JP2021054360A - チャイルドシート - Google Patents

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Abstract

【課題】座席が受台に対してリクライニングおよび回転可能であると共に、受台から取り外し可能なチャイルドシートを提供する。【解決手段】チャイルドシート10は、受台20と、傾きを変化可能に受台20に支持されたベース60と、回転可能且つ取り外し可能にベース60に支持された座席40と、を備える。ベース及び座席の一方は、環状の回転誘導部材を有し、ベース及び座席の他方は、保持位置と解放位置との間を移動可能なロック部材を有し、ロック部材が解放位置に位置する際に、ロック部材が回転誘導部材から離間して座席のベースからの取り外しが許容される。【選択図】図1

Description

本発明は、チャイルドシートに関する。
乗用車等に乳幼児を乗せる場合に用いられるチャイルドシートについて、種々の提案がなされている。例えば、特許文献1には、車両用シートに取り付けられる受台と、受台上に支持される座席と、を有するチャイルドシートが開示されている。このチャイルドシートでは、座席が受台に対して摺動し、座席の受台に対する傾きを変更すること(すなわちリクライニングさせること)ができる。また、座席が受台に対して回転可能に取り付けられている。これにより、車両の進行方向の前方を向くようにして乳幼児を座席上に座らせるだけでなく、上記進行方向の後方を向くようにして乳幼児を座席上に座らせることもできる。
特開2002−301964号公報
このようなチャイルドシートへのニーズの一つとして、座席が受台から取り外し可能であることがある。
本件発明は、このような点を考慮してなされたものであって、座席が受台に対してリクライニングおよび回転可能であると共に、受台から取り外し可能なチャイルドシートを提供することを目的とする。
本発明によるチャイルドシートは、
受台と、
傾きを変化可能に前記受台に支持されたベースと、
回転可能且つ取り外し可能に前記ベースに支持された座席と、を備え、
前記ベース及び前記座席の一方は、前記座席と前記ベースとの相対回転時に前記ベース及び前記座席の他方に対して摺動する環状の回転誘導部材を有し、
前記ベース及び前記座席の他方は、保持位置と解放位置との間を移動可能なロック部材を有し、
前記ロック部材が前記保持位置に位置する際に、前記ロック部材が前記回転誘導部材に接触して前記座席の前記ベースからの取り外しが規制され、
前記ロック部材が前記解放位置に位置する際に、前記ロック部材が前記回転誘導部材から離間して前記座席の前記ベースからの取り外しが許容される。
本発明によるチャイルドシートにおいて、前記座席は、前記ベースに対する任意の相対回転位置で前記ベースから取り外し可能であってもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記回転誘導部材は、前記座席を前記ベースから取り外す際の移動方向への投影において前記保持位置にある前記ロック部材と重なり且つ前記解放位置にある前記ロック部材からずれる位置に設けられた規制部を有し、
前記規制部と前記保持位置に位置する前記ロック部材とにより、前記座席の前記ベースからの取り外しが規制されてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記ロック部材は、独立して移動可能な第1ロック部材および第2ロック部材を有し、
前記ベース及び前記座席の一方は、独立して操作可能な第1操作部材および第2操作部材と、前記第1操作部材と前記第1ロック部材との間に設けられ前記第1操作部材の動作を前記第1ロック部材に伝達する第1操作伝達手段と、前記第2操作部材と前記第2ロック部材との間に設けられ前記第2操作部材の動作を前記第2ロック部材に伝達する第2操作伝達手段と、を有していてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記ロック部材は、さらに、前記第1ロック部材と協働して前記保持位置と前記解放位置との間を移動可能な第3ロック部材と、前記第2ロック部材と協働して前記保持位置と前記解放位置との間を移動可能な第4ロック部材と、を有し、
前記第3ロック部材および前記第4ロック部材は、それぞれ、前記第1ロック部材および前記第2ロック部材から第1方向に離間しており、
前記第1ロック部材および前記第3ロック部材は、それぞれ、前記第2ロック部材および前記第4ロック部材の一方および他方から、前記第1方向と交差する第2方向に離間していてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記座席は、前記ベースに支持された座席フレームと、前記座席フレームに支持されたクッション部材と、前記座席フレームの前記クッション部材を間に挟んで対向する位置に設けられた前記第1操作部材及び前記第2操作部材と、を有していてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記座席は、座部、背部および互いに対向して設けられた第1側部及び第2側部を有し且つ前記ベースに支持された座席フレームと、前記座席フレームの第1側部に設けられた前記第1操作部材と、前記座席フレームの第2側部に設けられた前記第2操作部材と、を有していてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記ベース及び前記座席の一方は、操作されることで非操作位置から操作位置に移動する操作部材と、前記操作部材の非操作位置から前記操作位置への移動にともなって前記ロック部材を前記保持位置から前記解放位置へ移動させる操作伝達手段と、を有し、
前記操作部材は、前記座席を前記ベースから取り外す際における前記座席と前記ベースとの相対移動方向に沿って、前記非操作位置から前記操作位置へ移動してもよい。
本発明によるチャイルドシートは、
受台と、
前記受台上に設けられ、前記受台に対して傾きを変化可能、回転可能且つ分離可能な座席と、を有する。
本発明によれば、座席が受台に対してリクライニングおよび回転可能であると共に、受台から取り外し可能なチャイルドシートを提供することができる。
本発明によるチャイルドシートの一実施の形態を示す斜視図。 シート本体のリクライニング動作を説明するための図であって、チャイルドシートを示す側面図。 シート本体の回転動作を説明するための図であって、チャイルドシートを示す側面図。 座席と、受台およびベースとを分離して示す斜視図。 座席の底面の側を示す斜視図。 座席の底面の側を示す平面図。 図6のA−A線に沿ったチャイルドシートの断面の一部を示す部分断面図。 図6のB−B線に沿ったチャイルドシートの断面の一部を示す部分断面図。 図7に示すロック部材保持体を下方から見た斜視図。 保持位置にあるロック部材を示す側面図。 解放位置にあるロック部材を示す側面図。 押出部材が押出位置にある押出機構を示す上面図。 押出部材が非押出位置にある押出機構を示す上面図。 座席フレームの側部内に配置された操作部材を示す斜視図。 受台と受台に支持されたベースとを示す斜視図。 図15に示すベースの分解斜視図。 図15に示す受台の一部とベースの係合部とを示す斜視図。 座席が受台の側方を向いた状態にあるチャイルドシートの上面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は本発明によるチャイルドシート(チャイルドカーシート)10の一実施の形態を説明するための斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態におけるチャイルドシート10は、車両(例えば自動車)のシート1に取り付けられる受台20と、受台20上に設けられ、受台20に対して傾きを変化可能、回転可能且つ分離可能な座席40と、を有する。図示された例では、チャイルドシート10は、受台20と、受台20上に支持されたベース60と、ベース60に支持された座席40と、をチャイルドシート本体11として有している。図1に示すように、チャイルドシート10は、さらに、受台20の背面から後方に延び出す取り付け具100を有している。取り付け具100が車両のシート1の図示しない固定具(例えばISOFIX方式対応のラッチ)に接続されることにより、チャイルドシート10は、シート1に固定される。また、チャイルドシート10は、チャイルドシート本体11の受台20に着脱可能に取り付けられるサポートレッグ110を有している。サポートレッグ110は、車両のシート1を支持する車両の床面3まで延び、チャイルドシート本体11(受台20)の前方部分を下方から支持するようになる。
受台20は、車両のシート1の座部1a上に載置されるようになる基部21と、基部21から起立するとともに、車両のシート1の背部1bに対面するようになる起立部22と、を有している。
図2は、チャイルドシート10のリクライニング動作を説明するための図である。図2に示すように、ベース60は、傾きを変化可能に受台20に支持されている。より具体的には、ベース60は、前後方向に延びる鉛直面に沿った方向sdに沿って、受台20に対し摺動可能となっている。
図1に示すように、座席40は、座席フレーム41と、座席フレーム41に支持されたクッション部材42と、を含む。座席フレーム41は、ベース60上に支持された座部43aと、座部43aから延び出た背部43bと、座席40の幅方向に互いに対向して設けられた第1側部44a及び第2側部44bを有している。また、座席フレーム41には、使用者が座席40を運ぶ際に把持するための把持部45が設けられている。図示された例では、座席フレーム41は、クッション部材42を間に挟んで対向する位置に設けられた第1把持部45aおよび第2把持部45bを有する。第1把持部45aおよび第2把持部45bは、それぞれ、第1側部44a及び第2側部44bに設けられている。
座席フレーム41は、ベース60に支持されている。したがって、図2に示すように、ベース60が受台20に対し摺動して、その傾きが変化すると、座席フレーム41もベース60と共に受台20に対して移動して、その受台20に対する傾きが変化する。これにより、座席40をリクライニングさせることができる。
図3は、座席フレーム41の回転動作を説明するための図である。図3に示すように、座席フレーム41は、ベース60に対し、鉛直面sdに沿った回転軸線Rxを中心として回転可能となっている。そして、座席40をベース60に対して回転させることによって、図3に示すように、乳幼児を、後方を向くようにしてチャイルドシート10に着座させることができる。以下において、図3に実線で示された座席40の状態を、座席40の「前向き状態」とも呼び、図3に二点鎖線で示された座席40の状態を、座席40の「後向き状態」とも呼ぶ。
なお、本明細書中において、チャイルドシート10の座席40に対する「上」、「下」、「前」および「後」の用語は、特に指示がない場合、座席40に着座した乳幼児を基準とした「上」、「下」、「前」および「後」を意味するものとする。また、チャイルドシート10の受台20およびベース60に対する「上」、「下」、「前」および「後」の用語は、特に指示がない場合、車両の通常の走行を基準とした「上」、「下」、「前」および「後」を意味するものとする。
図4は、座席40と、受台20およびベース60とを分離させた状態で示す図である。図4に示すように、座席フレーム41は、ベース60および受台20に対して取り外し可能に接続されている。座席フレーム41は、後述する操作部材50を操作することにより、ベース60および受台20から取り外し可能である。これにより、座席40に着座した乳幼児を、座席40とともにベース60および受台20上から移動させることができる。座席40は、座席40のベース60に対する回転軸線Rxに沿った方向に、取り外し可能である。また、座席40は、ベース60に対する任意の相対回転位置でベース60から取り外し可能である。これにより、使用者は、チャイルドシート10に対するいかなる方向からも、座席40をベース60および受台20から取り外すことができる。
以下において、チャイルドシート本体11の各部分についてさらに詳細に説明する。
まず、座席40について説明する。上述したように、座席40は、クッション部材42を支持する座席フレーム41を有する。座席フレーム41は、座部43a、背部43b、および、互いに対向して設けられた第1側部44a及び第2側部44bを有する。第1側部44aおよび第2側部44bは、それぞれ、座席40の幅方向におけるクッション部材42の一側および他側に位置する。第1側部44aには第1把持部45aが、第2側部44bには第2把持部45bが、それぞれ設けられている。
図5および図6は、座席40の底面の側を示す図である。また、図7および図8は、それぞれ、図6のA−A線およびB−B線に沿った座席40の断面の一部を、ベース60および受台20の断面と共に概略的に示す図である。なお、図8において、後述するロック部材47の図示は省略されている。
図4乃至図8に示すように、座席フレーム41は、座部43aの底面から下方に、回転軸線Rxの延びる方向に沿って突出した接続凸部46を有している。座席40がベース60に支持された状態において、接続凸部46は、ベース60の対応する接続凹部81内に収容される。図5および図6から理解されるように、接続凸部46は、全体として、回転軸線Rxを中心線とする錘台形状をなしている。
図6乃至図8に示すように、接続凸部46内には、座席40のベース60からの取り外しを規制するロック部材47が収容されている。ロック部材47は、回転軸線Rxを中心とする径方向の外側に突出する下端部47pを有する。そして、ロック部材47は、その下端部47pが接続凸部46から突出する保持位置(図10参照)と、その下端部47pが接続凸部46内に配置される解放位置(図11参照)との間を移動可能である。保持位置にあるロック部材47の下端部47pがベース60と接触(干渉)することにより、座席40のベース60からの取り外しが規制される。その一方で、ロック部材47が上記解放位置に位置する際は、上記下端部47pがベース60から離間して、座席40のベース60からの取り外しが許容される。これにより、意図せず座席40がベース60から外れることを効果的に防止しつつ、必要な場合には座席40をベース60から取り外すことができる。
なお、接続凸部46の周状の側面には開口が設けられており、ロック部材47は、開口を通じて接続凸部46から突出する。
図示された例では、ロック部材47は、第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bを有する。これらのロック部材47a,47bは、接続凸部46内に配置されたロック部材保持体48に保持されている。より具体的には、ロック部材保持体48は、第1ロック部材47aを保持する第1ロック部材保持体48aと、第2ロック部材47bを保持する第2ロック部材保持体48bとを有する。図5および図6によく示されているように、第1ロック部材保持体48aおよび第2ロック部材保持体48bは、座席40の前後方向に延び、座席40の幅方向における回転軸線Rxの他側および一側に、互いから離間して配置されている。図1、図7および図8に示すように、第1ロック部材保持体48aおよび第2ロック部材保持体48bの上面は、座席40の座部43aの上面の一部をなしている。
さらに、図5および図6に示す例では、ロック部材47は、第3ロック部材47cおよび第4ロック部材47dを有する。第3ロック部材47cは、第1ロック部材保持体48aに保持され、第4ロック部材47dは、第2ロック部材保持体48bに保持されている。
図9は、図7に示す第1ロック部材保持体48aを下方から示す図である。図7および図9に示すように、第1ロック部材47aは、第1ロック部材保持体48aの後端部に保持されている。また、第3ロック部材47cは、第1ロック部材保持体48aの前端部に保持されている。したがって、第1ロック部材47aおよび第3ロック部材47cは、前後方向に離間して配置されている。
同様に、第2ロック部材47bは、第2ロック部材保持体48bの後端部に保持されている。また、第4ロック部材47dは、第2ロック部材保持体48bの前端部に保持されている。したがって、第2ロック部材47bおよび第4ロック部材47dは、前後方向に離間して配置されている。
第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bは、図10に示す保持位置と、図11に示す解放位置との間を、独立して移動可能である。第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47aは、それぞれ、座席40の幅方向に延びる回転軸線47ax,47bxの周りを回転することにより、保持位置と解放位置との間を移動する。
一方、第3ロック部材47cおよび第4ロック部材47dは、図10に示す保持位置と、図11に示す解放位置との間を、それぞれ、第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bと協働して移動する。すなわち、図10に示すように、第1ロック部材47aが保持位置に配置されるとき、第3ロック部材47cも保持位置に配置される。また、第2ロック部材47bが保持位置に配置されるとき、第4ロック部材47dも保持位置に配置される。さらに、図11に示すように、第1ロック部材47aが解放位置に配置されるとき、第3ロック部材47cも解放位置に配置される。また、第2ロック部材47bが解放位置に配置されるとき、第4ロック部材47dも解放位置に配置される。第3ロック部材47cおよび第4ロック部材47dは、それぞれ、座席40の幅方向に延びる回転軸線47cx,47dxの周りを回転することにより、保持位置と解放位置との間を移動する。
なお、各ロック部材47は、図示しない付勢手段によって解放位置に向けて付勢されている。
図6および図8に示すように、座席40には、ロック部材47を保持位置から解放位置へ移動させる操作部材50および操作伝達手段51が設けられている。操作部材50は、操作されることで、図14において実線で示す非操作位置から二点鎖線で示す操作位置に移動する。操作伝達手段51は、操作部材50の非操作位置から操作位置への移動にともなってロック部材47を保持位置から解放位置へ移動させる。
図示された例では、図6に示すように、第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bに対応して、第1操作部材50aおよび第1操作伝達手段51a、並びに、第2操作部材50bおよび第2操作伝達手段51bが設けられている。
第1操作部材50aおよび第2操作部材50bは、第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bを、それぞれ独立して操作可能である。図6から理解されるように、第1操作部材50aおよび第2操作部材50bは、座席フレーム41に支持されたクッション部材42を間に挟んで対向する位置に設けられている。これにより、使用者は、クッション部材42の両側から座席40を安定して保持しつつ、操作部材50a,50bを操作することができる。すなわち、操作部材50a,50bを操作しながら、座席40をベース60から取り外すことが容易である。
図示された例では、第1操作部材50aおよび第2操作部材50bは、それぞれ、座席40の幅方向における一側および他側に設けられている。より具体的には、第1操作部材50aおよび第2操作部材50bは、それぞれ、第1把持部45aおよび第2把持部45bに設けられている。この場合、座席40を車両の側方を向く位置(車両の出入口と対面する位置)まで回転させた状態で、車両の出入口を通じて座席40を車両内から取り出すことが容易である。ここで、一般に、座席40の幅方向における寸法は、座席40の前後方向における寸法よりも小さい。このため、座席40を車両の出入口と対面する位置まで回転させれば、車両の出入口が狭くても、座席40を容易に取り出すことができる。
各操作部材50a,50bは、座席40をベース60から取り外す際における座席40とベース60との相対移動方向(すなわち回転軸線Rxに沿った方向あるいは上下方向)と平行な方向に沿って、非操作位置から操作位置へ移動する。図14に示す例では、操作部材50a,50bは、非操作位置から操作位置へ、上方へ移動する。このように、操作部材50の非操作位置から操作位置への移動方向が上記相対移動方向に沿っていることにより、操作部材50の操作と、座席40をベース60から引き抜く動作(上記相対移動方向に沿って持ち上げる動作)とを、一連の動作として行うことが容易である。すなわち、座席40のベース60からの取り外し操作が、単純になる。
図6に示すように、第1操作伝達手段51aは、第1操作部材50aと第1ロック部材47aとの間に設けられ、第1操作部材50aの動作を第1ロック部材47aに伝達する。また、第2操作伝達手段51bは、第2操作部材50bと第2ロック部材47bとの間に設けられ、第2操作部材50bの動作を第2ロック部材47bに伝達する。
図10に示すように、第1操作伝達手段51aは、第1ロック部材47aおよび第3ロック部材47cの下端部47pを押して各ロック部材47a,47cを保持位置に保持する第1押出機構52aと、第1押出機構52aおよび第1操作部材50aを接続する第1接続手段53aと、を含む。同様に、第2操作伝達手段51bは、第2ロック部材47bおよび第4ロック部材47dの下端部47pを押して各ロック部材47b,47dを保持位置に保持する第2押出機構52bと、第2押出機構52bおよび第2操作部材50bを接続する第2接続手段53bと、を含む。
図9に示すように、第1押出機構52aは、第1ロック部材47aと第3ロック部材47cとの間において、第1ロック部材保持体48aに保持されている。図10および図11に示すように、第1押出機構52aは、第1ロック部材47aの下端部47pの前方に当該下端部47pに対面して配置された第1後方押出部材54aと、第3ロック部材47cの下端部の後方に当該下端部に対面して配置された第1前方押出部材54cと、を有する。第1後方押出部材54aは、座席40の幅方向に延びる回転軸線54axの周りを回転して、第1ロック部材47aを後方に押して保持位置に保持する押出位置(図10参照)と、第1ロック部材47aが解放位置に移動することを許容する非押出位置(図11参照)と、の間を移動する。また、第1前方押出部材54cは、座席40の幅方向に延びる回転軸線54cxの周りを回転して、第3ロック部材47cを前方に押して保持位置に保持する押出位置(図10参照)と、第3ロック部材47cが解放位置に移動することを許容する非押出位置(図11参照)と、の間を移動する。
同様に、第2押出機構52bは、第2ロック部材47bと第3ロック部材47dとの間において、第2ロック部材保持体48bに保持されている。図10および図11に示すように、第2押出機構52bは、第2ロック部材47bの下端部47pの前方に当該下端部47pに対面して配置された第2後方押出部材54bと、第4ロック部材47dの下端部47pの後方に当該下端部47pに対面して配置された第2前方押出部材54dと、を有する。第2後方押出部材54bは、座席40の幅方向に延びる回転軸線54bxの周りを回転して、第2ロック部材47bを後方に押して保持位置に保持する押出位置(図10参照)と、第2ロック部材47bが解放位置に移動することを許容する非押出位置(図11参照)と、の間を移動する。また、第2前方押出部材54dは、座席40の幅方向に延びる回転軸線54dxの周りを回転して、第4ロック部材47dを前方に押して保持位置に保持する押出位置(図10参照)と、第4ロック部材47dが解放位置に移動することを許容する非押出位置(図11参照)と、の間を移動する。
さらに、各押出機構52a,52bは、後方押出部材54a,54bと前方押出部材54c,54dとの間に配置され、後方押出部材54a,54bおよび前方押出部材54c,54dを押出位置と非押出位置との間で移動させるリンク機構55を有する。図10乃至図13に示すように、リンク機構55は、後方リンク部材56aと、前方リンク部材56bと、後方リンク部材56aおよび前方リンク部材56bの間に配置された中央リンク部材56cと、を有する。後方リンク部材56aの後端には、対応する後方押出部材54a,54bの下端部が接続されている。また、前方リンク部材56bの前端には、対応する前方押出部材54c,54dの下端部が接続されている。また、中央リンク部材56cの一方の端部には後方リンク部材56aの前端が接続され、他方の端部には前方リンク部材56bの後端が接続されている。中央リンク部材56cは、その両端部の間で上下方向に延びる回転軸線56cxの周りを回転可能である。さらに、中央リンク部材56cの他方の端部には、対応する接続手段53a,53bの一方の端部53ap,53bpが接続されている。そして、中央リンク部材56cは、その他方の端部が接続手段53a,53bによって後方に引かれると、回転軸線56cxの周りを回転して、後方リンク部材56aを前方へ引くと同時に、前方リンク部材56bを後方へ引くようになっている。後方リンク部材56aが前方へ引かれ、前方リンク部材56bを後方へ引かれることで、後方押出部材54a,54bおよび前方押出部材54c,54dは非押出位置に移動する。
なお、第1中央リンク部材56cは、図示しない付勢手段によって、第1後方リンク部材56aを後方に押し、前方リンク部材56bを前方に押す位置(図12に示す位置)に向けて付勢されている。したがって、リンク機構55は、中央リンク部材56cの他方の端部が接続手段53a,53bによって後方に引かれていない場合、後方押出部材54a,54bおよび前方押出部材54c,54dを押出位置に保持する。これにより、対応するロック部材47は、図10に示す保持位置に保持される。
また、上述したように、各ロック部材47は、図示しない付勢手段によって解放位置に付勢されている。したがって、中央リンク部材56cの他方の端部が接続手段53a,53bによって後方に引かれ、後方押出部材54a,54bおよび前方押出部材54c,54dが非押出位置に移動すると、対応するロック部材47は、解放位置に移動する。
接続手段53a,53bは、線材である。上述したように、また図6および図10等に示すように、各接続手段53a,53bの一方の端部53ap,53bpは、対応するリンク機構55の中央リンク部材56cに接続されている。また、図6および図14に示すように、各接続手段53a,53bの他方の端部53aq,53aqは、対応する操作部材50a,50bに接続されている。
図6に示すように、各接続手段53a,53bの一方の端部53ap,53bpは、座席40の座部43a内を、中央リンク部材56cから後方に延びている。また、図14から理解されるように、各接続手段53a,53bの他方の端部53aq,53aqは、座席40の第1側部44aおよび第2側部44b内を上下方向に延びている。
このため、第1操作部材50aおよび第2操作部材50bを操作して、非操作位置から操作位置へ上方に移動させると、対応する操作伝達手段51の他方の端部51aq,51bqが上方に引き上げられ、一方の端部51ap,51bpが後方に引かれる。これにより、対応する中央リンク部材56cが回転して、押出機構52a,52bの押出部材54a,54b,54c,54dが非押出位置に移動する。この結果、対応するロック部材47が解放位置に移動する。
なお、互いから独立して操作される二組のロック部材47および操作部材50が設けられていることにより(図示された例では、ロック部材47a,47cおよび操作部材50aと、ロック部材47b,47dおよび操作部材50bとが設けられていることにより)、意図せず座席40がベース60から外れることが、より一層効果的に防止することができる。なぜなら、第1操作部材50aおよび第2操作部材50bの両方を同時に操作した場合にのみ、ロック部材47a,47cおよびロック部材47b,47dの両方が非保持位置に移動し、座席40のベース60からの取り外しが許容されるからである。
図5および図6に示すように、円筒状の接続凸部46の底面には、回転規制凸部58が設けられている。回転規制凸部58は、その一部が接続凸部46の底面から下方に突出した突出位置と、その全てが接続凸部46内に収容された収容位置との間を移動可能である。そして、回転規制凸部58は、座席40に設けられた回転規制凸部操作手段57が操作されることにより、突出位置から収容位置に移動する。突出位置にある回転規制凸部58が後述するベース60の回転規制凹部89に収容されることにより、座席40のベース60に対する回動が規制される。なお、回転規制凸部58は、図示しない付勢手段によって突出位置に付勢されている。このため、回転規制凸部操作手段57が操作されていない場合、回転規制凸部58は突出位置に配置される。
次に、図7、図8並びに図15乃至図18を参照して、ベース60について説明する。図15は、受台20に支持されたベース60を示す斜視図である。また、図16は、図12に示すベース60を分解して示す図である。また、図17は、受台20に支持されたベース60の後述する脚部62aおよび係合部70を示す図である。図17では、図示の明確化のため、受台20の一部を切り欠いて示している。さらに、ベース60の一対の脚部62a,62bのうちの一方62bの図示を省略している。また、図18は、チャイルドシート10の上面図である。
図15および図16に示すように、ベース60は、ベース本体61と、ベース本体61と共に受台20の基部21を上方から覆うカバー部材80と、カバー部材80上に配置された環状の回転誘導部材85と、を有する。
図16に示すように、ベース本体61は、一対の脚部62a,62bと、一対の脚部62a,62bを受台20の基部21に係合させる係合部70と、係合部70を操作する操作部75と、を有する。
一対の脚部62a,62bは、カバー部材80の下方において、ベース60の前後方向に延びており、幅方向に互いから離間して配置されている。一対の脚部62a,62bは、受台20の基部21に摺接する。
一対の脚部62a,62bは、接続部73によって接続されている。接続部73は、脚部62a,62bの前後方向における中央部を接続する主接続部73aと、脚部62a,62bの前端部を接続する接続する前端部接続軸73bと、脚部62a,62bの後端部を接続する後端部接続軸73cと、を有する。
図17によく示されているように、係合部70は、ベース60の幅方向に延びて受台20の基部21と係合する係合軸71と、係合軸71を支持する支持部72と、を有する。
支持部72は、一対の脚部62a,62bの間において、主接続部73aによって支持されている。支持部72は、ベース60の幅方向に延びる回転軸線72xの周りを回動可能に支持されている。支持部72は、回転軸線72xの上方に位置する上端部72mと、回転軸線72xの後方に位置する後端部72nとを有する。支持部72の上端部72mには、操作部75が接続されている。また、支持部72の後端部72nには、挿通穴72hが設けられている。挿通穴72hには、係合軸71が挿通されている。操作部75を操作して支持部72の上端部72mを前方に引くことで、支持部72が回転軸線72xの周りを回動して、支持部72の後端部72nが係合軸71と共に上方に移動する。なお、支持部72は、図示しない付勢手段によって付勢されており、操作部75の操作を止めると、後端部72nが係合軸71と共に下方に移動するようになっている。
係合軸71は、ベース60の幅方向に延びて、後述する突条部31と係合する。具体的には、突条部31の溝32に収容される。上述したように、係合軸71は、支持部72の回動に伴って、上下方向に移動する。係合軸71が上方に移動することで、突条部31の溝32から抜け出る。
係合軸71の両端部は、各脚部62a,62bの互いに対向する側面に設けられた係合軸収容穴62hに収容されている。図7によく示されているように、係合軸収容穴62hは上下方向に延びており、係合軸71の上下方向の移動を阻害することのないようになっている。その一方で、係合軸71が係合軸収容穴62hに収容されていることにより、係合軸71の脚部62a,62bに対する前後方向の移動が規制される。したがって、係合軸71が前後方向に移動すると、脚部62a,62bも前後方向に移動する。
操作部75は、引き手部76と、引き手部76と支持部72とを接続する接続手段77と、を含む。引き手部76を前方に引くことで、支持部72の上端部72mが前方に引かれ、支持部72が回転軸線72xの周りを回動する。そして、支持部72の後端部72nが係合軸71と共に上昇する。また、引き手部76をさらに引くことで、支持部72と共に、係合軸71および一対の脚部62a,62bが前方に移動する。
図15および図16に示すように、カバー部材80は、下方に向けて湾曲した底面80sを有する。図7および図8に示すように、底面80sは、後述する回転誘導部材85と共に、座席40の接続凸部46を収容する接続凹部81を形成する。また、上記底面80sの前方には、操作部75の引き手部76の一部を露出させる引き手部用貫通孔83が設けられている。なお、カバー部材80は、一対の脚部62a,62bに固定されている。
図15および図16に示すように、カバー部材80の底面80sには、座席40の回転規制凸部58を収容する回転規制凹部89が形成されている。回転規制凹部89に回転規制凸部58が収容されることにより、座席40のベース60に対する回転が規制される。図示された例では、カバー部材80は、底面80sの前方領域に形成された前側回転規制凹部89f、底面80sの後方領域に形成された後側回転規制凹部89r、および、ベース60の幅方向における底面80sの両側方領域にそれぞれ形成された2つの側方回転規制凹部89a,89bを有する。
座席40の回転規制凸部58が前側回転規制凹部89fに収容されている場合、座席40は前向き状態になる。また、座席40の回転規制凸部58が後側回転規制凹部89rに収容されている場合、座席40は後向き状態になる。また、座席40の回転規制凸部58が側方回転規制凹部89a,89bに収容されている場合、座席40はベース60の幅方向の一側または他側を向いた状態(それぞれ、図18において実線および二点鎖線で示す状態)になる。
図15および図16に示すように、回転誘導部材85は環状をなしている。座席40の接続凸部81は、環状の回転誘導部材85の内側に配置される。回転誘導部材85は、接続凸部81の周囲において、座席40を下方から支持する。したがって、座席40がベース60に対して回転するとき、座席40と回転誘導部材85とは、互いに対して摺動する。図示された例では、回転誘導部材85は、全体として、回転軸線Rxを中心線とする円筒形状をなしている。これにより、座席40の回転が安定する。なお、回転誘導部材85はカバー部材80に固定されている。
図7および図8に示すように、回転誘導部材85の上端部からは、回転軸線Rxを中心とする径方向の内側に延び出した規制部86が延び出している。規制部86は、回転誘導部材85が、座席40をベース60から取り外す際の移動方向への投影において保持位置にあるロック部材47と重なり、且つ、解放位置にあるロック部材47からずれる位置に設けられている。このような規制部86と保持位置に位置するロック部材47との接触(干渉)により、座席40のベース60からの取り外しが規制される。
具体的には、図7によく示されているように、ロック部材47が保持位置に位置する際、ロック部材47の下端部47pが回転誘導部材85の規制部86に下方から接触して座席40のベース60からの取り外しが規制される。また、ロック部材47が解放位置に位置する際に、ロック部材47の下端部47pが上記規制部86から離間して座席40のベース60からの取り外しが許容される。
図示された例では、規制部86は、回転誘導部材85の環状の上端部に沿って環状に、とりわけ円形に形成されている。これにより、座席40がベース60に対していかなる回転位置にあっても、規制部86と保持位置に位置するロック部材47との接触(干渉)により、座席40のベース60からの取り外しが規制される。一方で、座席40がベース60に対していかなる回転位置にあっても、ロック部材47を規制部86から離間させることで、座席40をベース60からの取り外すことができる。
次に、図17を参照して、受台20の基部21について詳述する。基部21は、基部本体23aと、基部本体23aを覆うカバー部材23bと、を有する。基部本体23aは、受台20に対するベース60の摺動を規制する規制部30を有する。規制部30は、基部本体23aの幅方向中央に設けられている。規制部30は、前後方向に延びる突条部31を含む。突条部31には、受台20の幅方向に延びる係合軸71を上方から受容可能な溝32が設けられている。溝32は、前後方向に離間して複数設けられている。これにより、受台20に対するベース60の傾きを、複数段階で調節することができる。
カバー部材23bの幅方向中央には、規制部30を露出させる開口24が設けられている。これにより、規制部30の突条部31は、ベース60の係合軸71と係合することができる。
規制部30の前方となる位置において、カバー部材23bと基部本体23aとの間には、ベース60の前端部を案内する前方案内部26が形成されている。より具体的には、カバー部材23bの開口24を画成する開口周面24sには、規制部30の前方となる位置において切欠き27が設けられている。切欠き27には、ベース60の前端部接続軸73bが挿通される。図7によく示されているように、切欠き27は、前後方向に延びており、前方に向けて上方に傾斜している。これにより、ベース60が前方に移動するほど、ベース60の前端部が上方に移動するようになる(図2参照)。
さらに、規制部30の後方には、ベース60の後端部(具体的には後端部接続軸73c)を案内する後方案内部(図示せず)が設けられている。後方案内部は、ベース60が前方に移動するほど、ベース60の後端部が下方に移動するように、ベース60を案内する(図2参照)。
上述したように、受台20に対してベース60が前方に移動するほど、ベース60の後端部が下方に移動し、且つ、ベース60の前端部が上方に移動する(図2参照)。したがって、ベース60を受台20に対して前後方向に移動させることで、ベース60の受台20に対する傾きが変化する。
次に、図2および図17を参照して、以上の構成からなるチャイルドシート10のリクライニング操作における作用について説明する。
座席40を、図2に実線で示す位置からリクライニングさせる場合について説明する。まず、図17に示すように、ベース60の係合軸71は、受台20の基部21に設けられた突条部31の最も後方に位置する溝32に収容されている。これにより、ベース60は、図2において実線で示す位置で、受台20に対する前後方向の移動が規制されている。
この状態で、操作部75の引き手部76を前方に引くと、支持部72が回動して係合軸71が上方に移動し、溝32内から抜け出る。そして、引き手部76をさらに前方に引くと、支持部72と共に、係合軸71および一対の脚部62a,62bが前方に移動する。これにより、ベース60と共に、ベース60に支持された座席40が前方に移動する。このとき、受台20の前方案内部26および後方案内部によってベース60が案内されることにより、ベース60が座席40と共に受台20に対して傾倒する。座席40の受台20に対する傾きが所望の傾きになったら、操作部75の操作を終了する。これにより、支持部72が回動して係合軸71が下方に移動する。そして、係合軸71は、突条部31の溝32内に収容される。この結果、ベース60および座席40が受台20に対して傾倒したまま、受台20に対するベース60および座席40の前後方向の移動が規制される。
一方、受台20に対して傾倒した座席40を起立させるには、以下の操作を行えばよい。すなわち、操作部75の引き手部76を前方に引いて、支持部72を回動させる。これにより、係合軸71が上方に移動し、溝32内から抜け出る。この状態で、ベース60を後方に押して座席40と共に移動させる。このとき、受台20の前方案内部26および後方案内部によってベース60が案内されることにより、ベース60が座席40と共に受台20に対して起立する。座席40の受台20に対する傾きが所望の傾きになったら、操作部75の操作を終了する。これにより、支持部72が回動して係合軸71が下方に移動する。そして、係合軸71は、突条部31の溝32内に収容される。この結果、ベース60および座席40が受台20に対して起立したまま、受台20に対するベース60および座席40の前後方向の移動が規制される。
次に、図3を参照して、受台20に対する座席40の回転操作における作用について説明する。
座席40を前向き状態から後ろ向き状態にする場合について説明する。まず、座席40の回転規制凸部58は、ベース60の前側回転規制凹部89fに収容されている。これにより、座席40のベース60および受台20に対する回転が規制されている。
座席40を回転させるため、回転規制凸部操作手段57を操作して、回転規制凸部58を上方に引き上げる。これにより、回転規制凸部58は、前側回転規制凹部89fから抜け出る。そして、座席40をベース60に対して回転軸線Rxの周りで回転させる。
座席40が後向き状態になったら、回転規制凸部操作手段57の操作を終了する。これにより、回転規制凸部58が下方に移動して後側回転規制凹部89rに収容される。この結果、座席40のベース60および受台20に対する回動が規制される。
なお、座席40を後向き状態から前向き状態、あるいは図18に実線又は二点鎖線で示す状態にするには、上述した回転操作と同様の操作を行えばよい。
次に、図10、図11および図14を参照して、座席40の受台20に対する取り外し操作における作用について説明する。
まず、ロック部材47は保持位置に配置されており、その下端部47pは、回転誘導部材85の規制部86に下方から接触している。これにより、座席40のベース60からの取り外しが規制されている。
座席40を受台20から取り外すため、操作部材50を図14に示す非操作位置から操作位置へ移動させる。これにより、押出機構52のリンク機構55が操作されて、押出部材54a,54b,54c,54dが押出位置(図10参照)から非押出位置(図11参照)に移動する。そして、ロック部材47は、図示しない付勢手段によって、解放位置(図11参照)へ移動する。このとき、回転誘導部材85の規制部86に下方から接触していたロック部材47の下端部47pが、当該規制部86から離間する。この結果、座席40がベース60および受台20から取り外し可能になる。そして、ロック部材47を解放位置に配置したまま、座席40を回転軸線Rxの延びる方向に沿って、ベース60から引き抜く。
なお、座席40をベース60に取り付けるには、上述した取り外し操作と逆の操作を行えばよい。
以上、上述した例では、座席40がロック部材47を有し、ベース60が規制部86を有する場合について説明してきたが、これに限られない。例えば、ベース60がロック部材47を有し、座席40が規制部86を有してもよい。この場合、ロック部材47と座席40との接触(干渉)により、座席40のベース60からの取り外しが規制される。なお、ベース60がロック部材47を有し、座席40が規制部86を有する場合、操作部材50は、ベース60に設けられてよい。
また、上述した例では、第1操作部材50aおよび第2操作部材50bが、座席40の幅方向の一側および他側に設けられる場合について説明してきたが、これに限られない。第1操作部材50aおよび第2操作部材50bは、例えば、座席40の前後方向の一側および他側に設けられていてもよい。
また、上述した例では、第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bが座席40の幅方向に離間し、第3ロック部材47cおよび第4ロック部材47dがそれぞれ第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bから前後方向に離間している場合について説明してきたが、これに限られない。第3ロック部材47cおよび第4ロック部材47dは、それぞれ、第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bから任意の第1方向に離間していてよく、また、第1ロック部材47aおよび第3ロック部材47cは、それぞれ、第2ロック部材47bおよび第4ロック部材47dの一方および他方から、第1方向と交差する第2方向に離間していてよい。この場合も、互いに交差する第1方向および第2方向における座席40の揺動がロック部材47と回転誘導部材85との接触によって規制されるため、座席40をベース60に安定して保持することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、チャイルドシート10は、受台20と、傾きを変化可能に受台20に支持されたベース60と、回転可能且つ取り外し可能にベース60に支持された座席40と、を備える。ベース60及び座席40の一方は、座席40とベース60との相対回転時にベース60及び座席40の他方に対して摺動する環状の回転誘導部材85を有している。また、ベース60及び座席40の他方は、保持位置と解放位置との間を移動可能なロック部材47を有している。そして、ロック部材47が保持位置に位置する際に、ロック部材47が回転誘導部材85に接触して座席40のベース60からの取り外しが規制される。また、ロック部材47が解放位置に位置する際に、ロック部材47が回転誘導部材85から離間して座席40のベース60からの取り外しが許容される。このようなチャイルドシート10によれば、座席40を受台20に対してリクライニングおよび回転させることができ、また、ベース60および受台20から取り外すことができる。
本実施の形態において、座席40は、ベース60に対する任意の相対回転位置でベース60から取り外し可能である。これにより、使用者は、チャイルドシート10に対して任意の方向から、座席40をベース60から取り外すことができる。
具体的には、回転誘導部材85は、座席40をベース60から取り外す際の移動方向への投影において保持位置にあるロック部材47と重なり且つ解放位置にあるロック部材47からずれる位置に設けられた規制部86を有している。そして、規制部86と保持位置に位置するロック部材47とにより、座席40のベース60からの取り外しが規制される。
また、本実施の形態において、ロック部材47は、独立して移動可能な第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bを有している。また、ベース60及び座席40の一方は、独立して操作可能な第1操作部材50aおよび第2操作部材50bと、第1操作部材50aと第1ロック部材47aとの間に設けられ第1操作部材50aの動作を第1ロック部材47aに伝達する第1操作伝達手段51aと、第2操作部材50bと第2ロック部材47bとの間に設けられ第2操作部材50bの動作を第2ロック部材47bに伝達する第2操作伝達手段51bと、を有する。これにより、第1操作部材50aおよび第2操作部材50bの両方を操作した場合にのみ、座席40のベース60からの取り外しが許容される。したがって、意図せず座席40がベース60から外れることが、効果的に防止される。
また、本実施の形態において、ロック部材47は、さらに、第1ロック部材47aと協働して保持位置と解放位置との間を移動可能な第3ロック部材47cと、第2ロック部材47bと協働して保持位置と解放位置との間を移動可能な第4ロック部材47dと、を有している。第3ロック部材47cおよび第4ロック部材47dは、それぞれ、第1ロック部材47aおよび第2ロック部材47bから第1方向に離間している。また、第1ロック部材47aおよび第3ロック部材47cは、それぞれ、第2ロック部材47bおよび第4ロック部材47dの一方および他方から、上記第1方向と交差する第2方向に離間している。これにより、互いに交差する第1方向および第2方向における座席40の揺動が、ロック部材47と回転誘導部材85との接触によって規制される。この結果、座席40をベース60に安定して保持することができる。
また、本実施の形態において、座席40は、ベース60に支持された座席フレーム41と、座席フレーム41に支持されたクッション部材42と、座席フレーム41のクッション部材42を間に挟んで対向する位置に設けられた第1操作部材50a及び第2操作部材50bと、を有する。これにより、使用者は、座席40をクッション部材42の両側から安定して保持しつつ、操作部材50a,50bを操作することができる。すなわち、操作部材50a,50bを操作しながら、座席40をベース60から取り外すことができる。
具体的には、座席40は、座部43a、背部43bおよび互いに対向して設けられた第1側部44a及び第2側部44bを有し且つベース60に支持された座席フレーム41と、座席フレーム41の第1側部44aに設けられた第1操作部材50aと、座席フレーム41の第2側部44bに設けられた第2操作部材50bと、を有する。この場合、座席40を車両の出入口と対面する位置まで回転させた状態で、車両の外から上記出入口を通じて座席40を取り出すことが容易である。ここで、一般に、座席40の幅方向における寸法は、座席40の前後方向における寸法よりも小さい。このため、座席40を車両の出入口と対面する位置まで回転させた状態にすれば、車両の出入口が狭くても、座席40を車内から容易に取り出すことができる。
また、本実施の形態において、ベース60及び座席40の一方は、操作されることで非操作位置から操作位置に移動する操作部材50と、操作部材50の非操作位置から操作位置への移動にともなってロック部材47を保持位置から解放位置へ移動させる操作伝達手段51と、を有する。そして、操作部材50は、座席40をベース60から取り外す際における座席40とベース60との相対移動方向に沿って、非操作位置から操作位置へ移動する。この場合、操作部材50の操作と、座席40をベース60から引き離す動作(上記相対移動方向に沿って持ち上げる動作)とを、一連の動作として行うことが容易である。すなわち、座席40のベース60からの取り外し操作が、単純になる。
また、本実施の形態のチャイルドシート10は、受台20と、受台20上に設けられ、受台20に対して傾きを変化可能、回転可能且つ分離可能な座席40と、を有する。このようなチャイルドシート10によれば、座席40を受台20に対してリクライニングおよび回転させることができ、また、受台20から取り外すことができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 車両のシート
10 チャイルドシート
20 受台
21 基部
40 座席
41 座席フレーム
42 クッション部材
43 座部
45 把持部
46 接続凸部
47 ロック部材
50 操作部材
58 回転規制凸部
60 ベース
61 ベース本体
62a 脚部
62b 脚部
80 カバー部材
85 回転誘導部材
86 規制部

Claims (9)

  1. 受台と、
    傾きを変化可能に前記受台に支持されたベースと、
    回転可能且つ取り外し可能に前記ベースに支持された座席と、を備え、
    前記ベース及び前記座席の一方は、前記座席と前記ベースとの相対回転時に前記ベース及び前記座席の他方に対して摺動する環状の回転誘導部材を有し、
    前記ベース及び前記座席の他方は、保持位置と解放位置との間を移動可能なロック部材を有し、
    前記ロック部材が前記保持位置に位置する際に、前記ロック部材が前記回転誘導部材に接触して前記座席の前記ベースからの取り外しが規制され、
    前記ロック部材が前記解放位置に位置する際に、前記ロック部材が前記回転誘導部材から離間して前記座席の前記ベースからの取り外しが許容される、チャイルドシート。
  2. 前記座席は、前記ベースに対する任意の相対回転位置で前記ベースから取り外し可能である、請求項1に記載のチャイルドシート。
  3. 前記回転誘導部材は、前記座席を前記ベースから取り外す際の移動方向への投影において前記保持位置にある前記ロック部材と重なり且つ前記解放位置にある前記ロック部材からずれる位置に設けられた規制部を有し、
    前記規制部と前記保持位置に位置する前記ロック部材とにより、前記座席の前記ベースからの取り外しが規制される、請求項1又は2に記載のチャイルドシート。
  4. 前記ロック部材は、独立して移動可能な第1ロック部材および第2ロック部材を有し、
    前記ベース及び前記座席の一方は、独立して操作可能な第1操作部材および第2操作部材と、前記第1操作部材と前記第1ロック部材との間に設けられ前記第1操作部材の動作を前記第1ロック部材に伝達する第1操作伝達手段と、前記第2操作部材と前記第2ロック部材との間に設けられ前記第2操作部材の動作を前記第2ロック部材に伝達する第2操作伝達手段と、を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  5. 前記ロック部材は、さらに、前記第1ロック部材と協働して前記保持位置と前記解放位置との間を移動可能な第3ロック部材と、前記第2ロック部材と協働して前記保持位置と前記解放位置との間を移動可能な第4ロック部材と、を有し、
    前記第3ロック部材および前記第4ロック部材は、それぞれ、前記第1ロック部材および前記第2ロック部材から第1方向に離間しており、
    前記第1ロック部材および前記第3ロック部材は、それぞれ、前記第2ロック部材および前記第4ロック部材の一方および他方から、前記第1方向と交差する第2方向に離間している、請求項4に記載のチャイルドシート。
  6. 前記座席は、前記ベースに支持された座席フレームと、前記座席フレームに支持されたクッション部材と、前記座席フレームの前記クッション部材を間に挟んで対向する位置に設けられた前記第1操作部材及び前記第2操作部材と、を有する、請求項4又は5に記載のチャイルドシート。
  7. 前記座席は、座部、背部および互いに対向して設けられた第1側部及び第2側部を有し且つ前記ベースに支持された座席フレームと、前記座席フレームの第1側部に設けられた前記第1操作部材と、前記座席フレームの第2側部に設けられた前記第2操作部材と、を有する、請求項4〜6のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  8. 前記ベース及び前記座席の一方は、操作されることで非操作位置から操作位置に移動する操作部材と、前記操作部材の非操作位置から前記操作位置への移動にともなって前記ロック部材を前記保持位置から前記解放位置へ移動させる操作伝達手段と、を有し、
    前記操作部材は、前記座席を前記ベースから取り外す際における前記座席と前記ベースとの相対移動方向に沿って、前記非操作位置から前記操作位置へ移動する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  9. 受台と、
    前記受台上に設けられ、前記受台に対して傾きを変化可能、回転可能且つ分離可能な座席と、を有するチャイルドシート。
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