JP2021051590A - 情報処理方法および情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの操作の手間を軽減しつつ、適切な期間にリマインドできる技術を提供する。【解決手段】情報処理方法は、ユーザが購入を希望する品物の種類を取得する品物情報取得ステップと、取得された品物の種類に応じて定まるリマインド期間においてリマインド条件が満たされた場合、品物の購入に関するリマインドを出力する出力ステップと、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ユーザに対して音声を出力する技術に関する。
近年、対話型のカーナビゲーション装置などが普及している。特許文献1は、基本音声から理解されない単位表現を抽出し、抽出された単位表現が明確となるように、抽出された単位表現に関連した明確化質疑を提供する対話処理装置を開示する。
特開2017−58673号公報
本発明者は、対話装置によりユーザに対して品物の購入のリマインドを行うことで、利便性が高まることを認識した。ユーザが品物を購入した後、リマインドは不要になるが、ユーザがリマインドを停止する操作を行うのは手間がかかる。そこで、ユーザの操作の手間を軽減しつつ、適切な期間にリマインドすることが望まれる。
本発明の目的は、ユーザの操作の手間を軽減しつつ、適切な期間にリマインドできる情報処理方法および情報処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の情報処理方法は、ユーザが購入を希望する品物の種類を取得する品物情報取得ステップと、取得された品物の種類に応じて定まるリマインド期間においてリマインド条件が満たされた場合、品物の購入に関するリマインドを出力する出力ステップと、を備える。
本発明の別の態様は、情報処理装置である。この装置は、ユーザが購入を希望する品物の種類を取得する品物情報取得部と、取得された品物の種類に応じて定まるリマインド期間においてリマインド条件が満たされた場合、品物の購入に関するリマインドを出力する出力部と、を備える。
本発明によれば、ユーザの操作の手間を軽減しつつ、適切な期間にリマインドできる。
第1の実施の形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 図1の情報処理システムを搭載した車両がドラッグストアAA付近を走行する状況を示す図である。 図1の情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 図5の情報処理システムを搭載した車両がドラッグストアAAの駐車場に駐車している状況を示す図である。 図5の情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係る情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 第6の実施の形態に係る情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 図10の情報処理システムにおけるリマインドのタイミングを説明するための図である。 図10の情報処理装置の処理を示すフローチャートである。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る情報処理システム1の機能構成を示すブロック図である。情報処理システム1は、自動車である車両に搭載される。情報処理システム1は、ユーザと対話し、品物の購入に関するリマインドを出力するエージェントまたは対話システムと呼ぶこともできる。情報処理システム1は、情報処理装置10、マイク12、GPS受信部14およびスピーカ16を備える。
マイク12は、自車両の車室内に設けられ、車室内の音声を取得する。この音声は、情報処理システム1のユーザである車両の運転者による発話を含む。マイク12は、取得した音声のデータを情報処理装置10に出力する。
GPS受信部14は、GPS衛星から信号を受信し、自車両の位置を導出する。自車両の位置は、車両に乗車したユーザの位置であるとする。自車両の位置は、緯度と経度を含む。GPS受信部14は、自車両の位置情報を情報処理装置10に出力する。
スピーカ16は、自車両の車室内に設けられ、音声を出力する音声出力装置である。
情報処理装置10は、位置取得部40、品物情報取得部42、制御部44および出力部46を備える。
情報処理装置10において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
位置取得部40は、GPS受信部14から自車両の位置情報を定期的に取得する。位置情報は緯度および経度を含む。位置取得部40は、位置情報を制御部44へ出力する。
情報処理システム1の利用状況の一例として、ユーザは、同じ日にレストラン、アミューズメント施設、ドラッグストアをこの順に車両で訪れる状況を想定する。ユーザは、ドラッグストアで品物を購入する予定であるが、一日に複数の予定があると、購入自体を忘れたり、何を購入するか忘れたりする可能性がある。また、複数の品物を購入する場合にも購入すべき品物を全て覚えておくことは難しい可能性がある。そこで、出発までにユーザは、リマインドして欲しい内容、すなわち購入を希望する品物と、その品物の販売店とを情報処理システム1に登録する。ここでは、品物は炭酸水と栄養ドリンクであり、それぞれの販売店は同じドラッグストアであるとする。それぞれの品物の販売店は異なってもよい。登録する品物は1つでも複数でもよい。
品物情報取得部42は、ユーザによるボタン操作などのリマインド登録操作が行われた場合、マイク12から音声信号を受け付け、音声信号に基づいて、ユーザにより発話された音声を音声認識する。音声認識結果は、テキストデータを含む。品物情報取得部42は、音声認識結果にもとづいて、ユーザが購入を希望する品物および当該品物の販売店の情報を取得する。品物の情報は、品物名を含む。音声認識および音声認識結果から情報を取得する処理は、周知の技術を用いて実行できる。
品物情報取得部42は、品物名と品物の種類とが関連付けられたデータベースを保持しており、そのデータベースを参照して品物の種類を取得する。データベースでは、たとえば、品物名「炭酸水」、「栄養ドリンク」、「ガム」、「パン」のそれぞれには品物の種類「飲食物」が関連付けられている。品物名「プラモデル」、「ゲーム」、「人形」のそれぞれには品物の種類「玩具」が関連付けられている。
ユーザは、たとえば図示しないボタンを操作して「ドラッグストアAAで炭酸水を買うの覚えておいて」と発話する。また、ユーザは、ボタンを操作して「ドラッグストアAAで栄養ドリンクを買うの覚えておいて」と発話する。これらの発話により、品物情報取得部42は、品物名として「炭酸水」、「栄養ドリンク」を取得し、品物の種類として「飲食物」を取得し、品物の販売店として「ドラッグストアAA」を取得する。品物情報取得部42は、取得した情報を制御部44に供給する。
品物情報取得部42は、図示しないタッチパネルに入力された情報にもとづいて、品物名、品物の種類および品物の販売店の情報を取得してもよい。この場合、図示しない表示部に表示された地図上で販売店が指定されてもよい。
制御部44は、品物情報取得部42から品物の情報などが供給された場合、リマインドが登録されたことを示す応答内容を出力部46に供給する。この応答内容は、たとえば「覚えておくよ」という所定のテキストデータである。
出力部46は、制御部44から応答内容が供給された場合、応答内容を、スピーカ16を介して出力する。具体的には出力部46は、供給された応答内容のテキストデータを音声信号に変換してスピーカ16に出力する。スピーカ16は、出力部46から出力された音声信号に基づいて、応答内容を音声で出力する。ユーザの「ドラッグストアAAで炭酸水を買うの覚えておいて」という発話に対して情報処理システム1が「覚えておくよ」と応答するので、ユーザはリマインドが登録されたことを把握できる。発話が不適切または不明確であるなどの理由で品物情報取得部42が品物名などを取得できない場合、情報処理システム1は応答しないため、ユーザは登録が失敗したことを把握でき、再度発話してリマインドを登録できる。なお、出力部46は、図示しない表示部にキャラクタを表示させてもよい。この場合、出力部46は、キャラクタが音声を出力し、ユーザと対話しているようにアニメーション表示させてもよい。
制御部44は、品物情報取得部42から供給された品物と販売店の情報にもとづいて、品物の購入に関するリマインドを作成する。リマインドは、たとえば『「販売店」で「品物名」を買うって言ってたよね』という内容のテキストデータである。リマインドは、複数の品物名を含んでもよい。
制御部44は、品物の種類に応じて定まるリマインド期間において所定のリマインド条件が満たされた場合、作成したリマインドのデータを出力部46に供給する。
飲食物は、リマインド登録から1日程度の短期間に購入されることが想定され、登録から2日後のリマインドは不要である。そのため、品物の種類「飲食物」のリマインド期間は、たとえば24時間である。
プレゼント用の玩具、アクセサリーなどは、リマインド登録から購入までに飲食物より長期間を要することが想定される。たとえば、ユーザが数週間後の子供の誕生日に玩具をプレゼントすることを決め、すぐに購入しない状況が想定される。そのため、品物の種類「玩具」、「アクセサリー」のリマインド期間は、「飲食物」のリマインド期間より長く、たとえば3週間である。「玩具」などに限らず「飲食物」以外の品物は、リマインド登録から購入までに飲食物より長期間を要する可能性があるため、「飲食物」以外の品物の種類のリマインド期間は「飲食物」のリマインド期間より長くてもよい。リマインド期間は、実験などにより適宜定めることができる。
リマインド条件は、位置取得部40から供給されたユーザの位置が販売店から所定距離内にあることである。販売店の位置は、制御部44が保持する地図データにもとづいて緯度および経度で特定される。地図データは、車両に搭載された図示しないカーナビゲーション装置から供給されてもよいし、無線通信により外部サーバから供給されてもよい。所定距離は、たとえば十メートルから百メートルの間であってよく、実験などにより適宜定めることができる。
出力部46は、制御部44からリマインドのデータが供給された場合、つまりリマインド期間においてリマインド条件が満たされた場合、供給されたリマインドを、スピーカ16を介して出力する。リマインド期間において、新たにリマインド条件が満たされる度にリマインドは出力される。
ユーザは、車両でレストランに移動し、レストランで昼食をとり、その後アミューズメント施設に移動したとする。アミューズメント施設を楽しんだユーザは、アミューズメント施設を出発し、ドラッグストアAAで買い物することを忘れ、自宅へ向かう途中にドラッグストアAA付近を走行したとする。
図2は、図1の情報処理システム1を搭載した車両100がドラッグストアAA付近を走行する状況を示す。図2の位置でリマインド期間においてリマインド条件が満たされ、情報処理システム1は、「ドラッグストアAAで炭酸水と栄養ドリンクを買うって言ってたよね」とリマインドを発話する。これにより車両100のユーザは、ドラッグストアAAで購入すべき品物を思い出し、ドラッグストアAAに移動して買い物できる。
制御部44は、リマインド期間が経過した場合、リマインド条件が満たされてもリマインドのデータを出力部46に供給しない。出力部46は、制御部44からリマインドのデータが供給されない場合、リマインドを出力しない。そのため出力部46は、リマインド期間が経過した場合、リマインド条件が満たされてもリマインドを出力しない。
炭酸水等を購入した翌日、ユーザが車両でドラッグストアAA付近を走行しても、リマインド登録から24時間が経過していれば情報処理システム1はリマインドを出力しないので、不要なリマインドを抑制できる。よって、不要なリマインドでユーザに煩わしく感じさせ難くできる。ユーザは、リマインドが不要になったときにリマインドを停止する操作を行う必要がないため、操作の手間を軽減することもできる。
また、情報処理システム1の利用状況の別の例として、ユーザが2週間後の子供の誕生日にプラモデルをプレゼントすることを決め、すぐに購入しない状況を想定する。ユーザは、マイクに「玩具店BBでプラモデルを買うの覚えておいて」と発話する。この発話に応答して、情報処理システム1は「覚えておくよ」と発話する。
ユーザは、リマインド登録から1週間程度が経過し、プレゼントの購入を忘れてしまっていても、車両で玩具店BB付近を走行したとき、情報処理システム1は「玩具店BBでプラモデルを買うって言ってたよね」とリマインドを発話する。これにより、ユーザはプレゼントの購入を思い出し、所望の時期に購入できる。飲食物の場合より長い期間にリマインドし得るため、すぐに購入しない品物について確実にリマインドしやすい。
ユーザが車で玩具店BB付近を通過しても、登録から3週間が経過していれば情報処理システム1はリマインドを発話しないので、ユーザに煩わしく感じさせ難くできる。
なお、リマインド条件は、ユーザの位置が販売店から所定距離内にあり、かつ、イグニッションスイッチがオフされたことであってもよい。この場合、ユーザは、何を購入するか忘れているが販売店に行くことは覚えており、車両を販売店付近に駐車したことが想定される。ユーザは、運転操作を行っていないためリマインドを聞き取りやすい。
リマインド条件は、ユーザの位置が販売店から所定距離内にあること、または、リマインド登録から品物の種類に応じて定まる所定期間が経過したことであってもよい。所定期間は、リマインド期間より短く、実験などにより適宜定めることができる。品物の種類が「飲食物」であれば、所定期間は、たとえば6時間であってよい。品物の種類が「玩具」、「アクセサリー」であれば、所定期間は、たとえば10日であってよい。これにより、リマインド期間にユーザが販売店の近くに行かなかった場合にもリマインドできる。
次に、以上の構成による情報処理システム1の全体的な動作を説明する。図3は、図1の情報処理装置10の処理を示すフローチャートである。図3の処理は、ユーザによるリマインド登録のためのボタン操作が行われると実行される。
品物情報取得部42は、品物の種類、品物の販売店の情報を取得し(S10)、リマインド期間内であり(S12のY)、リマインド条件が満たされた場合(S14のY)、出力部46はリマインドを出力する(S16)。リマインド条件が満たされ続けていなければ(S18のN)、S12に戻る。リマインド条件が満たされ続けていれば(S18のY)、S18に戻る。S12においてリマインド期間内でなければ(S12のN)、処理を終了する。S14においてリマインド条件が満たされない場合(S14のN)、S12に戻る。
本実施の形態によれば、品物の種類に応じて定まるリマインド期間にリマインド条件が満たされた場合、リマインドを出力するので、ユーザの操作の手間を軽減しつつ、品物の種類毎に適切な期間にリマインドできる。本実施の形態とは異なり、品物の種類によらず一定の期間にリマインド条件が満たされるとリマインドする場合、品物の購入後にリマインドされたり、リマインドして欲しい時期にリマインドが停止されてしまいリマインドが不十分であったりする可能性があるが、このような状況を改善できる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、リマインド期間において品物が販売店で購入された可能性がある場合に新たなリマインドを出力しないことが、第1の実施の形態と異なる。以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
情報処理システム1の構成は図1と同じである。制御部44は、所定時間以上、ユーザの位置が販売店から所定距離内にある場合、リマインド期間においてリマインド条件が再度満たされてもリマインドのデータを出力部46に供給しない。そのため出力部46は、この場合にリマインドを出力しない。所定時間は、たとえば10分程度であり、実験などにより適宜定めることができる。所定時間以上、ユーザの位置が販売店から所定距離内にある場合、ユーザは車両を販売店の近くに駐車して、販売店で品物を購入した可能性がある。
よって、リマインド期間において、品物を販売店で購入した可能性がある場合に新たなリマインドを出力しないようにでき、不要なリマインドでユーザに煩わしさを感じさせ難くできる。また、リマインドが出力されてもユーザが販売店に寄らなかった場合、リマインド期間に再度リマインド条件が満たされればリマインドが出力されるので、ユーザに品物を購入させやすい。
図4は、第2の実施の形態に係る情報処理装置10の処理を示すフローチャートである。図3のS18に替えてS20が実行される。S16で出力部46がリマインドを出力した後、所定時間の間、ユーザの位置が販売店から所定距離内になければ(S20のN)、S12に戻る。所定時間の間、ユーザの位置が販売店から所定距離内にあれば(S20のY)、処理を終了する。
(第3の実施の形態)
対話装置において、ユーザに質問を出力し、その質問に対するユーザの応答がない場合、再質問することが想定される。しかし、ユーザが意識的に質問を無視した可能性があるため、常に再質問すると煩わしい可能性がある。そのため、必要性が高い場合に再質問することが望まれる。
そこで第3の実施の形態では、質問に対するユーザの応答が取得されない場合、質問が出力されたときのユーザの応答の困難度に応じて、質問の再出力を許可するか否か制御する。以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図5は、第3の実施の形態に係る情報処理システム1の機能構成を示すブロック図である。情報処理システム1は、情報処理装置10、マイク12、GPS受信部14、スピーカ16、センサ18およびカメラ20を備える。
センサ18は、自車両の各種の車両情報を検出する。車両情報は、車速、加速度、アクセル操作量、ブレーキ操作量、操舵角、イグニッションスイッチがオンであるかオフであるかの情報を含む。センサ18は、検出した車両情報を情報処理装置10に出力する。
カメラ20は、自車両の車室内に配置され、運転者の上半身を撮影する。カメラ20は、撮影した画像を情報処理装置10に出力する。
情報処理装置10は、位置取得部40、品物情報取得部42、第1取得部48、第2取得部50、制御部44および出力部46を備える。
制御部44は、第1の実施の形態と異なり、品物の種類に応じて定まるリマインド期間を用いない。つまり制御部44は、所定のリマインド条件が満たされた場合、作成したリマインドのデータを出力部46に供給し、出力部46にリマインドを出力させる。
情報処理システム1が第1の実施の形態と同様に図2の状況で「ドラッグストアAAで炭酸水と栄養ドリンクを買うって言ってたよね」とリマインドを発話した後、ユーザがドラッグストアAAの駐車場に駐車してイグニッションスイッチをオフし、ユーザは車両100を降りて商品を購入することが想定される。その後、ユーザは車両100に戻り、イグニッションスイッチをオンする。
制御部44は、リマインドのデータを出力部46に供給し、かつ、イグニッションスイッチがオフからオンされた場合、ユーザへの質問を出力部46に供給する。ユーザへの質問は、リマインドの確認であり、たとえば『「商品名」買った?』というテキストデータである。出力部46は、制御部44からユーザへの質問が供給された場合、ユーザへの質問を、スピーカ16を介して出力する。
図6は、図5の情報処理システム1を搭載した車両100がドラッグストアAAの駐車場に駐車している状況を示す。図6は、図2に続く状況を表す。車両100に戻ったユーザがイグニッションスイッチをオンすると、情報処理システム1は「炭酸水と栄養ドリンク買った?」と質問を発話する。
第1取得部48は、出力部46がユーザへの質問を出力し、かつ、ユーザによるボタン操作などの音声認識操作が行われた場合、所定の音声認識期間の間、マイク12から音声信号を受け付け、音声信号に基づいて、ユーザにより発話された音声を音声認識する。第1取得部48は、出力部46がユーザへの質問を出力した場合、音声認識操作の有無を用いずに、所定の音声認識期間の間、マイク12から音声信号を受け付けてもよい。第1取得部48は、音声認識結果にもとづいて、出力された質問に対するユーザの応答を取得する。
ユーザの応答は、「買った」または「買ってない」が想定される。ユーザの応答がない場合も想定される。
制御部44は、第1取得部48でユーザの応答「買った」が取得された場合、「いいね!」というテキストデータを出力部46に供給し、その音声を出力部46に出力させ、出力部46に質問とリマインドを再出力させない。これにより、不要なリマインドと質問によりユーザに煩わしく感じさせないようにできる。
制御部44は、第1取得部48でユーザの応答「買ってない」が取得された場合、「大丈夫?」というテキストデータを出力部46に供給し、その音声を出力部46に出力させ、出力部46による質問とリマインドの再出力を許可する。これにより、車両が品物の販売店に再度近づいた場合、もう一度リマインドと質問を行い、ユーザに品物を購入させやすくなる。
第2取得部50は、出力部46からユーザへの質問が出力されたときの車両の車両情報をセンサ18から取得し、取得した車両情報にもとづいて、出力部46からユーザへの質問が出力されたときの車両の走行状態を特定する。
第2取得部50は、出力部46からユーザへの質問が出力されたときの運転者の画像をカメラ20から取得し、取得した画像にもとづいて、出力部46からユーザへの質問が出力されたときのユーザの行動を特定する。
第2取得部50は、出力部46からユーザへの質問が出力されたときの音声信号をマイク12から取得し、取得した音声信号にもとづいて、出力部46からユーザへの質問が出力されたときの車室内環境を特定する。
第2取得部50は、出力部46からユーザへの質問が出力されたときの車両の走行状態、ユーザの行動または車両の車室内環境にもとづいて、出力部46から質問が出力されたときのユーザの応答の困難度を取得する。
車両の走行状態が、たとえば高速走行状態、加速状態、制動状態または操舵状態である場合、運転者は車両の運転操作に集中しており、応答は困難な可能性があるため、応答の困難度は所定の第2基準値以上である。
運転者の行動が、たとえば周囲を見回す行動である場合、運転者は何かを探しているか、道に迷っているなどの可能性があり、応答は困難な可能性があるため、応答の困難度は第2基準値以上である。
車両の車室内環境が、たとえば騒音やオーディオなどによる比較的大きい音量の環境である場合、出力された質問を運転者が正確に聞き取ることは困難であるため、応答の困難度は第2基準値以上である。
制御部44は、第1取得部48でユーザの応答が取得されない場合、ユーザの応答の困難度に応じて、出力部46による質問とリマインドの再出力を許可するか否か制御する。制御部44は、ユーザの応答が取得されない場合、応答の困難度が第2基準値以上であれば、出力部46による質問とリマインドの再出力を許可する。この場合、ユーザは質問に答えられなかった確率が高いためである。
制御部44は、ユーザの応答が取得されない場合、応答の困難度が第2基準値未満であれば、出力部46に質問とリマインドを再出力させない。この場合、ユーザは質問を無視した確率が高いためである。
これにより、必要性が高い場合に再質問でき、必要性が低い場合に再質問しないようにできる。
制御部44は、ユーザの応答が取得されない場合、応答の困難度によらず、「大丈夫?」というテキストデータを出力部46に供給し、この内容の音声を出力部46に出力させてもよい。
また、制御部44は、リマインドの確認以外の質問、たとえば「明日の天気知ってる?」または「今日は何の日か知ってる?」などの雑談の質問を所定のタイミングで出力部46に供給し、出力部46に出力させる。制御部44は、この質問に対するユーザの応答が取得された場合、応答内容に基づいて発話のデータを生成し、出力部46に発話を出力させるとともに、この質問の再出力を許可する。制御部44は、この質問に対するユーザの応答が取得されない場合、応答の困難度が第2基準値以上であれば、この質問の再出力を許可する。制御部44は、ユーザの応答が取得されない場合、応答の困難度が第2基準値未満であれば、この質問を再出力させない。制御部44は、再出力を許可するか否か質問毎に決める。ユーザが「明日の天気知ってる?」という質問に答えたくなく、無視した場合、この質問は再出力されないので、ユーザに煩わしく感じさせ難くできる。
次に、以上の構成による情報処理システム1の全体的な動作を説明する。図7は、図5の情報処理装置10の処理を示すフローチャートである。図7の処理は、制御部44が出力部46に質問を供給すると実行される。
出力部46は、ユーザへの質問を出力し(S30)、第1取得部48は、ユーザの応答を取得し(S32)、第2取得部50は、質問が出力されたときのユーザの応答の困難度を取得する(S34)。ユーザの応答がある場合(S36のY)、制御部44は、質問と応答内容にもとづいて質問の再出力を許可または禁止し(S38)、処理を終了する。
ユーザの応答がない場合(S36のN)、応答の困難度が第2基準値以上であれば(S40のY)、制御部44は質問の再出力を許可し(S42)、処理を終了する。応答の困難度が第2基準値以上でなければ(S40のN)、制御部44は質問の再出力を禁止し(S44)、処理を終了する。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態では、質問に対するユーザの応答が取得されない場合、応答の困難度に替えて、質問の重要度に応じて質問の再出力を許可するか否か制御することが、第3の実施の形態と異なる。以下、第3の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図示は省略するが、情報処理システム1は、図5のセンサ、カメラを備えなくてよい。情報処理システム1は、第3の実施の形態の発話に加え、ユーザの誕生日を取得し、誕生日を祝う発話を行う。制御部44は、たとえば3週間などの所定期間が経過する毎にユーザへの誕生日の質問のデータを出力部46に供給し、誕生日の質問の音声を出力部46に出力させる。ユーザへの誕生日の質問は、たとえば「誕生日を教えて?」である。ユーザが誕生日の質問に応答して誕生日を発話すると、第1取得部48は誕生日を取得する。
制御部44は、誕生日が取得された場合、取得された誕生日を保持し、出力部46に誕生日の質問を停止させる。制御部44は、現在日時が取得された誕生日に近づくと、誕生日を祝う「もうすぐ誕生日だね。おめでとう。」などのテキストデータを出力部46に供給し、この内容の音声を出力部46に出力させる。
第2取得部50は、それぞれの質問の重要度を含むデータベースを保持している。たとえば、ユーザへの誕生日の質問の重要度は、所定の第1基準値以上である。『「商品名」買った?』というリマインドの確認の重要度、および、「明日の天気知ってる?」などの雑談の質問の重要度は、第1基準値未満である。第2取得部50は、制御部44から供給された質問のデータにもとづいて当該質問の重要度を取得し、取得した重要度を制御部44に供給する。
制御部44は、出力された質問に対するユーザの応答が第1取得部48で取得されない場合、その質問の重要度が第1基準値以上であれば、出力部46によるその質問の再出力を許可する。よって、誕生日の質問は、ユーザの誕生日が取得されるまで繰り返される。誕生日の質問に対する応答が取得されない場合、誕生日を祝う発話サービスを提供できないため、再質問することが望ましいためである。これにより、相対的に重要な質問へのユーザの応答を取得しやすくなる。
制御部44は、出力された質問に対するユーザの応答が第1取得部48で取得されない場合、その質問の重要度が第1基準値未満であれば、出力部46にその質問を再出力させない。これにより、ユーザに煩わしく感じさせ難くできる。
よって、必要性が高い場合に再質問でき、必要性が低い場合に再質問しないようにできる。
図8は、第4の実施の形態に係る情報処理装置10の処理を示すフローチャートである。S30,S32の処理は、図7と同一である。S32の後、第2取得部50は、質問の重要度を取得する(S46)。続くS36,S38の処理は図7と同一である。S36でユーザの応答がない場合(S36のN)、質問の重要度が第1基準値以上であれば(S48のY)、図7と同じS42の処理を実行する。質問の重要度が第1基準値以上でなければ(S48のN)、図7と同じS44の処理を実行する。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態では、質問に対するユーザの応答が取得されない場合、ユーザの応答の困難度および質問の重要度に応じて質問の再出力を許可するか否か制御することが、第3の実施の形態と異なる。以下、第3の実施の形態との相違点を中心に説明する。
情報処理システム1の構成は図5と同じである。制御部44は、応答が取得されない場合、質問の重要度が第1基準値以上であれば、出力部46による質問の再出力を許可する。制御部44は、応答が取得されない場合、質問の重要度が第1基準値未満であり、かつ、応答の困難度が第2基準値以上であれば、出力部46による質問の再出力を許可する。制御部44は、応答が取得されない場合、質問の重要度が第1基準値未満であり、かつ、応答の困難度が第2基準値未満であれば、出力部46に質問を再出力させない。
これにより、必要性が高い場合に再質問でき、必要性が低い場合に再質問しないようにできる。
図9は、第5の実施の形態に係る情報処理装置10の処理を示すフローチャートである。S30,S32の処理は、図7と同一である。S32の後、第2取得部50は、質問の重要度と、ユーザの応答の困難度とを取得する(S50)。続くS36,S38の処理は図7と同一である。S36でユーザの応答がない場合(S36のN)、質問の重要度が第1基準値以上であれば(S48のY)、図7と同じS42の処理を実行する。質問の重要度が第1基準値以上でない場合(S48のN)、応答の困難度が第2基準値以上であれば(S40のY)、S42の処理を実行する。応答の困難度が第2基準値以上でなければ(S40のN)、図7と同じS44の処理を実行する。
(第6の実施の形態)
一般的にユーザは、自宅に常備しているトイレットペーパーなどの消耗品や米などの飲食物の残量が少なくなった場合、その品物を購入して補充する。しかし、購入を忘れてしまい、品物が無くなってから慌てて購入する場合がある。本発明者は、対話装置において、消耗品などの購入のリマインドをユーザに合ったタイミングで繰り返し行うことで利便性が高まることを認識した。
そこで第6の実施の形態では、リマインドに対するユーザの応答内容にもとづいてリマインドの次の出力タイミングを決定する。以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図10は、第6の実施の形態に係る情報処理システム1の機能構成を示すブロック図である。情報処理装置10の構成が第1の実施の形態と異なる。情報処理装置10は、位置取得部40、品物情報取得部42、応答内容取得部52、制御部44、決定部54および出力部46を備える。
ユーザは、リマインドして欲しい内容、すなわち定期的に購入する品物と、その品物の販売店とを情報処理システム1に予め登録する。品物は、自宅などに常備している消耗品と飲食物とを含む。
品物情報取得部42は、第1の実施の形態と同様に、音声認識結果にもとづいて品物および当該品物の販売店の情報を取得する。品物の情報は、品物名を含む。
ユーザは、たとえば図示しないボタンを操作して「ドラッグストアAAでトイレットペーパーを買うの覚えておいて」と発話する。この発話により、品物情報取得部42は、品物名として「トイレットペーパー」を取得し、品物の販売店として「ドラッグストアAA」を取得する。品物情報取得部42は、取得した情報を制御部44に供給する。
制御部44は、品物情報取得部42から品物の情報などが供給された場合、第1の実施の形態と同様に、リマインドが登録されたことを示す「覚えておくよ」という応答内容を出力部46に供給し、この応答内容を出力部46に出力させる。
制御部44は、品物の情報などが供給された場合、リマインドを作成し、作成したリマインドのデータを出力部46に供給する。リマインドは、品物の入手に関するリマインドであり、具体的には品物の残量が十分であるか否か確認するリマインドである。リマインドは、たとえば『「品物名」十分ある?」という内容のテキストデータである。
出力部46は、制御部44からリマインドのデータが供給された場合、供給されたリマインドを、スピーカ16を介して出力する。
応答内容取得部52は、出力されたリマインドに対するユーザの応答内容を、音声認識結果にもとづいて取得する。応答内容は、たとえば「ある」または「ない」が想定される。
決定部54は、取得された応答内容にもとづいて出力部46におけるリマインドの次の出力タイミングを決定する。決定部54は、応答内容が「ある」の場合、すなわち品物の残量が十分あることを表す応答内容である場合、次の出力タイミングを所定期間後に決定する。所定期間は最短のリマインド間隔に相当する。所定期間は、たとえば1週間であり、実験などにより適宜決定できる。所定期間は、品物毎に定められてもよい。
決定部54は、応答内容が「ない」の場合、すなわち品物の残量が十分でないことを表す応答内容である場合、次の出力タイミングを、品物の残量が十分でないことを表す前回の応答内容が取得された前回のリマインドの実際の出力タイミングから、直前のリマインドの実際の出力タイミングまでの期間後に決定する。
制御部44は、決定部54で決定された次の出力タイミング以降にユーザの位置が販売店から所定距離以内にある場合、リマインドのデータを出力部46に供給し、出力部46にリマインドを出力させる。
図11は、図10の情報処理システム1におけるリマインドのタイミングを説明するための図である。ここでは、リマインドの出力タイミングにユーザは販売店付近にいると仮定する。たとえば、タイミングt0でトイレットペーパーのリマインドを登録後、タイミングt1の最初のリマインド「トイレットペーパー十分ある?」に対してユーザが「ない」と応答すると、次のリマインドの出力タイミングは最短の1週間後に決定される。1週間後のタイミングt2のリマインドに対してユーザが「ある」と応答すると、次の出力タイミングは1週間後に決定される。1週間後のタイミングt3のリマインドに対してユーザが「ある」と応答すると、次の出力タイミングは1週間後に決定される。1週間後のタイミングt4のリマインドに対してユーザが「ない」と応答すると、前回の「ない」と応答されたリマインドから、今回の「ない」と応答されたリマインドまでの間隔が3週間であるため、次の出力タイミングは3週間後に決定される。前回の「ない」と応答されたタイミングの直後にユーザがトイレットペーパーを購入したと想定され、その後3週間でトイレットペーパーの残量が十分では無くなったからである。このユーザのトイレットペーパーの購入に関しては、3週間ごとのリマインドが適切な可能性がある。3週間後のタイミングt5のリマインドに対して、ユーザは「ない」と応答する可能性が高く、この場合、次の出力タイミングは3週間後に維持される。決定部54は、ユーザの応答内容にもとづいてリマインドの間隔を学習するとも言える。
一方、図示は省略するが、3週間後のタイミングt5のリマインドに対してユーザが「ある」と応答すると、次の出力タイミングは1週間後に決定される。1週間後のリマインドに対してユーザが「ない」と応答すると、次の出力タイミングは4週間後に決定される。このように、次の出力タイミングをより遅く調整することもできる。
次に、以上の構成による情報処理システム1の全体的な動作を説明する。図12は、図10の情報処理装置10の処理を示すフローチャートである。図12の処理は、ユーザによるリマインド登録のためのボタン操作が行われると実行される。
品物情報取得部42は、品物および品物の販売店の情報を取得し(S60)、位置取得部40は、ユーザの位置情報を取得し(S62)、ユーザの位置が販売店から所定距離以内にない場合(S64のN)、S62に戻る。ユーザの位置が販売店から所定距離以内にある場合(S64のY)、出力部46はリマインドを出力し(S66)、応答内容取得部52はユーザの応答内容を取得し(S68)、決定部54はリマインドの次の出力タイミングを決定する(S70)。次の出力タイミングが経過していない場合(S72のN)、S72に戻る。次の出力タイミングが経過した場合(S72のY)、S62に戻る。
本実施の形態によれば、リマインドに対するユーザの応答内容にもとづいてリマインドの次の出力タイミングを決定するので、ユーザに合ったタイミングで繰り返しリマインドできる。
たとえば、ユーザがドラッグストアAAに1週間に1回訪れても、毎回リマインドせず、自宅のトイレットペーパーの残量が減ってきた可能性があるタイミングでリマインドできる。よって、不要なリマインドでユーザに煩わしく感じさせ難くした上で、適切なタイミングでリマインドできる。ユーザは、品物を購入してから、その品物を使い切るまでの期間を確認および記憶する必要がないため、便利である。
なお、品物情報取得部42は、複数の品物および各品物の販売店の情報を取得してよい。この場合、出力部46は、複数の品物のそれぞれに関してリマインドを出力する。決定部54は、品物ごとに、取得された応答内容にもとづいてリマインドの次の出力タイミングを決定する。これにより、複数の品物のそれぞれについて、ユーザに合ったタイミングで繰り返しリマインドできる。
また、ユーザの位置が販売店から所定距離以内にあるか否かによらず、出力部46は、次の出力タイミング以降であれば、車両のイグニッションスイッチがオンされたときなどにリマインドを出力してもよい。この場合、ユーザが販売店付近にいなくてもリマインドできる。よって、頻繁に訪れない販売店で購入する品物についても、適切にリマインドできる。
また、リマインドを受けた時点でユーザが品物を追加購入済みであり、そのためリマインドに対してユーザが「ある」と応答することが十数回繰り返され、その後「ない」と応答した場合、次の出力タイミングは十数週間後に決定される。そのような出力タイミングは現実的ではないため、決定部54は、次の出力タイミングが所定のタイミングを超えた場合、次の出力タイミングを、所定期間後の出力タイミングを除いた直前に決定されていた出力タイミングに決定してもよい。所定のタイミングは、たとえば5週間後などでもよく、実験などにより適宜決定できる。所定のタイミングは、品物毎に定められてもよい。これにより、現実的ではない出力タイミングを除外できる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態はあくまでも例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、情報処理システム1は車両に搭載される一例について説明したが、情報処理システム1は、ユーザにより所持されるスマートフォンなどの携帯端末として構成されてもよい。
1…情報処理システム、10…情報処理装置、40…位置取得部、42…品物情報取得部、44…制御部、46…出力部、48…第1取得部、50…第2取得部、52…応答内容取得部、54…決定部。

Claims (4)

  1. ユーザが購入を希望する品物の種類を取得する品物情報取得ステップと、
    取得された品物の種類に応じて定まるリマインド期間においてリマインド条件が満たされた場合、品物の購入に関するリマインドを出力する出力ステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  2. 前記出力ステップにおいて、前記リマインド期間が経過した場合、リマインドを出力しない、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  3. ユーザの位置情報を取得する位置情報取得ステップをさらに備え、
    前記品物情報取得ステップにおいて、品物の販売店の情報をさらに取得し、
    前記リマインド条件は、ユーザの位置が販売店から所定距離内にあることを含み、
    前記出力ステップにおいて、所定時間の間、ユーザの位置が販売店から所定距離内にある場合、前記リマインド期間において前記リマインド条件が再度満たされてもリマインドを出力しない、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理方法。
  4. ユーザが購入を希望する品物の種類を取得する品物情報取得部と、
    取得された品物の種類に応じて定まるリマインド期間においてリマインド条件が満たされた場合、品物の購入に関するリマインドを出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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