JP2021053842A - 製管装置 - Google Patents

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将司 蛭田
Shoji Hiruta
将司 蛭田
克則 吉野
Katsunori Yoshino
克則 吉野
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Abstract

【課題】内周規制体の無い製管装置において、樹脂被覆層で被覆された補強帯材を有する帯状部材から螺旋管を製管する際に樹脂被覆層が削られるのを防止しながら、帯状部材に所要の駆動力を付与する。【解決手段】製管装置10の装置フレーム11を製管中の螺旋管9の管端部9eの一箇所に配置し、管端係止部12を管端部9eに巻き方向へ移動可能に係止させる。一対の回転駆動体20,30によって帯状部材90における未製管の後続帯部90bを挟み付けるとともに管端部9eへ向けて斜めに押し込んで製管を進める。外周側の回転駆動体30のシャフト31には、外周面に好ましくはローレットからなる凹凸部32aが形成された金属製の駆動ローラ32と、大径かつ外周面33aが滑面をなす金属製のガイドローラ33が設けられている。駆動ローラ32が、合成樹脂製の帯本体91の突起93d,94dに押し当てられる。ガイドローラ33が、補強帯材92の凹溝92dに挿し込まれる。【選択図】図5

Description

本発明は、帯状部材から螺旋管を製管する装置に関し、特に製管中の螺旋管の管端部を内周側から規制する内周規制体無しで製管可能な小型の自走式製管装置に関する。
老朽化した下水道管などの既設埋設管を更生するために、その内周に更生管をライニングすることは公知である(特許文献1,2等参照)。更生管としては、例えば合成樹脂製の帯状部材を螺旋状に巻回してなる螺旋管が挙げられる。螺旋管の製管装置としては、製管に伴って螺旋状に自走される自走式製管装置が知られている。一般に、自走式製管装置は、例えばリンクローラと称される環状の内周規制体を備えている(特許文献1等参照)。内周規制体によって、製管中の螺旋管の管端部が全周にわたって内周側から規制された状態で、製管が行われる。
特許文献2には、内周規制体の無い製管装置が提案されている。該製管装置は、装置フレームと、管端係止部と、駆動部を備えている。装置フレームが、製管中の螺旋管の管端部の周方向の一箇所に配置される。前記管端部における装置フレームの配置箇所以外の部分は、内周側へ解放された状態となる。管端係止部は、装置フレームの底部に設けられ、管端部に対して巻き方向へ移動可能に係止されている。駆動部は、装置フレームに設けられた内周側及び外周側の駆動ローラと、これら駆動ローラを回転駆動させるモータを含む。帯状部材における未製管の後続帯部を内周側及び外周側の駆動ローラによって挟み付けるとともに管端部へ向けて斜めに押し込む。これによって、製管が進む。特許文献2の製管装置によれば、内周規制体が無いために装置構成を小型化できる。
帯状部材としては、例えば合成樹脂製の帯本体の外周側部(製管されたとき螺旋管(更生管)の外周側を向く側部)に鋼製の補強帯材を設けたものが知られている(特許文献2の図27参照)。
補強帯材付きの帯状部材からなる更生管は自立管としての強度を期待できる。
特許第4866428号公報 国際公開2017/170866
発明者等は、更生管の高耐久化を図るために、内周規制体の無い製管装置用の帯状部材として、樹脂被覆層で被覆した補強帯材付きの帯状部材を用いることを検討した。
一方、この種の製管装置は、帯状部材における未製管の後続帯部を内周側及び外周側の駆動ローラで強く挟み付けて管端部へ向けて押し込む必要があるために、外周側の駆動ローラが鋼製の補強帯材に当たるように設計するのが通常と言える。また、所要の駆動力(押し込み力)を得るために、外周側の駆動ローラの外周面にローレット等の凹凸部を形成することが考えられる。
しかし、補強帯材が樹脂被覆層を有する場合、ローレット付きの駆動ローラが補強帯材に強く当たった状態で何らかの要因で空転すると樹脂被覆層が削り落とされるおそれがある。
本発明は、かかる事情に鑑み、内周規制体の無い製管装置において、樹脂被覆層で被覆された補強帯材を有する帯状部材から螺旋管を製管する際に樹脂被覆層が削られるのを防止しながら、帯状部材に所要の駆動力(押し込み力)を付与することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、合成樹脂製の帯本体、及び該帯本体の外周側部に設けられた補強帯材を含み、前記補強帯材の金属製の補強帯材本体が樹脂被覆層にて被覆された帯状部材から螺旋管を製管する装置であって、
製管中の螺旋管における管軸方向の延伸前方側の管端部の一箇所の内周側に、装置前後方向を前記螺旋管の巻き方向へ向けて配置された装置フレームと、
前記装置フレームに設けられ、前記管端部に対して前記巻き方向へ移動可能に係止される管端係止部と、
前記装置フレームに設けられ、前記帯状部材における未製管の後続帯部を該後続帯部の外周側及び内周側から挟み付けるとともに、前記後続帯部を前記管端部へ向けて斜めに押し込んで製管を進める一対の回転駆動体と、
前記一対の回転駆動体を回転駆動させて前記押し込み力を得る駆動源と、を備え、
前記一対の回転駆動体のうち前記後続帯部の外周側に配置される回転駆動体が、
回転軸線を前記装置前後方向と直交する装置幅方向へ向けて、前記駆動源に接続されたシャフトと、
外周面が前記帯本体の一対の突起にそれぞれ押し当てられるようにして前記シャフトに設けられ、前記外周面には凹凸部が形成された金属製の一対の駆動ローラと、
前記補強帯材の帯幅方向の中央部の凸部を挟んで両側の一対の凹溝にそれぞれ挿し込まれるようにして前記シャフトに設けられ、前記駆動ローラより大径かつ外周面が滑面をなす金属製の一対のガイドローラと、を含むことを特徴とする。
当該製管装置によれば、駆動ローラが合成樹脂製の帯本体の突起に当たる。言い換えると、駆動ローラが補強帯材には当たらないようにすることで、補強帯材の樹脂被覆層が駆動ローラによって削り落とされるのが回避される。
一方、駆動ローラの外周面に凹凸部を形成することによって、駆動ローラと帯本体の突起との間の滑りを防止でき、後続帯部に対して所要の駆動力(管端部への押し込み力)を確実に付与できる。
一対のガイドローラの間に補強帯材の凸部が挟まれることによって、後続帯部が装置幅方向に位置規制され、駆動ローラが帯本体の突起に確実に押し当てられる。ガイドローラは金属製であるから、金属製の補強帯材本体を含む補強帯材に対して強度負けすることがなく、後続帯部を確実に位置規制できる。
前記凹凸部は、ローレットであることが好ましい。これによって、所要の駆動力(押し込み力)を確実に発現できる。
外周側及び内周側の回転駆動体どうしの間隔が調整可能であることが好ましい。これによって、後続帯部の締め付け力を調整できる。
後続帯部の帯本体の突起が押し倒されない程度に、外周側の回転駆動体における駆動ローラが前記突起に強く押し当てられた状態で、ガイドローラの外周面が補強帯材の凹溝の溝底面に突き当たるように、ガイドローラと駆動ローラとの直径差が設定されていることが好ましい。これによって、後続帯部の締め付け力の上限を設定でき、前記突起の変形を防止できる。また、ガイドローラの回転によっても後続帯部の押し込み力を得ることができる。
ガイドローラの外周面が前記溝底面に摺擦されたとしても、該外周面は金属の滑面によって構成されているために摩擦が低減され、溝底面を構成する樹脂被覆層が削り落とされるのを防止できる。
本発明によれば、内周規制体の無い製管装置において、樹脂被覆層で被覆された補強帯材を有する帯状部材から螺旋管を製管する際に樹脂被覆層が削られるのを防止しながら、帯状部材に所要の駆動力(押し込み力)を付与できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る更生管の製管工程を、管軸方向と直交する断面で示す正面図である。 図2は、製管装置によって作製中の前記更生管の斜視図である。 図3は、図1のIII−III線に沿う、作製中の前記更生管の断面図である。 図4は、図1のIV−IV線に沿う、前記製管装置の駆動部の正面断面図である。 図5は、図4の駆動部の拡大図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、老朽化した下水道管1(既設管状体)を更生する様子を示したものである。下水道管1の内周に更生管9(螺旋管)がライニングされることで、下水道管1が更生されている。
なお、更生対象の既設管状体は、下水道管に限らず、上水道管、農業用水管、水力発電導水管、ガス管その他の既設埋設管でもよく、トンネルであってもよい。
図2及び図3に示すように、更生管9は、帯状部材90からなる螺旋管によって構成されており、当該更生管9だけで埋設管の強度を担う自立管である。
図4及び図5に示すように、帯状部材90は、帯本体91と、補強帯材92を含み、一定の断面に形成されて、図4の紙面と直交する帯長方向へ延びている。帯本体91は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂によって構成されている。
帯本体91は、平帯部91aと、帯幅方向(図5において左右)の両縁部の凹凸状の嵌合部93,94と、帯幅方向の中間の2つ(複数)のT字断面のリブ95を含む。平帯部91aの内周側面91f(螺旋管の内周面を画成する面)は平坦面になっている。嵌合部93,94及びリブ95は、平帯部91aから外周側(螺旋管に製管されたとき外周を向く側、図5において下方)へ突出されている。
帯本体91の外周側部(図5において下側)に補強帯材92が設けられている。補強帯材92によって、帯状部材90が補強され、自立管としての強度が確保されている。
補強帯材92は、概略Ω字状ないしはW字状の一定断面に形成されて、図5の紙面と直交する方向へ長尺状に延びている。詳しくは、補強帯材92は、帯幅方向の中央部の凸部92cと、該凸部92cを挟んで両側の一対の凹溝92dを有している。凸部92cは外周側へ突出されている。凹溝92dは、外周側から見て凹んでいる。補強帯材92の両端部が、帯本体91の嵌合部93,94の引掛部93c,94cと係合されている。
図5に示すように、補強帯材92は、補強帯材本体96と、樹脂被覆層97を含む。補強帯材本体96は、鋼鉄(スチール)、鉄などの金属によって構成されている。補強帯材本体96の表面全体が樹脂被覆層97によって被覆されている。樹脂被覆層97の材質は、ポリエチレン(PE)などの樹脂である。
図2及び図3に示すように、更生管9(螺旋管)においては、帯状部材90が下水道管1の内周に沿って螺旋状に巻回されるとともに、該帯状部材90の両縁部の一周違いに隣接する嵌合部93,94どうしが凹凸嵌合されている。
図1及び図2に示すように、製管中の更生管9における管軸方向の延伸前方側の管端部9eには、帯状部材90における未製管の後続帯部90bが連続している。詳細な図示は省略するが、後続帯部90bは、地上から発進人孔に垂下され、製管中の更生管9の内部を経て、管端部9eに連なっている。
図1及び図2に示すように、管端部9eには自走式の製管装置10が配置されている。製管装置10は、装置フレーム11と、管端係止部12と、駆動部13を備えている。図において簡略的に示す装置フレーム11は、管端部9eの周方向の一箇所の内周側に配置されている。
装置フレーム11ひいては製管装置10の前後方向MD(図1)は、更生管9(螺旋管)の巻き方向へ向けられている。
装置フレーム11ひいては製管装置10の幅方向WD(図4)は、装置前後方向MDと直交し、更生管9(螺旋管)の管軸方向(図1の紙面と直交する方向)に沿っている。厳密には、装置幅方向WDは、前記管軸方向に対して螺旋管のリード角分だけずれている。
装置フレーム11ひいては製管装置10の高さ方向HD(図1)は、概略円形をなす管端部9eの直径方向にほぼ沿っている。
管端部9eの周方向における装置フレーム11の配置箇所以外の部分は、内周側へ解放されている。製管装置10は、管端部9eの円形状を内周側から規制する内周規制体を有していない。なお、管端部9eの外周には、ワイヤなどの条体からなる外周規制体が掛け回されていてもよい。前記条体の両端部が装置フレーム11に繋着されていてもよい。
図1に示すように、装置フレーム11の底部には、装置前後方向MDに離れて複数の管端係止部12が設けられている。図3に示すように、管端係止部12は、係止爪12cを有している。該係止爪12cが管端部9eに外周側から係止されている。管端係止部12は、該係止された状態で管端部9eの巻き方向(図3において紙面と直交する方向)に摺動(移動)可能である。管端係止部12によって、装置フレーム11ひいては製管装置10が、管端部9eに対して脱落しないように、かつ巻き方向へ移動可能に係合されている。装置前後方向MDにおける後方側(図1において右側)の管端係止部12の近くには、管端部9eの内周面と接して転動されるローラ14が設けられている。
図1に示すように、装置フレーム11における管端係止部12よりも装置高さ方向HDの高所側に駆動部13が設けられている。図4に示すように、駆動部13は、駆動源13aと、内周側及び外周側の回転駆動体20,30を有している。駆動源13aは、油圧モータなどのモータによって構成されている。内周側の回転駆動体20は、後続帯部90bの内周側に配置されている。外周側の回転駆動体30は、後続帯部90bの外周側に配置されている。
図4及び図5に示すように、内周側の回転駆動体20は、シャフト21と、駆動ローラ22を含む。シャフト21の回転軸線は、装置幅方向WD(図4において左右方向)へ向けられている。該シャフト21が、ギア等の動力伝達機構13bを介して駆動源13aと接続されている。
シャフト21の中間部に筒状の駆動ローラ22が設けられている。駆動ローラ22の外周面22aは平滑になっている。
駆動ローラ22は、後続帯部90bの平坦な内周側面91fと対向される。
図4及び図5に示すように、外周側の回転駆動体30は、シャフト31と、一対の駆動ローラ32と、一対のガイドローラ33を含む。シャフト31の回転軸線は、装置幅方向WDへ向けられている。該シャフト31が、動力伝達機構13bを介して駆動源13aと接続されている。
駆動源13a及び動力伝達機構13bによって、シャフト21,31ひいては回転駆動体20,30が互いに同期して回転駆動される。
さらに、2本のシャフト21,31は、間隔調整機構13cによって互いの回転軸線間の間隔を調整可能である。
図5に示すように、シャフト31に一対の駆動ローラ32及び一対のガイドローラ33が設けられている。一対の駆動ローラ32は、シャフト31の軸方向に離れて配置されている。各駆動ローラ32は、鋼鉄などの金属からなり、円盤状に形成されている。各駆動ローラ32の外周面には、平目ローレット32a(凹凸部)が形成されている。
一対の駆動ローラ32は、後続帯部90bの一対の突起93d,94dとそれぞれ対向される。図5に示すように、突起93d,94dは、合成樹脂製帯本体91bの嵌合部93,94の一部分によって構成されている。
図5に示すように、各駆動ローラ32における他方の駆動ローラ32を向く面に近接して、ガイドローラ33が設けられている。一対のガイドローラ33がシャフト31の軸方向に離れて配置されている。各ガイドローラ33は、鋼鉄などの金属からなり、駆動ローラ32より大径の円盤状に形成されている。ガイドローラ33の外周面33aは、滑面をなしている。
一対のガイドローラ33は、後続帯部90bの一対の凹溝92dとそれぞれ対向される。
更生管9(螺旋管)は、次のようにして製管される。
製管装置10の回転駆動体20,30によって、管端部9eに続く後続帯部90bを内周側及び外周側から挟み付ける。
内周側の回転駆動体20の駆動ローラ22の平滑な外周面22aは、後続帯部90bの平坦な内周側面91fに押し当てられる。
外周側の回転駆動体30の一対の駆動ローラ32は、後続帯部90bの突起93d,94dの先端面にそれぞれ押し当てられる。つまり、駆動ローラ32のローレット32aは、補強帯材92にではなく、合成樹脂製の帯本体91に押し当てられる。
一対のガイドローラ33は、後続帯部90bにおける補強帯材92の一対の凹溝92dにそれぞれ挿し入れられる。これらガイドローラ33の間に、補強帯材92の凸部92cが挟まれる。これによって、後続帯部90bが製管装置10の幅方向WDに位置規制され、一対の駆動ローラ32が対応する突起93d,94dに確実に押し当てられる。各駆動ローラ32の軸長(図5において左右方向の寸法)が小さくても、突起93d,94dが幅狭であっても、駆動ローラ32を正規の位置に位置決めして突起93d,94dに押し当てられるようにすることができる。
ガイドローラ33は金属製であるから、金属製の補強帯材本体96を含む補強帯材92に対して強度負けすることがなく、後続帯部90bを確実に位置規制できる。
好ましくは、回転駆動体20,30どうしの間隔を微調整することによって、後続帯部90bの締め付け強さを調整する。後続帯部90bの合成樹脂製の帯本体91の突起93d,94dが押し倒されない程度に、駆動ローラ32が突起93d,94dに強く押し当てられたとき、ガイドローラ33の外周面33aが補強帯材92の凹溝92dの溝底面92eに当接される。したがって、後続帯部90bがそれ以上、強く締め付けられないよう制限することで、突起93d,94dが押し倒されないようにできる。ひいては、締め付け過ぎによる嵌合部93,94の変形を防止できる。
逆に言うと、突起93d,94dが押し倒されない程度に、駆動ローラ32が突起93d,94dに強く押し当てられた状態で、ガイドローラ33が溝底面92eに突き当たるように、ガイドローラ33と駆動ローラ32との直径差を設定しておく。
前記締め付けた状態(挟み付けた状態)で、駆動源13aによって回転駆動体20,30を回転駆動させる。これによって、後続帯部90bが管端部9e上の嵌合位置9pへ向けて斜めに押し込まれる。そして、嵌合位置9pにおいて、後続帯部90bと管端部9eの互いに対向する嵌合部93,94どうしが凹凸嵌合される。
前記締め付け強さの制限によって、突起93d,94dひいては嵌合部93,94の変形を防止できるため、凹凸嵌合を正常に行うことができる。
前記押し込み及び凹凸嵌合によって推進反力が生じ、製管装置10が管端部9eの巻き方向の推進前方側へ推進される。
これによって、製管が進み、更生管9が延伸される。
駆動ローラ32の外周面にはローレット32aが形成されているために、駆動ローラ32と後続帯部90bとの間の滑りを防止して、後続帯部90bに対して駆動力(押し込み力)を確実に付与することができる。これによって、内周規制体の無い小型製管装置10であっても、所要の駆動力を確実に発現でき、更生管9の製管を確実に行うことができる。
ローレット32a付きの駆動ローラ32が補強帯材92に当たることはない。したがって、補強帯材92の樹脂被覆層97がローレット32aによって削られることはない。
ガイドローラ33の外周面33aが後続帯部90bの溝底面92eに接しているから、ガイドローラ33の回転によっても後続帯部90bの押し込み力を得ることができる。
また、ガイドローラ33の外周面33aが、駆動ローラ32の外周面32aとの周速度差などによって、溝底面92eに対して摺擦されたとしても、外周面33aは金属の滑面によって構成されているために摩擦が低減され、溝底面92eを構成する樹脂被覆層97が削り落とされるのを防止できる。
一対のガイドローラ33で補強帯材92の凸部92cを挟み、かつ溝底面92eを押さえることで、補強帯材92の変形を防止できる。
補強帯材92の凸部92cには回転駆動体30が当たらないようにすることで、余計な摩擦抵抗が生じないようにでき、かつ補強帯材92の変形を防止できる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、ガイドローラ33の外周面33aが補強帯材92の溝底面92eから離れた状態で製管を行ってもよい。
本発明は、例えば老朽化した下水道管の更生に適用できる。
1 下水道管(既設管状体)
9 更生管(螺旋管)
9e 管端部
9p 嵌合位置
90 帯状部材
90b 後続帯部
91 帯本体
91a 平帯部
93d 突起
94d 突起
92 補強帯材
92c 凸部
92d 凹溝
92e 溝底面
96 補強帯材本体
97 樹脂被覆層
10 製管装置
11 装置フレーム
12 管端係止部
12c 係止爪
13 駆動部
13a 駆動源
13b 動力伝達機構
20 内周側の回転駆動体
21 シャフト
22 駆動ローラ
22a 外周面
30 外周側の回転駆動体
31 シャフト
32 駆動ローラ
32a ローレット(凹凸部)
33 ガイドローラ
33a 外周面
MD 装置前後方向
HD 装置高さ方向
WD 装置幅方向

Claims (2)

  1. 合成樹脂製の帯本体、及び該帯本体の外周側部に設けられた補強帯材を含み、前記補強帯材の金属製の補強帯材本体が樹脂被覆層にて被覆された帯状部材から螺旋管を製管する装置であって、
    製管中の螺旋管における管軸方向の延伸前方側の管端部の一箇所の内周側に、装置前後方向を前記螺旋管の巻き方向へ向けて配置された装置フレームと、
    前記装置フレームに設けられ、前記管端部に対して前記巻き方向へ移動可能に係止される管端係止部と、
    前記装置フレームに設けられ、前記帯状部材における未製管の後続帯部を該後続帯部の外周側及び内周側から挟み付けるとともに、前記後続帯部を前記管端部へ向けて斜めに押し込んで製管を進める一対の回転駆動体と、
    前記一対の回転駆動体を回転駆動させて前記押し込み力を得る駆動源と、を備え、
    前記一対の回転駆動体のうち前記後続帯部の外周側に配置される回転駆動体が、
    回転軸線を前記装置前後方向と直交する装置幅方向へ向けて、前記駆動源に接続されたシャフトと、
    外周面が前記帯本体の一対の突起にそれぞれ押し当てられるようにして前記シャフトに設けられ、前記外周面には凹凸部が形成された金属製の一対の駆動ローラと、
    前記補強帯材の帯幅方向の中央部の凸部を挟んで両側の一対の凹溝にそれぞれ挿し込まれるようにして前記シャフトに設けられ、前記駆動ローラより大径かつ外周面が滑面をなす金属製の一対のガイドローラと、を含むことを特徴とする製管装置。
  2. 前記凹凸部が、ローレットであることを特徴とする請求項1に記載の製管装置。
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