JP2021047326A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】防滴領域を形成しつつ、小型の電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、被収納物501、502を収納可能な収納部401、402と、収納部401、402に収納された被収納物501,502を覆う蓋部材300と、蓋部材300に設けられた回転軸303と、回転軸303をスライド可能に支持するベース部材301と、スライド可能な蓋部材300を第1の位置または第2の位置に保持するように回転軸303を付勢する付勢部材305とを備え、蓋部材300と付勢部材305は、蓋部材300のスライド方向に沿って配置されており、付勢部材305は、ベース部材301に固定されている。【選択図】図9

Description

本発明は、スライド開閉蓋を有する電子機器に関する。
デジタルカメラなどの撮像装置(電子機器)では、屋外での使用時に水滴などが撮像装置の内部に侵入することを防ぐため、防滴機能を備えるものがある。従来、記録媒体(メモリカード)を着脱可能な撮像装置には、メモリカードを収納する収納部(カードスロット)を保護するカード蓋が設けられている。このようなカード蓋の開閉機構としては、開閉の容易さ等の理由からスライド式を採用しているものが多い。
特許文献1には、スライド式のカード蓋において、シール部材をスライド方向に沿って徐々に高くなる斜面に取り付け、カード蓋がスライド方向に移動したとき、シール部材が擦れて劣化し、防滴性能が低下することを防ぐ開閉構造が開示されている。特許文献2には、スライド式のカード蓋において、カード蓋付近に弾性部材を配置し、カード蓋が閉じたときカード蓋が弾性部材に押し付けられ防滴を実現した電子機器が開示されている。
特開2009−265381号公報 特開2015−145905号公報
しかしながら、特許文献1に開示された開閉構造では、防滴クッションが一部途切れている箇所があるため、浸水の可能性がある。特許文献2に開示された電子機器では、防滴領域が形成されているため浸水の可能性はないが、電子機器の本体サイズを小さくする際にカード蓋の内側の構成部品が複数あるため小型化が難しい。また特許文献2に開示された電子機器では、静電気対策として、カード蓋ユニット内において最大の金属部品であるクリックプレートが金属シャフト経由でGND部へ接続されているため、シャフトのガタなどにより導通が不安定になる可能性がある。
そこで本発明は、防滴領域を形成しつつ、電気的に安定した構造を有する小型の電子機器を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての電子機器は、被収納物を収納可能な収納部と、前記収納部に収納された前記被収納物を覆う蓋部材と、前記蓋部材に設けられた回転軸と、前記回転軸をスライド可能に支持するベース部材と、スライド可能な前記蓋部材を第1の位置または第2の位置に保持するように前記回転軸を付勢する付勢部材とを備え、前記蓋部材と前記付勢部材は、前記蓋部材のスライド方向に沿って配置されており、前記付勢部材は、前記ベース部材に固定されている。
本発明の他の側面としての電子機器は、被収納物を収納可能な収納部と、前記収納部に収納された前記被収納物を覆う蓋部材と、前記蓋部材に設けられた回転軸と、前記回転軸をスライド可能に支持するベース部材と、スライド可能な前記蓋部材を第1の位置または第2の位置に保持するように前記回転軸を付勢する付勢部材と、前記付勢部材の少なくとも一部を覆うように配置されたカバー部材とを備え、前記ベース部材は、非導電性部材であり、前記カバー部材は、導電性部材であり、前記付勢部材は、前記カバー部材を経由して金属部品に接続されている。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、防滴領域を形成しつつ、電気的に安定した構造を有する小型の電子機器を提供することができる。
本実施形態における撮像装置の斜視図である。 本実施形態における撮像装置の分解斜視図である。 本実施形態における撮像装置の側面図である。 本実施形態における撮像装置のカード蓋を開いた状態を示す側面図である。 本実施形態におけるカード蓋ユニットの分解斜視図である。 本実施形態におけるカード蓋ユニットのカード蓋を閉じた状態を示す外観図および断面図である。 本実施形態におけるカード蓋ユニットのカード蓋をスライドさせた状態を示す外観図および断面図である。 本実施形態におけるカード蓋ユニットのカード蓋を開いた状態を示す外観図および断面図である。 本実施形態における撮像装置の断面図である。 本実施形態におけるカード蓋ユニットのカード蓋を閉じた状態を示す外観図および断面図である。 本実施形態における撮像装置の側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[撮像装置の説明]
まず、図1を参照して、本実施形態における撮像装置(電子機器)1について説明する。なお本実施形態は、電子機器としてデジタルカメラなどの撮像装置について説明するが、これに限定されるものではなく、撮像装置以外の電子機器にも広く適用可能である。
図1は撮像装置1の斜視図であり、図1(a)は前面から見た図、図1(b)は背面から見た図をそれぞれ示す。撮像装置1は、不図示の交換レンズ(レンズ装置)が着脱可能なカメラ本体である。すなわち本実施形態は、カメラ本体と交換レンズとからなるカメラシステムであるが、これに限定されるものではなく、カメラ本体とレンズ装置とが一体的に構成された撮像装置にも適用可能である。
表示部101は、撮像装置1の背面に設けられた表示部であり、画像や各種情報を表示する。表示部101はタッチパネルを備え、表示部101の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。ファインダー外表示部102は、撮像装置1の上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りなどの撮像装置1の様々な設定値を表示する。シャッターボタン103は、撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ104は、各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー105は、外部機器との接続ケーブルと撮像装置1とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル106は、回転操作部材である。メイン電子ダイヤル106を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等を行うことができる。電源スイッチ107は、撮像装置1の電源のON/OFFを切り替える操作部材である。第2のダイヤル操作部材としてのサブ電子ダイヤル108は、回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行うことができる。
撮像装置1の背面には、マルチコントローラ109が配置されている。マルチコントローラ109は、キートップの押し込み操作に加えて、キートップ倒し方向の操作による入力が可能である。キートップ倒し方向の操作は、上下左右に加え、斜め方向も含む8方向の操作が可能である。マルチコントローラ109は、主に、選択枠の移動や各メニューにおける選択などを行える。
第3のダイヤル操作部材としての背面電子ダイヤル110は、回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行うことができる。背面電子ダイヤル110は、撮像装置1の背面に配置されることにより、表示部101に撮影画像を再生させながら直観的に操作しやすく、撮像装置1を縦に構えた際にも操作しやすい配置になっている。背面電子ダイヤル110の中央部には、SETボタン111が設けられている。SETボタン111は、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。動画ボタン112は、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。AEロックボタン113は、撮影待機状態で押下することにより、露出状態を固定することができる。
拡大ボタン114は、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON/OFFを切り替えるための操作ボタンである。拡大ボタン114を押して拡大モードをONにしてからメイン電子ダイヤル106を操作することにより、ライブビュー(LV)画像の拡大、縮小を行うことができる。拡大ボタン114は、再生モードにおいて、再生画像を拡大し、拡大率を増加させる。
再生ボタン115は、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン115を押下することで再生モードに移行し、後述する記録カード5に記録された画像のうち最新の画像を表示部101に表示させることができる。メニューボタン116は、押下操作により、各種の設定可能なメニュー画面を表示部101に表示させる。ユーザは、表示部101に表示されたメニュー画面に合わせて、タッチ操作、マルチコントローラ109、または、背面電子ダイヤル110とSETボタン111を用いて、直感的に各種設定を行うことができる。
マウント部123には、不図示の交換レンズが装着可能である。通信端子117は、マウント部123の内側に設けられており、撮像装置1が交換レンズと通信を行うための通信端子である。ファインダー118は、接眼部である。本実施形態において、ファインダー118は、電子ビューファインダー(EVF)で構成されている。ユーザは、ファインダー118を覗きこむことで、内部に表示された映像を視認することができる。接眼検知窓119は、ファインダー118にユーザが接眼しているか否かを検知する接眼検知センサ(検知手段)である。グリップ部120は、ユーザが撮像装置1を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部であり、グリップ前面部からグリップ背面部にわたって手にフィットしやすい形状にし、滑りにくいようにラバー部材が設けられている。
カード蓋300は、記録カード5を格納するスロットを保護する蓋部材(後述の収納部に収納された被収納物を覆う蓋部材)である。カード蓋300は、グリップ部120内のユーザの手の平が当たる部分に設けられており、撮像装置1のサイズの制約や操作性を考慮した上で、その位置およびサイズが決定されている。
次に、図2を参照して、撮像装置1の内部構成について説明する。図2は、撮像装置1の分解斜視図である。撮像装置1の背面カバーおよび後述するカード蓋ユニット3を取り外した状態を示している。
撮像装置1の内部には、主基板4が配置されている。主基板4には、画像処理システムIC400が実装されている。画像処理システムIC400は、比較的サイズが大きいため、主基板4上のレイアウトが制約される。本実施形態では、主基板4上の画像処理システムIC400の横のグリップ側には、種類の異なる2つのカードスロットが取り付けられている。すなわち、撮像装置1の背面側には第1カードスロット(収納部)401が取り付けられており、撮像装置1の前面側には第2カードスロット(収納部)402が取り付けられている。本実施形態において、第1カードスロット401は第1のカード(XQDカードまたはCFエクスプレスカード)501が挿入されるスロットであり、第2カードスロット402は第2のカード(SDカード)502が挿入されるスロットである。ただし本実施形態において、メモリカードの種類はこれに限定されるものではなく、シングルスロット、同種のダブルスロット、または、その他の組み合わせのスロットなどでもよい。なお本実施形態において、第1のカード501および第2のカード502により記録カード5が構成されるが、これに限定されるものではない。また本実施形態において、第1のカード501および第2のカード502は、第1カードスロット401および第2カードスロット402にそれぞれ収納可能な被収納物であるが、これに限定されるものではない。
第1カードスロット401には、イジェクトボタン401aが設けられており、第1カードスロット401に第1のカード501(図4参照)が挿入されると、レバー401bが回動し、イジェクトボタン401aが図2中の右側の突出方向へ移動する。一方、イジェクトボタン401aを押し込むと、先ほどとは逆方向にレバー401bが回動し、第1のカード501が外側へ押し出される。
画像処理システムIC400の配置の制約により、第1カードスロット401は、撮像装置1の幅方向の位置が制約される場合がある。主基板4の撮像装置1の前面側には、電池収納部124が配置されている。カード蓋ユニット3が無い状態では、電池収納部124の一部が露出している。
次に、図3を参照して、カード蓋ユニット3の構成について説明する。図3は撮像装置1の側面図であり、図3(a)は撮像装置1の右側(グリップ部120側)から見た図、図3(b)は図3(a)に示される撮像装置1からグリップ部120のフロントラバー121を取り外した状態の図をそれぞれ示す。
図3(b)に示されるように、フロントラバー121を取り外すと、撮像装置1のメインベース部材122、および、カード蓋300とカード蓋300の支持部とからなるカード蓋ユニット3の一部が露出する。カード蓋ユニット3のうち露出部は、カード蓋300を移動可能に支持するための蓋ベース部材(ベース部材)301とグリップ時にフロントラバー121の沈み込みを規制しつつ内部構成を保護するための内カバー(カバー部材)302である。メインベース部材122とカード蓋ユニット3は、フロントラバー121の形状に対応して外観面より一段凹の形状となっている。
次に、図4を参照して、カード蓋300の内部について説明する。図4は、撮像装置1の右側(グリップ部120側)から見た側面図であり、カード蓋300を開いた状態を示している。図4は、第1カードスロット401に第1のカード501、第2カードスロット402に第2のカード502がそれぞれ挿入された状態を示している。第1のクッション307および第2のクッション308は、収容された第1のカード501と第2のカード502、および、イジェクトボタン401aを囲むように配置されている。蓋ベース部材301には、組み付け用に溝が設けられており、その溝内に第1のクッション307および第2のクッション308が両面テープで固定されている。
次に、図5乃至図8を参照して、本実施形態におけるカード蓋ユニット3の構成および動作について説明する。図5は、カード蓋ユニット3の分解斜視図である。図6(a)は、カード蓋ユニット3のカード蓋300を閉じた状態(カード蓋300が第1の位置にある状態)を示す外観図、図6(b)は、図6(a)中の線S2−S2に沿って切断した断面図である。図7(a)は、カード蓋ユニット3のカード蓋300をスライドさせた状態(カード蓋300が開き可能な第2の位置にある状態)を示す外観図、図7(b)は、図7(a)中の線S3−S3に沿って切断した断面図である。図8(a)は、カード蓋ユニット3のカード蓋300を開いた状態を示す外観図、図8(b)は、図8(a)中の線S4−S4に沿って切断した断面図である。
カード蓋300は、樹脂部品であり、記録カード5を格納するスロット(第1カードスロット401、第2カードスロット402)を保護するための蓋である。カード蓋300の外観面は閉じた状態でグリップ部120の一部を形成するとともに、カード蓋300の内面側は第1カードスロット401および第2カードスロット402へ水滴が入らないように防滴機能を有する。カード蓋300内面側には防滴リブ300aがコの字型に設けられ、防滴リブ300aの天面はスライド方向に対して傾斜しており、第1のクッション307および第2のクッション308に対してスライド操作により緩やかにチャージされる構成となっている。カード蓋300の外観面は、強度上余裕がある場合、その外観面に凹を設けゴム部材を貼るなどして、グリップ性や操作性の向上を図っても良い。
蓋ベース部材301は、カード蓋300を支持する土台となる部品であり、蓋ベース部材301は、シャフト303をスライド可能に支持するように構成されている。また蓋ベース部材301は、樹脂などの非導電性部材からなる。蓋ベース部材301は、二色成形を行い、部分的にエラストマのリブ301eなどを設け、他部品と接触させることで合わせ部の防滴を行っている。リブリブ301eは、蓋ベース部材301の外周に沿って部分的に設けられている。蓋ベース部材301の長孔301aは、カード蓋300に設けられた(カード蓋300に挿通された)シャフト(回転軸)303をスライド可能に支持している。蓋ベース部材301は、長孔301aからの浸水を考慮し、防滴性能を実現するため、クリックプレート(付勢部材)305を撮像装置1の外観面側から組み込むように構成され、蓋ベース部材301は外観側に向かって開口している。蓋ベース部材301の開口部内(クリックプレート305を収納する蓋ベース部材301の空間301h)には、クリックプレート305を固定するためのビス座301fが設けられている。カード蓋300を閉じた際には、カード蓋300の内側に設けられた不図示の突起部が蓋ベース部材301の係合部301bに入ることで、カード蓋300の開きが規制される。
ストッパー304は、シャフト303の抜け止めであり樹脂部品と両面テープとで構成される。組み立ての際には、蓋ベース部材301にカード蓋300を置き、開き位置に合わせた状態で組立孔301cからシャフト303を通す。カード蓋300にシャフト303を挿した後にシャフト303が不用意に抜けないように、カード蓋300にストッパー304が貼り付けられる。組立孔301cは、底面カバー6の二色成形によって形成されたエラストマのボスが入り込むことで防滴される。
クリックプレート305は、バネ性を持つ金属板からなる付勢部材であり、スライド可能なカード蓋300を第1の位置(カード蓋300が開く位置)または第2の位置(カード蓋300が閉じる位置)に保持するようにシャフト303を付勢する。クリックプレート305は、ビス座301f側の一端がビス締結によって蓋ベース部材301に固定されている。クリックプレート305の固定部は蓋内に設けられることが多いが、本実施形態では撮像装置1の幅寸法を抑えるため、クリックプレート305は蓋ベース部材301に固定されている。
クリックプレート305の他端は、シャフト303との接触部であり、閉じ規制谷部305aおよび開き規制谷部305bが形成されている。閉じ規制谷部305aは、カード蓋300のスライド開状態から中間部305cにおいて、シャフト303に係合している。カード蓋300 が中間部305cから閉状態にスライドするとき、シャフト303は 閉じ規制谷部305aから離脱し、閉状態になったときシャフト303は開き規制谷部305bに係合する。このような係合と離脱により、カード蓋300の開き位置と閉じ位置の各ポジションでの保持と、スライド時のクリック感を出すようになっている。なお、本動作については、図6乃至図8を参照して後述する。
クリックプレート305の中央部には、内カバー302および後述するGNDプレート309を固定するためのビス座301gを通すための貫通孔305dが形成されている。クリックプレート305に貫通孔305dを形成することにより、内カバー302の中央をバランスよく固定することができるようになっている。
蓋開きバネ306は、捩りコイルばねであり、シャフト303に挿通され、カード蓋300内側で支持される。蓋開きバネ306の腕部(固定腕部および可動腕部)は、組み付け状態でカード蓋300と蓋ベース部材301に接触しチャージされた状態となる。カード蓋300がスライドされ開き位置に保持され、蓋ベース部材301の係合部301bの規制状態が解除されると、蓋開きバネ306の付勢力により、カード蓋300が開かれ、記録カード5の着脱を行うことが可能となる。
内カバー302は、アルミニウム合金の板などの導電性部材であり、クリックプレート305の少なくとも一部を覆うように配置されている。内カバー302は、ビス311を締めることでクリックプレート305と共締めされ、ビス312を締めることでGNDプレート309と共締めされ、蓋ベース部材301に固定される。このように本実施形態において、クリックプレート305の固定位置(ビス311の位置)とGNDプレート309の固定位置(ビス312の位置)は、カード蓋300のスライド方向に対してずれて配置されている。なお本実施形態では、導電性、強度、および、重量を考慮して、内カバー302をアルミニウム合金の板で構成しているが、強度上問題無ければその他の導電材料を使用してもよい。
第1のクッション307および第2のクッション308は、防滴構造のために必要なクッション部材であり、第1カードスロット401および第2カードスロット402のための開口301dを取り囲むように配置され、蓋ベース部材301に貼り付けられている。カード蓋300が閉じられ、クリックプレート305で引き込まれた状態になると、カード蓋300の防滴リブ300aおよびカード蓋端部300bは、第1のクッション307および第2のクッション308に押し付けられる。これにより、記録カード5の収納部への浸水を防止することができる。第1のクッション307および第2のクッション308は、組立作業性を簡易にするために2体化されており、その貼り合わせ部は防滴に影響の無い隙間になるように設計されている。本実施形態では、第1のクッション307と第2のクッション308は2体化しているが、これに限定されるものではなく、一体化したクッションでも同等以上の防滴性能を確保することができる。
次に、図6乃至図8を参照して、カード蓋300のスライドから開くまでの動作を説明する。図6(a)、(b)に示されるように、カード蓋300を閉じた状態において、クリックプレート(付勢部材)305の開き規制谷部305bの斜面は、シャフト303を図6(b)中の右方向のカード蓋300の閉じ方向Aへ付勢している。このためカード蓋300は、カード蓋300の先端部の内壁が蓋ベース部材301に突き当たる位置まで引き寄せられる。
図7(a)、(b)に示されるように、カード蓋300が開き可能な位置にスライドさせた状態で、クリックプレート305の閉じ規制谷部305aの斜面は、シャフト303を図7(a)、(b)中の左方向のカード蓋300の開き方向B、Cへ付勢している。シャフト303は、蓋ベース部材301の長孔301aで規制されているため、長孔301aの端に突き当たった状態となる。そしてカード蓋300は、図8(a)、(b)に示されるように、シャフト303を回動軸とし、蓋開きバネ306の付勢力により方向Dに回転して開いた状態となる。
図9は、図3(a)中の線S1−S1に沿って切断した撮像装置1の断面図であり、記録カード5が挿入された状態を示している。グリップ部120は、マウント部123から被写体側へ遠ざかるにつれて開くように(矢印Eの方向に)傾斜している。これは、小型化した撮像装置1に外形の大きなレンズがついた場合でもグリップ時の指が入りやすくするためであり、適度にグリップできる傾斜になっている。グリップ部120の内側には電池収納部124が設けられており、グリップ部120の傾斜に合わせて電池収納部124も(矢印Fの方向に)傾斜してレイアウトされている。カード蓋ユニット3の蓋ベース部材301の一部301aは、電池収納部124の壁の一部を形成している。
電池収納部124の内側の空間には、不図示のシャッタユニットや撮像素子ユニットが配置されている。前述したように、クリックプレート305は、カード蓋300と、カード蓋300のスライド方向に沿って配置されており、クリックプレート305の固定端はカード蓋300から離れた部分に設けられている。蓋ベース部材301のクリックプレート305の固定部は、内カバー302とクリックプレート305がビス締め可能な最小の厚みが確保されている。
電池収納部124を傾斜したことにより生まれる空間も蓋ベース部材301で活用しており、クリックプレート305が変位可能な空間の確保と電池収納部124との隔壁で活用している。電池収納部124を傾斜させた空間を活用し、クリックプレート305とカード蓋300を並べて配置することにより、カード蓋ユニット3の厚さを薄くすることができ、撮像装置1の幅寸法を小さくすることが可能となる。
GNDプレート309は金属部品であり、比較的大きな金属部品であるクリックプレート305およびシャフト303を撮像装置1の電位の基準となるGND(グラウンド)へ接続するための板金である。クリックプレート305およびシャフト303をGNDへ接続させることにより、帯電を防ぎ、第1カードスロット401、第2カードスロット402、および、記録カード5への二次放電の可能性を低減することができる。なお、その経路については後述する。
次に、図10および図11を参照して、本実施形態のGNDプレート309について説明する。図10(a)はカード蓋300が閉じた状態を示す外観図である。図10(b)は、図10(a)中の線S5−S5に沿って切断した断面図である。図11は、撮像装置1の右側(グリップ部120側)から見た側面図であり、説明のため、フロントラバー121、内カバー302、および、固定用のビスを取り外した状態を示している。
図10(b)に示されるように、蓋ベース部材301には、カード蓋300のスライド方向に対して2列のビス座301f、ビス座301gが設けられている。ビス座301fはクリックプレート305の固定のために設けられており、ビス座301gはGNDプレート309を固定するために設けられている。ビス座301f、301gにおいて内カバー302は共にビス締めされ2点でとめることで、浮きや変形が発生しないように構成されている。カード蓋300のスライド方向に対してビス止め部をビス座301f、301gと分けることで、共締めの部品が増え、ユニット厚みが増えないようにしている。図10および図11に示されるように、カード蓋ユニット3に組み付けられたGNDプレート309は、共締め部309aとは異なる他端に設けられた接触部309bがユニット状態で露出している。
図11に示されるように、カード蓋ユニット3が組み付けられた状態では、接触部309bはメインベース部材122により覆われて板厚方向にチャージされ、2つの部品が一定の接圧で接触する。このため、電気的に安定した導通経路を確保することができる。
このように本実施形態の電子機器(撮像装置1)において、蓋部材(カード蓋300)と付勢部材(クリックプレート305)は、蓋部材のスライド方向に沿って配置されており、付勢部材は、ベース部材(蓋ベース部材301)に固定されている。好ましくは、蓋部材と付勢部材は、蓋部材のスライド方向と略平行に並べて配置されている。ここで、略平行とは、厳密に平行である場合だけでなく、実質的に平行であると評価される場合を含む意味である。
また本実施形態の電子機器において、ベース部材は非導電性部材であり、カバー部材(内カバー302)は導電性部材であり、付勢部材は、カバー部材を経由して金属部品(メインベース部材122)に接続されている。好ましくは、ベース部材は、樹脂からなる。また好ましくは、電子機器は、導通のための金属部品(GNDプレート309)を備える。付勢部材の固定位置(ビス311の位置)と金属部品の固定位置(ビス312の位置)は、蓋部材のスライド方向に対してずれて配置されており、付勢部材と金属部材は、カバー部材と接して固定されている。また好ましくは、付勢部材(の可動域)には、貫通孔(305d)が形成されている。
好ましくは、第1の位置は蓋部材が閉じた状態の位置であり、第2の位置は蓋部材が開き可能な状態の位置である。また好ましくは、被収納物は記録カード5であり、蓋部材はカード蓋300である。また好ましくは、電子機器は、電池を収納可能な電池収納部124を有し、電池収納部は、蓋部材のスライド方向に対して傾いて(図9中の矢印Fのように傾いて)配置されている。より好ましくは、付勢部材を収納するベース部材の空間301hと電池収納部は、隔離されている(図9)。
本実施形態によれば、防滴領域を形成しつつ、小型の撮像装置(電子機器)を提供することができる。または本実施形態によれば、防滴領域を形成しつつ電気的に安定した構造を有する撮像装置(電子機器)を提供することができる。また本実施形態の撮像装置は、カード蓋の操作性を維持することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 撮像装置(電子機器)
300 カード蓋(蓋部材)
301 蓋ベース部材(ベース部材)
303 シャフト(回転軸)
305 クリックプレート(付勢部材)

Claims (10)

  1. 被収納物を収納可能な収納部と、
    前記収納部に収納された前記被収納物を覆う蓋部材と、
    前記蓋部材に設けられた回転軸と、
    前記回転軸をスライド可能に支持するベース部材と、
    スライド可能な前記蓋部材を第1の位置または第2の位置に保持するように前記回転軸を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記蓋部材と前記付勢部材は、前記蓋部材のスライド方向に沿って配置されており、
    前記付勢部材は、前記ベース部材に固定されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記蓋部材と前記付勢部材は、前記蓋部材の前記スライド方向と平行に並べて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 被収納物を収納可能な収納部と、
    前記収納部に収納された前記被収納物を覆う蓋部材と、
    前記蓋部材に設けられた回転軸と、
    前記回転軸をスライド可能に支持するベース部材と、
    スライド可能な前記蓋部材を第1の位置または第2の位置に保持するように前記回転軸を付勢する付勢部材と、
    前記付勢部材の少なくとも一部を覆うように配置されたカバー部材と、を備え、
    前記ベース部材は、非導電性部材であり、
    前記カバー部材は、導電性部材であり、
    前記付勢部材は、前記カバー部材を経由して金属部品に接続されていることを特徴とする電子機器。
  4. 前記ベース部材は、樹脂からなることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 導通のための金属部品を更に備え、
    前記付勢部材の固定位置と前記金属部品の固定位置は、前記蓋部材のスライド方向に対してずれて配置されており、
    前記付勢部材と前記金属部品は、前記カバー部材と接して固定されていることを特徴とする請求項3または4に記載の電子機器。
  6. 前記付勢部材には、貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記第1の位置は、前記蓋部材が閉じた状態の位置であり、
    前記第2の位置は、前記蓋部材が開き可能な状態の位置であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記被収納物は、記録カードであり、
    前記蓋部材は、カード蓋であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 電池を収納可能な電池収納部を更に有し、
    前記電池収納部は、前記蓋部材の前記スライド方向に対して傾いて配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 前記付勢部材を収納する前記ベース部材の空間と前記電池収納部は、隔離されていることを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
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