JP2019015234A - 2速油圧モータ - Google Patents

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JP2019015234A
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貴也 横田
Takaya Yokota
貴也 横田
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Abstract

【課題】油圧モータの性能に影響する容量を安定させるために、斜板を支持する球体の位置を安定させる構造とし、その球体の位置を管理するための測定を容易にする。【解決手段】斜板21には、平滑面の裏側の面に角度が異なる1速面部23と2速面部24を有し、前記1速面部23と前記2速面部24とが交わる公差線を中心とする一対の球面状の凹部26が形成されている。前記ケーシング本体11のシート面部27にも一対の球面状の凹部28が形成されており、凹部28の奥に円筒形状のスペーサ32を備えている。前記一対の球面状の凹部26、28には、球体29が摺動可能に嵌合されている。【選択図】図2

Description

本発明は建設機械用のクローラーを駆動するための油圧モータにおいて、該油圧モータの容量を変更することで低速と高速の切換を行う、2速油圧モータの構造に関する。
従来の2速油圧モータの構造として特許文献1に示すものがある。この特許文献1の図1に示すものは、斜板10(特許文献1に記載された符号を示す。以下、同じ)、球体19、ケーシング本体2、及び傾転制御シンリダ17の部分の断面を拡大した図2に示された構造となっている。
この構造の場合、斜板10の平滑面10Aの角度は、斜板10に形成された球面状の凹部16の深さと、ケーシング本体2に形成された球形状の凹部15の深さと、斜板10の凹部16及びケーシング本体2の凹部15に摺動可能に嵌合された球体14の球径によって変化する。
例えば、斜板10の凹部16とケーシング本体2の凹部15に球体14が摺動可能に嵌合されるため、斜板10の凹部16とケーシング本体2の凹部15の球穴径は、球体14の球径よりも僅かに大きく形成され、斜板10の凹部16深さ及びケーシング本体2の凹部15の深さが球体14の球径の二分の一未満だった場合、斜板10の凹部16の深さとケーシング本体2の凹部15の深さの合計が球体14の球径よりも小さくなり、かつ、斜板10とケーシング本体2は球体14により傾転可能に支持されているため、斜板10の平滑面10Aの裏側の面はケーシング本体2と面での接触では無く傾転制御シリンダ17側の角部と接触した状態となる。この状態では、斜板10の凹部16の深さとケーシング本体2の凹部15の深さが小さくなるにつれ、球体19によって支持されている斜板11の平滑面10Aの角度が大きくなり、油圧モータの容量(油圧モータが一回転するのに必要な容積)が大きくなる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−201034号公報
しかしながら、特許文献1に示すものは、油圧モータを大量生産する場合に、油圧モータの性能に影響する容量を安定させるには、斜板に形成された球面状の凹部の深さ、及びケーシング本体に形成された球面状の凹部の深さについて、生産ロットでばらつきを小さく管理する必要があるが、球面状の凹部で複雑な形状なため安定的に加工することは難しく、またその形状を管理するための測定も容易ではない。
本発明は係る課題を解決するためになされたもので、油圧モータを大量生産する場合に、油圧モータの性能に影響する容量を安定させるために、斜板を支持する球体の位置を安定させる構造とし、その球体の位置を管理するための測定を容易にし、斜板を支持する球体の位置を調整できる構造とする油圧モータを提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
ケーシング本体と、
前記ケーシング本体に回転自在に設けられた回転軸と、
前記ケーシング本体に前記回転軸を介して設けられ、軸方向に複数のシリンダが穿設されたシリンダブロックと、
前記シリンダブロックの各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、
前記各ピストンの端部に装着されたシューと、
一側が前記シューを案内する平滑面となり、他側が前記ケーシング本体に傾転可能に設けられた斜板と、
前記斜板を傾転可能に支持するため該斜板と前記ケーシング本体との間に設けられた球体と、
前記斜板を傾転駆動するコントロールピストンとからなる油圧モータにおいて、
前記斜板には、前記平滑面の裏側の面に角度が異なる1速面部と2速面部を有し、前記1速面部と前記2速面部とが交わる公差線を中心とする一対の球面状の凹部が形成され、
前記ケーシング本体には、該ケーシング本体のシート面部に形成された一対の球面状の凹部が形成され、
前記凹部の奥に形成された円筒形状のスペーサと、
前記斜板の凹部と前記ケーシング本体の凹部に摺動可能に嵌合される球体と、
を備え、
前記斜板の凹部と前記ケーシング本体の凹部に形成された球穴径は、前記球体よりも僅かに大きく形成されており、
前記球体の位置は前記スペーサの厚みと前記シート面部からの該スペーサが設置される前記ケーシング本体の凹部までの深さによって前記スペーサで該球体の位置が調整できることを特徴とする2速油圧モータを提供することにより前述した問題を解決した。
本発明は、油圧モータを大量生産する場合に、油圧モータの性能に影響する容量を安定させるために、斜板を支持する球体の位置を安定させる構造とし、その球体の位置を管理するための測定を容易にすることが可能となる。
また、斜板を支持する球体の位置を調整できる構造とすることで、油圧モータの容量を調整可能な構造となる。
本発明の実施の形態に係る2速油圧モータの概略構造を示す縦断面図である。 図1に示す斜板、球体及びコントロールピストン等を拡大して示す略縦断面図である。 図2の要部拡大図である。
図1は、本発明の実施の形態の2速油圧モータ10の断面図を示す。ケーシング本体11には、回転軸となるシャフト12がベアリング13とベアリング14を介して回転自在に支持されている。前記シャフト12の外周には、スプライン部15を介してシリンダバレル16が嵌合されている。前記シリンダバレル16には、シャフト12に対して円周方向に等間隔に複数のシリンダ穴部17が形成されており、該各シリンダ穴部17には、ピストン18が回転軸方向に摺動自在に嵌合されている。前記各ピストン18には、シュー19が回転自在に嵌合されており、該シュー19の端面部20は、シャフト12に対して傾斜した斜板21の平滑面部22に接触している。
前記斜板21には、平滑面22の裏側の面に角度が異なる1速面部23と2速面部24を有し、前記1速面部23と前記2速面部24とが交わる公差線25を中心とする一対の球面状の凹部26が形成されている。前記ケーシング本体11のシート面部27にも一対の球面状の凹部28が形成されており、凹部28の奥に円筒形状のスペーサ32を備えている。前記一対の球面状の凹部26、28には、球体29が摺動可能に嵌合されている。
また、前記ケーシング本体11には、前記斜板21の傾転を制御するためのコントロールピストン30が回転軸方向に摺動自在に嵌合されており、該コントロールピストン30の端面部31が斜板21の1速面部23に接触する。
係る構造により、2速油圧モータ10は、斜板21が一対の球面状の凹部26、28に嵌挿する球体29で支持されており、コントロールピストン30に圧油が導かれた場合、該コントロールピストン30の端面部31で斜板21を押し、該斜板21を支持している球体29を傾転中心として斜板21が傾転し、該斜板21の平滑面部22の角度が変化することで、油圧モータの容量が変化する2速油圧モータ10となる。
図2は、図1中のケーシング本体11、斜板21、球体29、コントロールピストン30、及びスペーサ32の部分の断面を拡大したものを示す。
図2に示すように、斜板21の凹部26とケーシング本体11の凹部28に球体29が摺動可能に嵌合されるため、前記斜板21の凹部26と前記ケーシング本体11の凹部28の球穴径は、前記球体29の球径よりも僅かに大きく形成されており、前記凹部28の奥にスペーサ32を備えている。
係る構造により、斜板21は球体29により傾転可能に支持され、且つ球体29の位置はスペーサ32の厚さとシート面部27からスペーサ32が設置されるケーシング本体11の凹部28の奥部の端面部33までの深さによって決まるため、単純な円筒形状の穴の端面部33の深さを安定的に加工することは容易である。また、ケーシング本体11のシート面部27から凹部28の奥部の端面部33までの深さは、面と面の幅であり、一般的な測定器(デプスマイクロメータ等)で容易に測定可能となる。更に、スペーサ32の厚みを調整することで球体29の位置を調整することが可能となる。
10 2速油圧モータ 11 ケーシング本体
12 シャフト 13、14 ベアリング
15 スプライン部 16 シリンダバレル
17 シリンダ穴部 18 ピストン
19 シュー 20 端面部
21 斜板 22 平滑面部
23 1速面部 24 2速面部
25 公差線 26,28 凹部
29 球体 30 コントロールピストン
31、33 端面部 32 スペーサ

Claims (1)

  1. ケーシング本体と、
    前記ケーシング本体に回転自在に設けられた回転軸と、
    前記ケーシング本体に前記回転軸を介して設けられ、軸方向に複数のシリンダが穿設されたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックの各シリンダに往復動可能に挿嵌された複数のピストンと、
    前記各ピストンの端部に装着されたシューと、
    一側が前記シューを案内する平滑面となり、他側が前記ケーシング本体に傾転可能に設けられた斜板と、
    前記斜板を傾転可能に支持するため該斜板と前記ケーシング本体との間に設けられた球体と、
    前記斜板を傾点駆動するコントロールピストンとからなる油圧モータにおいて、
    前記斜板には、前記平滑面の裏側の面に角度が異なる1速面部と2速面部を有し、前記1速面部と前記2速面部とが交わる公差線を中心とする一対の球面状の凹部が形成され、
    前記ケーシング本体には、該ケーシング本体のシート面部に形成された一対の球面状の凹部が形成され、
    前記凹部の奥に形成された円筒形状のスペーサと、
    前記斜板の凹部と前記ケーシング本体の凹部に球体を摺動可能に嵌合される球体と、
    を備え、
    前記斜板の凹部と前記ケーシング本体の凹部に形成された球穴径は、前記球体よりも僅かに大きく形成されており、
    前記球体の位置は前記スペーサの厚みと前記シート面部からの該スペーサが設置される前記ケーシング本体の凹部までの深さによって前記スペーサで該球体の位置が調整できることを特徴とする2速油圧モータ。
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