JP2021054467A - 横シール機及び充填包装装置 - Google Patents

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敏範 郷田
Toshinori Goda
敏範 郷田
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Abstract

【課題】 より強くしごくことができ、融着時に被シール材の加熱領域に欠陥が発生することをより防止し得、単位時間当たりに包装袋を形成し得る数量を増大し得る横シール機及び充填包装装置を提供する。【解決手段】 駆動ヘッド部61及び受け2ヘッド部62の当接面161,162は、縦方向へ倣う外側へ凸な円弧状に成形してあり、駆動ヘッド部61が受けヘッド部62に当接して、更に両者に互いに当接させる力が駆動部9から印加された場合、ラックギア66が支持板71から進出して、揺動用ギア65が対応するラックギア66上を正回動するため、揺動用ギア65の回動に応じて駆動ヘッド部61が支持軸63,63周りに揺動し、また、受けヘッド部62は駆動ヘッド部61の揺動に追従して揺動する。【選択図】 図2

Description

本発明は、帯状のシートを包装袋に成形しつつ、内部に被包装物を充填する充填包装装置に適用され、前記シートを筒状に成形した筒体を幅方向へシールする横シール機、及び該横シール機を備える充填包装装置に関する。
食品製造業にあっては、帯状のシートを包装袋に成形しつつ、内部に被包装物を充填する充填包装装置が用いられている。
図9は後述する特許文献1に開示された充填包装装置の要部構成図であり、図中、Rは帯状のシートを巻回してなるシートロールである。シートロールRから引き出されたシートSは複数のロール120,120,…を介して所要の張力が印加されつつ襟首型整形板130へ誘導され、そこで襟首型に整形された後、鉛直方向へ配置された円筒状の筒型整形板140の上端近傍部分へ誘導され、帯状の両縁部分をそれぞれ所定幅突き合わされるとともに、帯状の他の部分は筒型整形板140の外周面に倣って円筒状に成形される。
筒型整形板140の下端近傍の位置には、シートSの突き合わされた両縁部分を融着させる融着機150が筒型整形板140の外周面から所定距離を隔てて対向配置してあり、該融着機150によってシートSの突き合わされた両縁部分が融着され、筒状体Tとなって筒型整形板140の下方へ引き出されて行くようになっており、この筒状体T内には、筒型整形板140内を貫通させてなる注入管200から液状又はゲル状等の被充填材が注入されるようになっている。筒型整形板140の下方位置には、筒状体Tを挟持して下流へ送る一対の送りロール121,121、筒状体T内に注入される被充填材Gの量を規制するための一対の規制板240,240、筒状体Tの全幅領域を封止して包装袋H,H,…となすための横シール機260、及び各包装袋H,H,…の間を切断する切断機270がこの順で配設してあり、被充填材が充填された包装袋H,H,…となって搬出される。
図10は図9に示した横シール機260の構成及び動作を説明する説明図である。
図10に示したように、横シール機260は、前述した筒状体Tの幅寸法より大きい幅寸法になしたローラ本体261を備え、筒状体Tに転接してこれを加圧する加圧ローラ部260aと、筒状体Tを加熱する棒状の加熱器360を内蔵する受け部260bとを横方向へ適宜距離を隔てて対向配置してなり、加圧ローラ部260aと受け部260bとは図示しない駆動部によって、互いに当接するまで前進し、また当初位置まで後退する動作を繰り返すようになっている。なお、受け部260bの加圧ローラ部260aが当接する当接面は平坦になしてある。
加圧ローラ部260aは前記ローラ本体261を加圧アーム264の先端に支持させてなり、加圧アーム264の基端は当該加圧アーム264が進退方向へ移動可能、及びこれと直交する上下方向へ揺動自在に支持されている。また、加圧アーム264にはローラ本体261に付勢するバネ状の弾性部材265が外嵌してあり、加圧アーム264の底部には、当該加圧アーム264より短い長さ寸法の支持軸266が配置してあり、支持軸266の一端は機体に、また支持軸266の他端は加圧アーム264の先端側から垂下された軸267に、いずれも回動自在に連結してある。
このような構成の横シール機260にあっては、図10(a)に示したように、駆動部によって加圧ローラ部260a及び受け部260bを前進させて、図10(b)に示したように、加圧ローラ部260aを受け部260bに圧接させると、弾性部材265が収縮することに伴い、図10(c)に示したように、加圧アーム264の先端が下方位置から上方位置へ揺動し、弾性部材265の付勢力を受けながらローラ本体261が受け部260bの当接面上を下方位置から上方位置へ転接して行くため、筒状体Tをその全幅に亘ってしごくとともに、受け部260bに内蔵された加熱器360によって、筒状体Tをその全福に亘って融着する。これによって、筒状体Tの受け部260bによる加熱領域から被充填材を排除して、融着時の被充填材の熱膨張によって、筒状体Tの加熱領域に欠陥が発生することを防止していた。
特開2009−91002号公報
しかしながら、このような従来の横シール機260にあっては、受け部260bの高さ位置は固定しておき、加圧アーム264の先端部を上下方向へ揺動させることによって、ローラ本体261を受け部260bの当接面に下方位置から上方位置へ転接させて筒状体Tをしごいていたため、筒状体Tに対するしごき力が比較的弱く、受け部260bによる筒状体Tの加熱領域から被充填材を排除しきれず、融着時に筒状体Tの加熱領域に欠陥が発生する虞があった。
また、従来の横シール機260にあっては、ローラ本体261内に加熱器を配設することができず、受け部260bに内蔵させた加熱器360によって筒状体Tの一側からのみ加熱を実施しているため、筒状体Tに対する加熱力が弱く、単位時間当たりに包装袋H,H,…を形成し得る数量には限界があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、より強くしごくことができ、融着時に被シール材の加熱領域に欠陥が発生することをより防止し得、また単位時間当たりに包装袋を形成し得る数量より多くすることができる横シール機、及び該横シール機を備える充填包装装置を提供する。
(1)本発明に係る横シール機は、縦方向へ搬送される筒状の被シール材の搬送方向と交わる横方向へ対向配置される第1ヘッド部及び第2ヘッド部を備え、両ヘッド部にて前記被シール材を挟持し、当該被シール材の挟持された部分を融着させる横シール機において、前記第1ヘッド部の第2ヘッド部への当接面、又は、当該当接面及び前記第2ヘッド部の第1ヘッド部への当接面は、前記縦方向へ倣う外側へ凸な円弧状に成形してあり、前記第1ヘッド部及び第2ヘッド部は、前記被シール材を挟持する際、円弧状の当接面が前記搬送方向上流側縁部から搬送方向下流側縁部、又は前記搬送方向下流側縁部から搬送方向上流側縁部に亘って当接位置を異ならせながら、両当接面の相対位置が一致するよう連続的に当接するように構成してあることを特徴とする。
本発明の横シール機にあっては、縦方向へ搬送される筒状の被シール材の搬送方向と交わる横方向へ対向配置される第1ヘッド部及び第2ヘッド部を備え、両ヘッド部にて前記被シール材を挟持し、当該被シール材の挟持された部分を融着させるようになしてある。
ここで、前述した第1ヘッド部の第2ヘッド部への当接面、又は、当該当接面及び前記第2ヘッド部の第1ヘッド部への当接面は、被シール材が搬送される縦方向へ倣い、外側へ凸な円弧状に成形してある。そして、第1ヘッド部及び第2ヘッド部は、被シール材を挟持する際、円弧状の当接面が前記搬送方向下流側縁部から前記搬送方向上流側縁部に亘って当接位置を異ならせながら、両当接面の相対位置が一致するよう連続的に当接するように、例えば揺りかごに設けられた円弧状の脚部が床面上を揺動するように、換言すれば円弧状の当接面が他方の当接面上を揺動するように、構成してある。
このような横シール機にあっては、円弧状の当接面が他方の当接面に、被シール材の搬送方向上流側縁部から搬送方向下流側縁部、又は前記搬送方向下流側縁部から搬送方向上流側縁部に亘って当接位置を異ならせながら当接するため、被シール材の融着部分をより強くしごくことができるのに加え、両当接面の相対位置が一致するよう連続的に当接するため、被シール材の融着部分において皺等の発生が回避され、これによって融着時に被シール材の加熱領域に欠陥が発生することをより防止することができる。一方、第1ヘッド部及び第2ヘッド部は、円弧状の当接面が他方の当接面上を揺動するように構成してあるため、両ヘッド部にそれぞれ加熱器を内蔵させることができ、これによって単位時間当たりに包装袋を形成し得る数量より多くすることができる。
(2)本発明に係る横シール機は、両ヘッド部の当接面はいずれも円弧状に形成してあり、第1ヘッド部及び第2ヘッド部はそれぞれ、当接面とは反対側の近傍位置に配設した支持軸にて縦方向へ揺動可能に軸支してあることを特徴とする。
本発明の横シール機にあっては、両ヘッド部の当接面はいずれも円弧状に形成してある。そして、第1ヘッド部及び第2ヘッド部はそれぞれ、当接面とは反対側近傍位置に配設した支持軸にて縦方向へ揺動可能に軸支してあり、第1ヘッド部及び第2ヘッド部が縦方向へ揺動することによって、第1ヘッド部の円弧状の当接面及び第2ヘッド部の円弧状の当接面が、互いに他方の当接面上を揺動する。これによって、前同様、被シール材の融着部分をより強くしごくことができるのに加え、両当接面の相対位置が一致するよう連続的に当接するため、被シール材の融着部分において皺等の発生が回避され、融着時に被シール材の加熱領域に欠陥が発生することをより防止することができる。
(3)本発明に係る横シール機は、両ヘッド部が当接した状態で更に印加される当接力によって横方向へ進退するラックギアと、該ラックギアに噛合した回動ギアとを更に備え、第1ヘッド部は前記回動ギアの正逆回動によって縦方向へ正逆揺動するように構成してあり、前記第2ヘッド部は、第1ヘッド部が当接した場合、当該第1ヘッド部の正逆揺動に追従して正逆揺動するようになしてあることを特徴とする。
本発明の横シール機にあっては、両ヘッド部が当接した状態で更に印加される当接力によって横方向へ進退するラックギアと、該ラックギアに噛合した回動ギアとを更に備えている。ここで、ラックギアは両ヘッド部が当接した状態で更に印加される当接力が増大する際は前進し、当該当接力が減少する際は後退するようになしてあり、回動ギアは、ラックギアが前進する際は正回動し、ラックギアが後退する際は逆回動する。
また、第1ヘッド部は回動ギアの正逆回動によって縦方向へ正逆揺動するように構成してあり、第2ヘッド部は、第1ヘッド部が当接した場合、当該第1ヘッド部の正逆揺動に追従して正逆揺動するようになしてある。このように、第2ヘッド部が第1ヘッド部の正逆揺動に追従して正逆揺動するため、両ヘッド部の当接面における相対位置にズレが発生せず、従って、被シール材に皺が発生することが回避される。
(4)本発明に係る横シール機は、前記第1ヘッド部から搬送方向の上流側へ距離を隔てた位置に、被シール材の逆送を防止するひさし状の第1掛け回し部が、第1ヘッド部と共に進退可能に配設してあり、また、これと対をなす第2掛け回し部が、前記第2ヘッド部から搬送方向の上流側へ距離を隔てた位置に、第2ヘッド部と共に進退可能であって前記第1掛け回し部と段違いになり得るように配設してあることを特徴とする。
本発明の横シール機にあっては、前記第1ヘッド部から搬送方向の上流側へ距離を隔てた位置に、被シール材の逆送を防止するひさし状の第1掛け回し部が、第1ヘッド部と共に進退可能に配設してある。また、この第1掛け回し部と対をなす第2掛け回し部が、前記第2ヘッド部から搬送方向の上流側へ異なる距離を隔てた位置に、第2ヘッド部と共に進退可能に配置してある。そして、第1ヘッド部及び第2ヘッド部が前進揺動して両ヘッド部間に挟持した被シール材を融着するとき、第2掛け回し部及び第1掛け回し部は段違いになり、被シール材はかかる段違い状の両掛け回し部に掛け回されているため、第1ヘッド部及び第2ヘッド部の揺動によって、搬送方向の上流側へ向かう力が作用した場合であっても、当該被シール材が逆送されることを防止することができる。
(5)本発明に係る横シール機は、第1ヘッド部の当接面は円弧状に成形してあり、第2ヘッド部の当接面は平坦になしてあり、第1ヘッド部は当接面とは反対側の近傍に配設した支持軸にて縦方向へ揺動可能に軸支してあり、該支持軸は縦方向へ昇降可能に支持してあることを特徴とする。
本発明の横シール機にあっては、第1ヘッド部の当接面は円弧状に成形してあり、第2ヘッド部の当接面は平坦になしてある。また、第1ヘッド部は当接面とは反対側の近傍に配設した支持軸にて縦方向へ揺動可能に軸支してあり、更に、この支持軸は縦方向へ昇降可能に支持してある。
このように、第1ヘッド部は回動支持される支持軸が上昇されるため、第1ヘッド部の円弧状の当接面は第2ヘッド部の平坦な当接面に、搬送方向下流側縁部から搬送方向上流側縁部に亘って当接位置を異ならせながら当接するため、被シール材の融着部分をより強くしごくことができるのに加え、両当接面の相対位置が一致するよう連続的に当接するため、被シール材の融着部分において皺等の発生が回避され、これによって融着時に被シール材の加熱領域に欠陥が発生することをより防止することができる。一方、第1ヘッド部及び第2ヘッド部は、円弧状の当接面が他方の平坦な当接面上を揺動するように構成してあるため、両ヘッド部にそれぞれ加熱器を内蔵させることができ、これによって単位時間当たりに包装袋を形成し得る数量より多くすることができる。
(6)本発明に係る横シール機は、両ヘッド部が当接した状態で更に印加される当接力によって横方向へ進退するラックギアと、該ラックギアに噛合した回動ギアと、前記第1ヘッド部に設けた支持軸を縦方向へ昇降可能に支持する支持部材と、該支持部材に連結してあり、前記縦方向へ延設した昇降用ラックギアと、該昇降用ラックギアに噛合し、前記回動ギアの正逆回転に連動して昇降用ラックギアを昇降させる昇降用ギアとを更に具備することを特徴とする。
本発明の横シール機にあっては、両ヘッド部が当接した状態で更に印加される当接力によって搬送方向と交わる横方向へ進退するラックギアと、該ラックギアに噛合した回動ギアとを更に具備している。一方、第1ヘッド部に設けた支持軸は、支持部材によって搬送方向である縦方向へ昇降可能に支持されており、この支持部材には、縦方向へ延設した昇降用ラックギアが連結してある。更に、昇降用ラックギアには、回動ギアの正逆回転に連動して昇降用ラックギアを昇降させる昇降用ギアが噛合してある。
そして、第1ヘッド部と第2ヘッド部とが当接し、更に当接力が印加されると、ラックギアが横方向へ前進して、ラックギアに噛合した回動ギアが正回動するので、この回動ギアの正回転に連動して昇降用ギアが正回動して、昇降用ラックギアが上昇するため、昇降用ラックギアに連結した支持部材、並びに該支持部材に支持された支持軸及び第1ヘッド部が上昇する。これによって、第1ヘッド部の円弧状の当接面は第2ヘッド部の平坦な当接面に、搬送方向下流側縁部から搬送方向上流側縁部に亘って当接位置を異ならせながら当接する。従って、前同様、被シール材の融着部分をより強くしごくことができるのに加え、両当接面の相対位置が一致するよう連続的に当接するため、被シール材の融着部分において皺等の発生が回避され、これによって融着時に被シール材の加熱領域に欠陥が発生することをより防止することができる。
(7)本発明に係る横シール機は、前記第1ヘッド部の揺動姿勢を制御するための姿勢制御用ラックギアが縦方向に延設してあり、該姿勢制御用ラックギアに噛合し、第1ヘッド部の揺動姿勢を制御する姿勢制御用ギアが、第1ヘッド部と連動するように設けてあることを特徴とする。
本発明の横シール機にあっては、第1ヘッド部の揺動姿勢を制御するための姿勢制御用ラックギアが縦方向に延設してあり、この姿勢制御用ラックギアに噛合し、第1ヘッド部の揺動姿勢を制御する姿勢制御用ギアが、第1ヘッド部と連動するように設けてある。従って、第1ヘッド部の揺動に連動して姿勢制御用ギアが揺動するが、姿勢制御用ギアの揺動動作は姿勢制御用ラックギアによって所定の方向へ規制されるため、第1ヘッド部の揺動姿勢が所要の姿勢に制御される。これによって、被シール材の融着部分を正確にしごくことができる一方、被シール材の融着部分において皺等の発生がより回避され、融着時における被シール材の加熱領域への欠陥の発生防止が担保される。
(8)本発明に係る横シール機は、第1ヘッド部及び第2ヘッド部に、その当接面を加熱する加熱器が内蔵してあることを特徴とする。
本発明の横シール機にあっては、第1ヘッド部及び第2ヘッド部に、その当接面を加熱する加熱器が内蔵してあるため、単位時間当たりに包装袋を形成し得る数量より多くすることができる。
(9)本発明に係る横シール機は、少なくとも一方の当接面に当接面を保護する保護シートが取り付けてあることを特徴とする。
本発明の横シール機にあっては、少なくとも一方の当接面に当接面を保護する保護シートが取り付けてあるため、第1ヘッド部及びこれが当接する第2ヘッド部の寿命を長くすることができ、ランニングコストを低減することができる。
(10)本発明に係る充填包装装置は、帯状に成形された樹脂製のシートの両縁部分を連続的に付き合わせて筒状に成形する成形板と、該成形板によって成形されたシートの両縁部分の所定箇所を溶融させ、このシートの溶融部分を互いに圧着させる融着機と、融着機によって生成された筒状の被シール材を下流へ送る送り手段と、被シール材内へ被充填材を充填する充填手段と、前記被シール材を全幅に亘って融着させる横シール機とを備え、前記被シール材の被充填材が充填された部分の下流及び上流が全幅に亘ってそれぞれ封止された状態で、前記筒状体から切断されるようになした充填包装装置において、(1)から(9)のいずれかに記載の横シール機を備えることを特徴とする。
本発明の充填包装装置にあっては、帯状に成形された樹脂製のシートの両縁部分を連続的に付き合わせて筒状に成形する成形板と、該成形板によって成形されたシートの両縁部分の所定箇所を溶融させ、このシートの溶融部分を互いに圧着させる融着機と、融着機によって生成された筒状の被シール材を下流へ送る送り手段と、被シール材内へ被充填材を充填する充填手段と、前記被シール材を全幅に亘って融着させる横シール機とを備え、前記被シール材の被充填材が充填された部分の下流及び上流が全幅に亘ってそれぞれ封止された状態で、前記筒状体から切断されるようになした充填包装装置において、(1)から(9)のいずれかに記載の横シール機を備えるため、前同様に優れた作用効果を奏する。
本発明に係る充填包装装置を示す外観正面図である。 図1に示した充填包装装置の規制板及び横シール機の部分を横シール機の駆動部と共に示す拡大図である。 図2に示した横シール機をその駆動部と共に示す平面図である。 図2に示した横シール機の動作を説明する説明図である。 図1から図3に示した横シール機によって被シール材を横シールする手順を説明する説明図である。 本発明の第2の形態に係る充填包装装置の要部構成を示す正面図である。 本発明の第2の形態に係る充填包装装置の要部構成を示す平面図である。 図6及び図7に示した横シール機の動作を説明する説明図である。 特許文献1に開示された充填包装装置の要部構成図である。 図9に示した横シール機の構成及び動作を説明する説明図である。
本発明に係る横シール機及び充填包装装置を図面に基づいて詳述する。
なお、本実施の形態で説明する横シール機及び充填包装装置は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含むことはいうまでもない。
(発明を実施するための第1の形態)
図1は本発明に係る充填包装装置を示す外観正面図であり、図中、1は矩形の筐体である。筐体1の内部であって当該筐体1の一側近傍の位置には、帯状のシートを巻回してなるシートロールRが着脱可能に設置してあり、筐体1の正面に設けられた開閉扉10を開いてシートロールRを交換し得るようになっている。筐体1の他側面にはシートロールRから引き出されたシートSを吐出するための吐出口(図示せず。)が開設してあり、シートSは、シートロールRと吐出口との間に配設された複数のロール2,2,…に掛け回されて、撓みの防止及び張力の付与等がなされるようになっている。筐体1の他側側には、鉛直姿勢になした円柱状の筒型整形板4が前記吐出口に対向配置してあり、該筒型整形板4の上端近傍の部分には襟首型整形板3が外嵌してある。
シートロールRから引き出されたシートSは複数のロール2,2,…を介して所要の張力が印加されつつ襟首型整形板3へ誘導され、そこで襟首型に整形された後、鉛直方向へ配置された円筒状の筒型整形板4の上端近傍部分へ誘導され、その両縁部分をそれぞれ所定幅の帯状に突き合わされるとともに、シートSの両縁部分以外の部分は筒型整形板4の外周面に倣って円筒状に成形される。
筒型整形板4の下端側の位置には、シートSの突き合わされた両縁部分を融着させる融着機5が、筒型整形板4の外周面から所定距離を隔てて対向配置してあり、該融着機5によってシートSの突き合わされた両縁部分が融着され、筒状体となって筒型整形板4の下方へ引き出されて行くようになっている。
筒型整形板4内には、液状又はゲル状等の被充填材を注入するための注入管20の一端部が筒型整形板4の下端から少し突出する様態で挿入してあり、注入管20の他端は被充填材が貯蔵されたタンク(図示せず。)に接続してある。注入管20の中途位置にはポンプPが介装してあり、ポンプPの動作によってタンク内の被充填材が、前述した如くシートSの突き合わされた両縁部分が融着されてなる筒状体内へ充填されるようになっている。これら、注入管20及びポンプP等によって充填手段が構成されている。
筒型整形板4の下端から少し低い位置には、筒状体を下流へ送る一対の送りロール12,12が配設してあり、送りロール12,12は開閉アーム11,11の先端に回転可能に取り付けてある。開閉アーム11,11はその先端部を筒状体に対して接近する方向及び離隔する方向へ揺動するようになしてあり、これによって送りロール12,12に包装袋を挟持させて包装袋内への被充填材の充填を停止するとともに、筒状体を所定長さ寸法だけ下流へ送り、また、送りロール12,12に包装袋の挟持を開放させて包装袋内への被充填材の充填を許可する動作を繰り返すようになっている。
送りロール12,12の下流には、適宜距離を隔てて互いに平行に配置してあり、筒状体内に充填される被充填材の量を規制するための一対の規制板14,14、筒状体の全幅領域を封止して包装袋となす横シール機6、及び横シール機6によって封止された包装袋を筒状体から切断する切断機17がこの順で配設してあり、被充填材が充填された包装袋は図示しない搬出機で搬出されるようになっている。
図2は、図1に示した充填包装装置の規制板14,14及び横シール機6の部分を横シール機6の駆動部と共に示す拡大図であり、図3は図2に示した横シール機6をその駆動部と共に示す平面図である。これら図面を用いて、本発明に係る横シール機6の構成を詳述する。なお、両図中、図1に示した部分に対応する部分には同じ番号が付してある。
図2及び図3に示したように、横シール機6は、前述した筒状体を挟持してこれを加熱封止する一対のヘッド部を横方向へ適宜距離を隔てて対向配置してなり、対をなす一方は後述する駆動部によって、筒状体が送られる方向である縦方向へ揺動する駆動ヘッド部61に、また他方は、駆動ヘッド部(第1ヘッド部)61を受けてその動きに従動する受けヘッド部(第2ヘッド部)62になしてある。
駆動ヘッド部61は、筒状体の幅寸法より大きい長さ寸法の短冊板状になしてあり、受けヘッド部62に当接させる当接面161は、筒状体の搬送方向である縦方向に倣う外側へ凸な円弧状に成形してある。駆動ヘッド部61の両端面であって、前記当接面161とは反対である裏面側の位置には、駆動ヘッド部61を揺動可能に支持する支持軸63,63の一端側が、駆動ヘッド部61の中心軸と平行な姿勢で貫入させてあり、両支持軸63,63の他端側は支持アーム70a,70aを介して、横長長方形状の支持板71に固定してある。
また、駆動ヘッド部61内であって当接面161近傍の位置には、棒状の加熱器68が当接面161の略全幅に亘って設けてあり、加熱器68は図示しない電源からの給電によって、当接面161を予め定めた温度まで加熱するようになっている。
支持板71は駆動ヘッド部61と平行に配置してあり、その両端領域は駆動ヘッド部61の両端からそれぞれ所定長ずつ延出させてある。この支持板71の両延出領域に支持アーム70a,70aがそれぞれ固定してあり、また両延出領域の支持アーム70a,70aの固定位置より外側にそれぞれ設けた貫通孔に駆動ヘッド部61を進退させるための第1進退用ロッド91,91を摺動自在に挿通させて、該第1進退用ロッド91,91にて支持板71を支持させてある。
支持板71の駆動ヘッド部61とは反対側には、支持板71と略同じ長さ寸法の駆動用基板72が支持板71と平行に配置してあり、駆動用基板72の両端近傍に前述した第1進退用ロッド91,91の先端部を固定して、駆動用基板72は第1進退用ロッド91,91にて当該第1進退用ロッド91,91の長手方向へ進退可能に支持されている。この第1進退用ロッド91,91にはバネ材といった弾性部材75,75(本形態にあってはバネ材)が外嵌してあり、支持板71は弾性部材75,75からそれと対向する受けヘッド部62側へ付勢されるようになっている。
また、前述した支持軸63,63の駆動ヘッド部61から突出した他端にはそれぞれ、駆動ヘッド部61を揺動させるための揺動用ギア(回動ギア)65,65が外嵌固定してあり、揺動用ギア65,65は、その一端を駆動用基板72に固定してあり、他端側は支持板71を貫通させてある一対のラックギア66,66に噛合させてある。
図4(a)に示した如く、駆動部9の動作によって、駆動ヘッド部61が受けヘッド部62に当接して、更に両者に互いに当接させる力が駆動部9から印加された場合、図4(b)に示した如く、ラックギア66,66が支持板71から受けヘッド部62側へ進出して、揺動用ギア65,65が対応するラックギア66,66上を正回動するため、揺動用ギア65,65の回動に応じてそれが固定された支持軸63,63が正回動し、それに伴って駆動ヘッド部61が支持軸63,63周りに揺動するようになっている。このとき、駆動ヘッド部61が当接された受けヘッド部62は、駆動ヘッド部61の揺動に追従して揺動する。
一方、ラックギア66,66が支持板71から進出するに従って駆動用基板72と支持板71との間隙が狭くなるため、弾性部材75,75が収縮して支持板71及び駆動ヘッド部61に付勢する。
そして、図4(c)に示した如く、駆動部9の動作によって、駆動ヘッド部61と受けヘッド部62とが互いに離隔され始めると、弾性部材75,75の付勢力によって、駆動用基板72と支持板71との間隙が元の寸法に復帰するのに従って、支持板71から進出していたラックギア66,66が後退するため、揺動用ギア65,65が対応するラックギア66,66上を逆回動するため、揺動用ギア65,65の回動に応じてそれが固定された支持軸63,63が逆回動し、それに伴って駆動ヘッド部61が支持軸63,63周りに逆揺動して元の姿勢に復帰する。
一方、前述した受けヘッド部62は、駆動ヘッド部61と略同じ寸法の短冊板状になしてあり、駆動ヘッド部61に当接させる当接面162は、縦方向に倣う外側へ凸な円弧状に成形してある。受けヘッド部62の両端面であって、当接面162とは反対である裏面側の位置には、受けヘッド部62を揺動可能に支持する支持軸64が、当該受けヘッド部62を貫通する様態で設けてあり、支持軸64の受けヘッド部62からそれぞれ突出した両端部は支持アーム70b,70bを介して、横長長方形状の受け用基板73に揺動自在に固定してある。
前述した支持軸64の両端には、復帰用アーム部85,85の一端が固定してあり、受け用基板73の復帰用アーム部85,85に対向する部分との間には、受けヘッド部62を元の姿勢に復帰させるべく、バネ又はゴム等の弾性部材にて構成した復帰用弾性部86,86がそれぞれ架設してある。
また、受けヘッド部62内であって当接面162近傍の位置には、棒状の加熱器69が当接面162の略全幅に亘って設けてあり、加熱器69は図示しない電源からの給電によって、当接面162を予め定めた温度まで加熱するようになっている。なお、駆動ヘッド部61の当接面161の長さ寸法と、受けヘッド部62の当接面162の長さ寸法とは略同じにしてある。
受け用基板73は受けヘッド部62と平行に配置してあり、その両端領域は受けヘッド部62の両端からそれぞれ所定長ずつ延出させてある。この受け用基板73の両延出領域にそれぞれ設けた貫通孔に、前述した第1進退用ロッド91,91を摺動自在に挿通させてある。
一方、受け用基板73の受けヘッド部62とは反対側である裏面中央部には、当該受け用基板62を進退駆動させるための第2進退用ロッド2の先端部が固定してあり、第2進退用ロッド92の基端部は筐体1内に配設された駆動部9に連結してある。
ところで、前述した駆動ヘッド部61上には、筒状体の逆送を防止すべくひさし状の第1掛け回し部81が配設してあり、またこれと対をなす第2掛け回し部82が受けヘッド部62上に前記第1掛け回し部81と段違いになるように配設してある。
第1掛け回し部81は、駆動ヘッド部61と略同じ幅寸法の平板状をなしており、長さ方向の中途位置で支持板71の天井に固定して、その先端が駆動ヘッド部61の当接面161と略同じ位置になるように調整してある。そして、第1掛け回し部81は、支持板71及び駆動ヘッド部61の進退移動に伴って進退移動する。
また、前述した第2掛け回し部82は、受けヘッド部62と略同じ幅寸法の平板状をなしており、その基端を受け用基板73の正面であって、前記第1掛け回し部81の高さ位置より少し低い高さ位置に固定してある。また、第2掛け回し部82の先端は略L字状に屈曲させて垂下させてあり、その先端が受けヘッド部62の当接面162と略同じ位置になるようにしてある。そして、第2掛け回し部82は、受け用基板73及び受けヘッド部62の進退移動に伴って進退移動する。
このとき、第2掛け回し部82は第1掛け回し部81より一段低い位置に配設してあるため、後述するように受けヘッド部62が駆動ヘッド部61によって揺動するまで前進した場合、第1掛け回し部81及び第2掛け回し部82は段違い状に位置する。
なお、本形態では、第2掛け回し部82の先端は略L字状に屈曲させて、第1掛け回し部81より一段低い位置に配設した場合について示したが、本発明はこれに限らず、第1掛け回し部81の先端を略L字状に屈曲させて、第2掛け回し部82より一段低い位置に配設してもよい。
ところで、筐体1内に設けた駆動部9としては、例えば図2及び図3に示した如く、筐体1の内面から所定距離を隔てた位置に、駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62と平行にカム軸95を配置して、該カム軸95を図示しないモータで回転駆動するように構成する。カム軸95には駆動ヘッド部61を進退駆動するおむすび状の第1カム93と、受けヘッド部62を進退駆動するおむすび状の第2カム94とが互いに回転対称の姿勢で、カム軸95の長手方向へ所定距離を隔てて外嵌固定してある。そして、第1カム93は、カム軸95の駆動ヘッド部61とは反対側に配置したカムフォロワ96及び第1進退用ロッド91,91の基端部から垂設したレバー97を介して、第1進退用ロッド91,91を進退駆動し、また、第2カム94は、カム軸95の受けヘッド部62側に配置したカムフォロワ98及び第2進退用ロッド92の基端部から垂設したレバー99を介して、第2進退用ロッド92を第1進退用ロッド91,91と同期して進退駆動するようになっている。
次に、本発明に係る横シール機6の動作について更に説明する。
図5は、図1から図3に示した横シール機6によって被シール材を横シールする手順を説明する説明図である。なお、図5中、図1から図4に対応する部分には同じ番号が付してある。
図5(a)に示した如く、横シール機6の駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62は予め設定された距離を隔てた開始位置に、両先端部がそれぞれ筒状体(被シール材)Tの搬送方向下流へ向いた姿勢で配置されており、これら駆動ヘッド部61と受けヘッド部62との間に筒状体Tが挿通されている。また、駆動ヘッド部61の加熱器68及び受けヘッド部62の加熱器69によって、駆動ヘッド部61の当接面161及び受けヘッド部62の当接面162が所要の温度まで昇温されている。そして、所定のタイミングで第1進退用ロッド91及び第2進退用ロッド92に駆動部9(図2及び図3参照)から前進駆動力が与えられると、駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62は互いに接近する方向へ前進し始める。
駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62が互いに所定距離ずつ前進すると、筒状体Tを挟持した状態で両者が当接するが、前述したように駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62には駆動部9から更に前進駆動力が与えられるようになっている。駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62が当接した状態で更に前進駆動力が与えられると、図5(b)に示した如く、ラックギア66(66)が支持板71から受けヘッド部62側へ進出して、揺動用ギア65(65)が対応するラックギア66(66)上を正回動するため、揺動用ギア65(65)の回動に応じてそれが固定された支持軸63(63)が正回動し、それに伴って駆動ヘッド部61が支持軸63(63)周りに揺動する。
このとき、駆動ヘッド部61と共に第1掛け回し部81が前進し、また受けヘッド部62と共に第2掛け回し部82が前進するが、前述したように第2掛け回し部82は第1掛け回し部81より一段低い位置に配設してあるため、受けヘッド部62が駆動ヘッド部61によって揺動するまで前進した場合、第1掛け回し部81及び第2掛け回し部82は段違い状になり、図5(b)に示した如く、筒状体Tは段違い状に配された第1掛け回し部81及び第2掛け回し部82にそれぞれ掛け回される。
一方、駆動ヘッド部61が当接された受けヘッド部62は、駆動ヘッド部61の揺動に追従して揺動するが、駆動ヘッド部61の当接面161及び受けヘッド部62の当接面162が前述した如く互いに外側へ凸な円弧状になしてあるため、駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62は、両当接面161,162が筒状体Tの搬送方向上流側縁部から搬送方向下流側縁部へ亘って両者の当接位置を異ならせながら、両当接面161,162の相対位置が一致するように連続的に当接して、筒状体Tの両ヘッド部61,62で挟持された領域を融着させる。なお、受けヘッド部62の揺動に伴って復帰用弾性部86,86が伸長し、受けヘッド部62を元の姿勢に復帰させる力が支持軸64に付勢される。
これによって、筒状体Tの駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62に挟持された領域は、両ヘッド部61,62によって従前にも増して強く挟持され、その状態でしごかれつつ、両ヘッド部61,62の当接面161,162によって横シールされるため、融着時に筒状体Tの加熱領域に欠陥が発生することをより防止することができる。また、受けヘッド部62は自ら揺動するのではなく、駆動ヘッド部61の揺動力に追従して揺動しているので、両当接面161,162の相対位置にズレが発生せず、従って、筒状体に皺が発生することが回避される。
一方、駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62が下位から上位へ向かって揺動するので、筒状体Tに下位から上位へ向かって押し上げようとする力が作用するが、前述したように、筒状体Tは段違い状に配された第1掛け回し部81及び第2掛け回し部82をそれぞれ掛け回されているため、筒状体Tが逆送されることが防止される。
ところで、本横シール機6にあっては、駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62のそれぞれに加熱器68,69が内蔵してあるため、いずれか片方のヘッド部のみ加熱器を内蔵する場合に比べて、筒状体Tに対する加熱力が相対的に大きく、従って、単位時間当たりに融着し得る回数を多くすることができ、これによって単位時間当たりに包装袋を形成し得る数量より多くすることができる。
このようにして筒状体Tの往路の融着が終了すると、第1進退用ロッド91(91)及び第2進退用ロッド92に駆動部9(図2及び図3参照)から後退駆動力が与えられるようになっており、駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62は互いに離隔する方向へ後退し始める。
駆動部9の動作によって、駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62が後退し始めると、弾性部材75(75)の付勢力によって、駆動用基板72と支持板71との間隙が元の寸法に復帰するのに従って、支持板71から進出していたラックギア66(66)が後退するため、揺動用ギア65(65)が対応するラックギア66(66)上を逆回動するので、揺動用ギア65(65)の回動に応じてそれが固定された支持軸63a(63a)が逆回動し、それに伴って図5(c)に示した如く、駆動ヘッド部61が支持軸63a(63a)周りに逆揺動して元の姿勢に復帰する。
このとき、駆動ヘッド部61は受けヘッド部62に当接した状態が保持されているので、受けヘッド部62も駆動ヘッド部61の逆揺動に追従して逆揺動し、筒状体Tの前述した如く融着された領域は、受けヘッド部62及び駆動ヘッド部61によって往路の融着が行われる。その際、前述した復帰用弾性部86,86(図3参照)の収縮作用によって、受けヘッド部62の復帰動作が円滑に行われる。
そして、駆動ヘッド部61及び受けヘッド部62が元の姿勢に復帰した状態で、両ヘッド部61,62が互いに離隔する。
かかる一連の動作が予め設定されたタイミング毎に実施されるとともに、図1に示した切断機17にて、筒状体Tの横シール機6によって融着された領域の幅方向の中途位置で切断することによって、横シール機6によって封止された包装袋Hが筒状体Tから切断される。
このような横シール機6にあっては、前述した如く往路及び復路それぞれにおいて筒状体Tの所定領域を融着させるため、該当領域を確実強固に封止することができる。
(発明を実施するための第2の形態)
図6及び図7は、本発明の第2の形態に係る充填包装装置の要部構成を示す正面図及び平面図であり、前述した駆動ヘッド部61とは異なる揺動を実行する第2駆動ヘッド部(第1ヘッド部)61aと、前述した受けヘッド部62に替えて、揺動せずに第2駆動ヘッド部61aを受ける第2受けヘッド部(第2ヘッド部)62aとが設けてある。なお、両図中、図1から図3に示した部分に対応する部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図6及び図7に示した如く、短冊板状の第2受けヘッド部62aの当接面162aは略平坦になしてあり、第2受けヘッド部62aの当接面162aの近傍には棒状の加熱器69が当接面162aの略全長に亘って内蔵させてある。そして、第2受けヘッド部62aは、当接面162aの反対側に取り付けた固定部材70c,70cによって受け用基板73aに固定してある。
一方、短冊板状の第2駆動ヘッド部61aであって、第2受けヘッド部62aに当接させる当接面161aは、前同様、縦方向に倣う外側へ凸な円弧状に成形してあり、一方、第2駆動ヘッド部61aの当接面161aとは反対側である背面の天井側の角部及び底面側の角部は、当該第2駆動ヘッド部61aの回動をスムーズにすべく、いずれも面取してある。第2駆動ヘッド部61aの当接面161aの近傍には棒状の加熱器68が当接面161aの略全長に亘って内蔵させてあり、また、該加熱器68より第2駆動ヘッド部61aの背面側の位置には、柱状の支持軸63aがその両端部を第2駆動ヘッド部61aから突出させた様態で貫通固定してある。
支持軸63aの第2駆動ヘッド部61aの両端部からそれぞれ突出した部分には、支持軸63aを回動自在に支持する環状部材70d,70dが外嵌してあり、両環状部材70d,70dは第2駆動ヘッド部61aより長い寸法になした柱状の昇降用支持部材60の正面にそれぞれ固定してある。昇降用支持部材60の背面側には前述した支持板71aが、昇降用支持部材60及び駆動用基板72aと平行に配置してある。支持板71aの環状部材70d,70dに対向する位置にはそれぞれ、縦長の貫通孔172a,172a(図9参照)が開設してあり、支持板71aの昇降用支持部材60とは反対側には柱状の昇降用ラックギア78,78がそれぞれ配置してある。この昇降用ラックギア78,78と昇降用支持部材60との間には、前記貫通孔172a,172aを昇降自在に貫通させた架設部材171a,171aが架設してあり、これによって昇降用支持部材60及び第2駆動ヘッド部61aは昇降用ラックギア78,78によって昇降可能に支持されている。
一方、支持板71aと駆動用基板72aとの間には回転軸165がそれらと平行に配置してあり、該回転軸165は、支持板71aの背面側であって中央から両端側へそれぞれ距離を隔てた位置に固定した軸受部材167,167によって回転自在に支持されている。回転軸165の両端部にはそれぞれ、前記昇降用ラックギア78,78に噛合させた昇降用ギア79,79が外嵌固定してある。また、回転軸165の両端からそれぞれ少し距離を隔てた位置には、揺動用ギア65,65が外嵌固定してあり、両揺動用ギア65,65は前述したラックギア66,66に噛合させてある。
前同様、駆動部9の動作によって、第2駆動ヘッド部61aが第2受けヘッド部62aに当接して、更に両者に互いに当接させる力が駆動部9から印加された場合、後述する如くラックギア66,66が支持板71aから第2受けヘッド部62a側へ進出して、揺動用ギア65,65が対応するラックギア66,66上を正回転するので、揺動用ギア65,65の回転に応じてそれが固定された回転軸165及び昇降用ギア79,79が正回転し、それに伴って昇降用ラックギア78,78が上昇されるため、昇降用支持部材60及び支持軸63aが上昇する。これによって、第2駆動ヘッド部61aは回動支持される支点が上昇されるため、第2駆動ヘッド部61aの当接面161aは第2受けヘッド62aの当接面162aに、筒状体Tの搬送方向下流側縁部から搬送方向上流側縁部に亘って両者の当接位置を異ならせながら、両当接面161a,162aの相対位置が一致するように連続的に当接して行く。
一方、ラックギア66,66が支持板71aから進出するに従って駆動用基板72aと支持板71aとの間隙が狭くなるため、弾性部材75,75が収縮して支持板71a及び第2駆動ヘッド部61aに付勢する。
そして、駆動部9の動作によって、第2駆動ヘッド部61aと第2受けヘッド部62aとが互いに離隔され始めると、弾性部材75,75の付勢力によって、駆動用基板72aと支持板71aとの間隙が元の寸法に復帰するのに従って、支持板71aから進出していたラックギア66,66が後退するので、揺動用ギア65,65の回転に応じてそれが固定された回転軸165及び昇降用ギア79,79が逆回動し、それに伴って昇降用ラックギア78,78が降下されるため、昇降用支持部材60及び支持軸63aが降下して元の姿勢に復帰する。
ところで、本形態にあっては、第2駆動ヘッド部61aのこのような揺動動作を担保すべく、前述した支持軸63aの一端に、第2駆動ヘッド部61aの揺動動作時の姿勢を制御すべく例えば扇形状の姿勢制御用ギア168が外嵌固定してあり、該姿勢制御用ギア168はこれに対向して立設された姿勢制御用ラックギア169に噛合させてある。第2駆動ヘッド部61aが前述した如く揺動する際、支持軸63aの回動に伴って当該支持軸63aに固定された姿勢制御用ギア168が姿勢制御用ラックギア169に倣って回動するため、第2駆動ヘッド部61aが所定の揺動動作に規制される。これによって、横シール機6による横シールを円滑に、また確実に実施することができる。
なお、このような揺動動姿勢を制御する機構は、前述した第1の形態で示した駆動ヘッド部61にも適用してよいことは言うまでもない。例えば、駆動ヘッド部61を支持する支持軸63aに、駆動ヘッド部61の断面形状と略同じ形状の第1姿勢制御用ギアを固定するとともに、受けヘッド部62を支持する支持軸63aに、受けヘッド部62の断面形状と略同じ形状の第2姿勢制御用ギアを固定しておき、駆動ヘッド部61が受けヘッド部62に当接する際に、第1姿勢制御用ギアと第2姿勢制御用ギアとが互いに噛合することによって、駆動ヘッド部61の揺動姿勢、及び駆動ヘッド部61の揺動に追従する受けヘッド部62の揺動姿勢を制御することができる。
図8は図6及び図7に示した横シール機6aの動作を説明する説明図であり、本図を用いて筒状体を横シールする手順を説明する。なお、図8中、図6及び図7に対応する部分には同じ番号が付してある。
図8(a)に示した如く、横シール機6aの第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aは予め設定された間隙を隔てた開始位置にあり、第2駆動ヘッド部61aは当接面161aが鉛直方向に対して斜め上方へ向かう姿勢になしてある。また、これら第2駆動ヘッド部61aと第2受けヘッド部62aとの間に筒状体が挿通される。一方、第2駆動ヘッド部61aの加熱器68及び第2受けヘッド部62aの加熱器69によって、第2駆動ヘッド部61aの当接面161a及び第2受けヘッド部62aの当接面162aが所要の温度まで昇温されている。
なお、図8に示した如く、第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aの当接面161a,162aの少なくとも一方(図8にあっては2駆動ヘッド部61aの当接面161a)に、両当接面161a,162aの当接による衝撃を吸収して当接面161a,162aを保護する耐熱性の保護シート170が貼着してある。ここで、保護シート170は第1の形態に示した駆動ヘッド部61の当接面161及び/又は受けヘッド部62の当接面162(図2参照)に設けてもよいことは言うまでも無い。
所定のタイミングで第1進退用ロッド91及び第2進退用ロッド92に駆動部9(図6及び図7参照)から前進駆動力が与えられると、第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aは互いに接近する方向へ前進し始める。
第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aが互いに所定距離ずつ前進すると、図8(b)に示した如く、前述した筒状体を挟持した状態で、第2駆動ヘッド部61aの当接面161aであって第2駆動ヘッド部61aの底面側の部分が第2受けヘッド部62aの当接面162aであって第2受けヘッド部62aの底面側の部分に当接するが、前同様、第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aには駆動部9から更に前進駆動力が与えられるようになっている。
第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aが当接した状態で更に前進駆動力が与えられると、図8(c)に示した如く、ラックギア66(66)が支持板71aから第2受けヘッド部62a側へ進出して、揺動用ギア65(65)が対応するラックギア66(66)上を正回転するので、揺動用ギア65(65)の回転に応じてそれが固定された回転軸165及び昇降用ギア79(79)が正回動し、それに伴って昇降用ラックギア78(78)が上昇されるため、昇降用支持部材171a及び支持軸63aが上昇する。これによって、第2駆動ヘッド部61aは回動支持される支点が上昇されるため、第2駆動ヘッド部61aの当接面161aは第2受けヘッド62aの当接面162aに、第2駆動ヘッド部61aの底面側から天井部側に亘って、両当接面161a,162aの高さ方向における当接位置を異ならせながら、両者の相対位置にズレが発生することなく連続的に当接して行く。
一方、ラックギア66(66)が支持板71aから進出するに従って駆動用基板72aと支持板71aとの間隙が狭くなり、弾性部材75(75)が収縮して支持板71a及び第2駆動ヘッド部61aが付勢されるため、第2駆動ヘッド部61aの当接面161aが第2受けヘッド部62aの当接面162aにより強く当接される。
これによって、筒状体の第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aに挟持された領域は、両ヘッド部61a,62aによって従前にも増して強く挟持され、その状態でしごかれつつ、両ヘッド部61a,62aの当接面161a,162aによって横シールされるため、融着時に筒状体の加熱領域に欠陥が発生することをより防止することができる。また、前述したように、第2駆動ヘッド部61aの回動支持される支点を上昇させることによって、第2駆動ヘッド部61aの当接面161aが第2受けヘッド62aの当接面162aに、第2駆動ヘッド部61aの底面側から天井部側に亘って、両当接面161a,162aの高さ方向における当接位置を異ならせながら、両者の相対位置にズレが発生することなく連続的に当接して行くため、筒状体に下位から上位へ向かって押し上げようとする力が作用せず、また、筒状体に皺が発生することが回避される。
ところで、本横シール機6aにあっても、第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aのそれぞれに加熱器68,69が内蔵してあるため、いずれか片方のヘッド部のみ加熱器を内蔵する場合に比べて、筒状体に対する加熱力が相対的に大きく、従って、単位時間当たりに融着し得る回数を多くすることができ、これによって単位時間当たりに包装袋を形成し得る数量より多くすることができる。
更に、第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aの当接面161a,162aの少なくとも一方に、耐熱性の保護シート170が貼着してあるため、両当接面161a,162aの寿命を長くすることができ、ランニングコストが低減される。
このようにして筒状体の往路の融着が終了すると、第1進退用ロッド91及び第2進退用ロッド92に駆動部9(図6及び図7参照)から後退駆動力が与えられるようになっており、第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aは互いに離隔する方向へ後退し始める。
駆動部9の動作によって、第2駆動ヘッド部61a及び第2受けヘッド部62aが後退し始めると、弾性部材75(75)の付勢力によって、駆動用基板72aと支持板71aとの間隙が元の寸法に復帰するのに従って、支持板71aから進出していたラックギア66(66)が後退するので、揺動用ギア65(65)の回転に応じてそれが固定された回転軸165及び昇降用ギア79(79)が逆回動し、それに伴って昇降用ラックギア78(78)が降下されるため、昇降用支持部材60及び支持軸63aが降下して元の姿勢に復帰する。
このとき、第2駆動ヘッド部61aの逆揺動によっても筒状体の融着が実施されるため、筒状体の前述した如く融着された領域は、第2駆動ヘッド部61aによって往路の融着が行われる。その際、前述した姿勢制御用ギア168と姿勢制御用ラックギア169(図7参照)によって、第2駆動ヘッド部61aの揺動動作が円滑及び確実に行われる。
そして、第2駆動ヘッド部61aが元の姿勢に復帰した状態で、両ヘッド部61a,62aが互いに離隔する。
このような横シール機6aにあっては、前同様、往路及び復路それぞれにおいて筒状体の所定領域を融着させるため、該当領域を確実強固に封止することができる。
1 筐体
6 横シール機
6a 横シール機
9 駆動部
14 規制板
61 駆動ヘッド部(第1ヘッド部)
61a 第2駆動ヘッド部(第1ヘッド部)
62 受けヘッド部(第2ヘッド部)
62a 第2受けヘッド部(第2ヘッド部)
63 支持軸
64 支持軸
65 揺動用ギア(回動ギア)
66 ラックギア
68 加熱器
69 加熱器
78 昇降用ラックギア
79 昇降用ギア
81 第1掛け回し部
82 第2掛け回し部
91 第1進退用ロッド
92 第2進退用ロッド
168 姿勢制御用ギア
169 姿勢制御用ラックギア
T 筒状体(被シール材)
H 包装袋

Claims (10)

  1. 縦方向へ搬送される筒状の被シール材の搬送方向と交わる横方向へ対向配置される第1ヘッド部及び第2ヘッド部を備え、両ヘッド部にて前記被シール材を挟持し、当該被シール材の挟持された部分を融着させる横シール機において、
    前記第1ヘッド部の第2ヘッド部への当接面、又は、当該当接面及び前記第2ヘッド部の第1ヘッド部への当接面は、前記縦方向へ倣う外側へ凸な円弧状に成形してあり、
    前記第1ヘッド部及び第2ヘッド部は、前記被シール材を挟持する際、円弧状の当接面が前記搬送方向上流側縁部から搬送方向下流側縁部、又は前記搬送方向下流側縁部から搬送方向上流側縁部に亘って当接位置を異ならせながら、両当接面の相対位置が一致するよう連続的に当接するように構成してある
    ことを特徴とする横シール機。
  2. 両ヘッド部の当接面はいずれも円弧状に形成してあり、
    第1ヘッド部及び第2ヘッド部はそれぞれ、当接面とは反対側の近傍位置に配設した支持軸にて縦方向へ揺動可能に軸支してある請求項1記載の横シール機。
  3. 両ヘッド部が当接した状態で更に印加される当接力によって横方向へ進退するラックギアと、該ラックギアに噛合した回動ギアとを更に備え、
    第1ヘッド部は前記回動ギアの正逆回動によって縦方向へ正逆揺動するように構成してあり、
    前記第2ヘッド部は、第1ヘッド部が当接した場合、当該第1ヘッド部の正逆揺動に追従して正逆揺動するようになしてある
    請求項2記載の横シール機。
  4. 前記第1ヘッド部から搬送方向の上流側へ距離を隔てた位置に、被シール材の逆送を防止するひさし状の第1掛け回し部が、第1ヘッド部と共に進退可能に配設してあり、また、これと対をなす第2掛け回し部が、前記第2ヘッド部から搬送方向の上流側へ距離を隔てた位置に、第2ヘッド部と共に進退可能であって前記第1掛け回し部と段違いになり得るように配設してある請求項2又は3記載の横シール機。
  5. 第1ヘッド部の当接面は円弧状に成形してあり、第2ヘッド部の当接面は平坦になしてあり、
    第1ヘッド部は当接面とは反対側の近傍に配設した支持軸にて縦方向へ揺動可能に軸支してあり、該支持軸は縦方向へ昇降可能に支持してある
    請求項1記載の横シール機。
  6. 両ヘッド部が当接した状態で更に印加される当接力によって横方向へ進退するラックギアと、
    該ラックギアに噛合した回動ギアと、
    前記第1ヘッド部に設けた支持軸を縦方向へ昇降可能に支持する支持部材と、
    該支持部材に連結してあり、前記縦方向へ延設した昇降用ラックギアと、
    該昇降用ラックギアに噛合し、前記回動ギアの正逆回転に連動して昇降用ラックギアを昇降させる昇降用ギアと
    を更に具備する請求項5記載の横シール機。
  7. 前記第1ヘッド部の揺動姿勢を制御するための姿勢制御用ラックギアが縦方向に延設してあり、該姿勢制御用ラックギアに噛合し、第1ヘッド部の揺動姿勢を制御する姿勢制御用ギアが、第1ヘッド部と連動するように設けてある請求項2から6のいずれかに記載の横シール機。
  8. 第1ヘッド部及び第2ヘッド部に、その当接面を加熱する加熱器が内蔵してある請求項1から7のいずれかに記載の横シール機。
  9. 少なくとも一方の当接面に当接面を保護する保護シートが取り付けてある請求項1から8のいずれかに記載の横シール機。
  10. 帯状に成形された樹脂製のシートの両縁部分を連続的に付き合わせて筒状に成形する成形板と、該成形板によって成形されたシートの両縁部分の所定箇所を溶融させ、このシートの溶融部分を互いに圧着させる融着機と、融着機によって生成された筒状の被シール材を下流へ送る送り手段と、被シール材内へ被充填材を充填する充填手段と、前記被シール材を全幅に亘って融着させる横シール機とを備え、前記被シール材の被充填材が充填された部分の下流及び上流が全幅に亘ってそれぞれ封止された状態で、前記筒状体から切断されるようになした充填包装装置において、
    請求項1から9のいずれかに記載の横シール機を備えることを特徴とする充填包装装置。
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