JP2021050415A - 溶鋼中の水素濃度推定方法及び溶鋼の真空脱ガス精錬方法 - Google Patents
溶鋼中の水素濃度推定方法及び溶鋼の真空脱ガス精錬方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度を、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定することを特徴とする、溶鋼中の水素濃度推定方法。
[H]0=b1×W1+b2×W2+β ・・・(1)
ここで、(1)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、W1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、W2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、b1、b2は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、βは補正定数である。
[H]0=a1×w1+a2×w2+a3×w3+a4×w4+α ・・・(2)
ここで、(2)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、w1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w3は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w4は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、a1、a2、a3、a4は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、αは補正定数である。
真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度を、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定し、
更に、真空脱ガス精錬中の溶鋼中の水素濃度を、脱水素モデル式を用いて逐次推定し、脱水素モデル式で推定した水素濃度が目標水素濃度未満になった時点で真空脱ガス精錬を終了することを特徴とする、溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
[H]0=b1×W1+b2×W2+β ・・・(1)
ここで、(1)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、W1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、W2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、b1、b2は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、βは補正定数である。
[H]0=a1×w1+a2×w2+a3×w3+a4×w4+α ・・・(2)
ここで、(2)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、w1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w3は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w4は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、a1、a2、a3、a4は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、αは補正定数である。
[H]={[H]0−[H]e}×exp(−KH×t)+[H]e ・・・(3)
[H]e=10-(1905/T)-1.591×P1/2 ・・・(4)
ここで、(3)式において、[H]は、真空脱ガス精錬中の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、[H]0は、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定した、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、[H]eは、真空槽内の溶鋼界面での平衡水素濃度(質量ppm)、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、tは、真空脱ガス精錬の開始からの経過時間(min)であり、(4)式において、[H]eは、真空槽内の溶鋼界面での平衡水素濃度(質量ppm)、Tは、真空脱ガス精錬時の溶鋼温度(K)、Pは、真空槽内の圧力(atm)である。
KH=(Q/V)×{ak/(Q+ak)} ・・・(5)
Q=11.4×G1/3×D4/3×{ln(P1/P)}1/3/ρL ・・・(6)
ak=2500×DH 1/2×(G×10-3)1/2×dL/2 ・・・(7)
ここで、(5)式、(6)式及び(7)式において、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、Qは、真空槽への溶鋼環流量(m3/min)、Vは、真空脱ガス精錬対象の溶鋼の体積(m3)、akは、脱水素反応容量係数(m3/min)、Gは、環流用ガスの流量(NL/min)、Dは上昇側浸漬管の内径(m)、P1は、大気圧(atm)、Pは、真空槽内の圧力(atm)、ρLは、溶鋼の密度(ton/m3)、DHは、溶鋼中水素の拡散係数(m2/min)、dLは、真空槽の内径(m)である。
真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度を、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定し、
前記真空脱ガス精錬を、前記推定された真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度と真空脱ガス精錬後の溶鋼中の水素濃度の目標値とから得られる下記(8)式の条件を満たす時点で終了することを特徴とする、溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
t≧(1/KH)×ln{([H]0−[H]e)/([H]f−[H]e)}・・・(8)
ここで、(8)式において、tは、真空脱ガス精錬の開始からの経過時間(min)、[H]0は、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定した、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、[H]fは、真空脱ガス精錬後の溶鋼中の水素濃度の目標値(質量ppm)、[H]eは、真空槽内の溶鋼界面での平衡水素濃度(質量ppm)、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、lnは、自然対数である。
[H]0=b1×W1+b2×W2+β ・・・(1)
ここで、(1)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、W1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、W2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、b1、b2は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、βは補正定数である。
[H]0=a1×w1+a2×w2+a3×w3+a4×w4+α ・・・(2)
ここで、(2)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、w1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w3は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w4は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、a1、a2、a3、a4は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、αは補正定数である。
KH=(Q/V)×{ak/(Q+ak)} ・・・(5)
Q=11.4×G1/3×D4/3×{ln(P1/P)}1/3/ρL ・・・(6)
ak=2500×DH 1/2×(G×10-3)1/2×dL/2 ・・・(7)
ここで、(5)式、(6)式及び(7)式において、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、Qは、真空槽への溶鋼環流量(m3/min)、Vは、真空脱ガス精錬対象の溶鋼の体積(m3)、akは、脱水素反応容量係数(m3/min)、Gは、環流用ガスの流量(NL/min)、Dは上昇側浸漬管の内径(m)、P1は、大気圧(atm)、Pは、真空槽内の圧力(atm)、ρLは、溶鋼の密度(ton/m3)、DHは、溶鋼中水素の拡散係数(m2/min)、dLは、真空槽の内径(m)である。
ここで、(1)式において、b1、b2は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、βは補正定数である。
Ca(OH)2→CaO+2H+O ・・・(10)
焼成石灰非含有副原料については、焼成石灰非含有副原料の表面に付着した水分が、下記の(11)式の反応により溶鋼中に移動して溶鋼の水素濃度が上昇することによる。
本発明者らの調査の結果、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度([H]0;質量ppm)は、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における焼成石灰含有副原料及び焼成石灰非含有副原料の使用量を変数とする関数を用いることで、より精度良く推定できることがわかった。即ち、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計をw1(kg/ton)とし、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計をw2(kg/ton)とし、また、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計をw3(kg/ton)とし、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計をw4(kg/ton)とすると、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度([H]0;質量ppm)は、下記の(2)式で表されることがわかった。
ここで、(2)式において、a1、a2、a3、a4は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、αは補正定数である。
また、焼成石灰非含有副原料の添加量とは、焼成石灰含有副原料に該当しない副原料の、真空脱ガス精錬前に添加された添加量の総和である。CaOを成分として10質量%以上含有していても、遊離石灰を含有せず、焼成石灰含有副原料として選定されなかった副原料は、焼成石灰非含有副原料として扱えばよい。
d[H]/dt=−KH×([H]−[H]e) ・・・(3’)
ここで、(3)式及び(3’)式において、[H]は、真空脱ガス精錬中の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、[H]eは、真空槽内の溶鋼界面での平衡水素濃度(質量ppm)、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、tは、真空脱ガス精錬の開始からの経過時間(min)である。
ここで、(4)式において、Tは、真空脱ガス精錬時の溶鋼温度(K)、Pは、真空槽内の圧力(atm)である。溶鋼温度は、取鍋内の溶鋼に熱電対を浸漬させて測定される温度である。
ここで、(5)式において、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、Qは、真空槽への溶鋼環流量(m3/min)、Vは、真空脱ガス精錬対象の溶鋼の体積(m3)、akは、脱水素反応容量係数(m3/min)である。
ここで、(6)式において、Gは、環流用ガスの流量(NL/min)、Dは上昇側浸漬管の内径(m)、P1は、大気圧(atm)、Pは、真空槽内の圧力(atm)、ρLは、溶鋼の密度(ton/m3)である。
ここで、(7)式において、DHは、溶鋼中水素の拡散係数(m2/min)、Gは、環流用ガスの流量(NL/min)、dLは、真空槽の内径(m)である。
ここで、(8’)式において、tは、真空脱ガス精錬の開始からの経過時間(min)、[H]0は、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定した、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、[H]fは、真空脱ガス精錬後の溶鋼中の水素濃度の目標値(質量ppm)、[H]eは、真空槽内の溶鋼界面での平衡水素濃度(質量ppm)、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、lnは、自然対数である。
即ち、RH真空脱ガス装置1での真空脱ガス精錬において、前述した(4)式から求められる平衡水素濃度([H]e)、前述した(5)式〜(7)式から求められる脱水素速度定数(KH)、(1)式または(2)式から求められる真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度([H]0)、鋼種規格によって定められる真空脱ガス精錬後の溶鋼中の水素濃度の目標値([H]f)を、(8)式に随時入力して、溶鋼中水素濃度が目標水素濃度まで低下するのに要する真空脱ガス精錬の開始からの経過時間(t)を推定し、推定された経過時間(t)以上の処理時間、脱ガス精錬処理を行なってもよい。但し、生産効率の低下やコストの上昇を伴わないように、処理時間は推定された経過時間(t)の1.1倍を超えない時間とすることが好ましい。
◎;コスト削減大(水素測定プローブ不使用、且つ、短縮された精錬時間3分以上)
〇;コスト削減中(水素測定プローブ不使用、且つ、短縮された精錬時間1分以上3分未満)
△;コスト削減小(水素測定プローブ使用、且つ、短縮された精錬時間3分以上)
×;コスト削減無(水素測定プローブ使用、且つ、短縮された精錬時間3分未満、または、水素測定プローブ不使用、且つ、短縮された精錬時間1分未満)
2 取鍋
3 溶鋼
4 スラグ
5 真空槽
6 上部槽
7 下部槽
8 上昇側浸漬管
9 下降側浸漬管
10 環流用ガス吹き込み管
11 ダクト
12 原料投入口
13 上吹きランス
D 上昇側浸漬管の内径
dL 真空槽の内径
Claims (19)
- 減圧下で溶鋼中の水素を除去する真空脱ガス精錬が溶鋼に施される前の溶鋼中の水素濃度を推定する方法であって、
真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度を、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定することを特徴とする、溶鋼中の水素濃度推定方法。 - 前記製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数が、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計、のうちの少なくとも一つを変数として含む関数であることを特徴とする、請求項1に記載の溶鋼中の水素濃度推定方法。
- 前記製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数として、下記の(1)式を使用することを特徴とする、請求項1に記載の溶鋼中の水素濃度推定方法。
[H]0=b1×W1+b2×W2+β ・・・(1)
ここで、(1)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、W1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、W2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、b1、b2は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、βは補正定数である。 - 前記製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数として、下記の(2)式を使用することを特徴とする、請求項1に記載の溶鋼中の水素濃度推定方法。
[H]0=a1×w1+a2×w2+a3×w3+a4×w4+α ・・・(2)
ここで、(2)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、w1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w3は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w4は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、a1、a2、a3、a4は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、αは補正定数である。 - 前記焼成石灰含有副原料は遊離石灰を含有する副原料であることを特徴とする、請求項4に記載の溶鋼中の水素濃度推定方法。
- 過去の操業データを回帰分析することによって前記影響係数及び前記補正定数のうちの少なくとも1つを決定することを特徴とする、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の溶鋼中の水素濃度推定方法。
- 溶鋼を減圧下で精錬して溶鋼中の水素を除去する溶鋼の真空脱ガス精錬方法であって、
真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度を、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定し、
更に、真空脱ガス精錬中の溶鋼中の水素濃度を、脱水素モデル式を用いて逐次推定し、脱水素モデル式で推定した水素濃度が目標水素濃度未満になった時点で真空脱ガス精錬を終了することを特徴とする、溶鋼の真空脱ガス精錬方法。 - 前記製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数が、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計、のうちの少なくとも一つを変数として含む関数であることを特徴とする、請求項7に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
- 前記製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数として、下記の(1)式を使用することを特徴とする、請求項7に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
[H]0=b1×W1+b2×W2+β ・・・(1)
ここで、(1)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、W1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、W2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、b1、b2は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、βは補正定数である。 - 前記製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数として、下記の(2)式を使用することを特徴とする、請求項7に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
[H]0=a1×w1+a2×w2+a3×w3+a4×w4+α ・・・(2)
ここで、(2)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、w1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w3は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w4は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、a1、a2、a3、a4は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、αは補正定数である。 - 前記焼成石灰含有副原料は遊離石灰を含有する副原料であることを特徴とする、請求項10に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
- 過去の操業データを回帰分析することによって前記影響係数及び前記補正定数のうちの少なくとも1つを決定することを特徴とする、請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
- 前記脱水素モデル式として、下記の(3)式及び(4)式を使用することを特徴とする、請求項7から請求項12のいずれか1項に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
[H]={[H]0−[H]e}×exp(−KH×t)+[H]e ・・・(3)
[H]e=10-(1905/T)-1.591×P1/2 ・・・(4)
ここで、(3)式において、[H]は、真空脱ガス精錬中の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、[H]0は、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定した、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、[H]eは、真空槽内の溶鋼界面での平衡水素濃度(質量ppm)、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、tは、真空脱ガス精錬の開始からの経過時間(min)であり、(4)式において、[H]eは、真空槽内の溶鋼界面での平衡水素濃度(質量ppm)、Tは、真空脱ガス精錬時の溶鋼温度(K)、Pは、真空槽内の圧力(atm)である。 - 前記真空脱ガス精錬は、RH真空脱ガス装置における真空脱ガス精錬であって、前記脱水素速度定数(KH)を、下記の(5)式、(6)式及び(7)式を使用して決定することを特徴とする、請求項13に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
KH=(Q/V)×{ak/(Q+ak)} ・・・(5)
Q=11.4×G1/3×D4/3×{ln(P1/P)}1/3/ρL ・・・(6)
ak=2500×DH 1/2×(G×10-3)1/2×dL/2 ・・・(7)
ここで、(5)式、(6)式及び(7)式において、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、Qは、真空槽への溶鋼環流量(m3/min)、Vは、真空脱ガス精錬対象の溶鋼の体積(m3)、akは、脱水素反応容量係数(m3/min)、Gは、環流用ガスの流量(NL/min)、Dは上昇側浸漬管の内径(m)、P1は、大気圧(atm)、Pは、真空槽内の圧力(atm)、ρLは、溶鋼の密度(ton/m3)、DHは、溶鋼中水素の拡散係数(m2/min)、dLは、真空槽の内径(m)である。 - 当該真空脱ガス精錬よりも以前の真空脱ガス精錬中に溶鋼の水素濃度を測定し、測定した水素濃度から水素濃度の経時変化を求め、求めた水素濃度の経時変化に基づいて脱水素速度定数(KH)を予め決定しておき、予め決定した脱水素速度定数(KH)を用いて真空脱ガス精錬中の溶鋼中の水素濃度を逐次推定することを特徴とする、請求項13に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
- 溶鋼を減圧下で精錬して溶鋼中の水素を除去する溶鋼の真空脱ガス精錬方法であって、
真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度を、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定し、
前記真空脱ガス精錬を、前記推定された真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度と真空脱ガス精錬後の溶鋼中の水素濃度の目標値とから得られる下記(8)式の条件を満たす時点で終了することを特徴とする、溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
t≧(1/KH)×ln{([H]0−[H]e)/([H]f−[H]e)}・・・(8)
ここで、(8)式において、tは、真空脱ガス精錬の開始からの経過時間(min)、[H]0は、真空脱ガス精錬に先立つ製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数を用いて推定した、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、[H]fは、真空脱ガス精錬後の溶鋼中の水素濃度の目標値(質量ppm)、[H]eは、真空槽内の溶鋼界面での平衡水素濃度(質量ppm)、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、lnは、自然対数である。 - 前記製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数として、下記の(1)式を使用することを特徴とする、請求項16に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
[H]0=b1×W1+b2×W2+β ・・・(1)
ここで、(1)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、W1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、W2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの副原料の添加量の合計(kg/ton)、b1、b2は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、βは補正定数である。 - 前記製鋼精錬工程における副原料の使用量を変数とする関数として、下記の(2)式を使用することを特徴とする、請求項16に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
[H]0=a1×w1+a2×w2+a3×w3+a4×w4+α ・・・(2)
ここで、(2)式において、[H]0は、真空脱ガス精錬前の溶鋼中の水素濃度(質量ppm)、w1は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w2は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w3は、転炉または電気炉における精錬での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、w4は、転炉出鋼または電気炉出鋼から真空脱ガス精錬開始前までの製鋼精錬工程での溶鋼単位質量当たりの焼成石灰非含有副原料の添加量の合計(kg/ton)、a1、a2、a3、a4は、個々の副原料の種類や管理状態によって決まる影響係数、αは補正定数である。 - 前記真空脱ガス精錬は、RH真空脱ガス装置における真空脱ガス精錬であって、前記脱水素速度定数(KH)を、下記の(5)式、(6)式及び(7)式を使用して決定することを特徴とする、請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の溶鋼の真空脱ガス精錬方法。
KH=(Q/V)×{ak/(Q+ak)} ・・・(5)
Q=11.4×G1/3×D4/3×{ln(P1/P)}1/3/ρL ・・・(6)
ak=2500×DH 1/2×(G×10-3)1/2×dL/2 ・・・(7)
ここで、(5)式、(6)式及び(7)式において、KHは、真空脱ガス精錬における脱水素速度定数(1/min)、Qは、真空槽への溶鋼環流量(m3/min)、Vは、真空脱ガス精錬対象の溶鋼の体積(m3)、akは、脱水素反応容量係数(m3/min)、Gは、環流用ガスの流量(NL/min)、Dは上昇側浸漬管の内径(m)、P1は、大気圧(atm)、Pは、真空槽内の圧力(atm)、ρLは、溶鋼の密度(ton/m3)、DHは、溶鋼中水素の拡散係数(m2/min)、dLは、真空槽の内径(m)である。
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