JP2021050641A - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料の気化時間を確保しつつ、気筒の内壁に付着した燃料の混入によるダイリューションを好適に抑制することが可能な燃料噴射制御装置を提供する。【解決手段】燃料噴射制御装置100は、インジェクタ19を制御するインジェクタ制御部35を備える。インジェクタ制御部35は、ピストンが下死点から上死点に至る圧縮行程で複数回の燃料の噴射を行うように燃料噴射部を制御するとともに、複数回の燃料の噴射のうちの最初の噴射の開始時点が下死点よりも遅角側の第1所定時点となり、最後の噴射の終了時点が上死点よりも進角側の第2所定時点となるようにインジェクタ19を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射部を制御する燃焼噴射制御装置に関する。
この種の装置として、従来、燃焼室に面した燃料噴射弁から噴射されるガソリンとアルコールの混合燃料の噴射タイミングを制御するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、エンジンが低温かつ高負荷高回転の運転領域にあるときに、吸気行程中に開始した燃料噴射を圧縮行程中に終了させるとともに、燃料の必要な気化時間を確保するために、アルコール濃度が高いほど、燃料の噴射終了時期を進角させる。
特開2014−227981号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置のように燃焼室に燃料を噴射する場合、噴射した燃料が気筒の内壁に付着してエンジンオイルに混ざり、エンジンオイルのダイリューション(希釈)が生じるおそれがある。
本発明の一態様である燃料噴射制御装置は、気筒と、気筒の内壁に沿って摺動可能に配置されたピストンと、ピストンの上方の燃焼室に面して設けられた燃料噴射部と、を有する内燃機関における燃料噴射制御装置であって、燃料噴射部を制御する噴射制御部を備える。噴射制御部は、ピストンが下死点から上死点に至る圧縮行程で複数回の燃料の噴射を行うように燃料噴射部を制御するとともに、複数回の燃料の噴射のうちの最初の噴射の開始時点が下死点よりも遅角側の第1所定時点となり、最後の噴射の終了時点が上死点よりも進角側の第2所定時点となるように燃料噴射部を制御する。
本発明によれば、燃料の気化時間を確保しつつ、気筒の内壁に付着した燃料の混入によるダイリューションを好適に抑制することができる。
本発明の実施形態に係る燃料噴射制御装置が適用されるエンジンの要部構成を概略的に示す図。 本発明の実施形態に係る燃料噴射制御装置の要部構成を示すブロック図。 エンジン回転数とエンジントルクとをパラメータとした複数の燃料噴射モードを示す図。 噴射モードが圧縮2段モードに決定されたときの燃料の噴射タイミングを示す図。 インジェクタからの燃料の噴射領域とピストンの位置関係とを模式的に示す図。 図2のコントローラで実行される処理の一例を示すフローチャート。
以下、図1〜図6を参照して本発明の一実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る燃料噴射制御装置は、内燃機関としての火花点火式のエンジンに適用される。このエンジンは、例えば動作周期(1サイクル)の間に吸気、膨張、圧縮および排気の4つの行程を経る4サイクルエンジンであ。エンジンには、エタノールなどのアルコール燃料が用いられる。なお、アルコールとガソリンとを混合した燃料、すなわち所定割合(例えば85%)のアルコールを含む混合燃料を用いることもできる。
図1は、本実施形態に係る燃料噴射制御装置が適用されるエンジン1の要部構成を概略的に示す図である。なお、エンジン1は多気筒エンジンであるが、図1には単一の気筒のみを示す。図1に示すように、エンジン1は、シリンダブロックに形成された複数のシリンダ2と、各シリンダ2の内部に摺動可能に配置されたピストン3と、ピストン3とシリンダヘッドとの間に形成された燃焼室4と、を有する。ピストン3は、コンロッド5を介してクランクシャフト6に連結され、シリンダ2の内壁に沿ってピストン3が往復動することにより、クランクシャフト6が回転する。なお、シリンダ2の内壁をスリーブと呼ぶことがある。
シリンダヘッドには、吸気ポート11と排気ポート12とが設けられる。燃焼室4には、吸気ポート11を介して吸気通路13が連通する一方、排気ポート12を介して排気通路14が連通する。吸気ポート11は吸気バルブ15により開閉され、排気ポート12は排気バルブ16により開閉される。吸気バルブ15の上流側の吸気通路13には、スロットルバルブ17が設けられる。
スロットルバルブ17は、例えばバタフライ弁により構成され、スロットルバルブ17により燃焼室4へ流れる吸気量が調整される。なお、スロットルバルブ17は、電動モータなどのスロットル用アクチュエータにより駆動される。吸気バルブ15と排気バルブ16とは、不図示の動弁機構により、クランクシャフト6の回転に同期した所定のタイミングで開閉駆動される。なお、バルブ15,16の開閉のタイミングは適宜変更可能である。
シリンダヘッドおよびシリンダブロックのいずれか(例えばシリンダヘッド)には、各シリンダ2の燃焼室4に臨むようにそれぞれ点火プラグ18および直噴式のインジェクタ19が装着される。点火プラグ18は、吸気ポート11と排気ポート12との間に配置され、電気エネルギーにより火花を発生し、燃焼室4内の燃料と空気との混合気を点火する。インジェクタ19は、シリンダブロックの側方かつ吸気バルブ15の近傍に、例えば先端の燃料噴射口を斜め下方に向けて配置される。
インジェクタ19は、後述するコントローラからの制御信号により駆動され、所定の噴射タイミングでかつ所定のパルス幅で開弁し、燃焼室4内に燃料を噴射する。すなわち、インジェクタ19は、筒内噴射型の燃料噴射弁として構成される。なお、インジェクタ19の配置はこれに限らず、点火プラグ18の近傍に配置することもできる。インジェクタ19は、例えばピエゾアクチュエータにより駆動され、高い応答性を有する。
インジェクタ19には、燃料供給部20から燃料が供給される。燃料供給部20は、燃料タンク21に貯留されたアルコール燃料またはアルコールとガソリンの混合燃料を吸い込む低圧ポンプ22と、低圧ポンプ22により吸い込まれた燃料を昇圧する高圧ポンプ23とを有する。高圧ポンプ23で目標圧まで昇圧された燃料が各インジェクタ19に供給される。なお、燃料タンク21に貯留される燃料のアルコール濃度は、燃料の全体積に対するアルコールの占める割合(%)であり、燃料の供給元によって決定される。インジェクタ19からの燃料噴射量は、実空燃比がアルコール濃度に応じた理論空燃比となるようにエンジン1の吸入空気量に応じて制御される。
このようなアルコール燃料またはアルコール濃度が高い混合燃料を用いる構成では、例えばエンジン冷却水温が低い状態であるとき、インジェクタ19から噴射した燃料は気化しにくく、燃焼安定性が悪化して、失火の可能性がある。また、インジェクタ19から噴射した燃料がシリンダ2の内壁面に付着し、付着した燃料が滴下してエンジンオイルと混ざり、エンジンオイルのダイリューション(希釈)が生じるおそれがある。この点を考慮し、本実施形態は以下のように燃料噴射制御装置を構成する。
図2は、本実施形態に係る燃料噴射制御装置100の要部構成を示すブロック図である。図2に示すように、燃料噴射制御装置100は、エンジン制御用のコントローラ30を中心として構成され、コントローラ30に接続されたクランク角センサ31と、負荷センサ32と、空燃比センサ33と、インジェクタ19と、を有する。
クランク角センサ31は、クランクシャフト6に設けられ、クランクシャフト6の回転に伴いパルス信号を出力するように構成される。コントローラ30は、クランク角センサ31から出力されたパルス信号に基づいて、エンジン回転数を算出する。すなわち、クランク角センサ31は、エンジン回転数を検出する回転数センサとしても機能する。
さらにコントローラ30は、クランク角センサ31から出力された信号に基づいて、各シリンダ2の吸気行程開始時のクランク角、すなわちピストン3の上死点の位置を基準(0°)としたクランク角(位相)を特定する。吸入行程のクランク角は、ピストン3が上死点から下死点まで降下するときのクランク角であり、0°〜180°の範囲内で定まる。圧縮行程のクランク角は、ピストン3が下死点から上死点まで上昇する時のクランク角であり、180°〜360°までの範囲内で定まる。
負荷センサ32は、エンジン1の負荷を検出する。負荷センサ32は、エンジン1の負荷と相関関係を有する物理量を検出するセンサであり、例えばスロットルバルブ17の下流の吸気圧を検出する圧力センサ、吸入空気量を検出するエアフローメーター、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ等を用いることができる。
空燃比センサ33は、排気通路14に設けられた酸素濃度を検出するセンサにより構成され、空燃比センサ33により出力された信号に基づいて、実空燃比が検出される。なお、図示は省略するが、コントローラ30には、エンジン1の冷却水の温度を検出する水温センサ、燃料のアルコール濃度を検出する濃度センサ等も接続される。
コントローラ30は、電子制御ユニット(ECU)により構成され、CPU、ROM,RAMおよびI/Oインターフェース等のその他の周辺回路を有するコンピュータを含んで構成される。コントローラ30は、クランク角センサ31と負荷センサ32と空燃比センサ33とからの信号に基づいて、インジェクタ19に制御信号を出力する。
コントローラ30は、機能的構成として、インジェクタ制御部35と、記憶部36とを有する。記憶部36には、予め各種マップや閾値、制御プログラム等が記憶される。なお、図示は省略するが、コントローラ30は、アクセルペダルの操作(アクセル開度)に基づいてスロットルバルブ17の駆動用アクチュエータに制御信号を出力し、スロットル開度を制御するスロットル制御部も有する。
インジェクタ制御部35は、目標噴射量算出部351と、噴射モード決定部352と、噴射タイミング決定部353と、信号出力部354とを有する。
目標噴射量算出部351は、予め記憶部36に記憶されたアルコール濃度に対応する目標空燃比の関係を用いて、アルコール濃度に応じた目標空燃比(例えば目標空燃比)を算出する。さらに、空燃比センサ33により検出された実空燃比が目標空燃比となるようなフィードバック制御を行いながら、エアフローセンサ等により検出された吸気量に応じて1サイクル当たりの目標噴射量を算出する。なお、目標噴射量の算出の手法はこれに限らない。
噴射モード決定部352は、クランク角センサ31により検出されたエンジン回転数と、負荷センサ32により検出されたエンジン1の負荷(エンジントルク)とに基づいて、予め記憶部36に記憶された特性(例えばマップ)に従い燃料の噴射モードを決定する。図3は、エンジン回転数NeとエンジントルクTeとをパラメータとした複数の燃料噴射モードを示す図である。図中の特性f1は、スロットルバルブ17の全開時のエンジン1の最大トルクを表すエンジン性能曲線である。
図3に示すように、エンジン回転数Neが第1所定回転数Ne1以下(Ne≦Ne1)かつエンジントルクTeが第1所定値Te1以下(Te≦Te1)の低負荷低回転の運転領域(第1領域)AR1では、噴射モード決定部352は、圧縮行程で2回の噴射を行う圧縮2段モードを設定する。圧縮2段モードとは、例えば圧縮行程前半で1回、圧縮行程後半で1回の噴射を行う噴射モードである。
エンジン回転数Neが第1所定回転数Ne1より大きい第2所定回転数Ne2以下(Ne≦Ne2)かつエンジントルクTeが第1所定値Te1より大きい第2所定値Te2以下(Te≦Te2)で、第1領域AR1を除く中負荷中回転の運転領域(第2領域)AR2では、噴射モード決定部352は、吸気行程で1回かつ圧縮行程で1回の噴射を行う吸圧2段モードを設定する。
エンジン回転数Neが第2所定回転数Ne2より大きい(Ne>Ne2)、またはエンジントルクTeが第2所定値Te2より大きい(Te>Te2)高負荷高回転の運転領域(第3領域)AR3では、噴射モード決定部352は、吸気行程で1回の噴射を行う吸気単発モードを設定する。
図3の第1所定回転数Ne1は、インジェクタ19の能力などによって定まる2段噴射が可能な回転数である。すなわち、インジェクタ19が2段噴射する場合には、1回目の噴射と2回目の噴射との間に、所定時間以上のインターバルが必要であり、2段噴射の開始(1回目の噴射開始)から終了(2回目の噴射終了)までには、例えば所定時間Δt以上を要する。この所定時間Δtが圧縮行程に要する時間よりも短ければ、圧縮2段モードでの噴射が可能である。しかし、エンジン回転数Neの増加に従い圧縮行程に要する時間が短くなるため、エンジン回転数Neが第1所定回転数Ne1を超えると、圧縮2段モードでの噴射が困難となる。したがって、第1所定回転数Ne1は、圧縮2段モードを実現可能な最大回転数である。
第2所定回転数Ne2は、コントローラ30の能力によって定まる吸気圧縮行程で2段噴射が可能な回転数である。すなわち、エンジン回転数Neの増加に従い、吸圧2段噴射、つまり吸気行程で1段噴射、圧縮行程で1段噴射するためのコントローラ30の負荷(主に熱負荷)は高くなる。このため、エンジン回転数Neが第2所定回転数Ne2を超えると、吸圧2段モードでの噴射が困難となる。したがって、第2所定回転数Ne2は、吸圧2段モードを実現可能な最大回転数である。なお、インジェクタ19の能力によって定まる吸圧2段モードを実現可能な回転数は、第2所定回転数Ne2よりも高い。もし、インジェクタ19の能力によって定まる回転数がコントローラ30の負荷によって定まる回転数よりも低ければ、インジェクタ19の能力によって定まる回転数が第2所定回転数Ne2となる。
第1所定値Te1および第2所定値Te2は、それぞれインジェクタ19の能力などによって定まるエンジントルクである。すなわち、エンジントルクTeが大きくなると、必要な燃料噴射量も増加するため、エンジントルクTeが所定値Te1を越えると、圧縮行程での2段噴射が困難になる。したがって、第1所定値Te1は、圧縮2段モードを実現可能な最大エンジントルクである。同様に、第2所定値Te2は、吸圧2段モードを実現可能な最大エンジントルクである。なお、以上の第1所定回転数Ne1、第2所定回転数Ne2、第1所定値Te1および第2所定値Te2等の閾値は、予め実験や解析によって求められ、記憶部36に記憶される。
圧縮行程では、シリンダ2内の吸気温度が上昇し、燃料の気化が促進される。このため、図3に示すように、第1領域AR1で圧縮2段モードを設定することで、燃料の気化率が向上し、失火を抑えた安定した燃焼が得られるとともに、燃焼変動率を低下させることができる。また、燃料の気化率の向上により、シリンダ2の内壁への燃料の付着も抑えることができる。さらに、圧縮行程で2回に分けて噴射することで、1回当たりの噴射量が減少して燃料噴射のペネトレーションが低減され、燃料付着の抑制効果が高まる。エンジン1の低負荷低回転の運転状態では、燃焼温度が低いため、ダイリューションが起こりやすいが、圧縮行程で燃焼させるので、ダイリューションを効果的に抑えることができる。
第2領域AR2では、吸圧2段モードが設定され、圧縮行程で燃料が噴射される。第2領域AR2は第3領域AR3よりもエンジン1の低負荷低回転の領域であるため、第3領域AR3に比べて燃焼温度が低く、ダイリューションが生じやすい。しかし、圧縮行程で燃料を噴射することで、第3領域AR3の吸気単発モードに比べて、燃料の気化が促進され、燃料変動率を低下させることができるとともに、シリンダ2の内壁への燃料の付着を抑えることができ、ダイリューションを抑制できる。
噴射タイミング決定部353は、噴射モード決定部352により決定された噴射モードに応じて燃料の噴射タイミングを決定する。図4は、噴射モードが圧縮2段モードに決定されたときの燃料の噴射タイミングを示す図である。図4では、吸気行程の開始時点(上死点TDC)を基準(0°)として、吸気行程の開始から圧縮行程の終了までの時計回りのクランク角θの変化に対応した燃料噴射時点を示す。
図5は、インジェクタ19からの燃料の噴射領域とピストン3の位置関係とを模式的に示す図である。図5に点線で示すように、ピストン3が上死点TDCの近傍に位置するとき、燃料は主にピストン3の冠面(上面)に付着する。一方、図5に実線で示すように、ピストン3が下死点BDCの近傍に位置するとき、燃料は主にシリンダ2の内壁であるスリーブに付着する。スリーブに燃料が付着すると、付着した燃料はスリーブに沿って滴下し、ケース8内のエンジンオイル9に混入してエンジンオイル9が希釈されるおそれがある。この点を考慮して、本実施形態では以下のように圧縮2段モードでの燃料噴射タイミングを決定する。
図4において、下死点BDCを中心とした所定範囲のクランク角Δθ10によって示される領域、すなわちクランク角θ11〜θ12の領域AR10は、主にシリンダ2の内壁であるスリーブに燃料が付着するスリーブ付着領域である。一例を挙げると、θ11は130°、θ2は230°である。これらクランク角θ11、θ12は、インジェクタ19からの燃料の噴射方向等に基づいて定まるものであり、予め実験や解析等により求められ、記憶部36に記憶される。一方、上死点TDCを中心とした所定範囲のクランク角Δθ20によって示される領域、すなわちクランク角θ11〜θ12以外の領域AR20は、主にピストン3の上面に燃料が付着するピストン付着領域である。
クランク角θ1〜θ2の期間AR11は、圧縮行程で1回目に燃料を噴射するクランク角θの期間であり、クランク角θ3〜θ4の期間AR12は、圧縮行程で2回目に燃料を噴射する期間である。なお、クランク角θ2とクランク角θ3との間には所定のインターバルが必要である。クランク角θ1〜θ2の期間とクランク角θ3〜θ4の期間とは互いに等しく、これらの期間は、目標噴射量算出部351により算出された目標噴射量(パルス幅)に応じて定まる。
噴射タイミング決定部353は、1回目の噴射開始のクランク角θ1(噴射開始クランク角と呼ぶ)を、スリーブ付着領域を規定するクランク角θ12を基準として設定する。例えば、クランク角θ12よりも所定クランク角だけ遅角して噴射開始クランク角θ1を設定する(θ1>θ12)。これにより、スリーブに対する燃料の付着を抑制することができ、エンジンオイルのダイリューションの発生を抑えることができる。なお、噴射開始クランク角θ1はθ12と等しくてもよい。すなわち、θ1はθ12以降に設定されるのであればよい。
噴射タイミング決定部353は、さらに2回目の噴射終了のクランク角θ4(噴射終了クランク角と呼ぶ)を、圧縮行程終了時のクランク角360°(上死点TDC)よりも所定角だけ進角したクランク角θ13を基準として設定する。クランク角θ13は、燃料の十分な気化時間を確保するために設定されるクランク角であり、一例を挙げると300°である。クランク角θ13は、予め実験や解析によって求められ、記憶部36に記憶される。クランク角θ13は固定値でもよく可変値でもよい。クランク角θ13を可変値とする場合、燃料のアルコール濃度やエンジン冷却水温等に応じて設定すればよい。例えば、例えばアルコール濃度が高いほど、気化率が低下するため、クランク角θ13を遅角側に設定すればよい。
噴射タイミング決定部353は、クランク角θ13よりも所定クランク角だけ進角して噴射終了クランク角θ4を設定する(θ4<θ13)。これにより、失火を抑えた安定した燃焼が得られ、燃焼変動率を低下させることができる。なお、噴射終了クランク角θ4はθ13と等しくてもよい。すなわち、θ4はθ13以前に設定されるのであればよい。
噴射タイミング決定部353は、噴射モード決定部352により噴射モードを吸圧2段モードに決定されたとき、吸気行程と圧縮行程とでそれぞれ燃料が噴射されるように噴射タイミングを決定する。この場合、スリーブへの燃料の付着を抑えるため、1回目の噴射終了のクランク角θ2を、クランク角θ11よりも進角してあるいはクランク角θ11に設定する。さらに、2回目の噴射開始のクランク角θ3を、クランク角θ12よりも遅角してあるいはクランク角θ12に設定する。すなわち、所定クランク角θ11〜θ12以外で噴射が行われるようにクランク角θ2,θ3を設定する。これに加え、燃焼変動率を低下させるため、2回目の噴射終了のクランク角θ4を、クランク角θ13よりも進角してあるいはクランク角θ13に設定する。
噴射タイミング決定部353は、噴射モード決定部352により噴射モードを吸気単発モードに決定されたとき、吸気行程で燃料が噴射されるように噴射タイミングを決定する。吸気単発モードでは、2段噴射のようなクランク角θ2とクランク角θ3との間のインターバルはなく、噴射開始クランク角θ1〜噴射終了クランク角θ4までの連続した期間で燃料が噴射される。この場合、スリーブへの燃料の付着を抑えるため、噴射終了クランク角θ4を、クランク角θ11よりも進角してあるいはクランク角θ11に設定する。
信号出力部354は、目標噴射量算出部351で算出された目標噴射量に相当する量の燃料を、噴射タイミング決定部353で決定された所定の噴射タイミングで噴射するように、インジェクタ19に制御信号を出力する。
図6は、予め記憶されたプログラムに従い図2のコントローラ30で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、例えばエンジン1の起動が指令されると開始され、エンジン1の停止が指令されるまで、所定周期で繰り返される。
まず、ステップS1で、センサ31〜33および他のセンサ等から入力された信号を読み込む。次いで、ステップS2で、空燃比センサ33により検出された実空燃比が目標空燃比となるようにフィードバック制御を行いながら、エアフローセンサ等により検出された吸気量に応じて1サイクル当たりの目標噴射量を算出する。
ステップS3、ステップS4では、燃料の噴射モードを判定する。すなわち、ステップS3では、クランク角センサ31により検出されたエンジン回転数Neが第1所定回転数Ne1以下で、かつ、負荷センサ32により検出されたエンジントルクTeが第1所定値Te1以下であるか否かを判定する。ステップS3で肯定されると、圧縮2段モードと判定してステップS5に進み、否定されるとステップS4に進む。ステップS4では、クランク角センサ31により検出されたエンジン回転数Neが第2所定回転数Ne2以下で、かつ、負荷センサ32により検出されたエンジントルクTeが第2所定値Te2以下であるか否かを判定する。ステップS4で肯定されると吸圧2段モードと判定してステップS6に進み、否定されると吸気単発モードと判定してステップS7に進む。
ステップS5では、圧縮2段モードにおける噴射タイミングを決定する。すなわち、予め記憶部36に記憶されたクランク角θ12〜θ13の範囲で2段噴射が行われるとともに、ステップS2で算出された目標噴射量に相当する燃料量が噴射されるように噴射タイミングを決定する。ステップS6では、吸圧2段モードにおける噴射タイミングを決定する。すなわち、予め記憶部36に記憶されたクランク角θ11以前に1回の噴射が行われ、さらにクランク角θ12〜θ13の範囲で1回の噴射が行われるように噴射タイミングを決定する。ステップS7では、吸気単発モードにおける噴射タイミングを決定する。すなわち、クランク角θ11以前に1回の噴射が行われるとともに、目標噴射量に相当する燃料量が噴射されるように噴射タイミングを決定する。
ステップS5〜ステップS7のいずれかで噴射タイミングを決定すると、ステップS8に進む。ステップS8では、ステップS5〜ステップS7の噴射タイミングに従い燃料を噴射するようにインジェクタ19に制御信号を出力し、処理を終了する。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)燃料噴射制御装置100に用いられるエンジン1は、シリンダ2と、シリンダ2の内壁に沿って摺動可能に配置されたピストン3と、ピストン3の上方の燃焼室4に面して設けられたインジェクタ19と、を有する(図1)。燃料噴射制御装置100は、インジェクタ19を制御するインジェクタ制御部35を備える(図2)。インジェクタ制御部35は、圧縮2段モードにおいて、ピストン3が下死点BDCから上死点TDCに至る圧縮行程で2回の燃料の噴射を行うようにインジェクタ19を制御するとともに、2回の燃料の噴射のうちの1回目の噴射の開始時点が下死点BDCよりも遅角側の所定時点、すなわちクランク角がθ1になる時点となり、2回目の噴射の終了時点が上死点TDCよりも進角側の所定時点、すなわちクランク角がθ4になる時点となるようにインジェクタ19を制御する(図4)。
このように1回目の噴射の開始時点が下死点BDCよりも遅角側(下死点BCDを越えた後の時点)となることで、インジェクタ19から噴射した燃料がスリーブに付着することを抑制することができ、エンジンオイルのダイリューションの発生を抑えることができる。また、2回目の噴射の終了時点が上死点TDCよりも進角側(上死点TDCに至る前の時点)となることで、燃料の気化時間を確保することができ、燃焼室4での失火を抑えて燃焼変動率を低下させることができる。
(2)燃料噴射制御装置100は、エンジン1の回転数Neを検出するクランク角センサ31と、エンジン1の負荷(エンジントルクTe)を検出する負荷センサ32と、さらに備える(図2)。インジェクタ制御部35は、クランク角センサ31により検出されたエンジン回転数Neが第1所定回転数Ne1以下で、かつ、負荷センサ32により検出されたエンジントルクTeが第1所定値Te1以下であるとき、圧縮行程で2回の噴射を行う圧縮2段モードで燃料を噴射し、クランク角センサ31により検出されたエンジン回転数Neが第1所定回転数Ne1より大きいとき、または、負荷センサ32により検出されたエンジントルクTeが第1所定値Te1より大きいとき、圧縮2段モード以外(吸圧2段モード、吸気単発モード)で燃料を噴射するようにインジェクタ19を制御する(図3)。このようにエンジン1が低回転低トルクで作動し、圧縮行程でインジェクタ19が2回噴射することが可能であるときには、燃料の噴射モードを圧縮2段モードにするので、燃料の温度が上昇して気化が促進され、燃焼安定性が高まる。
(3)圧縮2段モードでの噴射終了時点(噴射終了クランク角θ4)を規定する所定のクランク角θ13は、燃料の気化時間に基づいて予め定められる、上死点TDCよりも所定のクランク角だけ進角したクランク角である(図4)。これにより、燃焼室4での失火を好適に防止することができる。
(4)圧縮2段モードでの噴射開始時点(噴射開始クランク角θ1)を規定する所定のクランク角θ12は、インジェクタ19から噴射される燃料の噴射方向に基づいて予め定められる、下死点BDCよりも所定のクランク角だけ遅角したクランク角である(図4)。これにより、エンジンオイルのダイリューションを好適に防止することができる。
(5)インジェクタ制御部35は、圧縮2段モードで、ピストン3が下死点BDCから上死点TDCに至る圧縮行程で2回の燃料の噴射を行うようにインジェクタ19を制御するとともに、2回の燃料の噴射のうちの1回目の噴射の開始時点(噴射開始クランク角θ1)が下死点BDCよりも所定クランク角(第1所定クランク角)θ12以上遅角した所定時点、すなわちθ12以降の時点となり、2回目の噴射の終了時点(噴射終了クランク角θ4)が上死点TDCよりも所定クランク角(第2所定クランク角)θ13以上進角した所定時点、すなわちθ13以前の時点となるようにインジェクタ19を制御する。これによりエンジンオイルのダイリューションと燃焼室4での失火とを良好に防止することができる。なお、第1所定クランク角は、例えば50°(=230°−180°)であり、第2所定クランク角は、例えば60°(=360°−300°)である。
(6)インジェクタ19から噴射される燃料は、アルコールを含む燃料、すなわちアルコール燃料またはアルコールとガソリンの混合燃料である。このような燃料は、ガソリンに比べて気化率が低いため、失火やダイリューションが問題となりやすく、本実施形態の燃料噴射制御装置100を好適に適用することができる。
上記実施形態は種々の形態に変更することができる。以下、変形例について説明する。上記実施形態では、噴射制御部としてのインジェクタ制御部35が、圧縮行程のみで燃料を噴射する圧縮2段モードにおいて、圧縮行程で2回燃料を噴射させるようにしたが、3回以上燃料を噴射させるようにしてもよい。すなわち、圧縮行程における最初の噴射の開始時点が下死点BDCよりも遅角側の第1所定時点(図4のクランク角θ1相当)、つまり下死点BDCよりも後の時点となり、最後の噴射の終了時点が上死点TDCよりも進角側の第2所定時点(図4のクランク角θ4相当)、つまり上死点TDCよりも前の時点となるのであれば、噴射回数は上述したものに限らない。
上記実施形態では、燃焼室4に面してインジェクタ19を取り付けるようにしたが、燃料噴射部の構成(取り付け位置や姿勢等)は上述したものに限らない。上記実施形態では、クランク角センサ31により内燃機関としてのエンジン1の回転数Neを検出するようにしたが、回転数検出部の構成は上述したものに限らない。上記実施形態では、負荷センサ32によりエンジントルクTeを検出するようにしたが、負荷検出部の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態では、クランク角センサ31により検出されたエンジン回転数が第1所定回転数(所定値)Ne1より大きいとき、または、負荷センサ32により検出された負荷が第1所定値(所定値)Te1より大きいとき、吸圧2段モードまたは吸気単発モードで燃料を噴射するようにしたが、圧縮行程で複数回の噴射を行うモード以外であれば、他の噴射モードで燃料を噴射するようにしてもよい。上記実施形態では、アルコールを含む燃料を用いたが、他の燃料を用いることもできる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
1 エンジン、2 シリンダ、3 ピストン、4 燃焼室、19 インジェクタ、30 コントローラ、31 クランク角センサ、32 負荷センサ、35 インジェクタ制御部、100 燃料噴射制御装置

Claims (6)

  1. 気筒と、前記気筒の内壁に沿って摺動可能に配置されたピストンと、前記ピストンの上方の燃焼室に面して設けられた燃料噴射部と、を有する内燃機関における燃料噴射制御装置であって、
    前記燃料噴射部を制御する噴射制御部を備え、
    前記噴射制御部は、前記ピストンが下死点から上死点に至る圧縮行程で複数回の燃料の噴射を行うように前記燃料噴射部を制御するとともに、前記複数回の燃料の噴射のうちの最初の噴射の開始時点が前記下死点よりも遅角側の第1所定時点となり、最後の噴射の終了時点が前記上死点よりも進角側の第2所定時点となるように前記燃料噴射部を制御することを特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出部と、
    前記内燃機関の負荷を検出する負荷検出部と、さらに備え、
    前記噴射制御部は、前記回転数検出部により検出された回転数が所定値以下で、かつ、前記負荷検出部により検出された負荷が所定値以下であるとき、前記圧縮行程で複数回の噴射を行い、前記回転数検出部により検出された回転数が前記所定値より大きいとき、または、前記負荷検出部により検出された負荷が前記所定値より大きいとき、前記圧縮行程で複数回の噴射を行わないように前記燃料噴射部を制御することを特徴とする燃料噴射制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記第2所定時点は、前記上死点よりも所定クランク角以上進角した時点であり、該所定クランク角は、前記燃料の気化時間に基づいて予め定められることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記第1所定時点は、前記下死点よりも所定クランク角以上遅角した時点であり、該所定クランク角は、前記燃料噴射部から噴射される燃料の噴射方向に基づいて予め定められることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  5. 気筒と、前記気筒の内壁に沿って摺動可能に配置されたピストンと、前記ピストンの上方の燃焼室に面して設けられた燃料噴射部と、を有する内燃機関における燃料噴射制御装置であって、
    前記燃料噴射部を制御する噴射制御部を備え、
    噴射制御部は、前記ピストンが下死点から上死点に至る圧縮行程で複数回の燃料の噴射を行うように前記燃料噴射部を制御するとともに、前記複数回の燃料の噴射のうちの最初の噴射の開始時点が前記下死点よりも第1所定クランク角以上遅角した第1所定時点となり、最後の噴射の終了時点が前記上死点よりも第2所定クランク角以上進角した第2所定時点となるように前記燃料噴射部を制御するように構成されることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料噴射制御装置において、
    前記燃料は、アルコールを含むことを特徴とする燃料噴射制御装置。
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