JP2021050696A - 2速油圧モータ - Google Patents

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規裕 松本
Norihiro Matsumoto
規裕 松本
新悟 林
Shingo Hayashi
新悟 林
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Abstract

【課題】ケーシング本体と斜板とを球体を介して係合させ、球体の外周面に溝を形成して設け、斜板、球体の摩耗を軽減させる。【解決手段】斜板21には、平滑面22の裏側の面に角度が異なる1速面部23と2速面部24を有し、前記1速面部23と前記2速面部24とが交わる交差線25の中心線上に一対の球面状の凹部26を形成する。凹部26には、ケーシング本体11に嵌着したピン28に球体29を係合させ摺動可能に嵌合されている。球体29の外周面に油が滞留する溝29dが形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は2速油圧モータ(以下、油圧モータという)に関し、さらに詳細には油圧
モータの低速・高速切換機構に用いられる斜板と、前記斜板に係合して該斜板の傾転角度を変化させる際の支持部となる球体とを備えた油圧モータに関する。
従来、この種の油圧モータは、斜板を支持するための機構を形成するために極めて高精度の加工を要求され、必要な精度が得られなければ斜板が振動してこれが原因で油圧モータが破壊されることがある。例えば、油圧モータは、図6に示すように、円形状の斜板4(特許文献1に記載する符号を示す。以下、同じ)の支点Aを構成する斜板支持機構83は、斜板4の斜板背面40と41との接点に半球状部84を有しその凸球面の反対側の平坦面からその平坦面よりも断面の小さい短柱状部85を突設した支点部材80と、支点Aの位置の斜板4又は該斜板4支える所定平面のいずれか一方に半球状部84の凸球面を受けるように設けられた凹球面81と、前記凹球面81に対向する他方(本体1)の所定平面8に前記短柱状部85が径方向に余裕をもって搬入するように設けられた凹部82を有する。斜板支持機構83は、図7に示すように斜板4に所定距離Lを有して2ヶ所に並列に配置されている。このため、支点部材80の短柱状部85が凹部82に嵌入した状態で径方向に隙間δがあるから、反対側の凸球面と凹球面とが嵌合した際に、両側の凹球面の中心間寸法誤差を吸収する(例えば、特許文献1参照。)。
公開実用新案公報昭和62−195675号公報
しかしながら、特許文献1では凸球面と凹球面との球面嵌合による耐摩耗対策が施されていないと、異常摩耗が発生し、油圧モータの容積効率の低下に繋がり、実機走行中の車速の低下・曲進に繋がり問題となる。本発明は係る課題を解決するためになされたもので、ケーシング本体と、該ケーシング本体に接触する斜板との間に嵌入する球体の対摩耗対策を備え、油圧モータの容積効率の低下を防止した油圧モータを提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明は、
ケーシング本体と、
前記ケーシング本体に回転自在に設けられた回転軸と、
前記ケーシング本体に前記回転軸を介して設けられ、軸方向に複数のシリンダが穿設されたシリンダブロックと、
前記シリンダブロックの各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、
前記各ピストンの端部に装着されたシューと、
一側が前記シューを案内する平滑面になり、他側が前記ケーシング本体に傾転可能に支持された斜板と、
前記斜板を傾転駆動する斜板支持部と、を有する油圧モータにおいて、
前記斜板支持部として、前記斜板には、前記平滑面の裏側の面に角度が異なる1速面部と2速面部を有し、前記1速面部と前記2速面部とが交わる公差線の中心線上に一対の球面状の凹部が形成され、
前記斜板の凹部に嵌着されると共に前記ケーシング本体に固定した支持支柱に固定された球体を備え、
前記斜板の凹部に形成された球穴径は、前記球体が嵌入できるように成形し、
前記球体の外周面に油が滞留する溝を形成することを特徴とする。
本発明によれば、球体を嵌入する球穴径は該球体の直径に対応する穴径に加工し、球体の外周面に油が滞留する溝を形成することにより、斜板穴、球体の摩耗が減少し油圧モータの容積効率の低下を防止できる。
本発明の実施の形態に係る油圧モータの略縦断面図である。 ケーシング本体と斜板の部分縦断面図である。 図2のX矢視方向の斜板の外形図である。 図2の球体の外形図である。 図4のY矢視図である。 従来のケーシング本体と斜板との係合状態を示す説明図である。 図6のVII−VII線の断面図である。
図1は、本発明の実施の形態の2速油圧モータ10の断面図を示す。ケーシング本体11には、回転軸となるシャフト12がベアリング13とベアリング14を介して回転自在に支持されている。シャフト12の外周には、スプライン部15を介してシリンダバレル16が嵌合されている。シリンダバレル16には、シャフト12に対して円周方向に等間隔に複数のシリンダ穴部17が形成されており、該シリンダ穴部17には、ピストン18が回転軸方向に摺動自在に嵌合されている。ピストン18には、シュー19が回転自在に嵌合されており、該シュー19の端面部20は、シャフト12に対して傾斜した円盤形状の斜板21の平滑面部22に接触している。
図2に示すように、斜板21には、平滑面部22の裏側の面に角度が異なる1速面部23と2速面部24を有し、前記1速面部23と前記2速面部24とが交わる交差線25(図1参照)の中心線上に一対の球面状の凹部26が(図3参照)が形成されている。
凹部26には、ケーシング本体11に装着したピン28に支持された半球面状の球体29が嵌合されるようになっている。凹部26と球体29とによって、斜板21を傾転駆動する斜板支持部が形成されている。
球体29は、図4に示すようにケーシング本体11のシート面部27に接合する平面29aにピン28に嵌着する穴29bが形成されている。さらに、図5に示すように球体29の外周面29cには半球面の頂部に指向する複数の浅い溝29dが複数個適宜の等間隔で形成されており、球体29が凹部26に嵌着した際に、油が溝29dに進入して該溝29dに貯留されやすくなり、斜板21と球体29との潤滑性が向上する。
また、ケーシング本体11には、図2に示すように斜板21の傾転を制御するためのコントロールピストン30が回転軸方向に摺動自在に嵌合されており、該コントロールピストン30の端面部31(図1参照)が斜板21の1速面部23に接触する。係る構造により、2速油圧モータ10は、斜板21が一対の球面状の凹部26に嵌挿する球体29で支持されており、コントロールピストン30に圧油が導かれた場合、該コントロールピストン30の端面部31で斜板21を押し、該斜板21を支持している球体29を傾転中心として斜板21が傾転し、該斜板21の平滑面部22の角度が変化することで、油圧モータの容量が変化する2速油圧モータ10となっている。
10 2速油圧モータ 11 ケーシング本体
12 シャフト 13,14 ベアリング
15 スプライン部 16 シリンダバレル
17 シリンダ穴部 18 ピストン
19 シュー 20 端面部
21 斜板 22 平滑面部
23 1速面部 24 2速面部
25 交差線 26 凹部
28 ピン 29 球体
29a平面 29b 穴
29c 外周面 29d 溝
30 コントロールピストン 31 端面部

Claims (1)

  1. ケーシング本体と、
    前記ケーシング本体に回転自在に設けられた回転軸と、
    前記ケーシング本体に前記回転軸を介して設けられ、軸方向に複数のシリンダが穿設されたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックの各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、
    前記各ピストンの端部に装着されたシューと、
    一側が前記シューを案内する平滑面となり、他側が前記ケーシング本体に傾転可能に支持された斜板と、
    前記斜板を傾転駆動する斜板支持部と、を有する油圧モータにおいて、
    前記斜板支持部として、前記斜板には、前記平滑面の裏側の面に角度が異なる1速面部と2速面部を有し、前記1速面部と前記2速面部とが交わる公差線の中心線上に一対の球面状の凹部が形成され、
    前記斜板の凹部に嵌着されると共に前記ケーシング本体に固定した支持支柱に固定された球体を備え、
    前記斜板の凹部に形成された球穴径は、前記球体が嵌入できるように成形し、
    前記球体の外周面に油が滞留する溝を形成することを特徴とする2速油圧モータ。
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