状態で、前面パネル13の左右方向の揺れが防止される。
また、吊り下げフック60の頂部601を梁金具33の上面331上を滑らしながら、図16の矢印に示すように、前面パネル13を吸込グリル31側の開位置にまで移動させることができる。
前面パネル13は、ドレンパン172のメンテナンス後にドレンパン172を覆う元の位置に戻されてネジ止めされるが、図19に示すように、前面パネル13の先端側には折返し部133が形成されているとともに、これと対応するドレンパン172側には、折返し部133が嵌合する窪み173が形成されている。
窪み173内には前面パネル13の折返し部133が着脱可能に引っ掛けられる係止突起174が形成されている。上記したように、前面パネル13は、ネジが外されると前後方向にスライド可能になるため、前面パネル13を図19において左方向にずらすと、折返し部133が係止突起174から外れ、前面パネル13を図19において右方向にずらすと、折返し部133が係止突起174に係止される。これにより、前面パネル13の先端側に隙間が生じないようにしている。
《ドレンパン》
次に、図21aないし図21eを参照して、ドレンパン172のメンテナンスの作業性が改善された構成について説明する。
図21aに示すように、ドレンパン172は、その左側面172Lと右側面面072Rとに、それぞれ、筐体10に対するネジ止め金具175を備えている。ドレンパン172は樹脂(発泡スチロール)製で、ネジ止め金具175はインサート成型されている。左側のネジ止め金具175と右側のネジ止め金具175は同じ形状である。
この実施形態において、ネジ止め金具175は、筐体10のうちの側面パネル12(12L,12R)の下縁に形成されているフランジ12fにネジ止めされる。ネジ止め金具175には雄ネジ177が用いられるが、フランジ12fには、雄ネジ177の相手方としての雌ネジ孔178が設けられている。
ネジ止め金具175には、雄ネジ177が挿通する係合孔176が設けられている。図21cに示すように、係合孔176は、内径が雄ネジ177の頭部177hよりも小さい小径部176Sと、内径が雄ネジ177の頭部177hよりも大きい大径部176Lとを備えている。
小径部176Sと大径部176Lは一つの孔として繋がっており、雄ネジ177は小径部176Sと大径部176Lとの間を移動可能である。
ドレンパン172は、雄ネジ177が係合孔176内に挿通された状態において、室内熱交換器171に対する露受け位置と、空気吹出口20側寄りの取外し位置との間を移動可能、すなわち筐体10の前後方向に移動可能である。小径部176Sと大径部176Lは筐体10の前後方向に沿って配置されている。
ドレンパン172が露受け位置にあるとき、小径部176Sが雌ネジ孔178に対応しネジ止め金具175が雄ネジ177によって締め付けられる。これにより、ドレンパン172は露受け位置に固定される。
メンテナンス時にドレンパン172を取り外すには、まず、雄ネジ177を外すことなく緩める。このように、雄ネジ177を緩めることにより、ドレンパン172は筐体10に支持された状態で移動可能となる。
次に、ドレンパン172を前方である空気吹出口20側寄りの取外し位置に移動して、係合孔176の大径部176が雌ネジ孔178の上に来るようにする。これにより、ネジ止め金具175が雄ネジ177から外れるため、ドレンパン172を筐体10から取り外すことができる。
このように、本発明によれば、雄ネジ177を外すことなく緩めるだけでよい。また、ドレンパン172を取外し位置に移動させると、ドレンパン172の左右両側が同時に雄ネジ177から外されるため、ドレンパン172を傾けることなく床面に下ろすことができる。
ここで、ドレンパン172を筐体10に取り付ける手順について説明する。まず、雄ネジ177を緩めておき、大径部176L内に雄ネジ177を入れる。このとき、図21dに示すように、ドレンパン172の先端部172aは空気吹出口20側にある断熱材20aの上に載る。
次に、図21eに示すように、ドレンパン172を左矢印方向にずらして、雄ネジ177を小径部176Sに入れ、その後に、図21eに示すように、ドレンパン172を右方向に戻して、ドレンパン172の先端部172aを空気吹出口20側にある断熱材20aに突き当てる。
《テンプレート》
次に、図22aないし図22cにより、天吊型空気調和機1をL字アングル70を用いて壁吊り設置する場合について説明する。本発明によると壁吊り設置する際には、図22cに示すテンプレート80を用いてL字アングル70の位置合わせを行うことができる。
図10に戻って、側面パネル12には、図示しない天井側に設置された吊り下げボルトに対する吊り受金具129が左側の側面パネル12Lに2箇所、右側の側面パネル12Rに2箇所、合計4箇所に設けられている。
図22aに壁吊り設置された天吊型空気調和機1を示すが、壁吊り設置には図22bに示すL字アングル70が左側のL字アングル70Lと右側のL字アングル70Rの2つが用いられる。
L字アングル70(70L,70R)は、筐体10の天面パネル11に沿って配置される横梁部710と、横梁部710に対してほぼ直角をなす縦梁部720とを有し、縦梁部720は壁面等に例えば強固な板金製の取付基板(図示しない)を介して取り付けられる。
横梁部710には、図示しないボルト等を介して側面パネル12側の吊り受金具129が連結される。そのため、左側のL字アングル70Lの横梁部710を左側の吊り下げ位置である筐体10の左側の側辺の上部に、また、右側のL字アングル70Rの横梁部710を右側の吊り下げ位置である筐体10の右側の側辺の上部に、それぞれ、位置合わせする必要がある。
図22cを参照して、テンプレート80には、天井からの上記吊り下げボルトを吊り受金具129に位置合わせするための吊り受金具129の位置を示すドットマーク810が左側2箇所と右側2箇所に表示されている。
これに加えて、テンプレート80には、天吊型空気調和機1をL字アングル70,70により壁吊り設置する場合にも適用可能とするため、L字アングル70L,70Rを筐体10の左側と右側の各側辺の上部に位置合わせするための案内線820,820がドットマーク810,810から引き出されている。
この実施形態では、テンプレート80をL字アングル70に沿って配置しやすくするため、テンプレート80内に、天面パネル11に対応するメインプレート801と、後面パネル14に対応しメインプレート801に対して折曲げ可能なサブプレート802とを含ませ、L字アングル70の位置合わせ用の案内線820をドットマーク810からサブプレート802にかけて表示している。
使用するにあたっては、サブプレート802を壁面に配置し、L字アングル70L,70Rを案内線820,820の位置に合わせて壁面等に固定する。その後、天吊型空気調和機1をL字アングル70L,70Rの間に配置し、図示しない吊り下げボルト等により各L字アングル70に吊り受金具129を連結する。このようにして、天吊型空気調和機1をL字アングル70L,70Rに速やかに取り付けることができる。
通常、この種の天吊型空気調和機1は直方体状の梱包箱に入れられて搬送されるため、梱包箱の上面もしくは底面にメインプレート801を印刷し、上面もしくは底面に隣接する側面にサブプレート802を印刷するようにしてもよい。この他、テンプレート80には、例えば外気導入パイプの配管位置等が表示されているが、本発明とは直接関係しないため、その説明は省略する。
1 天吊型空気調和機
10 筐体
11 天面パネル
12(12L,12R) 側面パネル
129 吊り受金具
13 前面パネル
135 アングル部
135a 縦板部
135b 横板部
136 係合孔
137 軸受金具
137a 軸受溝
138 係合爪
14 後面パネル
141(141L,141R) コーナー部
15(15L,15R) サイドカバー
151 上部領域
152 下部領域
153 境界部分
154 段差部
155 フランジ部
16 仕切板
17 熱交換器室
171 室内熱交換器
172 ドレンパン
18 送風機室
180 配管スペース
181 シロッコファン
20 空気吹出口
21 風向板
23 風向板本体
24 側板部
25 軸支部
30 空気吸込口
31 吸込グリル
313 横桟
313a 先端側の横桟
314 係合片
32 エアフィルタ
33 梁金具
34 押さえ金具
35 補助ステー
40 表示器
50 電装品箱
520 箱本体
530 蓋体
540 第1ネジ止め部
550 第2ネジ止め部
60 吊り下げフック
601 頂部
602 脚部
603 軸部
70 L字アングル
710 横梁部
720 縦梁部
80 テンプレート
801 メインプレート
802 サブプレート
810 ドットマーク
820 案内線

Claims (7)

  1. 空気調和機の室内機の空気吹出口内に回動可能に配置され、上記空気吹出口から吹き出される空気流の風向きを所定の角度範囲内で上下方向に偏向する空気調和機用の風向板において、帯状の風向板本体と、上記風向板本体の少なくとも一端側に一体に取り付けられる側板部とを備えていることを特徴する空気調和機用の風向板。
  2. 上記風向板本体と上記側板部は超音波溶着により一体に結合される連結部を備え、上記風向板本体側の連結部は上記風向板本体の裏面側に段部を形成して肉薄とした第1溶着面を有するとともに、上記側板部側の連結部は上記側板部の正面側に段部を形成して肉薄とし上記第1溶着面と重ねられる第2溶着面を有し、上記第2溶着面側に超音波溶着時に溶融部となるリブが形成されている
  3. 上記側板部に、回転軸が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の風向板。
  4. 上記風向板本体の裏面側には、上記回転軸を有する軸支部が一体に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の風向板。
  5. 上記軸支部は上記風向板本体に対する連結部を有し、上記連結部には超音波溶着時に溶融部となるリブが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の空気調和機の風向板。
  6. 上記側板部には、上記風向板本体の上縁および下縁に連なる所定の曲面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の空気調和機の風向板。
  7. 上記空気吹出口内に請求項1ないし6のいずれか1項に記載の空気調和機の風向板を備えた天吊型空気調和機。
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